JPH10255502A - 中径ロウソクの着火方法及びそれに用いる燃焼補助蝋塊 - Google Patents

中径ロウソクの着火方法及びそれに用いる燃焼補助蝋塊

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JPH10255502A
JPH10255502A JP7904097A JP7904097A JPH10255502A JP H10255502 A JPH10255502 A JP H10255502A JP 7904097 A JP7904097 A JP 7904097A JP 7904097 A JP7904097 A JP 7904097A JP H10255502 A JPH10255502 A JP H10255502A
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JP
Japan
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candle
wax
medium
combustion
core
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Application number
JP7904097A
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English (en)
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Masako Mizuno
真佐子 水野
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一度使用した中径ロウソクを燃やす際に円滑
に通常燃焼させる。 【解決手段】 芯(31)の少なくとも先端側半分の含浸済
み蝋成分が燃焼する間の燃焼熱によって溶解しうる大き
さ及び/又は形状の燃焼補助蝋塊(40)を用いる。これを
中径ロウソク上端の凹状部分の芯近傍に載せ、芯に着火
して該芯の含浸済み蝋成分を燃焼させるとともに、燃焼
補助蝋塊を溶解させて芯に吸い上げ含浸させ、その間に
中径ロウソク上端部分を溶解させることにより通常燃焼
に移行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は中径ロウソクの着
火方法及びそれに用いる燃焼補助蝋塊に関し、特に冬期
において新品のロウソクを一度使用した後、再び着火し
た際にスムーズに通常燃焼に移行できるようにした方法
及び蝋塊に関する。
【0002】
【従来の技術】いずれの宗派においても仏壇や神棚の燭
台にロウソクを立て、灯明を灯して神仏像や位牌を祀る
のが一般的に行なわれている。通常、かかるロウソクに
はパラフィン蝋で作製された中径、例えば15〜20m
mのロウソクを使用することが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の中径ロ
ウソクでは新品を一度使用した後、例えば次の日に再び
灯明を灯そうとすると、芯が上手く燃えずに消えやす
く、しかも溶け出した蝋が燭台の外面や燭台を載せた場
所の表面に付着して固化し、その掃除が非常に煩雑であ
った。特に、気温の低い冬期にはかかる問題が頻繁に発
生しており、一度使用したロウソクを灯す時にはロウソ
ク上端部の蝋を削って芯を長くしてから着火するか、ロ
ウソク上端の蝋を何らかの方法、例えばマッチの炎で軟
化又は溶かす必要があった。
【0004】本発明は、かかる点に鑑み、一度使用した
ロウソクの芯に再び着火した際に円滑に通常燃焼に移行
できるようにした中径ロウソクの着火方法を提供するこ
とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本件発明者はロウソクを
燃焼させる際の芯及び溶けた蝋の挙動につて鋭意検討し
たところ、下記のような現象を知見するに至った。即
ち、新しいロウソクは図4の(a) に示されるようにロウ
ソク10の先端面に露出した芯11の基部を包み込む三
角形状の盛り上がり部分12が形成されており、芯11
に着火すると、芯11が十分な量の蝋を含浸しており、
スムーズに燃え上がるとともに、盛り上がり部分12が
すぐに溶解して芯11に吸い上げられて燃焼を維持し、
その間にロウソク11の上端部が溶解して通常燃焼に移
行する。
【0006】しかし、一度使用したロウソク10は図4
の(b) に示されるように、その上端面中央が凹状になっ
て周囲に壁面が形成され、しかも芯11自体も短く、含
浸されている蝋の量も新品の時に比べれば少なくなって
いる。従って、かかる芯11に着火すると、芯11は最
初は普通に燃えるが、未だロウソク10の上端面が溶け
出しておらず、芯11の含浸済みの蝋が減少して次第に
炭化し、炎が小さくなり、その頃にロウソク11の上端
部がようやく溶け出してその表面張力によって山状に盛
り上がり、芯11の長さを更に実質的に短くしてしま
い、図4の(c) に示されるように炎が消えてしまい、同
時に溶け出した蝋が矢印Aで示されるようにヤウソク1
0の側方に流れ出すこともあった。
【0007】また、芯11が十分に長いにもかかわら
ず、含浸済みの蝋の量が少ない場合には図4の(d) に示
されるように、芯11が炭化して下方に垂れ下がる一
方、周囲の蝋が溶け出してその表面張力によって山状に
盛り上がって芯11の長さを更に実質的に短くし、垂れ
下がった炭化芯11の先端が溶けた蝋と接触するころに
は炎が消えてしまう。特に、ロウソク10が短くなって
も使用できるように、ロウソク10をホルダー20内に
収容し、ばね部材21で所定の定位置に押し上げる方法
が採用した場合に頻繁に発生していた。
【0008】即ち、中径ロウソクの場合、芯11の燃焼
とロウソク10の溶け出す速度との間におけるバランス
が崩れやすく、これが原因で通常燃焼に移行し難いこと
を知見するに至った。
【0009】そこで、本発明に係る中径ロウソクの着火
方法は、新品の中径ロウソクの芯に着火し燃やして消火
した後、上記芯に再び着火して燃やすに際し、消火後の
芯の少なくとも先端側半分の含浸済み蝋成分が燃焼する
間の燃焼熱によって溶解しうる大きさ及び/又は形状の
燃焼補助蝋塊を中径ロウソク上端の凹状部分の芯近傍に
載せ、芯に着火して芯の含浸済み蝋成分を燃焼させると
ともに、燃焼補助蝋塊を溶解させて芯に吸い上げ含浸さ
せ、その間に中径ロウソク上端部分を溶解させることに
より通常燃焼に移行させるようにしたことを特徴とす
る。
【0010】本発明の特徴の1つはロウソクの芯を再着
火する際に燃焼補助蝋塊を芯近傍に載せ、ロウソクの上
端が溶け出すまでの間、燃焼補助蝋塊の溶解した蝋成分
を芯に吸い上げ含浸させて芯の炭化を防止しつつ炎の大
きさを維持するようにした点にある。これにより、ロウ
ソク上端が溶解し始めた時にも芯は大きな炎に維持され
ており、円滑に通常燃焼に移行することとなる。
【0011】本発明の方法では燃焼補助蝋塊によって芯
の炎の大きさが維持されるので、ロウソクをホルダー内
に保持した場合にも効果を発揮する。即ち、中径ロウソ
クを所定の定位置に押し上げるホルダー内に収容して着
火する場合にも同様に適用できる。
【0012】中径ロウソクとは概ね15〜20mmの外
径を有するロウソクをいう。燃焼補助蝋は芯の含浸済み
蝋成分が燃焼する間の燃焼熱によって溶解しうる大きさ
及び/又は形状であればよく、例えば十分な表面積を有
する板状とすることもできるが、製造の簡単さを考慮す
ると、2〜4mmの外径を有する球状又は板状とするの
が好ましい。この場合の球状とは真球状や楕円球状、そ
れらに近い形状、米粒状等を含む。また、板状の外形は
円形、楕円形、多角形であってもよい。この板状の蝋塊
は当初から板状に製造してもよく、棒状の蝋塊を使用時
に適当な厚みに切断して使用することもできる。
【0013】また、本発明によれば、新品の中径ロウソ
クの芯に着火し燃やして消火した後、芯に再び着火して
燃やす際に用いられ、芯の含浸済み蝋成分の燃焼から中
径ロウソク上端部分の溶解した蝋成分による通常燃焼に
移行するまでの間に芯に蝋成分を吸い上げ含浸させるた
めの燃焼補助蝋塊であって、蝋塊が中径ロウソクの上端
面凹状部分の芯近傍に載せられかつ消火後の芯の少なく
とも先端側半分の含浸済み蝋成分が燃焼する間の燃焼熱
によって溶解しうる大きさ及び/又は形状をなしている
燃焼補助蝋塊を提供することができる。
【0014】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、ロウソクの芯
を再着火した際に、ロウソクの上端が溶け出すまでの
間、燃焼補助蝋塊の溶解した蝋成分を芯に吸い上げさせ
て芯の炭化を防止しつつ炎の大きさを維持するようにし
たので、ロウソク上端が溶解し始めた時にも芯を大きな
炎に維持され、円滑に通常燃焼に移行できる。その結
果、従来のようにロウソク上端部の蝋を削ったり、マッ
チの炎で軟化させたりして芯を長くする必要がなくな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す具体例
に基づいて詳細に説明する。図1ないし図2は本発明の
中径ロウソクの着火方法の好ましい実施形態を示す。図
において、中径ロウソク30は外径15〜20mmを有
し、新品の状態から何回か使用されて図1及び図2の
(a) に示されるように、その上端が凹状をなすととも
に、芯31自体も新品の時に比して短くなっている。他
方、燃焼補助蝋塊40は図2の(b)に示されるように、
外径L1 が2〜4mmの楕円球状をなしている。
【0016】かかる中径ロウソク30に炎を灯す場合、
まず図2の(a) に示されるように、ロウソク30の上端
凹状部分の芯31近傍に、好ましくは芯31に接触させ
て燃焼補助蝋塊40を載せ、芯31に着火する。
【0017】すると、図1に示されるように、露出した
芯31に含浸されている蝋成分が大きな炎で燃焼し、そ
の間の燃焼熱によって燃焼補助蝋塊40が溶け出し、そ
の溶け出した蝋が図1の矢印Bで示されるように芯31
に吸い上げられて含浸され、芯31がほとんど炭化せず
に炎が大きさが維持される。
【0018】こうして燃焼補助蝋塊40の溶け出した蝋
成分によって炎が維持されるいる間に、図1の矢印Cで
示されるように、ロウソク30の上端の蝋が溶け出し、
芯31に吸い上げられるようになり、こうして大きな炎
の通常燃焼に移行することとなる。
【0019】図3は本発明の第2の実施形態を示す。本
例ではロウソク30はホルダー20内に挿入され、下方
からばね部材によって押し上げられ(矢印D参照)、ロ
ウソク30の上端が所定の定位置に保持されるようにな
んでいる。かかる場合にも燃焼補助蝋塊40を用いるこ
とによって芯31を円滑に通常燃焼に移行させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施形態を示す拡大図であ
る。
【図2】 上記実施形態における着火前の状態(a) 及び
使用する燃焼補助蝋塊(b) を示す図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態を示す図である。
【図4】 課題を解決するための手段を説明するための
図である。
【符号の説明】
30 ロウソク 31 芯 40 燃焼補助蝋塊

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新品の中径ロウソクの芯に着火し燃やし
    て消火した後、上記芯に再び着火して燃やすに際し、 消火後の上記芯の少なくとも先端側半分の含浸済み蝋成
    分が燃焼する間の燃焼熱によって溶解しうる大きさ及び
    /又は形状の燃焼補助蝋塊を上記中径ロウソク上端の凹
    状部分の芯近傍に載せ、上記芯に着火して該芯の含浸済
    み蝋成分を燃焼させるとともに、上記燃焼補助蝋塊を溶
    解させて上記芯に吸い上げ含浸させ、その間に上記中径
    ロウソク上端部分を溶解させることにより通常燃焼に移
    行させるようにしたことを特徴とする中径ロウソクの着
    火方法。
  2. 【請求項2】 上記中径ロウソクを所定の定位置に押し
    上げるホルダー内に挿入して燃やすようにした請求項1
    記載の中径ロウソクの着火方法。
  3. 【請求項3】 上記中径ロウソクが15〜20mmの外
    径を有し、上記燃焼補助蝋塊が2〜4mmの外径を有す
    る球状又は板状をなす請求項1記載の中径ロウソクの着
    火方法。
  4. 【請求項4】 新品の中径ロウソクの芯に着火し燃やし
    て消火した後、上記芯に再び着火して燃やす際に用いら
    れ、上記芯の含浸済み蝋成分の燃焼から上記中径ロウソ
    ク上端部分の溶解した蝋成分による通常燃焼に移行する
    までの間に上記芯に蝋成分を吸い上げ含浸させるための
    燃焼補助蝋塊であって、 蝋塊が上記中径ロウソクの上端面凹状部分の芯近傍に載
    せられかつ消火後の上記芯の少なくとも先端側半分の含
    浸済み蝋成分が燃焼する間の燃焼熱によって溶解しうる
    大きさ及び/又は形状をなしていることを特徴とする燃
    焼補助蝋塊。
  5. 【請求項5】 上記蝋塊が2〜4mmの外径を有する球
    状又は板状をなしている請求項4記載の燃焼補助蝋塊。
JP7904097A 1997-03-12 1997-03-12 中径ロウソクの着火方法及びそれに用いる燃焼補助蝋塊 Pending JPH10255502A (ja)

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