JPH10254737A - 操作状況記録装置 - Google Patents
操作状況記録装置Info
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- JPH10254737A JPH10254737A JP9061514A JP6151497A JPH10254737A JP H10254737 A JPH10254737 A JP H10254737A JP 9061514 A JP9061514 A JP 9061514A JP 6151497 A JP6151497 A JP 6151497A JP H10254737 A JPH10254737 A JP H10254737A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンピュータの操作状況を容易に再現するこ
とができる操作状況記録装置を提供する。 【解決手段】 第一の分岐手段11はキーボード2から
コンピュータ本体4に送出される信号を取り込み、第二
の分岐手段12はコンピュータ本体4からCRT表示装
置6に送出される信号を取り込む。第一の変換手段21
は、第一の分岐手段11で取り込まれた信号を音声信号
に変換する。第二の変換手段22は、第二の分岐手段1
2で取り込まれた信号を映像信号に変換する。記録処理
手段23は、第一の変換手段21で変換された音声信号
と第二の変換手段22で変換された映像信号とを記録手
段(ビデオテープ)24に記録する。こうして、キーボ
ード2のキー入力操作とその各キー入力操作に対してC
RT表示装置6の画面上に表示された内容とがすべて記
録される。
とができる操作状況記録装置を提供する。 【解決手段】 第一の分岐手段11はキーボード2から
コンピュータ本体4に送出される信号を取り込み、第二
の分岐手段12はコンピュータ本体4からCRT表示装
置6に送出される信号を取り込む。第一の変換手段21
は、第一の分岐手段11で取り込まれた信号を音声信号
に変換する。第二の変換手段22は、第二の分岐手段1
2で取り込まれた信号を映像信号に変換する。記録処理
手段23は、第一の変換手段21で変換された音声信号
と第二の変換手段22で変換された映像信号とを記録手
段(ビデオテープ)24に記録する。こうして、キーボ
ード2のキー入力操作とその各キー入力操作に対してC
RT表示装置6の画面上に表示された内容とがすべて記
録される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンピュー
タソフトのプログラム上のバグを調査するために、キー
ボード等の情報入力手段を用いて操作するコンピュータ
その他の情報関連機器に適用される操作状況記録装置に
関するものである。
タソフトのプログラム上のバグを調査するために、キー
ボード等の情報入力手段を用いて操作するコンピュータ
その他の情報関連機器に適用される操作状況記録装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報化社会の進展に伴い、パーソナルコ
ンピュータ等のコンピュータ関連機器を導入する事業所
は着実に増えており、パーソナルコンピュータ等を操作
して、例えばコンピュータソフトの開発を職務とする従
業者の割合も増加している。パーソナルコンピュータ等
は、情報入力手段としてキーボードを備え、大量の文字
情報を迅速に入力することができる。また、GUI(Gr
aphic User Interface)の発達によってグラフィック画
面上でマウスを操作して入力操作を行う装置も増えてい
る。更に、近年は、画面上に重ねて設置する薄くて透明
な位置入力装置であるタッチスクリーンを用いて、比較
的簡単に入力操作を行うことができるようにした装置も
ある。
ンピュータ等のコンピュータ関連機器を導入する事業所
は着実に増えており、パーソナルコンピュータ等を操作
して、例えばコンピュータソフトの開発を職務とする従
業者の割合も増加している。パーソナルコンピュータ等
は、情報入力手段としてキーボードを備え、大量の文字
情報を迅速に入力することができる。また、GUI(Gr
aphic User Interface)の発達によってグラフィック画
面上でマウスを操作して入力操作を行う装置も増えてい
る。更に、近年は、画面上に重ねて設置する薄くて透明
な位置入力装置であるタッチスクリーンを用いて、比較
的簡単に入力操作を行うことができるようにした装置も
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、コ
ンピュータソフトの開発には、プログラム上のバグは常
について回るものであり、バグの解消に要する時間は、
ソフト開発に要する時間の大きな部分を占める。図4は
ソフト使用時間とバグの発生数との関係、及びソフト使
用時間とバグ一件当たりのバグ解消に要する対策時間と
の関係を示す図である。ソフト開発の初期の段階におけ
る単純なバグに関しては、その解決法もまた単純なもの
であり、ソフトが市場に出る前に、開発者が容易に発見
し、解消することができる。
ンピュータソフトの開発には、プログラム上のバグは常
について回るものであり、バグの解消に要する時間は、
ソフト開発に要する時間の大きな部分を占める。図4は
ソフト使用時間とバグの発生数との関係、及びソフト使
用時間とバグ一件当たりのバグ解消に要する対策時間と
の関係を示す図である。ソフト開発の初期の段階におけ
る単純なバグに関しては、その解決法もまた単純なもの
であり、ソフトが市場に出る前に、開発者が容易に発見
し、解消することができる。
【0004】また、ソフトが発売された後でも、ときど
きプログラム上のバグが発生する。かかるバグは大部分
がある操作手順のもとに発生するものであり、ソフト作
成から使用時間が経過していき、ソフトがより成熟した
ものになるにつれて、バグ発生の操作手順も複雑になっ
てくる。特に、出現頻度の低いバグほどこの傾向が著し
い。かかるバグの解消に際しては、バグの発生状況を把
握するために、まずバグを再現する必要があるが、バグ
発生の操作手順が複雑であるため、バグを容易に再現す
ることができず、したがって、バグ解消に多くの時間を
要するという問題がある。また、こうしたバグは、開発
者が、バグを再現する目的以外の作業を行っているとき
や、ユーザがプログラムを使用しているときに起こるこ
とが多いため、バグの再現はより難しいものとなる。こ
のため、バグが発生したときのコンピュータの操作状況
を容易に再現できる装置の実現が望まれている。
きプログラム上のバグが発生する。かかるバグは大部分
がある操作手順のもとに発生するものであり、ソフト作
成から使用時間が経過していき、ソフトがより成熟した
ものになるにつれて、バグ発生の操作手順も複雑になっ
てくる。特に、出現頻度の低いバグほどこの傾向が著し
い。かかるバグの解消に際しては、バグの発生状況を把
握するために、まずバグを再現する必要があるが、バグ
発生の操作手順が複雑であるため、バグを容易に再現す
ることができず、したがって、バグ解消に多くの時間を
要するという問題がある。また、こうしたバグは、開発
者が、バグを再現する目的以外の作業を行っているとき
や、ユーザがプログラムを使用しているときに起こるこ
とが多いため、バグの再現はより難しいものとなる。こ
のため、バグが発生したときのコンピュータの操作状況
を容易に再現できる装置の実現が望まれている。
【0005】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、コンピュータの操作状況を容易に再現すること
ができる操作状況記録装置を提供することを目的とする
ものである。
であり、コンピュータの操作状況を容易に再現すること
ができる操作状況記録装置を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明に係る操作状況記録装置は、情報入力手段か
らコンピュータ本体に送出される入力情報を取り込む第
一の情報取得手段と、前記コンピュータ本体から表示手
段に送出される画面情報を取り込む第二の情報取得手段
と、前記第一の情報取得手段によって取り込まれた前記
入力情報と前記第二の情報取得手段によって取り込まれ
た前記画面情報とを記録手段に記録する処理手段と、を
具備することを特徴とするものである。
めの本発明に係る操作状況記録装置は、情報入力手段か
らコンピュータ本体に送出される入力情報を取り込む第
一の情報取得手段と、前記コンピュータ本体から表示手
段に送出される画面情報を取り込む第二の情報取得手段
と、前記第一の情報取得手段によって取り込まれた前記
入力情報と前記第二の情報取得手段によって取り込まれ
た前記画面情報とを記録手段に記録する処理手段と、を
具備することを特徴とするものである。
【0007】本発明では、処理手段が第一の情報取得手
段によって取り込まれた情報入力手段からの入力情報と
第二の情報取得手段によって取り込まれたコンピュータ
本体からの画面情報とを記録手段に記録することによ
り、情報入力手段の入力操作と、その各入力操作に対し
て表示手段の画面上に表示された内容とはすべて記録と
して残っている。このため、その記録内容を再生するこ
とによって、例えばバグ等の問題が発生したときの入力
操作手順とそのときの画面内容の状況を容易に再現する
ことができる。特に、画面情報を記録しておくことによ
り、記録内容を再生したときに、オペレータは画面情報
を見るだけで操作内容を容易に知ることができる。
段によって取り込まれた情報入力手段からの入力情報と
第二の情報取得手段によって取り込まれたコンピュータ
本体からの画面情報とを記録手段に記録することによ
り、情報入力手段の入力操作と、その各入力操作に対し
て表示手段の画面上に表示された内容とはすべて記録と
して残っている。このため、その記録内容を再生するこ
とによって、例えばバグ等の問題が発生したときの入力
操作手順とそのときの画面内容の状況を容易に再現する
ことができる。特に、画面情報を記録しておくことによ
り、記録内容を再生したときに、オペレータは画面情報
を見るだけで操作内容を容易に知ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は本発明の第一実施
形態である操作状況記録装置の概略ブロック図である。
図1に示す操作状況記録装置は、第一の情報取得手段と
しての第一の分岐手段11と、第二の情報取得手段とし
ての第二の分岐手段12と、処理部20と、再生部30
とを備えるものである。ここでは、かかる操作状況記録
装置をパーソナルコンピュータに適用する場合について
考える。このパーソナルコンピュータは、キーボード2
と、コンピュータ本体4と、CRT表示装置6とを有す
る。オペレータは、このパーソナルコンピュータを用い
て、例えばコンピュータソフトのプログラム上のバグを
調査するなどの業務を行う。
いて図面を参照して説明する。図1は本発明の第一実施
形態である操作状況記録装置の概略ブロック図である。
図1に示す操作状況記録装置は、第一の情報取得手段と
しての第一の分岐手段11と、第二の情報取得手段とし
ての第二の分岐手段12と、処理部20と、再生部30
とを備えるものである。ここでは、かかる操作状況記録
装置をパーソナルコンピュータに適用する場合について
考える。このパーソナルコンピュータは、キーボード2
と、コンピュータ本体4と、CRT表示装置6とを有す
る。オペレータは、このパーソナルコンピュータを用い
て、例えばコンピュータソフトのプログラム上のバグを
調査するなどの業務を行う。
【0009】第一の分岐手段11は、キーボード2から
コンピュータ本体4に送出される信号を、コンピュータ
本体4への信号の送出に影響を与えずに、操作状況記録
装置内に取り込むものである。一方、第二の分岐手段1
2は、コンピュータ本体4からCRT表示装置6に送出
される信号を、CRT表示装置6への信号の送出に影響
を与えずに、操作状況記録装置内に取り込むものであ
る。ここで、キーボード2からコンピュータ本体4に送
出される信号は、キーボード2の各キーに割り当てられ
た固有のキーコードを表すディジタル信号であり、オペ
レータが押したキーの入力情報を表す。また、コンピュ
ータ本体4からCRT表示装置6に送出される信号は、
ディジタルRGB信号や同期信号であり、キー入力情報
に基づいてCRT表示装置6の画面に表示される内容で
ある画面情報を表す。
コンピュータ本体4に送出される信号を、コンピュータ
本体4への信号の送出に影響を与えずに、操作状況記録
装置内に取り込むものである。一方、第二の分岐手段1
2は、コンピュータ本体4からCRT表示装置6に送出
される信号を、CRT表示装置6への信号の送出に影響
を与えずに、操作状況記録装置内に取り込むものであ
る。ここで、キーボード2からコンピュータ本体4に送
出される信号は、キーボード2の各キーに割り当てられ
た固有のキーコードを表すディジタル信号であり、オペ
レータが押したキーの入力情報を表す。また、コンピュ
ータ本体4からCRT表示装置6に送出される信号は、
ディジタルRGB信号や同期信号であり、キー入力情報
に基づいてCRT表示装置6の画面に表示される内容で
ある画面情報を表す。
【0010】第一の分岐手段11及び第二の分岐手段1
2は、操作状況記録装置本体の外部に設ける構成と操作
状況記録装置本体に内蔵する構成とのうち、いずれの構
成としてもよい。第一の分岐手段11及び第二の分岐手
段12を操作状況記録装置本体の外部に設ける場合に
は、第一の分岐手段11を、キーボード2とコンピュー
タ本体4との間を接続するケーブルの途中に設け、一
方、第二の分岐手段12を、コンピュータ本体4とCR
T表示装置6との間を接続するケーブルの途中に設け
る。
2は、操作状況記録装置本体の外部に設ける構成と操作
状況記録装置本体に内蔵する構成とのうち、いずれの構
成としてもよい。第一の分岐手段11及び第二の分岐手
段12を操作状況記録装置本体の外部に設ける場合に
は、第一の分岐手段11を、キーボード2とコンピュー
タ本体4との間を接続するケーブルの途中に設け、一
方、第二の分岐手段12を、コンピュータ本体4とCR
T表示装置6との間を接続するケーブルの途中に設け
る。
【0011】また、第一の分岐手段11及び第二の分岐
手段12を操作状況記録装置本体に内蔵する場合は、コ
ンピュータ本体4の専用コネクタに差し込むキーボード
2側のケーブルを、第一の分岐手段11に繋がっている
操作状況記録装置のコネクタに差し込むと共に、第一の
分岐手段11に繋がっている操作状況記録装置から出て
いるケーブルを、本来はキーボード2のケーブルを差し
込むためのコンピュータ本体4上のコネクタに差し込
む。そして、CRT表示装置6の専用コネクタに差し込
むコンピュータ本体4側のケーブルを、第二の分岐手段
12に繋がっている操作状況記録装置のコネクタに差し
込むと共に、第二の分岐手段12に繋がっている操作状
況記録装置から出ているケーブルを、本来はコンピュー
タ本体4のケーブルを差し込むためのCRT表示装置6
上のコネクタに差し込む。このように第一の分岐手段1
1及び第二の分岐手段12を操作状況記録装置に内蔵す
ると、既存のパーソナルコンピュータをそのまま利用し
て、本発明の操作状況記録装置を容易に適用できるとい
うメリットがある。
手段12を操作状況記録装置本体に内蔵する場合は、コ
ンピュータ本体4の専用コネクタに差し込むキーボード
2側のケーブルを、第一の分岐手段11に繋がっている
操作状況記録装置のコネクタに差し込むと共に、第一の
分岐手段11に繋がっている操作状況記録装置から出て
いるケーブルを、本来はキーボード2のケーブルを差し
込むためのコンピュータ本体4上のコネクタに差し込
む。そして、CRT表示装置6の専用コネクタに差し込
むコンピュータ本体4側のケーブルを、第二の分岐手段
12に繋がっている操作状況記録装置のコネクタに差し
込むと共に、第二の分岐手段12に繋がっている操作状
況記録装置から出ているケーブルを、本来はコンピュー
タ本体4のケーブルを差し込むためのCRT表示装置6
上のコネクタに差し込む。このように第一の分岐手段1
1及び第二の分岐手段12を操作状況記録装置に内蔵す
ると、既存のパーソナルコンピュータをそのまま利用し
て、本発明の操作状況記録装置を容易に適用できるとい
うメリットがある。
【0012】処理部20は、第一の変換手段21と、第
二の変換手段22と、記録処理手段23と、記録手段2
4とを有する。第一実施形態では、かかる処理部20を
マイクロコンピュータで実現している。第一の変換手段
21は、第一の分岐手段11で取り込まれた信号を音声
信号に変換するものである。例えば、キーボード2から
ローマ字入力で「特許」という日本語を入力しようとす
る場合、一般的なフロントエンドプロセッサでは、キー
ボード2から「TOKKYO」というローマ字列を入力
し、次にリターンキーを押して「特許」という文字に変
換し、続けて次の文字列を入力することによって「特
許」という文字を確定する。この場合、第一の変換手段
21は、「TOKKYO」というローマ字列のキー及び
リターンキーの各キーコードを表す信号を、その押され
た順番とともに音声信号に変換する。
二の変換手段22と、記録処理手段23と、記録手段2
4とを有する。第一実施形態では、かかる処理部20を
マイクロコンピュータで実現している。第一の変換手段
21は、第一の分岐手段11で取り込まれた信号を音声
信号に変換するものである。例えば、キーボード2から
ローマ字入力で「特許」という日本語を入力しようとす
る場合、一般的なフロントエンドプロセッサでは、キー
ボード2から「TOKKYO」というローマ字列を入力
し、次にリターンキーを押して「特許」という文字に変
換し、続けて次の文字列を入力することによって「特
許」という文字を確定する。この場合、第一の変換手段
21は、「TOKKYO」というローマ字列のキー及び
リターンキーの各キーコードを表す信号を、その押され
た順番とともに音声信号に変換する。
【0013】また、例えば「TOKKYO」と押すべき
ところを、誤って「TOKYO」と入力したため、カー
ソルキー(「←」キー)を2回押し、「K」と「Y」の
間に「K」を挿入し、今度は反対向きのカーソルキー
(「→」キー)を2回押して文書の最後にカーソルを移
動させ、リターンキーを押すという操作を行った場合に
は、「TOKYO」というローマ字列のキー、「←」,
「←」,「K」,「→」,「→」というキー及びリター
ンキーの各キーコードを表す信号を、その順番とともに
音声信号に変換する。更に、間違ったキーを押したこと
に気づいて、例えばバックスペースキー(BSキー)を
押して修正した場合も、修正のために押したBSキーを
はじめとするすべてのキーのキーコードを表す信号を、
音声信号に変換する。このように、第一の変換手段21
では、キー操作したすべての内容が音声信号に変換され
る。これは、再現性の低いバグほど、複雑な操作手順で
発生するので、オペレータのキー操作をすべて記録して
おく必要があるからである。
ところを、誤って「TOKYO」と入力したため、カー
ソルキー(「←」キー)を2回押し、「K」と「Y」の
間に「K」を挿入し、今度は反対向きのカーソルキー
(「→」キー)を2回押して文書の最後にカーソルを移
動させ、リターンキーを押すという操作を行った場合に
は、「TOKYO」というローマ字列のキー、「←」,
「←」,「K」,「→」,「→」というキー及びリター
ンキーの各キーコードを表す信号を、その順番とともに
音声信号に変換する。更に、間違ったキーを押したこと
に気づいて、例えばバックスペースキー(BSキー)を
押して修正した場合も、修正のために押したBSキーを
はじめとするすべてのキーのキーコードを表す信号を、
音声信号に変換する。このように、第一の変換手段21
では、キー操作したすべての内容が音声信号に変換され
る。これは、再現性の低いバグほど、複雑な操作手順で
発生するので、オペレータのキー操作をすべて記録して
おく必要があるからである。
【0014】また、第二の変換手段22は、第二の分岐
手段12で取り込まれた信号を、NTSC方式の映像信
号に変換するものである。この変換された映像信号の内
容は、コンピュータ本体4からCRT表示装置6に送ら
れる信号に基づいて、CRT表示装置6の画面上に実際
に表示された画面と同じである。尚、キー入力情報及び
画面情報に加えて、記録開始からの経過時間又は絶対時
間等を示す情報を、記録されたデータの中に埋め込んで
おくようにしてもよい。これにより、何日の何時何分頃
にどのような操作が行われていたかを、後の解析作業の
際に容易に知ることができる。
手段12で取り込まれた信号を、NTSC方式の映像信
号に変換するものである。この変換された映像信号の内
容は、コンピュータ本体4からCRT表示装置6に送ら
れる信号に基づいて、CRT表示装置6の画面上に実際
に表示された画面と同じである。尚、キー入力情報及び
画面情報に加えて、記録開始からの経過時間又は絶対時
間等を示す情報を、記録されたデータの中に埋め込んで
おくようにしてもよい。これにより、何日の何時何分頃
にどのような操作が行われていたかを、後の解析作業の
際に容易に知ることができる。
【0015】記録処理手段23は、第一の変換手段21
で変換された音声信号と第二の変換手段22で変換され
た映像信号とを記録手段24に記録するものである。第
一実施形態では、記録手段24としてビデオテープを用
いており、ビデオテープの音声記録領域に、第一の変換
手段21で変換された音声信号を記録し、一方、ビデオ
テープの映像記録領域に、第二の変換手段22で変換さ
れた映像信号を記録する。これにより、CRT表示装置
6の画面情報とキーボード2の操作に関するキー入力情
報とをビデオテープにリアルタイムで記録することがで
きる。また、操作状況記録装置に設けられたスタートボ
タン(不図示)を押すことにより記録動作が開始し、ス
トップボタン(不図示)を押すことにより記録動作が停
止する。
で変換された音声信号と第二の変換手段22で変換され
た映像信号とを記録手段24に記録するものである。第
一実施形態では、記録手段24としてビデオテープを用
いており、ビデオテープの音声記録領域に、第一の変換
手段21で変換された音声信号を記録し、一方、ビデオ
テープの映像記録領域に、第二の変換手段22で変換さ
れた映像信号を記録する。これにより、CRT表示装置
6の画面情報とキーボード2の操作に関するキー入力情
報とをビデオテープにリアルタイムで記録することがで
きる。また、操作状況記録装置に設けられたスタートボ
タン(不図示)を押すことにより記録動作が開始し、ス
トップボタン(不図示)を押すことにより記録動作が停
止する。
【0016】再生部30は、記録手段24に記録した内
容を再生するためのものである。記録内容を再生すると
きには、再生部30に設けられた出力コネクタと所定の
モニタ装置の入力コネクタとを専用ケーブルで接続す
る。ここで、モニタ装置としては、オペレータが使用し
ているパーソナルコンピュータのCRT表示装置6を使
用することもできる。
容を再生するためのものである。記録内容を再生すると
きには、再生部30に設けられた出力コネクタと所定の
モニタ装置の入力コネクタとを専用ケーブルで接続す
る。ここで、モニタ装置としては、オペレータが使用し
ているパーソナルコンピュータのCRT表示装置6を使
用することもできる。
【0017】再生部30は、第三の変換手段31と、映
像合成手段32とを有する。第三の変換手段31は、ビ
デオテープの音声記録領域に記録された音声信号を、第
一の変換手段21で変換される前のキーコードに対応す
るキャラクタの映像信号に変換する。例えば、音声信号
が「A」のキーに対応するものであれば、「A」という
キャラクタの映像に変換する。また、音声信号が「SH
IFT」キーに対応するものであれば、「S」,
「H」,「I」,「F」,「T」というキャラクタ列の
映像に変換する。
像合成手段32とを有する。第三の変換手段31は、ビ
デオテープの音声記録領域に記録された音声信号を、第
一の変換手段21で変換される前のキーコードに対応す
るキャラクタの映像信号に変換する。例えば、音声信号
が「A」のキーに対応するものであれば、「A」という
キャラクタの映像に変換する。また、音声信号が「SH
IFT」キーに対応するものであれば、「S」,
「H」,「I」,「F」,「T」というキャラクタ列の
映像に変換する。
【0018】映像合成手段32は、ビデオテープの映像
記録領域に記録された映像信号と、第三の変換手段31
で変換された映像信号とを合成するものである。映像合
成手段32で合成された合成映像信号は、モニタ装置に
出力され、その画面上にビデオテープに記録された内容
が再生されることになる。図2は映像合成手段32で合
成された合成映像信号を再生したときのモニタ装置の画
面の一例を示す図である。図2に示すように、画面の下
端部には、キー入力情報に対応するキャラクタの映像が
一行に所定の文字数だけ表示され、これは時間の経過と
ともに、左側にスクロールされていく。また、画面の他
の部分には、CRT表示装置6の画面情報に対応する映
像が表示される。このように、キー入力情報は画面情報
に重ねて表示される。
記録領域に記録された映像信号と、第三の変換手段31
で変換された映像信号とを合成するものである。映像合
成手段32で合成された合成映像信号は、モニタ装置に
出力され、その画面上にビデオテープに記録された内容
が再生されることになる。図2は映像合成手段32で合
成された合成映像信号を再生したときのモニタ装置の画
面の一例を示す図である。図2に示すように、画面の下
端部には、キー入力情報に対応するキャラクタの映像が
一行に所定の文字数だけ表示され、これは時間の経過と
ともに、左側にスクロールされていく。また、画面の他
の部分には、CRT表示装置6の画面情報に対応する映
像が表示される。このように、キー入力情報は画面情報
に重ねて表示される。
【0019】尚、モニタ画面の下部に別個のウィンドウ
を開き、そこにキーボードの映像を表示し、モニタ画面
の上部に表示されている画面情報の映像に対応するキー
の部分に色を付けることにより、キー入力情報を表示す
るようにしてもよい。また、画面情報とキー入力情報と
の合成、画面情報のみ、キー入力情報のみという三つの
モニタ画面表示方法を選択することができる選択手段を
設け、映像合成手段32が選択手段からの信号に基づい
て出力処理を変更することができるように構成してもよ
い。
を開き、そこにキーボードの映像を表示し、モニタ画面
の上部に表示されている画面情報の映像に対応するキー
の部分に色を付けることにより、キー入力情報を表示す
るようにしてもよい。また、画面情報とキー入力情報と
の合成、画面情報のみ、キー入力情報のみという三つの
モニタ画面表示方法を選択することができる選択手段を
設け、映像合成手段32が選択手段からの信号に基づい
て出力処理を変更することができるように構成してもよ
い。
【0020】第一実施形態の操作状況記録装置では、画
面情報とキー入力情報とをすべて記録しておくことによ
り、バグ等の問題が発生したときのキー入力操作の手順
と、その各キー操作に対してCRT表示装置の画面上に
表示された内容が記録として残っているので、その記録
内容を再生することによって、問題が発生したときの状
況を容易に再現することができる。特に、画面情報を記
録しておくことにより、記録内容を再生したときに、オ
ペレータが画面情報を見るだけで操作内容を容易に知る
ことができるというメリットがある。したがって、例え
ばオペレータが目的外の作業をしているときに、再現性
の低いバグが発生しても、直ちにバグを再現してバグを
解消することができるので、バグ解消のために要する時
間を短縮して、作業効率の向上を図ることができると共
に、コンピュータソフトを早い時点でより完成度の高い
ものとすることができる。
面情報とキー入力情報とをすべて記録しておくことによ
り、バグ等の問題が発生したときのキー入力操作の手順
と、その各キー操作に対してCRT表示装置の画面上に
表示された内容が記録として残っているので、その記録
内容を再生することによって、問題が発生したときの状
況を容易に再現することができる。特に、画面情報を記
録しておくことにより、記録内容を再生したときに、オ
ペレータが画面情報を見るだけで操作内容を容易に知る
ことができるというメリットがある。したがって、例え
ばオペレータが目的外の作業をしているときに、再現性
の低いバグが発生しても、直ちにバグを再現してバグを
解消することができるので、バグ解消のために要する時
間を短縮して、作業効率の向上を図ることができると共
に、コンピュータソフトを早い時点でより完成度の高い
ものとすることができる。
【0021】また、第一実施形態の操作状況記録装置
は、バグ調査のためだけでなく、いろいろな用途に用い
ることができる。たとえば、コンピュータの作業中に発
生したエラーを解析する場合や、オペレータの作業を監
視し、その勤務状況を客観的に評価する場合に適用でき
る。また、新人のオペレータによるコンピュータの誤操
作をチェックする場合にも使用できる。この場合は、記
録内容に基づいてその操作手順を調べることにより、誤
操作を発見し、新人のオペレータに適切なアドバイスを
与えることができる。
は、バグ調査のためだけでなく、いろいろな用途に用い
ることができる。たとえば、コンピュータの作業中に発
生したエラーを解析する場合や、オペレータの作業を監
視し、その勤務状況を客観的に評価する場合に適用でき
る。また、新人のオペレータによるコンピュータの誤操
作をチェックする場合にも使用できる。この場合は、記
録内容に基づいてその操作手順を調べることにより、誤
操作を発見し、新人のオペレータに適切なアドバイスを
与えることができる。
【0022】さらに、第一実施形態の操作状況記録装置
を一般ユーザのコンピュータシステムに取り付けるよう
にしてもよい。例えば、ユーザがコンピュータソフトの
インストールができないときに、自分の操作手順を記録
したビデオテープをそのソフトのメーカに送ることによ
り、メーカはそのビデオテープを見て、インストールが
できない原因を容易に知ることができるので、もし手順
が間違っていれば、その旨の指示をユーザに正確に伝え
ることができる。逆に、ビデオテープにインストールの
作業手順の画面情報とキー入力情報を記録しておき、そ
れをユーザに送ることにより、ユーザはそのビデオテー
プに記録された内容を再生し、それに従って作業を行え
ば、確実にインストールすることができる。
を一般ユーザのコンピュータシステムに取り付けるよう
にしてもよい。例えば、ユーザがコンピュータソフトの
インストールができないときに、自分の操作手順を記録
したビデオテープをそのソフトのメーカに送ることによ
り、メーカはそのビデオテープを見て、インストールが
できない原因を容易に知ることができるので、もし手順
が間違っていれば、その旨の指示をユーザに正確に伝え
ることができる。逆に、ビデオテープにインストールの
作業手順の画面情報とキー入力情報を記録しておき、そ
れをユーザに送ることにより、ユーザはそのビデオテー
プに記録された内容を再生し、それに従って作業を行え
ば、確実にインストールすることができる。
【0023】尚、上記の第一実施形態では、キー入力情
報を音声信号に変換してビデオテープの音声記録領域に
記録する場合について説明したが、例えば、キー入力情
報を映像信号に変換し、それをビデオテープの映像記録
領域のうちブランキング期間に記録するようにしてもよ
い。また、上記の第一実施形態では、画面情報とキー入
力情報とをリアルタイムで記録する場合について説明し
たが、一定の時間をおいて記録と記録停止とを繰り返し
行う間欠録画を行うようにしてもよい。
報を音声信号に変換してビデオテープの音声記録領域に
記録する場合について説明したが、例えば、キー入力情
報を映像信号に変換し、それをビデオテープの映像記録
領域のうちブランキング期間に記録するようにしてもよ
い。また、上記の第一実施形態では、画面情報とキー入
力情報とをリアルタイムで記録する場合について説明し
たが、一定の時間をおいて記録と記録停止とを繰り返し
行う間欠録画を行うようにしてもよい。
【0024】更に、上記の第一実施形態において、操作
状況記録装置に再生部を設けず、操作状況記録装置を記
録専用として使用するようにしてもよい。この場合は、
上記の再生部を有する専用の再生装置を用いて、画面情
報とキー入力情報とが記録されたビデオテープを再生す
ることになる。次に、本発明の第二実施形態である操作
状況記録装置について説明する。図3は本発明の第二実
施形態である操作状況記録装置の概略ブロック図であ
る。尚、第二実施形態の操作状況記録装置において、上
記第一実施形態のものと同一の機能を有するものには、
同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略す
る。
状況記録装置に再生部を設けず、操作状況記録装置を記
録専用として使用するようにしてもよい。この場合は、
上記の再生部を有する専用の再生装置を用いて、画面情
報とキー入力情報とが記録されたビデオテープを再生す
ることになる。次に、本発明の第二実施形態である操作
状況記録装置について説明する。図3は本発明の第二実
施形態である操作状況記録装置の概略ブロック図であ
る。尚、第二実施形態の操作状況記録装置において、上
記第一実施形態のものと同一の機能を有するものには、
同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略す
る。
【0025】第二実施形態の操作状況記録装置は、図3
に示すように、第一の分岐手段11と、第二の分岐手段
12と、処理部120とを備えるものである。第二実施
形態の操作状況記録装置が上記の第一実施形態のものと
異なる主な点は、キー入力情報と画面情報とをディジタ
ル的に記録するという点である。処理部120は、デー
タ圧縮手段122と、記録処理手段123と、記録手段
124とを有する。かかる処理部120は、第一実施形
態と同様に、マイクロコンピュータで実現される。第二
実施形態では、第一の分岐手段11で取り込まれた、キ
ー入力情報を表す信号は、ディジタル信号であるため、
第一実施形態のように第一の変換手段を介さずに、その
まま記録処理手段123に入力する。一方、第二の分岐
手段12で取り込まれた、画面情報を表すディジタル信
号は、データ圧縮手段122に送られる。データ圧縮手
段122は、第二の分岐手段12で取り込まれた信号を
MPEGによりデータ圧縮するものである。画面情報は
膨大なデータ量であるが、パーソナルコンピュータの画
面はほとんどが静止画である。このため、データ圧縮手
段122を用いて、変化した画像だけを取り込むことに
より、データ圧縮率が非常に高くなるので、記録すべき
データ量を少なくできるというメリットがある。
に示すように、第一の分岐手段11と、第二の分岐手段
12と、処理部120とを備えるものである。第二実施
形態の操作状況記録装置が上記の第一実施形態のものと
異なる主な点は、キー入力情報と画面情報とをディジタ
ル的に記録するという点である。処理部120は、デー
タ圧縮手段122と、記録処理手段123と、記録手段
124とを有する。かかる処理部120は、第一実施形
態と同様に、マイクロコンピュータで実現される。第二
実施形態では、第一の分岐手段11で取り込まれた、キ
ー入力情報を表す信号は、ディジタル信号であるため、
第一実施形態のように第一の変換手段を介さずに、その
まま記録処理手段123に入力する。一方、第二の分岐
手段12で取り込まれた、画面情報を表すディジタル信
号は、データ圧縮手段122に送られる。データ圧縮手
段122は、第二の分岐手段12で取り込まれた信号を
MPEGによりデータ圧縮するものである。画面情報は
膨大なデータ量であるが、パーソナルコンピュータの画
面はほとんどが静止画である。このため、データ圧縮手
段122を用いて、変化した画像だけを取り込むことに
より、データ圧縮率が非常に高くなるので、記録すべき
データ量を少なくできるというメリットがある。
【0026】尚、画面情報及びキー入力情報に加えて、
後の解析作業の便宜のために、記録開始からの経過時間
又は絶対時間等を示す情報を、記録されたデータの中に
埋め込むようにしてもよい。また、操作状況記録装置に
設けられた所定のスイッチ(不図示)を押すことによ
り、記録されたデータの中に「マーク1」、「マーク
2」のようなマークを適時、埋め込めるようにしてもよ
い。かかるマークを入れておくことにより、後の解析作
業の際に、そのマークを入れた位置を検索してその位置
から記録内容の再生を行うことができる。
後の解析作業の便宜のために、記録開始からの経過時間
又は絶対時間等を示す情報を、記録されたデータの中に
埋め込むようにしてもよい。また、操作状況記録装置に
設けられた所定のスイッチ(不図示)を押すことによ
り、記録されたデータの中に「マーク1」、「マーク
2」のようなマークを適時、埋め込めるようにしてもよ
い。かかるマークを入れておくことにより、後の解析作
業の際に、そのマークを入れた位置を検索してその位置
から記録内容の再生を行うことができる。
【0027】記録処理手段123は、第一の分岐手段1
1で取り込まれた信号とデータ圧縮手段121で処理さ
れた信号とを記録手段124にディジタル的に記録する
ものである。第二実施形態では、記録手段124として
ハードディスクや光磁気ディスクを用いている。かかる
記録動作は、操作状況記録装置に設けられたスタートボ
タン(不図示)を押すことにより開始し、ストップボタ
ン(不図示)を押すことにより停止する。また、コンピ
ュータ本体4に影響を与えることなく、操作状況記録装
置だけに通用するコマンドを定義しておき、キーボード
2からかかるコマンドを入力することにより、操作状況
記録装置の記録動作を開始させたり、停止させたりする
ようにしてもよい。
1で取り込まれた信号とデータ圧縮手段121で処理さ
れた信号とを記録手段124にディジタル的に記録する
ものである。第二実施形態では、記録手段124として
ハードディスクや光磁気ディスクを用いている。かかる
記録動作は、操作状況記録装置に設けられたスタートボ
タン(不図示)を押すことにより開始し、ストップボタ
ン(不図示)を押すことにより停止する。また、コンピ
ュータ本体4に影響を与えることなく、操作状況記録装
置だけに通用するコマンドを定義しておき、キーボード
2からかかるコマンドを入力することにより、操作状況
記録装置の記録動作を開始させたり、停止させたりする
ようにしてもよい。
【0028】第二実施形態の操作状況記録装置は、上記
第一実施形態のものと異なり、記録専用のものであり、
しかも、画面情報とキー入力情報とがディジタル的に記
録されている。このため、記録手段124に記録された
内容を再生するときには、専用ソフトが搭載されたパー
ソナルコンピュータを用いる。図3では、かかるパーソ
ナルコンピュータとして、オペレータが作業しているパ
ーソナルコンピュータを用いた場合を示している。第二
実施形態では、操作状況記録装置とコンピュータ本体4
とはSCSIを用いて接続する。そして、コンピュータ
本体4に搭載する専用ソフトは、上記第一実施形態の再
生部のように、画面情報とキー入力情報との合成、画面
情報のみ、キー入力情報のみという三つの出力方式の中
からオペレータによって選択された所定の出力方式で、
CRT表示装置6の画面上に記録内容を出力する。
第一実施形態のものと異なり、記録専用のものであり、
しかも、画面情報とキー入力情報とがディジタル的に記
録されている。このため、記録手段124に記録された
内容を再生するときには、専用ソフトが搭載されたパー
ソナルコンピュータを用いる。図3では、かかるパーソ
ナルコンピュータとして、オペレータが作業しているパ
ーソナルコンピュータを用いた場合を示している。第二
実施形態では、操作状況記録装置とコンピュータ本体4
とはSCSIを用いて接続する。そして、コンピュータ
本体4に搭載する専用ソフトは、上記第一実施形態の再
生部のように、画面情報とキー入力情報との合成、画面
情報のみ、キー入力情報のみという三つの出力方式の中
からオペレータによって選択された所定の出力方式で、
CRT表示装置6の画面上に記録内容を出力する。
【0029】また、第二実施形態では、画面情報及びキ
ー入力情報をディジタル的に記録しているので、かかる
専用ソフトにはキー入力情報についての検索機能を付加
することもできる。例えば、バグが発生したとのキー入
力のコマンドの手掛かりが見つかったときに、そのコマ
ンドを検索キーとして、そのコマンドが入力されたとき
の画面情報を検索して表示させることができる。また、
コマンドの組み合わせや、記録開始からの経過時間又は
絶対時間、マーク等を検索キーとして画面情報を検索す
るようにしてもよい。
ー入力情報をディジタル的に記録しているので、かかる
専用ソフトにはキー入力情報についての検索機能を付加
することもできる。例えば、バグが発生したとのキー入
力のコマンドの手掛かりが見つかったときに、そのコマ
ンドを検索キーとして、そのコマンドが入力されたとき
の画面情報を検索して表示させることができる。また、
コマンドの組み合わせや、記録開始からの経過時間又は
絶対時間、マーク等を検索キーとして画面情報を検索す
るようにしてもよい。
【0030】尚、当然のことながら、上記第一実施形態
のように、上記の専用ソフトを有する再生部を操作状況
記録装置に組み込み、その再生部からモニタ装置に接続
するだけで記録内容を再生できるように構成してもよ
い。第二実施形態の操作状況記録装置では、画面情報と
キー入力情報とをディジタル的に記録することにより、
専用ソフトを用いれば、キー入力情報についての検索を
行ったり、解析作業の際の高機能化を容易に実現するこ
とができるので、上記第一実施形態のものに比べて、記
録内容の解析作業を迅速に行うことができる。その他の
効果は、上記第一実施形態のものと同様である。
のように、上記の専用ソフトを有する再生部を操作状況
記録装置に組み込み、その再生部からモニタ装置に接続
するだけで記録内容を再生できるように構成してもよ
い。第二実施形態の操作状況記録装置では、画面情報と
キー入力情報とをディジタル的に記録することにより、
専用ソフトを用いれば、キー入力情報についての検索を
行ったり、解析作業の際の高機能化を容易に実現するこ
とができるので、上記第一実施形態のものに比べて、記
録内容の解析作業を迅速に行うことができる。その他の
効果は、上記第一実施形態のものと同様である。
【0031】尚、本発明は上記の各実施形態に限定され
るものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形
が可能である。例えば、上記の各実施形態では、キー入
力情報と画面情報とを同一の記録手段に記録する場合に
ついて説明したが、例えば、キー入力情報と画面情報と
を別個の記録手段に記録するようにしてもよい。ただ
し、この場合、キー入力情報と画面情報とを合成して再
生するときには、各記録手段に記録された情報の記録時
間を合わす処理をする必要がある。
るものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形
が可能である。例えば、上記の各実施形態では、キー入
力情報と画面情報とを同一の記録手段に記録する場合に
ついて説明したが、例えば、キー入力情報と画面情報と
を別個の記録手段に記録するようにしてもよい。ただ
し、この場合、キー入力情報と画面情報とを合成して再
生するときには、各記録手段に記録された情報の記録時
間を合わす処理をする必要がある。
【0032】また、上記の各実施形態では、キーボード
からのキー入力情報と、CRT表示装置の画面情報とを
記録する場合について説明したが、これらの情報に加え
て、マウスやタッチスクリーン等からの入力情報をも記
録するようにしてもよい。また、例えば、コンピュータ
システムを用いてロボットや機器等の制御を行っている
場合には、コンピュータ本体から出力される他の出力情
報をも記録するようにしてもよい。かかる出力情報とし
ては、例えば、RS−232Cや他の出力ポート、具体
的には、ロボットを動かすときの電圧値等が挙げられ
る。さらに、ロボットの動きをビデオで撮影して得られ
たビデオ信号も合わせて記録するようにしてもよい。こ
れにより、例えばロボットが誤動作した場合には、記録
したすべての情報をモニタ画面に再生して、誤動作の原
因を容易に発見することができる。
からのキー入力情報と、CRT表示装置の画面情報とを
記録する場合について説明したが、これらの情報に加え
て、マウスやタッチスクリーン等からの入力情報をも記
録するようにしてもよい。また、例えば、コンピュータ
システムを用いてロボットや機器等の制御を行っている
場合には、コンピュータ本体から出力される他の出力情
報をも記録するようにしてもよい。かかる出力情報とし
ては、例えば、RS−232Cや他の出力ポート、具体
的には、ロボットを動かすときの電圧値等が挙げられ
る。さらに、ロボットの動きをビデオで撮影して得られ
たビデオ信号も合わせて記録するようにしてもよい。こ
れにより、例えばロボットが誤動作した場合には、記録
したすべての情報をモニタ画面に再生して、誤動作の原
因を容易に発見することができる。
【0033】更に、上記の各実施形態では、操作状況記
録装置に設けたスタートボタン、ストップボタンを押す
ことにより記録動作を開始、停止する場合について説明
したが、上記の例のように出力情報をも記録している場
合には、例えば、ロボットを動かす電圧値、RS−23
2Cや他の出力ポートが、所定の値を越えたときに、自
動的に操作状況記録装置の動作が開始し、それらが所定
の値よりも小さくなったときに、自動的に操作状況記録
装置の動作を停止するように構成してもよい。
録装置に設けたスタートボタン、ストップボタンを押す
ことにより記録動作を開始、停止する場合について説明
したが、上記の例のように出力情報をも記録している場
合には、例えば、ロボットを動かす電圧値、RS−23
2Cや他の出力ポートが、所定の値を越えたときに、自
動的に操作状況記録装置の動作が開始し、それらが所定
の値よりも小さくなったときに、自動的に操作状況記録
装置の動作を停止するように構成してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、処
理手段が第一の情報取得手段によって取り込まれた情報
入力手段からの入力情報と第二の情報取得手段によって
取り込まれたコンピュータ本体からの画面情報とを記録
手段に記録することにより、情報入力手段の操作手順と
その各操作手順に対して表示手段の画面上に表示された
内容とはすべて記録として残っているので、その記録内
容を再生することによって、作業上の問題が発生したと
きの入力操作とそのときの画面内容の状況を容易に再現
することができ、したがって、特にバグ調査、エラー解
析、作業監視等の際に使用するのに好適な操作状況記録
装置を提供することができる。
理手段が第一の情報取得手段によって取り込まれた情報
入力手段からの入力情報と第二の情報取得手段によって
取り込まれたコンピュータ本体からの画面情報とを記録
手段に記録することにより、情報入力手段の操作手順と
その各操作手順に対して表示手段の画面上に表示された
内容とはすべて記録として残っているので、その記録内
容を再生することによって、作業上の問題が発生したと
きの入力操作とそのときの画面内容の状況を容易に再現
することができ、したがって、特にバグ調査、エラー解
析、作業監視等の際に使用するのに好適な操作状況記録
装置を提供することができる。
【図1】本発明の第一実施形態である操作状況記録装置
の概略ブロック図である。
の概略ブロック図である。
【図2】映像合成手段で合成された合成映像信号を再生
したときのモニタ装置の画面の一例を示す図である。
したときのモニタ装置の画面の一例を示す図である。
【図3】本発明の第二実施形態である操作状況記録装置
の概略ブロック図である。
の概略ブロック図である。
【図4】ソフト使用時間とバグの発生数との関係、及び
ソフト使用時間とバグ一件当たりのバグ解消に要する対
策時間との関係を示す図である。
ソフト使用時間とバグ一件当たりのバグ解消に要する対
策時間との関係を示す図である。
2 キーボード 4 コンピュータ本体 6 CRT表示装置 11 第一の分岐手段 12 第二の分岐手段 20,120 処理部 21 第一の変換手段 22 第二の変換手段 23,123 記録処理手段 24,124 記録手段 30 再生部 31 第三の変換手段 32 映像合成手段 122 データ圧縮手段
Claims (5)
- 【請求項1】 情報入力手段からコンピュータ本体に送
出される入力情報を取り込む第一の情報取得手段と、 前記コンピュータ本体から表示手段に送出される画面情
報を取り込む第二の情報取得手段と、 前記第一の情報取得手段によって取り込まれた前記入力
情報と前記第二の情報取得手段によって取り込まれた前
記画面情報とを記録手段に記録する処理手段と、 を具備することを特徴とする操作状況記録装置。 - 【請求項2】 前記記録手段は、ビデオテープであるこ
とを特徴とする請求項1記載の操作状況記録装置。 - 【請求項3】 前記処理手段は、前記画面情報を前記ビ
デオテープの映像記録領域に記録すると共に、前記入力
情報を音声信号に変換して、前記音声信号を前記ビデオ
テープの音声記録領域に記録することを特徴とする請求
項2記載の操作状況記録装置。 - 【請求項4】 前記処理手段は、前記入力情報と前記画
面情報とを前記記録手段にディジタル的に記録するもの
であることを特徴とする請求項1記載の操作状況記録装
置。 - 【請求項5】 前記記録手段は、ハードディスク又は光
磁気ディスクであることを特徴とする請求項4記載の操
作状況記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9061514A JPH10254737A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 操作状況記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9061514A JPH10254737A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 操作状況記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10254737A true JPH10254737A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13173280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9061514A Pending JPH10254737A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 操作状況記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10254737A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001051876A (ja) * | 1999-08-09 | 2001-02-23 | Fuji Xerox Co Ltd | ユーザビリティ評価装置 |
JP2006350515A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Web Technology Corp | 検査情報生成装置および検査支援システム |
JP2008023008A (ja) * | 2006-07-20 | 2008-02-07 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 医用画像診断装置用モニタ出力ビデオ化記録装置 |
JP2008191858A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Sky Kk | 端末監視装置と端末監視装置のためのプログラム |
JP2010224995A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Nichizou Denshi Seigyo Kk | 操作画面記録装置 |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP9061514A patent/JPH10254737A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001051876A (ja) * | 1999-08-09 | 2001-02-23 | Fuji Xerox Co Ltd | ユーザビリティ評価装置 |
JP2006350515A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Web Technology Corp | 検査情報生成装置および検査支援システム |
JP2008023008A (ja) * | 2006-07-20 | 2008-02-07 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 医用画像診断装置用モニタ出力ビデオ化記録装置 |
JP2008191858A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Sky Kk | 端末監視装置と端末監視装置のためのプログラム |
JP2010224995A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Nichizou Denshi Seigyo Kk | 操作画面記録装置 |
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