JPH10246689A - ブレーキ鳴き特性試験装置 - Google Patents

ブレーキ鳴き特性試験装置

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JPH10246689A
JPH10246689A JP9050605A JP5060597A JPH10246689A JP H10246689 A JPH10246689 A JP H10246689A JP 9050605 A JP9050605 A JP 9050605A JP 5060597 A JP5060597 A JP 5060597A JP H10246689 A JPH10246689 A JP H10246689A
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JP
Japan
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rotor
friction material
brake
squeal
friction
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JP9050605A
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English (en)
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Mikio Matsuzaki
幹夫 松崎
Minoru Shimada
実 島田
Koichi Koyanagi
幸一 小柳
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Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置の小型化が可能で試験時間を短縮でき、摩
擦材以外の条件を同一にして各種の摩擦材の鳴き特性を
測定可能なブレーキ鳴き特性試験装置を提供する。 【解決手段】摩擦材10の鳴き特性を測定するための試
験装置であって、摩擦材10との間に摩擦を発生させる
ロータ25と、摩擦材10をロータ25側に押圧する摩
擦材押圧手段26と、摩擦材10とロータ25との摩擦
によって発生する音を測定する音測定手段27とを備
え、ロータ25の摩擦材10が押圧される部分の外径が
実際のブレーキのブレーキディスクより小さく形成さ
れ、ロータ25の縮小率に応じて音測定手段27の測定
範囲が広げられることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のブレーキ
などの摩擦材の開発に適用するのに好適なブレーキ鳴き
特性試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車のブレーキから発生する
音、いわゆる鳴きは運転者の快適性や自動車の商品価値
を損なうため、これを防止することが望ましい。このた
め、従来は開発した摩擦材を例えば実際の自動車または
ダイナモメータに取り付けて鳴き特性を測定し、この測
定結果をフィードバックすることにより摩擦材の開発を
行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のように
実際の自動車や試験用のダイナモメータに摩擦材を取り
付けて鳴き特性を測定する場合は、試験設備が大がかり
になるので、広いスペースが必要になると共に、一個の
摩擦材の試験に例えば3日間程度の長期間を要するとい
う問題があった。
【0004】特に、実際の自動車を使用する場合には、
自動車の車種に応じて試験用のブレーキを変えなければ
ならないので、段取りに要する時間も長くなるという問
題があった。更に、この場合は試験で得られた鳴き特性
のデータが種類の異なるブレーキを使用したものであ
り、摩擦材だけでなく他の条件も変わっているため、摩
擦材同士の横並びの鳴き特性を比較して優劣を決定する
ことができなかった。
【0005】一方、最近は摩擦材の鳴き特性が改良され
ており、実際の自動車やダイナモメータを使用した場合
には鳴きが発生しないことがあるため、分解能不足によ
り摩擦材の優劣を付けることができなかった。
【0006】本発明の目的は、このような問題点を解決
することにあり、試験装置の小型化が可能であると共に
試験時間を短縮でき、更に摩擦材以外の条件を同一にし
て各種の摩擦材の鳴き特性を確実に測定することが可能
なブレーキ鳴き特性試験装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はブレーキ鳴き特
性試験装置であり、前述の技術的課題を解決するために
以下のように構成されている。すなわち、本発明は摩擦
材の鳴き特性を測定するための試験装置であって、前記
摩擦材との間に摩擦を発生させるロータと、前記摩擦材
を前記ロータ側に押圧する摩擦材押圧手段と、前記摩擦
材と前記ロータとの摩擦によって発生する音を測定する
音測定手段とを備え、前記ロータの前記摩擦材が押圧さ
れる部分の外径が実際のブレーキのブレーキディスクよ
り小さく形成され、前記ロータの縮小率に応じて前記音
測定手段の測定範囲が広げられることを特徴とする。
【0008】このブレーキ鳴き特性試験装置は、ロータ
が実際のブレーキのブレーキディスクより小さく形成さ
れているので、装置全体を小型化することができる。ま
た、音測定手段の測定範囲が広げられているので、ロー
タの小型化に伴って鳴きの周波数が高くなっても確実に
測定することができる。更に、摩擦材以外は同一の条件
で鳴き特性を測定することができる。
【0009】前記ロータの前記摩擦材が押圧される部分
の外径を120mm以下とし、前記音測定手段を少なく
とも40KHZまでの音を測定可能とすることができ
る。この場合は、装置全体を非常に小型にできると共
に、鳴きが超音波になった場合でも測定することができ
る。
【0010】前記ロータは円板状のディスク部と、前記
ディスク部の中心に設けられた有底な円筒状の突起とで
中心軸線方向に非対称に形成し、前記ディスク部に前記
摩擦材を押圧することができる。この場合は、ロータに
発生した振幅が増幅されるので、鳴きが発生しやすくな
るため、鳴き特性に対する分解能が向上する。
【0011】前記ロータの前記ディスク部の肉厚を21
mm以下とすることができる。この場合は、ディスク部
が振動しやすくなるので鳴きが発生しやすくなる。した
がって、鳴き特性に対する分解能が向上する。
【0012】前記ロータの前記ディスク部の肉厚を実物
のブレーキディスクの1/3以下とすることができる。
この場合は、ディスク部が更に振動しやすくなるので鳴
きが更に発生しやすくなり、分解能が更に向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るブレーキ鳴き
特性試験装置の実施の形態について、図面を参照して詳
細に説明する。
【0014】図1は、本発明に係るブレーキ鳴き特性試
験装置1を示す。同図から分かるように、このブレーキ
鳴き特性試験装置1は、例えばブレーキパッド用の摩擦
材10の鳴き特性を測定するための試験装置であり、例
えばチャンネルで形成された適宜な大きさの架台11の
内側に、インバータモータ12、エアタンク13及びエ
アドライヤ14が配置されている。
【0015】架台11上には適宜な間隔で2個の軸受け
箱15、16が取り付けられ、これらの軸受け箱15、
16によって回転軸17が支持されている。回転軸17
の図中左端にはプーリ18が取り付けられ、このプーリ
18とモータ12のプーリ19との間にベルト20がか
けられている。また、回転軸17の中央には、フライホ
イール21が取り付けられている。
【0016】回転軸17の図中右端には、摩擦材10と
の間に摩擦を発生するロータ25が固定されている。ま
た、図中右側の軸受け箱16の右側面には、摩擦材10
をロータ25に押し付けるための摩擦材押圧手段26が
取り付けられている。更に、ロータ25の近くには、例
えばマイクなどの音測定手段27が配置されている。こ
の音測定手段27は、周波数が少なくとも40KHZま
での音を測定可能に設定されている。上述した架台11
上の各部は、カバー28で被覆されている。
【0017】次に、ロータ25及び摩擦材押圧手段26
について、図2を参照して詳細に説明する。ロータ25
は円板状のディスク部30と、ディスク部30の中央に
設けられた有底な円筒状の突起31とで中心軸線方向に
非対称に構成されている。そして、突起31の底壁32
が回転軸17の図中右端面にボルトで固定されている。
【0018】ディスク部30の外径Dは、実物のブレー
キのブレーキディスク(図示せず)の外径より小さく設
定される。本実施の形態では、外径D=120mmに設
定されている。また、ディスク部30の肉厚tは21m
m以下、好ましくは実物のブレーキディスクの1/3以
下に設定される。本実施の形態では、肉厚t=6mmに
設定されている。このディスク部30には、温度測定用
として径方向に貫通孔34が複数設けられている。
【0019】摩擦材押圧手段26は、軸受け箱16の図
中右端面に取り付けられた断面がL字状の第1シリンダ
部35と、この第1シリンダ部35の図中右端面に取り
付けられた断面が長方形のピストン支持部36と、この
ピストン支持部36の図中右端面に取り付けられた断面
が長方形の第2シリンダ部37とを有している。第1シ
リンダ部35は、ボルトで軸受け箱16に固定されてい
る。また、ピストン支持部35と第2シリンダ37は、
ボルトで第1シリンダ35に固定されている。
【0020】第1シリンダ部35の下部側には、ピスト
ン支持部36側に開口した油圧室40が設けられ、この
油圧室40内にピストン41が挿入されている。油圧室
40には、作動油を出し入れするポート40a、40b
が設けられている。ピストン41の外側端には鍔42が
設けられ、この鍔42の外端面とロータ25のディスク
部30との間に鳴き特性を測定すべき摩擦材10が配置
される。
【0021】一方、第2シリンダ部37の下部側にも、
ピストン支持部36側に開口した油圧室45が設けら
れ、この油圧室45にピストン46が挿入されている。
油圧室45には、ポート45a、45bが設けられてい
る。ピストン46には鍔47が設けられ、その外端面と
ロータ25のディスク部30との間に摩擦材10が配置
される。
【0022】ピストン支持部36の下部側には、上述の
ロータ25のディスク部30の一部を通過させる凹部5
0が設けられている。ディスク部30は、凹部50の中
央を通過する。この凹部50の両側壁には、上述のピス
トン41、46の鍔42、47を摺動自在に支持する貫
通孔51、52が設けられている。これによって、ピス
トン41、46がロータ25のディスク部30に対して
直角方向に移動自在になっている。
【0023】そして、両側の油圧室40、45に所定圧
の作動油が供給されると、ピストン41、46がディス
ク部30側に摺動し、これらのピストン41、46とデ
ィスク部30との間に配置された摩擦材10、10が、
ディスク部30の板面に押し付けられる。油圧室40、
45に供給される作動油の圧力は、エアタンク13及び
エアドライヤ14から送出された圧力空気によって調整
される。
【0024】なお、回転軸17の中心部には貫通孔17
aが設けられ、この貫通孔17aを利用してロードセル
を取り付けることにより、摩擦材10とロータ25との
間に発生した摩擦力を測定するようになっている。
【0025】上述のように、この鳴き特性試験装置1
は、ロータ25のディスク部30の外径Dが実物のブレ
ーキディスクの外径より小さく設定されている。本実施
の形態では、外径Dが120mmに設定されている。し
たがって、装置全体を小型化することができる。ディス
ク部30の外径Dが小さくなった場合、鳴きの周波数が
高くなるので、ここではディスク部30の実際のブレー
キディスクに対する外径の縮小率に応じて音測定手段2
7の測定可能範囲が広げられている。
【0026】すなわち、図3(A)に示すように実際の
自動車におけるブレーキのブレーキディスクの外径が2
90mmの場合、鳴きの周波数が0〜20KHZまでの
間に4つの共振点が発生する。したがって、ブレーキ鳴
き特性試験装置1のロータ25のディスク部30の外径
Dを小さくした場合でも、4つの共振点を測定する必要
がある。
【0027】そこで、本実施の形態では同図(B)に示
すように、4つの共振点が発生する周波数0〜40KH
Zまで測定可能にしたものである。これによって、ディ
スク部30の縮小に伴って鳴きの周波数が高くなって
も、この鳴き特性を正確に測定することができる。
【0028】なお、ここではディスク部30の外径Dを
120mmとしたが、これを120mmより小さくする
こともできる。この場合は、鳴きの周波数が更に高くな
るので、外径Dの縮小率に応じて4つの共振点を測定で
きるように音測定手段27の測定可能範囲を広くすれば
よい。
【0029】また、このブレーキ鳴き特性試験装置1
は、摩擦材10以外の条件を同一にして各種の摩擦材1
0の鳴き特性を測定できるので、各種の摩擦材10を横
並びにして鳴き特性を比較し、その優劣を決定すること
ができる。
【0030】更に、このブレーキ鳴き特性試験装置1
は、図4(A)にも示すように、摩擦材10との間に摩
擦を発生させるためのロータ25が、ディスク部30
と、その中心に設けられた突起31とで中心軸線方向に
非対称になるように形成されているので、次に説明する
ように鳴きが発生しやすくなっている。
【0031】すなわち、同図(B)に示すようにロータ
25が中心軸線の方向、図では上下方向に非対称となる
ため、図中に破線で示すように同一周波数によってロー
タ25に縦波共振モードと面内振動モードとが発生し、
これらの共振によって振動増幅が大きくなる。したがっ
て、鳴きが発生しやすくなるのである。これは、実験で
確認された。
【0032】なお、従来の試験装置では、図5(A)に
示すように単なる円板状のロータ50が使用されてお
り、この場合は中心軸線方向に対称となるので、同図
(B)中に破線で示すように縦波共振時に1つの振動モ
ードしか発生しない。したがって、従来のロータ50で
は振動振幅がそれ程大きくならないため、鳴きが発生し
にくくなるのである。
【0033】ここで、鳴き特性の評価基準として数式1
で鳴き係数Kを定義する。すなわち、鳴き係数Kはブレ
ーキ試験をN回行って、n回発生した鳴きの音圧の平均
値とする。この鳴き係数Kを平均値としたのは、試験回
数が異なっても同一評価ができるようにするためであ
る。
【0034】
【数1】
【0035】図6は、ロータ25の突起31の高さhと
鳴き係数Kとの関係を示す。同図から分かるように、ロ
ータ25の突起31の高さhが大きくなる程、鳴き係数
Kも大きくなる、即ち鳴きが発生しやすくなることが分
かる。
【0036】また、図7は、ロータ25のディスク部3
0の厚さtと鳴き係数Kとの関係を示す。同図から分か
るように、肉厚tが21mmを越えると急激に鳴き係数
Kが小さくなる。つまり、ディスク部30の厚さtを2
1mm以下とすることによって、鳴きを発生しやすくす
ることができる。好ましくは、ディスク部30の肉厚t
を実物のブレーキディスクの1/3以下とするのが良
く、本実施の形態では上述のように肉厚t=6mmとし
て、鳴きを発生しやすくしている。
【0037】図8は、従来のダイナモメータを使用した
場合の摩擦材10の鳴き係数K(d)と、本実施の形態
のブレーキ鳴き特性試験装置1を使用した場合の同一の
摩擦材10の鳴き係数Kとの関係を示す。同図から、ダ
イナモメータを使用した場合の鳴き係数K(d)と、ブ
レーキ鳴き特性試験装置1を使用した場合の鳴き係数K
とが略直線的な関係になるので、このブレーキ鳴き特性
試験装置1によって鳴き特性を正確に測定できることが
分かる。
【0038】また、ダイナモメータを使用した場合には
鳴き特性K(d)が0、すなわち、鳴きが発生しなかっ
た場合でも、このブレーキ鳴き特性試験装置1を使用し
た場合には鳴きが発生している、つまり、分解能が向上
していることが分かる。これによって、従来の方法では
鳴き特性の優劣を付けることができなかった摩擦材で
も、このブレーキ鳴き特性試験装置1によれば正確に優
劣を決定することができる。
【0039】上述のように、このブレーキ鳴き特性試験
装置1は、ロータ25が従来より小型化されいるので、
装置全体を小型化すると共にコストダウンを図ることが
できる。また、従来は1台の試験装置しか設置できなか
った場所に、3〜4台のブレーキ鳴き特性試験装置1を
設置できるので、一度に多数の摩擦材10を試験するこ
とができ、これによって、試験の能率を大幅に向上させ
ることができる。
【0040】更に、摩擦材10がピストン支持部36の
凹部50から露出されているので着脱が容易であり、段
取り時間を大幅に短縮できる。したがって、1台のブレ
ーキ鳴き特性試験装置1で1日に2個程度の摩擦材10
を試験することができる。また、摩擦材10の種類が変
わってもそれ以外の条件を同一にして試験できるので、
種類の異なる摩擦材10の鳴き特性を正確に比較するこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のブレーキ
鳴き特性試験装置によれば、ロータが実際のブレーキデ
ィスクより小さく形成されているので、装置全体を小型
化することができる。また、音測定手段の測定範囲が広
げられているので、ロータの小型化に伴って鳴きの周波
数が高くなってもこれを確実に測定することができる。
更に、摩擦材以外の条件を同一にして鳴き特性を測定で
きるので、各種の摩擦材を横並びにして鳴き特性の優劣
を決定することができる。
【0042】ロータの摩擦材が押圧される部分の外径を
120mm以下とし、音測定手段を少なくとも40KH
Zまでの音を測定可能とした場合は、装置全体を非常に
小型にできると共に、鳴きが超音波になった場合でも測
定することができるので、摩擦材の鳴き特性を正確に評
価することができる。
【0043】ロータは円板状のディスク部と、ディスク
部の中心に設けられた有底な円筒状の突起とで中心軸線
方向に非対称に形成し、ディスク部に摩擦材を押圧する
ようにした場合は、ロータに発生した振幅が増幅される
ので、鳴きが発生しやすくなるため、鳴き特性に対する
分解能が向上する。したがって、従来は鳴き特性を測定
できなかった摩擦材でもその鳴き特性を測定することが
できる。
【0044】ロータのディスク部の肉厚を21mm以下
とした場合は、ディスク部が振動しやすくなるので鳴き
が発生しやすくなる。これによって、鳴き特性に対する
分解能が向上する。
【0045】ロータのディスク部の肉厚を実物のブレー
キディスクの1/3以下とした場合は、ディスク部が更
に振動しやすくなるので鳴きが更に発生しやすくなり、
鳴き特性に対する分解能が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレーキ鳴き特性試験装置を示す
正面図である。
【図2】本発明に係るブレーキ鳴き特性試験装置のロー
タと摩擦材押圧手段とを示す断面図である。
【図3】従来例に係るブレーキディスクと本発明に係る
ロータの鳴き特性を示す図である。
【図4】本発明に係るロータの共振状態を示す図であ
る。
【図5】従来例に係るロータの共振状態を示す図であ
る。
【図6】本発明に係るロータの突起の高さと鳴き特性と
の関係を示す図である。
【図7】本発明に係るロータのディスク部の厚さと鳴き
特性との関係を示す図である。
【図8】従来例に係るブレーキ鳴き特性試験装置と本発
明に係るブレーキ鳴き特性試験装置を使用した場合の鳴
き係数の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ブレーキ鳴き特性試験装置 10 摩擦材 25 ロータ 26 摩擦材押圧手段 27 音測定手段 30 ディスク部 31 突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦材の鳴き特性を測定するための試験
    装置であって、 前記摩擦材との間に摩擦を発生させるロータと、 前記摩擦材を前記ロータ側に押圧する摩擦材押圧手段
    と、 前記摩擦材と前記ロータとの摩擦によって発生する音を
    測定する音測定手段とを備え、 前記ロータの前記摩擦材が押圧される部分の外径が実際
    のブレーキのブレーキディスクより小さく形成され、前
    記ロータの縮小率に応じて前記音測定手段の測定範囲が
    広げられることを特徴とするブレーキ鳴き特性試験装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ロータの前記摩擦材が押圧される部
    分の外径が120mm以下であり、前記音測定手段が少
    なくとも40KHZまでの音を測定可能であることを特
    徴とする請求項1に記載のブレーキ鳴き特性試験装置。
  3. 【請求項3】 前記ロータは円板状のディスク部と、前
    記ディスク部の中心に設けられた有底な円筒状の突起と
    で中心軸線方向に非対称に形成され、前記ディスク部に
    前記摩擦材が押圧されることを特徴とする請求項1また
    は2に記載のブレーキ鳴き特性試験装置。
  4. 【請求項4】 前記ロータの前記ディスク部の肉厚が2
    1mm以下であることを特徴とする請求項3に記載のブ
    レーキ鳴き特性試験装置。
  5. 【請求項5】 前記ロータの前記ディスク部の肉厚が実
    物のブレーキディスクの1/3以下であることを特徴と
    する請求項4に記載のブレーキ鳴き特性試験装置。
JP9050605A 1997-03-05 1997-03-05 ブレーキ鳴き特性試験装置 Pending JPH10246689A (ja)

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