JPH1024984A - パチンコ遊戯台用コンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】パチンコ遊戯台の収納や取り出しを簡単に行う
ことができ、パチンコ遊戯台に傷がつかないだけでな
く、多段重ねができるのでスペースが有効に使え、何度
でも繰り返して使用でき、廃材がでない、パチンコ遊戯
台用コンテナの提供を目的とする。 【解決手段】パチンコ遊戯台用コンテナ１は、長手が複
数のパチンコ遊戯台を所定間隔に立設状態で平行に並べ
置くことが可能な長さで、短手が遊戯台の高さと略同じ
長さの矩形の床部２１と、この床部の短手側の両縁部お
よび長手側の一方の縁部に沿って床面からの高さが、遊
戯台の幅と略同じ高さまで断面コ字形に立ち上がる囲壁
２２とを有するとともに、囲壁における前記矩形の床部
の長手側の縁部に沿って立ち上がっている壁部２２ａ、
および床部２１の少なくとも何れか一方に、床部に平行
に並べ置かれた遊戯台を所定間隔に保持するスペーサー
１２ａ、１２ｂ、２１ａ、２１ｂが設けられている構成
とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複数台のパチンコ
遊戯台を運搬又は保管する際に使用するパチンコ遊戯台
用コンテナに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】パチンコは、近年、娯楽産業として急速
に発展してきており、数兆円産業ともいわれる位、規模
も大きくなっている。したがって、これだけ大きくなっ
たパチンコ産業の中にあっては、当然パチンコ店の数も
多く存在し、お互いの競争も激しくなってきている。

【０００３】以上のことから、それぞれのパチンコ店で
は、お客に対するサービスの一つとして、パチンコ遊戯
台を新しいものに入れ換えることも頻繁に行われてお
り、それに合わせてパチンコ遊戯台の生産もかなり多い
ものとなっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】パチンコ遊戯台が作ら
れてから納品されるまでの流れは、まず、製造メーカー
でパチンコ遊戯台を作り、メーカー内の倉庫で保管を行
う。その後、トラックで問屋の倉庫に運び保管され、さ
らに、問屋の倉庫からパチンコ店の店頭までの輸送も、
トラックで行われている。

【０００５】ところで、最近のパチンコ遊戯台は、電子
部品が多く用いられている部品箱がパチンコ遊戯台の上
部に設けられており、重心が高く安定が悪いため、輸送
時などに倒れやすいという問題がある。そこで、パチン
コ遊戯台が倒れるのを防ぐために、隣接するパチンコ遊
戯台を密着させて、トラックの荷台に積み込む方法が考
えられるが、パチンコ遊戯台をトラックで輸送すると
き、輸送中に起こる振動によって、パチンコ遊戯台の密
着部分がお互いに擦れ合い、パチンコ遊戯台に傷が付い
たり、破損したりする恐れがある。

【０００６】そこで、従来は、トラックでパチンコ遊戯
台を輸送する際、パチンコ遊戯台が倒れるのを防ぐため
に図４、図５に示すような方法が用いられていた。すな
わち、この方法は、トラックの荷台の床面にまず防水シ
ート３３を敷き、この防水シート３３の上に桟木３０を
二本並列させておく。そして、二列に並べた桟木３０上
に複数のパチンコ遊戯台１０を、パチンコ遊戯台１０と
桟木３０とが垂直になるように並べる。さらにこの並べ
置いたパチンコ遊戯台１０の上に、二本の桟木３１を二
列に並べ置き、二本の桟木３１の上からパチンコ遊戯台
１０の木枠１０ａに３〜４寸の釘３４を打ち込んでパチ
ンコ遊戯台１０を固定するようになっている。

【０００７】また、必要に応じて、この二本の桟木３１
上にさらに複数のパチンコ遊戯台１０をパチンコ遊戯台
１０と桟木３１が垂直になるように並べ置き、更にこの
並べ置いたパチンコ遊戯台１０の上に二本の桟木３２を
二列に並べ置き、上記したのと同様に、桟木３２の上か
らパチンコ遊戯台１０の木枠１０ａに釘３４を打ち込
み、二段積みされる場合もある。

【０００８】しかし、このような方法では、確かにパチ
ンコ遊戯台１０が倒れることを防ぐことはできるが、釘
３４をパチンコ遊戯台１０の一台一台にそれぞれ打ち込
んで桟木３１、桟木３２に固定するようになっているた
め、手間がかかるだけではなく、パチンコ遊戯台１０の
木枠１０ａに傷が付いてしまう。しかも、トラック輸送
された後、前記方法により、固定されたパチンコ遊戯台
１０をトラックの荷台から下ろすとき、いちいちパチン
コ遊戯台１０一台一台を固定していた釘３４を抜き、桟
木３１、桟木３２を外して分離していかなければならな
いため、とても不便である。

【０００９】また、上記のパチンコ遊戯台１０の固定方
法では、パチンコ遊戯台１０はパチンコ遊戯台１０の木
枠１０ａによって支えられているが、パチンコ遊戯台１
０は、元々、積み重ねられることを想定しておらず、そ
の木枠１０ａも耐荷重が低いことから、二段重ねまでが
限度であった。したがって、収納スペースに無駄が生じ
てしまうだけでなく、トラック輸送などにおいても、パ
チンコ遊戯台の一車当たりの積載台数が少なくなり、輸
送効率も悪い。

【００１０】その上、上記方法において、パチンコ遊戯
台１０を一定間隔に並べた状態で、釘３４を用いて桟木
３１、桟木３２に打ちつける作業が人の手によって行わ
れるため、パチンコ遊戯台１０の並ぶ間隔が必ずしも一
定ではなく、パチンコ遊戯台１０同士が離れたり、くっ
ついたりする。パチンコ遊戯台１０同士が離れ過ぎると
スペースに無駄が生じることになり、パチンコ遊戯台１
０同士がくっついたら、パチンコ遊戯台１０の玉皿など
の出っ張っている部分が、別のパチンコ遊戯台１０にぶ
つかって、パチンコ遊戯台１０が故障したり、傷が付い
たりするという恐れが生じることになり、パチンコ遊戯
台１０のトラック輸送には特に注意を有する必要があっ
た。

【００１１】さらに、桟木３０、３１、３２や釘３４
は、何回も繰り返して使用する事ができないので、経済
的ではないだけでなく、廃材となった桟木の処理もやっ
かいである。

【００１２】そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、パ
チンコ遊戯台の収納や取り出しを簡単に行うことがで
き、パチンコ遊戯台に傷がつかないだけでなく、多段重
ねができるのでスペースが有効に使え、何度でも繰り返
して使用でき、廃材がでない、パチンコ遊戯台用コンテ
ナの提供を目的として成されたものである。

【００１３】

【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明におけるパチンコ遊戯台用コンテナ
は、長手が複数のパチンコ遊戯台を所定間隔に立設状態
で平行に並べ置くことが可能な長さで、短手が遊戯台の
高さと略同じ長さの矩形の床部と、この床部の短手側の
両縁部および長手側の一方の縁部に沿って床面からの高
さが、遊戯台の幅と略同じ高さまで断面コ字形に立ち上
がる囲壁とを有するとともに、囲壁における前記矩形の
床部の長手側の縁部に沿って立ち上がっている壁部（以
下、「背面壁」と記す。）、および、床部の少なくとも
何れか一方に、床部に平行に並べ置かれた遊戯台を所定
間隔に保持するスペーサーが設けられている構成とし
た。

【００１４】上記パチンコ遊戯台用コンテナは、トラッ
ク輸送を行うとき、輸送中に起こる上下動により、前記
パチンコ遊戯台用コンテナがトラックの荷台から飛び出
さないよう、トラックの荷台上にあるパチンコ遊戯台用
コンテナにロープやベルトなどを掛け渡して、荷崩れ防
止のために固定することが望ましい。このとき、パチン
コ遊戯台用コンテナを固定しているロープやベルトなど
が輸送時の振動でずれ動かないように、パチンコ遊戯台
用コンテナの囲壁における、床部の短手側の両縁部に沿
って立ち上がった壁部（以下、「側壁」と記す。）の上
端に、前記索条のずれ動きが防止される窪みを設けても
構わない。

【００１５】パチンコ遊戯台用コンテナは、矩形の床部
と、この床部の短手側の両縁部および長手側の一方の縁
部に沿って遊戯台の幅と略同じ高さまで断面コ字形に立
ち上がる囲壁とからなるコンテナ本体（以下、「コンテ
ナ本体」と記す。）の左右の側壁に、上記コンテナ本体
内の床部と囲壁とに囲まれた部分（以下、「収納空間」
と記す。）に収納されたパチンコ遊戯台をより安定させ
るためのパチンコ遊戯台固定用のロープやベルトなどを
通過させることができる孔を設けることが望ましい。

【００１６】なお、上記ロープやベルトは、特に限定さ
れるものではなく、索条材一般を指しており、たとえ
ば、麻や綿などの天然繊維製のロープや紐、ナイロンな
どの合成繊維製のロープや紐、ワイヤーロープ、皮や布
のベルトなどが挙げられる。

【００１７】トラック輸送中に起こる振動により、パチ
ンコ遊戯台がパチンコ遊戯台用コンテナ内の囲壁と床部
以外の部分（以下、「開放部」と記す。）から飛び出す
ことを防ぐため、パチンコ遊戯台用コンテナの開放部に
ロープやベルトなどを掛けて、飛び出し防止手段を設け
ることが望ましい。

【００１８】スペーサーとしては、床部や背面壁に沿っ
て所定幅の桟木を固定したり、突条部を設けたりして、
桟木や突条部をスペーサーとする方法や、床部や背面壁
に溝を所定間隔毎に凹設し、この溝と溝との間の壁面を
スペーサーとする方法などが挙げられる。また、スペー
サーは、床部や背面壁の全幅に設けてもよいし、間欠的
に設けるようにしても構わない。

【００１９】なお、上記コンテナ本体は、パチンコ遊戯
台が収納されている状態でも、パチンコ遊戯台用コンテ
ナを移動させることが容易に行えるように床部の四隅か
ら下方に向かってキャスター付きの脚部を備えることが
望ましい。加えて、パチンコ遊戯台用コンテナが、安定
して積み重ねることができるようにするため、コンテナ
本体の上面に上記キャスター付きの脚部が嵌合される凹
部を設けることが望ましい。

【００２０】また、上記パチンコ遊戯台用コンテナは、
色分けすると、パチンコ遊戯台の機種別や納入先別に整
理しやすくなり、運搬だけでなく、倉庫内での保管にも
適するため好ましい。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかるパチンコ
遊戯台用コンテナを、その実施の形態を示した図面に基
づいて詳細に説明する。図１は、本発明の一例であるパ
チンコ遊戯台用コンテナの斜視図である。このパチンコ
遊戯台用コンテナ１は、床部２１と囲壁２２とを有した
コンテナ本体２を備えている。

【００２２】床部２１は、長手が、パチンコ遊戯台１０
を５台、横向きで所定間隔に立設状態で平行に並べ置く
ことが可能な長さで、短手がパチンコ遊戯台１０の高さ
と略同じ長さの矩形をしている。囲壁２２はパチンコ遊
戯台１０の幅と略同じ高さまで断面コ字形に立ち上がっ
ており、床部２１の長手側の一方の縁部に沿って立ち上
がっている壁部、すなわち背面壁２２ａと、床部２１の
短手側の両縁部から立ち上がっている壁部すなわち、側
壁２２ｂおよび側壁２２ｃとを有している。

【００２３】ちなみに、パチンコ遊戯台１０は、幅寸法
がおおむね関西仕様で５２．８ｃｍ、関東仕様で５１．
８ｃｍ程度であり、高さ寸法がおおむね関西仕様で８
１．８ｃｍ、関東仕様で８０．３ｃｍである。このパチ
ンコ遊戯台用コンテナ１内に平行に並べ置かれたパチン
コ遊戯台１０を所定間隔に保持するために、背面壁２２
ａにスペーサー１２ａ、１２ｂが設けられ、床部２１に
スペーサー２１ａ、２１ｂがそれぞれ突設されている。

【００２４】隣接するスペーサー１２ａとスペーサー１
２ｂとの間隔、および、スペーサー２１ａとスペーサー
２１ｂとの間隔は、パチンコ遊戯台１０の厚みと略同じ
間隔になっている。すなわち、隣接するスペーサー１２
ａとスペーサー１２ｂとの間および、スペーサー２１ａ
とスペーサー２１ｂとの間にパチンコ遊戯台１０のそ側
縁部が嵌まり込む溝が形成されるようになっている。

【００２５】また、スペーサー１２ａおよびスペーサー
２１ａは、図２に示すように、その上下を反転させた状
態で、２台のパチンコ遊戯台１０，１０をその遊戯面１
１ｃを向き合わせるように配置した時、玉受皿やハンド
ル部分が他方のパチンコ遊戯台１０の遊戯面１１ｃに当
たらないような幅に設けられている。

【００２６】一方、スペーサー１２ｂおよびスペーサー
２１ｂは、図２に示すように、その上下を反転させた状
態で、２台のパチンコ遊戯台１０，１０をその背面１１
ｄを向き合わせるように配置した時、機械部１１ｅが他
方のパチンコ遊戯台１０の背面１１ｄに当たらないよう
な幅に設けられている。すなわち、図２に示すように、
隣接するパチンコ遊戯台１０の上下を反転させ、遊戯面
１１ｃ同士および背面１１ｄ同士を対面させた状態でパ
チンコ遊戯台１０をその側縁がスペーサー１２ａとスペ
ーサー１２ｂ（スペーサー２１ａとスペーサー２１ｂ）
の間に嵌まり込むように、収納すれば、５台のパチンコ
遊戯台１０がスペーサー１２ａ，１２ｂ，２１ａ，２１
ｂによって隣接するパチンコ遊戯台１０とまったく接触
しない状態で横向きに収納することができるようになっ
ている。

【００２７】側壁２２ｂ、側壁２２ｃは、上端中央部
に、ロープなどの索条を引っ掛かけることが可能な窪み
２４が形成され、この窪み２４の下方に、把手の役割を
有する孔２５が穿設されている。また、側壁２２ｂ、側
壁２２ｃは、背面壁２２ａと接している反対側の上部
に、それぞれフック掛け孔２６が設けられていて、この
二つのフック掛け孔２６に、両端にフックがついている
背面壁２２ａと略同じ長さをしているフック付きロープ
２７（以下、ロープ２７と記す。）のフック部分をそれ
ぞれ引っ掛けることができるようになっている。

【００２８】さらに、パチンコ遊戯台用コンテナ１は、
コンテナ本体２の床部２１の四隅から下方に向かってキ
ャスター付き脚部２８ａを備え、さらに、パチンコ遊戯
台用コンテナ１を２段、３段と積み重ねたとき、積み重
ねの上方に位置するパチンコ遊戯台用コンテナ１のキャ
スター付き脚部２８ａが嵌合するための嵌合凹部２８ｂ
をコンテナ本体２の上部に備えている。

【００２９】また、床部２１には、背面壁２２ａが立ち
上がっている縁部と反対側の縁部に沿って、収納された
パチンコ遊戯台１０の飛び出し防止手段としての突条２
３が設けられている。なお、突条２３は、図３に示した
ように、コンテナ本体２内のパチンコ遊戯台１０が収納
されている空間に向かって傾斜しており、床部２１にま
で達している。

【００３０】パチンコ遊戯台用コンテナ１は、以上の様
になっており、下記に示すような効果を有している。 (1) パチンコ遊戯台１０の側縁をスペーサー１２ａとス
ペーサー１２ｂ（スペーサー２１ａとスペーサー２１
ｂ）の間の溝に嵌まり込むように収納するだけで、パチ
ンコ遊戯台１０が立設保持されるため、釘などで固定す
る手間が不要であり、パチンコ遊戯台１０がガラスの入
った状態のままでも、保管・輸送することができる。

【００３１】(2) パチンコ遊戯台１０を横向きに寝か
せた状態で収納可能で、囲壁２０の高さもパチンコ遊戯
台１０の幅と略同じにしたので、トラックに積み込む
際、このトラックの荷台がルーフ付きであっても、多段
に余裕を持って積み重ねることができるので、荷台スペ
ースを有効に使うことができ、輸送効率が良くなる。 (3) 突条２３に傾斜を設けたので、パチンコ遊戯台１
０の収納・取り出しをする際、突条２３に設けられた傾
斜を利用して、パチンコ遊戯台１０を滑らせるようにす
ると、比較的容易にパチンコ遊戯台１０の収納・取り出
しをすることができる。

【００３２】(4) 隣接するパチンコ遊戯台１０の上下
を反転させ、遊戯面１１ｃ同士および背面１１ｄ同士を
対面させた状態でパチンコ遊戯台１０をその側縁がスペ
ーサー１２ａとスペーサー１２ｂ（スペーサー２１ａと
スペーサー２１ｂ）の間に嵌まり込むように収納できる
ようになっているので、隣接するパチンコ遊戯台１０同
士が、まったく接触しない状態を保ちつつも、収納スペ
ースの無駄を抑え、その結果、コンテナ本体２の容積を
小さくすることができる。

【００３３】(5) 側壁２２ｂ、２２ｃに、フック掛け
孔２６、２６を有しているので、両端にフックが備わっ
ているロープ２７を、側壁２２ｂと側壁２２ｃ間に簡単
に掛け渡すことができるので、パチンコ遊戯台１０を収
納し終えた後、輸送中の振動などによりパチンコ遊戯台
１０がコンテナ本体２の開放部から飛び出すのを簡単に
防ぐことができる。

【００３４】(6) コンテナ本体２に設けてある脚部２
８ａにキャスターが備わっているために、人力でも容易
に移動させることができる。また、パチンコ遊戯台用コ
ンテナ１を積み重ねるとき、脚部２８ａが、嵌合凹部２
８ｂに嵌合するため、複数段積み重ねても、安定がよ
く、段崩れが起こらない。

【００３５】(7) 脚部２８ａによって、床部２１の下
側に空間が形成されるため、この空間に、フォークリフ
トのフォーク部分を挿入することができる。したがっ
て、フォークリフトを用いての積み卸しが簡単にでき
る。 (8) 孔２５を備えているため、パチンコ遊戯台用コン
テナ１を移動させるときの把手となるだけでなく、収納
しているパチンコ遊戯台１０を押さえて安定させるため
のロープやベルトなどを通すことができる。したがっ
て、パチンコ遊戯台用コンテナ１の移動がし易くなるだ
けでなく、収納されているパチンコ遊戯台１０が、パチ
ンコ遊戯台用コンテナ１から飛び出すことを防ぐことが
できる。

【００３６】(9) 側壁２２ｂ、２２ｃの上端に窪み２
４を設けて、トラックの荷台に積み込んだパチンコ遊戯
台用コンテナ１が、安定して保持されるための固定用ロ
ープやベルトなどがずれ動かないように引っ掛けるよう
にしている。したがって、トラックの荷台にパチンコ遊
戯台用コンテナ１をしっかりと固定することができるの
で、安心して輸送することができる。

【００３７】(10) コンテナ本体２の構造が、枠組を除
いてメッシュ構造となっているため、大きさのわりに軽
量であり、無駄な力を要しなくても、簡単にパチンコ遊
戯台用コンテナの移動を行うことが出来る。

【００３８】本発明にかかるパチンコ遊戯台用コンテナ
は上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記の
コンテナ１では、収納されたパチンコ遊戯台１０をロー
プ等によって上から押さえて飛び出しを防止するように
しているが、蓋を設けても構わない。また、パチンコ遊
戯台用コンテナ１は、用途に応じて色分けすることも考
えられる。たとえば、パチンコ遊戯台用コンテナ１に収
納しているパチンコ遊戯台１０の機種別や、納入先のパ
チンコ店別に色分けすると、保管や輸送における管理
が、容易になるため、望ましい。

【００３９】

【発明の効果】以上のことより、本発明のパチンコ遊戯
台用コンテナは以下に示すような利点を有している。 ・パチンコ遊戯台の収納方向が横向きであるため、２段
・３段に重ねても高さが高く成り過ぎず、扱いやすい。 ・パチンコ遊戯台の収納や取り出しを簡単に行うことが
できる。 ・釘を用いないのでパチンコ遊戯台に傷がつかない。 ・多段重ねができるので、台の保管効率や輸送効率が良
くなる。 ・輸送中パチンコ遊戯台同士が擦れ合うのを防ぐ。 ・何度でも繰り返して使用できる。 ・廃材がでないので、廃材処理に伴う手間がかからな
い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかるパチンコ遊戯台用コンテナの斜
視図である。

【図２】本発明にかかるパチンコ遊戯台用コンテナの上
から見た正面図である。

【図３】床部において、パチンコ遊戯台用コンテナの開
放部側に設けた突条の断面図。

【図４】従来のパチンコ遊戯台の収納形態の側面図であ
る。

【図５】従来のパチンコ遊戯台の収納形態の斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ パチンコ遊戯台用コンテナ １０ パチンコ遊戯台 １２ａ スペーサー １２ｂ スペーサー ２１ 床部 ２１ａ スペーサー ２１ｂ スペーサー ２２ 囲壁 ２２ａ 背面壁（囲壁の一部） ２２ｂ 側壁（囲壁の一部） ２２ｃ 側壁（囲壁の一部）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】長手が複数のパチンコ遊戯台を所定間隔に
   立設状態で平行に並べ置くことが可能な長さで、短手が
   遊戯台の高さと略同じ長さの矩形の床部と、この床部の
   短手側の両縁部および長手側の一方の縁部に沿って床面
   からの高さが、遊戯台の幅と略同じ高さまで断面コ字形
   に立ち上がる囲壁とを有するとともに、囲壁における前
   記矩形の床部の長手側の縁部に沿って立ち上がっている
   壁部、および、床部の少なくとも何れか一方に、床部に
   平行に並べ置かれた遊戯台を所定間隔に保持するスペー
   サーが設けられているパチンコ遊戯台用コンテナ。