JPH10253719A - Tapコントローラを有する集積回路 - Google Patents

Tapコントローラを有する集積回路

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JPH10253719A
JPH10253719A JP9300959A JP30095997A JPH10253719A JP H10253719 A JPH10253719 A JP H10253719A JP 9300959 A JP9300959 A JP 9300959A JP 30095997 A JP30095997 A JP 30095997A JP H10253719 A JPH10253719 A JP H10253719A
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line
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/3185Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning
    • G01R31/318533Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning using scanning techniques, e.g. LSSD, Boundary Scan, JTAG
    • G01R31/318572Input/Output interfaces

Abstract

(57)【要約】 第1の作動モード及び第2の作動モードを有するテスト
アクセスポートコントローラを含んで構成した集積回路
が開示される。第1の作動モードでは、テストアクセス
ポートコントローラがテストロジックに接続されて、直
列テストデータの通信及び入力するクロック信号の制御
を実行し、第2の作動モードでは、データアダプタがテ
ストアクセスポートコントローラを介して入力ピン及び
出力ピンに接続される。このデータアダプタは、オン−
チップ機能回路からの並列データ及び制御信号の供給を
受けて、この並列データ及び制御信号をフロー制御ビッ
トを有する一連の直列ビットに変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は集積回路に関し、特
に、チップ境界を越えての直列データ通信を実行する、
テストアクセスポートコントローラ(TAPコントロー
ラ)を有する集積回路に関する。
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】テスト
アクセスポートコントローラは従来公知である。TAP
コントローラは、JTAGポートとして知られるポート
を介して、オン−チップ及びオフ−チップでテストデー
タ通信を実行するのに使用される。公知のTAPコント
ローラの機能は、IEEE基準1149.1−1990
で定義されている。この基準は、テストロジックを定義
し、そのテストロジックは、集積回路内に含まれること
ができて、集積回路間の相互の接続をテストし、集積回
路自体をテストし、また、集積回路が「通常」または
「ユーザーモード」で作動する間の回路動作を監視する
かまたは修正するための基準化された方法を提供する。
IEEE基準によれば、TAPコントローラは種々の異
なるテストモードを実行できる。これらのテストモード
のそれぞれにおいて、テストデータはTAPコントロー
ラの入力ピンを介してチップに供給され、テスト後の結
果として生じるデータがTAPコントローラの出力ピン
を介してオフ−チップに供給される。結果として生じる
データは、テストデータに依存し、予測データと比較さ
れてテストの有効性を検査する。入力ピン及び出力ピン
は、それぞれTDI及びTDOとして参照される。現存
する多くの集積回路は、既に入力ピンTDI及び出力ピ
ンTDOを有するこのタイプのTAPコントローラを備
えている。本発明は、これらのピンとTAPコントロー
ラを使用して、ピンの数を増やすことなく、また、基準
を超えることなく集積回路の通信機能を増大させること
を目的とする。このことは、診断目的のために特に有用
である。即ち、集積回路がプロセッサ等の埋め込まれた
機能回路を有する場合、従来の診断技術を使用して機能
回路のリアルタイム非割り込み監視を提供することは非
常に困難である。機能回路はプロセッサである必要はな
く、DMA(Direct Memory Access;直接メモリアクセ
ス)エンジンを含む他の機能回路またはオン−チップキ
ャッシュでもよい。従来、プロセッサ(CPU)は単一
チップとして製造されており、メモリ等の全ての補助回
路へのオフ−チップアクセスを必要とする。結果とし
て、これらは複数のアクセスピンを有して、CPUに関
する情報、特に、メモリアドレス情報がこれらのアクセ
スピンからいずれにしても外部的に入手できる。メモリ
アドレス情報に加えて、プロセッサの内部状態に関する
状態情報を入手して、例えば、割り込み、命令ストリー
ムにおける変化、CPUの種々の状態レジスタにおける
フラグの設定等の事象を確認するのに使用できる。現今
では、チップは複雑であり、オン−チップのプロセッサ
だけではなくその関連メモリや他の補助回路も含む。チ
ップ上に複数のプロセッサを備えたり、或いは、少なく
とも1つのプロセッサとDMA(直接メモリアクセス)
エンジン、またはオン−チッププロセッサに関連するメ
モリにアクセスするためのEMI(External Memory In
terface ;外部メモリインタフェース)を備える場合が
ある。このように、通常はオフ−チップ入手が可能な信
号がもはやCPUの内部作動に関する直接表示を提供し
ないので、プロセッサ作動を監視するのはもはや単純な
ことではない。集積回路CPU上で実行するように設計
されたソフトウエアの複雑さが増大するにつれて、ソフ
トウエアを適切にテストすることの重要性も増大する。
これには、CPUがソフトウエアを実行するのと同時に
CPUの作動を監視する技術を必要とする。ソフトウエ
アがリアルタイムで作動しながら非割り込みでモニタさ
れることは特に煩わしい要件である。いわゆる診断又は
デバッギング技術がこれを達成するために開発された。
従来の1つの技術(ICE;回路内エミュレータ)は、
オン−チップハードウエアにマッチし、このハードウエ
アに接続されるエミュレータボードの製造を必要とす
る。このように、オン−チップ接続がエミュレータにマ
ップされるので、エミュレータ上でアクセスできる。し
かしながら、エミュレータは構成が複雑かつ高価であ
り、いずれにしてもオン−チップ通信の速度または状態
に十分にマッチできない。このため、優先するオン−チ
ップ状態を正確にエミュレートすることは非常に困難で
ある。他の従来技術では、論理状態アナライザ(LS
A)を使用している。これは、全てのオフ−チップ通信
状態を継続的に監視する集積回路のピンに接続される装
置である。連続して発生する状態の各セットは記憶され
た後に分析できる。エミュレータよりは安いが、LSA
は高価であるばかりではなく、記憶される莫大な数の連
続して発生する状態セットから何らかの有用な情報を引
き出すための多大な演繹と分析が必要である。オフ−チ
ップで通信される状態信号を分析できるだけなので、オ
ン−チップ状態に関する何らかの演繹または仮定を行う
ことが当然必要となる。更に近年では、埋め込まれたC
PUの作動を監視する試みにおいて更なる開発がすすめ
られた。ある集積回路では、スキャンラッチチェインが
オン−チップで提供されて、オン−チップTAPコント
ローラを使用してCPUのレジスタからデータを転送す
る。プロセスは破壊的なので、CPUが作動を継続する
前にデータをCPUレジスタ内に戻して読み込ませる必
要がある。このように、これを実行するには、CPUを
停止させてそのレジスタから状態情報を抽出する必要が
ある。このため、これはソフトウエアがリアルタイムで
監視されなければならないという要求を満足させるもの
ではない。いくつかのケースでは、CPUの停止がソフ
トウエアの作動する方法を変化させるので、リアルタイ
ムで目に見えるバグが、CPUがそのポイントで停止す
ると表れない。更に、テストスキャンが完了するのを待
ってCPUレジスタからのすべてのスキャンデータをオ
フ−チップに送信する必要があるので、監視プロセスが
ゆっくりである。また、本発明の別の目的は、オフ−チ
ップ外部通信性を増大させることによって改良された診
断手順を実行できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明の1態様によれ
ば、 a) 直列データ入力ピン及び直列データ出力ピンと、 b) オン−チップ機能回路及びテストロジックと、 c) 前記入力ピン及び出力ピンを介してチップ境界を越
えた直列データ通信を実行するために接続され、第1の
作動モードでテストロジックに接続されて、入力される
クロック信号の制御下で直列テストデータ通信を実行で
きるテストアクセスポートコントローラと、 d) 第2の作動モードで前記テストアクセスポートコン
トローラを介して前記入力ピン及び出力ピンに接続でき
るデータアダプタと、を含んで構成され、前記データア
ダプタは、前記第2の作動モードにおいて、前記オン−
チップ機能回路から並列データ及び制御信号を供給さ
れ、前記並列データ及び制御信号を、前記入力されるク
ロック信号の制御下で前記テストアクセスポートコント
ローラを介してオフ−チップ通信するためのフロー制御
ビットとデータビットとを有する一連の直列ビットに変
換し、フロー制御ビットとデータビットとを有する一連
の直列ビットを、オフ−チップから前記直列データ入力
ピンを介して受信して、前記オン−チップ機能回路用の
並列データ及び制御信号に変換させることを特徴とする
集積回路が提供される。好ましい実施例における前記デ
ータアダプタは、該データアダプタと機能回路との間
で、それぞれ並列データと制御信号を受信及び送信する
ための第1及び第2のポートを有する。前記データアダ
プタは、前記機能回路とデータアダプタとの間を転送さ
れるフロー制御ビット及びデータからフロー制御情報を
発生する回路を有するのが好ましい。前記フロー制御情
報は、以下のタイプの1つとすることができる。 1)入力する一連の直列ビット内のフロー制御ビットか
ら生成され、前記第1のポートの少なくとも1つのピン
によって出力される順方向のフロー制御情報 2)前記第1のポートに供給される並列データ信号に関
連して、前記オン−チップ機能回路によって生成される
順方向のデータ制御情報 3)前記データアダプタによって受信される一連の直列
ビット内のデータビットから生成される逆方向のデータ
制御情報 4)前記オン−チップ機能回路によって受信される並列
データに応答して、前記オン−チップ機能回路によって
生成される逆方向のフロー制御情報 また、前記順方向のフロー制御情報は、データ及び制御
信号を直列ビットに変換する間それらデータ及び制御信
号を一時的に保持する、データアダプタ内の記憶回路の
状態に応じて生成されてもよい。本実施例においては、
前記データアダプタによって受信及び送信される並列デ
ータ信号は、8ビット幅である。前記集積回路は、オン
−チップの種々のソース/宛先ロジックを有する。1つ
の実施例において、前記集積回路は、前記バスシステム
から受信した要求を前記データアダプタに供給するため
の並列データに変換し、前記データアダプタから受信し
た並列データを前記バスシステムを介して供給するため
の要求に変換するメッセージコンバータが接続されたオ
ン−チップバスシステムを有する。前記オン−チップ機
能回路は、前記バスシステムに接続される少なくとも1
つのプロセッサを含んで構成される。前記バスシステム
は、少なくとも1つのメモリバスを有し、このメモリバ
スは、該メモリバスと接続する或いは接続可能なオン−
チップまたはオフ−チップメモリとの通信を実行する。
また、本発明は、 a)オン−チップバスシステムに接続されるターゲット
プロセッサと、前記オン−チップバスシステムに接続さ
れる付加機能回路と、直列データ入力ピンと直列データ
出力ピンに接続されるテストアクセスポートコントロー
ラと、前記テストアクセスポートコントローラ並びにそ
の直列データ入力ピン及び直列データ出力ピンを介し
て、チップ境界を越えた通信を実行するオン−チップデ
ータアダプタと、を含み、該オン−チップデータアダプ
タは、前記オン−チップバスシステムから並列データ及
び制御信号を供給され、前記並列データ及び制御信号
を、前記直列データ出力ピンを介してオフ−チップ通信
するためのフロー制御ビット及びデータビットを有する
一連の直列ビットに変換し、オフ−チップから前記直列
データ入力ピンを介して、フロー制御ビット及びデータ
ビットを有する一連の直列ビットを受信し、該直列ビッ
トを前記オン−チップバスシステム用の並列データ及び
制御信号に変換する構成とした単一チップ集積回路と、 b)並列データ及び制御信号を発生するとともに受信す
るように作動可能なオフ−チップホストプロセッサと、 c)前記ホストプロセッサに接続されて、該ホストプロ
セッサからの前記並列データ及び制御信号を受信し、こ
れらを前記直列データ入力ピンを介してチップ上に送信
するためのフロー制御ビット及びデータビットを有する
一連の直列ビットに変換し、前記直列データ出力ピンか
ら一連の直列ビットを受信し、前記一連の直列ビットを
前記オフ−チップホストプロセッサ用の並列データ及び
制御信号に変換するオフ−チップデータアダプタと、を
含んで構成され、前記ホストプロセッサは、前記ターゲ
ットプロセッサを必要とせずに、前記オン−チップバス
システムを介して前記付加機能回路と通信できることを
特徴とするコンピュータシステムを提供する。このよう
に、集積回路の境界を越えた通信は、好ましくはオン−
チップのターゲットプロセッサを必要とせずに、オフ−
チップホストプロセッサとオン−チップの機能回路との
間で選択的に実行できる。このことは、診断環境におい
て特に有用である。ホストプロセッサとのオン−チップ
及びオフ−チップ通信は、ターゲットプロセッサのリア
ルタイム作動に割り込まずに実行できるので、特に、タ
ーゲットプロセッサ上で実行するソフトウエアをリアル
タイムで監視できる。また、TAPコントローラ並びに
その直列データ入力ピン及び直列データ出力ピンの使用
により、オン−チップ通信を実行する際のチップ領域及
びオーバーヘッドを節約できる。データアダプタは、オ
ン−チップのデータ及び制御信号の並列フォーマット
を、TAPコントローラの入力ピン及び出力ピンを介し
て通信可能な直列フォーマットに修正するのに役立つ。
【発明の実施の形態】本発明を更に理解し、どのように
実施するかを添付の図面を参照して説明する。図1は、
テストアクセスポート(TAP)コントローラ4とチッ
プ境界スキャンチェイン10とを有する集積回路2を概
略的に示す。TAPコントローラ4は、ライン14上の
テストクロック信号TCKと、ライン16上のテストモ
ード選択信号TMSと、ライン18上のテストデータ入
力信号TDIと、ライン22上のテストリセット入力信
号TRST*と、をオフ−チップから受信する。TAP
コントローラ4は、ライン20上のテストデータ出力信
号TDOをオフ−チップに出力する。TAPコントロー
ラ4はまた、ライン12上の装置識別子信号DEVIC
EIDを受信する。図1において、装置識別子信号DE
VICEIDは、集積回路内でアースに接続された信号
ライン12として示される。信号ライン12はマルチビ
ットワイヤでよく、また、装置識別子信号DEVICE
IDは集積回路上またはオフ−チップ上のいずれかから
発生できる。信号ライン12がマルチビットワイヤの場
合には、各ビットがチップ上の低レベルロジックまたは
高レベルロジックのいずれかに接続される。TAPコン
トローラ4は、ライン28上のスキャンデータ入力信号
SCANINと、ライン38上のテストクロック信号T
ESTCLKと、ライン24上のスキャンテストモード
SCANMODEの選択を示す信号と、をライン26上
の診断モードDIAGMODEの選択を示す信号と、を
オン−チップ回路に出力する。チップ境界スキャンチェ
イン10は、ライン28上のスキャンデータ入力信号S
CANINと、ライン24上のスキャンテストモード信
号SCANMODEと、を入力として受信し、ライン3
4上のスキャンデータ出力信号SCANOUTをTAP
コントローラ4に出力する。本発明では、ライン28上
のスキャンデータ入力信号SCANINはまた、後述す
るように、診断のためにオン−チップソース/宛先ロジ
ックに接続される。本発明では、ソース/宛先ロジック
は、入力信号DIAGSCANOUTをライン36上で
TAPコントローラ4に供給する。以下に詳細に説明す
る図5は、ソース/宛先ロジックを構成する構成要素を
示す。ソース/宛先ロジックは、少なくともオン−チッ
プバスシステムに接続されるプロセッサであり、オン−
チップバスシステムはこれに接続されたオン−チップメ
モリを有する。オフ−チップメモリもまたこのようなバ
スシステムに直接接続できる。オン−チップソース/宛
先ロジックはまた、DMAエンジン又はEMIインタフ
ェースを備えた他の機能回路を持つ。TAPコントロー
ラ4は、標準演算に必要であり且つ本発明で要求される
回路ブロックを備えて図2に概略的に示される。図2を
参照すると、TAPコントローラ4はその基本形式にお
いて、ステートマシン50と、IDレジスタ42と、命
令レジスタ44と、命令デコーダ46と、バイパスラッ
チ48と、データマルチプレクサ52と、命令/データ
マルチプレクサ54と、ラッチ56と、インバータ60
と、を含んで構成される。命令レジスタ44は、ライン
18上のテストデータ入力信号TDIを受信し、バス6
2への並列命令とライン76上への直列出力とを発生
し、また、ライン82上の命令制御入力信号を受信す
る。命令デコーダ46は、バス62上の並列命令とライ
ン84上のデコーダ制御入力信号とを受信して、信号S
CANMODE及び信号DIAGMODEをライン24
及び26それぞれに、また、ライン70上に並列データ
マルチプレクサ選択信号を発生する。バイパスラッチ4
8は、ライン18上のテストデータ入力信号TDIを受
信し、ライン72上に出力信号を発生する。IDレジス
タ42は、ライン12上の並列の信号DEVICEID
を受信し、ライン68上に直列の装置識別子出力信号を
発生する。データマルチプレクサ52は、ライン68上
のIDレジスタ42の出力信号と、ライン72上のバイ
パスラッチ48の出力信号と、ライン34上の信号SC
ANOUTと、ライン36上の信号DIAGSCANO
UTと、ライン70上のデータマルチプレクサ選択信号
と、を受信する。データマルチプレクサ52は、ライン
74上に出力を発生する。命令/データマルチプレクサ
54は、ライン76上の直列出力と、ライン74上のデ
ータマルチプレクサの出力と、ライン78上の命令/デ
ータマルチプレクサ選択信号と、を受信する。命令/デ
ータマルチプレクサ54は、ライン80上に出力を発生
する。ラッチ56は、ライン80上の命令/データマル
チプレクサ54の出力を受信し、ライン20上にテスト
データ出力信号TDOを発生する。ステートマシン50
は、ライン16上の信号TMSと、ライン22上の信号
TRST*と、を受信する。ステートマシン50は、ラ
イン78への命令/データマルチプレクサ選択信号と、
ライン82への命令制御入力信号と、ライン84へのデ
コーダ制御入力信号と、を発生する。IDレジスタ4
2、命令レジスタ44、命令デコーダ46、バイパスラ
ッチ48、ステートマシン50、及びデータコンバータ
57は、それぞれライン14上のテストクロック信号T
CKを受信する。ラッチ56は、ライン64上のインバ
ータ60を介して反転されたテストクロック信号TCK
を受信する。テストクロック信号TCKとテストデータ
入力信号TDIは、ライン38の出力TESTCLK及
びライン28の出力SCANINとしてそれぞれ直接接
続される。集積回路2のテストを実行する際のTAPコ
ントローラ4の作動は、IEEE1149.1−199
0に詳細に説明されている。本質的に、有限長さのスキ
ャンチェインは、チップ境界スキャンチェイン10によ
って形成されるチェインのように集積回路上で形成され
る。TAPコントローラ4は、IEEE基準1149.
1−1990によって定義される同期有限ステートマシ
ンである。IEEE基準1149.1−1990は、集
積回路に含むことのできるテストロジックを定義して、
集積回路間の相互接続のテスト、集積回路自体のテス
ト、集積回路の通常作動中における回路動作の監視又は
修正の標準的な方法を提供する。集積回路2の通常作動
中、TAPコントローラ4は、リセット状態にあり、そ
の入力と出力は全て非作動である。IEEE基準114
9.1−1990によるテストアクセスポートを使用し
たテストを実行する場合、TAPコントローラは前記基
準の定義に従って作動する。このようなテストモードで
は、TAPコントローラ4は少なくとも1つの作動のテ
ストモードを選択できる。1つの可能なテストモードは
スキャンテストモードであり、これはライン24上の信
号SCANMODEを設定することにより選択される。
スキャンテストモードでは、集積回路2上のスキャンチ
ェインがテストのために選択される。本実施形態におい
て、チップ境界スキャンチェイン10が信号SCANM
ODEによって選択される。このようなスキャンテスト
は、単にスキャンチェインの一端にデータを入力し、同
一データがスキャンチェインの他端で出力されることを
確認するためにチェックをすることを含む。或いは、オ
ン−チップの機能ロジックに入力されるデータをスキャ
ンし、1以上のクロックサイクルでチップを機能的にク
ロックして、機能ロジックの出力をスキャンするよう
な、より複雑なスキャン操作を実行できる。オン−チッ
プの任意の接続点または回路をテスト用に接続してスキ
ャンチェインを形成できる。チップ境界スキャンチェイ
ン10は、テストモードで制御されて集積回路2の全て
の入力/出力ポートを接続する一連のフリップフロップ
である。このようなスキャンテスティングの完全な理解
はIEEE基準1149.1−1990を参照すること
から求められる。スキャンテスティングをどのように実
行するかの特定の例として、ヨーロッパ特許出願公開第
0698890号、第0702239号、第07022
40号、第0702241号、第0702242号、第
0702243号、第0709688号が挙げられる。
IEEE基準1149.1−1990のテストアクセス
ポートを使用する公知のテストモードの特徴は、スキャ
ンチェインが有限の長さか又は閉ループであること、ま
た、テストデータ出力信号TDOがテストデータ入力信
号TDIに依存するとともに、テストデータ入力信号と
の時間関係を持つことである。本実施形態では、作動の
診断モードは、IEEE基準1149.1−1990と
一致するオン−チップのソース/宛先ロジックの診断手
順を実行するために提供される。このような診断テスト
モードでは、テストデータ出力信号TDOはテストデー
タ入力信号TDIに依存しないので、このテストデータ
入力信号との時間関係を持たない。テストデータ入力信
号TDIとテストデータ出力信号TDOとの間のチェイ
ンは、無限の長さまたは開ループであると考えられる。
診断モードでは、TAPコントローラ4は、全ての正常
な機能を提供しながら、付加的に全二重の、フロー制御
された、束縛されない直列データを、これがデータの形
式であるとは気づかずに伝える転送エージェントとして
作動する。逆に、TAPコントローラ4は、通常はどん
なフロー制御もせずに選択されたテストチェインを通過
する単一のデータストリームを処理する。テストモード
におけるTAPコントローラ4の作動の大要を、図1及
び図2を参照して説明する。図2においては、信号SC
ANINはテストデータ入力信号TDIに直接接続して
いるが、一定の状況では、信号SCANINは信号TD
Iの修正バージョンであってもよい。同様に、テストク
ロック信号TESTCLKはテストクロック信号TCK
に直接接続しているが、一定の状況では、信号TCKの
修正バージョンであることが要求される。作動のテスト
モードでは、テストデータ入力信号TDIとテストモー
ド選択信号TMSは、テストクロック信号TCKの制御
下でTAPコントローラ4に直列形式で供給される。ス
テートマシン50は、テストクロック信号TCKの各動
作エッジでテストモード選択信号TMSの値に作用し
て、IEEE基準1149.1−1990によって定義
されるようにその状態を反復させる。テストリセット信
号TRST*は、IEEE基準1149.1−1990
に応じた低ロジック状態にある時、TAPコントローラ
4の非同期初期化を提供する。命令レジスタ44は、テ
ストクロック信号TCKによってクロックされて、ステ
ートマシン50からのライン82上の命令制御入力信号
の制御下でテストデータ入力信号TDIから直列形式で
命令をロードする。命令が、命令レジスタ44内に直列
にロードされると、この命令は、ステートマシン50か
らのライン84上のデコーダ制御入力信号の制御下で、
命令バス62を経由して命令デコーダ46に並列に転送
される。ここで記憶された命令に従って、命令デコーダ
46は、実行されるのがスキャンテストか或いは診断テ
ストかに応じて信号SCANMODEまたは信号DIA
GMODEのいずれか一方を設定する。命令レジスタ4
4及び命令デコーダ46のローディングは、IEEE基
準1149.1−1990に従ってステートマシン50
により制御される。命令デコーダ46によってデコード
された命令に応じて、また、以下に更に説明するよう
に、命令デコーダ46のライン70上の並列出力は、デ
ータマルチプレクサ52を制御して、その入力の1つを
出力ライン74に接続する。同様に、ステートマシン5
0のライン78上の出力は、命令/データマルチプレク
サ52を制御して、その入力の1つをライン80上の出
力に接続する。IDレジスタ42は、ライン12上の並
列の信号DEVICEIDを受信する。IDレジスタ4
2は、チップ識別子を記憶し、そのチップ識別子は、I
Dレジスタ42からライン68を介してテストデータ出
力信号TDOにスキャンされる。チップ識別子は集積回
路2を識別する。一つの作動モードにおいて、命令デコ
ーダ46によってデコードされた命令は、マルチプレク
サ52が制御されてライン68上のその入力をライン7
4上のその出力に接続し、また、命令/データマルチプ
レクサ54が制御されてライン74上のその入力をライ
ン80上のその出力に接続する場合に、装置の一致を単
に出力するものでよい。そして、装置の一致は信号TD
Oとして直列に出力される。作動の別のモードでは、ラ
イン76上の直列出力が命令/データマルチプレクサ5
4によりライン80に接続される場合に、テストデータ
出力信号TDOに現行命令を出力することが要求され
る。テスト作動の一つのモードでは、特定の集積回路2
のTAPコントローラ4がテストデータ入力信号TDI
をテストデータ出力信号TDOに接続することだけが要
求される。この作動モードでは、データマルチプレクサ
52が制御されてライン72上のバイパスラッチ48の
出力をライン74上の出力に接続し、命令/データマル
チプレクサ54が制御されてライン74をライン80上
の出力に接続する。このように、テストデータ入力信号
TDIは、ラッチ56を介してテストデータ出力信号T
DOに接続される。ラッチ56は単に、テストデータ出
力信号TDOの時間制御をして、この信号がテストクロ
ック信号TCKの立ち下がりエッジに同期できるように
するためにだけ設けられたフリップフロップである。実
行されるテストモードがスキャンテストモードの場合、
命令デコーダ46が信号SCANMODEを設定する。
データマルチプレクサ52が命令デコーダ46により制
御されて、信号SCANOUTを出力ライン74に接続
する。命令/データマルチプレクサ54もまた制御され
てライン74をライン80に接続して、信号SCANO
UTをテストデータ出力信号TDOとして出力する。こ
のようなスキャンテストモード中では、テストデータ
は、テストデータ入力信号TDIと直接接続する信号S
CANIN上の選択されたスキャンチェイン内にスキャ
ンされる。スキャンテスティング、特に境界スキャンテ
スティングは、IEEE基準1149.1−1990に
十分に説明されている。実行されるテストに応じた付加
制御信号が選択スキャンチェインに供給されて必要なテ
スト作動を実行する必要がある。本実施形態では、命令
デコーダ46がライン26上の信号DIAGMODEを
設定する場合に診断モードに入る。更に、データマルチ
プレクサ52が制御されてライン36上の信号DIAG
SCANOUTをライン74上の出力に接続する。これ
は、命令/データマルチプレクサ54を介してライン8
0に、またラッチ56を介してテストデータ出力信号T
DOに順次接続される。診断モードにおいて、テストデ
ータ入力信号TDIとテストデータ出力信号TDOとの
間の直列データフローは、スキャンテストモードに対抗
するものとしての無限の長さのシフトレジスタを通ると
考えられる。このモードにおいて直列データフローは有
限の長さのシフトレジスタ(シフトレジスタチェイン)
を通る。診断モードでは、テストデータ入力信号TDI
としてテストアクセスポート内にシフトされた一連のビ
ットパターンは、テストデータ出力信号としてテストア
クセスポートの外にシフトされた一連のビットパターン
に反映されない。診断データの通信は、ホストからター
ゲットへ及びターゲットからホストへ(読み出し及び書
き込み)のメモリアクセス要求、CPUレジスタの状態
情報、メモリアクセス要求に応答してホストメモリまた
はターゲットメモリから読み出されたデータ、CPUレ
ジスタ内にロードするための状態データ、及びターゲッ
トCPUによってアクセスされるメモリアドレスに関す
る情報を含む。このように、診断モードは、データの非
割り込みモニタリングまたはデータの割り込みローディ
ングを含む。診断モードにおいて、テストアクセスポー
ト内にシフトされた直列データは、任意の所望の手段、
例えば、データチャンクを表す開始ビット及び停止ビッ
トでエンコードできる単一方向直列データストリームで
ある。同様に、テストアクセスポートを介してシフトア
ウトされたデータは、任意の所望の手段、例えば、デー
タチャンクを表す開始ビット及び停止ビットでエンコー
ドできる1方向直列データストリームである。通常、シ
フトインされたデータ及びシフトアウトされたデータ
は、同様の方法でエンコードされる。1方向入力及び出
力データストリームは、全二重の2方向直列通信を可能
にするために同時に使用される。一連の直列データビッ
トは情報バイトを構成できる。本実施形態において、通
常テストモードに加えて作動の診断モードが提供される
と、集積回路2には、図3に示すように、TAPコント
ローラ4とオン−チップソース/宛先ロジックとの間を
インタフェースするデータアダプタ90が備えられる。
データアダプタ90は、TAPコントローラ4からの入
力として、ライン28上のスキャンデータ入力信号SC
ANINと、ライン38上のテストクロック信号TES
TCLKと、ライン26上の診断モードDIAGMOD
Eの選択を示す信号と、を受信する。データアダプタ9
0は、TAPコントローラ4にライン36上の信号DI
AGSCANOUTを出力する。データアダプタ90
は、ライン92上の送信データバスTXDATAのオン
−チップソース/宛先ロジックからデータを受信し、ラ
イン94上の受信データバスRXDATAのオン−チッ
プソース/宛先ロジックにデータを出力する。データア
ダプタ90は、ライン96上の送信有効信号TXVAL
IDを入力し、ライン98上の送信肯定応答信号TXA
CKを出力する。両信号は、送信データバスTXDAT
Aに関連する制御信号である。データアダプタ90は、
ライン100上の受信有効信号RXVALIDを出力
し、ライン102上の受信肯定応答信号RXACKを入
力する。両信号は、受信データバスRXDATAに関連
する制御信号である。データアダプタ90は、受信シフ
トレジスタ114と、受信バッファ116と、受信制御
ロジック110と、受信フロー制御状態フリップフロッ
プ120と、送信フロー制御状態フリップフロップ12
4と、送信シフトレジスタ118と、送信制御ロジック
112と、を含んで構成される。受信シフトレジスタ1
14は、ライン28上の信号SCANINと受信制御ロ
ジック110からのライン126上の制御信号とを受信
し、バス130上に並列データを出力して受信バッファ
116への入力を形成する。受信バッファ116は、更
に受信制御ロジック110からのライン128上の制御
信号を受信し、ライン94上に受信データバス信号RX
DATAを発生する。受信制御ロジック110は、更に
ライン100上に信号RXVALIDを発生し、ライン
102上の信号RXACKを受信し、ライン26上の信
号DIAGMODEを受信し、ライン134及び132
上に信号STARTDATA及びACKRXをそれぞれ
発生する。受信フロー制御状態フリップフロップ120
は、信号STARTDATAとライン136上の信号T
XSENDACKとを受信し、送信制御ロジック112
への信号RXSENDACKをライン142上に出力す
る。送信フロー制御状態フリップフロップ124は、信
号ACKRXとライン138上の信号TXSENDBY
TEとを受信し、送信制御ロジック112への信号TX
WAITACKをライン140上に出力する。送信制御
ロジック112は、更にライン26上の信号DIAGM
ODEとライン96上の信号TXVALIDとを受信
し、信号TXACKをライン98上に、送信シフトレジ
スタ118への制御信号をライン144上に、並列信号
SERCONTを送信シフトレジスタ118に出力す
る。送信シフトレジスタ118は、更にライン92上の
並列データバスTXDATAを受信し、ライン36上に
信号DIAGSCANOUTを出力する。図にはその接
続は示されてはいないが、データアダプタ90には任意
にオン−チップシステムクロックからの入力が供給され
る。データアダプタとオン−チップソース/宛先ロジッ
クとの間のデータ及び制御信号が、オン−チップソース
/宛先ロジックのクロックと同期する必要がある場合に
は、システムクロックは同期実行のために使用できる。
データアダプタ90は、信号TESTCLK(信号TC
Kから引き出された)によってクロックされたTAPコ
ントローラからソース/宛先ロジックの内部機能のクロ
ック環境まで、また、ソース/宛先ロジックのクロック
環境から信号TESTCLKによってクロックされたT
APコントローラまでの直列データの同期を実行する。
図には示されていないが、TAPコントローラ4は任意
にスキャンイネーブル信号をデータアダプタ90に供給
してもよい。このようなスキャンイネーブル信号は、T
APコントローラがテストデータ出力信号TDOへのデ
ータ出力用スキャンパスを選択したことを示す。データ
アダプタ90は、TAPコントローラ4を介したオフ−
チップからの1方向直列データをオン−チップソース/
宛先ロジックで使用するのにより適したフォーマットに
変換する。逆に、データアダプタ90は、オン−チップ
ソース/宛先ロジックにより供給されるデータフォーマ
ットを1方向直列データに変換する。好ましい実施形態
においては、並列8ビット又はバイトの形式でデータを
オン−チップソース/宛先ロジックに供給するのが望ま
しい。しかしながら、特に受信データバスRXDATA
及び送信データバスTXBUSは、1バイト幅よりも1
ビット幅のみでもよい。また、受信及び送信データバス
RXBUSとTXBUSは、複数バイト幅のバスであっ
てもよい。データアダプタ90は、受信及び送信の両デ
ータの「フロー制御」の機能を実行する。直列データ
は、受信端部がこのデータを受信できる容量を有してデ
ータ損失または低下を防止する時は、TAPコントロー
ラ4を(どちらの方向でも)単に通過するだけである。
受信端部がより多くのデータを受信する用意があること
の通信は、そのような情報を反対方向に送信することに
より実行される。これはフロー制御プロトコルを構成す
る。本実施形態におけるデータアダプタ90は、オン−
チップソース/宛先ロジックとの通信のために1方向直
列データの並列フォーマットへの変換を提供する。この
ように、フロー制御プロトコルはまた、データアダプタ
90とオン−チップソース/宛先ロジックとの間で必要
である。このように、このフロー制御は2つの境界、T
APコントローラ4とデータアダプタ90との間の境
界、及びデータアダプタ90とこのデータアダプタ90
がインタフェースするオン−チップソース/宛先ロジッ
クとの間の境界、を越えて実行される。TAPコントロ
ーラ4とデータアダプタ90との間のフロー制御を提供
するには、テストデータ入力信号TDIライン及びテス
トデータ出力信号ライン上の1方向データが、図4(a)
に示されるような開始及び停止ビットでエンコードされ
る。ビットフロー制御プロトコルは、2つの開始ビット
S1及びS2、1つの停止ビットE1で信号を送るゼロ
復帰方式(RTZ)である。開始ビットと停止ビットと
の間にはデータのバイトが含まれる。このフォーマット
の直列データは、TAPコントローラ4のテストデータ
入力信号TDIからライン28上の信号SCANINま
で通過してデータアダプタ90に入力される。データア
ダプタ90の受信制御ロジック110は、直列データ信
号SCANINを受信する。受信制御信号が2つの連続
した直列ビットを開始ビットS1及びS2として認識す
ると、受信シフトレジスタ114がライン126上で制
御されて、データバイトを内部で形成する次の連続した
8ビットを直列にロードする。2つの連続した開始ビッ
トS1及びS2に応答して、受信制御ロジック110は
また、受信フロー制御状態フリップフロップ120を設
定するライン134上の信号STARTDATAを設定
する。設定されると、受信フロー制御状態フリップフロ
ップ120は、順次、ライン142上の信号RXSEN
DACKを設定し、この信号により、送信制御ロジック
112は、図4(b) に示される形式でテストデータ出力
信号TDOに肯定応答信号を送る。この肯定応答信号
は、開始肯定応答ビットACKと停止ビットE1のみを
含んで構成される。これらのビットは、ライン144上
の信号の制御下でライン150上の信号SERCONT
として送信シフトレジスタ118に並列に直接ロードさ
れ、信号DIAGSCANOUTとして、図4(b) の直
列形式で送信シフトレジスタ118から出力される。肯
定応答信号が送られると、送信制御ロジック112は、
ライン136上に信号TXSENDACKを設定して、
受信フロー制御状態フリップフロップをリセットし、信
号RXSENDACKをリセットする。本実施形態で使
用されるフロー制御プロトコルによれば、信号SERC
ONTは、開始ビットS1とS2及び停止ビットE1と
を送信シフトレジスタ118内に直接ロードするのを許
可する3ビット信号である。TAPコントローラ4を介
して出力され、オン−チップソース/宛先ロジックによ
って示されるデータバイトが送信データバスTXDAT
A上に現れると、このデータバイトは送信制御ロジック
112の制御下で送信シフトレジスタ118内に並列に
ロードされ、送信制御ロジック112は、図4(a) に示
されるフォーマットの信号を直列にシフトする前に、信
号SERCONTを形成する開始ビットS1、S2及び
停止ビットE1を送信シフトレジスタ内の適宜なビット
位置に直接ロードする。肯定応答信号を送ると、送信制
御ロジック112は単一の開始ビットと停止ビットを送
信シフトレジスタ118内に直接ロードしてから、それ
らを全て直列にシフトする。受信制御ロジック110が
信号SCANINの停止ビットE1を受信すると、デー
タバイトは受信シフトレジスタ114内にロードされ、
受信制御ロジック110の制御下でデータバイトはバス
130上を受信シフトレジスタ114から受信バッファ
116まで転送される。データバイトが受信バッファ1
16内にロードされると、このデータバイトは、ライン
100上の信号RXVALIDも設定する受信制御ロジ
ック110の制御下でバスRXDATA上に出力され
る。信号RXVALIDに応答して、オン−チップソー
ス/宛先ロジックはRXBUS上のデータバイトを受け
入れ、この受信をライン102上の信号RXACKを設
定することによって示す。信号RXACKに応答して、
受信制御ロジック110は、信号RXVALIDをリセ
ットし、受信シフトレジスタ114内に別のデータバイ
トがある場合は、信号RAVALIDを再度設定する前
にこれを受信バッファ116に転送する。受信バッファ
116が好ましい実施形態において提供される。これ
は、データの受信をオーバーラップする公知のトークン
を2つの開始ビットが受信されるとすぐに送信させ、ま
た、連続したバイトを、各バイトの間にどんな隙間もな
しに転送させることによって、効果的なデータ転送速度
を維持する。データバッファリングもまた送信側に設け
ることができる。オン−チップソース/宛先ロジック
は、データバイトをTXDATAバス92上のデータア
ダプタ90に並列に転送する。オン−チップソース/宛
先ロジックが、転送されるデータバイトを有している時
は、ライン96上の信号TXVALIDが設定される。
信号TXVALIDが設定されるのに応答して、送信制
御ロジック112が、ライン144を介して送信シフト
レジスタ118を制御してTXDATAバス上のデータ
バイトを並列にロードする。更に、ライン150を使用
して、送信制御ロジック112は、適宜な開始ビットS
1とS2及び停止ビットE1を送信シフトレジスタ11
8内にロードする。そして、再びライン144を介した
送信制御ロジック112の制御下で、2つの開始ビット
と1つの停止ビットを含むデータバイトが信号DIAG
SCANOUTとして送信シフトレジスタ118から外
に直列にシフトされ、これはTAPコントローラ4を介
して信号TDOに接続される。バスTXDATA上のデ
ータバイトがシフトレジスタ内にロードされると、送信
制御ロジック112は、ライン98上に信号TXACK
を設定してオン−チップソース/宛先ロジックへのデー
タバイトの受信の肯定応答をする。そして、オン−チッ
プソース/宛先ロジックは別のデータバイトを送信でき
る。データバッファリングが、必要に応じて送信シフト
レジスタ118と関連して提供される。送信シフトレジ
スタ118が送信制御ロジック112に制御されて、図
4(a)に示される形式の直列データを出力すると、送信
制御ロジック112はまた、ライン138上に信号TX
SENDBYTEを設定し、この信号は送信フロー制御
状態フリップフロップ124を設定する。この信号に応
答して、送信フロー制御状態フリップフロップ124は
ライン140上に信号TXWAITACKを設定する。
信号TXWAITACKが設定されると、データバイト
が受信されたことをオン−チップソース/宛先ロジック
が肯定応答するのを送信制御ロジック112は待つ。オ
ン−チップソース/宛先ロジックは送信データバイトを
うまく受信すると、図4(b) に示されるタイプの肯定応
答信号をテストデータ入力信号TDIに送る。ライン2
8上の信号SCANINのような肯定応答信号を受信す
ると、受信制御ロジック110は、ライン132上に信
号ACKRXを設定して、送信フロー制御状態フリップ
フロップ124をリセットさせ、結果として信号TXW
AITACKをリセットさせる。そして、送信制御ロジ
ック112は、オン−チップソース/宛先ロジックから
の次の並列データバイトの受信及び送信のための準備を
する。図5は、ホストメモリとターゲットメモリとの間
の接続を確立するのにどのようにデータアダプタ90を
使用するかを系統図形式で示す。集積回路2は、相互の
間をオフ−チップで通信し、また、上記信号を使用して
オン−チップで回路と通信する、TAPコントローラ4
とデータアダプタ90とを含んで構成される。図5にお
いて、上述の信号に相当する信号には同様の参照符号を
使用する。図5から明らかなように、集積回路2はま
た、メモリバスアダプタ160と、ターゲットCPU1
62と、オン−チップメモリ164と、を含んで構成さ
れる。集積回路2には、ターゲットCPU162及びオ
ン−チップメモリ164とインタフェースするメモリバ
ス166が備えられる。メモリバス166はまた、オフ
−チップメモリ174に接続する。オフ−チップのテス
トアクセスポート信号TCK、TMS、TDI、TDO
及びTRST*が、TAPコントローライニシャライザ
176に接続しており、このTAPコントローライニシ
ャライザ176は、それ自体別のデータアダプタ180
からライン178上の直列データ入力信号SERINを
受信し、データアダプタ180へライン179上の直列
データ出力信号SEROUTを出力する。この別のデー
タアダプタ180は、ライン190、188及び186
上の信号EXTRXDATA、EXTRXVALID及
びEXTTXACKを、別のメモリバスアダプタ194
に出力し、ライン184、182及び192上の信号E
XTTXDATA、EXTTXVALID及びEXTR
XACKをメモリバスアダプタ194から受信する。メ
モリバスアダプタ194は外部メモリバス198に接続
される。ホストCPU200は、外部メモリバス198
に接続され、別のオフ−チップメモリ202も外部メモ
リバス198に接続される。TAPコントローライニシ
ャライザ176は、テストモードか診断モードのいずれ
かの作動用のTAPコントローラ4を構成する。メモリ
バスアダプタ160,194は、バスRXDATA上の
並列データをオン−チップソース/宛先ロジックと通信
するのにより適宜なメッセージフォーマットに調整す
る。このため、メモリバスアダプタはメッセージコンバ
ータであって、英国特許出願第9622685.7号に
開示されるタイプのメッセージコンバータである。メモ
リバスアダプタはまた、オン−チップソース/宛先ソー
スのメッセージフォーマットをバスTXDATAの送信
用の並列データバイトに変換する。図5の構成は種々の
診断手順に使用できる。オン−チップ及びオフ−チップ
直列リンクが集積回路2とホストCPU200との間の
種々の異なるタイプの診断データの通信を可能にする。
ホストCPU200は、オン−チップバスシステム16
6を使用してオン−チップメモリ164またはオフ−チ
ップメモリ174にアクセスできるが、これにはターゲ
ットCPU162を必要としない。このためには、ホス
トCPUによりなされたメモリアクセス要求が、オフ−
チップメモリバスアダプタ194と、データアダプタ1
80と、TAPコントローライニシャライザ176と、
オン−チップTAPコントローラ4と、データアダプタ
90と、メモリバスアダプタ160と、を含んで構成さ
れるインタフェース回路を介して、ここに述べられる種
々の変換を行って送信できる。同様に、オン−チップメ
モリ164またはオフ−チップメモリ174から読み出
されたデータは、オン−チップバスシステム166とイ
ンタフェース回路とを介してホストCPUに戻ることが
できる。逆に、ターゲットCPUが、ホストCPUに関
連したオフ−チップメモリ202とアクセスできる。ホ
ストCPU200に関連したオフ−チップメモリ202
から読み出されたデータも、同様にインタフェース回路
を介して戻ることができる。また、ターゲットCPUが
診断目的のために監視される。例えば、それ自体のメモ
リへのそのアクセスがオン−チップ回路によって監視さ
れ、アクセスされたメモリアドレスに関する情報がイン
タフェース回路を使用してホストCPUに送信される。
更に、ターゲットCPUは、その状態を示す構成レジス
タを含むか又はアクセスできる。これらのレジスタの内
容に関する情報はオフ−チップでインタフェース回路を
使用してホストCPUに送信される。逆に、特定状態情
報がこれらのレジスタ内にロードされてホストCPUの
命令下でターゲットCPUの状況に影響を与える。この
ように、ここで述べられるインタフェース回路は、ホス
トからターゲットへのまたターゲットからホストへの
(読み出し及び書き込み)メモリアクセス要求、CPU
レジスタの状態情報、メモリアクセス要求に応答したホ
ストメモリまたはターゲットメモリからの読み出しデー
タ、CPUレジスタ内へロードするための状況データ及
びターゲットCPUによりアクセスされるメモリアドレ
スに関する情報を含む診断データの通信を可能にする。
このように、インタフェース回路は、以下の診断上の機
能を回路内に提供できる。リアルタイムの診断手順の実
行機能、即ち、ターゲットCPUがリアルタイムで作動
すると同時に、その作動に割り込まずに診断手順を行
う。特に、メモリバスの監視とターゲットメモリへのア
クセスが、ターゲットCPUを必要とせずにホストCP
Uにより行える。ホストCPUからターゲットメモリ及
び構成レジスタへのアクセス。ターゲットCPUからホ
ストメモリへのアクセス。ホストプロセッサからCPU
のブーティング操作を実行する機能を含む、ターゲット
CPU及びサブシステムの制御。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態による接続点を有するテストアクセ
スポートコントローラを備えた集積回路を示す。
【図2】図1のテストアクセスポートコントローラを示
す。
【図3】図2のテストアクセスポートコントローラに接
続するための本実施形態によるデータアダプタを示す。
【図4】診断モードにおける図2のテストアクセスポー
トコントローラを介してオフ−チップ通信されたデータ
のデータフォーマットを示す。
【図5】図3のデータアダプタの実行を階層形状ブロッ
ク図で示す。
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 TAPコントローラを有する集積回路
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集積回路に関し、特
に、チップ境界を越えての直列データ通信を実行する、
テストアクセスポートコントローラ(TAPコントロー
ラ)を有する集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】テスト
アクセスポートコントローラは従来公知である。TAP
コントローラは、JTAGポートとして知られるポート
を介して、オン−チップ及びオフ−チップでテストデー
タ通信を実行するのに使用される。公知のTAPコント
ローラの機能は、IEEE基準1149.1−1990
で定義されている。この基準は、テストロジックを定義
し、そのテストロジックは、集積回路内に含まれること
ができて、集積回路間の相互の接続をテストし、集積回
路自体をテストし、また、集積回路が「通常」または
「ユーザーモード」で作動する間の回路動作を監視する
かまたは修正するための基準化された方法を提供する。
【0003】IEEE基準によれば、TAPコントロー
ラは種々の異なるテストモードを実行できる。これらの
テストモードのそれぞれにおいて、テストデータはTA
Pコントローラの入力ピンを介してチップに供給され、
テスト後の結果として生じるデータがTAPコントロー
ラの出力ピンを介してオフ−チップに供給される。結果
として生じるデータは、テストデータに依存し、予測デ
ータと比較されてテストの有効性を検査する。入力ピン
及び出力ピンは、それぞれTDI及びTDOとして参照
される。現存する多くの集積回路は、既に入力ピンTD
I及び出力ピンTDOを有するこのタイプのTAPコン
トローラを備えている。
【0004】本発明は、これらのピンとTAPコントロ
ーラを使用して、ピンの数を増やすことなく、また、基
準を超えることなく集積回路の通信機能を増大させるこ
とを目的とする。このことは、診断目的のために特に有
用である。即ち、集積回路がプロセッサ等の埋め込まれ
た機能回路を有する場合、従来の診断技術を使用して機
能回路のリアルタイム非割り込み監視を提供することは
非常に困難である。機能回路はプロセッサである必要は
なく、DMA(Direct Memory Access;直接メモリアク
セス)エンジンを含む他の機能回路またはオン−チップ
キャッシュでもよい。
【0005】従来、プロセッサ(CPU)は単一チップ
として製造されており、メモリ等の全ての補助回路への
オフ−チップアクセスを必要とする。結果として、これ
らは複数のアクセスピンを有して、CPUに関する情
報、特に、メモリアドレス情報がこれらのアクセスピン
からいずれにしても外部的に入手できる。メモリアドレ
ス情報に加えて、プロセッサの内部状態に関する状態情
報を入手して、例えば、割り込み、命令ストリームにお
ける変化、CPUの種々の状態レジスタにおけるフラグ
の設定等の事象を確認するのに使用できる。
【0006】現今では、チップは複雑であり、オン−チ
ップのプロセッサだけではなくその関連メモリや他の補
助回路も含む。チップ上に複数のプロセッサを備えた
り、或いは、少なくとも1つのプロセッサとDMA(直
接メモリアクセス)エンジン、またはオン−チッププロ
セッサに関連するメモリにアクセスするためのEMI
(External Memory Interface ;外部メモリインタフェ
ース)を備える場合がある。このように、通常はオフ−
チップ入手が可能な信号がもはやCPUの内部作動に関
する直接表示を提供しないので、プロセッサ作動を監視
するのはもはや単純なことではない。
【0007】集積回路CPU上で実行するように設計さ
れたソフトウエアの複雑さが増大するにつれて、ソフト
ウエアを適切にテストすることの重要性も増大する。こ
れには、CPUがソフトウエアを実行するのと同時にC
PUの作動を監視する技術を必要とする。ソフトウエア
がリアルタイムで作動しながら非割り込みでモニタされ
ることは特に煩わしい要件である。
【0008】いわゆる診断又はデバッギング技術がこれ
を達成するために開発された。従来の1つの技術(IC
E;回路内エミュレータ)は、オン−チップハードウエ
アにマッチし、このハードウエアに接続されるエミュレ
ータボードの製造を必要とする。このように、オン−チ
ップ接続がエミュレータにマップされるので、エミュレ
ータ上でアクセスできる。しかしながら、エミュレータ
は構成が複雑かつ高価であり、いずれにしてもオン−チ
ップ通信の速度または状態に十分にマッチできない。こ
のため、優先するオン−チップ状態を正確にエミュレー
トすることは非常に困難である。
【0009】他の従来技術では、論理状態アナライザ
(LSA)を使用している。これは、全てのオフ−チッ
プ通信状態を継続的に監視する集積回路のピンに接続さ
れる装置である。連続して発生する状態の各セットは記
憶された後に分析できる。エミュレータよりは安いが、
LSAは高価であるばかりではなく、記憶される莫大な
数の連続して発生する状態セットから何らかの有用な情
報を引き出すための多大な演繹と分析が必要である。オ
フ−チップで通信される状態信号を分析できるだけなの
で、オン−チップ状態に関する何らかの演繹または仮定
を行うことが当然必要となる。
【0010】更に近年では、埋め込まれたCPUの作動
を監視する試みにおいて更なる開発がすすめられた。あ
る集積回路では、スキャンラッチチェインがオン−チッ
プで提供されて、オン−チップTAPコントローラを使
用してCPUのレジスタからデータを転送する。プロセ
スは破壊的なので、CPUが作動を継続する前にデータ
をCPUレジスタ内に戻して読み込ませる必要がある。
このように、これを実行するには、CPUを停止させて
そのレジスタから状態情報を抽出する必要がある。この
ため、これはソフトウエアがリアルタイムで監視されな
ければならないという要求を満足させるものではない。
いくつかのケースでは、CPUの停止がソフトウエアの
作動する方法を変化させるので、リアルタイムで目に見
えるバグが、CPUがそのポイントで停止すると表れな
い。
【0011】更に、テストスキャンが完了するのを待っ
てCPUレジスタからのすべてのスキャンデータをオフ
−チップに送信する必要があるので、監視プロセスがゆ
っくりである。また、本発明の別の目的は、オフ−チッ
プ外部通信性を増大させることによって改良された診断
手順を実行できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の1態様によれ
ば、 a) 直列データ入力ピン及び直列データ出力ピンと、 b) オン−チップ機能回路及びテストロジックと、 c) 前記入力ピン及び出力ピンを介してチップ境界を越
えた直列データ通信を実行するために接続され、第1の
作動モードでテストロジックに接続されて、入力される
クロック信号の制御下で直列テストデータ通信を実行で
きるテストアクセスポートコントローラと、 d) 第2の作動モードで前記テストアクセスポートコン
トローラを介して前記入力ピン及び出力ピンに接続でき
るデータアダプタと、を含んで構成され、前記データア
ダプタは、前記第2の作動モードにおいて、前記オン−
チップ機能回路から並列データ及び制御信号を供給さ
れ、前記並列データ及び制御信号を、前記入力されるク
ロック信号の制御下で前記テストアクセスポートコント
ローラを介してオフ−チップ通信するためのフロー制御
ビットとデータビットとを有する一連の直列ビットに変
換し、フロー制御ビットとデータビットとを有する一連
の直列ビットを、オフ−チップから前記直列データ入力
ピンを介して受信して、前記オン−チップ機能回路用の
並列データ及び制御信号に変換させることを特徴とする
集積回路が提供される。
【0013】好ましい実施例における前記データアダプ
タは、該データアダプタと機能回路との間で、それぞれ
並列データと制御信号を受信及び送信するための第1及
び第2のポートを有する。前記データアダプタは、前記
機能回路とデータアダプタとの間を転送されるフロー制
御ビット及びデータからフロー制御情報を発生する回路
を有するのが好ましい。前記フロー制御情報は、以下の
タイプの1つとすることができる。
【0014】1)入力する一連の直列ビット内のフロー
制御ビットから生成され、前記第1のポートの少なくと
も1つのピンによって出力される順方向のフロー制御情
報 2)前記第1のポートに供給される並列データ信号に関
連して、前記オン−チップ機能回路によって生成される
順方向のデータ制御情報 3)前記データアダプタによって受信される一連の直列
ビット内のデータビットから生成される逆方向のデータ
制御情報 4)前記オン−チップ機能回路によって受信される並列
データに応答して、前記オン−チップ機能回路によって
生成される逆方向のフロー制御情報 また、前記順方向のフロー制御情報は、データ及び制御
信号を直列ビットに変換する間それらデータ及び制御信
号を一時的に保持する、データアダプタ内の記憶回路の
状態に応じて生成されてもよい。
【0015】本実施例においては、前記データアダプタ
によって受信及び送信される並列データ信号は、8ビッ
ト幅である。前記集積回路は、オン−チップの種々のソ
ース/宛先ロジックを有する。1つの実施例において、
前記集積回路は、前記バスシステムから受信した要求を
前記データアダプタに供給するための並列データに変換
し、前記データアダプタから受信した並列データを前記
バスシステムを介して供給するための要求に変換するメ
ッセージコンバータが接続されたオン−チップバスシス
テムを有する。前記オン−チップ機能回路は、前記バス
システムに接続される少なくとも1つのプロセッサを含
んで構成される。前記バスシステムは、少なくとも1つ
のメモリバスを有し、このメモリバスは、該メモリバス
と接続する或いは接続可能なオン−チップまたはオフ−
チップメモリとの通信を実行する。
【0016】また、本発明は、 a)オン−チップバスシステムに接続されるターゲット
プロセッサと、前記オン−チップバスシステムに接続さ
れる付加機能回路と、直列データ入力ピンと直列データ
出力ピンに接続されるテストアクセスポートコントロー
ラと、前記テストアクセスポートコントローラ並びにそ
の直列データ入力ピン及び直列データ出力ピンを介し
て、チップ境界を越えた通信を実行するオン−チップデ
ータアダプタと、を含み、該オン−チップデータアダプ
タは、前記オン−チップバスシステムから並列データ及
び制御信号を供給され、前記並列データ及び制御信号
を、前記直列データ出力ピンを介してオフ−チップ通信
するためのフロー制御ビット及びデータビットを有する
一連の直列ビットに変換し、オフ−チップから前記直列
データ入力ピンを介して、フロー制御ビット及びデータ
ビットを有する一連の直列ビットを受信し、該直列ビッ
トを前記オン−チップバスシステム用の並列データ及び
制御信号に変換する構成とした単一チップ集積回路と、 b)並列データ及び制御信号を発生するとともに受信す
るように作動可能なオフ−チップホストプロセッサと、 c)前記ホストプロセッサに接続されて、該ホストプロ
セッサからの前記並列データ及び制御信号を受信し、こ
れらを前記直列データ入力ピンを介してチップ上に送信
するためのフロー制御ビット及びデータビットを有する
一連の直列ビットに変換し、前記直列データ出力ピンか
ら一連の直列ビットを受信し、前記一連の直列ビットを
前記オフ−チップホストプロセッサ用の並列データ及び
制御信号に変換するオフ−チップデータアダプタと、を
含んで構成され、前記ホストプロセッサは、前記ターゲ
ットプロセッサを必要とせずに、前記オン−チップバス
システムを介して前記付加機能回路と通信できることを
特徴とするコンピュータシステムを提供する。
【0017】このように、集積回路の境界を越えた通信
は、好ましくはオン−チップのターゲットプロセッサを
必要とせずに、オフ−チップホストプロセッサとオン−
チップの機能回路との間で選択的に実行できる。このこ
とは、診断環境において特に有用である。ホストプロセ
ッサとのオン−チップ及びオフ−チップ通信は、ターゲ
ットプロセッサのリアルタイム作動に割り込まずに実行
できるので、特に、ターゲットプロセッサ上で実行する
ソフトウエアをリアルタイムで監視できる。また、TA
Pコントローラ並びにその直列データ入力ピン及び直列
データ出力ピンの使用により、オン−チップ通信を実行
する際のチップ領域及びオーバーヘッドを節約できる。
データアダプタは、オン−チップのデータ及び制御信号
の並列フォーマットを、TAPコントローラの入力ピン
及び出力ピンを介して通信可能な直列フォーマットに修
正するのに役立つ。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明を更に理解し、どのように
実施するかを添付の図面を参照して説明する。図1は、
テストアクセスポート(TAP)コントローラ4とチッ
プ境界スキャンチェイン10とを有する集積回路2を概
略的に示す。TAPコントローラ4は、ライン14上の
テストクロック信号TCKと、ライン16上のテストモ
ード選択信号TMSと、ライン18上のテストデータ入
力信号TDIと、ライン22上のテストリセット入力信
号TRST*と、をオフ−チップから受信する。TAP
コントローラ4は、ライン20上のテストデータ出力信
号TDOをオフ−チップに出力する。TAPコントロー
ラ4はまた、ライン12上の装置識別子信号DEVIC
EIDを受信する。図1において、装置識別子信号DE
VICEIDは、集積回路内でアースに接続された信号
ライン12として示される。信号ライン12はマルチビ
ットワイヤでよく、また、装置識別子信号DEVICE
IDは集積回路上またはオフ−チップ上のいずれかから
発生できる。信号ライン12がマルチビットワイヤの場
合には、各ビットがチップ上の低レベルロジックまたは
高レベルロジックのいずれかに接続される。TAPコン
トローラ4は、ライン28上のスキャンデータ入力信号
SCANINと、ライン38上のテストクロック信号T
ESTCLKと、ライン24上のスキャンテストモード
SCANMODEの選択を示す信号と、をライン26上
の診断モードDIAGMODEの選択を示す信号と、を
オン−チップ回路に出力する。チップ境界スキャンチェ
イン10は、ライン28上のスキャンデータ入力信号S
CANINと、ライン24上のスキャンテストモード信
号SCANMODEと、を入力として受信し、ライン3
4上のスキャンデータ出力信号SCANOUTをTAP
コントローラ4に出力する。本発明では、ライン28上
のスキャンデータ入力信号SCANINはまた、後述す
るように、診断のためにオン−チップソース/宛先ロジ
ックに接続される。本発明では、ソース/宛先ロジック
は、入力信号DIAGSCANOUTをライン36上で
TAPコントローラ4に供給する。
【0019】以下に詳細に説明する図5は、ソース/宛
先ロジックを構成する構成要素を示す。ソース/宛先ロ
ジックは、少なくともオン−チップバスシステムに接続
されるプロセッサであり、オン−チップバスシステムは
これに接続されたオン−チップメモリを有する。オフ−
チップメモリもまたこのようなバスシステムに直接接続
できる。オン−チップソース/宛先ロジックはまた、D
MAエンジン又はEMIインタフェースを備えた他の機
能回路を持つ。
【0020】TAPコントローラ4は、標準演算に必要
であり且つ本発明で要求される回路ブロックを備えて図
2に概略的に示される。図2を参照すると、TAPコン
トローラ4はその基本形式において、ステートマシン5
0と、IDレジスタ42と、命令レジスタ44と、命令
デコーダ46と、バイパスラッチ48と、データマルチ
プレクサ52と、命令/データマルチプレクサ54と、
ラッチ56と、インバータ60と、を含んで構成され
る。命令レジスタ44は、ライン18上のテストデータ
入力信号TDIを受信し、バス62への並列命令とライ
ン76上への直列出力とを発生し、また、ライン82上
の命令制御入力信号を受信する。命令デコーダ46は、
バス62上の並列命令とライン84上のデコーダ制御入
力信号とを受信して、信号SCANMODE及び信号D
IAGMODEをライン24及び26それぞれに、ま
た、ライン70上に並列データマルチプレクサ選択信号
を発生する。バイパスラッチ48は、ライン18上のテ
ストデータ入力信号TDIを受信し、ライン72上に出
力信号を発生する。IDレジスタ42は、ライン12上
の並列の信号DEVICEIDを受信し、ライン68上
に直列の装置識別子出力信号を発生する。データマルチ
プレクサ52は、ライン68上のIDレジスタ42の出
力信号と、ライン72上のバイパスラッチ48の出力信
号と、ライン34上の信号SCANOUTと、ライン3
6上の信号DIAGSCANOUTと、ライン70上の
データマルチプレクサ選択信号と、を受信する。データ
マルチプレクサ52は、ライン74上に出力を発生す
る。命令/データマルチプレクサ54は、ライン76上
の直列出力と、ライン74上のデータマルチプレクサの
出力と、ライン78上の命令/データマルチプレクサ選
択信号と、を受信する。命令/データマルチプレクサ5
4は、ライン80上に出力を発生する。ラッチ56は、
ライン80上の命令/データマルチプレクサ54の出力
を受信し、ライン20上にテストデータ出力信号TDO
を発生する。ステートマシン50は、ライン16上の信
号TMSと、ライン22上の信号TRST*と、を受信
する。ステートマシン50は、ライン78への命令/デ
ータマルチプレクサ選択信号と、ライン82への命令制
御入力信号と、ライン84へのデコーダ制御入力信号
と、を発生する。IDレジスタ42、命令レジスタ4
4、命令デコーダ46、バイパスラッチ48、ステート
マシン50、及びデータコンバータ57は、それぞれラ
イン14上のテストクロック信号TCKを受信する。ラ
ッチ56は、ライン64上のインバータ60を介して反
転されたテストクロック信号TCKを受信する。テスト
クロック信号TCKとテストデータ入力信号TDIは、
ライン38の出力TESTCLK及びライン28の出力
SCANINとしてそれぞれ直接接続される。
【0021】集積回路2のテストを実行する際のTAP
コントローラ4の作動は、IEEE1149.1−19
90に詳細に説明されている。本質的に、有限長さのス
キャンチェインは、チップ境界スキャンチェイン10に
よって形成されるチェインのように集積回路上で形成さ
れる。TAPコントローラ4は、IEEE基準114
9.1−1990によって定義される同期有限ステート
マシンである。IEEE基準1149.1−1990
は、集積回路に含むことのできるテストロジックを定義
して、集積回路間の相互接続のテスト、集積回路自体の
テスト、集積回路の通常作動中における回路動作の監視
又は修正の標準的な方法を提供する。
【0022】集積回路2の通常作動中、TAPコントロ
ーラ4は、リセット状態にあり、その入力と出力は全て
非作動である。IEEE基準1149.1−1990に
よるテストアクセスポートを使用したテストを実行する
場合、TAPコントローラは前記基準の定義に従って作
動する。このようなテストモードでは、TAPコントロ
ーラ4は少なくとも1つの作動のテストモードを選択で
きる。1つの可能なテストモードはスキャンテストモー
ドであり、これはライン24上の信号SCANMODE
を設定することにより選択される。スキャンテストモー
ドでは、集積回路2上のスキャンチェインがテストのた
めに選択される。本実施形態において、チップ境界スキ
ャンチェイン10が信号SCANMODEによって選択
される。このようなスキャンテストは、単にスキャンチ
ェインの一端にデータを入力し、同一データがスキャン
チェインの他端で出力されることを確認するためにチェ
ックをすることを含む。或いは、オン−チップの機能ロ
ジックに入力されるデータをスキャンし、1以上のクロ
ックサイクルでチップを機能的にクロックして、機能ロ
ジックの出力をスキャンするような、より複雑なスキャ
ン操作を実行できる。オン−チップの任意の接続点また
は回路をテスト用に接続してスキャンチェインを形成で
きる。チップ境界スキャンチェイン10は、テストモー
ドで制御されて集積回路2の全ての入力/出力ポートを
接続する一連のフリップフロップである。このようなス
キャンテスティングの完全な理解はIEEE基準114
9.1−1990を参照することから求められる。スキ
ャンテスティングをどのように実行するかの特定の例と
して、ヨーロッパ特許出願公開第0698890号、第
0702239号、第0702240号、第07022
41号、第0702242号、第0702243号、第
0709688号が挙げられる。
【0023】IEEE基準1149.1−1990のテ
ストアクセスポートを使用する公知のテストモードの特
徴は、スキャンチェインが有限の長さか又は閉ループで
あること、また、テストデータ出力信号TDOがテスト
データ入力信号TDIに依存するとともに、テストデー
タ入力信号との時間関係を持つことである。本実施形態
では、作動の診断モードは、IEEE基準1149.1
−1990と一致するオン−チップのソース/宛先ロジ
ックの診断手順を実行するために提供される。このよう
な診断テストモードでは、テストデータ出力信号TDO
はテストデータ入力信号TDIに依存しないので、この
テストデータ入力信号との時間関係を持たない。テスト
データ入力信号TDIとテストデータ出力信号TDOと
の間のチェインは、無限の長さまたは開ループであると
考えられる。診断モードでは、TAPコントローラ4
は、全ての正常な機能を提供しながら、付加的に全二重
の、フロー制御された、束縛されない直列データを、こ
れがデータの形式であるとは気づかずに伝える転送エー
ジェントとして作動する。逆に、TAPコントローラ4
は、通常はどんなフロー制御もせずに選択されたテスト
チェインを通過する単一のデータストリームを処理す
る。
【0024】テストモードにおけるTAPコントローラ
4の作動の大要を、図1及び図2を参照して説明する。
図2においては、信号SCANINはテストデータ入力
信号TDIに直接接続しているが、一定の状況では、信
号SCANINは信号TDIの修正バージョンであって
もよい。同様に、テストクロック信号TESTCLKは
テストクロック信号TCKに直接接続しているが、一定
の状況では、信号TCKの修正バージョンであることが
要求される。
【0025】作動のテストモードでは、テストデータ入
力信号TDIとテストモード選択信号TMSは、テスト
クロック信号TCKの制御下でTAPコントローラ4に
直列形式で供給される。ステートマシン50は、テスト
クロック信号TCKの各動作エッジでテストモード選択
信号TMSの値に作用して、IEEE基準1149.1
−1990によって定義されるようにその状態を反復さ
せる。テストリセット信号TRST*は、IEEE基準
1149.1−1990に応じた低ロジック状態にある
時、TAPコントローラ4の非同期初期化を提供する。
【0026】命令レジスタ44は、テストクロック信号
TCKによってクロックされて、ステートマシン50か
らのライン82上の命令制御入力信号の制御下でテスト
データ入力信号TDIから直列形式で命令をロードす
る。命令が、命令レジスタ44内に直列にロードされる
と、この命令は、ステートマシン50からのライン84
上のデコーダ制御入力信号の制御下で、命令バス62を
経由して命令デコーダ46に並列に転送される。ここで
記憶された命令に従って、命令デコーダ46は、実行さ
れるのがスキャンテストか或いは診断テストかに応じて
信号SCANMODEまたは信号DIAGMODEのい
ずれか一方を設定する。命令レジスタ44及び命令デコ
ーダ46のローディングは、IEEE基準1149.1
−1990に従ってステートマシン50により制御され
る。命令デコーダ46によってデコードされた命令に応
じて、また、以下に更に説明するように、命令デコーダ
46のライン70上の並列出力は、データマルチプレク
サ52を制御して、その入力の1つを出力ライン74に
接続する。同様に、ステートマシン50のライン78上
の出力は、命令/データマルチプレクサ52を制御し
て、その入力の1つをライン80上の出力に接続する。
【0027】IDレジスタ42は、ライン12上の並列
の信号DEVICEIDを受信する。IDレジスタ42
は、チップ識別子を記憶し、そのチップ識別子は、ID
レジスタ42からライン68を介してテストデータ出力
信号TDOにスキャンされる。チップ識別子は集積回路
2を識別する。一つの作動モードにおいて、命令デコー
ダ46によってデコードされた命令は、マルチプレクサ
52が制御されてライン68上のその入力をライン74
上のその出力に接続し、また、命令/データマルチプレ
クサ54が制御されてライン74上のその入力をライン
80上のその出力に接続する場合に、装置の一致を単に
出力するものでよい。そして、装置の一致は信号TDO
として直列に出力される。
【0028】作動の別のモードでは、ライン76上の直
列出力が命令/データマルチプレクサ54によりライン
80に接続される場合に、テストデータ出力信号TDO
に現行命令を出力することが要求される。テスト作動の
一つのモードでは、特定の集積回路2のTAPコントロ
ーラ4がテストデータ入力信号TDIをテストデータ出
力信号TDOに接続することだけが要求される。この作
動モードでは、データマルチプレクサ52が制御されて
ライン72上のバイパスラッチ48の出力をライン74
上の出力に接続し、命令/データマルチプレクサ54が
制御されてライン74をライン80上の出力に接続す
る。このように、テストデータ入力信号TDIは、ラッ
チ56を介してテストデータ出力信号TDOに接続され
る。
【0029】ラッチ56は単に、テストデータ出力信号
TDOの時間制御をして、この信号がテストクロック信
号TCKの立ち下がりエッジに同期できるようにするた
めにだけ設けられたフリップフロップである。実行され
るテストモードがスキャンテストモードの場合、命令デ
コーダ46が信号SCANMODEを設定する。データ
マルチプレクサ52が命令デコーダ46により制御され
て、信号SCANOUTを出力ライン74に接続する。
命令/データマルチプレクサ54もまた制御されてライ
ン74をライン80に接続して、信号SCANOUTを
テストデータ出力信号TDOとして出力する。このよう
なスキャンテストモード中では、テストデータは、テス
トデータ入力信号TDIと直接接続する信号SCANI
N上の選択されたスキャンチェイン内にスキャンされ
る。スキャンテスティング、特に境界スキャンテスティ
ングは、IEEE基準1149.1−1990に十分に
説明されている。実行されるテストに応じた付加制御信
号が選択スキャンチェインに供給されて必要なテスト作
動を実行する必要がある。
【0030】本実施形態では、命令デコーダ46がライ
ン26上の信号DIAGMODEを設定する場合に診断
モードに入る。更に、データマルチプレクサ52が制御
されてライン36上の信号DIAGSCANOUTをラ
イン74上の出力に接続する。これは、命令/データマ
ルチプレクサ54を介してライン80に、またラッチ5
6を介してテストデータ出力信号TDOに順次接続され
る。
【0031】診断モードにおいて、テストデータ入力信
号TDIとテストデータ出力信号TDOとの間の直列デ
ータフローは、スキャンテストモードに対抗するものと
しての無限の長さのシフトレジスタを通ると考えられ
る。このモードにおいて直列データフローは有限の長さ
のシフトレジスタ(シフトレジスタチェイン)を通る。
診断モードでは、テストデータ入力信号TDIとしてテ
ストアクセスポート内にシフトされた一連のビットパタ
ーンは、テストデータ出力信号としてテストアクセスポ
ートの外にシフトされた一連のビットパターンに反映さ
れない。診断データの通信は、ホストからターゲットへ
及びターゲットからホストへ(読み出し及び書き込み)
のメモリアクセス要求、CPUレジスタの状態情報、メ
モリアクセス要求に応答してホストメモリまたはターゲ
ットメモリから読み出されたデータ、CPUレジスタ内
にロードするための状態データ、及びターゲットCPU
によってアクセスされるメモリアドレスに関する情報を
含む。このように、診断モードは、データの非割り込み
モニタリングまたはデータの割り込みローディングを含
む。
【0032】診断モードにおいて、テストアクセスポー
ト内にシフトされた直列データは、任意の所望の手段、
例えば、データチャンクを表す開始ビット及び停止ビッ
トでエンコードできる単一方向直列データストリームで
ある。同様に、テストアクセスポートを介してシフトア
ウトされたデータは、任意の所望の手段、例えば、デー
タチャンクを表す開始ビット及び停止ビットでエンコー
ドできる1方向直列データストリームである。通常、シ
フトインされたデータ及びシフトアウトされたデータ
は、同様の方法でエンコードされる。1方向入力及び出
力データストリームは、全二重の2方向直列通信を可能
にするために同時に使用される。一連の直列データビッ
トは情報バイトを構成できる。
【0033】本実施形態において、通常テストモードに
加えて作動の診断モードが提供されると、集積回路2に
は、図3に示すように、TAPコントローラ4とオン−
チップソース/宛先ロジックとの間をインタフェースす
るデータアダプタ90が備えられる。データアダプタ9
0は、TAPコントローラ4からの入力として、ライン
28上のスキャンデータ入力信号SCANINと、ライ
ン38上のテストクロック信号TESTCLKと、ライ
ン26上の診断モードDIAGMODEの選択を示す信
号と、を受信する。データアダプタ90は、TAPコン
トローラ4にライン36上の信号DIAGSCANOU
Tを出力する。データアダプタ90は、ライン92上の
送信データバスTXDATAのオン−チップソース/宛
先ロジックからデータを受信し、ライン94上の受信デ
ータバスRXDATAのオン−チップソース/宛先ロジ
ックにデータを出力する。データアダプタ90は、ライ
ン96上の送信有効信号TXVALIDを入力し、ライ
ン98上の送信肯定応答信号TXACKを出力する。両
信号は、送信データバスTXDATAに関連する制御信
号である。データアダプタ90は、ライン100上の受
信有効信号RXVALIDを出力し、ライン102上の
受信肯定応答信号RXACKを入力する。両信号は、受
信データバスRXDATAに関連する制御信号である。
データアダプタ90は、受信シフトレジスタ114と、
受信バッファ116と、受信制御ロジック110と、受
信フロー制御状態フリップフロップ120と、送信フロ
ー制御状態フリップフロップ124と、送信シフトレジ
スタ118と、送信制御ロジック112と、を含んで構
成される。受信シフトレジスタ114は、ライン28上
の信号SCANINと受信制御ロジック110からのラ
イン126上の制御信号とを受信し、バス130上に並
列データを出力して受信バッファ116への入力を形成
する。受信バッファ116は、更に受信制御ロジック1
10からのライン128上の制御信号を受信し、ライン
94上に受信データバス信号RXDATAを発生する。
受信制御ロジック110は、更にライン100上に信号
RXVALIDを発生し、ライン102上の信号RXA
CKを受信し、ライン26上の信号DIAGMODEを
受信し、ライン134及び132上に信号STARTD
ATA及びACKRXをそれぞれ発生する。受信フロー
制御状態フリップフロップ120は、信号STARTD
ATAとライン136上の信号TXSENDACKとを
受信し、送信制御ロジック112への信号RXSEND
ACKをライン142上に出力する。送信フロー制御状
態フリップフロップ124は、信号ACKRXとライン
138上の信号TXSENDBYTEとを受信し、送信
制御ロジック112への信号TXWAITACKをライ
ン140上に出力する。送信制御ロジック112は、更
にライン26上の信号DIAGMODEとライン96上
の信号TXVALIDとを受信し、信号TXACKをラ
イン98上に、送信シフトレジスタ118への制御信号
をライン144上に、並列信号SERCONTを送信シ
フトレジスタ118に出力する。送信シフトレジスタ1
18は、更にライン92上の並列データバスTXDAT
Aを受信し、ライン36上に信号DIAGSCANOU
Tを出力する。
【0034】図にはその接続は示されてはいないが、デ
ータアダプタ90には任意にオン−チップシステムクロ
ックからの入力が供給される。データアダプタとオン−
チップソース/宛先ロジックとの間のデータ及び制御信
号が、オン−チップソース/宛先ロジックのクロックと
同期する必要がある場合には、システムクロックは同期
実行のために使用できる。データアダプタ90は、信号
TESTCLK(信号TCKから引き出された)によっ
てクロックされたTAPコントローラからソース/宛先
ロジックの内部機能のクロック環境まで、また、ソース
/宛先ロジックのクロック環境から信号TESTCLK
によってクロックされたTAPコントローラまでの直列
データの同期を実行する。図には示されていないが、T
APコントローラ4は任意にスキャンイネーブル信号を
データアダプタ90に供給してもよい。このようなスキ
ャンイネーブル信号は、TAPコントローラがテストデ
ータ出力信号TDOへのデータ出力用スキャンパスを選
択したことを示す。
【0035】データアダプタ90は、TAPコントロー
ラ4を介したオフ−チップからの1方向直列データをオ
ン−チップソース/宛先ロジックで使用するのにより適
したフォーマットに変換する。逆に、データアダプタ9
0は、オン−チップソース/宛先ロジックにより供給さ
れるデータフォーマットを1方向直列データに変換す
る。好ましい実施形態においては、並列8ビット又はバ
イトの形式でデータをオン−チップソース/宛先ロジッ
クに供給するのが望ましい。しかしながら、特に受信デ
ータバスRXDATA及び送信データバスTXBUS
は、1バイト幅よりも1ビット幅のみでもよい。また、
受信及び送信データバスRXBUSとTXBUSは、複
数バイト幅のバスであってもよい。
【0036】データアダプタ90は、受信及び送信の両
データの「フロー制御」の機能を実行する。直列データ
は、受信端部がこのデータを受信できる容量を有してデ
ータ損失または低下を防止する時は、TAPコントロー
ラ4を(どちらの方向でも)単に通過するだけである。
受信端部がより多くのデータを受信する用意があること
の通信は、そのような情報を反対方向に送信することに
より実行される。これはフロー制御プロトコルを構成す
る。本実施形態におけるデータアダプタ90は、オン−
チップソース/宛先ロジックとの通信のために1方向直
列データの並列フォーマットへの変換を提供する。この
ように、フロー制御プロトコルはまた、データアダプタ
90とオン−チップソース/宛先ロジックとの間で必要
である。
【0037】このように、このフロー制御は2つの境
界、TAPコントローラ4とデータアダプタ90との間
の境界、及びデータアダプタ90とこのデータアダプタ
90がインタフェースするオン−チップソース/宛先ロ
ジックとの間の境界、を越えて実行される。TAPコン
トローラ4とデータアダプタ90との間のフロー制御を
提供するには、テストデータ入力信号TDIライン及び
テストデータ出力信号ライン上の1方向データが、図4
(a) に示されるような開始及び停止ビットでエンコード
される。ビットフロー制御プロトコルは、2つの開始ビ
ットS1及びS2、1つの停止ビットE1で信号を送る
ゼロ復帰方式(RTZ)である。開始ビットと停止ビッ
トとの間にはデータのバイトが含まれる。このフォーマ
ットの直列データは、TAPコントローラ4のテストデ
ータ入力信号TDIからライン28上の信号SCANI
Nまで通過してデータアダプタ90に入力される。デー
タアダプタ90の受信制御ロジック110は、直列デー
タ信号SCANINを受信する。受信制御信号が2つの
連続した直列ビットを開始ビットS1及びS2として認
識すると、受信シフトレジスタ114がライン126上
で制御されて、データバイトを内部で形成する次の連続
した8ビットを直列にロードする。
【0038】2つの連続した開始ビットS1及びS2に
応答して、受信制御ロジック110はまた、受信フロー
制御状態フリップフロップ120を設定するライン13
4上の信号STARTDATAを設定する。設定される
と、受信フロー制御状態フリップフロップ120は、順
次、ライン142上の信号RXSENDACKを設定
し、この信号により、送信制御ロジック112は、図4
(b) に示される形式でテストデータ出力信号TDOに肯
定応答信号を送る。この肯定応答信号は、開始肯定応答
ビットACKと停止ビットE1のみを含んで構成され
る。これらのビットは、ライン144上の信号の制御下
でライン150上の信号SERCONTとして送信シフ
トレジスタ118に並列に直接ロードされ、信号DIA
GSCANOUTとして、図4(b) の直列形式で送信シ
フトレジスタ118から出力される。肯定応答信号が送
られると、送信制御ロジック112は、ライン136上
に信号TXSENDACKを設定して、受信フロー制御
状態フリップフロップをリセットし、信号RXSEND
ACKをリセットする。
【0039】本実施形態で使用されるフロー制御プロト
コルによれば、信号SERCONTは、開始ビットS1
とS2及び停止ビットE1とを送信シフトレジスタ11
8内に直接ロードするのを許可する3ビット信号であ
る。TAPコントローラ4を介して出力され、オン−チ
ップソース/宛先ロジックによって示されるデータバイ
トが送信データバスTXDATA上に現れると、このデ
ータバイトは送信制御ロジック112の制御下で送信シ
フトレジスタ118内に並列にロードされ、送信制御ロ
ジック112は、図4(a) に示されるフォーマットの信
号を直列にシフトする前に、信号SERCONTを形成
する開始ビットS1、S2及び停止ビットE1を送信シ
フトレジスタ内の適宜なビット位置に直接ロードする。
肯定応答信号を送ると、送信制御ロジック112は単一
の開始ビットと停止ビットを送信シフトレジスタ118
内に直接ロードしてから、それらを全て直列にシフトす
る。
【0040】受信制御ロジック110が信号SCANI
Nの停止ビットE1を受信すると、データバイトは受信
シフトレジスタ114内にロードされ、受信制御ロジッ
ク110の制御下でデータバイトはバス130上を受信
シフトレジスタ114から受信バッファ116まで転送
される。データバイトが受信バッファ116内にロード
されると、このデータバイトは、ライン100上の信号
RXVALIDも設定する受信制御ロジック110の制
御下でバスRXDATA上に出力される。信号RXVA
LIDに応答して、オン−チップソース/宛先ロジック
はRXBUS上のデータバイトを受け入れ、この受信を
ライン102上の信号RXACKを設定することによっ
て示す。信号RXACKに応答して、受信制御ロジック
110は、信号RXVALIDをリセットし、受信シフ
トレジスタ114内に別のデータバイトがある場合は、
信号RAVALIDを再度設定する前にこれを受信バッ
ファ116に転送する。
【0041】受信バッファ116が好ましい実施形態に
おいて提供される。これは、データの受信をオーバーラ
ップする公知のトークンを2つの開始ビットが受信され
るとすぐに送信させ、また、連続したバイトを、各バイ
トの間にどんな隙間もなしに転送させることによって、
効果的なデータ転送速度を維持する。データバッファリ
ングもまた送信側に設けることができる。
【0042】オン−チップソース/宛先ロジックは、デ
ータバイトをTXDATAバス92上のデータアダプタ
90に並列に転送する。オン−チップソース/宛先ロジ
ックが、転送されるデータバイトを有している時は、ラ
イン96上の信号TXVALIDが設定される。信号T
XVALIDが設定されるのに応答して、送信制御ロジ
ック112が、ライン144を介して送信シフトレジス
タ118を制御してTXDATAバス上のデータバイト
を並列にロードする。更に、ライン150を使用して、
送信制御ロジック112は、適宜な開始ビットS1とS
2及び停止ビットE1を送信シフトレジスタ118内に
ロードする。そして、再びライン144を介した送信制
御ロジック112の制御下で、2つの開始ビットと1つ
の停止ビットを含むデータバイトが信号DIAGSCA
NOUTとして送信シフトレジスタ118から外に直列
にシフトされ、これはTAPコントローラ4を介して信
号TDOに接続される。バスTXDATA上のデータバ
イトがシフトレジスタ内にロードされると、送信制御ロ
ジック112は、ライン98上に信号TXACKを設定
してオン−チップソース/宛先ロジックへのデータバイ
トの受信の肯定応答をする。そして、オン−チップソー
ス/宛先ロジックは別のデータバイトを送信できる。デ
ータバッファリングが、必要に応じて送信シフトレジス
タ118と関連して提供される。
【0043】送信シフトレジスタ118が送信制御ロジ
ック112に制御されて、図4(a)に示される形式の直
列データを出力すると、送信制御ロジック112はま
た、ライン138上に信号TXSENDBYTEを設定
し、この信号は送信フロー制御状態フリップフロップ1
24を設定する。この信号に応答して、送信フロー制御
状態フリップフロップ124はライン140上に信号T
XWAITACKを設定する。信号TXWAITACK
が設定されると、データバイトが受信されたことをオン
−チップソース/宛先ロジックが肯定応答するのを送信
制御ロジック112は待つ。オン−チップソース/宛先
ロジックは送信データバイトをうまく受信すると、図4
(b) に示されるタイプの肯定応答信号をテストデータ入
力信号TDIに送る。ライン28上の信号SCANIN
のような肯定応答信号を受信すると、受信制御ロジック
110は、ライン132上に信号ACKRXを設定し
て、送信フロー制御状態フリップフロップ124をリセ
ットさせ、結果として信号TXWAITACKをリセッ
トさせる。そして、送信制御ロジック112は、オン−
チップソース/宛先ロジックからの次の並列データバイ
トの受信及び送信のための準備をする。
【0044】図5は、ホストメモリとターゲットメモリ
との間の接続を確立するのにどのようにデータアダプタ
90を使用するかを系統図形式で示す。集積回路2は、
相互の間をオフ−チップで通信し、また、上記信号を使
用してオン−チップで回路と通信する、TAPコントロ
ーラ4とデータアダプタ90とを含んで構成される。図
5において、上述の信号に相当する信号には同様の参照
符号を使用する。図5から明らかなように、集積回路2
はまた、メモリバスアダプタ160と、ターゲットCP
U162と、オン−チップメモリ164と、を含んで構
成される。集積回路2には、ターゲットCPU162及
びオン−チップメモリ164とインタフェースするメモ
リバス166が備えられる。メモリバス166はまた、
オフ−チップメモリ174に接続する。オフ−チップの
テストアクセスポート信号TCK、TMS、TDI、T
DO及びTRST*が、TAPコントローライニシャラ
イザ176に接続しており、このTAPコントローライ
ニシャライザ176は、それ自体別のデータアダプタ1
80からライン178上の直列データ入力信号SERI
Nを受信し、データアダプタ180へライン179上の
直列データ出力信号SEROUTを出力する。この別の
データアダプタ180は、ライン190、188及び1
86上の信号EXTRXDATA、EXTRXVALI
D及びEXTTXACKを、別のメモリバスアダプタ1
94に出力し、ライン184、182及び192上の信
号EXTTXDATA、EXTTXVALID及びEX
TRXACKをメモリバスアダプタ194から受信す
る。メモリバスアダプタ194は外部メモリバス198
に接続される。ホストCPU200は、外部メモリバス
198に接続され、別のオフ−チップメモリ202も外
部メモリバス198に接続される。
【0045】TAPコントローライニシャライザ176
は、テストモードか診断モードのいずれかの作動用のT
APコントローラ4を構成する。メモリバスアダプタ1
60,194は、バスRXDATA上の並列データをオ
ン−チップソース/宛先ロジックと通信するのにより適
宜なメッセージフォーマットに調整する。このため、メ
モリバスアダプタはメッセージコンバータであって、英
国特許出願第9622685.7号に開示されるタイプ
のメッセージコンバータである。メモリバスアダプタは
また、オン−チップソース/宛先ソースのメッセージフ
ォーマットをバスTXDATAの送信用の並列データバ
イトに変換する。
【0046】図5の構成は種々の診断手順に使用でき
る。オン−チップ及びオフ−チップ直列リンクが集積回
路2とホストCPU200との間の種々の異なるタイプ
の診断データの通信を可能にする。ホストCPU200
は、オン−チップバスシステム166を使用してオン−
チップメモリ164またはオフ−チップメモリ174に
アクセスできるが、これにはターゲットCPU162を
必要としない。このためには、ホストCPUによりなさ
れたメモリアクセス要求が、オフ−チップメモリバスア
ダプタ194と、データアダプタ180と、TAPコン
トローライニシャライザ176と、オン−チップTAP
コントローラ4と、データアダプタ90と、メモリバス
アダプタ160と、を含んで構成されるインタフェース
回路を介して、ここに述べられる種々の変換を行って送
信できる。同様に、オン−チップメモリ164またはオ
フ−チップメモリ174から読み出されたデータは、オ
ン−チップバスシステム166とインタフェース回路と
を介してホストCPUに戻ることができる。逆に、ター
ゲットCPUが、ホストCPUに関連したオフ−チップ
メモリ202とアクセスできる。ホストCPU200に
関連したオフ−チップメモリ202から読み出されたデ
ータも、同様にインタフェース回路を介して戻ることが
できる。
【0047】また、ターゲットCPUが診断目的のため
に監視される。例えば、それ自体のメモリへのそのアク
セスがオン−チップ回路によって監視され、アクセスさ
れたメモリアドレスに関する情報がインタフェース回路
を使用してホストCPUに送信される。更に、ターゲッ
トCPUは、その状態を示す構成レジスタを含むか又は
アクセスできる。これらのレジスタの内容に関する情報
はオフ−チップでインタフェース回路を使用してホスト
CPUに送信される。逆に、特定状態情報がこれらのレ
ジスタ内にロードされてホストCPUの命令下でターゲ
ットCPUの状況に影響を与える。
【0048】このように、ここで述べられるインタフェ
ース回路は、ホストからターゲットへのまたターゲット
からホストへの(読み出し及び書き込み)メモリアクセ
ス要求、CPUレジスタの状態情報、メモリアクセス要
求に応答したホストメモリまたはターゲットメモリから
の読み出しデータ、CPUレジスタ内へロードするため
の状況データ及びターゲットCPUによりアクセスされ
るメモリアドレスに関する情報を含む診断データの通信
を可能にする。
【0049】このように、インタフェース回路は、以下
の診断上の機能を回路内に提供できる。リアルタイムの
診断手順の実行機能、即ち、ターゲットCPUがリアル
タイムで作動すると同時に、その作動に割り込まずに診
断手順を行う。特に、メモリバスの監視とターゲットメ
モリへのアクセスが、ターゲットCPUを必要とせずに
ホストCPUにより行える。
【0050】ホストCPUからターゲットメモリ及び構
成レジスタへのアクセス。ターゲットCPUからホスト
メモリへのアクセス。ホストプロセッサからCPUのブ
ーティング操作を実行する機能を含む、ターゲットCP
U及びサブシステムの制御。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態による接続点を有するテストアクセ
スポートコントローラを備えた集積回路を示す。
【図2】図1のテストアクセスポートコントローラを示
す。
【図3】図2のテストアクセスポートコントローラに接
続するための本実施形態によるデータアダプタを示す。
【図4】診断モードにおける図2のテストアクセスポー
トコントローラを介してオフ−チップ通信されたデータ
のデータフォーマットを示す。
【図5】図3のデータアダプタの実行を階層形状ブロッ
ク図で示す。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a) 直列データ入力ピン及び直列データ
    出力ピンと、 b) オン−チップ機能回路及びテストロジックと、 c) 前記入力ピン及び出力ピンを介してチップ境界を越
    えた直列データ通信を実行するために接続され、第1の
    作動モードで前記テストロジックに接続されて、入力さ
    れるクロック信号の制御下で直列テストデータ通信を実
    行できるテストアクセスポートコントローラと、 d) 第2の作動モードで前記テストアクセスポートコン
    トローラを介して前記入力ピン及び出力ピンに接続でき
    るデータアダプタと、を含んで構成され、 前記データアダプタは、前記第2の作動モードにおい
    て、前記オン−チップ機能回路から並列データ及び制御
    信号を供給され、前記並列データ及び制御信号を、前記
    入力されるクロック信号の制御下で前記テストアクセス
    ポートコントローラを介してオフ−チップ通信するため
    のフロー制御ビットとデータビットとを有する一連の直
    列ビットに変換し、フロー制御ビットとデータビットと
    を有する一連の直列ビットを、オフ−チップから前記直
    列データ入力ピンを介して受信して、前記オン−チップ
    機能回路用の並列データ及び制御信号に変換させること
    を特徴とする集積回路。
  2. 【請求項2】 前記データアダプタは、前記オン−チッ
    プ機能回路からの並列データ及び制御信号を受信する第
    1のポートと、前記オン−チップ機能回路に並列データ
    及び制御信号を送信する第2のポートと、を有すること
    を特徴とする請求項1記載の集積回路。
  3. 【請求項3】 前記データアダプタは、前記オン−チッ
    プ機能回路からのデータ及び制御信号をオフ−チップ送
    信用の直列ビットに変換する間、これらデータ及び制御
    信号を一時的に保持する記憶回路を含んで構成されるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の集積回路。
  4. 【請求項4】 前記データアダプタは、入力する一連の
    直列ビット内のフロー制御ビットから順方向のフロー制
    御情報を発生する回路を有し、前記第1のポートは、前
    記順方向のフロー制御情報を前記オン−チップ機能回路
    に送信する少なくとも1つのピンを有することを特徴と
    する請求項2記載の集積回路。
  5. 【請求項5】 前記順方向のフロー制御情報が、前記デ
    ータアダプタ内の記憶回路の内容の状態から付加的に得
    られることを特徴とする請求項3または4記載の集積回
    路。
  6. 【請求項6】 前記第の1のポートが、前記オン−チッ
    プ機能回路からの順方向のデータ制御情報を受信する少
    なくとも1つのピンを有し、前記順方向のデータ制御情
    報が、前記第1のポートに供給される前記並列データ信
    号に関連して、オン−チップ機能回路によって発生する
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1つに記載の
    集積回路。
  7. 【請求項7】 前記データアダプタが、該データアダプ
    タによって受信される一連の直列ビット内のデータビッ
    トから、及び前記オン−チップ機能回路に供給されるた
    めに生成された並列データ信号に関連して、逆方向のデ
    ータ制御情報を発生する回路を含んで構成され、前記第
    2のポートが、前記逆方向のデータ制御情報を前記オン
    −チップ機能回路に送信する少なくとも1つのピンを有
    することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記
    載の集積回路。
  8. 【請求項8】 前記第2のポートが、前記オン−チップ
    機能回路によって受信される並列データに応答して、前
    記オン−チップ機能回路によって発生する逆方向のフロ
    ー制御情報を受信する少なくとも1つのピンを有するこ
    とを特徴とする請求項2〜7のいずれか1つに記載の集
    積回路。
  9. 【請求項9】 前記データアダプタによって受信及び送
    信される前記並列データが、8ビット幅であることを特
    徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の集積回
    路。
  10. 【請求項10】 オン−チップバスシステムを含んで構
    成されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つ
    に記載の集積回路。
  11. 【請求項11】 前記オン−チップ機能回路は、前記オ
    ン−チップバスシステムに接続され、該バスシステムか
    ら受信した要求を前記データアダプタに供給するための
    並列データに変換するとともに、前記データアダプタか
    ら受信した並列データを前記バスシステムを介して供給
    するための要求に変換するメッセージコンバータを有す
    ることを特徴とする請求項10記載の集積回路。
  12. 【請求項12】 前記オン−チップ機能回路は、前記バ
    スシステムに接続されるプロセッサを含んで構成される
    ことを特徴とする請求項10又は11記載の集積回路。
  13. 【請求項13】 前記バスシステムは、オン−チップ又
    はオフ−チップのメモリとの通信を実行する少なくとも
    1つのメモリバスを有することを特徴とする請求項10
    〜12のいずれか1つに記載の集積回路。
  14. 【請求項14】 請求項10〜14のいずれか1つに記
    載の集積回路と、オフ−チップホストプロセッサと、該
    オフ−チップホストプロセッサと前記オン−チップバス
    システムに接続する機能回路との間で選択的に集積回路
    の境界を越えた通信を行なうホストプロセッサに接続さ
    れたオフ−チップデータアダプタと、を含んで構成され
    るコンピュータシステム。
  15. 【請求項15】 a)オン−チップバスシステムに接続
    されるターゲットプロセッサと、前記オン−チップバス
    システムに接続される付加機能回路と、直列データ入力
    ピンと直列データ出力ピンに接続されるテストアクセス
    ポートコントローラと、前記テストアクセスポートコン
    トローラ並びにその直列データ入力ピン及び直列データ
    出力ピンを介して、チップ境界を越えた通信を実行する
    オン−チップデータアダプタと、を含み、該オン−チッ
    プデータアダプタは、前記オン−チップバスシステムか
    ら並列データ及び制御信号を供給され、前記並列データ
    及び制御信号を、前記直列データ出力ピンを介してオフ
    −チップ通信するためのフロー制御ビット及びデータビ
    ットを有する一連の直列ビットに変換し、オフ−チップ
    から前記直列データ入力ピンを介して、フロー制御ビッ
    ト及びデータビットを有する一連の直列ビットを受信
    し、該直列ビットを前記オン−チップバスシステム用の
    並列データ及び制御信号に変換する構成とした単一チッ
    プ集積回路と、 b)並列データ及び制御信号を発生するとともに受信す
    るように作動可能なオフ−チップホストプロセッサと、 c)前記ホストプロセッサに接続されて、該ホストプロ
    セッサからの前記並列データ及び制御信号を受信し、こ
    れらを前記直列データ入力ピンを介してチップ上に送信
    するためのフロー制御ビット及びデータビットを有する
    一連の直列ビットに変換し、前記直列データ出力ピンか
    ら一連の直列ビットを受信し、前記一連の直列ビットを
    前記オフ−チップホストプロセッサ用の並列データ及び
    制御信号に変換するオフ−チップデータアダプタと、 を含んで構成され、 前記ホストプロセッサは、前記ターゲットプロセッサを
    必要とせずに、前記オン−チップバスシステムを介して
    前記付加機能回路と通信できることを特徴とするコンピ
    ュータシステム。
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