JPH10246546A - ファン回転検出方法及びファン制御装置 - Google Patents

ファン回転検出方法及びファン制御装置

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JPH10246546A
JPH10246546A JP9052899A JP5289997A JPH10246546A JP H10246546 A JPH10246546 A JP H10246546A JP 9052899 A JP9052899 A JP 9052899A JP 5289997 A JP5289997 A JP 5289997A JP H10246546 A JPH10246546 A JP H10246546A
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JP
Japan
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fan
rotation
drive voltage
pulse
control
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JP9052899A
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English (en)
Inventor
Tetsuhiko Ichihashi
哲彦 市橋
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

(57)【要約】 【課題】低価格な回転制御無しファンの使用が可能であ
り、パルス制御によるファンへ電力の効率的な配電を可
能とすることで、装置騒音の低下、製造コスト、ランニ
ングコストの抑制をすること。 【解決手段】ファン駆動電圧をパルス状に発生させてフ
ァン1の回転を制御する制御手段40と、前記ファン1
から出力される前記ファン1の回転パルスを監視する監
視手段20とを備え、前記監視手段20で、前記ファン
1の回転パルスの監視を、前記ファン駆動電圧が出力さ
れている時のみ行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の冷却フ
ァンの回転検出方法及び制御装置に関する。ファンの回
転制御は装置の低騒音化、省電力化等を目的に行われ
る。制御方法は、一般的には次のような方法がある。
【0002】ファンの高回転時にはファン駆動用電圧
を高くし、低回転時には電圧を低くする方法。 ファンそのものに回転制御用信号が付いており、この
信号をon/offすることによりファン回転制御をす
る方式。
【0003】ファン駆動用電圧をパルス状にon/o
ffし、そのデューティ(Duty)制御により高回転
/低回転を実現する方法。ファンの駆動用電圧をパルス
状に制御した場合に、ファンの正確な回転を検出するこ
と及びファン回転停止時の発熱防止をする必要がある。
【0004】
【従来の技術】従来のファン駆動用電圧の高低によりフ
ァンの回転を制御する方式においては、種類の異なる複
数の電圧を何らかの方法により用意する必要があった。
これは、電源そのものが電圧を可変できるようになって
いたり、電源から出る電圧は一定で、負荷側に電圧ドロ
ップ回路を設けたりして実現していた。これらの回路を
設けることがコストアップの要因となっており、また、
本来無用な電力を消費する場合もあった。
【0005】従来のファンそのものに回転制御機能を持
たせた場合は、個々のファンのコストがアップし、装置
全体としてはコストアップが大きなものになってしまっ
ていた。また、制御線を全ファンに分配する必要があ
り、これもコストアップをもたらすことになっていた。
【0006】従来のファン駆動用電圧のDuty制御に
おいては、個々のファンは通常に使用されるファンで良
く、また、電圧切断用回路もFET(電界効果型トラン
ジスタ)等を用いれば比較的低価格で実現でき、また、
電力のロスを生じることも少ないものであった。
【0007】情報処理機器においては、ファンの回転監
視は重要な意味を持つ、これは、ファンの停止により、
装置加熱が発生し、装置内のLSI、IC等が熱暴走す
ると、データ破壊が発生する可能性があるからである。
一般的には回転監視はファンから、その回転数に比例し
て出力される回転パルスを制御部で監視することにより
実現されていた。
【0008】また、ファンが何らかの原因によりロック
して停止してしまった場合は、ファン自体が加熱してし
まうという問題が発生する。これは駆動電圧をパルス状
にかけた場合に発生する問題で、駆動電圧を一定にして
いた場合は、ファン内部のファン駆動用ICが駆動電流
の過電流あるいは回転の停止を検出し、駆動用電流をカ
ットするものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにおい
ては、次のような課題があった。 ファンのパルスを監視する場合、ファン駆動用電圧が
一定に保たれていれば問題なくパルスが出力されるが、
駆動電圧がon/offしてしまうと、off期間中は
パルスが出力されなくなるという問題が発生していた。
【0010】駆動電圧のパルス制御では、その電圧が
0Vの期間が存在するので、ファン内部のファン駆動用
ICが一定期間毎にリセットされ、このファン駆動用I
Cが過電流/回転停止を検出することができなくなって
しまうことがあった。
【0011】本発明は、このような従来の課題を解決
し、低価格な回転制御無しファンの使用が可能であり、
パルス制御によるファンへ電力の効率的な配電を可能と
することで、装置騒音の低下、製造コスト、ランニング
コストの抑制をすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1中、1はファン、20は監視手段、40
は制御手段、Q1はFET(電界効果型トランジスタ)
である。
【0013】本発明は前記従来の課題を解決するため次
のように構成した。 (1):ファン駆動電圧をパルス状に発生させてファン
1の回転を制御する制御手段40と、前記ファン1から
出力される前記ファン1の回転パルスを監視する監視手
段20とを備え、前記監視手段20で、前記ファン1の
回転パルスの監視を、前記ファン駆動電圧が出力されて
いる時のみ行う。
【0014】(2):ファン駆動電圧をパルス状に発生
させてファン1の回転を制御する制御手段40と、前記
ファン1に設けられ前記ファン1の制御を行うファン制
御用ICと、前記ファン駆動電圧が、前記ファン制御用
ICのリセット電圧より落ちないようにする積分回路と
を備える。
【0015】(3):ファン駆動電圧をパルス状に発生
させてファン1の回転を制御する制御手段40と、前記
ファン1から出力される前記ファン1の回転パルスを監
視する監視手段20とを備え、前記制御手段40は、前
記ファン1から出力される前記ファン1の回転パルスが
停止した場合に前記ファン駆動電圧を切断する。
【0016】(4):ファン駆動電圧をパルス状に発生
させてファン1の回転を制御する制御手段40と、前記
ファン1の駆動電流を検出する検出手段とを備え、前記
制御手段40は、前記ファン1に過電流が流れた時に前
記ファン駆動電圧を切断する。
【0017】(作用)前記構成に基づく作用を説明す
る。制御手段40で、ファン駆動電圧をパルス状に発生
させてファン1の回転を制御し、監視手段20で、前記
ファン1から出力される前記ファン1の回転パルスを監
視し、前記監視手段20で、前記ファン1の回転パルス
の監視を、前記ファン駆動電圧が出力されている時のみ
行う。このため、ファン駆動電圧のoff期間中の誤パ
ルスやパルスが出力できなくなる等でファンの回転パル
スを読み誤ることを防止することができる。
【0018】また、制御手段40で、ファン駆動電圧を
パルス状に発生させてファン1の回転を制御し、ファン
制御用ICで、前記ファン1に設けられ前記ファン1の
制御を行い、積分回路で、前記ファン駆動電圧が、ファ
ン制御用ICのリセット電圧より落ちないようにする。
このため、ファン駆動電圧が、ファン制御用ICのリセ
ットがかかる電圧まで落ちず、ファン停止が起こって
も、ファン制御用IC自体の電流カットにより、ファン
に過電流が流れ続けることを防止することができる。
【0019】さらに、制御手段40で、ファン駆動電圧
をパルス状に発生させてファン1の回転を制御し、監視
手段20で、前記ファン1から出力される前記ファン1
の回転パルスを監視し、前記制御手段40で、前記ファ
ン1から出力される前記ファン1の回転パルスが停止し
た場合に前記ファン駆動電圧を切断する。このため、フ
ァンが何らかの原因でロックしてしまっても、ファンに
過電流が流れ続けることを防止することができる。
【0020】また、制御手段40で、ファン駆動電圧を
パルス状に発生させてファン1の回転を制御し、検出手
段で、前記ファン1の駆動電流を検出し、前記制御手段
40で、前記ファン1に過電流が流れた時に前記ファン
駆動電圧を切断する。このため、ファンが何らかの原因
でロックしてしまっても、ファンに過電流が流れ続ける
ことを防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】駆動電圧のoff期間中に回転パ
ルスが検出できなくなる問題に関しては、駆動電圧制御
用信号と回転パルスをアンド(AND)回路を通すこと
により実現できる。即ち、駆動電圧制御用信号がonで
ある時のみ回転パルスのon/offが制御部にパルス
として伝わるように構成すればよい。
【0022】ファンの回転ロックによる発熱防止方法と
しては、ファン駆動用電圧をファン制御用ICのリセッ
ト電圧以下に落とさないように、駆動用電圧部にコンデ
ンサ等の積分回路を設けるという手段がある。また、回
転パルスの監視により回転停止を検出し、駆動電流を切
断する方法もある。さらにその他には、駆動電流の過電
流を検出し電流切断する方法がある。
【0023】このような方法により、ファン駆動電圧の
パルス制御が可能になり、より安価なファンを用いた、
より簡単な制御回路でファンの回転制御が実現できる。
図2〜図6は本発明の実施の形態を示した図である。以
下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0024】(1):ファン回転パルス検出の説明 :PチャネルのFETを用いる場合の説明 図2は本発明の実施の形態におけるファン回転パルス検
出の説明図(1)であり、図2(a)はファン回転パル
ス検出回路の説明、図2(b)はアンド回路2の真理値
表である。
【0025】図2(a)において、ファン1は、一方の
電源端子をグラウンド側に、他方の電源端子はPチャネ
ルのFETQ1を介して電源12Vに接続されている。
FETQ1のゲートは、トランジスタQ2のコレクタと
抵抗Rの一方の端子と接続されている。抵抗Rの他方の
端子は電源12Vに接続されている。トランジスタQ2
のベースはファン駆動用電圧制御信号の入力端子aとア
ンド回路2の一方の入力Aと接続されている。トランジ
スタQ2のエミッタはグラウンド側に接続されている。
アンド回路2の他方の入力Bはファン1の回転パルス検
出端子に接続されている。
【0026】ファン1への電力の供給は、ファン駆動用
電圧制御信号の入力端子aへの入力が「高」の時、トラ
ンジスタQ2が導通して、FETQ1のゲート電位が低
電位になり、FETQ1が導通(ローインピーダンス状
態)して、ファン1に電源12Vが供給される。
【0027】ファン駆動用電圧制御信号の入力端子aへ
の入力が「低」の時、トランジスタQ2が非導通とな
り、FETQ1のゲート電位が高電位になり、FETQ
1が非導通(ハイインピーダンス状態)となって、ファ
ン1への電源12Vの供給が停止される。
【0028】ファン回転パルス検出は、ファン1からの
回転パルス信号Bとファン駆動用電圧制御信号Aとをア
ンド回路2でアンドをとった出力Cとして得られる。な
お、前記実施の形態では、ファン駆動用電圧制御信号A
をトランジスタQ2のベース側からとっているが、ファ
ン1の他方の電源端子側(FETQ1側)からとること
もできる。
【0029】図2(b)において、アンド回路2の入力
端子Aと入力端子Bが共に「1」(高)の時のみ、出力
端子Cが「1」(高)になり、それ以外の入力では
「0」(低)となることを示している。
【0030】このように、ファン駆動用電圧制御信号が
「1」の時のみファン回転パルスがアンド回路2の出力
部分に出力されるようになっている。そして、ファン駆
動用電圧制御信号が「0」になっている時には、回転パ
ルスはアンド回路2の出力には出てこない。
【0031】従って、回転パルスを測定する際は、この
分を考慮し回転停止の判断を行う必要がある。即ち、フ
ァン駆動用電圧制御信号でファン1をon/offのD
uty50%制御を行っている場合は、測定された回転
パルスは実際にファンから出力されたパルスの50%分
であることを考えて判断する必要がある。この場合はコ
ンピュータ等でパルスを倍にして判断をすることにな
る。
【0032】:NチャネルのFETを用いる場合の説
明 図3は本発明の実施の形態におけるファン回転パルス検
出の説明図(2)であり、図3(a)はファン回転パル
ス検出回路の説明、図3(b)はアンド回路2の真理値
表である。
【0033】図3(a)において、ファン1は、一方の
電源端子をNチャネルのFETQ1を介してグラウンド
側に接続され、他方の電源端子を電源12V側に接続さ
れている。FETQ1のゲートは、バッファ3を介して
ファン駆動用電圧制御信号の入力端子aとアンド回路2
の一方の入力Aと接続されている。アンド回路2の他方
の入力Bはファン1の回転パルス検出端子に接続されて
いる。
【0034】ファン1への電力の供給は、ファン駆動用
電圧制御信号の入力端子aへの入力が「高」の時、FE
TQ1のゲート電位が高電位になり、FETQ1が導通
(ローインピーダンス状態)して、ファン1に電源12
Vが供給される。
【0035】ファン駆動用電圧制御信号の入力端子aへ
の入力が「低」の時、FETQ1のゲート電位が低電位
になり、FETQ1が非導通(ハイインピーダンス状
態)となって、ファン1への電源12Vの供給が停止さ
れる。
【0036】ファン回転パルス検出は、ファン1からの
回転パルス信号Bとバッファ3からのファン駆動用電圧
制御信号Aとをアンド回路2でアンドをとった出力Cと
して得られる。なお、前記実施の形態では、ファン駆動
用電圧制御信号AをFETQ1のゲート側からとってい
るが、インバータ等を使用してファン1の一方の電源端
子側(FETQ1側)からとることもできる。
【0037】図3(b)において、アンド回路2の入力
A(ファン駆動用電圧制御信号)と入力B(回転パルス
信号)が共に「1」(高)の時のみ、出力端子Cが
「1」(高)になり、それ以外の入力Aと入力Bの組み
合わせでは「0」(低)となることを示している。
【0038】この例では、FETQ1をグラウンド側に
接続しているため、FETQ1がハイインピーダンス状
態の時、ファンのグラウンドが浮くことになり、このグ
ラウンドが電源12Vになり、この高くなったグラウン
ド電位が回転パルス信号Bに出る危険がある。しかし、
ファン駆動用電圧制御信号が「1」の時のみファン回転
パルスがアンド回路2の出力部分に出力されるようにな
っているため、ファン駆動用電圧制御信号が「0」にな
っている時には、回転パルスはアンド回路2の出力には
出てこない。このため、回転パルスを読み誤ることを防
止できる。
【0039】従って、回転パルスを測定する際は、ファ
ン駆動用電圧制御信号が「0」になっている時の分を考
慮し回転停止の判断を行う必要がある。即ち、ファン駆
動用電圧制御信号でファン1をon/offのDuty
50%制御を行っている場合は、測定された回転パルス
は実際にファンから出力されたパルスの50%分である
ことを考えて判断する必要がある。この場合はコンピュ
ータ等でパルスを倍にして判断をすることになる。
【0040】(2):ファン電圧低下防止の説明 図4はファン電圧低下防止の説明図であり、図4(a)
はファン電圧低下防止回路の説明、図4(b)はコンデ
ンサ無し時のb部電圧波形の説明、図4(c)はコンデ
ンサ有り時のb部電圧波形の説明である。
【0041】図4(a)において、ファン1は、一方の
電源端子をグラウンド側に、他方の電源端子(b部)は
PチャネルのFETQ1を介して電源12Vに接続され
ている。コンデンサCが、ファン1の両電源端子間(グ
ラウンド側と電源端子側のb部)に接続されている。F
ETQ1のゲートは、トランジスタQ2のコレクタと抵
抗Rの一方の端子と接続されている。抵抗Rの他方の端
子は、電源12Vに接続されている。トランジスタQ2
のベースは、ファン駆動用電圧制御信号の入力端子aに
接続されている。トランジスタQ2のエミッタは、グラ
ウンド側に接続されている。
【0042】ファン1への電力の供給は、ファン駆動用
電圧制御信号の入力端子aへの入力が「高」の時、トラ
ンジスタQ2が導通して、FETQ1のゲート電位が低
電位になり、FETQ1が導通(ローインピーダンス状
態)して、ファン1とコンデンサCに電源12Vが供給
される。
【0043】ファン駆動用電圧制御信号の入力端子aへ
の入力が「低」の時、トランジスタQ2が非導通とな
り、FETQ1のゲート電位が高電位になり、FETQ
1が非導通(ハイインピーダンス状態)となって、ファ
ン1への電源12Vからの供給が停止され、コンデンサ
Cに蓄えられた電荷がファン1に向かって放電される。
【0044】このように、図4(a)は、ファン駆動用
電圧がファン1に内蔵されているファン駆動用IC(図
示せず)のリセット電圧を下回らないようにした回路例
である。これはファン1と並列に接続されたコンデンサ
Cにより、FETQ1がon時にはファンに電流が供給
されると同時にコンデンサCにも電荷が蓄えられ充電さ
れる。一方FETQ1がoffされると、コンデンサC
に蓄えられた電荷がファン1に向かって放電されるた
め、ファン1の両端子間の電圧が0Vになることはなく
なる。
【0045】ファン制御用ICにリセットがかからなけ
れば、ファン1の停止が起こっても、そのファン制御用
IC自体の電流カット機能によりファンに過電流が流れ
続けることはなくなる。このコンデンサCの容量は、フ
ァン1の消費電流及びファン制御用ICのリセット電圧
から求めることができる。
【0046】図4(b)において、図4(a)の回路
で、コンデンサCが接続されていない時のb部(ファン
1のFETQ1側の端子)の電圧波形である。この波形
は、FETQ1のon/offに従ってb部の電圧が、
電源の12Vとグランドの0Vになることを示してい
る。
【0047】図4(c)において、図4(a)の回路
で、コンデンサCが接続されている時のb部の電圧波形
である。この波形は、FETQ1が、onの時のb部の
電圧は電源の12Vとなり、offの時のb部の電圧は
コンデンサCの電荷によりグランドの0Vにならず、フ
ァン制御用ICのリセット電圧(点線で示す)より上で
あることを示している。
【0048】(3):ファン回転検出の説明 図5はファン回転検出の説明図であり、図5(a)はフ
ァン回転検出回路の説明、図5(b)は回転パルス波形
の説明、図5(c)はファン駆動電圧波形の説明であ
る。
【0049】図5(a)において、マイコン(マイクロ
コンピュータ)4で、ファンの回転パルスを入力し、フ
ァン駆動用電圧制御信号を出力する場合の例を示してい
る。ファン1は、一方の電源端子をNチャネルのFET
Q1を介してグラウンド側に接続され、他方の電源端子
を電源12V側に接続されている。ファン1からの回転
パルス信号がマイコン4に入力され、マイコン4からの
ファン駆動用電圧制御信号がFETQ1のゲートに入力
されている。
【0050】マイコン4は、ファン回転パルスを常に監
視し、その結果、ファン1がロックしていると判断した
場合は、ファン駆動電圧を止めるように制御するプログ
ラムを実装している。なお、この例では、マイコン4に
よる回転パルス判定及び回転制御を行った場合を示した
が、これをハードウェアにより実現することも可能であ
る。
【0051】図5(b)において、ファン1の回転ロッ
クの発生により、マイコン4に入力されるファン1の回
転パルスが、無くなる。この場合、時刻t1において、
マイコン4がファン1の回転ロックの発生を検出するも
のである。
【0052】図5(c)において、マイコン4からFE
TQ1に出力されているファン駆動用電圧制御信号、即
ち、ファン駆動電圧を、時刻t1において停止する。こ
れにより、回転ロックの発生によるファンの加熱を防止
することができる。
【0053】(4):ファン駆動電流の過電流検出回路
の説明 図6はファン駆動電流の過電流検出回路の説明図であ
る。図6において、ファンロック時、ファン駆動電流の
過電流を検出して、ファン駆動電流をカットする例を示
している。
【0054】ファン1は、一方の電源端子をグラウンド
側に、他方の電源端子はPチャネルのFETQ1及び抵
抗r(電流検出用の小さな抵抗値)を介して電源12V
に接続されている。FETQ1のゲートは、トランジス
タQ2のコレクタと抵抗Rの一方の端子と接続されてい
る。抵抗Rの他方の端子は、電源12Vに接続されてい
る。トランジスタQ2のベースは、ファン駆動用電圧制
御信号の入力端子aに接続されている。トランジスタQ
2のエミッタは、グラウンド側に接続されている。抵抗
rの両端子間の電圧が、電圧検出回路5に接続され、該
電圧検出回路5で検出した出力がマイコン4に入力され
ている。
【0055】このように、ファン1とファン駆動電源1
2Vに直列に抵抗rを接続し、ファン1に過電流が流れ
た時、抵抗rによる電圧ドロップを検出している。この
例では、マイコン4を使用して過電流を検出し、入力端
子aに与えるファン駆動用電圧制御信号をカットするよ
うに構成している。マイコン4のプログラムでは、ファ
ン1の起動時にファン1の起動電流が流れるため、この
起動電流を過電流と判断しないようにする必要がある。
即ち、起動時を除いて定常時に判断を行うようにする。
【0056】以上のように、本発明では、ファンの回転
制御を実現する際、低価格(回転制御無しファン)の使
用が可能であり、パルス制御によるファンへ電力の効率
的な配電が可能となる。従って、装置騒音の低下、製造
コスト、ランニングコストの抑制に大きな効果がある。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1):制御手段で、ファン駆動電圧をパルス状に発生
させてファンの回転を制御し、監視手段で、前記ファン
から出力される前記ファンの回転パルスを監視し、前記
監視手段で、前記ファンの回転パルスの監視を、前記フ
ァン駆動電圧が出力されている時のみ行うため、ファン
駆動電圧のoff期間中の誤パルスやパルスが出力でき
なくなる等でファンの回転パルスを読み誤ることを防止
することができる。
【0058】(2):制御手段で、ファン駆動電圧をパ
ルス状に発生させてファンの回転を制御し、ファン制御
用ICで、前記ファンに設けられ前記ファンの制御を行
い、積分回路で、前記ファン駆動電圧が、ファン制御用
ICのリセット電圧より落ちないようにするため、ファ
ン制御用ICのリセットがかかる電圧まで落ちず、ファ
ン停止が起こっても、ファン制御用IC自体の電流カッ
トにより、ファンに過電流が流れ続けることを防止する
ことができる。
【0059】(3):制御手段で、ファン駆動電圧をパ
ルス状に発生させてファンの回転を制御し、監視手段
で、前記ファンから出力される前記ファンの回転パルス
を監視し、前記制御手段で、前記ファンから出力される
前記ファンの回転パルスが停止した場合に前記ファン駆
動電圧を切断するため、ファンが何らかの原因でロック
してしまっても、ファンに過電流が流れ続けることを防
止することができる。
【0060】(4):制御手段で、ファン駆動電圧をパ
ルス状に発生させてファンの回転を制御し、検出手段
で、前記ファンの駆動電流を検出し、前記制御手段で、
前記ファンに過電流が流れた時に前記ファン駆動電圧を
切断するため、ファンが何らかの原因でロックしてしま
っても、ファンに過電流が流れ続けることを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態におけるファン回転パルス検出の説
明図(1)である。
【図3】実施の形態におけるファン回転パルス検出の説
明図(2)である。
【図4】実施の形態におけるファン電圧低下防止の説明
図である。
【図5】実施の形態におけるファン回転検出の説明図で
ある。
【図6】実施の形態におけるファン駆動電流の過電流検
出回路の説明図である。
【符号の説明】
1 ファン 20 監視手段 40 制御手段 Q1 FET(電界効果型トランジスタ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファン駆動電圧をパルス状に発生させてフ
    ァンの回転を制御する制御手段と、 前記ファンから出力されるファンの回転パルスを監視す
    る監視手段とを備え、 前記監視手段で、前記ファンの回転パルスの監視を、前
    記ファン駆動電圧が出力されている時のみ行うことを特
    徴としたファン回転検出方法。
  2. 【請求項2】ファン駆動電圧をパルス状に発生させてフ
    ァンの回転を制御する制御手段と、 前記ファンに設けられ前記ファンの制御を行うファン制
    御用ICと、 前記ファン駆動電圧が、前記ファン制御用ICのリセッ
    ト電圧より落ちないようにする積分回路とを備えること
    を特徴としたファン制御装置。
  3. 【請求項3】ファン駆動電圧をパルス状に発生させてフ
    ァンの回転を制御する制御手段と、 前記ファンから出力されるファンの回転パルスを監視す
    る監視手段とを備え、 前記制御手段は、前記ファンから出力される前記ファン
    の回転パルスが停止した場合に前記ファン駆動電圧を切
    断することを特徴としたファン制御装置。
  4. 【請求項4】ファン駆動電圧をパルス状に発生させてフ
    ァンの回転を制御する制御手段と、 前記ファンの駆動電流を検出する検出手段とを備え、 前記制御手段は、前記ファンに過電流が流れた時に前記
    ファン駆動電圧を切断することを特徴としたファン制御
    装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013114630A1 (ja) * 2012-02-03 2013-08-08 富士通株式会社 電子装置、及び制御方法
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