JPH10247915A - 回線予約方法および装置 - Google Patents

回線予約方法および装置

Info

Publication number
JPH10247915A
JPH10247915A JP4886697A JP4886697A JPH10247915A JP H10247915 A JPH10247915 A JP H10247915A JP 4886697 A JP4886697 A JP 4886697A JP 4886697 A JP4886697 A JP 4886697A JP H10247915 A JPH10247915 A JP H10247915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
domain
reservation
route
storage unit
link
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4886697A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Tsunekawa
健司 恒川
Toshihiko Wakahara
俊彦 若原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP4886697A priority Critical patent/JPH10247915A/ja
Publication of JPH10247915A publication Critical patent/JPH10247915A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】探索範囲を広げることなく、他の経路を探索し
ないで所望の経路を高速に探索できるとともに、各リン
クの予約日時の利用状況を把握し、リソースの消費を特
定のリンクに集中しないようにする。 【解決手段】発ATM端末から終ATM端末間の経路を
求める時、所属するドメイン間経路を選択する。また、
利用可能なリンクの空帯域容量と所望帯域との比を該当
リンクの重みとして付与した重み付隣接情報を基に経路
探索を行う。そして、求められた回線候補経路の中、経
由するリンク数が少ない順、あるいは経由するリンクの
最低値が大きい順による優先順位により候補経路を選択
し、選択された回線経路の各リンクを予約する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM−PVC網
を連結強度の強い複数のドメインに分割して管理し、A
TM端末間のPVC回線の経路を所望する利用時刻や帯
域等の条件に合せて探索し、経路上の各リンクにおける
VPI値、VCI値および帯域等のリソースを予約し、
利用日時にスイッチを制御してATM端末間のPVC回
線を設定する回線予約方法および回線予約装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ATM−PVC網に接続され
たATM端末間のPVC回線経路を、ユーザの所望する
利用時刻や帯域等の条件で探索して、経路上の各リンク
におけるVPI値、VCI値および帯域等のリソースを
予約し、その利用日時にスイッチを制御してATM端末
間のPVC回線を設定する回線自動設定装置が提案され
ている(例えば、恒川、若原、由比藤著『ATM−PV
C網における自動回線設定システム』電子情報通信学会
通信ソサイアティ大会、B−858、Sep.1996参照)。上
記のような従来の回線自動設定装置は、ATMネットワ
ークにおける全ノード(例えば、スイッチ、ATM端末
等)の接続状況を示した隣接行列を基にしてATM端末
間の全候補経路を探索し、これら全候補経路の中から経
路上の全リンクにおいて利用開始時刻から利用終了時刻
までの間で所望するリソースが利用可能である経路を選
択していた(例えば、恒川、若原、由比藤著『ATMP
VC網自動回線設定における経路探索およびリソース管
理法の検討』情報ネットワーク研究会、IN96-83、Oct.1
996参照)。
【0003】以下、従来の回線自動設定装置について、
図面により詳述する。図13は、従来の回線自動設定装
置の構成図である。回線自動設定装置2000は、図1
3に示すように、キーボードやマウスからの入力を制御
する入力部20200、ディスプレイ等の出力を制御す
る出力部20300、予約情報を蓄積する予約情報蓄積
部22100を備えた予約情報管理部22000、AT
M端末間の経路探索結果を一時記憶する探索結果一時記
憶部23100を備えた経路探索部23000、ATM
ネットワーク全域における全ノード(スイッチ、ATM
端末等)の隣接情報を蓄積する隣接情報蓄積部2120
0を備えた隣接情報管理部21100、リンク情報を蓄
積するリンク情報蓄付部28100を備えたリンク情報
管理部28100、スイッチ制御予約情報を蓄積するS
W遠隔制御情報蓄積部29100を備えたSW遠隔制御
部29000、通信網にSW制御情報を送出するネット
ワークインターフェース部20400、およびこれら各
部を制御する制御部20100から構成される。
【0004】図14は、図13における予約情報蓄積部
の詳細ブロック図である。予約情報蓄積部22100
は、図14に示すように、複数の予約情報22100,
22120,22130,・・・を蓄積している。以下
では、予約情報22100について述べるが、他の予約
情報についても同じである。予約番号の欄22111
は、他の予約情報22120,22130,・・・との
間で予約情報を識別するための予約番号R3が格納され
ている。予約情報テーブル22112には、次のものが
記載されている。すなわち、利用開始時刻欄22112
−1には利用を開始する予定時刻T1が、利用終了時刻
欄22112−2には利用を終了する予定時刻T2が、
また発ATM端末名欄22112−3にはデータ送信を
行うATM端末名(例えば、ATM端末15)が、終A
TM端末名欄22112−4にはデータ受信を行うAT
M端末名(例えば、ATM端末35)が、さらに帯域欄
22112−5には発ATM端末/終ATM端末間のデ
ータ送受信に必要な帯域(例えば、10M(bit/
s))が、それぞれ格納されている。
【0005】図15は、図13におけるリンク情報蓄積
部の詳細ブロック図、図19はATMネットワーク例を
示す図である。ATMネットワークは、図19に示すよ
うに、ATM端末15,35、SW11〜55を接続し
たリンク経路で示されたネットワークである。リンク情
報蓄積部28100は、図19に示すATMネットワー
ク全域における各リンクのリンク情報を、方向毎に蓄積
している。複数のリンク情報28110〜28150が
蓄積されており、以下ではリンク情報28110につい
て述べるが、他のリンク情報についても全く同じであ
る。リンク情報は、出力SW名欄28111、入力SW
名欄28112、最大利用可能帯域欄28113、予約
テーブル欄2814から構成されている。出力SW名欄
28111には、リンクの方端に接続され、リンクにデ
ータを出力するSW名(例えば、SW51)が、入力S
W名欄28112にはリンクの方端に接続され、かつリ
ンクからデータが入力されるSW名(例えば、SW5
4)が、最大利用可能帯域欄28113には出力SWで
あるSW51から入力SWであるSW54に向けてデー
タ転送できる最大帯域幅の値(例えば、150M(bi
t/s))が、それぞれ格納される。また、予約テーブ
ル28114には、予約番号の列28114−1、利用
開始時刻の列28114−2、利用終了時刻の列281
14−3、予約されているVPI値の列28114−
4、予約されているVCI値の列28114−5、予約
されている帯域値の列28114−6が設けられてい
る。そして、ここでは、予約番号R3の行に、利用開始
時刻T1、利用終了時刻T2、VPI値0、VCI値6
4、帯域10Mが、それぞれ格納されている。
【0006】図16は、図13における隣接情報蓄積部
の詳細ブロック図である。隣接情報蓄積部21200
は、1つの隣接情報21210を蓄積している。この隣
接情報21200は、図19に示すATMネットワーク
例図のATMネットワーク全域における全ノード(S
W、ATM端末)を行要素、列要素として持つ行列で構
成される。各行列要素は、行要素のノードと列要素のノ
ードが接続関係にある場合に、それらの要素には‘1’
が与えられており、また接続されていない場合には
‘0’が与えられる(図では0の記載を省略してい
る)。例えば、SW11に接続されているものは、SW
12,SW13,SW14とSW51であり、SW12
に接続されているものは、SW11,SW13,SW2
2である。
【0007】図17および図18、従来の回線自動設定
装置における回線予約処理のフローチャートである。こ
こでは、左から順に、入力部20200、制御部201
00、予約情報管理部22000、経路探索部2300
0、リンク情報管理部28000、SW遠隔制御部29
000毎の各処理を、時刻の経過に従って上から下に向
って示されている。回線予約処理が開始されると(S2
0000)、入力部20200から予約開始命令が制御
部20100に入力される(S20200)。予約開始
命令を受けた制御部20100は、予約情報管理部22
000に予約情報22110の生成と出力部20300
への出力を要求する(S20200)。予約情報生成出
力要求を受けた予約情報管理部22000は、予約情報
蓄積部22100に対して予約情報22110を生成
し、出力部20300に対して予約情報を出力する(S
20300)。入力部20200から予約情報2211
0(図14参照)の利用開始時刻の欄22112−1、
利用終了時刻の欄22112−2、発ATM端末の欄2
2112−3、終ATM端末の欄22112−4、およ
び帯域の欄22112−5に、それぞれ時刻T1、時刻
T2、ATM端末15、ATM端末35および帯域10
Mを入力して、回線予約命令を制御部20100に入力
する(S20400)。予約命令を受けた制御部201
00は、予約情報管理部22000に対して予約情報2
2110の蓄積を要求する(S20500)。予約情報
の蓄積要求を受けた予約情報管理部22000は、予約
番号の欄22111に予約番号R3を付与して予約情報
蓄積部22100にこれを蓄積し、予約番号R3ととも
に予約情報蓄積終了を制御部20100に応答する(S
20600)。
【0008】予約番号R3とともに予約情報蓄積終了の
応答を受けた制御部20100は、予約番号R3が付与
された予約情報22110の発ATM端末であるATM
端末15から終ATM端末であるATM端末35への全
候補経路探索を経路探索部23000に対して要求する
(S20700)。候補経路探索要求を受けた経路探索
部23000は、隣接情報蓄積部21200に蓄積され
ている隣接情報21200を基にATM端末15を根と
し、深さ優先探索を応用して再帰的に隣接するネットワ
ーク内のノードを探索し、ATM端末15から延びるネ
ットワーク全域の全経路を求める(S20800)。全
ての経路の中でATM端末15からATM端末35に延
びる経路を抽出し、全候補経路を求めて探索結果一時記
憶部23100に記憶し、制御部20100に対して候
補経路探索終了を通知する(S21000)。通知を受
けた制御部20100は、1つも全候補経路が存在しな
かったならば回線予約処理を終了する(S2210
0)。一方、制御部20100は、リンク情報管理部2
8000に対して、経路探索結果一時記憶部23100
に記録されている候補経路の中から予約番号R3が付与
された予約情報22110の利用開始時刻T1から利用
終了時刻T2の間に帯域10M(bit/s)が利用可
能な経路を1つ求め、予約するように予約情報管理部2
2000に要求する(S21100)。利用可能経路の
予約要求を受けた予約情報管理部22000は、経路探
索結果一時記憶部23100に記録されている全候補経
路の中から優先順序(例えば、最も経路上のノードが少
ない順序で)候補経路の1つを選択し、リンク情報管理
部28000に経路上の全リンクについて利用開始時刻
T1から利用終了時刻T2の間における帯域10Mの利
用可否照合を要求する(S21200)。
【0009】利用可否照合要求を受けたリンク情報管理
部28000は、経路上の全リンクについて帯域10M
の利用可否照合を行い、その結果を予約情報管理部22
000に通知する(S21300)。なお、予約情報管
理部22000は、全リンクについて利用可の応答通知
をリンク情報管理部28000から受け取るまで、次候
補の経路についてステップ21200の処理を繰り返す
(S21400)。もし、次候補の経路が存在しない場
合には、回線予約処理を終了する(ステップ2210
0)。予約情報管理部22000は、全リンクについて
利用可の通知を受け取ると、リンク情報管理部2800
0に対して利用開始時刻T1から利用終了時刻T2まで
の間、帯域10Mの予約を要求する(S21500)。
予約要求を受け取ったリンク情報管理部28000は、
経路上の全リンク、例えばATM端末15−SW14−
SW11−SW51−SW54−SW54−SW53−
SW31−SW32−ATM端末35の経路を予約する
場合には、その経路上のリンク情報へ予約番号R3、利
用開始時刻T1、利用終了時刻T2、帯域10M(bi
t/s)を記録する。例えば、SW51からSW54へ
のリンク情報28110には、予約番号R3、利用開始
時刻T1、利用終了時刻T2、帯域10Mが予約テーブ
ル28114に記録されている。そして、予約終了を予
約情報管理部22000に対して通知する(S2160
0)。予約終了通知を受け取った予約情報管理部220
00は、回線予約終了通知を制御部20100に通知す
る(S21700)。予約終了通知を受け取った制御部
20100は、SW遠隔制御部29000に対して選択
された経路上の各SWのSW制御情報を生成し、予約情
報22110の予約番号R3とともに蓄積するように要
求する(S21800)。要求を受けたSW遠隔制御部
29000は、選択された経路上の各SWのSW遠隔制
御情報を生成し、予約情報22110の予約番号R3と
ともにSW制御情報蓄積部29100にこれを蓄積し、
SW制御情報生成終了を制御部20100に通知する
(S21900)。SW制御情報生成終了通知を受け取
った制御部20100は、出力部10300にこれを表
示し(S22000)、回線予約処理を終了する(S2
2100)。
【0010】次に、図18では、制御部20100は予
約情報蓄積部22100に蓄積された予約情報2211
0の利用開始時刻T1と現在時刻を常に比較している
(S23000)。制御部20100は、利用開始時刻
T1と現在時刻が一致したことを確認すると、SW遠隔
制御部29000に対して予約情報22110の予約番
号R3とともにSW遠隔制御情報蓄積部29100に蓄
積されているSW遠隔制御情報の内容に従って予約情報
22110に記録されている利用開始時刻T1から利用
終了時刻T2までの間、ネットワークインターフェース
部20400を通して該当するSWを遠隔制御するよう
要求する(S23100)。SWの遠隔制御の要求を受
けたSW制御情報管理部29000は、予約情報221
10の予約番号R3とともにSW遠隔制御情報蓄積部2
9100に蓄積されているSW遠隔制御情報の内容に従
って、予約情報2210に記録されている利用開始時刻
T1からネットワークインターフェース部20400を
通して該当するSWを遠隔制御する(S23200)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の回
線自動設定装置では、発ATM端末から終ATM端末間
への回線経路選択を行うため、以下の処理を行ってい
た。 ATMネットワークにおける全ノード(SW,ATM
端末)の隣接情報を示す隣接行列を基に発ATM端末を
始ノードとして、発ATM端末に隣接する延びるネット
ワーク全域のノードを再帰的に探索し、発ATM端末を
根とする全経路を求め、その全経路の中で発ATM端末
から終ATM端末に延びる経路を抽出して全候補経路を
求めていた。 全候補経路を求めた後に、全リンクにおいて利用開始
時刻から利用終了時刻の利用帯域の利用可否を照合し
て、全リンクが利用可能である経路を発ATM端末と終
ATM端末間の回線経路として選択していた。従って、
以下のような課題(問題点)が生じていた。 (イ)発ATM端末に隣接する延びるネットワーク全域
のノードを再帰的に探索し、発ATM端末を根とするネ
ットワーク全域の全経路を求めるため、終ATMが含ま
れない領域(ドメイン)のノードまで探索が実行される
ことになり、探索が非効率となっていた。 (ロ)発ATM端末を根とするネットワーク全域の全経
路には、利用開始時刻から利用終了時刻において利用帯
域が実際には利用できないリンクが含まれているため、
探索が非効率となっていた。そこで、本発明の目的は、
これら従来の課題を解決し、探索範囲を終ATM端末が
含まれるドメインに限定し、他のドメインを探索しない
で所望の経路を高速に探索することが可能であり、かつ
実際に利用できない経路を探索する必要がなく、ATM
ネットワークのリソースの消費が特定のリンクに集中す
ることなく、トラヒックの平滑化処理が可能な回線予約
方法および装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の回線予約方法では、発ATM端末から終A
TM端末間の経路を予約する場合に、ATMネットワー
クにおけるノード(ATM端末、SW)を連結強度の強
い複数のノードから構成されるドメイン毎に予め分割/
管理し、発ATM端末/終ATM端末の所属するドメイ
ン間経路を選択する。これにより、ドメイン間経路上に
ないドメイン内のノードを探索する必要がなくなるの
で、発ATM端末を根とするネットワーク全域の全経路
の探索範囲を限定することができ、前記(イ)の課題を
解決することができる。また、発ATM端末から終AT
M端末間の経路を予約する場合に、利用開始時刻から利
用終了時刻の間に所望するリソースが利用可能なリンク
のみから構成され、かつ利用可能なリンクにおける空帯
域容量と所望帯域との比を該当リンクの重みとして付与
し、利用不可能なリンクに重み‘0’を付与した重み付
隣接行列を生成し、その重み付隣接行列を基に発ATM
端末に隣接して延びるネットワーク全域のノードを再帰
的に探索する。これにより、利用可能なリンクのみを含
んだ発ATM端末を根とするネットワーク全域の全経路
を生成することが可能となるので、前記(ロ)の課題を
解決することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
回線自動設定装置のブロック図である。図1の回線自動
設定装置1000は、図12に示した従来の回線自動設
定装置2000に比べて、新たにドメイン生成部110
00、ドメイン間隣接情報管理部14000、ドメイン
間重み付隣接情報管理部15000、ドメイン内隣接情
報管理部16000、ドメイン内重み付隣接情報管理部
17000が追加されるとともに、経路探索部1300
0内に新たにドメイン間経路探索結果一時記憶部131
00とドメイン内経路探索結果一時記憶部13200を
設置する。すなわち、本発明の回線自動設定装置100
0は、キーボードやマウスからの入力を制御する入力部
10200、ディスプレイ等への出力を制御する出力部
10300、ATMネットワーク全域における全ノード
(SW,ATM端末)の隣接情報を蓄積する隣接情報蓄
積部11200を備えた隣接情報管理部11100、隣
接情報蓄積部11200に蓄積されている隣接情報を基
にノード間の連結強度の強いノード群に分割し、ドメイ
ンを生成するドメイン生成部11000、このドメイン
生成部11000によって生成されたドメイン間の隣接
情報を蓄積するドメイン間隣接情報蓄積部14100を
備えたドメイン間隣接情報管理部14000、さらにそ
のドメイン生成部11000により生成された個々のド
メイン内ノードの隣接情報を蓄積するドメイン内隣接情
報蓄積部16100を備えたドメイン内隣接情報管理部
16000を設けている。
【0014】さらに、回線自動設定装置10000は、
予約情報を蓄積する予約情報蓄積部12100を備えた
予約情報管理部12000、前記ドメイン間隣接情報蓄
積部14100に蓄積されているドメイン間隣接情報を
基に、予約情報12100に蓄積された予約情報で要求
されている予約帯域が利用可能なリンクのみから構成さ
れ、かつ予約帯域に対する空帯域容量の比をリンクの重
みとして付与したドメイン間重み付隣接情報を生成し、
これを蓄積するドメイン間重み付隣接情報蓄積部151
00を備え、これを管理するドメイン間重み付隣接情報
管理部15000、前記ドメイン内隣接情報蓄積部16
100に蓄積されているドメイン内隣接情報を基に、予
約情報蓄積部12100に蓄積された予約情報で要求さ
れている予約帯域が利用可能なリンクのみから構成さ
れ、かつ予約帯域に対する空帯域容量の比をリンクの重
みとして付与したドメイン内重み付隣接情報を生成し、
これを蓄積するドメイン内重み付隣接情報蓄積部171
00を備え、これを管理するドメイン内重み付隣接情報
管理部17000を設けている。
【0015】さらに、回線自動設定装置10000は、
予約情報12100に蓄積された予約情報で要求されて
いる発ATM端末/終ATM端末の所属するドメイン間
の経路を探索し、その探索結果を一時記憶するドメイン
間経路探索結果一時記憶部13100を備え、探索した
ドメイン間経路上にあるドメイン内の経路を探索して、
その探索結果を一時記憶するドメイン内経路探索結果一
時記憶部13200を備えた経路探索部13000、各
リンクにおける予約状況を記録したリンク情報を蓄積す
るリンク情報蓄積部18100を備え、リンク情報を管
理するリンク情報管理部18000、SW制御予約情報
を蓄積するSW遠隔制御情報蓄積19100を備え、S
W遠隔制御情報を管理するSW遠隔制御部19000、
および通信網にSW制御情報を送出するネットワークイ
ンターフェース部10400、ならびにこれらの各部を
制御する制御部10100を設けている。
【0016】図2は、図1における予約情報蓄積部の詳
細ブロック図である。予約情報蓄積部12100は、複
数の予約情報12100,12200,12130・・
・を蓄積している。以下では、予約情報12100につ
いて述べるが、他の予約情報も同じ構成である。従来の
予約情報蓄積部と同じように、予約番号の欄12111
には他の予約情報から予約情報を識別するための予約番
号が格納される。また、予約情報テーブル12112の
利用開始時刻の欄12112−1には利用を開始する予
定時刻が、利用終了時刻の欄12112−3には利用を
終了する予定時刻が、発ATM端末名の欄12112−
4にはデータ送信を行うATM端末名が、発ドメイン名
の欄12112−6にはデータ送信を行うATM端末名
の所属するドメイン名が、終ATM端末名の欄1211
2−4にはデータ受信を行うATM端末名が、終ドメイ
ン名の欄12112−7にはデータ受信を行うATM端
末の所属するドメイン名が、帯域の欄12112−5に
は発ATM端末/終ATM端末間のデータ送受信に必要
な帯域が、それぞれ格納される。
【0017】図3は、図1におけるリンク情報蓄積部の
詳細ブロック図である。リンク情報蓄積部18100に
は、図19に示したATMネットワーク図のATMネッ
トワーク全域における各リンクのリンク情報1811
0,18120,18130,・・・18150が、方
向毎に蓄積されている。以下では、リンク情報1811
0の詳細について述べるが、他のリンク情報も同じであ
る。リンク情報18110は、出力SW名の欄1811
1、入力SW名の欄18112、最大利用可能帯域の欄
18113、および予約テーブルの欄18114から構
成される。出力SW名の欄18111にはリンクの方端
に接続され、リンクにデータを出力するSW名(例え
ば、SW51)が、入力SW名の欄18112にはリン
クの方端に接続され、かつリンクからデータを入力する
SW名(例えば、SW54)が、最大利用可能帯域の欄
18113には出力SWであるSW51から入力SWで
あるSW54に向けてデータ転送できる最大帯域幅の値
(例えば、150M(bit/s))が、それぞれ格納
される。また、予約テーブル18114には、予約番号
の列18114−1、利用開始時刻の列18114−
2、利用終了時刻の列18114−3、予約されている
VPI値の列18114−4、予約されているVCI値
の列18114−5、予約されている帯域値の列181
14−6から構成されている。リンク情報18110の
予約テーブル18114には、予約されている予約番号
R3の行に、それぞれ予約番号R3の利用開始時刻T
1、予約番号R3の利用終了時刻T2、VPI値0、V
CI値64、帯域値10M(bit/s)が、それぞれ
格納されている。
【0018】図4は、図1における隣接情報蓄積部の詳
細ブロック図である。隣接情報蓄積部11200には、
1つの隣接情報11210が蓄積されている。隣接情報
11210は、図19に示されているATMネットワー
ク図のATMネットワーク全域における全ノード(S
W、ATM端末)を行要素、列要素に持つ行列で構成さ
れる。各行列要素は、行要素のノードと列要素のノード
が接続関係にある場合に、これらの要素には‘1’が与
えられ、接続されていない場合には‘0’が与えられ
る。なお、この図では、‘0’が省略されている。図5
は、図1におけるドメイン間隣接情報蓄積部の詳細ブロ
ック図であり、図20は、ATMネットワークドメイン
例の図である。ドメイン間隣接情報蓄積部14100
は、1つの隣接情報14110を蓄積している。隣接情
報14110は、図20に示したATMネットワークド
メイン例図のように、ドメイン生成部11000により
生成されたATMネットワーク全域における全ドメイン
を行要素、列要素に持つ行列で構成されている。各行列
要素は、行要素のノードと列要素のドメインが接続関係
にある場合には、‘1’が与えられ、また接続されてい
ない場合には、‘0’が与えられる。なお、この図で
は、‘0’は省略されている。
【0019】図6は、図1におけるドメイン内隣接情報
蓄積部16100の詳細ブロック図である。ドメイン内
隣接情報蓄積部16100は、図19に示したATMネ
ットワークドメイン例図のATMネットワーク全域にお
ける各ドメイン内のノード隣接情報、つまりドメイン1
0内隣接情報16110、ドメイン20内隣接情報16
120、ドメイン30内隣接情報16130、ドメイン
40内隣接情報16140、ドメイン50内隣接情報1
6150を蓄積している。各ドメイン内隣接情報161
10〜16150は、ドメイン内の全ノード(SW、A
TM端末)および隣接ドメインを行要素、列要素に持つ
行列で構成される。各行列要素は、行要素と列要素が接
続関係にある場合には、これら要素には‘1’が与えら
れ、また接続されていない場合には‘0’が与えられ
る。なお、この図では、‘0’が省略されている。図7
は、図1におけるドメイン間重み付隣接情報蓄積部の詳
細ブロック図である。ドメイン間重み付隣接情報蓄積部
15100は、1つのドメイン間重み付隣接情報151
10を蓄積している。ドメイン間重み付隣接情報151
10は、後述の図10およびその説明にあるように、回
線予約処理時にドメイン間重み付隣接情報管理部150
00により生成され、図20に示したATMネットワー
クドメイン例図における全ドメインを行要素、列要素に
持つ行列で構成される。各行列要素は、行要素のノード
と列要素のドメインが接続関係にあり、行要素と列要素
のドメイン間のリンクにおいて回線予約処理で指定され
た予約帯域以上の利用可能帯域が存在するという条件が
満たされた場合には、その要素には予約帯域に対する利
用可能帯域の比が与えられ、また条件が満たされない場
合には‘0’が与えられる。なお、この図7では、
‘0’は省略されている。
【0020】図8は、図1におけるドメイン内重み付隣
接情報蓄積部の詳細ブロック図である。図8のドメイン
内重み付隣接情報蓄積部17100は、制御部1010
0より作成要求のあったドメインのドメイン内重み付隣
接情報17110〜17130を蓄積する。各ドメイン
内重み付隣接情報17110〜17130は、ドメイン
内の全ノード(SW,ATM端末)および隣接ドメイン
行要素、列要素に持つ行列で構成される。各行列要素
は、行要素と列要素が接続関係にあり、行要素と列要素
の間のリンクにおいて回線予約処理で指定された予約帯
域以上の利用可能帯域が存在するという条件を満たした
場合には、その要素には予約帯域に対する利用可能帯域
の比が与えられ、また条件を満たさない場合には、
‘0’が与えられる。この図では、‘0’が省略されて
いる。
【0021】図9は、本発明の一実施例を示す回線自動
設定装置におけるドメイン生成処理のフローチャートで
ある。図9では、左側から右側に向って順に、入力部1
0200、制御部10100、ドメイン生成部1100
0、隣接情報管理部11100、ドメイン内隣接情報管
理部16000、およびドメイン間隣接情報管理部15
000が、それぞれ上から下に向う時間軸に沿って処理
が行われる。ドメイン生成処理が開始されると、入力部
10200からドメイン生成要求が制御部10100に
入力される(S15100)。制御部10100は、入
力部10200からドメイン生成要求を受けると、ドメ
イン生成部11000に対してドメイン生成要求を行う
(S15200)。ドメイン生成部11000は、ドメ
イン生成要求を受けると、隣接情報管理部11100に
対して隣接情報蓄積部11200に蓄積されているAT
Mネットワーク全域のノード(SW,ATM端末)の隣
接情報11210の転送を要求する(S15300)。
隣接情報管理部11100は、転送要求を受けると、隣
接情報蓄積部11200に蓄積されている隣接情報11
210をドメイン生成部11000に転送する(S15
400)。ドメイン生成部11000は、隣接情報11
210の転送を受けると、その隣接情報11210を基
にATMネットワークのノードをノード間の連結強度が
強い複数のノードから構成されるドメインに分割して
(S15520)、ドメイン間の隣接情報を生成し、ド
メイン間隣接情報14110として蓄積することをドメ
イン間隣接情報管理部14000に要求する(S155
40)。同時に、各ドメイン内の隣接情報を生成して、
ドメイン内隣接情報16110,16120,1613
0,16140,16150として蓄積することをドメ
イン内隣接情報管理部16000に要求する(S155
60)。この場合、ATMネットワークのノードを連結
強度の軍い複数のノードから構成されるドメイン分割の
アルゴリズムとしては、ノード間に2つ以上の経路が存
在する2重連結成分による分割アルゴリズム等が応用さ
れる(例えば、石畑、『岩波講座ソフトウェア3』アル
ゴリズムとデータ構造,1989参照)。
【0022】次に、ドメイン間隣接情報管理部1400
0は、ドメイン生成部11000よりドメイン間隣接情
報14110の蓄積要求を受けると、そのドメイン間隣
接情報14110をドメイン間隣接情報蓄積部1410
0に蓄積して、ドメイン生成部11000に対して蓄積
終了を通知する(S15600)。また、ドメイン内隣
接情報管理部16000は、ドメイン生成部11000
よりドメイン内隣接情報16110〜16150の蓄積
要求を受けると、これらのドメイン内隣接情報1611
0〜16150をドメイン内隣接情報蓄積部16100
に蓄積して、蓄積終了の通知をドメイン生成部1100
0に行う(S15700)。ドメイン生成部11000
は、ドメイン間隣接情報管理部14000とドメイン内
隣接情報管理部16000から蓄積終了通知を受ける
と、制御部10100に対してドメイン生成終了通知を
行う(S15800)。制御部10100は、ドメイン
生成終了通知を受けると、出力部10300に対してド
メイン生成終了を表示し、ドメイン生成処理を終了する
(S15900)。
【0023】図10および図11は、本発明の一実施例
を示す回線予約処理の動作フローチャートである。左側
から右側に向って順に、入力部10200、制御部10
100、予約情報管理部12000、ドメイン間重み付
隣接情報蓄積部15100、ドメイン間隣接情報管理部
14000、リンク情報管理部18000、経路探索部
13000、ドメイン内重み付隣接情報蓄積部1700
0、ドメイン内隣接情報管理部16000、およびSW
遠隔制御部19000が、それぞれ時間軸の上から下に
向って処理を行う。回線予約処理が開始すると、入力部
10200から予約開始命令が制御部10100に入力
される(S10100)。制御部10100は、予約開
始命令を受けると、予約情報管理部12000に予約情
報の生成および出力部10300への出力を要求する
(S10200)。予約情報管理部12000は、予約
情報生成出力要求を受けると、予約情報蓄積部1210
0に予約情報12110を生成し、出力部10300に
予約情報12110を出力する(S10300)。次
に、入力部10200から、予約情報12110の利用
開始時刻の欄12112−1、利用終了時刻の欄121
12−2、発ATM端末の欄12112−3、終ATM
端末の欄12112−4、および帯域の欄12112−
5に、それぞれ利用開始時刻T1、利用終了時刻T2、
ATM端末15、ATM端末35、および帯域10M
(bit/s)を入力し、回線予約命令を制御部101
00に入力する(S10400)。制御部10100
は、予約命令を受けると、予約情報管理部12000に
対して予約情報12110の蓄積を要求する(S105
00)。
【0024】予約情報管理部12000は、予約情報1
2110の蓄積要求を受けると、予約番号の欄1211
1に予約番号R3を付与して予約情報蓄積部12100
に蓄積し、予約番号R3とともに予約情報蓄積終了を制
御部10100に応答する(S10600)。制御部1
0100は、予約番号R3とともに予約情報蓄積終了の
応答を受けると、ドメイン内隣接情報管理部16000
に対してATM端末15および35を含むドメイン名の
検索要求を行う(S10670)。ドメイン内隣接情報
管理部16000は、ドメイン名の検索要求を受ける
と、ATM端末15,35の所属するドメイン名を検索
して、制御部10100に応答する(S10690)。
制御部10100は、発ATM端末と終ATM端末の所
属するドメイン名の応答を受けると、ドメイン間重み付
隣接情報管理部15000に利用開始時刻T1から利用
終了時刻T2の間に帯域10M(bit/s)が利用可
能なリンクのみを含み、かつ予約帯域に対する利用可能
帯域の比を重みとして付与したドメイン間重み付隣接情
報の作成を要求する(S10700)。
【0025】ドメイン間重み付隣接情報管理部1500
0は、要求を受けると、ドメイン間隣接情報管理部14
000に対してドメイン間隣接情報14110の転送を
要求する(S10800)。ドメイン間隣接情報管理部
14000は、ドメイン間隣接情報14110の転送要
求を受けると、ドメイン間隣接情報蓄積部14100に
蓄積されているドメイン間隣接情報14110をドメイ
ン間重み付隣接情報管理部15000に転送する(S1
0900)。ドメイン間重み付隣接情報管理部1500
0は、ドメイン間隣接情報14110を受け取ると、ド
メイン間隣接情報14110に記録されている個々のリ
ンクについて、利用開始時刻T1から利用終了時刻T2
の間に帯域10M(bit/s)の利用可否をリンク情
報管理部18000に対して照合を要求し、可能であれ
ば空帯域容量を要求する(S11000)。リンク情報
管理部18000は、要求を受けると、個々のリンクに
ついて帯域の利用可否および空帯域容量を応答する(S
11050)。ドメイン間重み付隣接情報管理部150
00は、ドメイン間隣接情報14110に記録されてい
る個々のリンクについて帯域の利用可否および空帯域容
量を受け取ると、利用可能なリンクから構成され、かつ
予約帯域に対する利用可能帯域の比を重みとして付与し
てドメイン間重み付隣接情報15110を生成し、この
ドメイン間重み付隣接情報15110の作成終了を制御
部10100に通知する(S11100)。
【0026】制御部10100は、ドメイン間重み付隣
接情報15110の作成終了通知を受け取ると、経路探
索部1300に対して発ATM端末であるATM端末1
5の属するドメイン10から終ATM端末であるATM
端末35の属するドメイン30への候補経路探索を要求
する(S11200)。経路探索部13000は、ドメ
イン間重み付隣接情報蓄積部15100に蓄積されてい
るドメイン間重み付隣接情報15110を基に、ドメイ
ン10を始ノードとするネットワーク全域のドメイン間
経路を生成する。次に、そのネットワーク全域ドメイン
間経路の中で、ドメイン10からドメイン30へ延びる
経路を抽出して、ドメイン10からドメイン30へのド
メイン間の全候補経路を経路上のリンクの重みとともに
求め(S11300)、次にドメイン間経路探索結果一
時記憶部13100にこれを一時記憶して、制御部10
100に対してドメイン間の候補経路探索終了を通知す
る(S11400)。
【0027】上記のS11400を処理した結果、もし
ドメイン間の候補経路が1つも存在しない場合には、回
線予約不可を出力部10300に表示して(S1360
0)、回線予約処理を終了する(S13700)。候補
経路が少なくとも1つ存在する場合には、制御部101
00は、ドメイン間の候補経路探索終了通知を受け取る
と、経路探索部13000に対してドメイン間探索結果
一時記憶部13100に一時記憶されているドメイン間
候補経路から、ある優先順序(例えば、中継するドメイ
ンが最も少ない経路、あるいは経路上のリンクの空容量
の比が最も大きい経路の順等、ここでは中継するドメイ
ンが最も少ない経路の順とする)で、ドメイン間経路ド
メイン10−50−30を選択する(S11500)。
制御部10100は、ドメイン間経路を選択すると、ド
メイン内重み付隣接情報管理部17000に対してドメ
イン間経路上の各ドメイン10、ドメイン50、ドメイ
ン30について利用開始時刻T1から利用終了時刻T2
の間に帯域10M(bit/s)が利用可能なリンクの
みを含み、帯域10M(bit/s)に対する利用可能
帯域の比を重みとして付与したドメイン内重み付隣接情
報の作成を要求する(S11700)。
【0028】ドメイン内重み付隣接情報管理部1700
0は、要求を受けると、ドメイン内隣接情報管理部16
000に対してドメイン10、ドメイン50、ドメイン
30のドメイン内隣接情報16110,16150,1
6130の転送を要求する(S11800)。ドメイン
内隣接情報管理部16000は、ドメイン内隣接情報の
転送要求を受けると、ドメイン内隣接情報蓄積部161
00に蓄積されているドメイン10、ドメイン50、ド
メイン30のドメイン内隣接情報16110,1615
0,16130をドメイン内重み付隣接情報管理部17
000に転送する(S11900)。ドメイン内重み付
隣接情報管理部17000は、ドメイン内隣接情報16
110,16150,16130を受け取ると、これら
の情報に記録されている個々のリンクについて、利用開
始時刻から利用終了時刻の間に帯域10M(bit/
s)の利用可否をリンク情報管理部18000に照合を
要求し、利用可能であれば空帯域容韻を要求する(S1
2000)。リンク情報管理部18000は、要求を受
けると、個々のリンクについて利用可否および空帯域容
量を応答する(S12100)。
【0029】ドメイン間重み付隣接情報管理部1500
0は、ドメイン内隣接情報に記録されている個々のリン
クについて帯域の利用可否および空帯域容量を受け取る
と、利用可能なリンクから構成され、かつ帯域10M
(bit/s)に対する利用可能帯域の比を重みとして
付与したドメイン内重み付隣接情報17110,171
20,17130を生成し、ドメイン内重み付隣接情報
の作成終了を制御部10100に通知する(S1220
0)。制御部10100は、ドメイン内重み付隣接情報
作成終了通知を受け取ると、経路探索部13000に対
して各ドメインにおける候補経路探索を要求する(S1
2300)。経路探索部13000は、各ドメインにお
ける候補経路探索の要求を受け取ると、ドメイン10内
の候補経路を発ATM端末であるATM端末15を発ノ
ードとしてドメイン内重み付隣接情報17110を基に
始ノードから延びるドメイン10内の全域の全経路を求
める。そして、そのドメイン10内全域の全経路の中
で、ATM端末15からドメイン50に延びる経路を抽
出して、ATM端末15からドメイン50への全候補経
路を経路上のリンクの重みとともに求め、ドメイン10
内の候補経路をドメイン内経路探索結果一時記憶部13
200に一時記憶する(S12400)。
【0030】さらに、経路探索部13000は、ドメイ
ン50内の候補経路についても全く同じように、ドメイ
ン50内の候補経路をドメイン10を発ノードとしてド
メイン内重み付隣接情報17130を基に始ノードから
延びるドメイン50内全域の全経路を求める。そして、
そのドメイン50内全域の全経路の中で、ドメイン10
からドメイン30へ延びる経路を抽出して、ドメイン1
0からドメイン30への全候補経路を経路上のリンクの
重みとともに求め、ドメイン30内の候補経路をドメイ
ン内経路探索結果一時記憶部13200に一時記憶する
(S12500)。経路探索部13000は、ドメイン
30内の候補経路についても全く同じようにして、ドメ
イン30内の候補経路をドメイン50を発ノードとして
ドメイン内重み付隣接情報を基に発ノードから延びるド
メイン30内全域の全経路を求める。そのドメイン30
内全域の全経路の中で、ドメイン50から終ATM端末
に延びる経路を抽出して、ドメイン50から終ATMへ
の全候補経路を経路上のリンクの重みとともに求め、ド
メイン30内の候補経路をドメイン内経路探索結果一時
記憶部13200に一時記憶する(S12600)。
【0031】次に、経路探索部13000は、ドメイン
10、ドメイン50、ドメイン30のドメイン内候補経
路探索を終了すると、制御部10100に対してドメイ
ン内候補経路探索終了を通知する(S12700)。な
お、S12700を処理した時に、いずれか1つのドメ
イン内候補経路も存在しない場合には、回線予約不可を
出力部10300に表示し(S13600)、回線予約
処理を終了する(S13700)。制御部10100
は、ドメイン内候補経路探索終了通知を受け取ると、ド
メイン内探索結果一時記憶部13200に一時記憶され
ているドメイン間候補経路から、ある優先順序(例え
ば、中継するドメインが最も少ない経路、あるいは経路
上のリンクの空容量の最小値が最も大きい経路の順等)
で選択し(S12800)、選択したドメイン内および
ドメイン間の経路上のリンクについて、リソースを予約
開始時刻から予約終了時刻までの予約を予約情報管理部
12000に要求する(S12900)。
【0032】予約情報管理部12000は、予約要求を
受け取ると、リンク情報管理部18000に対して利用
開始時刻T1から利用終了時刻T2の間、帯域10M
(bit/s)の予約を要求する(S13000)。リ
ンク情報管理部18000は、予約要求を受けると、選
択されたドメイン内およびドメイン間の経路上の全リン
クのリンク情報に予約番号R3、利用開始時刻T1、利
用終了時刻T2および帯域10M(bit/s)を記録
し、予約終了を予約情報管理部12000に通知する
(S13100)。予約情報管理部12000は、予約
終了通知を受け取ると、制御部10100に対して予約
終了通知を行う(S13200)。制御部10100
は、予約終了通知を受け取ると、SW遠隔制御部190
00に対して選択された経路上の各SWのSW遠隔制御
情報を生成し、予約情報12110の予約番号R3とと
もに蓄積することを要求する(S13300)。SW遠
隔制御部19000は、要求を受けると、選択された経
路上の各SWのSW遠隔制御情報を生成し、SW制御情
報蓄積部19100に予約情報12110の予約番号R
3とともに蓄積し、SW遠隔制御情報生成終了を制御部
10100に通知する(S13400)。制御部101
00は、SW制御情報生成終了通知を受け取ると、予約
処理終了を出力部10300に表示し(S1350
0)、回線予約処理を終了する(S13700)。
【0033】図12は、本発明の一実施例を示す回線設
定処理の動作フローチャートである。制御部10100
は、予約情報蓄積部12100に蓄積された予約情報1
2110の利用開始時刻T1と現在時刻を常時比較して
いる(S14000)。制御部10100は、利用開始
時刻T1と現在時刻が一致したことを確認すると、SW
遠隔制御部19000に対して、予約情報12110の
予約番号R3とともにSW遠隔制御情報蓄積部1910
0に蓄積されているSW遠隔制御情報の内容に従って、
予約情報12110に記録されている利用開始時刻T1
から利用終了時刻T2の間、ネットワークインターフェ
ース部10400を通して該当するSWを遠隔制御する
ことを要求する(S14100)。SW遠隔制御部19
000は、SWの遠隔制御の要求を受けると、予約情報
12110の予約番号R3とともにSW遠隔制御情報蓄
積部19100に蓄積されているSW遠隔制御情報の内
容に従って、予約情報12110に記録されている利用
開始時刻T1からネットワークインターフェース部10
400を通して該当するSWを遠隔制御する(S142
00)。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ノード(SW、ATM端末)を複数のノードから構成
されたドメインに分割して管理するので、発ATM端末
と終ATM端末間の経路を求める場合、それらの所属す
るドメイン間経路を選択することができ、その結果、探
索範囲をドメイン間経路上のドメインに限定することが
でき、所望の経路を高速に探索することが可能になる。
また、予約日時に所望する帯域が利用可能なリンクの
みから構成され、かつ利用可能なリンクにおける空帯域
容量と所望帯域との比を該当リンクの重みとして付与し
て重み付隣接情報を基に経路探索を行うので、実際に利
用できない経路を探索する必要がなくなり、その結果、
所望の経路を高速に探索することが可能になる。さら
に、各リンクの重みから該当リンクの予約日時の利用状
況が把握できるため、ATMネットワークのリソースの
消費が特定のリンクに集中することを防止でき、トラヒ
ックの平滑化処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回線自動設定装置のブ
ロック構成図である。
【図2】図1における予約情報蓄積部の詳細ブロック図
である。
【図3】図1におけるリンク情報蓄積部の詳細ブロック
図である。
【図4】図1における隣接情報蓄積部の詳細ブロック図
である。
【図5】図1におけるドメイン間隣接情報蓄積部のブロ
ック図である。
【図6】図1におけるドメイン内隣接情報蓄積部のブロ
ック図である。
【図7】図1におけるドメイン間重み付隣接情報蓄積部
のブロック図である。
【図8】図1におけるドメイン内重み付隣接情報蓄積部
のブロック図である。
【図9】本発明の一実施例を示すドメイン生成処理のフ
ローチャートである。
【図10】本発明の一実施例を示す回線予約処理のフロ
ーチャートの一部である。
【図11】同じく、回線予約処理のフローチャートの他
の一部である。
【図12】本発明の一実施例を示す回線設定処理のフロ
ーチャートである。
【図13】従来の回線予約装置のブロック図である。
【図14】図12における予約情報蓄積部の詳細ブロッ
ク図である。
【図15】図12における隣接情報蓄積部の詳細ブロッ
ク図である。
【図16】図12におけるリンク情報蓄積部の詳細ブロ
ック図である。
【図17】従来における回線予約処理のフローチャート
である。
【図18】従来における回線設定処理のフローチャート
である。
【図19】ATMネットワーク例を示す図である。
【図20】本発明におけるATMネットワークドメイン
例を示す図である。
【符号の説明】
10000…本発明の回線自動設定装置、10100…
制御部、10200…入力部、10300…出力部、1
1000…ドメイン生成部、11100…隣接情報管理
部、10400…ネットワークインターフェース部、12
000…予約情報管理部、13000…経路探索部、1
4000…ドメイン間隣接情報管理部、18000…リ
ンク情報管理部、15000…ドメイン間重み付隣接情
報管理部、12100…予約情報蓄積部、16000…ド
メイン内隣接情報管理部、11200…隣接情報蓄積
部、17000…ドメイン内重み付隣接情報管理部、1
2111…予約番号、18100…リンク情報蓄積部、
13100…ドメイン間経路探索一時記憶部、1320
0…ドメイン内経路探索一時記憶部、12112…予約
情報テーブル、14100…ドメイン間隣接情報蓄積
部、11210…隣接情報、12110,12120,
12130…予約情報、18114…予約テーブル、16
100…ドメイン内隣接情報蓄積部、14110…ドメ
イン間隣接情報、15100…ドメイン間重み付隣接情
報蓄積部、19000…SW遠隔制御部、15110…ド
メイン間重み付隣接情報、17100…ドメイン内重み
付隣接情報蓄積部、19100…SW遠隔制御情報蓄積
部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ATM−PVC網におけるATM端末間回
    線経路のリンク帯域予約方法であって、 予約時間帯および予約容量を満たすリンクの中、上記予
    約容量に対する空リンク帯域を上記各リンクの重みと
    し、 重みが付与された上記リンクを対象として上記ATM端
    末間の回線候補経路を探索し、 探索して求められた上記回線候補経路の中から予め定め
    られた優先順位に基づいて候補経路を選択し、 選択された回線経路の各リンクを予約することを特徴と
    する回線予約方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の回線予約方法において、 前記回線経路のリンク帯域を予約する場合に、ATM−
    PVC網のノードを連結度の強いノード群に分割して複
    数のドメインを生成し、 上記ATM端末の所属する各ドメイン間を結ぶリンクに
    対してリンク帯域を予約し、 さらに、各ドメイン内のノード間のリンクに対してリン
    ク帯域を予約することを特徴とする回線予約方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の回線予約方法において、 前記予め定められた優先順位で候補経路を選択する場合
    に、回線候補経路が中継するリンク数、あるいはノード
    数の少ない順、または回線候補経路が中継するリンクの
    空容量の最小値が大きい順を優先順位として、候補経路
    を選択することを特徴とする回線予約方法。
  4. 【請求項4】ATM−PVC網におけるATM端末間回
    線経路のリンク帯域を予約する装置であって、 ATMネットワーク全域における全ノード(SW,AT
    M端末)の隣接情報を蓄積する隣接情報蓄積部と、 該隣接情報蓄積部に蓄積されている隣接情報を基にノー
    ド間に連結強度の強いノード群に分割して、複数のドメ
    インを生成するドメイン生成部と、 該ドメイン生成部により生成されたドメイン間の隣接情
    報を蓄積するドメイン間隣接情報蓄積部と、 該ドメイン生成部により生成された個々のドメイン内の
    ノード隣接情報を蓄積するドメイン内隣接情報蓄積部
    と、 予約情報を蓄積する予約情報蓄積部と、 上記ドメイン間隣接情報蓄積部に蓄積されているドメイ
    ン間隣接情報を基に、上記予約情報蓄積部に蓄積された
    予約情報で要求されている予約帯域が利用可能なリンク
    のみから構成され、かつ上記予約帯域に対する空帯域容
    量の比をリンクの重みとして付与したドメイン間重み付
    隣接情報を生成して、これを蓄積するドメイン間重み付
    隣接情報蓄積部と、 上記ドメイン内隣接情報蓄積部に蓄積されているドメイ
    ン内隣接情報を基に、上記予約情報蓄積部に蓄積された
    予約情報で要求されている予約帯域が利用可能なリンク
    のみから構成され、かつ予約帯域に対する空帯域容量の
    比をリンクの重みとして付与したドメイン内重み付隣接
    情報を生成して、これを蓄積するドメイン内重み付隣接
    情報蓄積部と、 上記予約情報に蓄積された予約情報で要求されている発
    ATM端末から終ATM端末までの所属するドメイン間
    の経路を探索し、さらに探索したドメイン間経路を任意
    の優先順位で選択し、選択したドメイン間経路上にある
    ドメイン内の経路を探索して、予め定められた優先順位
    で選択する経路探索部と、 該経路探索部が探索した結果のドメイン間経路を、優先
    順位を並べ換えた後に一時記憶するドメイン間経路探索
    結果一時記憶部と、 該経路探索部が探索した結果のドメイン内経路を、優先
    順位を並べ換えた後に一時記憶するドメイン内経路探索
    結果一時記憶部とを具備したことを特徴とする回線予約
    装置。
JP4886697A 1997-03-04 1997-03-04 回線予約方法および装置 Pending JPH10247915A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4886697A JPH10247915A (ja) 1997-03-04 1997-03-04 回線予約方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4886697A JPH10247915A (ja) 1997-03-04 1997-03-04 回線予約方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10247915A true JPH10247915A (ja) 1998-09-14

Family

ID=12815217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4886697A Pending JPH10247915A (ja) 1997-03-04 1997-03-04 回線予約方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10247915A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7818450B2 (en) 2003-09-02 2010-10-19 Huawei Technologies Co., Ltd. Method for selecting real-time service data transmission path

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7818450B2 (en) 2003-09-02 2010-10-19 Huawei Technologies Co., Ltd. Method for selecting real-time service data transmission path

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4368981B2 (ja) Atmネットワーク中のロード平衡したubrルーティング
EP0926860B1 (en) Traffic route finder in communications network
JP2648579B2 (ja) 最適経路を決定するための方法及びネットワーク・ノード
JP3672341B2 (ja) 通信網分離設計方式とその管理方式
US7958209B2 (en) Methods and systems to generate and implement a changeover sequence to reconfigure a connection-oriented network
US5216591A (en) Method for efficient distributed data communications network backbone node location
JP3512896B2 (ja) 同時リクエストからの情報に基づいて仮想回路のためのリクエストを経路づける方法
JPH1117704A (ja) 通信網内の承認制御の実時間制御アーキテクチャ
CN108684046B (zh) 一种基于随机学习的接入网服务功能链部署方法
JPH09294128A (ja) 網動作方法、要求経路方法並びにルーティング及び承認制御する方法
CN112543151B (zh) Sdn控制器部署方法、装置、电子设备和存储介质
US7152113B2 (en) Efficient system and method of node and link insertion for deadlock-free routing on arbitrary topologies
JP2000101631A (ja) 制限的コストのための最適pnni複合ノ―ド表現を生成する方法、ネットワ―ク装置およびpnniネットワ―ク
JPH0983546A (ja) 経路選択方法および経路選択装置および通信網設計方法および通信網設計装置
JPH10247915A (ja) 回線予約方法および装置
JP2980031B2 (ja) 再構成可能なネットワーク
JP6553996B2 (ja) パス予約支援装置、パス予約支援プログラム及びパス予約支援方法
JP3856837B2 (ja) 回線交換通信ネットワークにおけるマネージメントの方法および回線交換通信ネットワークにおいてノードとして用いることのできる装置
Chu et al. A hierarchical routing and flow control policy (HRFC) for packet switched networks
JP3145874B2 (ja) 仮想パス設定装置
JP3185785B2 (ja) 再構成サーバ及び通信ノード
JPH04329732A (ja) 論理資源管理方式
KR100369935B1 (ko) 계층망의 메트릭 정보 집성 방법
JP2953372B2 (ja) Vpcを利用したatm網における迂回ルート設定及び切り戻し制御方式
JP4205566B2 (ja) 通信網故障頻度計算方法、通信網故障頻度計算装置、通信網故障頻度計算プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体