JPH10256968A - ダイバーシティ受信機 - Google Patents
ダイバーシティ受信機Info
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- JPH10256968A JPH10256968A JP9055827A JP5582797A JPH10256968A JP H10256968 A JPH10256968 A JP H10256968A JP 9055827 A JP9055827 A JP 9055827A JP 5582797 A JP5582797 A JP 5582797A JP H10256968 A JPH10256968 A JP H10256968A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 線路切替スイッチでの信号の損失による受信
特性の劣化を軽減できるダイバーシティ受信機を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 受信電界強度が弱い場合は、線路切替ス
イッチ４，６はａ側とし、ブランチ１，２によるダイバ
ーシティ受信を行う。ブランチ１には線路切替スイッチ
が含まれていないので、線路切替スイッチでの信号の損
失による受信特性の劣化を軽減できる。受信電界強度が
強い場合は、線路切替スイッチはｂ側とし、ブランチ２
のみによる復調を行う。受信電界強度が強い場合なの
で、ダイバーシティ受信を行わなくても、問題なくデー
タの復調ができる。このようにして、受信電界強度が弱
い場合の線路切替スイッチでの信号の損失による受信特
性の劣化を軽減し、受信特性を向上させることができ
る。
特性の劣化を軽減できるダイバーシティ受信機を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 受信電界強度が弱い場合は、線路切替ス
イッチ４，６はａ側とし、ブランチ１，２によるダイバ
ーシティ受信を行う。ブランチ１には線路切替スイッチ
が含まれていないので、線路切替スイッチでの信号の損
失による受信特性の劣化を軽減できる。受信電界強度が
強い場合は、線路切替スイッチはｂ側とし、ブランチ２
のみによる復調を行う。受信電界強度が強い場合なの
で、ダイバーシティ受信を行わなくても、問題なくデー
タの復調ができる。このようにして、受信電界強度が弱
い場合の線路切替スイッチでの信号の損失による受信特
性の劣化を軽減し、受信特性を向上させることができ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信等に用い
られるダイバーシティ受信機に関するものである。
られるダイバーシティ受信機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】無線通信等に用いられるダイバーシティ
受信機は、受信部が受信した信号からフェージングによ
る影響を取り除く有効な手段である。その一般的な手法
には、複数の受信部からのベースバンド信号を、各受信
部での受信電界強度に応じて重みつけして合成し、復号
を行う最大比合成ダイバーシティ方式や、複数の受信信
号の中から最も受信電界強度が強いブランチを選択して
復号を行う選択ダイバーシティ方式等がある。現在、選
択ダイバーシティ方式に比べて、最大比合成ダイバーシ
ティ方式の方が性能的に優れていることが知られてい
る。
受信機は、受信部が受信した信号からフェージングによ
る影響を取り除く有効な手段である。その一般的な手法
には、複数の受信部からのベースバンド信号を、各受信
部での受信電界強度に応じて重みつけして合成し、復号
を行う最大比合成ダイバーシティ方式や、複数の受信信
号の中から最も受信電界強度が強いブランチを選択して
復号を行う選択ダイバーシティ方式等がある。現在、選
択ダイバーシティ方式に比べて、最大比合成ダイバーシ
ティ方式の方が性能的に優れていることが知られてい
る。
【０００３】受信機は、アッテネータを装備しているも
のが殆どである。これは、過入力による受信部ＯＰアン
プの飽和等を防ぐためである。アッテネータを使用する
場合、通常、経路切替スイッチが必要となってくる。
のが殆どである。これは、過入力による受信部ＯＰアン
プの飽和等を防ぐためである。アッテネータを使用する
場合、通常、経路切替スイッチが必要となってくる。
【０００４】図５は、従来のダイバーシティ受信機の構
成図である。図５において、１，２は飛来電磁波を受け
るアンテナである。３，４，５，６は受信した信号をそ
のまま次段に出力するか、アッテネータを通した信号を
次段に出力するかを選択する線路切替スイッチである。
７，８は信号を減衰させるアッテネータである。９は経
路切替スイッチ５，６からの信号を受け、ベースバンド
信号を出力する受信部である。１０は受信部９からの信
号を検波、ダイバーシティ合成し、データ復調を行う復
調部である。
成図である。図５において、１，２は飛来電磁波を受け
るアンテナである。３，４，５，６は受信した信号をそ
のまま次段に出力するか、アッテネータを通した信号を
次段に出力するかを選択する線路切替スイッチである。
７，８は信号を減衰させるアッテネータである。９は経
路切替スイッチ５，６からの信号を受け、ベースバンド
信号を出力する受信部である。１０は受信部９からの信
号を検波、ダイバーシティ合成し、データ復調を行う復
調部である。
【０００５】線路切替スイッチ３，４，５，６の動作
は、受信電界強度が弱い場合は、経路切替スイッチはａ
側とし、受信した信号をそのまま受信部９へ渡す。ま
た、受信電界強度が強い場合には、経路切替スイッチは
ｂ側とし、アッテネータで受信信号の振幅を減衰させ、
受信部９に渡す。この構成により、受信電界強度が強い
場合でも、受信部の特性を飽和させずにダイバーシティ
受信を行うことができる。
は、受信電界強度が弱い場合は、経路切替スイッチはａ
側とし、受信した信号をそのまま受信部９へ渡す。ま
た、受信電界強度が強い場合には、経路切替スイッチは
ｂ側とし、アッテネータで受信信号の振幅を減衰させ、
受信部９に渡す。この構成により、受信電界強度が強い
場合でも、受信部の特性を飽和させずにダイバーシティ
受信を行うことができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、経路切替スイッチを通ることにより希望
信号の損失が生じてしまい、受信特性を劣化させてしま
うという問題点があった。
来の構成では、経路切替スイッチを通ることにより希望
信号の損失が生じてしまい、受信特性を劣化させてしま
うという問題点があった。
【０００７】そこで本発明は、経路切替スイッチによる
損失を軽減することができるダイバーシティ受信機を提
供することを目的とする。
損失を軽減することができるダイバーシティ受信機を提
供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、二本のアンテ
ナと、アンテナから得られる受信信号の振幅を減衰させ
るアッテネータと、アンテナからの信号を直接次段に出
力するか前記アッテネータにより減衰された信号を次段
に出力するかを選択する経路切替スイッチと、前記アン
テナと前記経路切替スイッチから出力される信号を受
け、ベースバンド信号を生成し、復調部に出力する受信
部と、前記受信部から出力される信号により、データ復
調を行う復調部とを備え、二つのブランチで、一方は前
記アッテネータ及び前記経路切替スイッチを備え、もう
一方は直接受信部と接続し、受信電界強度に応じてダイ
バーシティ受信を行うか否かを選択するようにした。
ナと、アンテナから得られる受信信号の振幅を減衰させ
るアッテネータと、アンテナからの信号を直接次段に出
力するか前記アッテネータにより減衰された信号を次段
に出力するかを選択する経路切替スイッチと、前記アン
テナと前記経路切替スイッチから出力される信号を受
け、ベースバンド信号を生成し、復調部に出力する受信
部と、前記受信部から出力される信号により、データ復
調を行う復調部とを備え、二つのブランチで、一方は前
記アッテネータ及び前記経路切替スイッチを備え、もう
一方は直接受信部と接続し、受信電界強度に応じてダイ
バーシティ受信を行うか否かを選択するようにした。
【０００９】この構成により、経路切替スイッチによる
信号の損失を軽減するダイバーシティ受信機を実現する
ことができる。
信号の損失を軽減するダイバーシティ受信機を実現する
ことができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】請求項１に記載の発明は、二本の
アンテナと、アンテナから得られる受信信号の振幅を減
衰させるアッテネータと、アンテナからの信号を直接次
段に出力するか前記アッテネータにより減衰された信号
を次段に出力するかを選択する経路切替スイッチと、前
記アンテナと前記経路切替スイッチから出力される信号
を受け、ベースバンド信号を生成し、復調部に出力する
受信部と、前記受信部から出力される信号により、デー
タ復調を行う復調部とを備え、二つのブランチで、一方
は前記アッテネータ及び前記経路切替スイッチを備え、
もう一方は直接受信部と接続し、受信電界強度に応じ
て、ダイバーシティ受信を行うか否かを選択するダイバ
ーシティ受信機である。この構成により、経路切替スイ
ッチでの信号の損失による受信特性の劣化を軽減でき
る。
アンテナと、アンテナから得られる受信信号の振幅を減
衰させるアッテネータと、アンテナからの信号を直接次
段に出力するか前記アッテネータにより減衰された信号
を次段に出力するかを選択する経路切替スイッチと、前
記アンテナと前記経路切替スイッチから出力される信号
を受け、ベースバンド信号を生成し、復調部に出力する
受信部と、前記受信部から出力される信号により、デー
タ復調を行う復調部とを備え、二つのブランチで、一方
は前記アッテネータ及び前記経路切替スイッチを備え、
もう一方は直接受信部と接続し、受信電界強度に応じ
て、ダイバーシティ受信を行うか否かを選択するダイバ
ーシティ受信機である。この構成により、経路切替スイ
ッチでの信号の損失による受信特性の劣化を軽減でき
る。
【００１１】請求項２に記載の発明は、経路切替スイッ
チによる信号の損失分を加味して、ダイバーシティ合成
の際に線路切替スイッチを含むブランチのウェイトを軽
くして合成する請求項１記載のダイバーシティ受信機で
ある。この構成により、受信特性の向上に寄与するもの
である。
チによる信号の損失分を加味して、ダイバーシティ合成
の際に線路切替スイッチを含むブランチのウェイトを軽
くして合成する請求項１記載のダイバーシティ受信機で
ある。この構成により、受信特性の向上に寄与するもの
である。
【００１２】請求項３に記載の発明は、三本以上のアン
テナと、アンテナから得られる受信信号の振幅を減衰さ
せるアッテネータと、アンテナからの信号を直接次段に
出力するか前記アッテネータにより減衰された信号を次
段に出力するかを選択する経路切替スイッチと、前記ア
ンテナと前記経路切替スイッチから出力される信号を受
け、ベースバンド信号を生成し、復調部に出力する受信
部と、前記受信部から出力される信号により、データ復
調を行う復調部とを備え、前記アッテネータ及び前記経
路切替スイッチを設けるブランチと、直接受信部と接続
するブランチを混在させ、受信電界強度に応じてダイバ
ーシティ合成を行うブランチ数を変えるダイバーシティ
受信機である。この構成により、アンテナが三本以上の
場合の線路切替スイッチでの信号の損失による受信特性
の劣化をを軽減できる。
テナと、アンテナから得られる受信信号の振幅を減衰さ
せるアッテネータと、アンテナからの信号を直接次段に
出力するか前記アッテネータにより減衰された信号を次
段に出力するかを選択する経路切替スイッチと、前記ア
ンテナと前記経路切替スイッチから出力される信号を受
け、ベースバンド信号を生成し、復調部に出力する受信
部と、前記受信部から出力される信号により、データ復
調を行う復調部とを備え、前記アッテネータ及び前記経
路切替スイッチを設けるブランチと、直接受信部と接続
するブランチを混在させ、受信電界強度に応じてダイバ
ーシティ合成を行うブランチ数を変えるダイバーシティ
受信機である。この構成により、アンテナが三本以上の
場合の線路切替スイッチでの信号の損失による受信特性
の劣化をを軽減できる。
【００１３】請求項４に記載の発明は、アッテネータの
減衰量に差を持たせる請求項３記載のダイバーシティ受
信機である。この構成により、受信特性の向上に寄与す
る。
減衰量に差を持たせる請求項３記載のダイバーシティ受
信機である。この構成により、受信特性の向上に寄与す
る。
【００１４】請求項５に記載の発明は、複数のアンテナ
と、アンテナから得られる受信信号の振幅を減衰させる
アッテネータと、受信信号をアッテネータに通すか通さ
ないかを選択する切替スイッチと、前記アッテネータに
より減衰された信号を次段に渡すか、前記アッテネータ
を通ってない信号を次段に渡すかを選択するセレクト部
と、前記セレクト部から出力される信号によりベースバ
ンド信号を生成して出力する受信部と、前記受信部から
出力される信号によりデータ復調を行う復調部とを備
え、前記セレクト部は、入力された信号をＡ／Ｄ変換
し、デジタル信号処理を施すダイバーシティ受信機であ
る。この構成により、線路切替スイッチをデジタル信号
処理で実現するため、信号の損失は生じず、受信特性を
向上させる。
と、アンテナから得られる受信信号の振幅を減衰させる
アッテネータと、受信信号をアッテネータに通すか通さ
ないかを選択する切替スイッチと、前記アッテネータに
より減衰された信号を次段に渡すか、前記アッテネータ
を通ってない信号を次段に渡すかを選択するセレクト部
と、前記セレクト部から出力される信号によりベースバ
ンド信号を生成して出力する受信部と、前記受信部から
出力される信号によりデータ復調を行う復調部とを備
え、前記セレクト部は、入力された信号をＡ／Ｄ変換
し、デジタル信号処理を施すダイバーシティ受信機であ
る。この構成により、線路切替スイッチをデジタル信号
処理で実現するため、信号の損失は生じず、受信特性を
向上させる。
【００１５】請求項６に記載の発明は、セレクト部の前
段に受信部を配置する請求項５記載のダイバーシティ受
信機である。この構成により、Ａ／Ｄ変換部の入力ダイ
ナミックレンジが狭い場合でもアンテナスイッチをデジ
タル信号で処理し、受信特性を向上させることができ
る。
段に受信部を配置する請求項５記載のダイバーシティ受
信機である。この構成により、Ａ／Ｄ変換部の入力ダイ
ナミックレンジが狭い場合でもアンテナスイッチをデジ
タル信号で処理し、受信特性を向上させることができ
る。
【００１６】（実施の形態１）図１は、本発明の実施の
形態１におけるダイバーシティ受信機の構成図である。
図１において、１１，２は飛来電磁波を受ける二本のア
ンテナである。８は信号を減衰させるアッテネータであ
る。４，６は受信した信号をそのまま次段に出力する
か、アッテネータ８を通した信号を次段に出力するかを
選択する線路切替スイッチである。９はアンテナ１１、
及び線路切替スイッチ６からの信号を受け、ベースバン
ド信号を出力する受信部である。１０は受信部９からの
信号を検波、ダイバーシティ合成し、データ復調を行う
復調部である。
形態１におけるダイバーシティ受信機の構成図である。
図１において、１１，２は飛来電磁波を受ける二本のア
ンテナである。８は信号を減衰させるアッテネータであ
る。４，６は受信した信号をそのまま次段に出力する
か、アッテネータ８を通した信号を次段に出力するかを
選択する線路切替スイッチである。９はアンテナ１１、
及び線路切替スイッチ６からの信号を受け、ベースバン
ド信号を出力する受信部である。１０は受信部９からの
信号を検波、ダイバーシティ合成し、データ復調を行う
復調部である。
【００１７】次に動作を説明する。まず、受信電界強度
があるしきい値より弱い場合は、線路切替スイッチ４，
６はａ側とし、ブランチ１，２によるダイバーシティ受
信を行う。ブランチ１には線路切替スイッチが含まれて
いないので、合成ダイバーシティを行えば、線路切替ス
イッチでの信号の損失による受信特性の劣化を軽減でき
る。
があるしきい値より弱い場合は、線路切替スイッチ４，
６はａ側とし、ブランチ１，２によるダイバーシティ受
信を行う。ブランチ１には線路切替スイッチが含まれて
いないので、合成ダイバーシティを行えば、線路切替ス
イッチでの信号の損失による受信特性の劣化を軽減でき
る。
【００１８】次に、受信電界強度があるしきい値よりも
強い場合には、線路切替スイッチはｂ側とし、ブランチ
１を使用せず、ブランチ２のみによる復調を行う。ブラ
ンチ１の信号は受信部９か、又は復調部１０で切り捨て
る。受信電界強度が強い場合なので、ダイバーシティ受
信を行わなくても問題なくデータの復調ができる。
強い場合には、線路切替スイッチはｂ側とし、ブランチ
１を使用せず、ブランチ２のみによる復調を行う。ブラ
ンチ１の信号は受信部９か、又は復調部１０で切り捨て
る。受信電界強度が強い場合なので、ダイバーシティ受
信を行わなくても問題なくデータの復調ができる。
【００１９】このようにして、受信電界強度が弱い場合
の線路切替スイッチでの信号の損失による受信特性の劣
化を軽減し、受信特性を向上させることができる。な
お、線路切替スイッチ４，６を含むブランチは信号の損
失が起こるので、ダイバーシティ合成の際に線路切替ス
イッチを含むブランチのウェイトを軽くして合成すれ
ば、より受信特性を向上させることができる。
の線路切替スイッチでの信号の損失による受信特性の劣
化を軽減し、受信特性を向上させることができる。な
お、線路切替スイッチ４，６を含むブランチは信号の損
失が起こるので、ダイバーシティ合成の際に線路切替ス
イッチを含むブランチのウェイトを軽くして合成すれ
ば、より受信特性を向上させることができる。
【００２０】（実施の形態２）図２は、本発明の実施の
形態２におけるダイバーシティ受信機の構成図である。
その構成は、実施の形態１と比べて、受信するブランチ
が二系統増えたものとなっている。
形態２におけるダイバーシティ受信機の構成図である。
その構成は、実施の形態１と比べて、受信するブランチ
が二系統増えたものとなっている。
【００２１】この構成において、受信電界強度があるし
きい値より弱い場合は線路切替スイッチはａ側とし、４
ブランチダイバーシティ受信を行う。ブランチ１，２に
は線路切替スイッチが含まれていないので、ダイバーシ
ティ合成の際にブランチ１，２のウェイトを重くして合
成すれば、線路切替スイッチでの信号損失による受信特
性の劣化を軽減できる。
きい値より弱い場合は線路切替スイッチはａ側とし、４
ブランチダイバーシティ受信を行う。ブランチ１，２に
は線路切替スイッチが含まれていないので、ダイバーシ
ティ合成の際にブランチ１，２のウェイトを重くして合
成すれば、線路切替スイッチでの信号損失による受信特
性の劣化を軽減できる。
【００２２】次に、受信電界強度があるしきい値よりも
強い場合には、線路切替スイッチはｂ側とし、ブランチ
１，２は使用せず、ブランチ３，４による２ブランチダ
イバーシティ受信を行う。ブランチ１，２の信号は、受
信部９か、又は復調部１０で切り捨てる。受信電界強度
が強ければ、ダイバーシティ受信を行うブランチ数を減
らしても、問題なくデータの復調ができる。
強い場合には、線路切替スイッチはｂ側とし、ブランチ
１，２は使用せず、ブランチ３，４による２ブランチダ
イバーシティ受信を行う。ブランチ１，２の信号は、受
信部９か、又は復調部１０で切り捨てる。受信電界強度
が強ければ、ダイバーシティ受信を行うブランチ数を減
らしても、問題なくデータの復調ができる。
【００２３】このようにして、アンテナが３本以上の場
合は、受信電界強度が強い場合でもダイバーシティ受信
を行い、受信電界強度が弱い場合は、実施の形態１と同
様、線路切替スイッチでの信号損失による受信特性の劣
化を軽減できる。
合は、受信電界強度が強い場合でもダイバーシティ受信
を行い、受信電界強度が弱い場合は、実施の形態１と同
様、線路切替スイッチでの信号損失による受信特性の劣
化を軽減できる。
【００２４】また、アッテネータの減衰量にばらつきを
持たせるとする。例えば、アッテネータ７，８の減衰量
がもともと双方とも３０ｄＢだった場合、アッテネータ
７だけ減衰量を１５ｄＢに変えるとする。このとき、受
信電界強度が弱い場合は線路切替スイッチ３，４，５，
６は全てａ側で、上記同様４ブランチダイバーシティ受
信を行う。受信電界強度が或る第一のしきい値を越える
と、やはり上記同様線路切替スイッチはｂ側となり、ブ
ランチ３，４による２ブランチダイバーシティ受信を行
うが、アッテネータ７の減衰量はアッテネータ８の減衰
量より小さいため、ダイバーシティ合成の際にブランチ
３のウェイト重くして合成する。
持たせるとする。例えば、アッテネータ７，８の減衰量
がもともと双方とも３０ｄＢだった場合、アッテネータ
７だけ減衰量を１５ｄＢに変えるとする。このとき、受
信電界強度が弱い場合は線路切替スイッチ３，４，５，
６は全てａ側で、上記同様４ブランチダイバーシティ受
信を行う。受信電界強度が或る第一のしきい値を越える
と、やはり上記同様線路切替スイッチはｂ側となり、ブ
ランチ３，４による２ブランチダイバーシティ受信を行
うが、アッテネータ７の減衰量はアッテネータ８の減衰
量より小さいため、ダイバーシティ合成の際にブランチ
３のウェイト重くして合成する。
【００２５】更に受信電界強度が強くなり、或る第二の
しきい値を越えると、ブランチ４のみによるダイバーシ
ティ受信を行う。受信電界強度が強い場合なので、ダイ
バーシティ受信を行わなくてもデータの復調は十分でき
る。このようにすれば、受信電界強度が第一のしきい値
と第二のしきい値の間にあるとき、アッテネータ７，８
の減衰量が両方とも３０ｄＢの場合より、受信特性を向
上させることができる。
しきい値を越えると、ブランチ４のみによるダイバーシ
ティ受信を行う。受信電界強度が強い場合なので、ダイ
バーシティ受信を行わなくてもデータの復調は十分でき
る。このようにすれば、受信電界強度が第一のしきい値
と第二のしきい値の間にあるとき、アッテネータ７，８
の減衰量が両方とも３０ｄＢの場合より、受信特性を向
上させることができる。
【００２６】（実施の形態３）図３は、本発明の実施の
形態３におけるダイバーシティ受信機の構成図である。
図３において、１，２は飛来電磁波を受けるアンテナで
ある。３，４は受信した信号をアッテネータに通すか通
さないかを選択する線路切替スイッチである。７，８は
入力信号の振幅を減衰させるアッテネータである。２
１，２２，２３，２４は入力信号をＡ／Ｄ変換するＡ／
Ｄ変換部である。２５，２６は、アッテネータ７，８を
通ってきた信号を次段に出力するか、若しくはアッテネ
ータ７，８を通ってきてない信号を次段に出力するかの
選択をデジタル信号処理により行うセレクタである。２
７は、セレクタ２５，２６からの信号を受け、検波、ダ
イバーシティ合成等を施し、データの復調を行う受信・
復調部である。
形態３におけるダイバーシティ受信機の構成図である。
図３において、１，２は飛来電磁波を受けるアンテナで
ある。３，４は受信した信号をアッテネータに通すか通
さないかを選択する線路切替スイッチである。７，８は
入力信号の振幅を減衰させるアッテネータである。２
１，２２，２３，２４は入力信号をＡ／Ｄ変換するＡ／
Ｄ変換部である。２５，２６は、アッテネータ７，８を
通ってきた信号を次段に出力するか、若しくはアッテネ
ータ７，８を通ってきてない信号を次段に出力するかの
選択をデジタル信号処理により行うセレクタである。２
７は、セレクタ２５，２６からの信号を受け、検波、ダ
イバーシティ合成等を施し、データの復調を行う受信・
復調部である。
【００２７】図３は図５の従来例と比べると、線路切替
スイッチ５，６がＡ／Ｄ変換部２１，２２，２３，２４
及びセレクタ２５，２６と置き換えられたものとなって
いる。図３のように、デジタル信号処理で線路切替スイ
ッチを実現することにより、信号の損失を抑え、受信特
性の向上を図ることができる。
スイッチ５，６がＡ／Ｄ変換部２１，２２，２３，２４
及びセレクタ２５，２６と置き換えられたものとなって
いる。図３のように、デジタル信号処理で線路切替スイ
ッチを実現することにより、信号の損失を抑え、受信特
性の向上を図ることができる。
【００２８】（実施の形態４）図４は、本発明の実施の
形態４におけるダイバーシティ受信機の構成図である。
図４は実施の形態３における、受信部９がＡ／Ｄ変換部
２１〜２４の前段に置かれた構成となっている。Ａ／Ｄ
コンバータのダイナミックレンジが小さい場合は、図４
のような構成とし、受信部９でゲイン調整を行った後に
Ａ／Ｄ変換部２１〜２４に信号を送るようにする。
形態４におけるダイバーシティ受信機の構成図である。
図４は実施の形態３における、受信部９がＡ／Ｄ変換部
２１〜２４の前段に置かれた構成となっている。Ａ／Ｄ
コンバータのダイナミックレンジが小さい場合は、図４
のような構成とし、受信部９でゲイン調整を行った後に
Ａ／Ｄ変換部２１〜２４に信号を送るようにする。
【００２９】このようにして、Ａ／Ｄ変換部２１〜２４
のダイナミックレンジが小さい場合でも、デジタル信号
処理で線路切替スイッチを実現して信号の損失を抑え、
受信特性の向上を図ることができる。
のダイナミックレンジが小さい場合でも、デジタル信号
処理で線路切替スイッチを実現して信号の損失を抑え、
受信特性の向上を図ることができる。
【００３０】
【発明の効果】本発明は、アッテネータ、及び線路切替
スイッチを設けるブランチと設けないブランチを混在さ
せることによって、又は、線路切替スイッチをデジタル
信号処理で実現させることによって、線路切替スイッチ
での信号の損失による受信特性の劣化を軽減し、受信機
の受信特性を向上させることができる。
スイッチを設けるブランチと設けないブランチを混在さ
せることによって、又は、線路切替スイッチをデジタル
信号処理で実現させることによって、線路切替スイッチ
での信号の損失による受信特性の劣化を軽減し、受信機
の受信特性を向上させることができる。
【図１】本発明の実施の形態１におけるダイバーシティ
受信機の構成図
受信機の構成図
【図２】本発明の実施の形態２におけるダイバーシティ
受信機の構成図
受信機の構成図
【図３】本発明の実施の形態３におけるダイバーシティ
受信機の構成図
受信機の構成図
【図４】本発明の実施の形態４におけるダイバーシティ
受信機の構成図
受信機の構成図
【図５】従来のダイバーシティ受信機の構成図
１，２，１１，１２ アンテナ ３，４，５，６ 線路切替スイッチ ７，８ アッテネータ ９ 受信部 １０ 復調部 ２１，２２，２３，２４ Ａ／Ｄ変換部 ２５，２６ セレクタ ２７ 受信・復調部
Claims (6)
- 【請求項１】二本のアンテナと、アンテナから得られる
受信信号の振幅を減衰させるアッテネータと、アンテナ
からの信号を直接次段に出力するか前記アッテネータに
より減衰された信号を次段に出力するかを選択する経路
切替スイッチと、前記アンテナと前記経路切替スイッチ
から出力される信号を受け、ベースバンド信号を生成
し、復調部に出力する受信部と、前記受信部から出力さ
れる信号により、データ復調を行う復調部とを備え、二
つのブランチで、一方は前記アッテネータ及び前記経路
切替スイッチを備え、もう一方は直接受信部と接続し、
受信電界強度に応じてダイバーシティ受信を行うか否か
を選択することを特徴とするダイバーシティ受信機。 - 【請求項２】前記経路切替スイッチによる信号の損失分
を加味して、ダイバーシティ合成の際に線路切替スイッ
チを含むブランチのウェイトを軽くして合成することを
特徴とする請求項１記載のダイバーシティ受信機。 - 【請求項３】三本以上のアンテナと、アンテナから得ら
れる受信信号の振幅を減衰させるアッテネータと、アン
テナからの信号を直接次段に出力するか前記アッテネー
タにより減衰された信号を次段に出力するかを選択する
経路切替スイッチと、前記アンテナと前記経路切替スイ
ッチから出力される信号を受け、ベースバンド信号を生
成し、復調部に出力する受信部と、前記受信部から出力
される信号により、データ復調を行う復調部とを備え、
前記アッテネータ及び前記経路切替スイッチを設けるブ
ランチと、直接受信部と接続するブランチを混在させ、
受信電界強度に応じてダイバーシティ合成を行うブラン
チ数を変えることを特徴とするダイバーシティ受信機。 - 【請求項４】前記アッテネータの減衰量に差を持たせる
ことを特徴とする請求項３記載のダイバーシティ受信
機。 - 【請求項５】複数のアンテナと、アンテナから得られる
受信信号の振幅を減衰させるアッテネータと、受信信号
をアッテネータに通すか通さないかを選択する切替スイ
ッチと、前記アッテネータにより減衰された信号を次段
に渡すか、前記アッテネータを通ってない信号を次段に
渡すかを選択するセレクト部と、前記セレクト部から出
力される信号によりベースバンド信号を生成して出力す
る受信部と、前記受信部から出力される信号によりデー
タ復調を行う復調部とを備え、前記セレクト部は、入力
された信号をＡ／Ｄ変換し、デジタル信号処理を施すこ
とを特徴とするダイバーシティ受信機。 - 【請求項６】前記セレクト部の前段に受信部を配置する
ことを特徴とする請求項５記載のダイバーシティ受信
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9055827A JPH10256968A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | ダイバーシティ受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9055827A JPH10256968A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | ダイバーシティ受信機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10256968A true JPH10256968A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13009806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9055827A Pending JPH10256968A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | ダイバーシティ受信機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10256968A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7904046B2 (en) | 2000-10-20 | 2011-03-08 | Hitachi, Ltd. | Radio equipment having an attenuator between antenna and radio module |
-
1997
- 1997-03-11 JP JP9055827A patent/JPH10256968A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7904046B2 (en) | 2000-10-20 | 2011-03-08 | Hitachi, Ltd. | Radio equipment having an attenuator between antenna and radio module |
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