JPH10253544A - 外観検査方法及びその装置 - Google Patents

外観検査方法及びその装置

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JPH10253544A
JPH10253544A JP10002793A JP279398A JPH10253544A JP H10253544 A JPH10253544 A JP H10253544A JP 10002793 A JP10002793 A JP 10002793A JP 279398 A JP279398 A JP 279398A JP H10253544 A JPH10253544 A JP H10253544A
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Yuji Takagi
裕治 高木
Chie Shishido
千絵 宍戸
Shunji Maeda
俊二 前田
Takashi Hiroi
高志 広井
Maki Tanaka
麻紀 田中
Tomohiro Kuni
朝宏 久邇
Junzo Azuma
淳三 東
Yukio Matsuyama
幸雄 松山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】試料上の異なる個所の同一形状のパターンを撮
像して得た2つの画像間には、試料表面又は撮像の条件
等によって、明るさや画像の歪みなどに相違が発生す
る。このような相違のある2つの画像を用いてパターン
の欠陥を誤検出することなく正しく検出するには、これ
ら明るさや画像の歪みなどの影響を受けずにパターンの
欠陥を検出するための画像処理を行わなければならな
い。 【解決手段】比較すべき2枚の検出画像に含まれる本来
同一であるべきパターンの濃淡値を補正し欠陥のない部
分に濃淡差があっても該濃淡差を正常部と認識できる程
度に小さくする濃淡補正を行う。また、非定常な歪みに
より生ずる画像間の位置ずれを補正し、2枚の画像の位
置合わせを行う。また、前記濃淡補正は補正量の限度を
予め与えておき、該限度値を越える補正は行わないこと
を特徴とする。このような補正を行うことにより、欠陥
による大きな明るさの違いを見逃すことなく、良品とし
て許容されるべき明るさの違いを誤検出することを防ぐ
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は対象物の二次元画像
を検出し、検出した画像を処理することにより対象物に
含まれる欠陥を検出する装置に関するもので、特に半導
体ウェーハのような微細なパターンを有する対象物を高
精度に検査するのに好適な外観検査方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウェーハを外観検査する方
法としては、相異なる2つのチップの本来同一であるべ
き部分の二次元画像を光学的な手段により撮像し、得ら
れた2枚の検出画像を比較し異なる部分を欠陥として検
出する方法が一般的であり、多くは比較画像間の単純な
差画像を演算し、差の値の大きな部分を欠陥とするもの
である。
【0003】単純な差画像によらない方式としては、例
えば"Automated visual inspectionof LSI wafer patte
rns using a derivative-polarity comparison algorit
hm",SPIE Vol.1567 Applications of Digital Image Pr
ocessing XIV,pp.100-109(1991)に記載されているよう
な方式がある。この方式では、光学的に検出した比較す
べき2枚の濃淡画像をそれぞれ微分し、微分値の極性
(濃淡の勾配がどちらを向いているか)のみを抽出し、
これを比較することで2枚の画像の正常部分で生じる明
るさの差を許容し、微小な形状欠陥のみの検出を可能に
している。
【0004】また、他の比較方式としては"局所摂動パ
ターンマッチング法によるLSIウェーハパターンの精密
外観検査",電子情報通信学会論文誌Vol.J72-D-2 No.12,
pp.2041-2050(1989)に示されているような方式もある。
この方式では光学的に検出した2枚の画像間の、1画素
以下の位置ずれを許容すると共に、ある一定レベルまで
の明るさの違いについても許容できるようになってお
り、正常部分で生じる明るさの差を誤検出することなく
微小な形状欠陥の検出を可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の光学式
検査方式を用いて、微細構造を持つ半導体ウェーハの製
造過程におけるパターンの欠陥を検査した場合、半導体
ウェーハに形成される配線パターンの微細化により、た
とえば、微小導通孔の非開口不良や、線状で短辺の幅が
光学系の分解能以下となるエッチング残りなどは検出で
きない問題があった。一方、電子線を利用した検査方式
においては上述した光学的には検出困難な微細構造を持
つ半導体ウェーハの製造過程における回路パターンの欠
陥が検査可能である。
【0006】しかし、例えば電子線を照射して対象物か
らの二次電子を用いて回路パターンを検出する場合、二
次電子の放出効率は対象物の材質だけでなくその膜厚や
電子線の加速電圧、対象物周辺の電位分布などによって
決定されるため、同じ材質の部分が必ずしも同一の明る
さで検出されるとは限らない。素子の動作上は問題がな
く良品として許容されるべき程度の膜厚の違いが、大き
な濃淡差として検出される場合もある。また、比較すべ
き一方の領域を検出する際に対象物に蓄えられた電荷
(いわゆるチャージアップ)が、他方の領域を検出しよ
うとする際にその周辺に電位分布を形成するために、検
出される明るさが異なってしまう場合もある。
【0007】このように、電子線を用いて対象物の画像
を検出する場合には、本来同一の明るさで検出できると
期待されるパターンが、大きく異なった明るさで検出さ
れてしまい、従来の単純な濃淡比較検査方式を用いる
と、その明るさの違いが欠陥として検出されてしまうと
いう問題があった。また、前記した濃淡画像の微分極性
を用いた比較方式ではノイズの少ない画像に対しては良
好な結果が得られるが、電子線を用いて高速に画像を検
出するようなシステムでは非常にノイズの多い画像を対
象にする必要があり、ノイズの影響を受けやすい微分方
式を適用することは困難であった。さらに、前記した局
所摂動パターンマッチングによる方法では、比較画像間
の明るさの差を無条件にある一定レベルまで許容するも
のであり、欠陥部分の明るさの差が正常部分の明るさの
差よりも小さいような場合には誤検出することなく欠陥
のみを検出することは不可能であった。
【0008】また、電子線を照射して対象物からの二次
電子を用いて回路パターンを検出する場合、電子線は検
出対象の導電性に影響されることは前述したが、これは
検出画像の明るさを相違せしめるのみならず、電子線の
照射位置にも電磁界効果によって影響を与え、検出画像
上の歪みとなって現れる。この歪みによる位置づれ量は
対象の導電性に依存するが、この導電性は対象の材質、
材料の分布、材料の厚さに依存するため、前記位置ずれ
量は一定ではなく非定常に変化する。
【0009】また、電子線式においては対象試料を搭載
するステージが真空中を走行するため機械的な摩擦の低
減に限界があり、走行中のステージの摩擦による振動
も、検出画像の歪みの原因となる。
【0010】以上述べた原因に起因するずれ量は、プロ
セス起因による配線パターンの微妙な変動よりも大きい
ため、この微妙な変動を前提とした微分極性を用いた比
較方式や、局所摂動パターンマッチングによる方法を直
接用いることは困難である。以上、電子線を照射して対
象物からの二次電子を用いて回路パターンを検出する場
合について述べたが、光学式においてもCMPの製造プ
ロセスへの導入、ウェーハの大型化によって同様の問題
が生じる。
【0011】CMPとは半導体の製造プロセスにおい
て、積層される各層をその積層時点において研磨し上面
を平坦化し、配線構造の凹凸、うねりを抑え高度な配線
構造を実現しようとするものである。検査時点で最上面
の層は研磨により平坦化されているため、その厚さは場
所によって異なる。これは光学的に見たとき場所によっ
て干渉条件が異なることを意味し、光学的観察像上では
多様な色となり、白黒濃淡画像で検出した場合は明るさ
の変化となる。
【0012】一方、ウェーハの大型化によりウェーハ全
面に渡る均質な配線パターンの形成はますます困難にな
ってきており、比較検査の場合、比較する各々のパター
が遠くになればなるほど、パターンの差異は大きくなる
ことが考えられ、微妙な変動を前提とした微分極性を用
いた比較方式や、局所摂動パターンマッチングによる方
法を直接用いることは困難である。
【0013】本発明の目的は、比較対象となる2枚の画
像に存在する非定常な位置ずれを補正し、また正常部分
として認識すべき部分で生じる明るさの違いを補正する
ことにより、誤検出を生じることなく微細な欠陥を信頼
性高く検出できる外観検査方法及び装置を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記問題を解決するた
め、本発明では比較すべき2枚の検出画像に含まれる本
来同一であるべきパターンの濃淡値を補正し欠陥のない
部分に濃淡差があっても該濃淡差を正常部と認識できる
程度に小さくする濃淡補正を行う。特に、該濃淡補正
は、比較すべき検出画像の対応する各領域の明るさが概
略等しくなるように補正することを特徴とする。
【0015】また、該濃淡補正は補正量の限度を予め与
えておき、該限度値を越える補正は行わないことを特徴
とする。このような補正を行うことにより、良品として
許容されるべき程度の膜厚の違いによる検出画像の明る
さの違いを欠陥と誤認識することを防ぐことができる。
また、微小穴の底に薄く存在するエッチング残りなどに
よる大きな明るさの違いを、濃淡補正により見逃してし
まう危険性を回避することができる。
【0016】具体的な濃淡補正方法としては、一方の画
像の濃淡値を線形変換し、他方の画像との各画素毎の差
分の二乗の総和が最小となるように前記線形変換の係数
を決定することによって行う方法や、一方の画像の濃淡
値のヒストグラムから複数のピーク位置を演算し、該ピ
ーク位置が同様にして演算した他方の画像の濃淡値のヒ
ストグラムのピーク位置と一致するように一方の画像の
濃淡値を変更することによって行う方法や、一方の画像
の濃淡値のヒストグラムが他方の画像の濃淡値のヒスト
グラムの形状と一致するように一方の画像の濃淡値を変
更することによって行う方法などがある。
【0017】即ち、本発明では、外観検査方法を、本来
同一となるべきパターンを複数形成した被検査対象物の
2つの個所を撮像してこの2つの個所の本来同一となる
べきパターンを含む2つの画像を得、この得た2つの画
像のうちの少なくとも一方の画像の濃淡を補正し、この
濃淡を補正した2つの画像を比較してお互いに異なる部
分を欠陥として検出するようにした。
【0018】また、本発明では、外観検査方法を、本来
同一となるべきパターンを複数形成した被検査対象物の
2つの個所を撮像してこの2つの個所の本来同一となる
べきパターンを含む2つの画像を得、この得た2つの画
像の互いの歪みを補正し、この像の歪みを補正した2つ
の画像を比較してお互いに異なる部分を欠陥として検出
するようにした。
【0019】更に、本発明では、外観検査方法を、本来
同一となるべきパターンを複数形成した被検査対象物の
2つの個所を撮像してこの2つの個所の本来同一となる
べきパターンを含む2つの画像を得る工程と、この得た
2つの画像のうちの少なくとも一方の画像の濃淡を補正
する工程と、得た2つの画像の歪みを補正する工程と、
得た2つの画像の本来同一となるべきパターンの像を画
像の画素寸法以下の精度で位置合せを行う工程と、この
画像の画素寸法以下の精度で位置合せを行う工程により
本来同一となるべきパターンの像を画像の画素寸法以下
の精度で位置合せを行った2つの画像を比較してお互い
に異なる部分を欠陥として検出する工程とを行うように
した。
【0020】また、本発明では、外観検査装置を、本来
同一となるべきパターンを複数形成した被検査対象物の
2つの個所を撮像してこの2つの個所の本来同一となる
べきパターンを含む2つの2次元画像を得る撮像手段
と、この撮像手段で撮像した本来同一であるべきパター
ンの画像の濃淡値を比較して2つの2次元画像の内の少
なくとも何れか一方の画像の濃淡値を補正する濃淡値補
正手段と、撮像手段で撮像して得られた2つの2次元画
像上で本来同一となるべきパターンの像の位置合せを行
う位置合せ手段と、濃淡値補正手段で濃淡値が補正され
位置合せ手段で位置合せを行った2つの2次元画像を比
較してお互いに異なる部分を欠陥として検出する欠陥検
出手段と、この欠陥検出手段で検出した欠陥に関する情
報を出力する出力手段とを備えて構成した。
【0021】また、本発明では、外観検査装置を、本来
同一となるべきパターンを複数形成した被検査対象物の
2つの個所を撮像してこの2つの個所の本来同一となる
べきパターンを含む2つの2次元画像を得る撮像手段
と、この撮像手段で撮像した本来同一であるべきパター
ンの2つの2次元画像間の歪みを検出して2つの2次元
画像の内の少なくとも何れか一方の画像の歪みを補正す
る歪み補正手段と、撮像手段で撮像して得られた2つの
2次元画像上で本来同一となるべきパターンの像の位置
合せを行う位置合せ手段と、歪み補正手段で歪みが補正
され位置合せ手段で位置合せを行った2つの2次元画像
を比較してお互いに異なる部分を欠陥として検出する欠
陥検出手段と、この欠陥検出手段で検出した欠陥に関す
る情報を出力する出力手段とを備えて構成した。
【0022】更に、本願発明では、外観検査装置を、本
来同一となるべきパターンを複数形成した被検査対象物
の2つの個所を撮像してこの2つの個所の本来同一とな
るべきパターンを含む2つの2次元画像を得る撮像手段
と、この撮像手段で撮像した本来同一であるべきパター
ンの画像の濃淡値を比較して2つの2次元画像の内の少
なくとも何れか一方の画像の濃淡値を補正する濃淡値補
正手段と、撮像手段で撮像した本来同一であるべきパタ
ーンの2つの2次元画像間の歪みを検出して2つの2次
元画像の内の少なくとも何れか一方の画像の歪みを補正
する歪み補正手段と、撮像手段で撮像した2つの2次元
画像上で本来同一となるべきパターンの像の位置合せを
行う位置合せ手段と、この位置合せ手段で位置合せを行
った2つの2次元画像を比較してお互いに異なる部分を
欠陥として検出する欠陥検出手段と、この欠陥検出手段
で検出した欠陥に関する情報を出力する出力手段とを備
えて構成した。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を電子線を
用いた検査装置を例に図面を参照しながら説明する。図
1は検査対象物である半導体ウェーハを電子的に走査し
検査する検出系を模式的に表した図である。電子光学系
は電子銃1、電子線引き出し電極2、コンデンサレンズ
3、ブランキング用偏向器4、走査偏向器5、絞り6、
対物レンズ7により構成されている。照射される電子線
は8で示される。試料室は、X−Yステージ9、回転ス
テージ10より構成されており、また二次電子検出器1
1が対物レンズ7の上方にあり、二次電子検出器の出力
信号はプリアンプ12で増幅されAD変換器13により
デジタルデータとなる。デジタルデータは画像記憶部1
4a、14bに記憶され、ライン30‘、30”を介して
画像処理・欠陥判定部20に入力して処理される。処理
した結果、即ち欠陥に関する情報はライン35を介して
デイスプレイ35’や外部装置との通信ポート35“等
へ出力される。
【0024】16はX−Yステージ9上にローディング
された被検査半導体ウェーハである。コンピュータ18
は、バスライン19を介して走査偏向器5、X−Yステ
ージ9、回転ステージ10、画像記憶部14a、14b
及び画像処理・欠陥判定部20等と接続しており、これ
らの各ユニットとの又は各ユニット間の信号やデータの
授受を制御する。
【0025】検査時には、被検査半導体ウェーハ16を
搭載したX−Yステージ9は、X方向に連続して一定速
度で移動する。この間電子線8は、走査偏向器5にてY
方向に直線に走査される。これにより、予め設定した被
検査半導体ウェーハ16の一部あるいは全部の回路パタ
ーンに電子線を照射し、検査領域の大きさ・形状に適し
た画像形成が可能になる。
【0026】電子線8を被検査半導体ウェーハ16に照
射している間、発生した二次電子は検出器11にて電気
信号として検出される。検出された電気信号はAD変換
器13にて変換されることによりデジタル化される。そ
して、所望の画素サイズに対応した時間毎に、その明る
さの情報を濃淡階調値として、記憶部14aまたは14
bに格納する。これを繰り返し、電子線照射位置と二次
電子捕獲量の対応をとることにより、被検査半導体ウェ
ーハ16の二次元の二次電子画像を記憶する。検出信号
を検出直後にデジタル化してから伝送することにより高
速、高S/Nで柔軟な画像処理が施せる。
【0027】上記方法にて形成・伝送された二次電子画
像は、複数の記憶部14a、14bに記憶される。チップ
間で比較検査をする場合、チップAの該検査領域につい
ての二次電子画像をまず記憶部14aに格納する。次に
隣接するあるいは前記チップAとは異なるチップBの同
一箇所、同一回路パターンを記憶部14bに記憶しなが
ら同時に記憶部14aの画像と比較する。さらに、次の
チップCの二次電子画像は記憶部14aに上書き記憶さ
れ、記憶しながら同時に記憶部14bのチップBの画像
と比較する。これを繰り返し、すべての検査チップ・検
査領域について記憶・比較し相違部を欠陥として検出す
る。
【0028】検出した結果は、欠陥の画像又は欠陥の位
置座標としてデイスプレイ35’の画面上に表示される
と共に、欠陥に関する情報として、通信ポート35”か
ら外部のデータ処理装置又は記憶装置(図示せず)へ出
力される。
【0029】この方法以外に、予め標準となる半導体ウ
ェーハ16の回路パターンの該検査領域の二次電子画像
を記憶部14aに記憶させる方法も可能である。予め良
品の半導体ウェーハ16’について検査領域等を設定し
た後検査を実行し、所望の領域の二次電子画像を取り込
み、記憶部14aに記憶する。次に、被検査半導体ウェ
ーハ16を検査装置にロードし、同様の方法で検査し、
その二次電子画像を記憶部14bに取り込み、これと先
に述べた記憶部14aに記憶された良品半導体ウェーハ
16’の二次電子画像と位置合わせ・各種画像処理・比
較を行うことにより、欠陥のみを検出する方法も考えら
れる。
【0030】本発明の一実施例における画像処理・欠陥
判定部20の概略構成を図16に示す。画像記憶部14
a、14bからの画像f(x,y) とg(x,y) は、先ず濃淡補
正回路22に入力される。この濃淡補正回路22では、
本来同一であるべきパターンの濃淡値を補正し、欠陥の
ない部分に濃淡差(例えば、SEMで試料表面の絶縁膜
に電子ビームを照射したとき、試料表面が部分的に帯電
することにより発生する2次電子像の濃淡差、また、試
料を光学的に検出する場合には、試料表面の光学的に透
明な膜の膜厚の差によって生ずる検出画像の濃淡差)が
あっても、この濃淡差を正常部と認識できる程度に小さ
くする濃淡補正が行われる。この濃淡補正が行われた画
像は、濃淡比較回路25に送られて欠陥が検出され、検
出した結果がデイスプレイ35’の画面上に欠陥の画像
または欠陥の位置座標として表示される。また、濃淡比
較回路25からの出力は、通信ポート35”から図示し
ない外部の記憶装置やデータ処理装置へ、通信回線(図
示せず)を介して送られる。
【0031】図2は、本発明の一実施例における画像処
理・欠陥判定部20のブロック図である。画像記憶部1
4a及び14bからの画像f(x,y)及びg(x,y)はまず概略位
置合わせ回路21に入力される。概略位置合わせされた
画像は濃淡補正回路22で、本来同一であるべきパター
ンの濃淡値を補正し欠陥のない部分に濃淡差があっても
該濃淡差を正常部と認識できる程度に小さくする濃淡補
正が行われる。次に非定常な画像歪みによる影響を除去
するために歪み補正回路23で位置ずれ補正を行い、画
像歪みが欠陥として検出されないようにする。
【0032】歪み補正処理を施された2枚の画像は精密
位置合わせ回路24により、さらに精度の高い位置合わ
せが行われる。このようにして濃淡補正、歪み補正、及
び位置合わせの済んだ画像について濃淡比較回路25で
比較処理を行い欠陥を検出する。以下、図2に示した各
処理ブロックで実行される処理過程について詳述する。
【0033】まず概略位置合せ過程について説明する。
電子線を用いた画像検出系は通常真空チャンバ内に設置
されるため、被検査ウェーハを載置するステージも真空
内に設置される。このため、大気中に比べるとステージ
の走行精度は悪く、比較すべき画像間にはステージ座標
に対する歪みが含まれることになる。そこで、2枚の画
像の検出に同期してステージ座標を予め記憶しておき、
概略位置合わせ回路21ではこのステージ座標を用いる
ことで前記歪みによる画像間の位置ずれを補正する。
【0034】次に、濃淡補正について詳述する。図3
(a)は比較すべき2枚の濃淡画像f(x,y)及びg(x,y)を
表しており、同図(b)はそれぞれの画像の濃淡値のヒ
ストグラムを表している。パターン102と202及び
101と201はそれぞれ同一の材質で形成されており
本来同一の明るさで検出されるべきものである。しか
し、わずかな膜厚の違いやチャージアップの影響などに
より図3に示すように対応する領域の明るさが異なって
検出される場合がある。この場合、2枚の画像の差は小
さな値とならず、正常な部分を欠陥と誤認識してしまう
ことになる。
【0035】濃淡補正の最も単純な実施例は線形変換に
よるものである。比較すべき一方の画像に対し、次式に
示す最小2乗法により線形変換の係数を決定することが
できる。
【0036】 e = Σ<|f(x,y)-{a*g(x,y)+b}|*|f(x,y)-{a*g(x,y)+b}|> (1) de/da = 0 , de/db = 0 (2) 但し式(1)のΣはx,yに関するものである。式(1)
(2)により、線形変換を施した一方の画像と他方の画
像の画素ごとの差の2乗和が最小となるように変換係数
を求める。本実施例では図3の例に示すように、画像に
含まれるパターンが2種類だけの場合に、対応する領域
の明るさを概略一致させることができ、差分演算により
正常部分を欠陥と誤認識する確率を低くすることができ
る。
【0037】画像に含まれるパターンが3種類以上であ
りかつそれぞれのパターンの明るさが複雑に異なる場合
には単純な線形変換で濃淡補正を行うことはできない。
図4は本発明による濃淡補正の他の実施例として、画像
のヒストグラムを用いて濃淡変換を行う方法を示したも
のである。図4では図3で示したのと同じく2種類のパ
ターンの場合を示しているが、3種類以上のパターンの
場合でも同様に適用できる方法である。図4(a)はf
(x,y)のヒストグラムであり、同図(b)はg(x,y)のヒ
ストグラムを表している。今f(x,y)に含まれる2種類の
パターンはb及びdの明るさでそれぞれピークを有して
おり、g(x,y)内で対応するピークはa及びcの2点であ
る。これら2つのヒストグラムのピークが一致するよう
にg(x,y)に対しヒストグラム変換を行う。
【0038】すなわち、同図(c)に示すように0から
aの範囲の明るさを0からbの範囲に変換し、aからc
の範囲の明るさをbからdの範囲に変換し、c以上の明
るさの範囲をd以上の明るさの範囲に変換する折れ線近
似による濃淡変換を行う。こうすることにより、図4
(b)の一点鎖線で示すように濃淡変換後のg(x,y)のヒ
ストグラムとf(x,y)のヒストグラムは良く一致し、差分
演算により正常部分を欠陥と誤認識する確率は非常に低
くなる。
【0039】図5は本発明による濃淡補正のさらに他の
実施例を示している。 g(x,y) のヒストグラムG(b)をあ
る値bgまで明るさの小さい方から積分する。次にf(x,y)
のヒストグラムF(b)を同様に明るさの小さい方からbf
まで積分し、両者の積分値が等しくなるようにbfを決定
する。この時、g(x,y)に含まれる濃淡値bgの画素の値を
bfに変換する。bgを0から最大値まで変化させながら上
記濃淡変換を繰り返し、画像全体の濃淡補正を行う。上
述した変換方式を次式に示す。
【0040】
【数1】
【0041】本変換により、濃淡変換後のg(x,y)のヒス
トグラムとf(x,y)のヒストグラムはほぼ一致し、差分演
算により正常部分を欠陥と誤認識する確率は前記実施例
よりもさらに低くなる。
【0042】以上述べた方法は全て、一方を他方の画像
の濃淡分布に一致させるように明るさ変換を行ったが、
予め画像内にあるパターンあるいは領域の数、及びその
面積が分かっているのならば、これをもとにヒストグラ
ムのモデルを用意し二枚の画像を上述した方法の一つに
よって、このモデルにあわせ込むことによっても濃淡補
正は実施可能である。
【0043】以上述べたように、比較すべき画像間で濃
淡補正を行うことにより、正常部分で生じる濃淡差を許
容し、欠陥のみを正しく検出できるようになる。特に、
明るさの違いだけでなく形状の違いを伴う欠陥について
は、補正量よりも小さな濃淡変化しか持たない欠陥であ
っても正しく検出することができる。しかし、上記した
方法では形状の差を伴わない欠陥については検出すべき
欠陥による濃淡差までも補正してしまい、欠陥を良品と
して見逃してしまう場合も考えられる。
【0044】図6(a)は正常な微小穴パターンと穴底
にレジスト等の残渣が存在している欠陥パターンであ
り、(b)はそれぞれのヒストグラムである。パターン
301と302は同一の明るさcで検出されているが、
パターン303は明るさa、パターン304は明るさb
で検出されている。この明るさの違いは穴底の残渣の有
無によるもので本来欠陥として検出すべきものである。
しかし、上述した濃淡補正によりパターン303の明る
さaをパターン304の明るさbに一致させてしまう
と、この欠陥を見逃してしまうことになる。
【0045】そこで、濃淡補正の限度量30を予め与え
ておき、その限度量を越える補正は行わないようにす
る。これにより、正常部分の明るさの違いを許容しつ
つ、微小穴の底に薄く存在するエッチング残りなどのよ
うな、明るさの差でしか検出できない欠陥を見逃すこと
なく正しく検出することができる。図6(b)に一点鎖
線で示したヒストグラムは補正限度量をLとしてg(x,y)
を補正したもので、明るさの差b−aが限度量Lを越え
ている場合を示している。このため、濃淡補正後であっ
ても微小穴底に存在するエッチング残渣を明るさの差と
して検出することができる。
【0046】電子線を用いた画像検出では電子線と被検
査対象物との相対速度により、対象物内に渦電流が生
じ、この渦電流により生じる電界の影響で検出画像がわ
ずかに位置ずれを生じる。相対速度が一定である場合に
は位置ずれ量も一定であるため、画像に歪みは生じない
が、ステージの走行精度の影響で相対速度が変動する場
合には位置ずれ量も変動し、これは画像の歪みとして検
出される。
【0047】一方光学式検査においても、ウェーハの大
型化によりウェーハ全面に渡る均質な配線パターンの形
成はますます困難になってきていることから、ウェーハ
上の位置の違いによるプロセス条件の違いにより、比較
するパターンの差異が変化することが考えられる。これ
は相比較するパターンの位置ずれが場所に依存して変わ
ることを意味し、結果として2画像間の非定常な歪みの
ように観察されるものである。
【0048】これらの理由により、精密な位置合わせを
行っても合わせきれない微小な画像歪みが画像中に存在
する。この影響を除去するために歪み補正回路23は、
画像歪みが問題とならない程度の微小領域において位置
合わせを行い、画像歪みが欠陥として検出されないよう
にするものである。
【0049】以下、空間的な歪みにより存在する2枚の
画像間の位置ずれを補正する歪み補正過程について3通
りの方法を説明する。
【0050】まず、第1の方法である分割方式による歪
み補正処理について述べる。検出された画像が歪みを有
する時、最も単純には、図7のように、画像を歪みが問
題とならないサイズに分割し、分割単位ごとに位置合せ
をした後に比較を行えばよい。この際、予測される位置
ずれがx方向に±u、y方向に±vであるならば、各分割単
位は、位置合せをするために、x方向には±uの、y方向
には±vの探索が必要である。あるいは、最初から最小
サイズにまで分割するのではなく、始めは粗く分割して
粗い位置合せを行った後、それをさらに分割して、より
精密な位置合せを行うという、段階的に位置合せする方
法も考えられる。
【0051】図8では、まず、最小分割単位の16倍面
積をもつ分割単位(大分割単位)で位置合せをした後、
それぞれを4分割した分割単位(中分割単位)で位置合
せを行い、最後に、それを4分割して(小分割単位)位
置合せする様子を示している。段階的に分割していく方
法だと、前段階までに粗い位置合せがなされているた
め、各段階での位置合せの探索範囲は狭くてすむように
なる。一方、先に示した最初から最小サイズにまで分割
する方法では、必然的に探索範囲が広くなるため、対象
物のパターンピッチが探索範囲よりも小さいと、一つず
れたパターンに位置合せしてしまう可能性もある。すな
わち、段階的に位置合せした方が、正確な位置合せが可
能となる。
【0052】続いて、第2の方法である伝播方式による
歪み補正処理について述べる。第1の方法では、各分割
単位は、それぞれ独立に位置合せを行うが、周辺の分割
単位の位置ずれ量を参照して、位置合せを行うことも可
能である。そもそも画像の歪みは連続的であるから、周
辺の分割単位の位置ずれ量とかけ離れた位置ずれ量を持
つことはあり得ない。従って、始めに、特定の分割単位
で位置ずれ量を求めれば、その周囲の分割単位では、前
記の位置ずれ量を中心として、わずかな探索を行えば済
むはずである。
【0053】図9は、ステージの走査によって、一定幅
の画像が連続的に入力される場合である。
【0054】11〜1n、21〜2n、31〜3nは、図7における
分割単位に相当する。11〜1nがパターンを有する領域の
はじの部分の検出画像であるが、最初に11〜1nの位置ず
れ量を求めておけば、21〜2nは、11〜1nの位置ずれ量を
中心に、わずかな範囲を探索すれば、位置ずれ量は求ま
る。そして、31〜3nは、21〜2nの位置ずれ量を中心に探
索するというようにする。
【0055】本方式によれば、各走査の始めだけ広い範
囲の探索を行えばよいので、例えば、最初の探索はソフ
トウェアで行い、その間、次々と入力されるデータを、
ソフトウェアの演算時間分遅延させるようにすれば、位
置ずれ検出部のハードウェア規模を小さくすることが可
能となる。
【0056】最後に、第3の方法である補間方式による
歪み補正処理について述べる。前記第1の方法では、よ
り正確な位置合せをするために、段階的に位置合せする
方法を述べた。ここで述べる、第3の方法では、段階的
に求める代わりに、正しい位置合せが可能な分割単位に
おける位置ずれ検出結果を補間して、正しい位置合せが
求まらない分割単位の位置ずれ量とする。図10におい
て、○は位置ずれ量が定まった分割単位であり、×は定
まらない領域である。○における位置ずれ量を補間し
て、×の位置ずれ量とするわけである。位置ずれ量が定
まる、定まらないは、例えば、検査画像に対して参照画
像を1画素ずつシフトさせ、その時々にマッチング度を
求め、マッチング度が高くなるシフト量が単一に定まる
か否かで判断する。補間方法としては、直線(あるいは
平面)補間、スプライン曲線(あるいは曲面)補間など
を用いる。
【0057】次に精密位置合わせ過程について説明す
る。まず両画像の相対的な画素以下の位置ずれ量を算出
する。その後に、精密位置合わせを実現する方法として
は、各画像を相対的にシフトして重ね合わせることによ
り行う方法と、位置ずれ量をもとに各画像の濃淡値を補
正することにより行う方法との2通りある。
【0058】まず両画像の相対的な画素以下の位置ずれ
量を算出する方法について具体的に説明する。
【0059】いま画素単位に位置合わせされた画像をf
1、g1とし、この2枚の画像の画素以下の位置ずれ量
(位置ずれ量は0〜1の実数となる)を算出することを考
える。2枚の画像の位置整合度の測度としては、次式に
示すような選択肢が考えられる。
【0060】 max|f0-g0|, ΣΣ|f0-g0|, ΣΣ(f0-g0)2 (4) ここでは、三番目に記した「差の2乗和」を採用した例
を示す。
【0061】f1とg1の中間位置を位置ずれ量0とし、f1
はx方向に-dx、y方向に-dy 、g1はx方向に+dx、 y
方向に+dyだけずれていると考える。つまり、f1とg1の
ずれ量は、x方向が2* dx 、y方向が2* dyと考える。d
x、dyは非整数のため、dx、dyだけずらすには、画素と
画素の間の値を定義する必要がある。 f1をx方向にd
x、y方向にdyだけずらした画像f2、 g1をx方向に-d
x、 y方向に-dyだけずらした画像g2を次のように定義
する。
【0062】 f2(x,y)=f1(x+ dx,y+ dy) =f1(x,y)+ dx(f1(x+1,y)-f1(x,y))+ dy(f1(x,y+1)-f1(x,y)) (5) g2(x,y)=g1(x- dx,y- dy) =g1(x,y)+ dx(g1(x-1,y)-g1(x,y))+ dy(g1(x,y-1)-g1(x,y)) (6) 式(5)(6)はいわゆる線形補間である。 f2 とg2の
整合度e2(dx ,dy)は「差の2乗和」により次のように定
義される。
【0063】 e2(dx ,dy)= ΣΣ(f2(x,y) - g2(x, y))2 (7) 精密位置合わせ部22の目的は、e2(dx ,dy)が最小値を
とるdxの値dx0 ,dyの値dy0を求めることである。それに
は、(4)式をdx ,dyで偏微分した式を0とおいて、それを
dx ,dyについて解きdx0 ,dy0を求める。
【0064】両画像を相対的にシフトして重ね合わせる
ことにより精密位置合わせを行う方法は、求めたdx0 ,d
y0を(2)(3)式に代入し各画像を位置ずれ量0位置にシフ
トすることにより実現される。得られた画像f2,g2は画
素以下の精度で位置合わせされている。この方法は通常
の光学式の検査装置で用いられている方法と同様のもの
である。
【0065】次に、位置ずれ量をもとに画像の濃淡値を
補正して精密位置合わせを行う方法について述べる。 f
1とg1の中間位置を位置ずれ量0とし、f1はx方向に-d
x、y方向に-dy 、g1はx方向に+dx、 y方向に+dyだけ
ずれているのであるから、位置ずれ量0位置における各
々の画像の明るさは、 f3 = f1(x,y) + dx1(x,y)*dx + dy1(x,y)* dy (8) g3 = g1(x,y) - dx2(x,y)*dx - dy2(x,y)* dy (9) である。ただし、 dx1(x,y)=f1(x+1,y)-f1(x,y) (10) dx2(x,y)=g1(x,y)-g1(x-1,y) (11) dy1(x,y)=f1(x,y+1)-f1(x,y) (12) dy2(x,y)=g1(x,y)-g1(x,y-1) (13) である。f3=g3であるから、 g1(x,y) = f1(x,y) + A(x,y) (14) ただし
A(x,y) = (dx1(x,y) + dx2(x,y))*dx + (dy1(x,y) + dy2(x,y))* dy (15) であり、f1の濃淡値をAにより補正することで精密位置
合わせを達成できる。
【0066】A(x,y)は、画素以下の位置ずれ量dx0、dy0
に対応して両画像間での濃淡値の差を補正するための項
である。例えば式(10)で表されるdx1は、f1の階調
値のx方向の局所的な変化率だから、 dx1(x,y) *dx0
は、位置がdx0ずれた時のf1の階調値の変化の予測値と
いうことができる。よって、A(x,y)の第1項は、x方向
にf1の位置をdx0、g1の位置を- dx0ずらした時に、f1と
g1の差画像の階調値がどのぐらい変化するかを画素ごと
に予測した値ということができる。同様に、第2項はy
方向について予測した値ということができる。 A(x,y)
により、既知の位置ずれdx0、dy0による2画像間の濃淡
値の差をキャンセルすることができる。
【0067】以上、図2に示した処理の組み合わせに即
して述べたが、画素以上の欠陥検出を目的とする場合な
どは、図11に示すように精位置合わせ過程を省いても
良い。また、濃淡補正を実効的なものとするためには、
二つの画像に含まれるパターンが同一であることが望ま
しい。濃淡補正を行わなくても歪み補正が有効に機能す
るような対象であれば、図12(a)(b)(c)に示すよう
に、歪み補正の後に、場合によっては精位置合わせの後
に濃淡補正を行っても良い。歪み補正、及び精位置合わ
せの前に濃淡補正が必要であり、かつ再度同一パターン
領域で濃淡補正をおこなうことにより、より厳密に2枚
の画像の位置及び明るさ方向の合わせ処理の実現が可能
である。これを実現するための処理の組み合わせの実施
例を図13(a)(b)(c)(d)に示す。
【0068】ここで、画像処理・欠陥判定部20は、図
17に示すように、マイクロプロセッサによって構成す
ることもできる。この図17に示すマイクロプロセッサ
には、例えば図2に示した概略位置合せ21、濃淡補正
22、歪み補正23、精密位置合せ24及び濃淡比較2
5等の処理ステップを処理する処理プログラムが組み込
まれており、コンピュータ18の制御信号により、記憶
部14a、14bからの画像データ f(x,y)とg(x,y)を
所定のプログラムに従って処理し、その結果をライン3
5を介して出力する。
【0069】図14は、本発明による外観検査装置の画
像処理・欠陥判定部の他の実施例である。濃淡補正回路
23に対し、濃淡補正限度量30及び、濃淡補正領域サ
イズ31が入力できるようになっている。特に、この濃
淡補正限度量30及び、濃淡補正領域サイズ31は検査
開始前に検査パラメータの一つとしてハードディスクや
フロッピーディスクのような記憶媒体から読み込むこと
ができるようになっている。
【0070】これにより、微小穴底の残渣のような濃淡
差でしか検出できない欠陥が発生する確率の高いパター
ンでは補正限度量を小さくし、膜厚差が濃淡に影響を与
えやすいあるいはチャージアップなどの影響を受けやす
いパターンでは補正限度量を大きくするなどパターンに
応じた最適補正限度量を設定することができる。また、
補正限度量を操作画面上のメニューから与えられるよう
にすることで、最適補正限度量が未知の検査対象パター
ンに対し、試験的に補正限度量を設定して性能評価を行
うことが容易となる。
【0071】また、以上説明した実施の形態では、電子
光学的検出手段を用いる装置の場合について説明した
が、図15に示すような光学的検出手段等、いかなる検
出手段を用いる方式でも同様に実施できることは言うま
でもない。
【0072】即ち、図15には、光学的検出手段(検出
部)201を用いるパターン検査装置の概略構成を示
す。
【0073】検出部201は、半導体ウエハ等の被検査
対象物200を載置してx、y方向に移動するステージ
202と、光源203と、該光源203から出射した光
を集光する照明光学系204と、該照明光学系204で
集光された照明光を被検査対象物200に照明し、被検
査対象物200から反射して得られる光学像を結像させ
る対物レンズ205と、該対物レンズ205を含めた検
出光学系で結像された光学像を受光して明るさに応じた
画像信号に変換する光電変換素子の一実施例である1次
元イメージセンサ206とから構成される。
【0074】そして、検出部201の1次元イメージセ
ンサ206で検出された画像信号は、画像入力部212
に入力される。画像入力部212は、A/D変換器20
7と、A/D変換器207から得られる階調値を有する
デジタル画像信号は2系統に分かれ、比較画像f(x,y)を
作成するために該デジタル画像信号を記憶する画像メモ
リ部210と、参照画像g(x,y)を作成するために遅延回
路209を介して該デジタル画像信号を記憶する画像メ
モリ部211を有している。当然、画像入力部212に
は、シェーディング補正、暗レベル補正、フィルタリン
グ処理等の前処理回路208を備えても良い。
【0075】f(x,y)、g(x,y)は図2、図11、図12、
図13の各々2枚の入力画像データに対応する。画像処
理部213は、図2、あるいは図11、あるいは図1
2、あるいは図13に示す処理ブロックの一つより構成
されるものであり、同じ画像処理に基づく欠陥判定を行
うことができる。
【0076】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、電
子線を用いた画像検出で、正常部分として許容すべき程
度の膜厚差やチャージアップの影響などで、比較すべき
画像間の正常なパターンに濃淡差が生じ、これを欠陥と
誤認識してしまうという問題や、電子線と被検査対象物
との相対速度の変化により生ずる渦電流により、電界の
影響で検出画像に位置ずれを生じ、これが画像の歪みと
して検出され、従来法による画像比較では画像全体に渡
っての位置合わせは困難であり、正常部でも欠陥と誤認
識してしまうという問題を解決することができる。
【0077】即ち、本発明によれば、濃淡差を補正し、
歪みの度合いに応じて位置合わせを行うことにより誤検
出の確率を低減することができる。また、濃淡補正の限
度量を設定することで、正常パターン部の濃淡差を許容
しつつ微小穴底のレジスト残渣のように明るさの差でし
か検出できない欠陥を見逃すことなく検出することがで
き、信頼性の高い検査を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による検査装置の一実施例の略断面図で
ある。
【図2】本発明による画像処理・欠陥判定部のブロック
図である。
【図3】正常パターン部分での明るさの違いを説明する
パターンの平面図である。
【図4】本発明による濃淡補正の他の実施例を説明する
図である。
【図5】本発明による濃淡補正のさらに他の実施例を説
明する図である。
【図6】濃淡補正により見逃してしまう可能性のある欠
陥パターンの平面図である。
【図7】歪みを有する画像を小領域に分割する様子を模
式的に示す図である。
【図8】歪みを有する画像を段階的に小領域に分割する
様子を模式的に示す図である。
【図9】一定幅の画像が連続的に入力される様子を模式
的に示す図である。
【図10】補間方式による歪み補正処理を説明する図で
ある。
【図11】本発明による画像処理・欠陥判定部のブロッ
ク図である。
【図12】本発明による画像処理・欠陥判定部のブロッ
ク図である。
【図13】本発明による画像処理・欠陥判定部のブロッ
ク図である。
【図14】本発明による外観検査装置の画像処理・欠陥
判定部の他の実施例のブロック図である。
【図15】本発明による検査装置の一実施例の略図であ
る。
【図16】本発明による外観検査装置の画像処理・欠陥
判定部の他の実施例のブロック図である。
【図17】本発明による外観検査装置の画像処理・欠陥
判定部の他の実施例のブロック図である。
【符号の説明】
1…電子銃、2…電子線引き出し電極、3…コンデンサ
レンズ、4…ブランキング用偏向器、5…走査偏向器、
6…絞り、7…対物レンズ、8…電子線、9…X−Yス
テージ、10…回転ステージ、11…二次電子検出器、
12…プリアンプ、13…AD変換器、14a…画像記
憶部、14b…画像記憶部、16…半導体ウェーハ、2
0…画像処理・欠陥判定部、21…概略位置合わせ回
路、22…濃淡補正回路、23…歪み補正回路、24…
精密位置合わせ回路、25…濃淡比較回路、30…濃淡
補正限度量、31…領域サイズ、200…被検査対象
物、201…光学的検出手段、202…ステージ、20
3…光源、204…照明光学系、205…対物レンズ、
206…1次元イメージセンサ、207…A/D変換
器、208…前処理回路、209…遅延回路、210…
画像メモリ部、211…画像メモリ部、212…画像入
力部、213…画像処理部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01J 37/22 502 H01L 21/66 J H01L 21/66 G01R 31/28 L (72)発明者 広井 高志 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 田中 麻紀 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 久邇 朝宏 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 東 淳三 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 松山 幸雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本来同一となるべきパターンを複数形成し
    た被検査対象物の2つの個所を撮像して該2つの個所の
    前記本来同一となるべきパターンを含む2つの画像を
    得、該得た2つの画像のうちの少なくとも一方の画像の
    濃淡を補正し、該少なくとも一方の画像の濃淡を補正し
    た2つの画像を比較してお互いに異なる部分を欠陥とし
    て検出することを特徴とする外観検査方法。
  2. 【請求項2】前記画像の濃淡を補正することを、前記2
    つの画像の前記本来同一となるべきパターンの対応する
    個所を含む領域の画像の明るさを補正することを特徴と
    する請求項1記載の外観検査方法。
  3. 【請求項3】前記2つの画像のうちの少なくとも一方の
    画像の濃淡を補正する前に、前記2つの画像の前記本来
    同一となるべきパターンの像の概略位置合せを行うこと
    を特徴とする請求項1記載の外観検査方法。
  4. 【請求項4】前記2つの画像のうちの少なくとも一方の
    画像の濃淡を補正した後に、前記2つの画像の前記本来
    同一となるべきパターンの像を前記画像の画素寸法以下
    の精度で位置合せを行うことを特徴とする請求項1記載
    の外観検査方法。
  5. 【請求項5】本来同一となるべきパターンを複数形成し
    た被検査対象物の2つの個所を撮像して該2つの個所の
    前記本来同一となるべきパターンを含む2つの画像を
    得、該得た2つの画像間の歪みを補正し、該画像間の歪
    みを補正した2つの画像を比較してお互いに異なる部分
    を欠陥として検出することを特徴とする外観検査方法。
  6. 【請求項6】前記2つの画像の互いの像の歪みを補正す
    る前に、前記2つの画像の前記本来同一となるべきパタ
    ーンの像の概略位置合せを行うことを特徴とする請求項
    5記載の外観検査方法。
  7. 【請求項7】前記2つの画像の互いの像の歪みを補正し
    た後に、前記2つの画像の前記本来同一となるべきパタ
    ーンの像を前記画像の画素寸法以下の精度で位置合せを
    行うことを特徴とする請求項5記載の外観検査方法。
  8. 【請求項8】本来同一となるべきパターンを複数形成し
    た被検査対象物の2つの個所を撮像して該2つの個所の
    前記本来同一となるべきパターンを含む2つの画像を得
    る工程と、 該得た2つの画像のうちの少なくとも一方の画像の濃淡
    を補正する工程と、 該得た2つの画像の歪みを補正する工程と、 該得た2つの画像の前記本来同一となるべきパターンの
    像を前記画像の画素寸法以下の精度で位置合せを行う工
    程と、 該画像の画素寸法以下の精度で位置合せを行う工程によ
    り本来同一となるべきパターンの像を前記画像の画素寸
    法以下の精度で位置合せを行った2つの画像を比較して
    お互いに異なる部分を欠陥として検出する工程とを有す
    ることを特徴とする外観検査方法。
  9. 【請求項9】前記2つの画像を得る工程に於いて、前記
    被検査対象物の2つの個所の撮像を、前記被検査対象物
    に照射した電子ビームにより発生する2次荷電流子を検
    出することにより行うことを特徴とする請求項8記載の
    外観検査方法。
  10. 【請求項10】前記濃淡を補正する工程を、前記歪みを
    補正する工程の前に行うことを特徴とする請求項8又は
    9記載の外観検査方法。
  11. 【請求項11】前記濃淡を補正する工程を、前記歪みを
    補正する工程の後に行うことを特徴とする請求項8又は
    9記載の外観検査方法。
  12. 【請求項12】前記濃淡を補正する工程を、前記歪みを
    補正する工程の前と後に行うことを特徴とする請求項8
    又は9記載の外観検査方法。
  13. 【請求項13】前記濃淡を補正する工程は、2つの画像
    の対応するパターンを含む予め定められた大きさの領域
    毎に行われることを特徴とする請求項8又は9記載の外
    観検査方法。
  14. 【請求項14】前記濃淡を補正する工程は、前記予め定
    められた大きさの領域毎の明るさが概略等しくなるよう
    に補正することを特徴とする請求項13記載の外観検査
    方法。
  15. 【請求項15】前記濃淡を補正する工程は、前記補正す
    る補正量が予め設定した限度値を越える補正を行わない
    ことを特徴とする請求項8又は9記載の外観検査方法。
  16. 【請求項16】前記濃淡を補正する工程は、前記2つの
    画像の対応する画素ごとの濃淡値の差分の二乗の総和が
    最小となるように前記2つの画像の内の一方の画像の濃
    淡値の線形変換の係数を決定し、該決定した係数を用い
    て前記2つの画像の内の一方の画像の濃淡値を線形変換
    することによって行うことを特徴とする請求項8又は9
    記載の外観検査方法。
  17. 【請求項17】前記濃淡を補正する工程は、前記2つの
    画像の内の一方の画像の濃淡値のヒストグラムを用い、
    前記2つの画像の内の他方の画像のヒストグラムとピー
    ク位置が一致するように又は形状が一致するように前記
    2つの画像の内の一方の画像の濃淡値を変更することに
    より行うことを特徴とする請求項8又は9記載の外観検
    査方法。
  18. 【請求項18】前記濃淡を補正する工程は、前記2つの
    画像の各々の濃淡値のヒストグラムを、予め設定した濃
    淡値のヒストグラムの形状と同じくなるように各々の濃
    淡値を変更することによって行うことを特徴とする請求
    項8又は9記載の外観検査方法。
  19. 【請求項19】本来同一となるべきパターンを複数形成
    した被検査対象物の2つの個所を撮像して該2つの個所
    の前記本来同一となるべきパターンを含む2つの2次元
    画像を得る撮像手段と、 該撮像手段で撮像した前記本来同一であるべきパターン
    の画像の濃淡値を比較して前記2つの2次元画像の内の
    少なくとも何れか一方の画像の濃淡値を補正する濃淡値
    補正手段と、 前記撮像手段で撮像して得られた前記2つの2次元画像
    上で前記本来同一となるべきパターンの像の位置合せを
    行う位置合せ手段と、 前記濃淡値補正手段で少なくとも何れか一方の画像の濃
    淡値が補正され前記位置合せ手段で位置合せを行った前
    記2つの2次元画像を比較してお互いに異なる部分を欠
    陥として検出する欠陥検出手段と該欠陥検出手段で検出
    した欠陥に関する情報を出力する出力手段とを備えたこ
    とを特徴とする外観検査装置。
  20. 【請求項20】本来同一となるべきパターンを複数形成
    した被検査対象物の2つの個所を撮像して該2つの個所
    の前記本来同一となるべきパターンを含む2つの2次元
    画像を得る撮像手段と、 該撮像手段で撮像した前記本来同一であるべきパターン
    の前記2つの2次元画像間の歪みを検出して前記2つの
    2次元画像の内の少なくとも何れか一方の画像を補正し
    て前記2つの2次元画像間の歪みを補正する歪み補正手
    段と、 前記撮像手段で撮像して得られた前記2つの2次元画像
    上で前記本来同一となるべきパターンの像の位置合せを
    行う位置合せ手段と、 前記歪み補正手段で少なくとも何れか一方の画像の歪み
    が補正され前記位置合せ手段で位置合せを行った前記2
    つの2次元画像を比較してお互いに異なる部分を欠陥と
    して検出する欠陥検出手段と該欠陥検出手段で検出した
    欠陥に関する情報を出力する出力手段とを備えたことを
    特徴とする外観検査装置。
  21. 【請求項21】本来同一となるべきパターンを複数形成
    した被検査対象物の2つの個所を撮像して該2つの個所
    の前記本来同一となるべきパターンを含む2つの2次元
    画像を得る撮像手段と、 該撮像手段で撮像した前記本来同一であるべきパターン
    の画像の濃淡値を比較して前記2つの2次元画像の内の
    少なくとも何れか一方の画像の濃淡値を補正する濃淡値
    補正手段と、 前記撮像手段で撮像した前記本来同一であるべきパター
    ンの前記2つの2次元画像間の歪みを検出して前記2つ
    の2次元画像の内の少なくとも何れか一方の画像の歪み
    を補正する歪み補正手段と、 前記撮像手段で撮像した2つの2次元画像上で前記本来
    同一となるべきパターンの像の位置合せを行う位置合せ
    手段と、 該位置合せ手段で位置合せを行った前記2つの2次元画
    像を比較してお互いに異なる部分を欠陥として検出する
    欠陥検出手段と該欠陥検出手段で検出した欠陥に関する
    情報を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする外
    観検査装置。
  22. 【請求項22】前記撮像手段は、前記被検査対象物に電
    子ビームを照射して、該照射により前記被検査対象物か
    ら発生する2次荷電粒子を検出することにより前記被検
    査対象物の2次粒子像を得ることを特徴とする請求項1
    9、20または21の何れかに記載の外観検査装置。
  23. 【請求項23】前記撮像手段は、前記被検査対象物に光
    を照射して、該光に照射された前記被検査対象物の光学
    像を得ることを特徴とする請求項19、20または21
    の何れかに記載の外観検査装置。
  24. 【請求項24】前記位置合せ手段は、前記2つの2次元
    画像上で前記本来同一となるべきパターンの像を前記画
    像の画素寸法以下の精度で位置合せを行うことを特徴と
    する請求項19、20または21の何れかに記載の外観
    検査装置。
  25. 【請求項25】前記出力手段は、欠陥検出手段で検出し
    た欠陥に関する情報を画面上に表示することを特徴とす
    る請求項19、20または21の何れかに記載の外観検
    査装置。
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