JPH10253452A - レーザ光源の波長モニタ装置 - Google Patents

レーザ光源の波長モニタ装置

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JPH10253452A
JPH10253452A JP5312797A JP5312797A JPH10253452A JP H10253452 A JPH10253452 A JP H10253452A JP 5312797 A JP5312797 A JP 5312797A JP 5312797 A JP5312797 A JP 5312797A JP H10253452 A JPH10253452 A JP H10253452A
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台鎬 鄭
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡単な構成で正確にレーザ光の波長を
モニタできるようにすること。 【解決手段】 入射光を干渉光フィルタ3に入射する。
この干渉光フィルタ3を透過した光と反射した光を夫々
フォトダイオードPD1,PD2で受光する。そしてそ
の出力比を加算器13と減算器14及び割算器15によ
って算出する。割算出力に基づいてROM22のテーブ
ルを読出して波長モニタ信号とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信等に使用され
る半導体レーザ等のレーザ光源の波長をモニタするため
の波長モニタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在光通信においては、光ファイバに多
数の波長の光を多重化して通信することにより、伝送量
を単一波長の光を用いた場合に比べて大幅に増加させる
波長多重通信方式が検討されている。波長多重通信を実
現するためには、光信号をそのまま増幅できる比較的狭
い波長の帯域内に、例えば1nm以下の間隔で多数の波長
のレーザ光を伝送するため、レーザ光源の波長を簡単に
モニタする必要がある。又、光情報処理,光計測におい
てもレーザ光源の波長を正確に認識することは重要な課
題である。
【0003】レーザ光源の波長を識別するために、光干
渉計を用いて基準となる波長との差を電気信号に変換し
て算出することにより、波長をモニタするようにした光
波長計が用いられている。又光分光のための光スペクト
ラアナライザ等も用いられ、グレーティングや可変フィ
ルタを用いた分光装置が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の干渉計による方法では、高精度が得られるが、
可動部があり、高価で、小型化することは難しいという
欠点があった。更に光スペクトラムアナライザも応用範
囲が広いが、グレーティングやフィルタを用いたもので
は高価で小型化することが難しいという欠点があった。
又フォトダイオードアレイで受光するようにした分光装
置では、可動部がないという特徴があるが、分解能が低
く、高精度の波長検出特性が得られないという欠点があ
った。
【0005】特に波長多重通信方式においては、使用さ
れる光源の波長の範囲は数十nmと狭いことが多いが、
その範囲内で例えば1mm以下の分解能で波長を正確に
モニタできるようにすることが好ましい。しかしこのよ
うな波長モニタ装置は実現されていなかった。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであって、極めて簡単な構成で正確に入
射した波長をモニタすることができるレーザ光源の波長
モニタ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、レーザ光源の光が入射され所定波長の光を透過さ
せ、他を反射させる光フィルタと、前記光フィルタを透
過する光及び前記光フィルタに反射される光を夫々受光
する第1,第2の受光素子と、前記第1,第2の受光素
子の出力比を算出する出力比算出手段と、前記出力比算
出手段によって算出された出力比に基づいてレーザ光源
の波長を出力する波長出力手段と、を具備することを特
徴とするものである。
【0008】本願の請求項2の発明では、前記光フィル
タは、透過波長λに対してλ/4の光学厚さを有する低
屈折率膜及び高屈折率膜を交互に多重に積層して構成さ
れた干渉光フィルタであることを特徴とするものであ
る。
【0009】本願の請求項3の発明では、前記干渉光フ
ィルタは、透過波長λが基板の所定方向に対して連続的
に変化するようにその光学厚さを連続的に変化させたも
のであり、前記波長モニタ装置は、前記レーザ光源から
前記干渉光フィルタへの入射光の入射位置をその所定方
向に対して連続的に変化させるスライド調整機構を更に
有することを特徴とするものである。
【0010】本願の請求項4の発明は、前記レーザ光源
と光フィルタとの間に前記光フィルタの透過波長をカッ
トオフ波長とするカットフィルタを更に設けたことを特
徴とするものである。
【0011】このような特徴を有する本発明によれば、
測定可能範囲内で未知の波長のレーザ光を光フィルタに
入射する。このフィルタは所定波長の光を透過し他を反
射させるため、透過した光と反射した光を夫々第1,第
2の受光素子によって受光し、その出力比を出力比算出
手段によって算出する。そして出力比を波長出力手段に
与え、波長データに変換することによりレーザ光源の発
光波長をモニタすることができる。請求項2の発明は、
このような光フィルタを多層膜による干渉光フィルタに
よって実現したものである。又多層膜干渉光フィルタを
請求項3に示すように、所定の方向に対して透過波長が
連続的に変化するように構成した波長可変型の干渉光フ
ィルタを用い、その受光位置を変更するようにすれば、
レーザ光のモニタ可能な波長範囲を変化させることがで
きる。又請求項4の発明では、光源と光フィルタとの間
にカットフィルタを設けることにより、光フィルタの特
性のうち一方のスロープ部分のみを波長モニタ範囲とし
て規定するようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
による波長モニタ装置の全体構成を示すブロック図であ
る。この波長モニタ装置は入射された光を分岐する光分
岐手段1を有しており、入射光はまず図示のようにカッ
トフィルタ2に与えられる。カットフィルタ2は所定の
波長以下又は波長以上の光を遮光するものであり、この
カットフィルタ2を通過した光は干渉光フィルタ3に与
えられる。この干渉光フィルタ3は入射位置に応じて透
過する波長が連続的に変化するように構成したものであ
る。そしてこの干渉光フィルタ3を機械的にX軸方向に
微小距離スライドさせるためのスライド調整機構4を有
しており、スライド調整機構4によってフィルタを透過
する光の波長を連続的に変化させることができる。
【0013】そして干渉光フィルタ3を通過する位置に
第1の受光素子、例えばフォトダイオードPD1を配置
し、干渉光フィルタ3から反射された光を受光する位置
に第2の受光素子であるフォトダイオードPD2を配置
する。これらのフォトダイオードPD1,PD2の出力
は出力比算出手段5に与えられる。出力比算出手段5は
第1,第2の受光素子であるフォトダイオードPD1,
PD2の出力比を算出するものである。入射したレーザ
光の波長はこの出力比算出手段5による出力比に基づい
て認識することができる。出力比算出手段5によって算
出された出力比は波長出力手段6により波長データに変
換されて出力される。
【0014】次に出力比算出手段5及び波長出力手段6
についてより具体的に説明する。光分岐手段1の第1,
第2のフォトダイオードPD1,PD2からの出力は出
力比算出手段5内のI/V変換器11,12に与えら
れ、電圧信号に変換される。I/V変換器11,12の
出力は加算器13及び減算器14に与えられ、夫々の出
力は加算及び減算されて割算器15に与えられる。割算
器15は光分岐手段1で分岐された光を正規化し、これ
らの出力比に基づいて入力光の波長に対応した信号を出
力するものである。
【0015】波長出力手段6は図1に示すように割算器
15の出力をA/D変換するA/D変換器21とA/D
変換出力を波長データに変換するための変換テーブルを
保持したROM22、CPU23、メモリ24、ROM
22の波長データをアナログ信号に変換するD/A変換
器25及び波長データを表示する表示器26を有してい
る。D/A変換器25は波長データをアナログ信号に変
換して出力するものであり、表示器26は波長データを
そのまま表示するものである。又CPU23はA/D変
換出力に基づいてROM22の変換テーブルを読出すた
めに用いられる。ROM22は既知の波長のレーザ光を
入射したときの割算器15の出力に基づいてあらかじめ
作成しておくものとする。
【0016】この干渉光フィルタ3は特公平7-92530号
に示されるように、高屈折率膜と低屈折率膜とを交互に
積層し、積層した波長の光学厚さを連続的に変化させる
ようにしたものである。次にこの干渉光フィルタについ
て図2を用いて説明する。本実施の形態による波長可変
型の干渉光フィルタ3は、例えばガラス,シリコン等の
サブストレート31上に物質を多層蒸着させて構成して
いる。このサブストレート31は使用する波長の範囲で
光の透過率が高い材質を用いて構成するものとし、誘電
体や半導体が用いられる。本実施の形態では石英ガラス
を用いている。そしてこのサブストレート31の上部に
は、使用する波長での光の透過率の高い蒸着物質、誘電
体,半導体等の多層膜32を蒸着する。ここで多層膜3
2は図示のように下部多層膜33,キャビティ層34及
び上部多層膜35から形成されるものとする。又サブス
トレート31の下面には反射防止膜36を蒸着によって
形成する。
【0017】ここで多層膜32,反射防止膜36の蒸着
材料として用いられる物質は、例えばSi O2 (屈折率
n=1.46),Ta25 (n=2.15),Si (n=3.46)
やAl23 ,Si24 ,Mg F等が用いられる。又本実
施の形態では多層膜33,35は低屈折率膜と高屈折率
膜とを交互に積層して蒸着させている。ここで膜厚dと
透過波長λ,屈折率nとは以下の関係となるようにす
る。 λ=4nd ・・・(1) 即ち各層はその光学厚さndをλ/4とする。そして低
屈折率膜と高屈折率膜とを交互に積み重ねることによっ
て透過率のピークの半値全幅(FWHM)を小さくして
いる。又キャビティ層34の膜厚dc とは透過波長λ,
屈折率nとは以下の関係になるようにする。 λ=2ndc ・・・(2) 即ちキャビティ層34の光学厚さndc はλ/2とす
る。
【0018】さて本実施の形態による干渉光フィルタ3
は、透過波長と膜厚とが式(1),(2)の関係を有す
ることから、サブストレート31を細長い板状の基板と
し、多層膜32の屈折率を一定とし、膜厚を連続的に変
化させて透過波長λを異ならせるようにしている。そし
てこの波長可変型干渉光フィルタ3の透過波長をλa
λc (λa <λc )とし、その中心点(x=xb )での
透過波長をλb とする。上下の多層膜33,35は、夫
々第1の屈折率n1 の第1の蒸着物質膜とこれより屈折
率の低い第2の屈折率n2 の第2の蒸着物質膜とを、交
互に積層して構成する。即ち図2(a)の円形部分の拡
大図を図2(c)に示すように、夫々の膜厚を連続的に
変化させている。図2(c)において、下部多層膜33
の低屈折率膜を33L,高屈折率膜を33Hとし、上部
多層膜35の高屈折率膜を35H,低屈折率膜を35L
とする。そして図2(a)のフィルタのX軸上での端部
a の透過波長λa に対して、夫々低屈折率膜及び高屈
折率膜で上記の式(1),(2)が成り立つように設定
する。又xb ,xc での透過波長λb ,λc に対して
も、その波長λb ,λc で式(1),(2)が成り立つ
ようにその膜厚を設定する。そしてその間の膜厚も波長
の変化が直線的に変化するように設定する。従って層の
各膜厚は図示のようにx軸上の位置xa 〜xc につれて
連続的に変化し、X軸の正方向に向かって膜厚が大きく
なる。
【0019】このように膜厚を連続的に変化させること
は、サブストレート31上に多層膜32を蒸着して形成
する際に、蒸着源との間隔を連続的に変化するようにサ
ブストレートを傾けて配置しておくことにより、実現す
ることができる。
【0020】又干渉光フィルタ3の膜厚自体を連続して
変化させるようにしているが、各膜厚は一定とし、多層
膜32の屈折率n1 ,n2 をX軸方向に連続的に変化さ
せるようにして光学厚さを連続的に可変するようにして
もよい。
【0021】このようにして構成した干渉光フィルタ3
は狭帯域特性を有し、しかも温度変化等に対して十分安
定した特性を有している。従って干渉光フィルタ3へ光
が入射する位置をスライド調整機構4を用いて機械的に
X軸方向に移動させることによって、透過波長自体を連
続的に変化させることができる。
【0022】図5はこの実施の形態による波長モニタ装
置の斜視図である。この実施の形態では、入射光の波長
をモニタして表示するための表示器26が表面パネルに
設けられた波長モニタ装置を示している。
【0023】次にこの実施の形態による波長モニタ装置
の動作について説明する。図3(a)はカットフィルタ
2の特性を示すグラフであり、図3(b),(c)は干
渉光フィルタ3の透過率,反射率の特性を示すグラフで
ある。これらの図より明らかなようにカットフィルタ2
は干渉光フィルタ3の中心周波数をカットオフ周波数と
してこれより長い波長の周波数を透過し、波長の短い光
を遮断するような特性を選択する。又干渉光フィルタ3
は所定の波長λ1の光を透過させ、図3(c)に示すよ
うにその他の光を反射させる特性を有している。このと
き入射したレーザ光の波長λに対してフォトダイオード
PD1,PD2に得られる光出力は夫々図3(d),
(e)に示すものとなる。このときフォトダイオードP
D1,PD2で得られる出力は夫々図3(b)の透過率
及び図3(c)の反射率に対応している。
【0024】従ってフォトダイオードPD1,PD2の
I/V変換出力をA,Bとすると、これらを加算及び減
算し、割算器15により割算し、(A−B)/(A+
B)を算出する。割算することにより正規化したレベル
は図4に示すものとなる。このように波長λ1〜λ3の
範囲では入射レーザ光の波長に応じたレベルの信号が得
られる。この割算器15の出力はA/D変換器21によ
ってデジタル信号に変換される。CPU23は割算出力
に基づき変換テーブルが記憶されたROM22から波長
データを読出す。そしてD/A変換器25より出力する
と共に、表示器26に表示する。こうすれば入射光の波
長をモニタすることができる。又CPU23はROM2
2のテーブルに保持されているA/D変換値の中間の値
が入力されたときには、比例配分等の補間処理をするよ
うにしてもよい。
【0025】ここでモニタする波長範囲はλ1〜λ3の
範囲であり、図3より明らかなように干渉光フィルタ3
の特性に依存する。モニタ範囲を大きくするには特性の
ブロードな干渉光フィルタを用いればよい。又モニタ範
囲を小さくすれば分解能を向上させることができるが、
この場合は急峻な特性の干渉光フィルタを用いればよ
い。更にこの干渉光フィルタのままでモニタ範囲を大き
くするためには、カットフィルタ2をなくするようにし
てもよい。この場合には図4において波長λ4〜λ3の
範囲内で入射した波長をモニタすることができる。この
場合には図3のλ1〜λ3までの範囲とλ1〜λ4まで
の範囲で出力レベルが同一になるため、その出力変化の
方向に基づいていずれの範囲の波長かを識別することが
必要となる。
【0026】一方、モニタする波長範囲を変化させるた
めには、スライド調整機構4を用いて干渉光フィルタ3
への入射光の入射位置を変えれば、図4(b),(c)
に示す干渉光フィルタ3の透過波長λ1を変化させるこ
とができる。この場合には変換テーブルを記憶している
ROM22の内容を変更する必要がある。従って製造時
にスライド調整機構4を用いて必要な波長に設定してお
き、スライド調整機構4の操作部分をケース外部に露出
させず、使用者側ではモニタ範囲を調整できないように
することが好ましい。こうすれば気密封止も容易とな
り、使用者がモニタ範囲を調整する必要はなく、極めて
簡単な構成で小型,軽量のレーザ光源のモニタ装置を実
現することができる。
【0027】次に本発明の第2の実施の形態について図
6を用いて説明する。第2の実施の形態においては、入
射位置によって透過光を連続的に変化させることができ
る干渉光フィルタ3に代えて、一定の波長の光を透過さ
せる通常の干渉光フィルタを用いたものである。図6は
第2の実施の形態によるレーザ光源の波長モニタ装置の
全体構成を示すブロック図であり、前述した第1の実施
の形態と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略
する。この実施の形態では干渉光フィルタ3に代えて、
光分岐手段1A内に一定の波長の光を透過させる干渉光
フィルタ41を設ける。この場合にはスライド調整機構
4は不要となる。波長のモニタ範囲が例えば2〜3nm以
内であればこれだけでもよいが、更に広い範囲に渡って
波長をモニタできるようにする場合には、干渉光フィル
タ41とフォトダイオードPD2の角度を調整する角度
調整機構42を設ける。角度調整機構42はカットフィ
ルタ4を通過して干渉光フィルタ41に入射する光の入
射角度をわずかに変化させることによって透過波長λを
入射角に応じて連続して変化させるものである。この場
合には反射光を正確に受光できるように、角度調整機構
42によって第2の受光素子PD2の位置を干渉光フィ
ルタ3の角度に応じて変化させる必要がある。又この角
度をあまり大きくするとP偏光とS偏光とで透過レベル
が変化するため、例えば5°以内とすることが必要とな
る。又入射光の入射角度を0付近にすれば偏光成分によ
る光強度の変化の影響を少なくすることができるが、反
射光を受光するため光学系の形状が大きくなる。従って
角度調整機構42は5°以内の範囲内に入射角度を設定
し、各入射角度に応じて反射光を受光できるようにフォ
トダイオードPD2の位置と方向を調整できるようにす
ることが好ましい。
【0028】尚第2の実施の形態においても、角度調整
機構42によって干渉光フィルタ41とフォトダイオー
ドPD2の角度を変化させるようにしているが、これら
を同時に調整し、しかもROM22のデータをこれと対
応づけることは難しいため、製造時にモニタ範囲の波長
を設定する為に所定の角度に調整した後、これを固定し
ておくことが好ましい。
【0029】尚前述した第1,第2の実施の形態では、
出力比算出手段として加算器と減算器及びその出力比を
算出する割算器を設けているが、2つのI/V変換器の
比を直接算出するようにしてもよいことはいうまでもな
い。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1〜4の発明によれば、干渉光フィルタを用いることに
より入射光と反射光との比率から光源の発光波長をモニ
タするようにしている。そのため従来の分光器を用いた
波長モニタ装置のような可動機構を用いることがなく、
極めて簡単な構成で実現でき、小型,軽量化が可能とな
る。しかも測定範囲内で入射光の波長を高精度にモニタ
することができるという効果が得られる。又請求項3の
発明では、干渉光フィルタへの入射位置を制御すること
によってモニタする波長範囲を広い範囲内で制御するこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるレーザ光源の
波長モニタ装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は本発明の第1の実施の形態によるシン
グルキャビティ構造の干渉光フィルタの構成を示す断面
図、(b)はそのX軸上で透過率の変化を示すグラフ、
(c)は(a)の円形部分の拡大断面図である。
【図3】カットフィルタと干渉光フィルタ及びフォトダ
イオードPD1,PD2の発光波長に対する特性変化を
示すグラフである。
【図4】波長に対する誤差信号の変化を示すグラフであ
る。
【図5】第2の実施の形態による波長制御装置の構成を
示す斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態によるレーザ光源の
波長モニタ装置の全体構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光分岐手段 2 カットフィルタ 3,41 干渉光フィルタ 4 スライド調整機構 5 出力比算出手段 6 波長出力手段 11,12 I/V変換器 13 加算器 14 減算器 15 割算器 21 A/D変換器 22 ROM 23 CPU 25 D/A変換器 26 表示器 42 角度調整機構 PD1,PD2 フォトダイオード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源の光が入射され所定波長の光
    を透過させ、他を反射させる光フィルタと、 前記光フィルタを透過する光及び前記光フィルタに反射
    される光を夫々受光する第1,第2の受光素子と、 前記第1,第2の受光素子の出力比を算出する出力比算
    出手段と、 前記出力比算出手段によって算出された出力比に基づい
    てレーザ光源の波長を出力する波長出力手段と、を具備
    することを特徴とするレーザ光源の波長モニタ装置。
  2. 【請求項2】 前記光フィルタは、透過波長λに対して
    λ/4の光学厚さを有する低屈折率膜及び高屈折率膜を
    交互に多重に積層して構成された干渉光フィルタである
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ光源の波長モニ
    タ装置。
  3. 【請求項3】 前記干渉光フィルタは、透過波長λが基
    板の所定方向に対して連続的に変化するようにその光学
    厚さを連続的に変化させたものであり、 前記波長モニタ装置は、前記レーザ光源から前記干渉光
    フィルタへの入射光の入射位置をその所定方向に対して
    連続的に変化させるスライド調整機構を更に有するもの
    であることを特徴とする請求項2記載のレーザ光源の波
    長モニタ装置。
  4. 【請求項4】 前記レーザ光源と光フィルタとの間に前
    記光フィルタの透過波長をカットオフ波長とするカット
    フィルタを更に設けたことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項記載のレーザ光源の波長モニタ装置。
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