JPH10252348A - 引戸式オートドアの開閉装置 - Google Patents

引戸式オートドアの開閉装置

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JPH10252348A
JPH10252348A JP9059105A JP5910597A JPH10252348A JP H10252348 A JPH10252348 A JP H10252348A JP 9059105 A JP9059105 A JP 9059105A JP 5910597 A JP5910597 A JP 5910597A JP H10252348 A JPH10252348 A JP H10252348A
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sliding
sliding door
door
phase
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Yukio Uozumi
幸雄 魚住
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数の扉を有するオートドア構造において、
簡単な構造により、片引きおよび引分けの両様式に適用
でき、開口位置が選択可能なオートドア装置の提供。 【解決手段】 直列に配置する3枚以上の引戸を有し、
任意の扉の一端を開口起点とし、片引きまたは引き分け
を選択でき、すべての扉が開閉駆動装置により直接駆動
される引戸式オートドアにおいて、開閉駆動装置の動力
は同期電動機とし、全ての引戸が閉じた状態において、
同期電動機はその界磁極と電機子極の位相を各電動機毎
に調整可能な構造とし、各引戸に対応する同期電動機間
には位相差を有し、移動の際の引戸列の先頭となる引戸
に対応する電動機は進んだ位相に、最後尾となる引戸に
対応する電動機は遅れた位相に設定し、同時に同方向へ
移動する全ての引戸に対応する電動機へ同一周波数、同
一位相の交流を給電するドライバを片引きのときは1
組、引分けとするときは2組とする制御装置を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築物、乗物その他の引
戸式オートドアの開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】引戸式のオートドアは、一定の箇所で必
要最小幅より十分な余裕のある一定の幅の開口となるも
のが一般的であるが、人の流動を良くする。商店等で空
調ロスを少なくする等の理由で開口が予定される範囲内
で、都度実際に必要とする箇所に必要とする大きさに適
正な余裕を持つ開口が望まれる。この目的を果たす構成
に参考となる提案に下記のものがある。
【0003】特開平6−239223「プラットホーム
用可動柵装置」は任意の場所に開口を作る点では優れた
方法であるが、多くの開口起点に連結手段と連結解除シ
リンダを設けることを必要とし、機械構造が複雑化する
ことと、その複雑化による機械的トラブル発生が心配さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】人の流動を良くする。
空調効率の向上等のため適当な位置に過大な開口幅と
ならないようにすることを目的とし、一般的なオートド
アと同様の引戸構造で前記目的のために別の機械構造を
追加することなく、これによって機械的トラブル発生の
心配がなく、適正な開口を、かつその開口位置が選択可
能なオートドアの提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】直列に配置する複数の引
戸を持ち、それらの引戸の1端を片引き、または引分け
の開口起点として開口するもので、その開口位置が選択
でき、この開口起点となる機会を有する箇所の引戸は全
て開閉駆動装置により直接駆動される駆動引戸とした引
戸式オートト゛アにおいて、前記開閉駆動装置の動力は同
期電動機とし、全ての引戸が閉じた状態において、同期
電動機はその界磁極と電機子極の位相を各電動機毎に調
整可能の構造とし、少なくとも移動の際引戸の列の先頭
となる駆動引戸に対応する同期電動機は進んだ位相に、
最後尾となる駆動引戸に対応する同期電動機は遅れた位
相に設定し、 複数の引戸を列として同時に同方向へ移
動する全ての駆動引戸に対応する同期電動機へ同一周波
数、同一位相の交流を給電することの出来るドライバを
片引きのみとするときは1組、引分けとするときは2組
とする制御装置を持つ引戸式オートドアの開閉装置と
し、要すれば開口の状態に応じ固定状態を保持する駆動
引戸に対応する同期電動機、または閉状態を保持する駆
動引戸に対応する同期電動機に給電できる電源装置を持
つ開閉装置とすることを手段とする。
【0006】
【作用】本発明の構成から明らかなように、一体となっ
て移動する引戸の列を構成した全ての駆動引戸に対応す
る同期電動機に同一の周波数、同一の位相の交流を給電
する時、移動の際引戸列の先頭となる駆動引戸に対応す
る同期電動機は進んだ位相にあるので界磁を同相位置に
戻そうとする力、すなわちブレーキをかける形となり、
最後尾となる駆動引戸に対応する同期電動機は遅れた位
相にあるので同相位置に戻そうとする力、すなわち移動
方向の大きい推力を発生する。移動は、当然移動方向の
推力が前者のブレーキの力より大きく、移動のための抵
抗に打ち勝って可能となるもので、その状態では列内の
全ての同期電動機の進んだ位相の角度の総和より遅れた
位相の角度の総和の方が大きい関係にある。
【0007】後尾寄りに対応する同期電動機は大きい推
力を出すために大きい電力を必要とするがブレーキをか
けている先頭寄りの同期電動機が電力回生をするのでこ
の方式をとることによる電力のロスは少ない。逆方向に
移動する場合、正方向の最後尾は先頭になり、かつ同期
電動機の回転方向が逆になるので遅れていた位相角は相
対的に進んだ位相角に変わり、新たに先頭となったもの
がブレーキ作用をする形となり、正方向の先頭は最後尾
になり、かつ同期電動機の回転方向が逆になるので進ん
でいた位相角は相対的に遅れた位相角に変わり、新たに
最後尾となったものが推進をする形となる。
【0008】このようにして最後尾から推進する形であ
るため引戸の列を構成する複数の引戸は機械的な連結を
行うことなく正方向の移動時も、逆方向の移動時も互い
に密着する状態が得られる。閉状態にあるときその状態
を保持するために少なくとも駆動引戸に対応する同期電
動機の全てに、あるいは引分けの時は両端に、片引きの
時は開口の時先頭となる1端の駆動引戸に対応する同期
電動機に直流あるいは制御された交流(停止状態である
ため交流の周波数はゼロであって実質的に直流状態であ
るが、制御によって電動機の各相のコイルに対する電流
は異なる。)を供給することによって移動時と同様に設
定された位相角に差があることで各駆動引戸間に圧力を
持ちながらその位置を保持する。また開口に際し移動せ
ず残留する駆動引戸についても同様に給電しその位置の
保持が出来る。
【0009】
【実施例】本発明の具体的な構造説明の前に本発明の作
用上の重要点である同期電動機の位相の関係を図1によ
って述べる。図1の(a)〜(f)は固定子である電機
子に3相交流が供給され、回転子である界磁が永久磁石
である同期電動機の回転状態を示したもので、回転方向
は何れも矢印Rで示したように時計方向である。(a)
では永久磁石のN極は電機子のU極より反時計方向にあ
り回転としては遅れていることを示している。その遅れ
角はA1である。(b)も遅れ状態であるが遅れ角A2
はA1より小さい状態である。(c)の遅れ角A3はA
2よりさらに小さい値である。(d)は同相状態でN極
とU極が一致し、遅れ角も進み角もない状態である。
(e)は永久磁石のN極が電機子のU極より回転方向と
同じ時計方向に向かっており回転としては進んでいるこ
とを示している。その進み角はA4である。(f)はA
4より大きい進み角A5を持つ状態である。同期電動機
は可動子である界磁を同相位置にしようとする力を発生
するもので,(a)〜(c)では回転方向のトルクを、
(e)ないし(f)では回転を戻す方向のトルクすなわ
ちブレーキトルクを発生する。本発明は後述する位相設
定により発生するこれらのトルクを利用して引戸の列内
に圧縮力を持たせて列の安定を保持するものである。な
お、以上は3相交流の回転磁界が丁度U相コイル上にあ
るときを仮定して進みと遅れを説明したものである。
【0010】図2は本発明の対象となる在来のオートト゛
アの実施例の構造を示す正面図で、( a)は閉状態、
(b) は開状態である。引戸1及び引戸2があり、その
両脇に固定のスクリーン3及び4がある。引戸は戸車5
及び戸車レール6で支持され、アーム7の先端に固着さ
れたナット8が電動機9の回転によって回転する雄ねじ
10に係合しており雄ねじ10の回転によってナット8
が長手方向に移動し引戸が引かれる構造である。このよ
うなナット8、電動機9、雄ねじ10、よりなる開閉駆
動装置は引戸1及び引戸2の各に1組づつ設けられてい
る。(b)の開状態ではその開口幅は引戸2枚分で大き
い開口である。このとき引戸は固定スクリーン3,4の
背後にあり図では点線で示されている。
【0011】図3は本発明の実施例の構造を示す正面図
で、図4は図3のオートドアの開閉動作状況並びにその
状態における同期電動機への通電状況を示す正面図であ
る。図3では図2における引戸1を二つに分割し引戸D
1及びD2とし、図2における引戸2を二つに分割し引
戸D3及びD4とし、それらの引戸D1〜D4は直列に
配置された複数引戸であり、それらの引戸の一端を引分
けの開口起点A〜Cとして開口するもので、その開口位
置がA−A〜C−Cの中から選択ができ、前記開口起点
となる機会を有する箇所の引戸D1〜D4は全て各引戸
毎の図2の場合と同様な開閉駆動装置により直接駆動さ
れる駆動引戸とした引戸式オートト゛アであって、前記開
閉駆動装置の動力は同期電動機M1〜M4とし、図3の
通り全ての引戸が閉じた状態において、同期電動機はそ
の界磁極と電気子極の位相を各電動機毎にナット8によ
る調整可能の構造とし、例えば図4の閉状態では全部の
引戸が左へ移動すると仮定して移動の際引戸の列の先頭
になる駆動引戸D1に対応する同期電動機M1を図1の
(f)のようなやや大きい進んだ位相A5に、最後尾と
なる駆動引戸D4に対応する同期電動機M4を図1の
(b)のようなやや大きく遅れた位相A2に設定し、中
間にある駆動引戸D2、D3を図1の(d)同相状態に
設定し、例えば図4の開状態(a)に至る行程では移動
の際引戸の列の先頭になる駆動引戸D1に対応する同期
電動機M1は図1の(f)より小さい(e)の進んだ位
相A4に、最後尾となる駆動引戸D3に対応する同期電
動機M3及び中間の駆動引戸D2に対応する同期電動機
M2はやや遅れた位相A3になり、遅れた位相の総和が
進んだ位相の総和より勝り移動の抵抗に打ち勝ち移動す
る。このとき少なくともM1に生じているブレーキ力が
3枚の引戸間の圧縮力として作用するのでこの引戸の列
が分離することはない。一方駆動引戸D4は同期電動機
M4によって少しの遅れた位相角をもちながら単独で移
動し、終端では同相位置をとり安定に停止を保持する。
【0012】開状態(b)では左ドライバによって同期
電動機M1,M2が回転し駆動引戸D1,D2が左へ移
動し、右ドライバによって同期電動機M3、M4が回転
し駆動引戸D3、D4が左へ移動する。このときM1の
位相角はA5からA4よりさらに小さい進んだ値に、M
2の位相角は同期位置からA3より小さい遅れた値をと
るようになる。M3、M4についても同様になる。
【0013】開状態(c)は開状態(a)と対象の形で
その作用、動作は同様である。この開口の事例は何れも
1引戸分両側に引く引分けであって、得られる開口幅は
2引戸分で、図1の場合の1引戸分に相当する。このよ
うに開口の幅を適正な小さい値とし、開口位置をA〜C
の3カ所の選択を可能とした事例である。図4の上段の
閉状態では両端の駆動引戸D1、D2に対応する同期電
動機M1、M4に直流を給電し閉状態保持をするように
している。
【0014】図5は本発明の他の実施例の概略の構成と
引戸の開閉状況と同期電動機への通電状況を示した正面
図である。このオートト゛アの特徴は片引きで開口するこ
とであって、この構成では駆動引戸はD1〜D3の3枚
である。この場合A〜Cは片引きの開口起点に該当す
る。これに対応する同期電動機はM1〜M3で、片引き
の場合は全ての引戸が同時に1方向に一体となって移動
するだけであるから同期電動機への給電は左ドライバー
のみによって行われる。閉状態ではその状態を保持する
ように直流をM1とM3に供給している。この場合の同
期電動機の位相調整は例えば左方向に移動する際に先頭
となる駆動引戸D1に対応する同期電動機M1は、図1
の(f)の進んだ位相角に、最後尾となる駆動引戸D3
に対応する同期電動機M3は図1の(b)の遅れた位相
角とし、中間の駆動引戸D2に対応する同期電動機M2
は遅れも進みもない同相を選び、これによって各駆動引
戸間に圧力を生じさせる。
【0015】開状態(a)は駆動引戸D1〜D3を同時
に左に移動させるように同期電動機M1〜M3に左ドラ
イバーから給電している。開口はA−Aで開口幅はD2
とD3の幅を足した値に相当し、図4の開口幅と同じで
ある。開口の右側は固定スクリ−ンである。開状態
(b)は駆動引戸D3を残しD1とD2を左へ移動させ
たもので開口はB−Bで開口幅は開状態(a)と同じで
ある。残った駆動引戸D3を保持するために同期電動機
M3には直流を給電している。
【0016】開状態(c)は駆動引戸D2とD3を残し
D1のみを移動させ得られる開口はC−Cである。この
3種類の開口は図4の3種類の開口とは同じである。そ
れにも関わらず図5の片引きの方が駆動引戸及び同期電
動機の数が少なく簡単である。しかし開口する動作を比
べると、引分けでは開口幅の半分づつ両側へ引戸が移動
するのに対して、片引きでは開口幅全体の長い移動とな
り、開口に時間を要する欠点がある。引分けか、片引き
かは実施に当たっての判断であるが本発明は図4と図5
に示した通り何れにも適用することが出来る。
【0017】図6は 本発明の他の実施例の構造を示す
正面図で、図3のものより駆動引戸の列D1〜D4の両
端に従動引戸T1及びT4を加えたもので、T1及びT
4は各D1及びD4と機械的な連結装置14により結合
されており、引戸として一体となって移動する。D1と
T1あるいはD4とT4の組み合わせの引戸は、開口す
る機能上、図5におけるD1の例のような幅広の一つの
駆動引戸と同じである。固定スクリーン3、4は図3の
場合より引戸T1あるいはT4の幅分遠い位置に設置さ
れている。開閉駆動装置は図3の場合と同様である。
【0018】図7は図6のオートドアの開閉動作状況並
びにその状態における同期電動機への通電状況を示す正
面図である。閉状態では図3の場合と同じで同期電動機
M1とM4に直流電気が供給され閉状態を保持するよう
になっている。開状態(a)ではD1〜D3の引戸に対
応する同期電動機M1〜M3には直流電気が供給され閉
状態の時と同じ位置を保持し、従動引戸T1は駆動引戸
D1と一体化されているので閉状態と同じ位置を保持す
る。駆動引戸D4と一体となった従動引戸T4と共に右
ドライバのM4に対する交流給電によって2引戸分の移
動をして開口が得られる。この開口は引分けではなく片
引きで、その開口幅は図3の場合と同じ2引戸分で図1
の場合の1引戸分の幅に相当する。開状態(b)〜
(d)は各が図3の開状態(a)〜(c)と同じ給電で
開口起点A〜Cで引分けとなる開口が得られる。開状態
(e)は本図の開状態(a)と対象の形で、従動引戸T
1は駆動引戸D1と一体化されて左ドライバのM1に対
する交流給電によって2引戸分の片引きの移動をして開
口が得られる。開状態(a)及び(e)は片引きである
ため他の開口より移動に長い時間を要する。
【0019】図8は図6のオートドアの他の開閉動作状
況並びにその状態における同期電動機への通電状況を示
す正面図で、開状態(f)は図4の構造で得られる特殊
な開口状態で、駆動引戸D2、D3はM2、M3に直流
を給電し閉状態の位置を保持させて、従動引戸T1を含
む駆動引戸D1を左方向に2引戸分片引きの移動をさ
せ、従動引戸T4を含む駆動引戸D4を左方向に2引戸
分片引きの移動をさせ、2カ所に開口を作るものであ
る。
【0020】開状態(g)は引戸T1、D1、D2を左
に、引戸D3、D4、T4を右に各2引戸分づつ移動さ
せ2倍の開口としたもので、この開口幅は図1(b)の
開口幅に相当する。開状態(h)は開状態(f)と異な
る2カ所の開口としたもので、D3のみが閉状態の位置
を保持しT1、D1、D2が左へ、D4、T4が右へ2
引戸分移動する2カ所の開口をする事例である。
【0021】図9は本発明の実施例における駆動装置の
ナット部の詳細断面図である。ナット15を回転させて
同期電動機の位相角を調整するもので、引戸と同期電動
機の関係位置が固定されているときナット15を回転さ
せると電動機のロータである界磁も回転し位相が調整で
きる。目標とする調整が出来た時点でロックナット16
を締め固定するものである。図10はナット17を前後
させて同期電動機の位相角を調整するもので、引戸と同
期電動機の関係位置が固定されているときナット17を
回転させず前後のロックナット16を回転させナット1
7を前後させることで電動機のロータである界磁が回転
し位相が調整できる。
【0022】以上は電動機に直結した雄ねじと雄ねじに
係合するナットを用いる機構を代表として述べたが電動
機とベルトホイールとベルトを用いた一般的な構造のも
の、あるいは特開昭48−37934「リニアモータを
用いた自動扉装置」のようなリニア機構に置き換えるこ
ともできる。このときは回転電動機の位相に相当するも
のはリニア機構の長さに置き換えられる。
【0023】また実施例として説明したものは、位置を
保持する駆動引戸に対応する同期電動機に直流を給電す
ることとしたが、制御された交流の給電とすることもで
きる。
【0024】
【発明の効果】開口の起点となる各駆動引戸毎に同期電
動機を設け、その同期電動機の位相角の設定により移動
する複数引戸が互いに圧縮力が作用するようにすること
によって、一般的なオートドアと同様の引戸構造で別の
機械構造を追加することなく、これによって機械的トラ
ブル発生の心配がなく、かつ片引きおよび引分けの様式
に適用できる開口位置が選択可能なオートドアを得、都
度通過しようとした人の立った近くのみを開口し、過大
な開口幅となることを避けることによって人の流動を良
くする。調空ロスを少なくする等の効果を得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における同期電動機の界磁極と電機子
極の関係を示した説明図である。
【図2】 本発明の対象となる在来のオートト゛アの実施
例の構造を示す正面図で(a)は閉状態、 (b) は開口
状態である。
【図3】 本発明の実施例の構造を示す正面図である。
【図4】 図3のオートドアの開閉動作状況並びにその
状態における同期電動機への通電状況を示す正面図であ
る。
【図5】 本発明の他の実施例の概略の構造と開閉動作
状況並びにその状態における同期電動機への通電状況を
示す正面図である。
【図6】 本発明の他の実施例を示す正面図である。
【図7】 図6のオートドアの開閉動作状況並びにその
状態における同期電動機への通電状況を示す正面図であ
る。
【図8】 図6のオートドアの他の開閉動作状況並びに
その状態における同期電動機への通電状況を示す正面図
である。
【図9】 本発明の実施例における開閉駆動装置のナッ
ト部の詳細断面図である。
【図10】 本発明の実施例における他の開閉駆動装置
のナット部の詳細断面図である。
【符号の説明】
1 、2 引戸 D1〜D4 駆動引戸 T1、T4 従動引戸 M1〜M4 同期電動機 8 ナット 12、13 雄ねじ 14 連結装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に配置する複数の引戸を持ち、それ
    らの引戸の1端を片引き、または引分けの開口起点とし
    て開口するもので、その開口位置が選択でき、この開口
    起点となる機会を有する箇所の引戸は全て開閉駆動装置
    により直接駆動される駆動引戸とした引戸式オートト゛ア
    おいて、(a)前記開閉駆動装置の動力は同期電動機と
    し、全ての引戸が閉じた状態において、同期電動機はそ
    の界磁極と電機子極の位相を各電動機毎に調整可能の構
    造とし、少なくとも移動の際引戸の列の先頭となる駆動
    引戸に対応する同期電動機は進んだ位相に、最後尾とな
    る駆動引戸に対応する同期電動機は遅れた位相に設定
    し、(b) 複数の引戸を列として同時に同方向へ移動す
    る全ての駆動引戸に対応する同期電動機へ同一周波数、
    同一位相の交流を給電することの出来るドライバを、片
    引きのみとするときは1組、引分けとするときは2組と
    する制御装置を持つことを特徴とする引戸式オートドア
    の開閉装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の開閉装置であって、開
    口の状態に応じ固定状態を保持する駆動引戸に対応する
    同期電動機、または閉状態を保持する駆動引戸に対応す
    る同期電動機に給電できる電源装置を持つことを特徴と
    する開閉装置。
JP9059105A 1997-03-13 1997-03-13 引戸式オートドアの開閉装置 Pending JPH10252348A (ja)

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Cited By (4)

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