JPH10257097A - 広帯域デジタル無線システムにおける通信方法及び広帯域デジタル無線通信端末 - Google Patents

広帯域デジタル無線システムにおける通信方法及び広帯域デジタル無線通信端末

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JPH10257097A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチパスフェージングによって回線品質が
頻繁に変わり、また、音声やデータ等多様な通信需要を
同じ広帯域チャネルを共用して伝送する室内無線通信シ
ステムでは、回線品質の不安定性と多様な通信需要に柔
軟に対応できない。 【解決手段】 広帯域チャネル207を複数の狭帯域チ
ャネル209に分割して、それぞれの誤り率を常に監視
し、送信条件を独立に設定することによって通信需要と
回線品質の変化に敏感に反応して狭帯域チャネルを制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は数Mbps以上の広
帯域デジタル無線通信、特に無線LANのような室内シ
ステムのための伝送方式と送受信回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の室内無線システムでは伝搬環境
(特に壁、天井、床、什器など)の条件によって、送信
された無線信号が強く反射されて複数の異なる経路を通
って受信されることが一般的に避けられない。図12は
室内での電波伝搬の様子を示す図である。端末1210
から放射された電波は複数の経路(パス)を通って端末
1212に受信される。経路1201の信号は反射され
ずに直接に受信される(「直送信号」という)が、経路
1202の信号は1回、経路1203の信号は2回反射
されてから受信されている(「マルチパス信号」とい
う)。異なる経路を通って受信された信号は相互に位相
が異なるために、搬送波間で干渉が発生し、図13に示
されるように、特定の周波数において信号電力が急激に
減少する周波数選択フェージングと呼ばれる現象が生じ
る。
【0003】ミリ波伝送下(30〜300GHz)と準
マイクロ波伝送下(2.4GHz)では、この影響の現
れが顕著に異なる。搬送波がミリ波の場合は、準マイク
ロ波の場合に比較して同じ距離を伝搬した場合であって
も減衰の程度が大きい。そのため、準マイクロ波の場合
は空間中で何度も反射を繰り返したマルチパス信号であ
っても十分な強度を保ち干渉を生ずる結果、干渉を生じ
る経路同士の距離差は広く分布するのに対して、ミリ波
の場合においては干渉を生じる経路同士の距離差が限ら
れた範囲に集中する。この結果、周波数選択フェージン
グの影響は、準マイクロ波の場合では使用している周波
数帯域で全般に生じるに対し、ミリ波の場合では、図1
3に示したように使用している周波数帯域の一部の周波
数帯域で強く生じることになる。
【0004】更に、本発明の対象とする数メガシンボル
/秒以上のシンボル伝送レートが要求される広帯域通信
においてはシンボル間干渉(ISI,Inter-Symbol Inte
ference)の問題が生じる。信号が高速伝送されるた
め、マルチパス信号の遅延が無視できなくなるためであ
る。図14に示したように、高速伝送下では1シンボル
に相当する時間に対してマルチパス信号の遅延時間のし
める割合が大きくなり、1シンボル長の大部分(マルチ
パス信号1202の場合)又はそれ以上(マルチパス信
号1203の場合)の遅延が生ずる。これにより、直送
信号1201のシンボルAに対応するマルチパス信号の
シンボルA及びAは、直送信号の次のシンボルであるシ
ンボルBと強く干渉する。
【0005】このように、高速伝送下では、マルチパス
信号間で激しいISIが生じ、且つ激しいISIが生じ
るマルチパス信号の強度は直送信号の強度に比較して大
きい(経路長が直送信号と比較してそれほど大きくなら
ないために信号の減衰も小さい)ために、このようなマ
ルチパス信号が重畳された受信信号1400を復号する
ことは不可能となる。
【0006】このような高速伝送に伴うISI問題の一
解決手段が、デジタルテレビ用の伝送方式を対象とし
て、周波数資源開発シンポジウム96の予稿集ページ2
5からページ35に開示されている。ゴーストを発生す
るISI問題を緩和するために、本従来技術では1つの
高周波数帯域を複数の狭周波数帯域に分け、それぞれの
狭周波数帯域内では、ISIが問題にならないように各
狭周波数帯域のシンボル伝送レートを制限している。
【0007】このように複数の狭周波数帯域から広帯域
チャネルを構成する伝送方式は一般的にFDM(freque
ncy domain multiplex)方式と呼ばれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、室内環
境においては屋外よりも電波伝搬環境が頻繁に変化する
のに従って、回線品質も短時間に変動する。そのため、
回線品質が極めて不安定となり、FDM方式をそのまま
適応しても誤り率が急増したり、回線が断線したりする
可能性が避けられないという問題があった。
【0009】一方、高速伝送(10Mbps以上)を実
現することにより、現在実用化されている無線端末(1
0Mbps以下)のように音声のみ、あるいはデータの
みにとどまらず、動画を含めた伝送が可能であるマルチ
メディア無線端末が実現が期待されている。そのために
は、多様な通信特性の信号を同時に伝送する必要があ
る。例えば、音声のように誤り率が少し高くてもよい
が、伝送遅延のばらつきが大きくなることは許されない
ような通信特性もある。また、一般的なデータのように
伝送遅延のばらつきは問題にならないが、通信誤りの発
生が許されない通信特性もある。
【0010】しかし、従来技術においては伝送する情報
の要求する通信特性に対応した最適な回線品質を提供し
通信を行うことができなかったので、マルチメディア通
信に適用する場合には、必要以上の回線品質で通信され
る結果、通信効率が低くなるという問題が生じる。
【0011】更に、広い周波数帯域を使用して高速な通
信によりマルチメディア端末を実現したいという需要が
存在する一方で、従来のように音声のみ、データのみの
通信、又は、より低い品質のマルチメディア通信で十分
であるという需要も存在する。室内無線LANとして
は、高性能のマルチメディア端末であって広い周波数帯
域を使用する端末と、コストと消費電力を重視される携
帯端末であって比較的に狭い周波数帯域しか使わない端
末とが同じシステムの中で通信できれば便宜である。
【0012】
【課題を解決するための手段】そのため、広帯域チャネ
ルを分割した複数の狭帯域チャネルを有する広帯域デジ
タル無線通信システムにおける通信方法において、第一
の無線通信端末は、複数の狭帯域チャネルの全部または
一部について送信条件を設定し、送信条件を設定した狭
帯域チャネルにより第二の無線通信端末に無線パケット
を送信し、第二の無線通信端末は、複数の狭帯域チャネ
ルの回線品質を測定し、測定した回線品質情報を第一の
無線通信端末に送信し、第一の無線通信端末は、回線品
質情報を受信して、新たな送信条件を設定し、新たな送
信条件による狭帯域チャネルにより第二の無線通信端末
に無線パケットを送信する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明を適用する無線LANシス
テムの一例を図1(a)に示す。端末(101,10
2)、サーバー103、有線無線インターフェース10
4が1つの周波数帯域を共用する。もちろん共用する端
末等の数は4に限られるものではない。このような1つ
の周波数帯域を使って複数の端末間の同時通信を可能に
するために使用する周波数帯域を多重化して通信する。
この多重アクセスの制御を行うため、例えば有線無線イ
ンターフェイス14が親機として、他の端末等は子機と
して機能するようにシステムを構築する。親機は、無線
LANシステムの採用する多重アクセス方式に従ってア
クセス制御を行い、子機は、親機の指示に従って通信を
行う。
【0014】無線通信における多重アクセス方式に関し
ては、既に様々な方式が提案されている。ここでは、時
分割多重アクセス制御方式(Time Division Multiple A
ccess:TDMA方式)を採用した例について説明す
る。TDMA方式とは、1つの広帯域チャネルを送信時
間スロットに分割し、各送信時間スロットごとにユーザ
(端末等)を割り当て、各々のユーザが各自に割り当て
られた送信時間スロットの間だけに送信する方式であ
る。送信側は伝送するデータを無線パケットに梱包し、
各パケットのヘッダー部分に通信相手の宛先を記入す
る。受信側はパケットの宛先を読みとって自分に宛てら
れたパケットだけを処理する(図1(b))。
【0015】TDMA方式においては、図1(c)に示
すように、回線の使用時間はフレームに分割される。フ
レームの間に空白時間の他に各子機をフレームに同期さ
せる同期信号110が送られる。フレームは2種類あっ
て、送信時間スロットの使用を制御するための通信を行
うアクセスフレーム112と実際の通信を行う通信フレ
ーム114である。この2種類のフレームはさらに時間
スロットに分けられる。
【0016】送信時間スロットが割り当てられていない
子機はまず、アクセスフレームを使って親機に送信時間
スロットを要求する。親機は通信フレーム114の空い
ている送信時間スロットを割り当てる。送信が終了すれ
ば、子機が親機に終了信号を出し、送信時間スロットの
割り当てを解除する。
【0017】図2は本発明に係る広帯域無線システムの
構成を機能ブロックにより表現したものであり、本発明
の原理を図2を参照しながら説明する。図2では、端末
(送信側)101と端末(受信側)102とが通信して
いる状況を示している。201は、無線による送受信を
行うための無線モジュールである。分かりやすくするた
めに、送信側無線モジュール201aでは送信に係る機
能ブロックを、受信側無線モジュール201bでは受信
に係る機能ブロックを中心に示してある。端末101と
端末102とは、親機104で割り当てられた送信時間
スロットを使用して広帯域チャネル207により送受信
を行う。本発明においては、広帯域チャネル207を狭
帯域チャネル(208、209)に分割する。狭帯域チ
ャネルは、制御用狭帯域チャネル(以下、「制御チャネ
ル」という)208、伝送用狭帯域チャネル(以下、
「伝送チャネル」という)209−1〜nからなる。
【0018】送信側端末101が受信側端末102に送
信しようとするデータは、無線モジュール201aのイ
ンタフェース部202aに一時的に収容される。収容さ
れたデータは、変調部203aで所定の変調処理を受
け、制御部204aが設定した伝送チャネル(図2では
伝送チャネル209−1,2,3)により端末102に
送信される。最初にどの伝送チャネルを使用するかにつ
いてはデフォルトで定めてよい。データ伝送に使用され
ない伝送チャネルについては、定期的にテスト信号を送
信し、回線品質を監視する。
【0019】無線モジュール201bで受信された信号
は、復調部205bで復調され、誤り検出訂正部206
bにおいて誤り訂正処理を受ける。誤り訂正を受けた受
信データはインターフェース部202bに収容され、端
末102に出力される。一方、各伝送チャネル(209
−1,2,3)の誤り率、及びテスト信号により検出さ
れた他の伝送チャネルの誤り率は制御情報の一部として
制御チャネル208を通って端末101に送信される。
【0020】無線モジュール201aでは、制御部20
4aが受信した伝送チャネルの誤り率情報(回線品質)
とデータを送信するために必要な通信特性(以下、「要
求通信特性」という)を合わせて判断し、送信条件及び
伝送チャネルを決定する。
【0021】以上のように、各狭帯域チャネルの回線品
質を各データ信号の伝送ごとにフィードバックし、デー
タの要求する通信特性を満たしつつ最適な通信を行う。
【0022】このように、データ及びテスト信号を伝送
し、伝送したデータの誤り率情報を返送することによっ
て周期的に回線品質を監視するフィードバック・ループ
が形成される。このフィードバック・ループを監視周期
と呼ぶ。本発明の広帯域通信システムでは送信条件(デ
ータレート、誤り制御方法、無線パケットの大きさ等)
を回線品質の変化や要求通信特性によって変更する。信
号を正しく復号するため、送信側の端末は、受信側の端
末に対して、これらの送信条件を送信し、受信側の端末
は、これら送信条件に対応して、復調回路の設定を変更
しなければならない。
【0023】各伝送チャネルの送信条件は制御情報の一
部として、制御チャネルを通して通信相手に送られる。
送信条件を変更する場合には、変更時刻も通信相手に送
信する。送信条件の変更が正しく伝わったことを確認す
るために、受信側無線モジュール201bは送信側無線
モジュール201aに対して、確認の通知を送信する。
送信条件の確認の通知を受信後、指定した変更時刻に送
信側端末・受信側端末は送信・受信条件を変更すべき制
御を実行する。
【0024】なお、受信側端末が確認の通知を送信しな
いという構成も可能である。この場合には、システムで
あらかじめ一定の遅延時間を定めておく。送信側端末・
受信側端末はパケットを伝送した時刻からその遅延時間
経過後に送信条件を制御する。この遅延時間は、送信条
件の変更に要する時間より十分に長ければよい。
【0025】図3は無線モジュール201の構成を示し
たものであり、図3を参照しながら無線モジュール20
1の構成について詳細に説明する。無線モジュール20
1は、主要な構成として送信ユニット(300〜31
2)、受信ユニット(330〜342)、制御部360
を有する。以下、動作に即してそれぞれの機能について
説明する。
【0026】送信ユニットについて説明する。データ
は、端末より入力インターフェース(IIF)300に
デジタル信号として入力される。入力されたデータはそ
の送信条件によって分類されている。具体的には、送信
条件の分類(カテゴリー)はシステムにおいて定めら
れ、要求通信特性のいくつか(例えば、伝送遅延の上
限、伝送レートの下限、誤り率の上限)によって決めら
れるものである。カテゴリーは、例えば端末からIIF
300に入力されたデータパケットのヘッダ情報として
書き込まれている。IIF300ではヘッダ情報を参照
して、カテゴリーごとに、データは到着順番に並べら
れ、一時的に保持される。データは入力インターフェー
ス300から所定のタイミングで無線パケット化ブロッ
ク(WeP)302に送り出され、無線伝送するための
パケットに組み込まれる。パケット化されたデータは符
号化ブロック(eC)304で無線伝送のための符号変
換及び誤り制御符号化と、必要に応じて暗号化が実施さ
れる。その後、ベースバンド変調ブロック(BB−mo
d)306ではデジタル信号がアナログ信号に変換さ
れ、アナログ波形が生成される。生成されたアナログ信
号は、中間周波数変調ブロック(IF−mod)308
で中間周波数帯域に変調され、それと同時に占有狭周波
数帯域以外の周波数成分については抑制される。中間周
波数信号は搬送周波数変調ブロック(RF−mod)3
10で搬送周波数に上げられ、占有広周波数帯域以外の
周波数成分は抑制し、送信レベルまで信号電力を増幅す
る。増幅された信号は、送信アンテナ(TXN)312
から輻射される。
【0027】受信ユニットについて説明する。受信アン
テナ(RXN)342で受信された受信信号は、搬送周
波数復調ブロック(RF−dem)340で搬送周波数
から中間周波数に周波数を下げられ、中間周波数復調ブ
ロック(IF−dem)338でベースバンド周波数帯
域に周波数を下げられ、ベースバンド復調ブロック(B
B−dem)336でデジタル信号に復調される。復調
されたデジタル信号は、符号復元ブロック(dC)33
4で、受信した信号が暗号化されていれば暗号解除さ
れ、誤り訂正及び符号復元が実施される。無線パケット
解除ブロック(WdP)332では無線パケットからデ
ジタル信号が取り出されて正しい順番に戻され、出力さ
れるまで出力インターフェース(OIF)330で保持
される。なお、出力インターフェース330は誤り訂正
できなかったパケットの有無を検出する機能も備える。
【0028】なお、図3には図示していないが、送信・
受信ユニットのうちアナログ信号で動作するブロック
(BB−mod(dem)306(336)、IF−m
od(dem)308(338))は、狭帯域チャネル
のそれぞれに対して備えることが必要である。
【0029】制御部について説明する。入力インターフ
ェース(IIF)300に収容されたデータの情報は入
力バッファーステータスメモリ(BSM)362に記録
される。チャネル制御プロセッサ368は入力バッファ
ーステータスメモリ362の内容を読み込むことによ
り、送信条件カテゴリーごとの入力インターフェース3
00に収容されたデータの有無から必要な通信需要につ
いて把握できる。
【0030】最新の回線品質情報は、通信相手から制御
チャネル208を通して伝送されてきた制御情報に含ま
れている。回線品質情報は、出力インターフェース33
0で制御情報から抽出され、回線品質メモリ(CQM)
364に記入される。
【0031】伝送チャネルの決定、その他後述する送信
条件の決定を行うアルゴリズムはシステムにおいて定め
られチャネル設定ルールメモリ(CST)366に予め
記憶させておく。チャネル制御プロセッサ(CCP)3
68は、BSM362に記憶された通信需要とCQM3
64に記憶された回線品質の情報から、CST366に
記憶されたチャネル設定ルールに従って送信条件を決定
する。決定された送信条件に従って、ブロック制御回路
(BCC)370は送信ユニットを制御する。
【0032】また、チャネル制御プロセッサ368で決
定された送信条件はチャネル設定メモリ(CSM)37
2に記録される。チャネル設定メモリ372には狭帯域
チャネルの数と同じ数のメモリセル(図2の場合であれ
ばn+1)を設け、各メモリセルに対応する狭帯域チャ
ネルの送信条件を記録する。記録された狭帯域チャネル
の送信条件に従って、チャネル制御プロセッサ368は
各狭帯域チャネルを独立に制御する。制御内容(すなわ
ち、各伝送チャネルの送信条件)は、制御情報の一部と
して通信相手に送るために入力インターフェース300
に伝送される。
【0033】フレームポインター(FP)374はTD
MA通信方式を採用する場合に使用される。FP374
は、フレームの送信状態(アクセスフレームか通信フレ
ームか)、何番目の送信時間スロットかを示す。
【0034】図4は制御チャネルを通して伝送される制
御情報の1例を示す。送信チャネルと受信チャネルにつ
いて送受信回路を制御するために必要な制御情報が交わ
される。これは同じ伝送チャネルであっても、伝送方向
によって送信条件と回線品質が一般的に異なり、送信条
件が異なるためである。具体的には、各送信チャネルの
制御情報には、伝送チャネルID、制御される送信条件
(チャネルビットレート、チャネル変調方式、チャネル
誤り制御レベル等)を含む。また、各受信チャネルの制
御情報には伝送チャネルID、チャネル誤り率を含む。
【0035】以下、各狭帯域チャネルについて制御する
送信条件についてそれぞれ説明する。以下の実施例にお
いては、ATM(非同期転送モード)通信システムを前
提としており、データはATMセルとして入力インタフ
ェース(IIF)300に入力されるものとする。
【0036】(1)誤り訂正符号の制御 各狭帯域チャネルについて、誤り訂正符号を制御する。
誤り訂正のために付加する冗長ビット数を増加させる
と、検出・訂正できる誤りビット数が多くなり回線の信
頼度が上がる反面、信号処理に遅延が生じ、また信号処
理回路の消費電力が上がるというデメリットがある。そ
こで、回線品質がよいときは冗長ビット数を減少して実
質伝送レートを増加させ、逆に回線品質が悪いときは冗
長ビット数を増加して通信を継続する。
【0037】また、伝送チャネルは送信条件カテゴリー
に対応づけ、伝送チャネルの誤り訂正符号を、それぞれ
の送信条件カテゴリーに応じた冗長ビット数とする。例
えば、音声は誤り率が少し高くても許容できる一方、全
然誤りが許容できないデータもある。送信データの要求
通信特性に応じた誤り訂正方法を施す伝送チャネルを用
いることで、通信の柔軟性を上げることができる。
【0038】更に、送信条件カテゴリーごとに送信デー
タを監視して、適宜誤り訂正符号を制御することによ
り、伝送チャネルの再利用性を向上することができる。
例えば、データ伝送に割り当てた伝送チャネルが不足し
ている一方、音声伝送に割り当てたが未使用の伝送チャ
ネルがあるとする。この場合は、音声用に割り当てた伝
送チャネルの一部について、その誤り訂正符号をデータ
伝送に対応した誤り訂正符号に切り替えることで、デー
タ伝送のチャネル帯域幅を増やせる。
【0039】このように回線品質と通信需要に応じ、誤
り訂正符号を制御して通信能力の向上を図ることができ
る。
【0040】図5(a)は本発明における誤り訂正符号
制御の概念図である。回線品質良の伝送チャネル209
−1、回線品質やや不良の伝送チャネル209−2及び
回線品質不良の伝送チャネル209−3の3つの伝送チ
ャネルがあるシステムを仮定する。伝送チャネル209
−3は通信に使用できない状態にある。パケット化され
たデータが符号化ブロック(eC)304に入力され、
ここで伝送チャネル(209−1〜3)によって異なる
誤り訂正符号が施される。パケット1とパケット2は伝
送チャネル209−1を通るため、緩い誤り訂正符号だ
けが施され、冗長ビット数が少ない。パケット3はチャ
ネル209−2を通るため、より強力な誤り訂正符号が
施され、冗長ビット数がより多い。
【0041】このような誤り訂正符号制御はフィードバ
ック・ループにより把握された回線品質によって行う。
データ伝送に使用されていない伝送チャネル209−3
においても、定期的(例えば、1フレームごと)に、テ
スト信号が伝送される。テスト信号はあらかじめ定めら
れたビットパターンよりなる。ビットパターンが正しく
受け取られるかによって誤り率を検出する。受信側はこ
のテスト信号が伝送されるとき以外は、伝送チャネル2
09−3の信号を無視する。
【0042】図5(b)は符号化ブロック(eC)30
4における誤り訂正符号制御回路の1実施例を示したも
のである。制御部360のブロック制御回路(BCC)
370から出された、各伝送チャネルに対して誤り訂正
符号を指定する命令は命令レジスタ510に一時的に保
持される。制御回路512は命令レジスタ510の命令
に従って、無線パケット化ブロック302に読み込み信
号を出し、同時にコードメモリ514に命令によって指
定された誤り訂正符号に対応する誤り制御コードのアド
レスを出す。クロック信号(図示せず)に同期して、デ
ータと誤り制御コードが符号化演算回路516に入力さ
れ、符号化の演算によってデータが符号化され、次段の
回路に出力される。
【0043】このように誤り制御コードを用いることに
よって符号化された信号の冗長度を変更することができ
る。
【0044】(2)無線パケット長の制御 各狭帯域チャネルについて、無線パケット長を制御す
る。回線品質の劣化が著しいときには、誤り訂正符号が
施されても誤りビット数が多く、誤り訂正できない場合
が生じる。このとき、無線パケットが長いほど誤りに対
して通信品質の降下や伝送効率の降下が著しい。誤りの
生じた無線パケットを再送しない場合においては、無線
パケット長が長いほど、通信品質が顕著に悪化する。ま
た、再送する場合であれば、無線パケットが長い程送信
遅延が長くなり、結果的に平均伝送レートが落ちる。し
かしながら、回線品質良好な伝送チャネルにおいても短
い無線パケット長であれば、無線パケットにおけるヘッ
ダーが占める割合が大きくなり効率が低下する。従っ
て、通信効率を向上するために、回線品質がよいときは
パケットを長くして実質伝送レートを増加し、良くない
ときは短くして誤りによる被害を抑制する制御が望まし
い。
【0045】図6は本発明における無線パケット長制御
の概念図である。時刻1において、回線品質良の伝送チ
ャネル209−1、回線品質やや不良の伝送チャネル2
09−2及び回線品質不良の伝送チャネル209−3の
3つの伝送チャネルを有する(図6(a))。入力イン
ターフェース300からATMセルに対応する一定長さ
のデータが読み出され、無線パケット化ブロック(We
P)302で予定されている伝送チャネルに応じて異な
る長さの無線パケットに梱包される。伝送チャネル20
9−1は長パケット長で、209−2は短パケット長で
送信する。パケット2とパケット3は同じ無線パケット
に梱包され、パケット1は他のパケットと一緒に梱包さ
れない。
【0046】時刻2において、伝送チャネル209−1
の回線品質が低下している。そのため、そのパケット長
を短くする。なお、パケット長が変わることにより、誤
り訂正のための冗長ビット数も変わるため、無線パケッ
ト長と誤り訂正符号の制御を同時に行う必要がある。そ
こで、送信側では無線パケット化ブロック(WeP)3
02と符号化ブロック(eC)304、受信側では無線
パケット解除ブロック(WdP)332と符号復元ブロ
ック(dC)334を同時に制御する。
【0047】図7は無線パケット化ブロック(WeP)
302の回路の一実施形態を示す。ヘッダー情報メモリ
714は、各伝送チャネルごとのヘッダー情報を記憶し
ている。ヘッダー情報には、送信側端末のアドレス及び
カテゴリーが含まれる。カテゴリーは、受信した無線パ
ケットにデータ誤りが存在する場合に、その無線パケッ
トの再送要求するか否か等の判断をするために用いられ
る。
【0048】制御部360のブロック制御回路(BC
C)370から出された、各伝送チャネルに対して無線
パケット長を指定する命令は命令レジスタ710に一時
的に保持される。制御回路712は制御命令レジスタ7
10の命令に従い、入力インターフェース300へデー
タ伝送の指示を、ヘッダー情報メモリ714にヘッダー
のメモリアドレスを、マルチプレクサ716に選択信号
を出す。クロック信号と同期して、制御回路712の制
御により、まずヘッダー情報が、続いてデータが次段の
回路に出力され、無線パケットが作成される。
【0049】例えば、図6(a)の例では、伝送チャネ
ル209−1に対応するヘッダー情報h1が取り出さ
れ、続いてマルチプレクサ716にパケット2とパケッ
ト3が順次入力インタフェース300より入力され、無
線パケット(2−3)が作成される。
【0050】(3)空中経路の制御 一般に、親機はいずれの子機に対しても見通しがよく、
断線の生じにくい位置に設置されることが多い。室内無
線システムでは人や什器の移動により空中回線が数秒乃
至数分の間、断線状態になる場合がある(ただし、アン
テナまたは端末の移動が必要になるような長い期間の断
線は対象外である)。図7は空中経路を制御する実施形
態である。子機201a,bは互いに通信できる他、親
機とも通信できる。子機間の回線品質が著しく低下し、
要求通信特性を満たすことができない場合であっても、
親機を経由することにより安定した通信が行える。
【0051】時刻1では、品質良のチャネル209−
1、品質やや不良のチャネル209−2及び品質不良の
チャネル209−3の3つの伝送チャネルがある。本実
施例においては、子機間の伝送チャネルだけでなく、親
機と子機との伝送チャネル800と810も監視されて
いる必要がある。なお、図では簡略のため、伝送チャネ
ル800と810は1つの狭帯域チャネルしか表示して
いない。
【0052】親機経由の経路(800−810)は子機
201aから親機830と親機830から子機201b
まで2段からなるため、経路の品質は回線品質800ま
たは810の悪いほうで決まる。時刻2は、伝送チャネ
ル209−1の回線品質が著しく悪くなった場合であ
り、伝送チャネル209−1で送っていたデータを親機
経由で送信する。複数の伝送チャネルが悪化している場
合には、相当する数の子機−親機間の伝送チャネルを使
用して親機経由経路で送信することができる。
【0053】空中回線の選択は、新たに通信を開始する
場合と同様の手続きで行うことができる。すなわち、ア
クセスフレームにおいて送信側端末の子機が親機にデー
タを送信するための送信データスロットの割り当てを要
求する。子機は割り当てられた送信データスロットを使
用して通信する。
【0054】経路変更ができる通信システムは図7の無
線パケット化ブロック回路により実現できる。経由する
場合においては経由の宛先(親機)と実際の宛先(受信
側端末)を無線パケットのヘッダーに付ける必要があ
る。一つの方法は無線パケットを2重に作成する方法で
ある。実際の宛先を内側のパケットのヘッダーに、経由
の宛先は外側のパケットの宛先に書き込む。実際の宛先
をヘッダー情報として含んで作成された無線パケットを
データとして、再度無線パケット化ブロックにより、経
由の宛先をヘッダー情報として含む無線パケットを作成
すればよい。
【0055】別の方法として、経由を示すためにヘッダ
ー情報中の宛先コードに経由ビットとして1ビット用意
する。例えば、経由ビットが1であれば、親機は受信し
た無線パケットを経由すべきものとして認識し、中継処
理を行う。
【0056】なお、中継を行う端末は一般に親機を想定
するが、それ以外の端末を中継局として中継を行うこと
も、経由の宛先に当該端末を指定することにより可能で
ある。
【0057】以上、本発明の広帯域無線通信システムに
おける送信条件の制御について実施例を基に説明してき
たが、以下ではかかる制御に要する負荷を軽減し、また
はシステムの柔軟性を増すための機能について説明す
る。
【0058】上述の通り、狭帯域チャネルに対応させて
設けられた、アナログ信号処理を実行するベースバンド
変調ブロック(BB−mod)306と中間周波数変調
ブロック(IF−mod)308とは並列実行しなけれ
ばならない。図9(a)は図3に示した送信ユニットを
アナログ変調部分をより詳細にして模式的に示したもの
である。ベースバンド変調ブロック306には、各伝送
チャネルに対応するデータを並列に伝送するため、ソー
ター(直列・並列変換回路、ChS)900が設けられ
ている。無線パケットはソーター900で各伝送チャネ
ルごとに並べられる。各伝送チャネルは同期してソータ
ー900から各伝送チャネルに対応したベースバンド変
調器に入力されることにより、並列にアナログ信号に変
換され、高周波数に変調される。
【0059】図9(b)は変調動作を実施するための回
路ブロック図である。ソーター900では、制御部36
0のブロック制御回路(BCC)370から出されチャ
ネル制御命令レジスタ910の記憶した命令に従い、制
御回路912がソーター回路914を制御して、無線パ
ケットの分類と直列から並列への変換を行う。ソーター
回路914の出力は、ベースバンド変調回路926−1
〜nに入力され、変調コードメモリ924から読み出さ
れた変調コードを使用して、デジタル・アナログ変換を
実施することによってアナログ信号に変換される。
【0060】次に、中間周波数変調回路ブロック308
において中間周波数帯域の信号に変換する。ベースバン
ド変調回路から出力されたアナログ信号は、混合回路9
36と帯域通過フィルタ938の直列回路で、複周波数
局所発振器934の出力する局所発振信号によって狭中
間周波数帯域の中間周波数に変調される。各直列回路か
らの出力は電力合成回路940によって合成され、搬送
周波数変調ブロック310に出力される。
【0061】受信ユニットでは、合成された中間周波数
信号を電力分配し、複数の狭中間周波数帯域の信号に分
離して、それぞれに復調操作をかけ、ベースバンド信号
を得る。図10(a)は図3に示した受信ユニットをア
ナログ変調部分をより詳細にして模式的に示したもので
ある。ベースバンド復調ブロック336には、各伝送チ
ャネルに対応するデータを並列に復調して得られた信号
を直列に変換するため、ソーター(並列・直列変換回
路、ChS)1000が設けられている。
【0062】図10(b)は復調動作を実施するための
回路ブロック図である。搬送周波数復調ブロック340
で中間周波数帯の信号に変換された信号は電力分配回路
1040によって複数の帯域通過フィルタ1038と混
合回路1036より構成される直列回路に分配される。
帯域通過フィルタ1038で狭中間周波数帯域の中間周
波数成分が分離され、混合回路1036で複周波数局所
発振器1034の出力する局所発振信号によって低周波
数のアナログ信号に復調される。ベースバンド変調ブロ
ック336では、各伝送チャネルごとに設けられたベー
スバンド変調回路1024−1〜nにおいてアナログ・
デジタル変換され、ベースバンド信号に復調される。各
ベースバンド変調回路から並列に出力されたデジタル信
号は、ソーター回路1014において直列に変換され、
符号復元ブロック334に入力される。
【0063】図9(b)、図10(b)の回路構成にお
いて、通信需要が低いとき、使用されていない狭周波数
帯域の対応する回路を非稼働状態にして送受信機の消費
電力を節約する。例えば、オフィスパーソナルコンピュ
ータのようにインタラクティブな操作が多い通信環境で
は、瞬時最大通信量が高いが平均通信量は低い。狭周波
数帯域の処理回路を独立に設けてあることにより、使用
されていない回路の電源を自動的に切る、或いは電圧を
低くするように制御することによって通信端末の平均消
費電力が抑制できる。
【0064】広帯域通信システムは広い周波数帯域を使
用するため、高速通信を要する動画等の通信に適するが
この周波数帯域を広帯域通信システム専用にすれば、音
声やデータ送信も多く行われる利用環境にあっては、周
波数の利用効率が結果として低くなる。特に端末は安価
であることが望ましく、低品質マルチメディア端末も多
く併存するものと考えられる。そこで、同じ周波数帯域
を異なる帯域幅の通信システムに共用することにより周
波数の利用効率が向上し、異なる帯域幅通信システムの
間に通信ができるメリットがある。
【0065】図11は本発明が提案する広帯域無線シス
テムによって異なる周波数帯域幅を使用する通信相手間
の無線通信を実現する1つの実施形態である。各通信機
は共通の周波数帯域に制御チャネル1100を有してい
る。また、親機は周波数帯域1102を使って通信可能
であり、第1通信機は周波数帯域1104を、第2通信
機は周波数帯域1106を使って通信可能である。これ
らの周波数帯域1102〜1106は、共通の狭帯域チ
ャネル(伝送チャネル)から構成されている。
【0066】このように共通の伝送チャネルを有するこ
とにより、親機は子機1と子機2のそれぞれと通信する
ことができ、また、子機1は親機を経由することにより
子機2と通信することが可能になる。
【0067】まず、空中回線を設定する手順を説明す
る。最初に、通信機が共通にもっている狭帯域チャネル
を調べるために、通信を行いたい相手同士がアクセスフ
レームにおいて、自分が使用できる狭帯域チャネルを制
御チャネルを通して通信相手または伝送チャネルの使用
を制御する親機に伝送する。この情報を基に通信に使え
るチャネルが決定される。通信機が共通に使用できる狭
帯域チャネルが存在すればその狭帯域チャネルによって
通信を行い、存在しなければ親機を経由することによっ
て通信する。
【0068】以上説明してきた実施態様において、制御
情報を送るために、データ送信と同じように狭帯域チャ
ネルである制御チャネルを使用している。従って、他の
無線チャネルと同じように制御チャネルが環境の変化に
影響され、回線品質が不安定であるという問題が存在す
る。そのため、制御チャネルが断線しないように一般の
伝送チャネルよりも誤り率を低く抑制するように、伝送
レート、変調方式、誤り制御方法、パケット長、周波数
帯域及び伝送経路の送信条件を制御する必要がある。
【0069】また、多元接続の方式としてTDMA方式
の場合を説明したが、各狭帯域周波数において周波数ホ
ッピングによる符号分割多元接続方式を採用することも
可能である。ただし、この場合は周波数の使用順序を制
御する論理回路が必要となる。
【0070】
【発明の効果】1つの広帯域チャネルを複数の狭帯域チ
ャネルに分け、それぞれの送信条件を独立に設定するこ
とによって室内無線回線の通信品質不安定性の課題を解
決でき、多様な使用目的や通信需要に柔軟に対応する通
信システムが実現できる。また、広帯域周波数の一部分
だけを使用する通信端末にも対応できる。伝送レートの
需要に対して必要としない回路部分を不稼働して制御す
ることによって電力節約ができ、発熱も抑制され、体積
を小さくすることができる。
【0071】また、このように周波数分割することによ
り、複数の狭周波数帯域に対して同じ数のアナログ信号
処理回路が必要となる。しかし、各回路のビットレート
が低いことと、回路規模が小さいため最適化がより簡単
に実現できる。そのため、広周波数帯域を単一のチャネ
ルとするシステムにおいて必要とされる高い周波数の回
路と比べればコストが低くなり、消費電力も各狭帯域チ
ャネル毎に抑制できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】広帯域デジタル無線通信システムの全体像及び
TDMAのタイムスロットを表す図である。
【図2】広帯域デジタル無線通信システムの原理図であ
る。
【図3】広帯域デジタル無線通信システムにおける通信
端末の構成図である。
【図4】送受信の間に交わされる制御情報の実施例の図
である。
【図5】広帯域デジタル無線通信システムにおける誤り
訂正制御を説明するための図である。
【図6】広帯域デジタル無線通信システムにおける無線
パケット長制御を説明するための図である。
【図7】無線パケット長制御を行う無線パケット化ブロ
ックの構成図である。
【図8】広帯域デジタル無線通信システムにおける空中
回線制御を説明するための図である。
【図9】通信端末の送信ユニットの周波数分割回路の構
成図である。
【図10】通信端末の受信ユニットの周波数分割回路の
構成図である。
【図11】広帯域デジタル無線通信システムにおいて、
各通信機の送受信可能な周波数スペクトラム図である。
【図12】室内電波伝搬におけるマルチパス現象を表す
図である。
【図13】室内電波伝搬におけるマルチパスによるフェ
ージング効果を表す図である。
【図14】室内電波伝搬におけるマルチパスによる符号
間干渉の効果を表す図である。
【符号の説明】
101,102…端末、201…無線モジュール、20
6…誤り検出訂正部、207…広帯域チャネル、208
…制御チャネル、209…伝送チャネル、302…無線
パケット化ブロック、304…符号化ブロック、306
…ベースバンド変調ブロック、308…中間周波数変調
ブロック、310…搬送周波数変調ブロック、332…
無線パケット解除ブロック、334…符号復元ブロッ
ク、336…ベースバンド復調ブロック、338…中間
周波数復調ブロック、340…搬送周波数復調ブロッ
ク、360…制御部、362…入力バッファステータス
メモリ、364…回線品質メモリ、366…チャネル設
定メモリ、368…チャネル制御プロセッサ、370…
ブロック制御回路、372…チャネル設定ルールメモ
リ、374…フレームポインタ、900…ソーター、9
34,1034…複周波数局所発振器、936,103
6…混合回路、938,1038…帯域通過フィルタ、
940…電力合成回路、1000…並列・直列変換回
路、1040…電力分配回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 12/28 H04L 11/00 310B

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】広帯域チャネルを分割した複数の狭帯域チ
    ャネルを有する広帯域デジタル無線通信システムにおけ
    る通信方法において、 第一の無線通信端末は、上記複数の狭帯域チャネルの全
    部または一部について送信条件を設定し、上記送信条件
    を設定した狭帯域チャネルにより第二の無線通信端末に
    無線パケットを送信し、 上記第二の無線通信端末は、上記複数の狭帯域チャネル
    の回線品質を測定し、上記測定した回線品質情報を上記
    第一の無線通信端末に送信し、 上記第一の無線通信端末は、上記回線品質情報を受信し
    て、新たな送信条件を設定し、上記新たな送信条件によ
    る狭帯域チャネルにより上記第二の無線通信端末に無線
    パケットを送信することを特徴とする広帯域デジタル無
    線通信システムにおける通信方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の広帯域デジタル無線通信シ
    ステムにおける通信方法において、 上記第一の無線通信端末が設定する上記送信条件には、
    誤り訂正制御、無線パケット長、伝送経路の選択が含ま
    れることを特徴とする広帯域デジタル無線通信システム
    における通信方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の広帯域デジタル無線通信シ
    ステムにおける通信方法において、 上記第一の無線通信端末が上記複数の狭帯域チャネルの
    一部により第二の無線通信端末に無線パケットを送信す
    る場合においては、 上記第一の無線通信端末は、上記一部の狭帯域チャネル
    以外の他の狭帯域チャネルについては、テスト信号を送
    信し、 上記第二の無線通信端末は、上記一部の狭帯域チャネル
    については無線パケットの誤り率により、上記他の狭帯
    域チャネルについてはテスト信号の誤り率により、全て
    の狭帯域チャネルの回線品質を測定し、上記測定した回
    線品質情報を上記第一の無線通信端末に送信することを
    特徴とする広帯域デジタル無線通信システムにおける通
    信方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の広帯域デジタル無線通信シ
    ステムにおける通信方法において、 上記第一の無線通信端末は、新たな送信条件を設定する
    場合には、 上記第二の無線通信端末に対して、変更後の送信条件及
    び変更時間とを上記第二の無線通信端末に通知する、も
    しくはシステムにおいて上記変更後の送信条件の通知か
    ら一定の遅延時間経過後に送信条件を変更することをあ
    らかじめ定めておくことにより上記第一の無線通信端末
    と上記第二の無線通信端末の送信条件の変更について同
    期をとることを特徴とする広帯域デジタル無線通信シス
    テムにおける通信方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の広帯域デジタル無線通信シ
    ステムにおける通信方法において、 上記複数の狭帯域チャネルのうち、一の狭帯域チャネル
    を制御情報の伝送にもっぱら使用する制御チャネルと
    し、上記制御チャネルについては誤り率を低く抑制すべ
    く送信条件が設定されたことを特徴とする広帯域デジタ
    ル無線通信システムにおける通信方法。
  6. 【請求項6】広帯域チャネルを分割した複数の狭帯域チ
    ャネルを有する広帯域デジタル無線通信システムにおけ
    る通信方法において、 あらかじめ送信データをその送信に必要とされる通信特
    性により複数のカテゴリーに分類しており、 第一の無線通信端末は、上記複数の狭帯域チャネルの一
    部または全部について上記カテゴリーに対応させて送信
    条件を設定し、上記送信条件を設定した狭帯域チャネル
    により第二の無線通信端末に無線パケットを送信し、 上記第一の無線通信端末は、送信データ量の少ないカテ
    ゴリーに対応させて設定した狭帯域チャネルの一部を、
    送信データ量の量の多いカテゴリーに対応した送信条件
    を設定変更し、上記設定変更した狭帯域チャネルにより
    上記送信データ量の多いカテゴリーに属する送信データ
    を梱包した無線パケットを送信することを特徴とする広
    帯域デジタル無線通信システムにおける通信方法。
  7. 【請求項7】制御チャネル用周波数帯域と第一の伝送チ
    ャネル用広周波数帯域により通信可能な第一の無線通信
    端末と上記制御チャネル用周波数帯域と第2の伝送チャ
    ネル用広周波数帯域により通信可能な第二の無線通信端
    末との間で通信する広帯域デジタル無線通信システムに
    おける通信方法において、 上記第一の伝送チャネル用周波数帯域と上記第二の伝送
    チャネル用周波数帯域とは同じ狭周波数帯域の狭帯域チ
    ャネルに分割されており、かつ上記第一の伝送チャネル
    用周波数帯域と上記第二の伝送チャネル用周波数帯域と
    は共通の狭帯域チャネルを有し、 上記第一の無線通信端末と上記第二の無線通信端末とは
    上記共通の狭帯域チャネルにより通信することを特徴と
    する広帯域デジタル無線通信システムにおける通信方
    法。
  8. 【請求項8】広帯域チャネルを分割した複数の狭帯域チ
    ャネルを有する広帯域デジタル無線通信システムにおけ
    る広帯域デジタル無線通信端末において、 送信ユニットと受信ユニットと制御部を有し、 上記送信ユニットは、 送信データをその送信に必要とされる通信特性により分
    類されたカテゴリーごとに到着順番に、一時的に保持す
    る入力インターフェースと、 上記送信データを無線伝送するための無線パケットに組
    み込む無線パケット化ブロックと、 上記無線パケットに対して無線伝送するための符号変換
    及び誤り制御符号化と、必要に応じて暗号化を実施する
    符号化ブロックと、 デジタル信号である上記無線パケットを送信アナログ信
    号に変換し、アナログ波形を整形をするベースバンド変
    調ブロックと、 上記送信アナログ信号を送信中間周波数信号に変調し、
    所定の狭帯域チャネルに対応した中間周波数帯域以外の
    周波数成分を除去する中間周波数変調ブロックと、 上記送信中間周波数信号を送信搬送周波数信号に変調
    し、所定の狭帯域チャネルに対応した搬送周波数帯域以
    外の周波数成分を除去し、送信に必要なレベルまで信号
    電力を増幅する搬送周波数変調ブロックと、 各狭帯域チャネルの上記送信搬送周波数信号を加算して
    アンテナに出力する送信回路とを有し、 上記受信ユニットは、 アンテナから受信した信号を各狭帯域チャネルの受信搬
    送周波数信号に分岐する受信回路と、 上記受信搬送周波数信号を受信中間周波数信号に復調す
    る搬送周波数復調ブロックと、 上記中間周波数信号をベースバンドにより近い周波数帯
    域の受信アナログ信号に復調する中間周波数復調ブロッ
    クと、 上記受信アナログ信号を受信デジタル信号に復元するベ
    ースバンド復調ブロックと、 上記受信デジタル信号を暗号化されていれば暗号解除、
    誤り訂正及び符号復元を実施する符号復元ブロックと、 上記受信デジタル信号の無線パケットから受信データを
    取り出す無線パケット解除ブロックと、 上記受信データを正しい順番に戻し、一時的に上記受信
    データを保持する出力インターフェースとを有し、 上記制御部は、 上記入力インターフェースに各カテゴリーの送信データ
    の入力量を記録するバッファーステータスメモリと、 送信回線の品質を記憶する回線品質メモリと、 上記各カテゴリーの送信データの入力量と上記送信回線
    の品質より、予め定められた規則に従って各狭帯域チャ
    ネルの送信条件を設定する狭帯域チャネル制御プロセッ
    サと、 各狭帯域チャネルについて設定された送信条件を記憶す
    るチャネル設定メモリとを有することを特徴とする広帯
    域デジタル無線通信端末。
  9. 【請求項9】請求項8記載の広帯域デジタル無線通信端
    末において、 上記狭帯域チャネル制御プロセッサが設定する上記各狭
    帯域チャネルの送信条件には、誤り訂正制御、無線パケ
    ット長、伝送経路の選択が含まれることを特徴とする広
    帯域デジタル無線通信端末。
  10. 【請求項10】広帯域チャネルを分割した複数の狭帯域
    チャネルを有し、その一つを制御チャネルとし、それ以
    外を送信データを送信する伝送チャネルとする広帯域デ
    ジタル無線通信システムにおける広帯域デジタル無線通
    信端末において、 上記複数の狭帯域チャネルごとの送信条件を決定する制
    御部と、 上記伝送チャネルにより上記制御部に決定された上記送
    信条件に従って送信データを送信し、上記制御チャネル
    により上記送信条件と上記複数の狭帯域チャネルの回線
    品質とを送信する送信ユニットと、 上記制御チャネルにより受信した送信条件に従って受信
    データを復調する受信ユニットとを受信ユニットを有す
    ることを特徴とする広帯域デジタル無線通信端末。
  11. 【請求項11】請求項10記載の広帯域デジタル無線通
    信端末において、 上記制御部が設定する上記狭帯域チャネルの送信条件に
    は、誤り訂正制御、無線パケット長、伝送経路の選択が
    含まれることを特徴とする広帯域デジタル無線通信端
    末。
  12. 【請求項12】請求項10記載の広帯域デジタル無線通
    信端末において、 上記送信ユニットは、上記狭帯域チャネルに対応してベ
    ースバンド周波数帯域及び中間周波数帯域での信号処理
    を行う送信アナログ信号処理回路を有し、 上記受信ユニットは、上記狭帯域チャネルに対応してベ
    ースバンド周波数帯域及び中間周波数帯域での信号処理
    を行う受信アナログ信号処理回路を有し、 上記送信アナログ信号処理回路もしくは受信アナログ信
    号処理回路であって、データ伝送に使用されていないも
    のについては電力の供給を中止することを特徴とする広
    帯域デジタル無線通信端末。
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