JPH10247159A - 音声再生装置およびデータ処理システム - Google Patents

音声再生装置およびデータ処理システム

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JPH10247159A
JPH10247159A JP9048872A JP4887297A JPH10247159A JP H10247159 A JPH10247159 A JP H10247159A JP 9048872 A JP9048872 A JP 9048872A JP 4887297 A JP4887297 A JP 4887297A JP H10247159 A JPH10247159 A JP H10247159A
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JP9048872A
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Kimiaki Sato
公昭 佐藤
Masamichi Kishi
正道 岸
Hiroshi Ishinishi
洋 石西
Takeshi Suzuki
猛 鈴木
Kenji Osawa
賢治 大沢
Kenzo Matsumura
謙三 松村
Kenta Morishima
憲太 森島
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声情報を任意に且つ即座に再生できる音声
再生装置を提供する。 【解決手段】 PCカード化された音声再生装置は、フ
ァイルストレージカードと同様にPCカードインタフェ
ース手段(200,201)を介してパーソナルコンピ
ュータのような音声情報ファイルの生成元から音声情報
を受け取り、受け取った音声情報ファイルを当該パーソ
ナルコンピュータがサポートするファイル管理方式に従
って不揮発性半導体メモリ(203)に記憶する。記憶
された音声情報ファイルは操作手段(206)で入力さ
れるファイル名によってランダムにアクセスされ、アク
セスされた音声情報データが再生手段(205,20
8,209)にて再生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCカードインタ
フェース手段を介して書き込まれた音声情報ファイルを
不揮発性半導体メモリに格納すると共に格納された音声
情報ファイルをランダムに指定して再生可能にする音声
再生装置に関する。さらに、そのような音声再生装置を
備えたデータ処理システムに関する。例えば、本発明
は、博物館、美術館、展示場等での音声による案内シス
テム、路線バスの停留所の案内放送システム、観光バス
での観光案内システムなどに適用して有効な技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、不揮発性半導体メモリに音声情報
を記録し、記録した音声情報を再生可能にする音声再生
装置(固体レコーダとも称する)が提供されている。例
えばメモ帳やテープレコーダのような用途を想定し、不
揮発性半導体メモリに音声情報を再生可能に記録するよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
音声再生装置は、音声データを再生するとき、音声デー
タの選択を前進/後退ボタン、トラック送り/トラック
戻しボタンを使った順次検索手法を用いるようになって
いた。このため、音声データを再生する順番が音声デー
タの記録順と異なる場合、希望する音声データを直ちに
再生することができないという問題点があった。このよ
うに、記録されている音声データをランダムアクセスす
ることができなければ、必要な音声案内を即座に再生で
きず、そのような固体レコーダを、博物館、美術館、展
示場等での音声による案内システムなどに適用しても、
音声案内の実効が上がらないと予想される。
【0004】また、音声再生装置を博物館、美術館、展
示場等での音声による案内システムなどに適用する場合
には、同じ情報を多数の音声再生装置に記録し、また、
記録音声データの音質も一定水準に保つようにしなけれ
ばならない。これらの点を考慮すると、テープレコーダ
と同様に、音声再生装置それ自体で独立した記録再生機
能(音源から直接音声をサンプリングして記録し再生可
能にする機能)を有していることは、逆に装置大型化を
招き、小型化しようとすれば記録音声の音質を低下せざ
るを得なくなることが予想される。
【0005】そこで本発明者は、良好な再生音質と音声
情報の圧縮とを考慮した場合、音声情報ファイルを固体
レコーダの外部で生成することが得策であると判断し
た。更に、外部で作成された音声情報ファイルの受け渡
しには一般的なインタフェース仕様(例えばPCカード
インタフェース仕様)を採用することが固体レコーダの
使い勝手の点で望ましいと結論付けた。また、PCカード
インタフェースを採用すれば、音声情報ファイルの作成
に一般的なパーソナルコンピュータを利用でき、経済的
にも優れる。これらの点を考慮して、本発明者は、音声
情報ファイルを格納する不揮発性半導体メモリを有し該
不揮発性半導体メモリから選択した音声情報ファイルを
音声に再生する機能を備え、PCMCIA−ATA(Pe
rsonal Computer Memory Card International Associat
ion−ATAttachment)のような規格に準拠したPCカー
ドインタフェースを持つ固体レコーダの実現について検
討した。更に、従来技術との比較において、PCカード
インタフェースを介して書込まれた音声情報ファイルを
簡単にランダムアクセスして所望の記録音声情報を即座
に再生できることの必要性が本発明者によって見出され
た。
【0006】尚、PCカードについて記載された文献の
例としては「日経エレクトロニクス」第597号(日経
BP社1993年12月20日発行)の第76頁〜第9
0頁がある。
【0007】本発明の目的は、記録されている音声デー
タを簡単にランダムアクセスでき、必要な音声情報を即
座に再生できる音声再生装置を提供することにある。
【0008】本発明の別の目的は、博物館、美術館、展
示場等での音声による案内システム、路線バスの停留所
の案内放送システム、観光バスでの観光案内システムな
どを低いコストで実現するのに最適なデータ処理システ
ムを提供することにある。
【0009】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0011】すなわち、音声再生装置(2)は、PCカ
ードインタフェース手段(200,201)と、不揮発
性半導体メモリ(203)と、再生すべき音声情報ファ
イルのファイル名を入力する操作手段(206)と、前
記PCカードインタフェース手段から供給される音声情
報ファイルをパーソナルコンピュータがサポートする所
定のファイル管理方式に従って前記不揮発性半導体メモ
リに格納すると共に、前記操作手段で指定されたファイ
ル名の音声情報ファイルを前記ファイル管理方式に従っ
て前記不揮発性半導体メモリから取得するマイクロコン
ピュータ(204)と、前記マイクロコンピュータによ
って取得された音声情報ファイルに基づいて音声情報を
再生する再生手段(205,208,209)と、を1
個のカード基板に含んで成る。
【0012】上記音声再生装置は、ファイルストレージ
カードと同様にPCカードインタフェース手段を介して
パーソナルコンピュータのような音声情報ファイルの生
成元から音声情報を受け取って記憶することができる。
これにより、音声再生装置それ自体は、音源から直接音
声をサンプリングして記録する機能を備えることなく、
所要の音質を持った必要な音声情報ファイルの転送を受
けることができ、音声再生装置の小型化も実現できる。
【0013】上記音声再生装置は、パーソナルコンピュ
ータのような音声情報ファイルの生成元がサポートする
ファイル管理方式と同様のファイル管理方式を採用する
ので、音声情報ファイルのランダムアクセスを簡単に実
現することができる。したがって、音声情報を再生する
順番が記録順と異なる場合であっても、希望する音声情
報を直ちに再生することができる。
【0014】前記ファイル管理方式にはFATファイル
管理方式を採用することができる。FATファイル管理
方式はパーソナルコンピュータで一般的なオペレーティ
ングシステムがサポートするから、広く普及しているパ
ーソナルコンピュータによって音声情報ファイルを生成
でき、音声情報記録再生システムのようなデータ処理シ
ステムを低コストで実現可能になる。
【0015】音声再生装置を利用するデータ処理システ
ムにおいて、音声再生装置に音声情報ファイルをダウン
ロードするサーバーとして、PCカードが着脱されるP
Cカードスロットを持ち当該PCカードスロットに装着
された音声再生装置をファイルストレージカードとして
リード・ライトアクセス可能なパーソナルコンピュータ
を用いることができる。
【0016】前記パーソナルコンピュータはPCカード
スロットに装着された音声再生装置に供給すべき音声情
報ファイルのファイル名を番号名に変更する。これに応
じて音声再生装置の前記操作手段は再生すべき音声情報
ファイルのファイル名を入力するテンキーを有すること
ができる。これにより、再生すべき音声情報ファイルを
番号名で指定できるので、再生情報の選択も容易であ
る。
【0017】前記パーソナルコンピュータは、音声情報
ファイルのファイル名を番号名に変更するとき、そのフ
ァイル名と番号名とを対応付ける管理情報ファイルを作
成し、前記不揮発性半導体メモリに格納されている音声
情報ファイルを参照するとき、前記管理情報ファイルを
用いて番号名をそれに対応するファイル名に変更する。
これにより、パーソナルコンピュータ上のファイル管理
ユーティリティーのようなファイル操作処理プログラム
によって音声再生装置上の音声情報ファイルをファイル
操作(削除、移動、コピーなど)するときの便に供する
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1には音声記録再生システム
(データ処理システム)の構成図が示される。同図にお
いて1で示されるものは音声記録装置として機能される
パーソナルコンピュータ、2で示されるものは音声再生
装置として機能される固体レコーダである。前記パーソ
ナルコンピュータ1は、特に制限されないが、MS−D
OS(登録商標)又はMS−Windows(登録商
標)をオペレーティングシステムとして動作される。こ
のオペレーティングシステムで採用されるファイル管理
手法はFATファイル管理方式である。固体レコーダ2
は、PCMCIA−ATAに準拠のPCカードとして構
成され、パーソナルコンピュータ1によるファイル操作
によって音声情報ファイルの書込みが可能にされる。固
体レコーダ2は、書込まれた音声情報ファイルをパーソ
ナルコンピュータ1と同様のFATファイル管理方式で
ランダムアクセスし、アクセスした音声情報ファイルの
音声データを再生する機能を備えている。
【0019】図2には固体レコーダ2の外観が示され
る。固体レコーダ2は、再生ボタン20、停止ボタン2
1、テンキー22、液晶ディスプレイ23をケーシング
24の表面に有する。固体レコーダ2は、PCMCIA
−ATA規格の68ピンコネクタ201を介してパーソ
ナルコンピュータ1に着脱自在に装着される。
【0020】図3には前記パーソナルコンピュータ1の
一例ブロック図が示される。同図に示されるパーソナル
コンピュータ1は、コンピュータのメインボード10を
中心に、ディスプレイ11、ハードディスク等の補助記
憶装置12、PCカードスロット13、サウンドボード
14、ポインティングデバイス18、及びキーボード1
9等の周辺回路が接続されている。サウンドボード14
にはCD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory)
ドライブ15、ライン入力端子16、マイクロフォン1
7が結合されている。
【0021】前記メインボード10には、代表的に示さ
れたマイクロプロセッサ(MPU)100、2次キャッ
シュメモリ(CACHE)101、ROM102、RA
M(Random Access Memory)103、及びインタフェー
スコントローラ104等が搭載されている。
【0022】前記マイクロプロセッサ100は、特に図
示はしないが、CPU(Central Processing Unit)、
FPU(Floating Point Unit)、アドレス変換バッフ
ァ、1次キャッシュメモリ、バスコントローラ等の回路
ブロックを含んで1個の半導体基板に形成されている。
マイクロプロセッサ100は、外部から命令を読み込
み、読み込んだ命令を解読し、解読結果に従って演算処
理を行い、演算に必要なオペランドをRAM103やR
OM102からフェッチし、或いはインタフェースコン
トローラ104を介して外部の周辺回路を制御したりす
る。前記インタフェースコントローラ104は、補助記
憶装置12及びPCカードスロット13に装着されたP
CカードをコントロールするためのIDE(Integrated
Device Electronics)又はATAコントローラやディ
スプレイコントローラ等を含んでいる。
【0023】前記マイクロプロセッサ100は、サウン
ドボードを14を介してライン入力端子16やマイクロ
フォン17等から音声情報を取り込んで、音声情報ファ
イルを生成することができる。このような音声処理につ
いてはすでに公知であるからその処理手順について詳細
な説明は省略する。
【0024】前記補助記憶装置12は、特に制限されな
いが、マイクロプロセッサ100が実行するアプリケー
ションプログラムを格納している。前記音声処理のため
のプログラム、音声処理にて生成された音声情報ファイ
ルを固体レコーダ2に書込んだりするためのファイル操
作処理プログラム等は、特に制限されないが、一つのア
プリケーションプログラムとして前記補助記憶装置12
に格納されている。マイクロプロセッサ100がそのよ
うなプログラムを実行するとき、当該プログラムは前記
RAM103にロードされることになる。
【0025】パーソナルコンピュータ1は、フラッシュ
メモリ203に供給すべき音声情報ファイルのファイル
名を番号名に変更する。番号名は001〜999の番号
が重複することなく自動的に割り振られる。また、前記
パーソナルコンピュータ1は、音声情報ファイルのファ
イル名を番号名に変更するとき、そのファイル名と番号
名とを対応付ける管理情報ファイルを作成して保持す
る。パーソナルコンピュータ1が固体レコーダ2の前記
フラッシュメモリ203に格納されている音声情報ファ
イルを参照するとき、前記管理情報ファイルを用いて番
号名をそれに対応するファイル名に変換する。
【0026】図4には前記固体レコーダ2の一例ブロッ
ク図が示される。固体レコーダ2はPCカードの一種と
され、PCMCIAタイプ3のサイズを有し、PCMC
IA−ATA規格に準拠した手順でパーソナルコンピュ
ータ1とインタフェースを行うためのATAコントロー
ラ200を有する。ATAコントローラ200はPCM
CIA−ATA規格の68ピンコネクタ201を介して
前記PCカードスロット13に着脱自在に装着される。
ATAコントローラ200は、固体レコーダ2をファイ
ルストレージカードとしてパーソナルコンピュータ1に
インタフェースさせる。
【0027】前記ATAコントローラ200はパーソナ
ルコンピュータ1との間でやりとりするデータをバッフ
ァメモリとして機能するDRAM202に一時的に格納
する。外部からDRAM202に転送されたデータは、
不揮発性半導体メモリとしてのフラッシュメモリ203
に格納されることになる。
【0028】マイクロコンピュータ204は固体レコー
ダ2を全体的に制御する。パーソナルコンピュータ1に
よるファイル操作によって固体レコーダ2に音声情報フ
ァイルが与えられると、マイクロコンピュータ204
は、ATAコントローラ200を介して与えられるコマ
ンドにしたがって、その音声情報ファイルをFATファ
イル管理方式に従ってDRAM202から前記フラッシ
ュメモリ203に格納する。FATファイル管理方式に
ついては後述する。マイクロコンピュータ204はパー
ソナルコンピュータ1によるファイル操作に応じてフラ
ッシュメモリ203からファイルを読み出すための制御
も行うことができる。
【0029】更に固体レコーダ2は、フラッシュメモリ
203に格納された音声情報ファイルをランダムアクセ
スして音声データを再生するために、音声データ再生コ
ントローラ205を有する。操作ボタン206は前記再
生ボタン20、停止ボタン21およびテンキー22を総
称する。音声データ再生コントローラ205は、図5に
したがって後述する状態遷移制御により音声データの再
生制御を行う。その指示は操作ボタン206によって与
えられる。操作ボタン206で指定された音声情報ファ
イルのファイル名はマイクロコンピュータ204に与え
られ、マイクロコンピュータ204がFATファイル管
理方式に従ってフラッシュメモリ203を検索して前記
指定されたファイル名の音声情報ファイルをリードアク
セスする。
【0030】前記音声情報ファイルは、特に制限されな
いが、所謂MPEGによる標準化方式(MPEG方式)
で符号化(圧縮)されている。マイクロコンピュータ2
04は、前記符号化された音声情報ファイルの音声情報
をアクセス単位毎に復号化(伸張)する。復号化処理
は、特に制限されないが、マイクロコンピュータ204
のソフトウェアによって行う。復号化の演算処理を行う
ために、マイクロコンピュータ204はディジタル信号
処理回路を内蔵している。復号化された音声データはバ
ッファメモリとして機能されるSRAM207に一時的
に格納される。音声データ再生コントローラ205は、
復号化された音声データを所定の再生タイミングに同期
してSRAM207からD/Aコンバータ208に供給
し、ディジタル音声データからアナログ音声信号に変換
させる。変換されたアナログ音声信号はアンプ209で
増幅され、音声信号出力端子210に供給される。音声
信号出力端子210には例えばイヤホーンなどが接続さ
れる。
【0031】前記操作ボタン206による操作の内容
は、液晶ドライバ211を介して前記液晶ディスプレイ
23に表示される。
【0032】図5には固体レコーダ2に記録された単数
もしくは複数の音声情報ファイルの中から再生したい一
つの音声情報ファイルを選択して再生を行う状態遷移制
御の一例が示される。この例では音声情報ファイルの有
効なファイル番号は1から999とされる。
【0033】固体レコーダ2は電源の投入によって動作
を開始する。固体レコーダ1の動作電源は、前記コネク
タ201の電源ピンを介して供給される。
【0034】電源投入後、固体レコーダ1は操作ボタン
206による入力待ち状態(データ番号入力待ち状態S
T1)にされる。この例では、データ番号入力待ち状態
ST1を示すための液晶ディスプレイ23に「0」が表
示される。前記データ番号入力待ち状態ST1で再生ボ
タン20または停止ボタン21が押された場合、再度デ
ータ番号入力待ち状態にされる。
【0035】前記データ番号入力待ち状態ST1でテン
キー22のいずれかの番号が1回押されると、液晶ディ
スプレイ23の一桁目に当該番号が表示される(待ち状
態ST2)。図4では「4」が入力された場合が示され
ている。この待ち状態ST2で再生ボタン20が押され
ると、再生動作が開始される(再生動作状態ST3)。
その待ち状態ST2で停止ボタン21が押されると、前
記データ番号入力待ち状態(ST1)に戻る。また、そ
の待ち状態ST2でテンキー22のいずれかの番号が更
に押されると次の待ち状態ST4に遷移される。この待
ち状態ST4の後、続けてテンキー22のいずれかの番
号が入力されると更に次の待ち状態ST5に遷移され
る。
【0036】液晶ディスプレイ23に0以外の番号が表
示されているとき、再生ボタン20が押されると、当該
表示番号の音声データが記録されている場合には再生が
開始される(ST3)。再生中は液晶ディスプレイ23
に表示されたデータ番号が点滅され再生中であることが
わかるようにされる。再生中に再生ボタン20やテンキ
ー22が押されても無視され、再生が継続される。再生
中に停止ボタン21が押されると再生は終了される。液
晶ディスプレイ23に表示されている番号の音声データ
がない場合にも再生が終了されたのと同じ状態にされ
る。
【0037】再生終了状態(ST6)では液晶ディスプ
レイ23にはその直前に再生が指示されたデータ番号が
表示される。再生終了状態で更に、再生ボタン20を押
せば、その表示データ番号の音声データがもう一度再生
される(ST3)。再生終了状態で停止ボタン21が押
されれると、データ番号入力待ち状態(ST1)に遷移
される。再生終了状態でテンキー22のいずれかの番号
が押されると、テンキー22の入力待ち状態にされる
(ST7)。この待ち状態ST7は前記待ち状態ST
2,ST4,ST5を総称し、最大3桁までの番号入力
を受け付ける。
【0038】図6には音声情報ファイルのファイル名と
テンキーで指定されるファイル番号との対応が示されて
いる。固体レコーダ2に書き込まれるべき音声データフ
ァイルは、音声記録処理もしくは音声データファイルを
取り扱うことができるパーソナルコンピュータ1に格納
されている。パーソナルコンピュータ1上の音声データ
ファイルは、パーソナルコンピュータ1上で動作される
ファイルユーティリティーもしくは専用アプリケーショ
ン(即ち前記ファイル操作素よりプログラム)を用い
て、PCカードスロット13を介して固体レコーダ2に
転送(コピー)される。このとき、パーソナルコンピュ
ータ1は、固体レコーダ2に転送すべき音声データファ
イルのファイル名を番号名に変換する。さらにパーソナ
ルコンピュータ1は、前記ファイル名変更に係る音声デ
ータファイルの元のファイル名と番号名とを対応付ける
管理情報ファイルを作成する。パーソナルコンピュータ
1は、その管理情報ファイルに基づいて、空き番号若し
くは後続番号をファイル番号名として付与する。特に制
限されないが、この例では、固体レコーダ2に記録され
る音声データファイルのファイル名は1〜999の番号
とされ、当該番号は連続であっても不連続であってもよ
い。パーソナルコンピュータ1は番号ファイル名に変換
したファイルを固体レコーダ2に転送する。また、パー
ソナルコンピュータ1が固体レコーダ2から音声情報フ
ァイルを読み込むとき、前記管理情報ファイルを用い
て、読み込んだ番号ファイル名を元のファイル名に戻す
ことができる。
【0039】固体レコーダ2におけるファイル管理は、
特に制限されないが、パーソナルコンピュータで一般的
なMS−DOS(登録商標)やMS−Windows
(登録商標)などのオペレーティングシステムで採用さ
れるFATファイル管理方式によって行われる。この例
に従えば、固体レコーダサーバとしてのパーソナルコン
ピュータ1のFATファイル管理手法もFATファイル
管理方式である。FATファイル管理方式を採用する固
体レコーダ2は、図7に示されるデータ構造をフラッシ
ュメモリ203に形成して、音声データファイルを記憶
する。そのデータ構造は、パーティションブートレコー
ド、FATエントリ、ディレクトリエントリ、データエ
リアから構成される。データの単位はセクタとされ、フ
ァイル管理の単位はクラスタとされる。1クラスタは例
えば2048バイト(4セクタ)とされる。ディレクト
リエントリは、ファイル名、ファイルサイズ、当該ファ
イルの開始クラスタ番号及びファイル作成年月日などの
情報がファイル毎のインデックスとして保持される。デ
ータエリアは、クラスタ単位でファイルのデータが格納
される。FATエントリは、ディレクトリエントリで指
定された開始クラスタ番号に続く単数または複数のクラ
スタを順次ポイントして、複数クラスタにまたがるデー
タを連鎖させるための情報(データ連鎖情報)が格納さ
れる。前記パーティションブートレコードはFATエン
トリ、ディレクトリエントリ及びデータエリアが有効か
否かを示す情報が設定される。
【0040】図8には音声再生処理の全体的なフローチ
ャートが示される。再生する音声データの番号がテンキ
ー22から入力され、再生ボタン20が押されると、マ
イクロコンピュータ204が再生処理を開始する。
【0041】図9にはマイクロコンピュータ204によ
る再生制御処理の制御フローの一例が示される。再生処
理が指示されると、マイクロコンピュータ204は、
(1)の範囲で示されるように、選択された番号に一致
するファイル名をディレクトリエントリから検索し、そ
のファイルが存在する場合には、そのファイルのファイ
ルサイズと開始クラスタ番号とを取得する。すなわち、
ディレクトリエントリの開始セクタから終了セクタまで
を検索し(S10)、最初の1セクタをリードし(S1
1)、リードした1セクタ内でファイル名を順次検索し
(S12)、テンキー22で指示されたファイル名(ボ
タン番号)が含まれているか否かを判定する(S1
3)。ボタン番号(テンキー22で入力されたファイル
番号)のファイル名が含まれるかの判定は、各セクタの
データに対し、ディレクトリエントリの終了セクタに至
るまでに、目的とするファイル名が見つかるまで繰り返
される(S14,S15)。ディレクトリエントリの終
了セクタまで検索しても目的とするファイル名が見つか
らないときは、エラー終了とされる(S16)。目的と
するファイル名が検出されたときは、そのディレクトリ
エントリからファイルサイズが取得され(S17)、フ
ァイルデータの開始クラスタ番号が取得される(S1
8)。
【0042】そしてマイクロコンピュータ204は、
(2)の範囲で示されるように、ステップS18で取得
された開始クラスタ番号から音声データが存在するフラ
ッシュメモリ203上のデータエリアの位置(ファイル
データの論理セクタ番号)を算出する。
【0043】次に、マイクロコンピュータ204は、
(3)の範囲で示されるように、その位置から1クラス
タ分の音声データをフラッシュメモリ203から読出し
て再生する。
【0044】そして、マイクロコンピュータ204は、
(4)の範囲で示されるように、読出した音声データの
クラスタのクラスタ番号によってFATエントリを検索
し、検索されたFATエントリが保有するクラスタ番号
を取得する。取得されたクラスタ番号は、開始クラスタ
番号に連鎖する次のクラスタ番号を意味する。マイクロ
コンピュータ204は、(5)で示されるように、その
ようにして取得されたクラスタ番号が終了コードになる
まで、前記(2)〜(4)の処理を繰り返して、選択さ
れた番号の音声データを最後まで再生する。
【0045】以上説明した固体レコーダ2によれば、フ
ァイルストレージカードと同様にPCカードインタフェ
ース手段を介してパーソナルコンピュータ1のような音
声情報ファイルの生成元から音声情報を受け取って記憶
することができる。これにより、固体レコーダ2それ自
体は、音源から直接音声をサンプリングして記録する機
能を備えることなく、所要の音質を持った必要な音声情
報ファイルを得ることができ、固体レコーダの小型化も
実現できる。
【0046】固体レコーダ2は、パーソナルコンピュー
タ1のような音声情報ファイルの生成元がサポートする
ファイル管理方式と同様のファイル管理方式を採用する
ので、音声情報ファイルのランダムアクセスを簡単に実
現することができる。したがって、音声情報を再生する
順番が記録順と異なる場合であっても、希望する音声情
報を直ちに再生することができる。
【0047】前記ファイル管理方式として採用すること
ができるFATファイル管理方式は、パーソナルコンピ
ュータで一般的なオペレーティングシステムがサポート
するから、音声情報ファイルの生成も広く普及している
パーソナルコンピュータによって生成でき、音声情報記
録再生システムのようなデータ処理システムを低コスト
で実現可能になる。
【0048】また、パーソナルコンピュータ1は、固体
レコーダ2に供給すべき音声情報ファイルのファイル名
を番号名に変更する。番号名に変更された音声情報ファ
イルはフラッシュメモリ203に格納され、格納された
ファイルの指定をテンキー22で行うことができるか
ら、再生すべき音声情報ファイルを番号名で指定でき、
これにより、任意に再生情報を指定する選択操作が極め
て容易になる。
【0049】パーソナルコンピュータ1は、固体レコー
ダ2に供給すべき音声情報ファイルのファイル名を番号
名に変更するとき、そのファイル名と番号名とを対応付
ける管理情報ファイルを作成して保持する。パーソナル
コンピュータ1が固体レコーダ2に格納されている音声
情報ファイルを参照するとき、また、音声情報ファイル
が固体レコーダ2から供給されるとき、前記管理情報フ
ァイルを用いてを番号名をそれに対応するファイル名に
変更する。したがって、パーソナルコンピュータ上のフ
ァイル管理ユーティリティー(ファイル操作処理プログ
ラム)によって音声情報ファイルをファイル操作(削
除、移動、コピーなど)するときの便に供することがで
きる。
【0050】上記により、固体レコーダ2は必要な音声
案内を即座に再生できるから、博物館、美術館、展示場
等での音声による案内システムなどに固体レコーダ2及
びパーソナルコンピュータ1を採用することによって、
音声案内の実効を上げることができる。
【0051】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0052】例えば、PCカードインタフェース仕様は
PCMCIA−ATAに限定されない。また、ファイル
管理方式はFATファイル管理方式に限定されない。ま
た、パーソナルコンピュータは、PC−ATアーキテク
チャのパーソナルコンピュータに限定されなくい。ま
た、本発明は博物館、美術館、展示場等での音声による
案内システム、観光バスの観光案内のほか、個人的に利
用される再生装置としても適用することができることは
言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0054】すなわち、記録されている音声データを簡
単にランダムアクセスでき、必要な音声案内を即座に再
生できる音声再生装置を実現できる。
【0055】博物館、美術館、展示場等での音声による
案内システム、路線バスの停留所の案内放送システム、
観光バスでの観光案内システムなどを低いコストで実現
するのに最適なデータ処理システムを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】音声記録再生システムの一例構成図である。
【図2】固体コーダの一例外観図である。
【図3】パーソナルコンピュータの一例ブロック図であ
る。
【図4】固体レコーダの一例ブロック図である。
【図5】固体レコーダに記録された単数もしくは複数の
音声情報ファイルの中から再生したい一つの音声情報フ
ァイルを選択して再生を行う状態遷移制御の一例説明図
である。
【図6】音声情報ファイルのファイル名とテンキーで指
定されるファイル番号との対応を示す説明図である。
【図7】FATファイルシステムに準拠したファイルの
データ構造の一例を示す説明図である。
【図8】音声再生処理の全体的なフローチャートであ
る。
【図9】マイクロコンピュータによる再生制御処理の一
例フローチャートである。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ(音声記録装置) 2 固体レコーダ(音声再生装置) 100 マイクロプロセッサ 13 PCカードスロット 200 ATAコントローラ 201 PCMCIA−ATA68ピンコネクタ 203 フラッシュメモリ 204 マイクロコンピュータ 205 音声データ再生コントローラ 206 操作ボタン 208 D/Aコンバータ 209 アンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸 正道 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 石西 洋 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 鈴木 猛 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 大沢 賢治 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 松村 謙三 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 森島 憲太 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PCカードインタフェース手段と、不揮
    発性半導体メモリと、再生すべき音声情報ファイルのフ
    ァイル名を入力する操作手段と、前記PCカードインタ
    フェース手段から供給される音声情報ファイルをパーソ
    ナルコンピュータがサポートする所定のファイル管理方
    式に従って前記不揮発性半導体メモリに格納すると共
    に、前記操作手段で指定されたファイル名の音声情報フ
    ァイルを前記ファイル管理方式に従って前記不揮発性半
    導体メモリから取得するマイクロコンピュータと、前記
    マイクロコンピュータによって取得された音声情報ファ
    イルに基づいて音声情報を再生する再生手段と、を1個
    のカード基板に含んで成るものであることを特徴とする
    音声再生装置。
  2. 【請求項2】 前記ファイル管理方式はFATファイル
    管理方式であることを特徴とする請求項1記載の音声再
    生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の音声再生装置
    と、PCカードが着脱されるPCカードスロットを持ち
    当該PCカードスロットに装着された音声再生装置をフ
    ァイルストレージカードとしてリード・ライトアクセス
    可能なパーソナルコンピュータとを含むデータ処理シス
    テムであって、 前記パーソナルコンピュータはPCカードスロットに装
    着された音声再生装置に供給すべき音声情報ファイルの
    ファイル名を番号名に変更するものであることを特徴と
    するデータ処理システム。
  4. 【請求項4】 前記音声再生装置が備える操作手段は、
    再生すべき音声情報ファイルのファイル名を番号名で特
    定するためのテンキーを備えて成るものであることを特
    徴とする請求項3記載のデータ処理システム。
  5. 【請求項5】 前記パーソナルコンピュータは、音声情
    報ファイルのファイル名を番号名に変更するとき、その
    ファイル名と番号名とを対応付ける管理情報ファイルを
    作成し、前記PCカードスロットに装着されている前記音
    声再生装置の前記不揮発性半導体メモリに格納されてい
    る音声情報ファイルを参照するとき、前記管理情報ファ
    イルを用いてを番号名をそれに対応するファイル名に変
    換するものであることを特徴とする請求項3記載のデー
    タ処理システム。
JP9048872A 1997-03-04 1997-03-04 音声再生装置およびデータ処理システム Withdrawn JPH10247159A (ja)

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