JPH10248856A - ペースト状材料の自動排出装置 - Google Patents

ペースト状材料の自動排出装置

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JPH10248856A
JPH10248856A JP7652097A JP7652097A JPH10248856A JP H10248856 A JPH10248856 A JP H10248856A JP 7652097 A JP7652097 A JP 7652097A JP 7652097 A JP7652097 A JP 7652097A JP H10248856 A JPH10248856 A JP H10248856A
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cartridge
container
piston
discharging
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JP7652097A
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Tsutomu Misaki
努 見崎
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RINKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペースト状材料を自動的に容易に排出せしめ
る自動排出装置を提供する。 【解決手段】 シリンダ状の収容部12内にペースト状
材料が収容された複数の容器2を着脱自在に収容するホ
ルダ部16と、ホルダ部16内の所定の容器2aを、容
器2の一端から上記ペースト状材料を排出せしめるピス
トン43の前方に位置させる位置決め機構25とを備
え、上記ピストン43を駆動部30によって容器2に対
して挿脱せしめる構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は歯科等で使用され
る印象材等のペースト状材料を自動で排出せしめるペー
スト状材料の自動排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来歯科等において使用される印象材と
して、2つのシリンダ状(円筒形状)の収容部を備えた
容器であるカートリッジに2種類の異なったペースト状
材料を収容して、このカートリッジをいわゆるガンタイ
プの排出装置に取り付け、ガンタイプの排出装置に備え
られた上記ペースト状材料を収容部から押し出すための
ピストンを手動でカートリッジの収容部内に挿入して各
収容部からペースト状材料を排出せしめ、いわゆるカニ
ューラと呼ばれる混合ノズルで2種類のペースト状材料
を混合させて吐出せしめることでペースト状材料状の印
象材として排出されるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記ガンタイプ
の排出装置はカートリッジを1つしか装着できないた
め、異なる種類の印象材を排出する際には一旦以前使用
していたカートリッジを排出装置側から取り外した後、
新しいカートリッジを取り付ける必要があり、容易に印
象材を交換することができないという欠点の他、手動で
印象材の排出作業が行われるため、比較的粘性の高い印
象材(比較的粘性の高い2種類のペースト状材料を混合
して印象材を形成するタイプのもの)の場合特に排出作
業に比較的大きな力が必要となり、女性の歯科衛生士等
には重労働であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明のペースト状材料の自動排出装置は、シリン
ダ状の収容部12内にペースト状材料が収容される容器
2と、該容器2の一端側から挿入することにより、容器
2内に収容されているペースト状材料を他端側から排出
せしめるピストン43と、複数の容器2を着脱自在に収
容するホルダ部16と、該ホルダ部16内の所定の容器
2aを上記ピストン43の前方に位置させる位置決め機
構25と、上記ピストン43を容器2に対して挿脱せし
める駆動部30とを設けたことを第1の特徴としてい
る。
【0005】またホルダ部16をピストン43に対して
着脱自在に構成したことを第2の特徴としている。
【0006】また容器2が複数の収容部12を備え、該
収容部12から排出された複数のペースト状材料を混合
排出せしめる混合排出部11を上記容器2の排出端51
側に備え、ピストン43を前記各収容部12に対応させ
て複数設けたことを第3の特徴としている。
【0007】また位置決め機構25を作動させて、ピス
トン43の前方に位置させる容器2を選択設定する制御
装置47を設けたことを第4の特徴としている。
【0008】また容器2内のペースト状材料の排出量を
設定する制御装置47を設けたことを第5の特徴として
いる。
【0009】そしてピストン43の容器2に対する挿入
長さを検出するセンサ46を制御装置47に接続して設
け、制御装置47側が上記センサ46からのデータによ
ってペースト状材料の排出量又は残量を演算する演算機
能を備え、各容器2内のペースト状材料の残量を表示す
る表示部6を制御装置47に接続して設けたことを第6
の特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1,図2は本発明の印象材を自
動排出する自動排出装置の平面図及び左側面図である。
本自動排出装置1は後述するように形成される印象材が
充填された容器であるカートリッジ2を後述するように
複数内収すると共に、所定のカートリッジ2を選択して
該所定のカートリッジ2aから電動で印象材を排出せし
める構造となっており、外装パネルの上面1aには、排
出の開始及び停止のためのスタートスイッチ5,排出速
度を調節するためのコントロールボリューム3,所定の
カートリッジ2を選択する選択スイッチ4,印象材の排
出量を調節設定する設定ボリューム10,各カートリッ
ジ2内に残っている印象材の残量を報知するインジケー
タ6等を備えた操作部7が設けられている。また上記外
装上面1aには収容されているカートリッジ2の一部を
外部から可視するための透明部材で形成された窓8も設
けられている。
【0011】このとき上記カートリッジ2は、いわゆる
ガンタイプの押出装置に使用される、図3に示されるよ
うな先端に2種類のペースト状材料を混合排出するノズ
ル状のカニューラ11(図4参照)が着脱自在に取り付
けられた従来公知のダブルカートリッジタイプであり、
該カートリッジ2に収容されている印象材は、カートリ
ッジ2に備えられた2つの略円筒形の収容部12それぞ
れに異なった種類のペースト状材料(収容物)が充填さ
れ、この2つの収容物を混合して印象材として使用する
タイプのものとなっている。なおカートリッジ2は他端
(カニューラ11側の反対側端)にプレート状のストッ
パ13が設けられている。
【0012】一方自動排出装置1は図5,図6に示され
るように内部のベースシャーシ14上に、上記カートリ
ッジ2を複数収容するカートリッジユニット16,該カ
ートリッジユニット16側を駆動してカートリッジユニ
ット16内に収容されたカートリッジ2における所定の
カートリッジ2aを所定の位置に送るモータ29,所定
の位置に送られた上記カートリッジ2aから印象材(収
容部12から収容物)を押し出す押出機構18等を収容
しており、上記各機構を動作させることで上記印象材
(収容物)の混合排出作動を行う構造となっている。以
下に各機構の構造について詳細に説明する。
【0013】上記カートリッジユニット16は複数のカ
ートリッジ2を保持する機能を有したホルダ部となって
おり、図5〜図8に示されるように2枚の円板状の保持
板21が平行且つ所定間隔を介して複数のステー22に
より一体的に取り付けられているとともに、両保持板2
1の中心にベースシャーシ14側に回転自在に支持され
ている支持軸23を挿脱自在に貫通せしめる支持孔24
が備えられた構造となっている。
【0014】このとき上記支持軸23におけるカートリ
ッジユニット16を支持する部分にはキー状の突起部2
0が備えられているとともに、上記支持孔24にもこの
突起部に対応する凹部24aが備えられており、図8に
示されるように突起部20と凹部24aを対応させて支
持孔24に支持軸23を挿入することでカートリッジユ
ニット16が支持軸23に支持される。このとき上記構
造によりカートリッジユニット16は支持軸23に対し
て挿脱自在であり、且つ支持軸23の回転方向において
支持軸23に対して位置決めされるとともに滑りなく支
持される。
【0015】一方上記各保持板21は図7に示されるよ
うにカートリッジ2を収容部12の軸心方向に挿脱自在
に挿入できる挿入孔26を支持孔24を中心とする1つ
の円周上に所定角度を介して複数備えており、各挿入孔
26は両保持板21で一対をなしている。そしてカート
リッジユニット16における一方の保持板21側から、
該保持板21の挿入孔26にカートリッジ2を先端側か
ら挿入することで、カートリッジ2は後端部分及び前端
部分が両保持板21に支持されてカートリッジユニット
16に取り付けられる。
【0016】そして各挿入孔26にそれぞれカートリッ
ジ2を取り付けることでカートリッジユニット16には
複数のカートリッジ2が取り付けられ、カートリッジユ
ニット16は複数のカートリッジ2を保持する。なおカ
ートリッジ2はカートリッジ2の後端に設けられている
ストッパ13が保持板21の外側面と当接することでカ
ートリッジユニット16からの先端側への抜けが防止さ
れている。
【0017】一方上記支持軸23は図8等に示されるよ
うに、ベースシャーシ14に取り付けられたスタンド2
7に突起部20側の端部が前方側に突出するように回転
自在に支持されており、後端部分(スタンド27側)に
はギヤ28が取り付けられている。そして該ギヤ28は
ベースシャーシ14側に取り付けられた上記モータ29
の回転軸29aに設けられた駆動ギヤ31と噛合してお
り、支持軸23は上記モータ29を駆動することにより
回転駆動され、前述のようにカートリッジユニット16
を支持している場合にはカートリッジユニット16が支
持軸23を中心に回転駆動される。このときカートリッ
ジユニット16はカートリッジ2の収容部端(ストッパ
13)側の保持板21が後方(スタンド27側)を向く
方向に支持軸23に取り付けられている
【0018】なお自動排出装置1の外装パネルにおける
前面1bのカートリッジユニット16に相対する部分は
図1,図2に示されるように開閉自在な扉32を形成し
ており、該扉32を開くことによってカートリッジユニ
ット16は前面側が裸出し、この開放部分を介してカー
トリッジユニット16を支持軸23に対して挿脱するこ
とで、カートリッジユニット16の着脱を容易に行うこ
とができる。
【0019】また上記支持軸23の前端部分には雌ねじ
23aが形成されており、前述のように支持軸23にカ
ートリッジユニット16を取り付けた後、図8に示すよ
うに固定用のボルト33を上記雌ねじ23aに螺合させ
ることでカートリッジユニット16が支持軸23に位置
決め固定される。
【0020】一方扉32の内面(扉32を閉じた場合に
自動排出装置1の内側を向く面)には支持軸23に支持
されたカートリッジユニット16の前方側の保持板21
の外周をカートリッジユニット16の回転を許容するよ
うに支持するホルダ32aが設けられており、扉32を
閉じるとホルダ32aがカートリッジユニット16の前
方側(保持板21)を回転自在に支持する構造となって
いる。このとき上記扉32は閉じられるとノブ付きボル
ト34によって外装パネルの前面1b側に固定される。
【0021】次にカートリッジ2内の収容物を押し出す
前述の押出機構18の構造について説明する。ベースシ
ャーシ14上における支持軸23に支持された状態のカ
ートリッジユニット16の後方には、図5,図6に示さ
れるように2本の棒状のスライドガイド36が支持軸2
3と左右平行に前後方向に横設され、且つベースシャー
シ14に取り付けられている支持部材37を介して左右
方向に平行に設けられており、両スライドガイド36間
には、両スライドガイド36にスライド自在に支持され
たスライド子38が設けられている。
【0022】そして該スライド子38はスライドガイド
36に対して平行なボールネジ39と螺合するボールネ
ジナット(図示せず)が一体的に形成された構造となっ
ており、上記ボールネジ39を回転させることでスライ
ド子38がスライドガイド36に沿って前後スライド移
動する。つまり上記スライドガイド36,スライド子3
8,ボールネジ39等によって1軸のスライド機構35
が構成されている。
【0023】なお該スライド機構35の後方から突出し
ているボールネジ39の端部には、ベースシャーシ14
側に取り付けられた減速ギヤ部41aを備えた駆動モー
タ41の駆動軸41bがカップリング42を介して接続
されており、該駆動モータ41を駆動することでスライ
ド機構35が駆動される(スライド子38がスライド移
動させられる)。
【0024】一方上記スライド子38には、前述のカー
トリッジ2の収容部12に比較的小さな嵌合誤差で挿脱
可能であり、該収容部12内に収容物が充填されている
ときに収容部12内に挿入すると、収容物をカートリッ
ジ2における先端部分の吐出口51から突出せしめるこ
とができる棒状のピストン43が両収容部12に対応し
て2つ前方に突出して設けられており、該ピストン43
は前述のようにスライド機構35を駆動することで前後
にスライド移動する。
【0025】つまり押出機構18は上記スライド機構3
5,ピストン43,駆動モータ41等によって構成され
ており、両ピストン43の前方にカートリッジユニット
16内に収容された所定のカートリッジ2aが位置する
ようにカートリッジユニット16をモータ29によって
回転させて位置決めし、この状態でスライド機構35に
よってピストン43を前方にスライド移動させること
で、ピストン43が前方に位置するカートリッジ2a
(2つの収容部12)内に挿入されて、カートリッジ2
a内の収容物を吐出口51から押し出す構造となってい
る。
【0026】なお押出機構18はピストン43が前述の
支持軸23の軸心から所定距離(支持軸23の軸心から
カートリッジユニット16内のカートリッジ2までの距
離)右方向にオフセットされて取り付けられており、カ
ートリッジユニット16を回転駆動させることでカート
リッジユニット16内の任意の1つのカートリッジ2a
をピストン43の前方に位置決めすることができる。
【0027】言い換えるとカートリッジユニット16内
の所定のカートリッジ2aをピストン43の前方に位置
させる位置決め機構25が前述のカートリッジユニット
16の回転支持機構,モ−タ29及びギヤ28,31等
によって構成されており、ピストン43を所定のカート
リッジ2aの収容部12に対して挿脱せしめ収容物を吐
出口51から排出せしめる駆動部30をスライド機構3
5及び駆動モータ41等が構成している。
【0028】そして前述のように吐出口51から押し出
し排出された2つの収容物はカニューラ11によって混
合され、該カニューラ11からペースト状材料状の印象
材として排出される。このとき前述の扉32は、カート
リッジユニット16を自動排出装置1内に前述のように
取り付けた状態では閉じられるが、図2等に示されるよ
うに該扉32にはピストン43の前方に位置するカート
リッジ2aの前端に相対する部分に孔45が設けられて
おり、上記カニューラ11はこの孔45を介して上記カ
ートリッジ2aに着脱することができ、図1に示される
ように該カニューラ11はカートリッジ2aに取り付け
られた状態で先端が外装パネルの前面1bから突出す
る。
【0029】一方ピストン43側にはストロークセンサ
46が設けられており、ピストン43の収容部12に対
する挿入量、つまり収容部12の端部を0としてピスト
ン43が何mm収容部12内に挿入されたかが計測されて
いる。そして上記ストロークセンサ46及び前述のモー
タ29,駆動モータ41は後述する制御装置47に接続
されており、制御装置47によって上記モータ29,4
1等が制御されているとともに、ストロークセンサ46
からのデータが処理されている。
【0030】上記制御装置47は図5に示されるように
押出機構18の側方に設置されているとともに、図9に
示されるように上記ストロークセンサ46,モータ2
9,駆動モータ41の他、前述の操作部7のコントロー
ルボリューム3,選択スイッチ4,スタートスイッチ
5,インジケータ6,設定ボリューム10等が配線され
た構造となっている。このとき選択スイッチ4及びイン
ジケータ6は図1に示されるように各カートリッジ2に
対応してそれぞれ設けられている。
【0031】そして制御装置47は、上記コントロール
ボリューム3を調節すると駆動モータ41の回転速度を
調節して収容物の押し出し速度を変更し、また各選択ス
イッチ4を押すことでこの押された選択スイッチ4に対
応するカートリッジ2が押出機構18(ピストン43)
の前方に位置するようにモータ29を所定角度回転駆動
して排出作業を行うカートリッジ2を変更するように各
モータ41,29等を制御している。つまりモータ29
は位置決め装置25を作動せしめる駆動装置となってい
る。
【0032】また制御装置47はストロークセンサ46
によって測定されている押出機構18(ピストン43)
の押し込み量を収容物(印象材)の押し出し量に変換し
て印象材の残量及び排出量を演算する(2種類の収容物
が混合されるタイプの印象材の場合は各収容物の残量か
ら印象材の残量及び排出量を演算する)演算機能を備え
ている。
【0033】そして制御装置47は設定ボリューム10
を調節することによって設定ボリューム10により設定
される排出量だけ印象材が排出されるように駆動モータ
41の回転角度を調節し押出機構18のストロークを調
節するように駆動モータ41を制御するとともに、印象
材の残量を上記インジケータ6に表示させる機能も有し
ている。
【0034】さらに制御装置47はスタートスイッチ5
を押すことで各モータ29,41等を駆動して印象材の
排出作業を開始させるが、このとき上記のように設定ボ
リューム5によって設定された排出量だけ自動的に印象
材を排出させることや、スタートスイッチ5を押してい
る間のみ印象材の排出作業を行うこと等ができるような
構成にもなっている。また印象材の排出作業を行うカー
トリッジ2の変更時にはピストン43が収容部12内か
ら脱するように駆動モータ41を制御する。
【0035】なおストロークセンサ46からのデータは
選択スイッチ4のデータとリンクして各カートリッジ2
毎に測定記憶されており、各カートリッジ2毎の印象材
の残量が表示される。これによってカートリッジ2内の
印象材の残量を外部から容易に判断することができ、カ
ートリッジ2の交換時期の判断等のカートリッジ2の管
理を容易に行うことができる。
【0036】自動排出装置1は以上に示されるように構
成されており、作業者がカートリッジユニット16に印
象材又は印象材を形成するための収容物(ペースト状材
料)が収容されたカートリッジ2を複数収容し、このカ
ートリッジユニット16を自動排出装置1内に前述のよ
うに収容し、選択スイッチ4で排出作業を行うカートリ
ッジユニット2を設定すると共に排出速度と排出量をコ
ントロールボリューム3と設定ボリューム10で設定
し、この設定されたカートリッジ2にカニューラ11を
取り付け、スタートスイッチ5を押すことで、カニュー
ラ11から所定量所定速度で自動的に印象材が排出され
る。
【0037】このとき自動排出装置1内には複数のカー
トリッジ2が選択可能に収容されているため、各カート
リッジ2に異なる種類の印象材を収容することによっ
て、作業者が欲する印象材をカートリッジ2を付け替え
ることなく簡単且つ容易に排出させることができる。ま
た印象材の排出がモータ29,41によって自動的に行
われるため女性の歯科衛生士等の比較的力がない作業者
であっても容易に印象材の排出作業を行うことができ
る。
【0038】さらにカートリッジユニット16は扉32
を開くことによって、支持軸23に対する所定の位置に
容易に着脱することができるため、カートリッジユニッ
ト16におけるカートリッジ2の交換や、カートリッジ
ユニット16単位の交換等を容易に行うことができ、印
象材の交換性やメンテナンス性も高い。また本発明の自
動排出装置1はモータ29,41等がストロークセンサ
46によって上記のように制御されているため印象材を
必要な量だけ比較的に正確に排出させることや、残量を
比較的正確に作業者が知ることができる。なお各カート
リッジ2毎に設けられているインジケータ6近傍には、
各カートリッジ2に収容されている印象材名等を打ち込
めるようなネームパネル48が設けられている。
【0039】一方図10に示されるようにカートリッジ
ユニット16を、複数のカートリッジ2が直線的に配置
されるように2つの保持板21でカートリッジユニット
2の前後端側を保持し、カートリッジユニット16をベ
ルト52等を利用したベルトドライブ等でスライド駆動
させることで所定のカートリッジ2をピストン43の前
方に位置させる構造としても前述の実施形態同様の効果
を得ることができる。
【0040】なお上記実施形態は2種類のペースト状材
料を混合することで形成される印象材にについて説明し
たが、収容部12内に充填されるペースト状材料は1液
性の印象材や,シリコン,レジン,リベース材,ボンド
等であっても良く、また2液性の接着剤の混合排出に使
用しても良い。
【0041】
【発明の効果】以上のように構成される本発明のペース
ト状材料の排出装置をペースト状材料である歯科等で使
用される印象材等を排出する装置として応用すること
で、印象材を収容する容器が複数ストックされたホルダ
部より所定の容器を選択して、該容器に電動でピストン
を挿入することで印象材を電動で容易に排出せしめるこ
とができるので、女性の歯科衛生士等の比較的力がない
作業者であっても容易に印象材の排出作業を行うことが
できるという効果がある。特に従来比較的大きな力が必
要であった2液を混合するタイプの印象材の排出作業を
容易に行うことができる。
【0042】また位置決め機構を作動させることでホル
ダ部にストックされている複数の容器からペースト状材
料の排出を行うべき任意の容器を選択することができ、
予め複数の容器に異なった印象材を充填しておくこと
で、任意の印象材を容器交換なく排出させることができ
るという利点もある。さらにホルダ部がピストンに対し
て着脱自在となるように構成することで、容器を単独又
はホルダ部単位で容易に交換することができ作業性が向
上する。
【0043】このとき駆動部のコントロールによってピ
ストンの挿入量を制御することで印象材の排出量を自動
コントロールすることが可能であり、さらに駆動部のス
ピードを調節すること等によって任意の速度で印象材を
排出せしめることもでき、印象材の種類に対応した排出
速度で排出作業を行うことができる。一方ピストンの容
器に対する挿入長さを測定するセンサを設けることによ
って印象材の残量を表示させることもでき、上記印象材
の排出量のコントロールとも併せて容器の管理が容易に
なるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ペースト状材料の自動排出装置の平面図であ
る。
【図2】(a),(b)はペースト状材料の自動排出装
置の前面部分を示す左側面図であって、扉が閉じた状態
と開いた状態を示す。
【図3】(a),(b),(c),(d)はカートリッ
ジの前面部分を示す左側面図,正面図,背面を示す右側
面図,底面図である。
【図4】カニューラの正面図である。
【図5】ペースト状材料の自動排出装置の内部状態を示
す平面図である。
【図6】A−A断面の要部断面図である。
【図7】カートリッジユニットの背面図である。
【図8】カートリッジユニット部分の分解側面図であ
る。
【図9】制御装置の構成図である。
【図10】(a),(b)はカートリッジユニットの他
の実施形態を示す正面図及び底面図である。
【符号の説明】
2 カートリッジ(容器) 2a カートリッジ(容器) 6 インジケータ(表示部) 11 カニューラ(混合排出部) 12 収容部 16 カートリッジユニット(ホルダ部) 25 位置決め機構 30 駆動部 43 ピストン 47 制御装置 49 ストロークセンサ(センサ) 51 吐出口(排出端)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ状の収容部(12)内にペース
    ト状材料が収容される容器(2)と、該容器(2)の一
    端側から挿入することにより、容器(2)内に収容され
    ているペースト状材料を他端側から排出せしめるピスト
    ン(43)と、複数の容器(2)を着脱自在に収容する
    ホルダ部(16)と、該ホルダ部(16)内の所定の容
    器(2a)を上記ピストン(43)の前方に位置させる
    位置決め機構(25)と、上記ピストン(43)を容器
    (2)に対して挿脱せしめる駆動部(30)とを設けた
    ペースト状材料の自動排出装置。
  2. 【請求項2】 ホルダ部(16)をピストン(43)に
    対して着脱自在に構成した請求項1のペースト状材料の
    自動排出装置。
  3. 【請求項3】 容器(2)が複数の収容部(12)を備
    え、該収容部(12)から排出された複数のペースト状
    材料を混合排出せしめる混合排出部(11)を上記容器
    (2)の排出端(51)側に備え、ピストン(43)を
    前記各収容部(12)に対応させて複数設けた請求項1
    又は2のペースト状材料の自動排出装置。
  4. 【請求項4】 位置決め機構(25)を作動させて、ピ
    ストン(43)の前方に位置させる容器(2)を選択設
    定する制御装置(47)を設けた請求項1のペースト状
    材料の自動排出装置。
  5. 【請求項5】 容器(2)内のペースト状材料の排出量
    を設定する制御装置(47)を設けた請求項1のペース
    ト状材料の自動排出装置。
  6. 【請求項6】 ピストン(43)の容器(2)に対する
    挿入長さを検出するセンサ(46)を制御装置(47)
    に接続して設け、制御装置(47)側が上記センサ(4
    6)からのデータによってペースト状材料の排出量又は
    残量を演算する演算機能を備え、各容器(2)内のペー
    スト状材料の残量を表示する表示部(6)を制御装置
    (47)に接続して設けた請求項4又は5のペースト状
    材料の自動排出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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