JPH10248374A - 粉粒体の収容装置 - Google Patents

粉粒体の収容装置

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JPH10248374A
JPH10248374A JP7663697A JP7663697A JPH10248374A JP H10248374 A JPH10248374 A JP H10248374A JP 7663697 A JP7663697 A JP 7663697A JP 7663697 A JP7663697 A JP 7663697A JP H10248374 A JPH10248374 A JP H10248374A
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JP
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storage
wall
housing
powder
granular material
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Application number
JP7663697A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Soda
清 曽田
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MEYAKE SEISAKUSHO KK
SODA NOKI SEKKEI JIMUSHO KK
SUMISEIKOU KK
YASUI TEKKOSHO KK
Soda Noki Sekkei Jimusho KK
Original Assignee
MEYAKE SEISAKUSHO KK
SODA NOKI SEKKEI JIMUSHO KK
SUMISEIKOU KK
YASUI TEKKOSHO KK
Soda Noki Sekkei Jimusho KK
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Publication date
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  • Storage Of Harvested Produce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収容物を良好に収容することができると共
に、コンパクトな格納姿勢に切り換えることができる粉
粒体の収容装置を提供する。 【解決手段】 収容部2を周壁の相対向する傾斜壁3
2,33を拡開した収容姿勢から、下方を中心として上
方を内側に集束させた格納姿勢に切換可能に構成すると
共に、この収容部2内に収容された収容物を該収容部2
の下方に設けた排出部2によって一側に向けて排出可能
に構成した収容装置としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀粒や粉類を収容
部に収容すると共に排出部から排出可能な粉粒体の収容
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバイン等で収穫された穀粒を
運搬車輌の荷台に搭載した収容部内に一時的に収容した
状態で運搬し、穀粒乾燥機或いは穀粒貯蔵タンクに移し
変える収容装置は、実開平2−20436号公報に示さ
れる構成のものが公知である。この公報に示される収容
装置は、穀粒を収容する収容部を前壁及び右壁間でV字
状に対向させた左壁と右壁によって周壁が形成されて、
この周壁を運搬車輌の荷台に搭載される箱状に枠組みさ
れた支持枠内に支持することによって構成し、該収容部
の底部に螺旋体からなる搬送装置を前後方向に設けて構
成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記公報に示さ
れる収容装置は、周壁を取付ける支持枠が筐枠状の剛体
構造に枠組みされているので、軽トラック等小型の運搬
車輌の荷台に収容装置を搭載したような場合に、荷台上
一杯に搭載スペースを占め他の荷物を同時に荷積みする
ことが困難であると共に、収容装置を納屋等に保管する
際に広い保管スペースを要する等の欠点がある。またこ
の収容装置は荷台上で搭載スペースを大きく占めると共
に大重量になるので、工場からユーザーへ出荷するとき
荷台での搭載姿勢が限定されると共に、複数台の収容装
置を一挙に能率よく運搬移動することが困難である等の
問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来の問題点を解消する
ために本発明の粉粒体の収容装置は、第1に、粉体或い
は粒体等の収容物を収容する収容部3の周壁に相対向す
る傾斜壁32,33を漏斗状に形成すると共に、収容さ
れた収容物を該収容部3の下部に設けた排出部によって
一側に向けて排出する収容装置において、前記収容部3
の相対向する傾斜壁32,33を拡開した収容姿勢か
ら、下方を中心として上方を内側に集束させた格納姿勢
に切換可能に構成している。
【0005】第2に、上記傾斜壁32,33を伸縮性を
有する布等の膜体で形成することを特徴としている。
【0006】第3に、膜体を、ポリウレタン合撚織物か
らなるストレッチ率50%以上の布材で形成することを
特徴としている。
【0007】第4に、傾斜壁32,33に隣合う周壁3
0,31を、可撓性を有する非伸縮性の膜体で形成する
ことを特徴としている。
【0008】第5に、排出部2に周壁のコーナー部を支
持する支持杆5を切換機構7を介し収容姿勢と格納姿勢
とに切換可能に立設することを特徴としている。
【0009】第6に、周壁のコーナ部に支持杆5に嵌挿
可能な袋とじ部36を形成し、該支持杆5に周壁を挿脱
可能に取付けて収容部3を形成することを特徴としてい
る。
【0010】第7に、前壁30と後壁31の上辺を左右
の支持杆5に連結させた紐部材35に支持させることを
特徴としている。
【0011】第8に、左右の支持杆5,5に、収容部3
を収容姿勢に支持する支脚を設けることを特徴としてい
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1に示す1は軽トラック等の荷台Tに
搭載可能に構成された穀粒の収容装置であり、コンバイ
ン(不図示)等で収穫された穀粒を収容部3内に一時的
に収容した状態で、穀粒の乾燥設備が設置されている場
所まで運搬移動し、収容された穀粒(収容物)を該乾燥
設備に排出投入可能に構成されている。この収容装置1
は、収容した穀粒を後方側から前方側に向けて排出可能
とする排出部2と、その上方で収容姿勢と格納姿勢に拡
縮自在に切換可能な収容部3とから構成している。
【0013】先ず図2〜図5を参照し排出部2の構成に
ついて説明する。この排出部2は側面視で漏斗状に拡開
形成する底壁20を備えた樋21を横向き(前後方向)
に収容部3巾に設けると共に、該樋21の左右端に支枠
を形成する側枠22,23を一体的に形成し、樋21の
内部に螺旋体からなる排出装置25を回転可能に軸支し
ている。また樋21の底部は図5に示すように実線の作
業姿勢から点線で示すメンテナンス姿勢に開閉切換可能
な樋蓋21aを形成している。尚2Kは側枠22,23
間の両側に渡って着脱可能に取付けられたカバーであ
る。
【0014】この実施形態における排出装置25は,螺
旋軸25aの前端を側枠22の外側に突設した樋筒27
のメタル部27Mに軸支すると共に、後端を側枠23に
取付けたメタル部26に軸支し、この軸端にメタル部2
6に着脱可能に取着される駆動モータMの駆動軸M1
を、螺旋軸25aに係脱可能に係合させることにより排
出装置25を回転駆動するように構成している。尚、上
記排出装置25を駆動する手段は在来の任意な伝動構造
によって行ってもよいが、図示例のように電動ドリル或
いは電動ドライバー等を直接的に取付けると共に、その
駆動モータMを直結して伝動するようにすると構成を簡
潔で廉価なものとすることができる。
【0015】次に、図4,図5において上記排出装置2
5の上方に沿って設置されたシャッタ機構10について
説明する。このシャッタ機構10は、断面下向V字状の
シャッタカバー11を排出装置25の上方で側枠22,
23を連結するように設けており、該シャッタカバー1
1の両下端と底壁20との間にシャッタ間隙Hを形成
し、このシャッタ間隙Hを開閉可能に閉鎖する左右のシ
ャッタ12,12を、上記シャッタカバー11内で操作
具13の操作によって上下動する支軸15に拡開可能に
軸支し、該シャッタ12,12の下面をシャッタガイド
16で案内支持するようにしている。この構成によって
操作具13の握り部(固定部)13aを矢印方向に回動
操作すると、シャッタ12,12は支軸50を支点とし
て、図5に点線で示す閉鎖姿勢から実線で示す開動姿勢
に切り換えられ、収容部3内の穀粒を排出装置25で移
送排出させることができる。
【0016】また排出部2の排出側には、排出装置25
の延長用の排出筒4を着脱及び排出方向を左右に可変自
在に設けることより、収容装置1を荷台Tに搭載した状
態において排出穀粒を所望の位置に排出可能に備えてい
る。即ち、排出筒4は、螺旋体40及び排出羽根41か
らなる補助排出装置42を、螺旋軸43の前端をメタル
部45に軸支すると共に、螺旋軸43の後端を前記排出
装置25の螺旋軸25a端にセレーション加工された連
結部25bに嵌挿して、排出装置25から一体的に回転
駆動可能に軸支している。尚、4aは補助排出装置42
の終端部で排出羽根41の下方に形成された排出口であ
る。
【0017】そして、排出筒4はその後端上部に平面視
でT字状の切欠溝46を形成し、排出筒4を樋筒27に
嵌挿した状態で、切欠溝46を樋筒27に植設した取付
ネジ27aに嵌め合わせると共に、握り部付のナット
(固定具)27bで締着するようにしている。これによ
り、排出筒4を前記切欠溝46に沿わせて周方向に自由
に回動させて排出口4aの向きを変え、穀粒を所望の方
向に排出することができるようにしている。
【0018】また側枠22,23はその左右上方に支軸
50を内向きに突設しており、該支軸50に収容部3の
前壁30,後壁31,左壁32,右壁33からなる周壁
のコーナー部を支持する4本の支持杆5を回動可能に枢
支している。また側枠22,23の央部には、支柱6を
前壁30及び後壁31の上端高さに立設している。この
支柱6は、その中途部に前後で対となる左右の支持杆
5,5を収容姿勢と格納姿勢とに切換可能に支持する切
換機構7を設けると共に、上部に前壁30及び後壁31
の上辺の央部を支持する支持具60を設けている。
【0019】図2,図6に示すように上記切換機構7
は、支柱6の央部で上下方向に穿設された長孔61に調
節軸70を上下調節可能に設けると共に、左右の支持杆
5,5の中途部に突設した支軸71,71に調節杆7
2,72を枢支し、その他端を上記調節軸70に枢支し
た構成となし、調節軸70に螺挿した握り部付の固定具
73を、図2の実線位置に締着固定したとき、前記支持
杆5,5は左右に全開した収容部3の収容姿勢となり、
且つ調節軸70を下方に下げ固定すると点線で示すよう
に支持杆5,5は上方に折り畳まれた状態で集束接近
し、収容部3を格納姿勢に切り換えることができるもの
である。
【0020】また上記各支持杆5の支軸50には支脚7
5を回動可能に軸支しており、収容部3の収容姿勢にお
いて支脚75を外側に張り出して接地させることによ
り、支持杆5を安定よく支持した支持姿勢をとることが
できるようにしている。そして、この支脚75は上記の
支持姿勢においては調節杆72端に突設された規制部7
2aに接当させることによって、所定の支持姿勢を確実
に維持することができるようにしている。また支持杆5
が収容部3の格納姿勢をとるとき支脚75を内側に回動
させると、支脚75を支持杆5に沿わせて折り畳んだコ
ンパクトな格納姿勢にすることができる。
【0021】次に収容部3の構成について図2,図3,
図7を参照し説明する。この実施形態では収容部3の周
壁は、後述する構成を以て前壁30と後壁31は通気性
を有すると共に可撓性を有する非伸縮性の網目状の膜体
からなる非伸縮膜3aで形成し、また左壁32と右壁3
3は伸長及び復元可能な伸縮膜3bで形成している。こ
れにより、収容部3内に穀粒が収容された際に、図2の
点線で示すように左壁32と右壁33を穀粒重量並びに
穀粒圧(側圧)によって、膨出させることにより穀粒の
収容量を拡大させると共に、前壁30と後壁31とは膨
出変形を抑制することにより支柱6や調節杆72等との
接当を防止するようにし、また穀粒を通気性を有する収
容部3内に収容させて、穀粒の蒸れ等を防止した保管を
良好に行うことができるようにしている。
【0022】上記非伸縮膜3a及び伸縮膜3bの取付け
にあたり左方並びに右方で対となる支持杆5,5には、
そのパイプ上端内に側面視下向コ字状の横支持杆51を
挿脱自在に差し込み連結して横架し、横支持杆51の前
後端にはロープ(紐部材)35を拡開された収容部3の
収容姿勢の長さに結んで連結している。この構成によっ
て前壁30及び後壁31の上辺は、図7(D)に示すよ
うにロープ35を巻き込んだ状態で袋とじすることによ
ってロープ35に支持され、また左壁32及び右壁33
は同図(C)に示すように横支持杆51に袋とじするこ
とよって上辺を安定よく支持するようにしている。
【0023】そして、この収容部3は、その周壁のコー
ナ部に支持杆5に嵌挿可能な袋とじ部36を形成し、該
支持杆5に周壁を挿脱可能に取付けることによって収容
部3を簡潔な構成で丈夫に取付け製作することができる
ようにしている。即ち、同図(A),(B)に示すよう
に前壁30及び後壁31の両側辺には支持杆5に対して
上方から嵌挿可能な袋とじ部36を外向きに逢着形成し
ており、この袋とじ部36の側端辺に左壁32及び右壁
33の両側辺を逢着又は接着等の接続手段によって取付
けることにより、一連の周壁を支持杆5,5・・に対し
上方から挿脱可能となし、周壁の組付けを簡単且つ能率
よく行うと共に丈夫な取付け構造となるようにしてい
る。
【0024】またこの際図示例のように、袋とじ部36
となる部分は前壁30及び後壁31を構成する非伸縮膜
3aで形成することが、袋とじ部36の伸びを生じない
ので耐久性上からも好ましいものである。この非伸縮性
の可撓性を有する非伸縮膜3aは、網目布或いは合成樹
脂材による網膜体による可撓性を有しながら伸縮性が皆
無か或いは少ないものとし、図示例では穀粒の通過が不
能な網目膜を合成樹脂材によって形成している。
【0025】また漏斗状の傾斜壁(底壁)を形成する伸
縮性を有する伸縮膜3bは、伸縮性及び表面滑動性を有
し耐摩耗性のある布材又は合成樹脂材或いはゴム材等か
らなる膜体で形成するとよく、この実施形態では伸縮性
及び耐摩耗性に優れた布材としてスキーウェアーにも採
用されて既に市販されているものと同様な、ポリウレタ
ン合撚織物からなるストレッチ率50%以上の布材を用
いている。
【0026】即ち、上記ポリウレタン合撚織物は、ポリ
ウレタンにウーリテトロンをカバリングした経糸とポリ
エステル分繊糸の緯糸で構成した織物により、ストレッ
チ率50%以上の伸縮性を有する布材としており、本実
施形態においては上記布材の製作にあたってポリウレタ
ンのデニール(太さ)を変えることにより、ストレッチ
率50%以上から180%以内までの布材となして用い
ている。尚、上記布材は、穀粒収容時に生ずる摺接摩擦
に対しても充分な強度を有しているが、必要により表面
コーテング等の処理或いは他の撥水,防水等の処理を施
すことにより、水分に対する耐久性をより向上させてよ
り効果的に用いることができるものである。また上記穀
粒の収容の他、穀粒粉或いはセメント等の鉱物粉等の粉
類の収容にも良好に適応させることができるものであ
る。
【0027】従って、この布材を用いた収容装置1の収
容部3は、図2の点線で示すように、側面視で略二等辺
三角形の斜辺をなすように安息角が形成された各傾斜壁
即ち左壁32及び後壁31が、穀粒の重圧によってその
中程を中心として全体が外方に湾曲状に膨出し、伸縮膜
3bが膨出変形した容量拡張状態で収容部3の高さを抑
制することができ、収容装置1の小型化を図ることを可
能にしながら多量の穀粒を良好に収容し得るものであ
る。
【0028】また、この布材はストレッチ率を50〜1
80%以内にしていることにより、傾斜壁が排出部2の
高さよりも下方に垂れ下がるように膨出変形することを
規制しているので、外部との接当による傾斜壁の損傷等
の支障を生ずることを防止すると共に、傾斜壁は穀粒排
出時における前記安息角への復元を的確に行うことがで
きる等の特徴を有している。
【0029】また、上記左壁32及び右壁33の伸縮膜
3bには、該伸縮膜3bより強い伸縮弾性力を有する複
数の補助帯3cを、前後方向に所定間隔を有して上下方
向に貼着しており、傾斜壁の過剰な膨出を防止すると共
に穀粒排出時の速やかな復元を図るようにすることによ
り、穀粒の収容及び排出を良好に行うことができるよう
にしている。
【0030】本発明は以上のように構成したことによ
り、稲,麦,等の穀粒の収穫の際に収容装置1を荷台T
に載置した状態のトラックを圃場の道路に待機させ、こ
の収容装置1の収容部3内に収穫機から穀粒を供給充填
することができる。このようにして供給された穀粒は収
容部3内に満杯に充填されるが、充填に伴い伸縮膜3b
で形成された左壁32及び右壁33は、穀粒重量及び側
圧によって図2の点線で示すように外側に膨出変形する
ので、多量の穀粒を収容部3の高さや巾を過剰に大きく
することなく、収容装置1の小型化を図りながら円滑に
収容することができるものである。
【0031】また周壁に穀粒の重圧が掛かったとき左壁
32及び右壁33の上辺は横支持杆51で中弛みなく安
定よく支持されており、また前壁30及び後壁31の上
辺は央部を支柱6によって支持されたロープ35によっ
て安定支持されていると共に、非伸縮膜3aで形成され
た前壁30及び後壁31は穀粒の重圧によって外側に大
きく膨出しないので、支柱6或いは調節杆72等に強く
接当することを防止される。また周壁を形成支持する支
持杆5,5・・は、収容部3の下方央部で接地している
排出部2の側方において拡開した支脚75によって安定
よく支持されているので、収容装置1の側方及び前方へ
の傾倒を的確に防止して穀粒の供給作業及びトラックに
よる運搬移動等を良好に行うことができる。
【0032】そして、収容された穀粒を排出する際に
は、駆動モータMのスイッチを入れて排出装置25及び
補助排出装置42を回転させた状態で、図5の点線で示
す閉鎖姿勢にあるシャッタ12を操作具13を操作して
シャッタカバー11の内方上部に実線で示す姿勢に切り
換えることより、収容部3内の穀粒を排出装置25に流
下させて前側に移送し、補助排出装置42によって排出
筒4の排出口4aから乾燥設備等に円滑に排出すること
ができる。またこのとき、穀粒の排出によって収容部3
内の穀粒重圧が軽減されることに伴い、左壁32及び右
壁33はその復元力によって元の安息角を有する漏斗状
の傾斜壁となるように速やかに復帰するので、収容部3
内に穀粒を残留させることなく速やかに排出することが
できるものである。
【0033】このようにして、穀粒の排出が完了された
収容装置1は、格納保管或いは運搬移動や梱包等を行い
たい場合に、収容部3を図2の作業姿勢から点線で示す
格納姿勢に切換操作すると共に、支脚75を折り畳み排
出筒4を固定具27bを弛めて切欠溝46を介して取り
外すことにより、簡単且つ迅速な動作でコンパクトな荷
姿に切換えることができるものである。即ち、固定具7
3を弛めて調節軸70を長孔61に沿わせて下動させる
と、調節杆72は左右両側の支持杆5を同時に内側に引
いて折り畳み集束することができるものであり、この場
合前壁30及び後壁31は紐部材35と共に内側に屈曲
変形し、支持杆5の集束を妨げず格納姿勢への切換を能
率よく円滑に行うことができる。
【0034】従って、上記構成された収容装置1は、穀
粒を多量に収容可能な大容量型に形成することができる
ものでありながら、格納姿勢を軽量で作業姿勢時の3分
の1程度或いはそれ以下のコンパクトな姿にすることが
できるから、複数台の収容装置1を小型のトラック等で
一挙に運搬することができ、またこの際従来のものでは
困難であった横積み運搬等をも可能にすることができる
等の利点がある。
【0035】また、収容部3の周壁はその上辺を横支持
杆51及びロープ35から外すと共に、下辺を排出部2
から離脱させることにより、袋とじ部36を介して支持
杆5,5・・から簡単に抜き出すことができるので、該
周壁を取り外した状態で非収穫時期等における収容装置
1の非使用時の格納保管をコンパクトに行うことができ
ると共に、布材からなる周壁が汚損されたような場合の
清掃並びに洗濯等の作業を容易に行うことができる等の
利点がある。
【0036】またこれによって収容部3の製作及び組付
け作業等も簡単且つ能率よく行うことができ、収容装置
1を簡潔で廉価な構成で製作することができる等の利点
もある。尚、周壁を形成する部材は布材に限ることなく
在来のものと同様な鉄板部材によって構成することもで
きるものである。また排出装置25は図示例では螺旋体
を回転させる構成としたが、これに限ることなくベルト
回転式等による排出装置としてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。請求項
1の発明により、収容部の相対向する傾斜壁を拡開した
収容姿勢において収容物を良好に収容することができる
と共に、格納姿勢に切り換える際に収容部の下方を中心
として上方を内側に集束させたコンパクトな格納姿勢に
することができて、収容装置の格納保管並びに運搬移動
等を能率よく容易に行うことができる。
【0038】請求項2の発明により、傾斜壁を伸縮性を
有する布等の膜体で形成することにより、穀粒等の収容
物を収容したとき該収容物の重量及び側圧によって、漏
斗状の斜面を形成する傾斜壁が伸びて外側に向けて膨出
しながら収容するので、収容部をそれほど大型化するこ
となく多量の収容物を収容することができると共に、収
容部を裁断形成が容易な膜体で逢着或いは接着等の接続
手段によって、簡単且つ廉価に製作することができる他
軽量化をすることができる。また、収容物を排出すると
き膜体の復元力によって傾斜壁を元の傾斜に復帰させな
がら残留を防止した排出を良好に行うことができる。
【0039】請求項3の発明により、収容部を形成する
膜体を、ポリウレタン合撚織物からなるストレッチ率5
0%以上の布材で形成することにより、穀粒等の収容物
を収容したときその重量及び側圧によって、漏斗状の傾
斜壁を外側に向けて斜め下方に良好に膨出させながら収
容することができると共に、収容物を排出するとき傾斜
壁を元の傾斜面に速やかに復元し収容物の残留を生ずる
ことなく、充分な滑動性と耐久性を以て良好に排出する
ことができる。
【0040】請求項4の発明により、収容部内に収容物
を収容したとき傾斜壁の膨出を許容させながら、傾斜壁
に隣合う周壁の側方への膨出を抑制するようにしたの
で、該周壁と収容部を支える支柱等の接当を防止するこ
とができる。
【0041】請求項5の発明により、支持杆によって周
壁を良好に支持すると共に、収容部の収容姿勢と格納姿
勢の切換を切換機構によって簡単且つ的確に行うことが
できる。
【0042】請求項6の発明により、周壁のコーナ部に
形成した袋とじ部を排出部から立設した支持杆に挿脱可
能に嵌挿することでき、収容部を簡潔な構成で簡単に製
作することができると共に、格納姿勢の切換操作を容易
に行うことができる。
【0043】請求項7の発明により、前壁と後壁を紐部
材を介して左壁と右壁に安定よく連結支持させることが
できると共に、収容姿勢と格納姿勢との切換を容易に行
うことができる収容部を簡潔な構成で廉価に製作するこ
とができる。
【0044】請求項8の発明により、収容部を形成支持
する支持杆を支脚の取付枠に兼ねて構成することによ
り、収容姿勢にある収容部を良好に支持すると共に支脚
構造を簡潔で廉価に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 収容装置の使用状態を示す斜視図。
【図2】 収容装置を一部破断して示す正面図。
【図3】 収容部の平面図。
【図4】 排出部の側断面図。
【図5】 排出部のシャッタ機構を示す正断面図。
【図6】 支柱部と切換機構の構成を示す平断面図。
【図7】 (A)は収容部のコーナー部の構成を示す斜
視図。(B)は同図(A)のA−A線断面図。(C)は
同図(A)のB−B線断面図。(D)は同図(A)のC
−C線断面図。
【符号の説明】
1 収容装置 2 排出部 3 収容部 3a 非伸縮膜 3b 伸縮膜 5 支持杆 6 支柱 7 切換機構 30 前壁 31 後壁 32 左壁(傾斜壁) 33 右壁(傾斜壁) 35 紐部材(ロープ) 36 袋とじ部 50 支軸 51 横支持杆 75 支脚
フロントページの続き (71)出願人 397008764 有限会社目宅製作所 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町1547番地 8 (72)発明者 曽田 清 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町74 有限 会社曽田農機設計事務所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体或いは粒体等の収容物を収容する収
    容部(3)の周壁に相対向する傾斜壁(32),(3
    3)を漏斗状に形成すると共に、収容された収容物を該
    収容部(3)の下部に設けた排出部によって一側に向け
    て排出する収容装置において、前記収容部(3)の相対
    向する傾斜壁(32),(33)を拡開した収容姿勢か
    ら、下方を中心として上方を内側に集束させた格納姿勢
    に切換可能に構成してなる粉粒体の収容装置。
  2. 【請求項2】 上記傾斜壁(32),(33)を伸縮性
    を有する布等の膜体で形成する請求項1の粉粒体の収容
    装置。
  3. 【請求項3】 膜体を、ポリウレタン合撚織物からなる
    ストレッチ率50%以上の布材で形成する請求項1又は
    2の粉粒体の収容装置。
  4. 【請求項4】 傾斜壁(32),(33)に隣合う周壁
    (30),(31)を、可撓性を有する非伸縮性の膜体
    で形成する請求項1又は2又は3の粉粒体の収容装置。
  5. 【請求項5】 排出部(2)に周壁のコーナー部を支持
    する支持杆(5)を切換機構(7)を介し収容姿勢と格
    納姿勢とに切換可能に立設する請求項1又は2又は3又
    は4の粉粒体の収容装置。
  6. 【請求項6】 周壁のコーナ部に支持杆(5)に嵌挿可
    能な袋とじ部(36)を形成し、該支持杆(5)に周壁
    を挿脱可能に取付けて収容部(3)を形成する請求項1
    又は2又は3又は4又は5の粉粒体の収容装置。
  7. 【請求項7】 前壁(30)と後壁(31)の上辺を左
    右の支持杆(5)に連結させた紐部材(35)に支持さ
    せる請求項1又は2又は3又は4又は5又は6の粉粒体
    の収容装置。
  8. 【請求項8】 左右の支持杆(5),(5)に、収容部
    (3)を収容姿勢に支持する支脚を設ける請求項1又は
    2又は3又は4又は5又は6又は7の粉粒体の収容装
    置。
JP7663697A 1997-03-11 1997-03-11 粉粒体の収容装置 Pending JPH10248374A (ja)

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