JPH10254914A - 論理シミュレーション結果解析装置 - Google Patents

論理シミュレーション結果解析装置

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JPH10254914A
JPH10254914A JP9052847A JP5284797A JPH10254914A JP H10254914 A JPH10254914 A JP H10254914A JP 9052847 A JP9052847 A JP 9052847A JP 5284797 A JP5284797 A JP 5284797A JP H10254914 A JPH10254914 A JP H10254914A
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JP
Japan
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signal line
circuit
simulation
signal
value
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Application number
JP9052847A
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English (en)
Inventor
Kyoji Wada
恭司 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10254914A publication Critical patent/JPH10254914A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な記憶容量を削減し、結果解析までの時
間を短縮できる論理シミュレーション結果解析装置を実
現する。 【解決手段】 解析対象回路110および118への外
部入力信号線112の値および記憶素子118の出力の
みを保存ポイント114で保存し、この保存値に基づい
て指定時刻から解析対象回路の動作を再シミュレートす
る。保存ポイント114の情報は、シミュレートの各サ
イクルでなく、所定サイクルごとに保存するようにし、
指定された時刻から逆上った最初の保存時刻から再シミ
ュレートを行なうようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理回路における
論理シミュレーション結果解析装置に関し、特に、集積
回路等の論理回路の論理シミュレーション結果データの
保存方法および信号線の値の発生原因発見方法が改善さ
れた論理シミュレーション結果解析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】論理回路の設計結果を解析するために
は、論理回路のシミュレーションを行なうことが不可欠
である。図17に従来のシミュレーション結果解析の作
業フローチャート、図18に、所望でない結果が得られ
た場合の原因追跡の詳細な作業フローチャートを、それ
ぞれ示す。
【0003】図17および図18を参照して、従来のシ
ミュレーション結果解析は次のようにして行なわれる。
特に図17を参照して、回路情報210を参照してシミ
ュレーション212を行なう。続いてその結果が期待ど
おりものかどうかについて判断し(216)、期待した
とおりの結果が得られた場合にはシミュレーションは終
了する。期待しない値またはイベントが発生した場合に
は、その発生原因を究明・解析するために、まず解析す
べき信号線の特定を行なう(218)。この後、波形デ
ータなどが記録されたシミュレーション結果データ21
4と、回路図およびネットリストなどを含む回路接続情
報210とを照らし合わせながら発生原因の追跡(22
0)を行なう。
【0004】原因追跡作業220の詳細は次のようにな
っている。特に図18を参照して、ステップ218で特
定された解析対象信号線を出力とする素子の入力信号線
の探索(230)を回路接続情報210を参照して行な
う。シミュレーション結果214から当該入力信号線の
値を呼出し、入力値がすべて正当かどうかについて判定
する(232)。入力値がすべて正当なものであれば、
当該素子が発生原因となるのでここで原因追跡は終了す
る。1つでも不当な入力信号が存在すれば、その入力信
号線を次の解析対象信号とし(234)、図18に示す
入力信号線の探索以下の処理を繰返す。
【0005】この場合、原因追跡に必要なシミュレーシ
ョン結果データは図17のシミュレーション処理(21
2)中に生成され、対象回路のすべての信号線におけ
る、そこに発生するすべてのイベントまたは値の情報を
含んでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の論理
シミュレーション結果解析処理では、すべてのシミュレ
ーション時刻における、対象回路のすべての内部信号線
に関するデータを保存する。そのため、対象回路規模が
大きい場合や、シミュレーションに要するテストパター
ンのベクタ数が長い場合には、保存しなければならない
データ量が膨大になる。そのため必要とされる記憶装置
の容量が大きくなるだけでなく、記憶装置にデータを書
込むための時間が多く必要とされ、その結果シミュレー
ション時間が長くなるという問題がある。さらに、デー
タの記憶装置からの読出にも長時間が必要とされるの
で、シミュレーション結果の解析時間も長くなるという
問題がある。さらに、図18に示される処理230での
入力信号線の探索は、回路接続情報210から操作者が
手操作で行なっている。また処理232における、入力
信号線の値の呼出しもシミュレーション結果214から
操作者が行なう必要があった。そのため特に対象回路規
模が大きくなると操作者が行なうべき作業が増大し、期
待しない結果の発生原因の究明に多くの時間を費やす必
要があるという問題点があった。
【0007】本発明はこうした問題点に鑑みてなされた
ものであって、請求項1〜6に記載の発明の目的は、必
要な記憶容量を削減することができ、それによってシミ
ュレーション時間を短縮することができる論理シミュレ
ーション結果解析装置を提供することである。
【0008】請求項7〜9に記載の発明の目的は、請求
項1〜6に記載の発明の目的に加えてさらに、論理シミ
ュレーション結果の解析に要する時間を短縮することが
できる論理シミュレーション結果解析装置を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る論理シミュレーション結果解析装置は、解析対象回
路の回路接続情報を保存するための回路接続情報保存手
段と、外部入力と回路接続情報とに基づき解析対象回路
の動作をシミュレートするためのシミュレート手段と、
シミュレート手段によるシミュレーションの実行に伴っ
て変化する、解析対象回路内部の記憶素子の出力と解析
対象回路への外部入力の値とを、予め定める間隔で、か
つシミュレート時間と関連させて記憶するための記憶手
段と、記憶手段の記憶内容に基づいて、任意の時刻から
前記解析対象回路の再シミュレーションを実行するため
の再シミュレート手段とを含んでいる。
【0010】記憶手段に、シミュレーション結果のう
ち、解析対象回路内部の記憶素子の出力と解析対象回路
への外部入力の値とを記憶させる。これらの値は、予め
定める間隔で、かつシミュレート時間と関連させて記憶
させる。そのため任意の時刻から解析対象回路の再シミ
ュレーションを行なうことができる。記憶手段に記憶さ
れるデータの間隔が、シミュレート手段によるシミュレ
ーションの間隔よりも大きくても、その間のシミュレー
ション結果を再現することができる。記憶手段として必
要な記憶容量が従来のものと比較して少なくてもよい。
書込に要する時間も短縮されるので、シミュレーション
時間を短縮することができる。
【0011】請求項2に記載の発明に係る論理シミュレ
ーション結果解析装置は、請求項1に記載の発明の構成
に加えて、解析対象回路が、予め定める波形を有するク
ロック信号を時間的な基準として動作する仕様とされて
おり、このクロック信号の仕様を特定するための情報を
記憶するためのクロック信号仕様記憶手段をさらに含ん
でいる。シミュレート手段および再シミュレート手段
は、シミュレーションの実行時に、クロック信号仕様記
憶手段に記憶された情報に基づいてクロック信号に相当
する信号を生成することにより解析対象回路の動作をシ
ミュレートする。
【0012】クロック信号の仕様が予め特定されている
ので、シミュレーション時にはこのクロック信号を自動
的に生成することができる。シミュレーション時のクロ
ック信号の波形を記憶しておく必要はない。そのため記
憶装置の使用量をさらに削減することができ、シミュレ
ーション時間もさらに短縮することができる。なお再シ
ミュレーション時のクロック信号の波形の記憶について
は操作者が操作できる。
【0013】請求項3に記載の発明に係る論理シミュレ
ーション結果解析装置は、請求項1または2に記載の発
明の構成に加えて、解析対象回路は、シミュレーション
期間内の予め定める期間内において固定値をとる信号を
入力として持つ。論理シミュレーション結果解析装置は
さらに、固定値をとる信号の波形を特定するための固定
値信号特定情報を記憶するための手段を含む。シミュレ
ート手段および再シミュレート手段は、シミュレーショ
ンの実行時に、予め定める期間内に固定値をとる信号を
自動生成することにより、解析対象回路の動作をシミュ
レートする。
【0014】解析対象回路が、固定値をとる信号を入力
として持っている場合、この固定値をとる信号の波形を
特定するための情報を記憶しておく。そしてシミュレー
ト時および再シミュレート時に、この固定値信号特定情
報に基づいて固定値を自動的に生成してシミュレーショ
ンを実行する。シミュレート時に、この固定値をとる信
号の波形を記憶しておかなくても再シミュレート時にそ
の値を自動的に生成することができるので、シミュレー
ション結果のデータを保存しておくべき記憶容量をさら
に削減することができる。
【0015】請求項4に記載の発明に係る論理シミュレ
ーション結果解析装置は、請求項1〜3のいずれかに記
載の発明の構成に加えて、解析対象回路内のある信号線
が指定されたことに応答して、回路接続情報に基づき、
指定された信号線に対して影響を及ぼし得る信号線群か
らなるコーンを解析対象回路内において特定するための
手段と、再シミュレート手段が解析対象回路を再シミュ
レートする際に、コーン内部に存在する接続線上の信号
の値を記憶するための手段をさらに含む。
【0016】再シミュレーションを行なう際に、解析対
象回路内の信号線の値を保存する必要があるが、その保
存対象を、コーン内部に存在する接続線上の信号のみに
限定する。コーン外に存在する接続線上の信号は、解析
対象回路内の、指定された信号線上の信号には影響を与
えないので、記憶しておく必要がない。これにより必要
とされる記憶容量をさらに削減することができ、また再
シミュレーションの実行時間も短縮することができる。
【0017】請求項5に記載の発明に係る論理シミュレ
ーション結果解析装置は、請求項1〜4のいずれかに記
載の装置であって、解析対象回路内に含まれるインバー
タゲートおよびバッファゲートを回路接続情報から抽出
し、当該ゲートの入出力信号線名およびその関係を特定
する情報を保存するための手段と、再シミュレート手段
が解析対象回路の動作を再シミュレートする際に、保存
されたゲートの入出力信号線名およびその関係から解析
対象回路内に含まれるインバータゲートおよびバッファ
ゲートの出力信号線の値を自動生成するための手段をさ
らに含む。
【0018】解析対象回路内に含まれるインバータゲー
トおよびバッファゲートの出力信号線の値は、再シミュ
レーションをする際には、入力信号線の値と、保存され
ているゲートの入出力信号線名およびその関係を特定す
る情報から自動生成することができる。したがって、シ
ミュレーションの実行時に、インバータゲートおよびバ
ッファゲートの出力信号線の値を保存しておく必要がな
い。ゲートの入出力信号線名およびその関係を特定する
情報を保存するための記憶容量の分だけ必要とされる記
憶容量が増大するが、それらのシミュレート時の出力信
号線の値を覚えておく必要がなくなるので、必要とされ
る記憶容量の全体量が削減でき、シミュレーションの実
行時間もさらに短縮することができるる請求項6に記載
の発明に係る論理シミュレーション結果解析装置は、請
求項4または5に記載の発明の構成に加えて、コーン内
部の回路からコーン外部の回路への接続線上を伝播する
信号がなくなるように、回路接続情報中の、コーンの境
界上の信号線に関する情報を擬似的に変更するための手
段をさらに含む。
【0019】指定された信号線に影響を与えるコーンの
外部に存在する回路は、コーン内部からイベントが伝播
することがなくなる。コーン外部の回路の動作を再シミ
ュレートする必要がなくなるので、再シミュレーション
に要する時間を削減することができる。同じくコーン外
部の回路のシミュレーション結果を保存する必要もない
ので、解析時の記憶装置の使用量をさらに削減すること
ができ、またシミュレーション結果の解析に要する時間
もさらに短縮することができる。
【0020】請求項7に記載の発明に係る論理シミュレ
ーション結果解析装置は、請求項1〜6のいずれかに記
載の発明の構成に加えて、解析対象回路内部のある信号
線が操作者により指定されたことに応答して、当該信号
線の値の発生原因である信号線を探索するための手段を
さらに含む。
【0021】解析対象信号線を特定すると、当該信号線
の値の発生原因である信号線を自動的または対話的に探
索することができるので、シミュレーション結果の解析
に要する時間をさらに短縮することができる。
【0022】請求項8に記載の発明に係る論理シミュレ
ーション結果解析装置は、請求項7に記載の発明の構成
に加えて、探索するための手段が、解析対象の回路の信
号線のうちの予め選択された信号線中に不定値を割当て
られたものがあるか否かを調べ、不定値を割当てられた
信号線が存在することが検出されたことに応答して、探
索するための手段による探索の実行を中止させるための
手段をさらに含んでいる。予め選択された信号線として
は例えば、外部入力、記憶素子の制御信号(クロック、
セット、リセット信号)、駆動されていない内部信号線
等がある。
【0023】解析対象回路の信号線中に不定値を割当て
られたものがあると、回路が期待どおりに動作しない。
そうしたものは、解析対象信号線の値の発生原因である
信号線を探索するための処理を行なうまでもなく特定す
ることができる。そのため発生原因の信号線を探索する
処理を行なう必要がなく、解析時間を短縮することがで
きる。
【0024】請求項9に記載の発明に係る論理シミュレ
ーション結果解析装置は、請求項7または8に記載の発
明の構成に加えて、指定された信号線の値に対して特定
の影響を与えたと判断される信号線、または探索の終了
時に到達した信号線から、指定された信号線までのパス
をグラフィカルに表示するための手段をさらに含む。
【0025】信号線の値の発生原因である信号線、また
は探索の終了時に到達した信号線から、指定された信号
線までのパスをグラフィカルに表示することにより、そ
のパスを視覚的に確認することができる。そのため原因
信号線探索後の解析時間をさらに短縮することができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】図1に、本願発明の論理シミュレ
ーション結果解析装置を実現するための装置であるコン
ピュータのブロック図を示す。図1を参照して、このコ
ンピュータ(論理シミュレーション結果解析装置)30
は、中央処理装置(CPU)32と、主記憶装置34
と、固定ディスクなどからなる補助記憶装置38と、キ
ーボードおよびマウスなどからなる入力装置36と、デ
ィスプレイ、プリンタなどからなる出力装置40とを含
んでいる。
【0027】図1に示されるコンピュータ30自体の動
作は一般的なコンピュータのものと同様であるので、そ
の動作の概略はここでは繰返さない。本願発明に係る論
理シミュレーション結果解析装置は、補助記憶装置38
に特定のプログラムを記憶し、それを主記憶装置30に
読出して中央処理装置32が実行することにより実現さ
れる。
【0028】本願発明では、回路接続情報は補助記憶装
置38に記憶される。シミュレーション時刻と、そのシ
ミュレーション時刻における、解析対象回路への外部入
力信号線の値および解析対象回路内の記憶素子の出力信
号線の値は、主記憶装置34に確保される。シミュレー
ション結果において解析すべき信号線と、その時刻とは
入力装置36から操作者によって指定される。その他、
以下の実施の形態で「ファイル」として述べるものは補
助記憶装置38に確保される。再シミュレーション時に
保存される、解析対象回路の組合せ回路のうち、解析対
象信号線の値に影響を与える回路の集まりを以下の説明
では「コーン」と呼ぶが、このコーン内の信号線の値は
主記憶装置34内に記憶される。またコーン内のインバ
ータゲートおよびバッファゲートに関してその入出力線
名とそれらの関係に関する情報が補助記憶装置38に保
存される。
【0029】その他、図1に示される各構成要素が実施
の形態でどのような役割を果たすか、については以下の
説明で随時述べる。
【0030】図2および図3に、図1に示されるコンピ
ュータ30によって実行されることにより論理シミュレ
ーション結果解析装置を実現するためのプログラムのフ
ローチャートを示す。このフローチャートに従った処理
を実現するソフトウェアは補助記憶装置38に記憶され
ており、前述したように主記憶装置34に読出されて中
央処理装置32により実行される。
【0031】このフローチャートを説明するに先立っ
て、解析対象回路について説明し、シミュレーションが
どのように行なわれるかについて図4を参照して説明す
る。
【0032】図4を参照して、シミュレートされる回路
は組合せ回路110と記憶素子118とを含んでいる。
組合せ回路110は、複数個の外部入力信号線112と
複数個の外部出力信号線116とに接続されている。さ
らに組合せ回路110は、記憶素子118への出力信号
線と記憶素子118からの入力信号線とにも接続されて
いる。シミュレーションでは、組合せ回路110への外
部入力信号線112の値と記憶素子118からの出力と
の値のみが保存される。その保存タイミングについては
後述する。図4において、保存される値の位置は保存ポ
イント114として黒丸で示されている。
【0033】再び図2を参照して、まずステップ50
(以下「ステップ」は随時省略する。)において、組合
せ回路110に入力される信号のうち、クロック信号、
固定値信号または1イベント信号があるか否かについて
判定する。以下これらの信号がどのようなものかについ
て図5を参照して説明する。
【0034】図5を参照して、組合せ回路110には、
この組合せ回路110の動作タイミングを規定するため
のクロック信号が与えられる場合が一般的である。この
クロック信号がクロック信号線124から与えられるも
のとする。また、「固定値信号」とは、固定値が入力さ
れることがわかっている信号のことをいう。たとえば解
析対象回路には2つの動作モードがあり、そのモードを
指定するための信号として「1」または「0」のいずれ
かが入力されることがわかっており、しかも動作中にそ
の値が変化しない場合がある。こうした信号を固定値信
号と呼ぶ。固定値信号は信号線122から組合せ回路1
10に与えられるものとする。
【0035】「1イベント信号」とは、シミュレーショ
ン中のイベント変化が1回しか発生しない信号をいう。
たとえばリセット信号などがこれに相当する。この1イ
ベント信号は信号線120から組合せ回路110に与え
られるものとする。
【0036】なお図5では、クロック信号、固定値信
号、1イベント信号が各々1個ずつしかない場合を示し
てあるが、本発明はこれには限定されない。これら信号
のうち1つのみ、また2つのみがあってもよいし、各々
が複数個あってもよい。
【0037】図2に示すステップ50の判断は、オペレ
ータからこのような信号があることが指定されているか
否かを調べることにより行なわれる。こうした信号が存
在する場合には、信号名、信号値などを指定するファイ
ル名をオペレータから受ける(52)。そうしたファイ
ルの形式について図6を参照して説明する。
【0038】図6(A)にクロック用コントロールファ
イル130の記述例を、図6(B)に固定値用コントロ
ールファイル132の記述例を、図6(C)に1イベン
ト信号用コントロールファイル134の記述例を、それ
ぞれ示す。クロック用コントロールファイル130に
は、クロックとなる入力のピン名(CLK)と、クロッ
ク周期(50)と、クロックの初期値(0)とをそれぞ
れの項目名に続けて指定する。また固定値用コントロー
ルファイル132としても同様に、固定値が入力される
ピン名(MODE)と、その固定値(1)とをそれぞれ
の項目名とともに記述する。1イベント信号用コントロ
ールファイル134についてもそのピン名(RESE
T)と、その1イベント信号の初期値(1)と、イベン
ト変化の時刻(100)とをそれぞれの項目名とともに
記述する。こうして、クロック信号、固定値信号、1イ
ベント信号の仕様が記述される。
【0039】クロック信号、固定値信号、1イベント信
号は、他の入力信号の値に関係なく、図6に示されるよ
うな仕様情報があればシミュレーション中に自動生成を
行なうことができる。同じく再シミュレーションのとき
にも同じデータからシミュレーション時と全く同じ信号
を生成することができる。したがってこれらの信号につ
いては、シミュレーションの実行中にはその値等を保存
しておく必要がない。クロック信号については再シミュ
レーション実行時に保存が必要となることがあるがその
記憶は操作者が管理できる。1イベント信号については
再シミュレーション時には保存される。固定値信号につ
いては再シミュレーション時にも保存の必要はない。結
局、これらの信号については少なくとも最初のシミュレ
ーションの結果データを保存しておく必要がないので、
従来と比較してシミュレーションのために必要な記憶容
量を削減することができる。
【0040】再び図2を参照して、ステップ50または
52の後、回路接続情報から、外部入力および記憶素子
の出力を抽出する(54)。この場合の外部入力とは図
4に示される外部入力信号線112の値をいう。以下に
説明するシミュレーションの実行中には、ここで抽出さ
れた外部入力信号線の値と、記憶素子の出力信号線の値
と、そのときのシミュレーション時刻とのみを保存す
る。すなわち図4に示される保存ポイント114の値の
みを保存する。このように、組合せ回路110内部のす
べての値を保存しなくとも、後述するように再シミュレ
ーション時には組合せ回路110内の各信号線の値を再
現することができる。そのため解析に不必要なデータを
保存する必要がなくなり、記憶装置の使用量を削減する
ことができる。
【0041】図2を参照して、ステップ56で保存ポイ
ント114(図4参照)での値の保存方法についてオペ
レータからの指定を受ける。この保存方法として本実施
の形態では2つの方法を想定している。図7(A)に、
例としてある保存ポイントでの波形の例を示す。図7
(D)にはシミュレーション時刻を示す。図7(B)に
は、シミュレーション単位時間ごとに保存ポイントの値
をすべて保存する方法(保存方法1)を示す。図7
(C)には、シミュレーション単位時間にして4単位時
間ごとに保存ポイントの値を保存する方法(保存方法
2)を示す。保存方法1では、16シミュレーション単
位時間ではデータ保存量は16個となるが、保存方法2
では保存量は4個でよい。
【0042】後述するように再シミュレーションをする
ときには、再シミュレーション開始時刻が操作者により
指定される。保存方法1では、すべてのシミュレーショ
ン時刻についてそのときの保存ポイントでの信号の値を
記憶しているから、直ちに再シミュレーションを行なう
ことができる。一方保存方法2では、指定された再シミ
ュレーション開始時刻の値を保存していればよいが、そ
うでないときには再シミュレーションを次のように行な
う。すなわち、再シミュレーション開始時刻として指定
された時刻から逆上って最も近い保存時刻を探し、この
ときの保存値から再シミュレーションを開始する。する
と、結果として操作者から指定された再シミュレーショ
ン開始時刻での当該保存ポイントでの信号値も再現する
ことができる。再シミュレーションを開始するための時
間は多少長くなるが、保存すべきデータ量は削減するこ
とができる。
【0043】再び図2を参照して、保存方法として図7
(C)に示されるように保存方法2が指定されたときに
は、操作者により保存間隔の指定を受ける(58)。
【0044】続いてシミュレーションを開始する(6
0)。このとき、保存方法が図7に示される保存方法1
か保存方法2かによって、ステップ64または66でそ
れぞれ所定の保存方法に従って保存ポイントでの信号値
を保存する。すなわち保存方法1が指定されたときに
は、外部入力および記憶素子の出力のみを、シミュレー
ション単位時間ごとに保存する(64)。また保存方法
2が指定されたときには、外部入力および記憶素子の出
力のみを、指定時間間隔ごとに保存する(66)。こう
してシミュレーション終了時刻が到達すると(68)、
シミュレーションプロセスは終了せず待ち状態となる
(70)。
【0045】次に、シミュレーション結果を解析するた
めに、解析すべき信号線と解析すべき時刻とをオペレー
タが指定する(72)。これに応じて、図3を参照し
て、保存方法1または保存方法2のいずれが指定された
かに応じてステップ76または78の処理が行われる。
すなわち保存方法1が指定されているときには、論理シ
ミュレーション結果解析装置の時刻をオペレータにより
指定された時刻に設定する(76)。保存方法2が指定
されたときには、シミュレータの時刻を、オペレータに
より指定された時刻から逆上った最初の保存時刻に設定
する(78)。
【0046】続いて、このようにして設定された時刻に
おける外部入力信号線の値と記憶素子の出力信号線の値
とを、図1に示す主記憶装置34に保存されているシミ
ュレーション結果の保存データから呼出し(80)、呼
出した値を当該信号線に割当てる(82)。以下指定さ
れた解析開始時刻から再シミュレーションを行なう(9
0)が、本実施の形態では再シミュレーションに先立っ
てステップ84〜88により示される処理を行なう点に
も特徴がある。以下これらの処理について説明する。
【0047】再シミュレーションを実行するに先立っ
て、解析対象信号線が指定されている(72)。解析す
べき信号線は、図4に示す組合せ回路110の内部また
は出力の信号線である。この解析すべき信号線が指定さ
れると、図8に示すように、当該信号線140または1
44に対して影響を及ぼし得る信号線群からなるコーン
142または146を自動的に抽出する(84)。これ
は、信号線140または144に対して影響を及ぼし得
る信号線群の結果のみを再シミュレートすればこれらの
信号線の信号値の発生原因を知ることができ、コーン外
部の信号線についてはシミュレートをする必要がないた
めである。
【0048】指定信号線が複数存在する場合には、その
複数の指定信号線の各々に対してコーンを自動抽出す
る。たとえば図8を参照して、信号線140および信号
線144を解析すべき信号線として指定した場合を想定
する。信号線140に対してはコーン142を、信号線
144に対してはコーン146をそれぞれ抽出する。こ
の場合、本実施の形態では、最初に、組合せ回路110
の出力により近い信号線である信号線140に対するコ
ーン142を抽出し、その後信号線144に対するコー
ン146を抽出する。両方のコーン142および146
に含まれる信号線150が存在した場合、コーン142
を抽出するときに信号線150に対してコーン142の
属性を付帯させる。そしてコーン146を抽出するとき
に、この属性によって信号線150をシミュレート対象
としてさらに追加することを拒絶する。したがって複数
のコーン142および146の重複部分148に属する
1つの信号線の値を再シミュレート時に重複して保存す
ることはない。
【0049】以下に述べるように再シミュレート時には
コーン内部の再シミュレーション結果を保存するだけで
原因信号線の特定を行なうことができるので、論理シミ
ュレーション結果解析時の記憶装置の使用量を削減する
ことができる。またコーン外部の回路のシミュレーショ
ンを行なう必要がないので、再シミュレーションの実行
時間を短縮することができる。
【0050】再び図3を参照して、ステップ84で抽出
されたコーン内のインバータ、バッファゲートを抽出す
る。そして図9に示されるように、各ゲートの種類と、
その入出力信号線名とをインバータ・バッファゲート抽
出情報160として図1に示す補助記憶装置38に保存
しておく。インバータ・バッファゲートについては、シ
ミュレーションの実行時にその出力信号線の値を保存し
なくとも、入力信号線の値とゲート種類とから自動的に
出力信号線の値を決定することができる。したがってイ
ンバータゲートおよびバッファゲートのための記憶容量
を削減しながらシミュレーション結果の解析を行なうこ
とができる。
【0051】続いてステップ88で、図8に示されるコ
ーン142のような、ステップ84で抽出されたコーン
の情報に基づき、コーンの境界となる信号線を抽出し、
コーンとそれ以外の部分とに、解析対象回路を擬似的に
切り離す(88)。その切離し方法は次の通りである。
【0052】図10に示されるように、たとえばコーン
142の内部の2つのNANDゲートXおよびYが、コ
ーン142の外部にNANDゲートZがそれぞれ存在す
るものとする。ゲートXは2つの入力信号線N1および
N2ならびに出力信号線Aを有する。ゲートYは信号線
Aおよび信号線N4を入力として、信号線N6を出力信
号線としてそれぞれ持つ。ゲートZは信号線Aおよび信
号線N3を入力として、信号線N5を出力としてそれぞ
れ持つ。この場合、信号線Aはコーン142の内部に属
し、かつコーン142の外部にも接続されている。こう
した場合、図11に示されているように、コーン外部に
あるNANDゲートZの一方の入力信号線Aの名前を
“A_dummy ”に変更する。これによりゲートZの入力
信号線である信号線AとゲートXの出力でありゲートY
の入力である入力信号線Aとを別の信号線として取扱う
ことができる。この処理が、回路接続情報でどのような
処理に対応するかを図12に示す。図12(A)は、図
10に示す回路接続に対応した回路接続情報を、図12
(B)は図11に示した回路接続に対応した回路接続情
報をそれぞれ既存の記法に従って記述したネットリスト
である。これによって、信号線Aを介してコーン142
の外部にイベントが伝播することがなくなる。コーン外
部のシミュレーションを行なう必要がなくなるので、以
下に述べる再シミュレーションに要する時間を削減する
ことができる。
【0053】なお、ステップ86および88に述べた処
理は互いに独立であって、いずれか一方のみを行なうこ
ともできる。またさらに、ステップ84〜88の処理は
処理の効率化上で効果があるが、このようなコーンを抽
出した処理を行なわなくても本願発明によってシミュレ
ーション結果の記憶のために必要とされる記憶容量が削
減され、その結果シミュレート時間も短縮されることは
明らかである。
【0054】続いてステップ72(図2)で指定された
解析開始時刻からの再シミュレーションを実行する(9
0)。このとき、図4を参照して説明したように保存ポ
イント114のデータのみ読出すことにより再シミュレ
ーションを行なうことができるので、再シミュレーショ
ンの処理を短縮することができる。また図3のステップ
84〜88において説明した処理に従い、コーン内部の
回路の動作のみをシミュレートすることで、再シミュレ
ーションの時間をさらに削減することができる。またこ
のとき、コーン内のインバータ・バッファゲートについ
てその入力から出力信号値を自動的に生成しているの
で、インバータ・バッファゲートの値を保存しておく必
要もない(92)。
【0055】こうして再シミュレーションした結果を用
いて解析対象信号線の値の発生原因の探索を行なう(9
6)が、それに先立って以下に述べるような探索前処理
(94)を行なう。ただし、この探索前処理をしなくと
も良い。
【0056】図13に図3の探索前処理94の詳細なフ
ローチャートを示す。この処理は、解析すべき信号線の
値の発生原因を、解析対象信号線から入力側への後方追
跡手法を用いた探索に先立って発見するための処理であ
る。こうすることにより解析時間を短縮することができ
る。まず、外部入力に不定値が入力されていないか否か
について調べる(170)。不定値が入力されている外
部入力が存在すればこの外部入力が原因であるとして操
作者に知らせ、原因信号線の探索は中止する。すべての
外部入力信号線に確定値が入力されている場合、次に記
憶素子のクロックまたは制御入力(リセット入力など)
に不定値が入力されていないかどうかについて調べる
(172)。不定値が入力されている記憶素子が存在す
ればその記憶素子が原因であるとして操作者に知らせ、
探索を中止する。
【0057】すべての記憶素子のクロックおよび制御入
力に確定値が入力されている場合、次に、駆動されてい
ない内部信号線が存在しないかどうかについて調べる
(174)。駆動されていない内部信号線が存在すれば
その信号線に不定値が割当てられていないかどうかを調
べ、不定値が割当てられていればその信号線が原因であ
るとして操作者に知らせ、原因信号線の探索は中止され
る。駆動されていない内部信号線が存在しないか、存在
したとしてもすべての信号線に確定値が割当てられてい
る場合には、解析対象信号線を特定し(176)、図3
に示すステップ96の探索処理を開始する。
【0058】こうして、ステップ94の探索前処理を行
なうことにより、解析すべき信号線の値の発生原因であ
る原因信号線を自動探索する前に発見することが可能で
ある。そのため解析時間を短縮することができる。
【0059】再び図3を参照して、ステップ96で、解
析対象信号線の値の発生原因の探索を行なう。その結果
原因が発見されればステップ102に進み、該当パスを
図1に示す出力装置40(表示装置)に表示して(10
2)、論理シミュレーション結果の解析処理を終了す
る。一方ステップ100で発生原因として記憶素子の出
力に到達した場合、操作者のコマンド入力またはメニュ
ー選択によってシミュレーション時刻を1周期戻し、そ
の時刻における外部入力および記憶素子の出力信号値を
当該信号線に割当て再シミュレーションを行なう(9
8)。このときの解析対象信号線の定め方につき図14
および図15を参照して説明する。
【0060】図14を参照して、信号線180の値の発
生原因の探索処理の結果、記憶素子188の出力につい
ての保存ポイント182に到達したものとする。記憶素
子188の入力は組合せ回路110の出力190に接続
されている。この場合、図15に示されるように、保存
ポイント182から信号線192、記憶素子188、お
よび記憶素子188への入力信号線194を逆にたどり
組合せ回路110の出力信号線190を得る。ステップ
98では、この出力信号線190を解析対象信号線とし
て再びその値の発生原因の探索処理を行なう。探索の結
果、たとえば図15に示されるように入力信号線196
が発生原因として探索されれば解析処理は終了する。一
方この処理でも記憶素子からの入力に到達した場合には
上述の処理と同じ処理を繰返してさらに前の周期に戻り
再シミュレーションを実行する。
【0061】このようにして探索が終了または中断する
と、図14または図15に示されるように解析対象回路
図を表示し、その中に原因信号線または最終探索信号線
から指定信号線までのパスをハイライト表示する(10
2)。図14および図15に示されるように複数のサイ
クルにまたがる場合には、操作者のコマンド入力または
メニュー選択によって、サイクルを移動させて当該パス
を表示させる。こうして、原因信号線から指定信号線ま
でのパスをハイライト表示することによって、原因信号
線を探索した後の解析時間を従来よりも短縮することが
できる。
【0062】以上のようにこの実施の形態1の装置によ
れば、解析対象となる回路への外部入力信号線の値と、
記憶素子の出力の値とを保存する。回路内部のすべての
信号線のシミュレーション結果を保存する必要がないの
で、必要な記憶容量を削減できる。またシミュレーショ
ン結果の保存に要する時間も短縮することができ、シミ
ュレーション自体の時間を短縮することができる。さら
に保存サイクルとして、シミュレーションの間の動作サ
イクルのすべてについてではなく、予め定められた周期
で保存を行なうことができる。再シミュレーション時に
は、指定された開始時刻から逆上って最も近い保存時刻
からシミュレーションを再実行すれば、指定された開始
時刻からのシミュレーションを行なうことが可能であ
る。シミュレーション結果を保存するための容量がさら
に削減でき、またシミュレート処理に要する時間もさら
に短縮できる。さらに、再シミュレート時に、解析対象
信号線に対するコーンを抽出しその内部の回路について
のみシミュレーションを行なう。コーン外部の回路のシ
ミュレーションをする必要はないので、必要となる記憶
容量が削減できるとともに、再シミュレーションに要す
る時間を短縮することができる。コーン内のインバータ
・バッファゲートを抽出し、それらの入力から出力を自
動生成するようにしても同様の効果を得ることができ
る。
【0063】また、解析対象信号線からその発生原因の
探索を行なうに先立って、不定値が入力されている信号
線がないかどうかを判定し、発見された場合にはその信
号線を発生原因としてオペレータに知らせる。以後の発
生原因の信号線の探索処理を行なう必要がなく、解析時
間を短縮することができる。また、発生原因を見つけた
場合には、発生原因箇所から解析対象信号線までのパス
を表示させる。そのため原因信号線探索後の解析時間を
短縮することができる。
【0064】なお、上述の実施の形態では、図2のステ
ップ52で指定されるクロック用コントロールファイ
ル、固定値用コントロールファイル、1イベント信号用
コントロールファイルを、図6に示されるように別々の
ファイル130、132および134として確保した。
しかし本発明はこのように別々のファイルにコントロー
ル情報を保存するものには限定されない。たとえば図1
6に示されるように、各情報がコントロールする信号を
特定するためのキーワード(“CLOCK”,“CON
ST”,“EVENT”)とともに必要な情報を記憶し
た単一のファイル200として確保することもできる。
図16に示されるように単一のファイル200を使用す
ると、実施の形態1として述べたものと同様の効果が得
られるとともに、作成すべきファイル数を削減すること
ができるという効果がある。
【0065】
【発明の効果】以上のように請求項1〜3に記載の発明
によれば、シミュレーションを行なうに際して必要とさ
れる記憶領域の容量を削減することができる。それによ
りシミュレーション時間を短縮することが可能である。
【0066】請求項4〜6に記載の発明によれば、請求
項1〜3に記載の発明の効果に加えて、再シミュレーシ
ョンする際に必要とされる記憶領域の容量を削減するこ
とができるとともに、再シミュレーション対象となる回
路を解析対象回路の一部のコーン内に限定することがで
きる。そのため再シミュレーション時間を短縮すること
ができる。
【0067】請求項7〜9に記載の発明によれば、請求
項1〜6に記載の発明の効果に加え、従来のようにオペ
レータが手作業により原因信号線を探索していた場合と
比較してはるかに解析時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の論理シミュレーション結果解析装
置のブロック図である。
【図2】 本願発明の論理シミュレーション結果解析装
置をコンピュータ上で実現するためのプログラム処理の
前半部のフローチャートである。
【図3】 本願発明に係る論理シミュレーション結果解
析装置をコンピュータ上で実現するためのプログラム処
理の後半部のフローチャートである。
【図4】 解析対象回路の一例を示すブロック図であ
る。
【図5】 組合せ回路への入力信号の例を模式的に示す
図である。
【図6】 クロック信号、固定値信号、1イベント信号
のためのコントロールファイルを示す図である。
【図7】 本願発明におけるシミュレーション結果の保
存方法を模式的に示す図である。
【図8】 本願発明における再シミュレーション時のコ
ーンの概念を示す図である。
【図9】 インバータ・バッファゲート抽出情報を模式
的に示す図である。
【図10】 コーン内外の回路を模式的に切断する方法
を示す回路図である。
【図11】 コーン内外の回路を模式的に切断した後の
回路図である。
【図12】 コーン内外の回路を模式的に切断する前後
における回路接続情報を示す図である。
【図13】 原因信号線の探索処理に先立って行なわれ
る前処理のフローチャートである。
【図14】 原因信号線の探索およびパスの表示を模式
的に示す図である。
【図15】 原因信号線の探索およびパスの表示を模式
的に示す図である。
【図16】 単一のコントロールファイルを模式的に示
す図である。
【図17】 従来の論理シミュレーション結果解析処理
のフローチャートである。
【図18】 従来の原因信号線追跡処理の詳細フローチ
ャートである。
【符号の説明】
30 論理シミュレーション結果解析装置、32 中央
処理装置、34 主記憶装置、36 入力装置、38
補助記憶装置、40 出力装置、110 組合せ回路、
112 入力信号線、114 保存ポイント、116
出力信号線、118 記憶素子、142、146 コー
ン。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解析対象回路の回路接続情報を保存する
    ための回路接続情報保存手段と、 外部入力と、前記回路接続情報とに基づいて、前記解析
    対象回路の動作をシミュレートするためのシミュレート
    手段と、 前記シミュレート手段のシミュレーションの実行に伴っ
    て変化する、前記解析対象回路内部の記憶素子の出力と
    前記解析対象回路への外部入力の値とを、予め定める間
    隔で、かつシミュレート時間と関連させて記憶するため
    の記憶手段と、 前記記憶手段の記憶内容に基づいて、任意の時刻から前
    記解析対象回路の再シミュレーションを実行する再シミ
    ュレート手段とを含む、論理シミュレーション結果解析
    装置。
  2. 【請求項2】 前記解析対象回路は、予め定める波形を
    有するクロック信号を時間的な基準として動作する仕様
    とされており、 前記クロック信号の仕様を特定するための情報を記憶す
    るためのクロック信号仕様記憶手段をさらに含み、 前記シミュレート手段および前記再シミュレート手段
    は、それぞれシミュレーションの実行時に、前記クロッ
    ク信号仕様記憶手段に記憶された情報に基づいてクロッ
    ク信号に相当する信号を自動生成することにより前記解
    析対象回路の動作をシミュレートする、請求項1に記載
    の論理シミュレーション結果解析装置。
  3. 【請求項3】 前記解析対象回路は、シミュレーション
    期間内の予め定める期間内において固定値をとる信号を
    入力として用い、 前記論理シミュレーション結果解析装置はさらに、前記
    固定値をとる信号の波形を特定するための固定値信号特
    定情報を記憶するための手段を含み、 前記シミュレート手段および前記再シミュレート手段
    は、それぞれシミュレーションの実行時に、前記予め定
    める期間内に前記固定値をとる信号を自動生成すること
    により前記解析対象回路の動作をシミュレートする、請
    求項1または2に記載の論理シミュレーション結果解析
    装置。
  4. 【請求項4】 前記解析対象回路内のある信号線が指定
    されたことに応答して、前記回路接続情報に基づき、前
    記指定された信号線に対して影響を及ぼし得る信号線群
    からなるコーンを前記解析対象回路内において特定する
    ための手段と、 前記再シミュレート手段が前記解析対象回路を再シミュ
    レートする際に、前記コーン内部に存在する接続線上の
    信号の値を記憶するための手段をさらに含む、請求項1
    〜3のいずれかに記載の論理シミュレーション結果解析
    装置。
  5. 【請求項5】 前記解析対象回路内に含まれるインバー
    タゲートおよびバッファゲートを前記回路接続情報から
    抽出し、当該ゲートの入出力信号線名およびその関係を
    特定する情報を保存するための手段と、 前記再シミュレート手段が前記解析対象回路を再シミュ
    レートする際に、保存された前記ゲートの入出力信号線
    名およびその関係から前記解析対象回路内に含まれるイ
    ンバータゲートおよびバッファゲートの出力信号線の値
    を自動生成するための手段をさらに含む、請求項1〜4
    のいずれかに記載の論理シミュレーション結果解析装
    置。
  6. 【請求項6】 前記コーン内部の回路からコーン外部の
    回路への接続線上を伝播する信号がなくなるように、前
    記回路接続情報中の、前記コーンの境界上の信号線に関
    する情報を擬似的に変更するための手段をさらに含む、
    請求項4または5に記載の論理シミュレーション結果解
    析装置。
  7. 【請求項7】 前記解析対象回路内部のある信号線が操
    作者により指定されたことに応答して、当該信号線の値
    の発生原因である信号線を探索するための手段をさらに
    含む、請求項1〜6のいずれかに記載の論理シミュレー
    ション結果解析装置。
  8. 【請求項8】 前記解析対象回路の信号線のうち予め選
    択された信号線中に不定値を割当てられたものがあるか
    否かを調べ、不定値を割当てられた信号線が存在するこ
    とが検出された際には前記探索手段による探索の実行を
    中止させるための手段をさらに含む、請求項7に記載の
    論理シミュレーション結果解析装置。
  9. 【請求項9】 前記指定された信号線の値に対して特定
    の影響を与えたと判断される信号線および前記探索の終
    了時に到達した信号線のいずれかから前記指定された信
    号線までのパスをグラフィカルに表示するための手段を
    さらに含む、請求項7または8に記載の論理シミュレー
    ション結果解析装置。
JP9052847A 1997-03-07 1997-03-07 論理シミュレーション結果解析装置 Withdrawn JPH10254914A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003036523A1 (fr) * 2001-10-24 2003-05-01 Renesas Technology Corp. Procede et programme de simulation et procede d'affichage
US7107190B1 (en) 1999-06-30 2006-09-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Circuit designing apparatus, circuit designing method, and computer readable recording medium storing a circuit designing program

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7107190B1 (en) 1999-06-30 2006-09-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Circuit designing apparatus, circuit designing method, and computer readable recording medium storing a circuit designing program
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