JPH10249601A - 工作機械 - Google Patents

工作機械

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JPH10249601A
JPH10249601A JP5333097A JP5333097A JPH10249601A JP H10249601 A JPH10249601 A JP H10249601A JP 5333097 A JP5333097 A JP 5333097A JP 5333097 A JP5333097 A JP 5333097A JP H10249601 A JPH10249601 A JP H10249601A
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JP
Japan
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cutting tool
magnetic field
workpiece
electromagnetic coil
cutting
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JP5333097A
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Nobuhisa Takezawa
伸久 竹澤
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削工具の摩耗を大幅に低減できる工作機械
の提供を目的とする。 【解決手段】 切削加工を行う工作機械において、電磁
コイル1の内側に切削工具(バイト)2を先端部分を除
いて電磁コイル1で囲われるように配置して、切削工具
(バイト)2に磁場がかけられるように構成したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の工作物に、
切削工具により加工を施す、旋盤、フライス盤、ボール
盤、ブローチ盤、鋸盤、せん断機、歯車形削り盤、ホブ
盤などの工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、切削加工を行う工作機械にあって
は、切削工具は長時間使用すると摩耗することから、平
均すると30分程度毎に、新品と交換するようにしてい
た。これは、交換基準があり、規定の摩耗量になると交
換するということである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、切削加工中
に、切削工具を30分程度毎に交換するのは、非常に面
倒であり、作業効率が低下することになる。また、製品
を製造するのに、多数の切削工具を消費することにな
り、コストが高くなって経済的ではない。
【0004】このようなことから、切削工具の摩耗が少
ない切削加工を行う工作機械の開発が切に望まれる。本
発明は、このような事情に対処してなされたもので、切
削工具の摩耗を大幅に低減できる工作機械を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、各種の工作物に、切削
工具により加工を施す工作機械において、前記加工中
に、加工物と切削工具の間の切削面に磁界をかける磁界
発生手段を設けたことを特徴とする工作機械である。
【0006】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、前記磁界発生手段として、1個以上の電磁
コイルあるいは永久磁石で形成したことを特徴とする請
求項1記載の工作機械である。
【0007】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、前記磁界発生手段を、前記切削工具に形成
したことを特徴とする請求項1記載の工作機械である。
前記目的を達成するため、請求項4に対応する発明は、
前記磁界発生手段を、前記切削工具を取り付ける部材に
形成したことを特徴とする請求項1記載の工作機械であ
る。
【0008】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、前記磁界発生手段を、前記切削工具と前記
加工物の接触部に近接配置したことを特徴とする請求項
1記載のの工作機械である。
【0009】前記目的を達成するため、請求項6に対応
する発明は、前記磁界発生手段を、前記加工物を加工中
保持する部材に形成したことを特徴とする請求項1記載
の工作機械である。請求項1〜6のいずれかに記載の発
明によれば、切削工具の摩耗を低減し、その寿命を伸ば
すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1〜5は、本発明の第1の実施の形態を
示すもので、旋盤の切削工具(バイト)と加工物の概略
構成を示す図である。図1は円筒削りの場合を示した図
である。電磁コイル1の内側に切削工具2(バイト)が
先端部分を除いて電磁コイル1で囲われるように配置さ
れ、切削工具(バイト)2に磁場がかけられている。こ
の切削工具(バイト)2によって加工物3を削る。
【0011】図2はテーパ削りの場合を示した図であ
る。電磁コイル1の内側に切削工具2(バイト)が先端
部分を除いて電磁コイル1で囲われるように配置され、
切削工具2(バイト)に磁場がかけられている。この切
削工具(バイト)2によって加工物3を削る。
【0012】図3は正面削りの場合を示した図である。
電磁コイル1の内側に切削工具(バイト)2が先端部分
を除いて電磁コイル1で囲われるように配置され、切削
工具(バイト)2に磁場がかけられている。この切削工
具(バイト)2によって加工物3を削る。
【0013】図4は中ぐりの場合を示した図である。電
磁コイル1の内側に切削工具2(バイト)が先端部分を
除いて電磁コイル1で囲われるように配置され、切削工
具(バイト)2に磁場がかけられている。この切削工具
(バイト)2によって加工物3を削る。
【0014】図5は総形削りの場合を示した図である。
電磁コイル1の内側に切削工具(バイト)2が先端部分
を除いて電磁コイル1で囲われるように配置され、切削
工具(バイト)2に磁場がかけられている。この切削工
具(バイト)2によって加工物3を削る。
【0015】このように、電磁コイル1の内側に切削工
具(バイト)2を先端部分を除いて電磁コイル1で囲わ
れるように配置して、切削工具(バイト)2に磁場がか
けられるように構成することにより、切削工具(バイ
ト)2の摩耗を大幅に低減でき、この結果、切削工具
(バイト)2の交換は平均1時間から2時間程度(従来
の2〜4倍)に1回となる。
【0016】図6は、本発明の第2の実施の形態を示す
もので、平削り盤と形削り盤と立削り盤の切削工具(バ
イト)と加工物の概略構成を示す図である。電磁コイル
1の内側に切削工具(バイト)21が先端部分を除いて
電磁コイル1で囲われるように配置され、切削工具(バ
イト)21に磁場がかけられている。この切削工具(バ
イト)21によって加工物31を削る。
【0017】このように、電磁コイル1の内側に切削工
具(バイト)2を先端部分を除いて電磁コイル1で囲わ
れるように配置して、切削工具(バイト)2に磁場がか
けられるように構成することにより、切削工具(バイ
ト)21の摩耗を大幅に低減でき、この結果、切削工具
(バイト)21の交換は平均1時間から2時間程度(従
来の2〜4倍)に1回となる。
【0018】図7は、本発明の第3の実施の形態を示す
もので、フライス盤の切削工具(フライス)と加工物の
概略構成を示す図である。加工物3の下に電磁コイル1
が配置され、切削工具(フライス)22に磁場がかけら
れている。この切削工具(フライス)22によって加工
物32を削る。
【0019】このように、加工物32の下に電磁コイル
1を配置して、切削工具(フライス)22に磁場がかけ
られるように構成することにより、切削工具(フライ
ス)22の摩耗を大幅に低減でき、この結果、切削工具
(フライス)22の交換は平均1時間から2時間程度
(従来の2〜4倍)に1回となる。
【0020】図8は、本発明の第4の実施の形態を示す
もので、ボール盤の切削工具(ドリル)と加工物の概略
構成を示す図である。切削工具(ドリル)23と加工物
33が1個以上の電磁コイル1で囲われるように配置さ
れ、切削工具(ドリル)23に磁場がかけられている。
この切削工具(ドリル)23によって加工物33に穴を
開ける。
【0021】このように、切削工具(ドリル)23と加
工物33が1個以上の電磁コイル1で囲われるように配
置して、切削工具(ドリル)23に磁場がかけられるよ
うに構成することにより、切削工具(ドリル)23の摩
耗を大幅に低減でき、この結果、切削工具(ドリル)2
3の交換は平均1時間から2時間程度(従来の2〜4
倍)に1回となる。
【0022】図9は、本発明の第5の実施の形態を示す
もので、ブローチ盤の切削工具(ブローチ)と加工物の
概略構成を示す図である。切削工具(ブローチ)24と
加工物34が1個以上の電磁コイル1で囲われるように
配置され、切削工具(ブローチ)24に磁場がかけられ
ている。この切削工具(ブローチ)24によって加工物
34を削る。
【0023】このように、切削工具(ドリル)24と加
工物34が1個以上の電磁コイル1で囲われるように配
置して、切削工具(ドリル)24に磁場がかけられるよ
うに構成することにより、切削工具(ドリル)24の摩
耗を大幅に低減でき、この結果、切削工具(ドリル)2
4の交換は平均1時間から2時間程度(従来の2〜4
倍)に1回となる。
【0024】図10は、本発明の第6の実施の形態を示
すもので、鋸盤の切削工具(鋸歯)と加工物の概略構成
を示す図である。切削工具(鋸歯)25の背面に永久磁
石4が張り付けてあり、切削工具(鋸歯)2に磁場がか
けられている。この切削工具(鋸歯)2によって加工物
35を切断する。
【0025】このように、切削工具(鋸歯)25の背面
に永久磁石4が張り付けて、切削工具(鋸歯)2に磁場
がかけられるように構成することにより、切削工具(鋸
歯)25の摩耗を大幅に低減でき、この結果、切削工具
(鋸歯)25の交換は平均1時間から2時間程度(従来
の2〜4倍)に1回となる。
【0026】図11は、本発明の第7の実施の形態を示
すもので、せん断機の切削工具(切断刃)と加工物の概
略構成を示す図である。切削工具(切断刃)26の背面
に永久磁石4が張り付けてあり、切削工具(切断刃)2
に磁場がかけられている。この切削工具(切断刃)2に
よって加工物36を切断する。
【0027】このように、切削工具(切断刃)26の背
面に永久磁石4を張り付けて、切削工具(切断刃)26
に磁場がかけられるように構成することにより、切削工
具(切断刃)26の摩耗を大幅に低減でき、この結果、
切削工具(切断刃)2の交換は平均1時間から2時間程
度(従来の2〜4倍)に1回となる。
【0028】図12は、本発明の第8の実施の形態を示
すもので、歯車形削り盤の切削工具(ラックカッタ)と
加工物の概略構成を示す図である。切削工具(ラックカ
ッタ)2の背面に永久磁石4が張り付けてあり、切削工
具(ラックカッタ)27に磁場がかけられている。この
切削工具(ラックカッタ)27によって加工物37を削
る。
【0029】このように、切削工具(ラックカッタ)2
7の背面に永久磁石4を張り付けて、切削工具(ラック
カッタ)27に磁場がかけられるように構成することに
より、切削工具(ラックカッタ)27の摩耗を大幅に低
減でき、この結果、切削工具(ラックカッタ)27の交
換は平均1時間から2時間程度(従来の2〜4倍)に1
回となる。
【0030】図13は、本発明の第8の実施の形態を示
すもので、ホブ盤の切削工具(ホブ)と加工物の概略構
成を示す図である。電磁コイル1の内側に切削工具(ホ
ブ)28が電磁コイル1で囲われるように配置され、切
削工具(ホブ)2に磁場がかけられている。この切削工
具(ホブ)2によって加工物38を削る。
【0031】このように、電磁コイル1の内側に切削工
具(ホブ)28を電磁コイル1で囲われるように配置し
て、切削工具(ホブ)28に磁場がかけられるように構
成することにより、切削工具(ホブ)28の摩耗を大幅
に低減でき、この結果、切削工具(ホブ)28の交換は
平均1時間から2時間程度(従来の2〜4倍)に1回と
なる。
【0032】このような作用効果が得られることは、以
下に述べる原理ならびに実験結果から明らかである。こ
れについて説明するが、始めに磁気による摩耗低減の原
理について図14を参照して説明する。摺動面に磁気を
作用させると、気体の吸着、特に酸素の吸着が活発にな
り、酸化膜が形成される。この酸化膜が、摺動面に介在
することにより、新生面同士の接触・凝着が少なくな
り、摩耗粉が微細化して摩耗が低減する減少が確認され
ている。その効果は、摺動材料の化学成分あるいは磁気
特性により異なる。すなわち、材料(あるいは材料の含
有化学成分)により酸素に対する反応や温度等の環境に
対する敏感性の違いがあるので、その効果は個々の材料
で異なる。電子軌道に空孔がある遷移金属あるいは遷移
金属が主成分である強磁性材、例えば鉄鋼材料は化学的
に非平衡状態にあり、他の元素と結合しやすい状態にあ
る。そのような材料からなる摺動体に磁気を作用させる
と、他の元素と結合(イオン結合あるいは共有結合)作
用を活発化させ、酸素吸着が促進され、それにより、摩
耗が低減すると言われている。
【0033】次に、以上述べた原理(磁気による摩擦・
摩耗特性)を確認するために使用する試験装置につい
て、図15を用いて説明する。図15(a)は電磁コイ
ルを用いたピン・オン・ディスク型試験装置50であ
り、回転軸21は垂直方向に回転可能に配置され、回転
軸51の上端部は電動機(M)52からの回転力が伝達
されるように構成されている。回転軸51の下端部には
ピン試験片挿入穴を有する回転板53が貫挿され、回転
軸51の下端部にはめられる2つのナット54により回
転板53が回転軸51に着脱可能に支持されている。回
転軸51の外周側には、円筒状の試験片支持体が図示し
ない固定部に支持され、これは磁性材料からなる円筒部
材55と、この円筒部材55の下端部にボルト、ナット
により着脱可能に支持され、磁性材料からなる円形リン
グ状の押え板56からなっている。円筒部材55と押え
板56の間に、図16(b)に示す円形リング状であっ
て後述する材料からなるディスク試験片57が挟み込ま
れ、また回転板53のピン試験片挿入穴には、図16
(a)に示す後述材料からなるピン試験片58の下端部
が挿入され、ピン試験片58の上端部がディスク試験片
57の下面に摺動するように構成されている。そして、
円筒部材55と、押え板56と、ディスク試験片57
と、ピン試験片58の外周側には、円筒状の電磁コイル
59が配設され、ディスク試験片27とピン試験片58
の摺動面に所望の磁束密度の磁界が印加できるようにな
っている。また、ピン試験片58の外周側には、ディス
ク試験片57とピン試験片58の摺動面に印加される磁
束密度を測定するためのサーチコイル61が配設されて
いる。
【0034】図15(b)は永久磁石を用いたピン・オ
ン・ディスク型試験装置60であり、これは図15
(a)と異なる点は、電磁コイル59を設けない代わり
に、所定磁界を発生する永久磁石32と、この永久磁石
62から発生する磁束の磁気回路を形成するためのリタ
ーンヨーク63を配設したものである。
【0035】以上のような試験装置を用いて試験した際
の試験条件は次の通りである。すべり速度が10(cm
/s)、重荷が20(N)または100(N)、面圧が
1.0(N/mm2 )または10(N/mm2 )、雰囲
気は大気中、温度は室温、磁場の種類は交流(50H
z)と直流のいずれか、または永久磁石、磁束密度は0
〜100(mT)である。
【0036】図17(a)は以上のような試験条件で、
硬鋼線材(SWRH62A)からなるピン試験片の摩耗
特性図(すべり距離1(m)と摩耗量w(mg)の関係
を示す図)、図17(b)は球状黒鉛鋳鉄(FCD70
0)からなるディスク試験片の摩耗特性図(すべり距離
1(m)と摩耗量w(mg)の関係を示す図)である。
【0037】図17の特性図において、摩耗の少ない磁
束密度B=40、60、80、100(mT)の摩耗特
性を拡大すると、図18のようになる。この図から明ら
かなように、すべり距離lが100〜200(mm)を
境に摩耗量が大きく変わっている。この図において、初
期の摩耗の多い領域を「シビア摩耗」と定義し、摩耗が
少なくなる領域を「マイルド摩耗」と定義することがで
きる。このようになるのは、磁界を印加することによ
り、気体吸着を促進させ、シビア摩耗からマイルド摩耗
への遷移を早めるからである。
【0038】図19は磁束密度と摩耗量比(比摩耗量)
の関係を示す図で、この図から明らかなように、磁束密
度が40〜100(mT)の間では、磁束密度が0の場
合に比べて硬鋼線材(SWRH62A)で1/2、球状
黒鉛鋳鉄(FCD700)で1/100程度になってい
る。
【0039】図20はディスク試験片(FCD700)
の試験後の断面プロファイルを示すもので、荷重が10
0(N)で、磁束密度B=40〜100(mT)のとき
が、B=0、20(mT)のときに比べて摩耗が少ない
ことがわかる。
【0040】前述の実施の形態において磁界発生手段と
して、電磁コイルを使用した場合について説明したが、
電磁コイルの代わりに永久磁石を使用したものであって
も同様に実施できる。電磁コイルを使用した装置では、
磁束密度を細かく変えられ、円筒状のためバイト全体を
磁場条件にしやすいという利点を有するが、電源が必要
であるという欠点がある。永久磁石を使用した装置で
は、電源が不要で利点を有するが、磁束密度を細かく変
えることができないという欠点がある。
【0041】<変形例>前述の実施の形態で説明した特
性図(図17〜20)は、いずれも実施例の代表例にす
ぎず、これがFe、Niなどの遷移金属、あるいは鉄
鋼、合金鋼、鋳鉄、SUS材などの遷移金属が主成分で
ある強磁性材などの他の材料であっても同様な傾向を示
しているので、その図の添付ならびにその説明を省略す
る。
【0042】前述の実施の形態では、磁界発生手段とし
て電磁コイルを使用した場合を例に上げたが、これに限
らず、永久磁石であってもよい。永久磁石としては、酸
化物磁石、金属磁石、希土類磁石、ボンド磁石のいずれ
であってもよい。
【0043】さらに、前述の実施の形態の図1〜図6で
は、磁界発生手段として電磁コイルを切削工具に装着し
たが、これを電磁コイルの代わりに永久磁石を使用した
り、あるいはこれとは異なり電磁コイルまたは永久磁石
のいずれかを、切削工具を取り付ける部材と加工物を保
持する部材のいずれかに装着したり、あるいは切削工具
と前記加工物の接触部に近接配置したりしてもよい。ま
た、前述の実施の形態の図7〜図9または図13にあっ
ては、切削工具に磁界発生手段として電磁コイルを切削
工具と前記加工物の接触部に近接配置したが、これを電
磁コイルの代わりに永久磁石を使用したり、あるいはこ
れとは異なり電磁コイルまたは永久磁石のいずれかを、
切削工具を取り付ける部材と加工物を保持する部材のい
ずれかに装着したりしてもよい。さらに前述の実施の形
態の図10、図12にあっては、磁界発生手段として永
久磁石を切削工具に装着したが、これを永久磁石の代わ
りに電磁コイルを使用したり、あるいはこれとは異なり
電磁コイルまたは永久磁石のいずれかを、切削工具を取
り付ける部材と加工物を保持する部材のいずれかに装着
したり、あるいは切削工具と前記加工物の接触部に近接
配置したりしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、切削工具
の摩耗を大幅に低減する工作機械を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による旋盤の円筒削りの場合の実施の形
態を説明するための図。
【図2】本発明による旋盤のテーパ削りの場合の実施の
形態を説明するための図。
【図3】本発明による旋盤の正面削りの場合の実施の形
態を説明するための図。
【図4】本発明による旋盤の中ぐりの場合の実施の形態
を説明するための図。
【図5】本発明による旋盤の総形削りの場合の実施の形
態を説明するための図。
【図6】本発明による平削り盤と形削り盤と立削り盤の
場合の実施の形態を説明するための図。
【図7】本発明によるフライス盤の場合の実施の形態を
説明するための図。
【図8】本発明によるボール盤の場合の実施の形態を説
明するための図。
【図9】本発明によるブローチ盤の場合の実施の形態を
説明するための図。
【図10】本発明による鋸盤の場合の実施の形態を説明
するための図。
【図11】本発明によるせん断機の場合の実施の形態を
説明するための図。
【図12】本発明による歯車形削り盤の場合の実施の形
態を説明するための図。
【図13】本発明によるホブ盤の場合の実施の形態を説
明するための図。
【図14】図1〜図5の実施の形態の原理を説明するた
めの図。
【図15】図14の原理に基づき試験片を試験するため
の試験装置の概略構成を示す図。
【図16】図15の試験片を示す図。
【図17】図15の試験装置により試験した摩耗特性に
及ぼす磁束密度の影響を説明するための摩耗特性図。
【図18】図17の摩耗特性図の一部を拡大した特性
図。
【図19】図15の試験装置により試験した磁束密度と
摩耗比の関係を示す特性図。
【図20】図15の試験装置により試験した試験後の試
験片の断面プロファイルを示す図。
【符号の説明】
1…電磁コイル 2…切削工具 3…加工物 4…永久磁石 20…電磁コイルを用いたピン・オン・ディスク型試験
装置 21…回転軸 22…電動機 23…回転板 24…ナット 25…円筒部材 26…押え板 27…ディスク試験片 28…ピン試験片 29…電磁コイル 30…永久磁石を用いたピン・オン・ディスク試験装置 31…サーチコイル 32…永久磁石 33…リターンヨーク
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B23Q 11/00 B23Q 11/00 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の工作物に、切削工具により加工を
    施す工作機械において、 前記加工中に、加工物と切削工具の間の切削面に磁界を
    かける磁界発生手段を設けたことを特徴とする工作機
    械。
  2. 【請求項2】 前記磁界発生手段は、1個以上の電磁コ
    イルあるいは永久磁石であることを特徴とする請求項1
    記載の工作機械。
  3. 【請求項3】 前記磁界発生手段は、前記切削工具に形
    成したことを特徴とする請求項1記載の工作機械。
  4. 【請求項4】 前記磁界発生手段は、前記切削工具を取
    り付ける部材に形成したことを特徴とする請求項1記載
    の工作機械。
  5. 【請求項5】 前記磁界発生手段は、前記切削工具と前
    記加工物の接触部に近接配置したことを特徴とする請求
    項1記載のの工作機械。
  6. 【請求項6】 前記磁界発生手段は、前記加工物を加工
    中保持する部材に形成したことを特徴とする請求項1記
    載の工作機械。
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103464277A (zh) * 2013-09-03 2013-12-25 宁夏共享集团有限责任公司 一种磁辊
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