JPH10246533A - 空冷吸収式冷凍装置 - Google Patents
空冷吸収式冷凍装置Info
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- JPH10246533A JPH10246533A JP9047673A JP4767397A JPH10246533A JP H10246533 A JPH10246533 A JP H10246533A JP 9047673 A JP9047673 A JP 9047673A JP 4767397 A JP4767397 A JP 4767397A JP H10246533 A JPH10246533 A JP H10246533A
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- Japan
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- evaporator
- heat transfer
- absorption
- air
- liquid
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/27—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/62—Absorption based systems
Landscapes
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 蒸発器を吸収器の冷媒分配容器内に配設する
ことにより、コンパクト化と吸収効率の向上とを両立で
きるようにする。 【解決手段】 空冷吸収式冷凍装置における空冷吸収器
15を、吸収液bが垂直に流される複数本の吸収伝熱管
19,19・・と、該吸収伝熱管19,19・・の外周
部に設けられた放熱フィン20,20・・と、前記吸収
伝熱管19,19・・の上部に設けられ、それらの吸収
伝熱管19,19・・に吸収液bを分配する吸収液分配
容器16とを備えて構成するとともに、前記吸収液分配
容器16内に、蒸発器12と該蒸発器12における蒸発
用伝熱管21,21・・の外周部に冷媒液dを供給する
散布装置13とを内蔵して、蒸発器12において蒸発気
化した冷媒蒸気aが吸収伝熱管19,19・・内に圧力
損失をほとんど生ずることなく自然流下し得るように
し、吸収器15における吸収効率を大幅向上させるとと
もに、蒸発器12における蒸発能力も向上させるように
している。
ことにより、コンパクト化と吸収効率の向上とを両立で
きるようにする。 【解決手段】 空冷吸収式冷凍装置における空冷吸収器
15を、吸収液bが垂直に流される複数本の吸収伝熱管
19,19・・と、該吸収伝熱管19,19・・の外周
部に設けられた放熱フィン20,20・・と、前記吸収
伝熱管19,19・・の上部に設けられ、それらの吸収
伝熱管19,19・・に吸収液bを分配する吸収液分配
容器16とを備えて構成するとともに、前記吸収液分配
容器16内に、蒸発器12と該蒸発器12における蒸発
用伝熱管21,21・・の外周部に冷媒液dを供給する
散布装置13とを内蔵して、蒸発器12において蒸発気
化した冷媒蒸気aが吸収伝熱管19,19・・内に圧力
損失をほとんど生ずることなく自然流下し得るように
し、吸収器15における吸収効率を大幅向上させるとと
もに、蒸発器12における蒸発能力も向上させるように
している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、空冷吸収式冷凍
装置に関し、さらに詳しくは空冷吸収式冷凍装置におけ
る蒸発器と空冷吸収器との一体化構造に関するものであ
る。
装置に関し、さらに詳しくは空冷吸収式冷凍装置におけ
る蒸発器と空冷吸収器との一体化構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、吸収式冷凍装置における吸収器
においては、冷媒蒸気(例えば、水蒸気)を吸収液(例
えば、臭化リチウム濃溶液)に吸収させることとなって
いるが、該吸収の過程において発生する吸収熱を除去し
なければ、吸収の進行が止まってしまう。そのため、一
般に水冷式あるいは空冷式の冷却手段が吸収器に付設さ
れることとなっているが、水冷式冷却手段は、冷却効率
は高いものの、冷却塔を必要とするなどシステムが複雑
且つ大型化し、コストも高くなるという不具合が存す
る。
においては、冷媒蒸気(例えば、水蒸気)を吸収液(例
えば、臭化リチウム濃溶液)に吸収させることとなって
いるが、該吸収の過程において発生する吸収熱を除去し
なければ、吸収の進行が止まってしまう。そのため、一
般に水冷式あるいは空冷式の冷却手段が吸収器に付設さ
れることとなっているが、水冷式冷却手段は、冷却効率
は高いものの、冷却塔を必要とするなどシステムが複雑
且つ大型化し、コストも高くなるという不具合が存す
る。
【0003】上記のような事情から、最近では空冷式冷
却手段を付設した吸収器が種々提案されるようになって
きている。
却手段を付設した吸収器が種々提案されるようになって
きている。
【0004】例えば、特開平5−81816号公報に開
示されているように、吸収器を垂直管で構成するととも
に、該垂直管の上部および下部に蒸発器との連通部を設
けて、蒸発器で蒸発した冷媒蒸気の流路を十分に確保し
得るようにしたものが提案されている。
示されているように、吸収器を垂直管で構成するととも
に、該垂直管の上部および下部に蒸発器との連通部を設
けて、蒸発器で蒸発した冷媒蒸気の流路を十分に確保し
得るようにしたものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吸収器にお
ける吸収効率は、吸収熱の冷却度合いにより決まるし、
蒸発器における冷媒液の蒸発効率は、吸収器における吸
収効率により決まることとなっている。つまり、吸収器
における冷媒蒸気の吸収が進むと、吸収器側が蒸発器側
より負圧となるところから、蒸発器側からの冷媒蒸気の
吸収器側への移動が進み、蒸発器側の圧力が低下して冷
媒液の蒸発がさらに進むという現象が生ずるのである。
ける吸収効率は、吸収熱の冷却度合いにより決まるし、
蒸発器における冷媒液の蒸発効率は、吸収器における吸
収効率により決まることとなっている。つまり、吸収器
における冷媒蒸気の吸収が進むと、吸収器側が蒸発器側
より負圧となるところから、蒸発器側からの冷媒蒸気の
吸収器側への移動が進み、蒸発器側の圧力が低下して冷
媒液の蒸発がさらに進むという現象が生ずるのである。
【0006】ところが、上記公知例の場合、蒸発器側か
ら吸収器側へ連通部を介して冷媒蒸発が移動することと
なっているため、連通部の形状あるいは通路面積によっ
ては圧力損失が生じることとなり、吸収器側における圧
力低下が不十分となるおそれがあり、吸収器での吸収効
率が十分高められないこととなるおそれがある。また、
上記公知例の場合、蒸発器と吸収器とを横並び状態で配
置しているため、装置全体としてのコンパクト化も不十
分となる。
ら吸収器側へ連通部を介して冷媒蒸発が移動することと
なっているため、連通部の形状あるいは通路面積によっ
ては圧力損失が生じることとなり、吸収器側における圧
力低下が不十分となるおそれがあり、吸収器での吸収効
率が十分高められないこととなるおそれがある。また、
上記公知例の場合、蒸発器と吸収器とを横並び状態で配
置しているため、装置全体としてのコンパクト化も不十
分となる。
【0007】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、蒸発器を吸収器の冷媒分配容器内に配設すること
により、コンパクト化と吸収効率の向上とを両立できる
ようにすることを目的とするものである。
ので、蒸発器を吸収器の冷媒分配容器内に配設すること
により、コンパクト化と吸収効率の向上とを両立できる
ようにすることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明の基本構成で
は、上記課題を解決するための手段として、再生器1、
空冷凝縮器9、蒸発器12および空冷吸収器15を備え
た空冷吸収式冷凍装置において、前記空冷吸収器15
を、吸収液bが垂直に流される複数本の吸収伝熱管1
9,19・・と、該吸収伝熱管19,19・・の外周部
に設けられた放熱フィン20,20・・と、前記吸収伝
熱管19,19・・の上部に設けられ、それらの吸収伝
熱管19,19・・に吸収液bを分配する吸収液分配容
器16とを備えて構成するとともに、前記吸収液分配容
器16内に、前記蒸発器12と該蒸発器12における蒸
発用伝熱管21,21・・の外周部に冷媒液dを供給す
る散布装置13とを内蔵している。
は、上記課題を解決するための手段として、再生器1、
空冷凝縮器9、蒸発器12および空冷吸収器15を備え
た空冷吸収式冷凍装置において、前記空冷吸収器15
を、吸収液bが垂直に流される複数本の吸収伝熱管1
9,19・・と、該吸収伝熱管19,19・・の外周部
に設けられた放熱フィン20,20・・と、前記吸収伝
熱管19,19・・の上部に設けられ、それらの吸収伝
熱管19,19・・に吸収液bを分配する吸収液分配容
器16とを備えて構成するとともに、前記吸収液分配容
器16内に、前記蒸発器12と該蒸発器12における蒸
発用伝熱管21,21・・の外周部に冷媒液dを供給す
る散布装置13とを内蔵している。
【0009】上記のように構成したことにより、蒸発器
12内から空冷吸収器15内(具体的には、吸収伝熱管
19,19・・内)への冷媒蒸気流路が圧力損失のほと
んどないものとして同一容器内に構成でき、蒸発器12
において蒸発気化した冷媒蒸気aが吸収伝熱管19,1
9・・内に圧力損失をほとんど生ずることなく自然流下
することとなり、吸収器15における吸収効率が大幅向
上するとともに、蒸発器12における蒸発能力も向上す
ることとなる。
12内から空冷吸収器15内(具体的には、吸収伝熱管
19,19・・内)への冷媒蒸気流路が圧力損失のほと
んどないものとして同一容器内に構成でき、蒸発器12
において蒸発気化した冷媒蒸気aが吸収伝熱管19,1
9・・内に圧力損失をほとんど生ずることなく自然流下
することとなり、吸収器15における吸収効率が大幅向
上するとともに、蒸発器12における蒸発能力も向上す
ることとなる。
【0010】また、蒸発器12と空冷吸収器15とが同
一容器内に一体化された構成となっているため、連通接
続個所が少なくなり、空気が内部へ侵入するおそれも少
なく、加工コストの低減にも寄与する。
一容器内に一体化された構成となっているため、連通接
続個所が少なくなり、空気が内部へ侵入するおそれも少
なく、加工コストの低減にも寄与する。
【0011】本願発明の基本構成において、前記蒸発器
12の下方に、未蒸発の冷媒液dを貯溜する冷媒液貯溜
部22を配設するとともに、該冷媒液貯溜部22に貯溜
された未蒸発冷媒液dを前記散布装置13へ再供給する
冷媒液回収手段を付設した場合、蒸発器12において未
蒸発の冷媒液dを再度蒸発させることができるため、蒸
発器12を小型化することが可能となり、吸収液分配容
器16を大型化する必要がなくなる。
12の下方に、未蒸発の冷媒液dを貯溜する冷媒液貯溜
部22を配設するとともに、該冷媒液貯溜部22に貯溜
された未蒸発冷媒液dを前記散布装置13へ再供給する
冷媒液回収手段を付設した場合、蒸発器12において未
蒸発の冷媒液dを再度蒸発させることができるため、蒸
発器12を小型化することが可能となり、吸収液分配容
器16を大型化する必要がなくなる。
【0012】また、前記蒸発器12、散布装置13およ
び冷媒液貯溜部22を、前記蒸発器12を構成する蒸発
用伝熱管21,21・・の両端を固定する管板23によ
り一体化して蒸発器ユニットAを構成するとともに、該
蒸発器ユニットAを前記吸収液分配容器16内へ挿入固
定するようにした場合、蒸発器12等の吸収液分配容器
16への組付が容易且つ簡単となる。
び冷媒液貯溜部22を、前記蒸発器12を構成する蒸発
用伝熱管21,21・・の両端を固定する管板23によ
り一体化して蒸発器ユニットAを構成するとともに、該
蒸発器ユニットAを前記吸収液分配容器16内へ挿入固
定するようにした場合、蒸発器12等の吸収液分配容器
16への組付が容易且つ簡単となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の好適な実施の形態について詳述する。
願発明の好適な実施の形態について詳述する。
【0014】本実施の形態においては、吸収液として例
えば臭化リチウム水溶液(LiBr水溶液)が採用さ
れ、熱源側冷媒(被吸収液)として水蒸気が採用されて
おり、図1には、この空冷吸収式冷凍装置の全体的な冷
凍システムの構成が示されている。
えば臭化リチウム水溶液(LiBr水溶液)が採用さ
れ、熱源側冷媒(被吸収液)として水蒸気が採用されて
おり、図1には、この空冷吸収式冷凍装置の全体的な冷
凍システムの構成が示されている。
【0015】図1において、符号1は高温再生器であ
り、ガスバーナ等の加熱源2を備えている。該高温再生
器1の上方には、沸騰気液通路3を介して連通された気
液分離器4が設けられている。前記高温再生器1におい
ては、臭化リチウム希溶液cを加熱沸騰させて、沸騰気
液通路3を介して上方に位置する気液分離器4に供給
し、ここで水蒸気aと吸収液b(即ち、臭化リチウム濃
溶液)とに分離再生するようになっている。
り、ガスバーナ等の加熱源2を備えている。該高温再生
器1の上方には、沸騰気液通路3を介して連通された気
液分離器4が設けられている。前記高温再生器1におい
ては、臭化リチウム希溶液cを加熱沸騰させて、沸騰気
液通路3を介して上方に位置する気液分離器4に供給
し、ここで水蒸気aと吸収液b(即ち、臭化リチウム濃
溶液)とに分離再生するようになっている。
【0016】前記臭化リチウム希溶液cは、後に詳述す
る空冷吸収器15において吸収液である臭化リチウム濃
溶液bに冷媒である水dを吸収して得られ、低温溶液熱
交換器14および高温溶液熱交換器7を経て予熱されて
気液分離器4に供給され、その後高温再生器1へ還流さ
れることとなっている。
る空冷吸収器15において吸収液である臭化リチウム濃
溶液bに冷媒である水dを吸収して得られ、低温溶液熱
交換器14および高温溶液熱交換器7を経て予熱されて
気液分離器4に供給され、その後高温再生器1へ還流さ
れることとなっている。
【0017】また、この気液分離器4内には、後に詳述
する利用側熱交換器17を含む二次側サイクルXを循環
する利用側冷媒(例えば、R407C)と気液分離後の
水蒸気aとが熱交換して暖房運転時の温熱源となる温熱
熱交換器5が内蔵されており、該温熱熱交換器5と熱交
換した後の水蒸気aは低温再生器6に送られ、凝縮した
凝縮冷媒液d(即ち、凝縮水)は高温再生器1へ還流さ
れる。さらに、前記気液分離器4において分離された臭
化リチウム濃溶液bは、前記高温溶液熱交換器7におい
て前記した臭化リチウム希溶液cと熱交換した後に前記
低温再生器6へ供給される。符号8は排ガスを排出する
ための排ガス通路である。
する利用側熱交換器17を含む二次側サイクルXを循環
する利用側冷媒(例えば、R407C)と気液分離後の
水蒸気aとが熱交換して暖房運転時の温熱源となる温熱
熱交換器5が内蔵されており、該温熱熱交換器5と熱交
換した後の水蒸気aは低温再生器6に送られ、凝縮した
凝縮冷媒液d(即ち、凝縮水)は高温再生器1へ還流さ
れる。さらに、前記気液分離器4において分離された臭
化リチウム濃溶液bは、前記高温溶液熱交換器7におい
て前記した臭化リチウム希溶液cと熱交換した後に前記
低温再生器6へ供給される。符号8は排ガスを排出する
ための排ガス通路である。
【0018】前記低温再生器6においては、気液分離器
4から供給された水蒸気aと臭化リチウム濃溶液bとを
熱交換させることにより、水蒸気aを凝縮させるととも
に臭化リチウム濃溶液b中に含まれる残余水分を蒸発さ
せてさらに高濃度の臭化リチウム溶液をとりだす。
4から供給された水蒸気aと臭化リチウム濃溶液bとを
熱交換させることにより、水蒸気aを凝縮させるととも
に臭化リチウム濃溶液b中に含まれる残余水分を蒸発さ
せてさらに高濃度の臭化リチウム溶液をとりだす。
【0019】前記低温再生器6において臭化リチウム濃
溶液bから蒸発された水蒸気aは、空冷凝縮器9に送ら
れて凝縮液化されて凝縮水dとなり冷媒タンク10に溜
められる。また、前記低温再生器6において凝縮液化さ
れた凝縮水dも冷媒タンク10に溜められる。
溶液bから蒸発された水蒸気aは、空冷凝縮器9に送ら
れて凝縮液化されて凝縮水dとなり冷媒タンク10に溜
められる。また、前記低温再生器6において凝縮液化さ
れた凝縮水dも冷媒タンク10に溜められる。
【0020】前記冷媒タンク10に溜められた凝縮水d
は、冷媒ポンプ11により蒸発器12の散布装置13へ
供給される。また、前記低温再生器6から取り出された
臭化リチウム濃溶液bは、低温溶液熱交換器14におい
て前記した臭化リチウム希溶液cと熱交換した後に空冷
吸収器15の吸収液分配容器16に供給される。蒸発器
12は、利用側熱交換器17を含む二次側サイクルXを
循環する利用側冷媒(例えば、R407C)と冷媒タン
ク10から送られる凝縮水dとを熱交換させるものであ
り、冷房運転時の冷熱源となる。なお、蒸発器12およ
び吸収器15の詳細な構造については後に詳述する。
は、冷媒ポンプ11により蒸発器12の散布装置13へ
供給される。また、前記低温再生器6から取り出された
臭化リチウム濃溶液bは、低温溶液熱交換器14におい
て前記した臭化リチウム希溶液cと熱交換した後に空冷
吸収器15の吸収液分配容器16に供給される。蒸発器
12は、利用側熱交換器17を含む二次側サイクルXを
循環する利用側冷媒(例えば、R407C)と冷媒タン
ク10から送られる凝縮水dとを熱交換させるものであ
り、冷房運転時の冷熱源となる。なお、蒸発器12およ
び吸収器15の詳細な構造については後に詳述する。
【0021】そして、前記空冷吸収器15から取り出さ
れた臭化リチウム希溶液cは、溶液ポンプ18により前
述したように低温溶液熱交換器14および高温溶液熱交
換器7を経て気液分離器6に戻される。
れた臭化リチウム希溶液cは、溶液ポンプ18により前
述したように低温溶液熱交換器14および高温溶液熱交
換器7を経て気液分離器6に戻される。
【0022】前記空冷吸収器15は、図2および図3に
示すように、吸収液bが垂直に流される複数本の吸収伝
熱管19,19・・と、該吸収伝熱管19,19・・の
外周部に設けられた放熱フィン20,20・・と、前記
吸収伝熱管19,19・・の上部に設けられ、それらの
吸収伝熱管19,19・・に吸収液bを分配する吸収液
分配容器16とを備えて構成されている。そして、前記
吸収液分配容器16内には、前記蒸発器12と該蒸発器
12における蒸発用伝熱管21,21・・の外周部に冷
媒液dを供給する散布装置13とが内蔵されている。
示すように、吸収液bが垂直に流される複数本の吸収伝
熱管19,19・・と、該吸収伝熱管19,19・・の
外周部に設けられた放熱フィン20,20・・と、前記
吸収伝熱管19,19・・の上部に設けられ、それらの
吸収伝熱管19,19・・に吸収液bを分配する吸収液
分配容器16とを備えて構成されている。そして、前記
吸収液分配容器16内には、前記蒸発器12と該蒸発器
12における蒸発用伝熱管21,21・・の外周部に冷
媒液dを供給する散布装置13とが内蔵されている。
【0023】前記蒸発器12は、前述したように利用側
熱交換器17を含む二次側サイクルXを循環する利用側
冷媒が流通する蒸発用伝熱管21,21・・を備えてお
り、該蒸発用伝熱管21,21・・が6列づつの水平多
段となるように配置されている。符号23は前記蒸発用
伝熱管21,21・・の両端を固定するための管板、2
4は冷媒を蒸発用伝熱管21,21・・へ分配するため
のヘッダー、25は隣合う蒸発用伝熱管21,21・・
を連絡するU字状連絡管である。
熱交換器17を含む二次側サイクルXを循環する利用側
冷媒が流通する蒸発用伝熱管21,21・・を備えてお
り、該蒸発用伝熱管21,21・・が6列づつの水平多
段となるように配置されている。符号23は前記蒸発用
伝熱管21,21・・の両端を固定するための管板、2
4は冷媒を蒸発用伝熱管21,21・・へ分配するため
のヘッダー、25は隣合う蒸発用伝熱管21,21・・
を連絡するU字状連絡管である。
【0024】前記散布装置13は、前記蒸発器12の上
方に配設されており、前記冷媒タンク10から冷媒ポン
プ11を介して供給された凝縮水dを溜める樋状の第1
液溜め容器26と、該液溜め容器26から流れ込む凝縮
水dを溜めるべく前記蒸発用伝熱管21,21・・のう
ち最上段に位置する6列(換言すれば、3対)の直上方
に配設された3個の樋状の第2液溜め容器27,27,
27と、該各第2液溜め容器27にそれぞれ設けられた
液滴下機構28とからなっている。
方に配設されており、前記冷媒タンク10から冷媒ポン
プ11を介して供給された凝縮水dを溜める樋状の第1
液溜め容器26と、該液溜め容器26から流れ込む凝縮
水dを溜めるべく前記蒸発用伝熱管21,21・・のう
ち最上段に位置する6列(換言すれば、3対)の直上方
に配設された3個の樋状の第2液溜め容器27,27,
27と、該各第2液溜め容器27にそれぞれ設けられた
液滴下機構28とからなっている。
【0025】前記液滴下機構28は、図4に示すよう
に、前記第2液溜め容器27の外側にあって該第2液溜
め容器27との間に連通孔29を介して連通される液溜
め部30を形成する樋31と、該樋31の下端にあって
一対の蒸発用伝熱管21,21の直上方に位置する多数
の液伝いリブ32,32・・とからなっている。このよ
うに構成したことにより、液溜め部30に溜められた凝
縮水dが溢れて樋31の外面を伝って液伝いリブ32,
32・・から蒸発用伝熱管21,21の上に的確に滴下
されるのである。
に、前記第2液溜め容器27の外側にあって該第2液溜
め容器27との間に連通孔29を介して連通される液溜
め部30を形成する樋31と、該樋31の下端にあって
一対の蒸発用伝熱管21,21の直上方に位置する多数
の液伝いリブ32,32・・とからなっている。このよ
うに構成したことにより、液溜め部30に溜められた凝
縮水dが溢れて樋31の外面を伝って液伝いリブ32,
32・・から蒸発用伝熱管21,21の上に的確に滴下
されるのである。
【0026】また、前記蒸発器12の下方には、該蒸発
器12を未蒸発で通過した冷媒液(即ち、凝縮水)dを
貯溜する冷媒液貯溜部となる皿状のドレンパン22が配
設されている。そして、該ドレンパン22に貯溜された
未蒸発凝縮水dは、回収用冷媒配管33(図1参照)を
介して冷媒ポンプ11の上流側に返し戻された後に前記
散布装置13へ再供給されることとなっている。つま
り、回収用冷媒配管33、冷媒ポンプ11がする未蒸発
凝縮水を回収する冷媒液回収手段として作用することと
なっているのである。符号34は未蒸発凝縮水dをドレ
ンパン22へ導くガイドである。
器12を未蒸発で通過した冷媒液(即ち、凝縮水)dを
貯溜する冷媒液貯溜部となる皿状のドレンパン22が配
設されている。そして、該ドレンパン22に貯溜された
未蒸発凝縮水dは、回収用冷媒配管33(図1参照)を
介して冷媒ポンプ11の上流側に返し戻された後に前記
散布装置13へ再供給されることとなっている。つま
り、回収用冷媒配管33、冷媒ポンプ11がする未蒸発
凝縮水を回収する冷媒液回収手段として作用することと
なっているのである。符号34は未蒸発凝縮水dをドレ
ンパン22へ導くガイドである。
【0027】さらに、前記低温再生器6からの吸収液
(即ち、臭化リチウム濃溶液)bは、吸収液分配容器1
6の底部に隔壁35により区画形成されたチャンバー3
6に供給された後、前記隔壁35に形成された連通穴3
7を介して吸収液分配容器16の内底部に溜まることと
なっている。
(即ち、臭化リチウム濃溶液)bは、吸収液分配容器1
6の底部に隔壁35により区画形成されたチャンバー3
6に供給された後、前記隔壁35に形成された連通穴3
7を介して吸収液分配容器16の内底部に溜まることと
なっている。
【0028】前記吸収液分配容器16の底部において前
記ドレンパン22の下方に形成される余剰空間Sに対応
する位置には、前記吸収伝熱管19,19・・に対して
吸収液(即ち、臭化リチウム濃溶液)bを分配するとと
もに、蒸発器12において蒸発された水蒸気aを分配流
下させるための分配管38,38・・が取り付けられて
いる。該各分配管38は、前記吸収液分配容器16の底
部より所定寸法だけ上方に突出せしめられており、図5
に示すように、薄板をバーリング加工することにより形
成された環状の分配板39により囲まれた環状溝40と
連通する4個の流出孔41,41・・が円周方向等間隔
で形成されている。符号42は連絡管である。このよう
に構成したことにより、吸収液分配容器16の内底部に
溜まった吸収液(即ち、臭化リチウム濃溶液)bは分配
板39を乗り越えて環状溝40内に流入した後、流出孔
41,41・・から分配管38内に流出し、その内壁面
全体を濡らした状態で流下することとなる。従って、吸
収伝熱管19においても、その内壁面全体を濡らした状
態で臭化リチウム濃溶液bが流下することとなり、分配
管38内へ供給される水蒸気aを効率良く吸収すること
となる。なお、前記吸収伝熱管19の内壁には螺旋溝が
形成されており、この吸収伝熱管19を流下する吸収液
bは螺旋溝に沿って内壁全面を濡らしながら流下するこ
ととなっている。
記ドレンパン22の下方に形成される余剰空間Sに対応
する位置には、前記吸収伝熱管19,19・・に対して
吸収液(即ち、臭化リチウム濃溶液)bを分配するとと
もに、蒸発器12において蒸発された水蒸気aを分配流
下させるための分配管38,38・・が取り付けられて
いる。該各分配管38は、前記吸収液分配容器16の底
部より所定寸法だけ上方に突出せしめられており、図5
に示すように、薄板をバーリング加工することにより形
成された環状の分配板39により囲まれた環状溝40と
連通する4個の流出孔41,41・・が円周方向等間隔
で形成されている。符号42は連絡管である。このよう
に構成したことにより、吸収液分配容器16の内底部に
溜まった吸収液(即ち、臭化リチウム濃溶液)bは分配
板39を乗り越えて環状溝40内に流入した後、流出孔
41,41・・から分配管38内に流出し、その内壁面
全体を濡らした状態で流下することとなる。従って、吸
収伝熱管19においても、その内壁面全体を濡らした状
態で臭化リチウム濃溶液bが流下することとなり、分配
管38内へ供給される水蒸気aを効率良く吸収すること
となる。なお、前記吸収伝熱管19の内壁には螺旋溝が
形成されており、この吸収伝熱管19を流下する吸収液
bは螺旋溝に沿って内壁全面を濡らしながら流下するこ
ととなっている。
【0029】上記のように構成したことにより、蒸発器
12内から空冷吸収器15内(具体的には、吸収伝熱管
19,19・・内)への冷媒蒸気流路が圧力損失のほと
んどないものとして同一容器内に構成でき、蒸発器12
において蒸発気化した冷媒蒸気(即ち、水蒸気)aが吸
収伝熱管19,19・・内に圧力損失をほとんど生ずる
ことなく自然流下することとなり、空冷吸収器15にお
ける吸収効率が大幅向上するとともに、蒸発器12にお
ける蒸発能力も向上することとなる。
12内から空冷吸収器15内(具体的には、吸収伝熱管
19,19・・内)への冷媒蒸気流路が圧力損失のほと
んどないものとして同一容器内に構成でき、蒸発器12
において蒸発気化した冷媒蒸気(即ち、水蒸気)aが吸
収伝熱管19,19・・内に圧力損失をほとんど生ずる
ことなく自然流下することとなり、空冷吸収器15にお
ける吸収効率が大幅向上するとともに、蒸発器12にお
ける蒸発能力も向上することとなる。
【0030】また、蒸発器12と空冷吸収器15とが同
一容器内に一体化された構成となっているため、連通接
続個所が少なくなり、空気が内部へ侵入するおそれも少
なく、加工コストの低減に寄与する。
一容器内に一体化された構成となっているため、連通接
続個所が少なくなり、空気が内部へ侵入するおそれも少
なく、加工コストの低減に寄与する。
【0031】また、蒸発器12の下方に、未蒸発の凝縮
水dを貯溜するドレンパン22を配設するとともに、該
ドレンパン22に貯溜された未蒸発凝縮水dを前記散布
装置13へ再供給する冷媒液回収手段を付設しているの
で、蒸発器12において未蒸発の凝縮水dを再度蒸発さ
せることができるため、蒸発器12を小型化することが
可能となり、吸収液分配容器16を大型化する必要がな
くなる。
水dを貯溜するドレンパン22を配設するとともに、該
ドレンパン22に貯溜された未蒸発凝縮水dを前記散布
装置13へ再供給する冷媒液回収手段を付設しているの
で、蒸発器12において未蒸発の凝縮水dを再度蒸発さ
せることができるため、蒸発器12を小型化することが
可能となり、吸収液分配容器16を大型化する必要がな
くなる。
【0032】ところで、本実施の形態における吸収液分
配容器16としては、角形鋼管を所定寸法に切断してな
る筒体43の両端を蓋板44,44で閉塞したものが用
いられている。そして、前記蒸発器12、散布装置13
およびドレンパン22は、前記管板23により一体化し
て蒸発器ユニットAを構成することとされており、該蒸
発器ユニットAは、組付前に予めアッセンブリした状態
で前記吸収液分配容器16内へ挿入固定することとされ
ている。このようにしたことにより、蒸発器12等の吸
収液分配容器16への組付が容易且つ簡単となる。
配容器16としては、角形鋼管を所定寸法に切断してな
る筒体43の両端を蓋板44,44で閉塞したものが用
いられている。そして、前記蒸発器12、散布装置13
およびドレンパン22は、前記管板23により一体化し
て蒸発器ユニットAを構成することとされており、該蒸
発器ユニットAは、組付前に予めアッセンブリした状態
で前記吸収液分配容器16内へ挿入固定することとされ
ている。このようにしたことにより、蒸発器12等の吸
収液分配容器16への組付が容易且つ簡単となる。
【0033】
【発明の効果】本願発明によれば、空冷吸収式冷凍装置
における空冷吸収器15を、吸収液bが垂直に流される
複数本の吸収伝熱管19,19・・と、該吸収伝熱管1
9,19・・の外周部に設けられた放熱フィン20,2
0・・と、前記吸収伝熱管19,19・・の上部に設け
られ、それらの吸収伝熱管19,19・・に吸収液bを
分配する吸収液分配容器16とを備えて構成するととも
に、前記吸収液分配容器16内に、前記蒸発器12と該
蒸発器12における蒸発用伝熱管21,21・・の外周
部に冷媒液dを供給する散布装置13とを内蔵して、蒸
発器12内から空冷吸収器15内(具体的には、吸収伝
熱管19,19・・内)への冷媒蒸気流路が圧力損失の
ほとんどないものとして同一容器内に構成できるように
したので、蒸発器12において蒸発気化した冷媒蒸気a
が吸収伝熱管19,19・・内に圧力損失をほとんど生
ずることなく自然流下することとなり、吸収器15にお
ける吸収効率が大幅向上するとともに、蒸発器12にお
ける蒸発能力も向上するという優れた効果がある。
における空冷吸収器15を、吸収液bが垂直に流される
複数本の吸収伝熱管19,19・・と、該吸収伝熱管1
9,19・・の外周部に設けられた放熱フィン20,2
0・・と、前記吸収伝熱管19,19・・の上部に設け
られ、それらの吸収伝熱管19,19・・に吸収液bを
分配する吸収液分配容器16とを備えて構成するととも
に、前記吸収液分配容器16内に、前記蒸発器12と該
蒸発器12における蒸発用伝熱管21,21・・の外周
部に冷媒液dを供給する散布装置13とを内蔵して、蒸
発器12内から空冷吸収器15内(具体的には、吸収伝
熱管19,19・・内)への冷媒蒸気流路が圧力損失の
ほとんどないものとして同一容器内に構成できるように
したので、蒸発器12において蒸発気化した冷媒蒸気a
が吸収伝熱管19,19・・内に圧力損失をほとんど生
ずることなく自然流下することとなり、吸収器15にお
ける吸収効率が大幅向上するとともに、蒸発器12にお
ける蒸発能力も向上するという優れた効果がある。
【0034】また、蒸発器12と空冷吸収器15とが同
一容器内に一体化された構成となっているため、連通接
続個所が少なくなり、空気が内部へ侵入するおそれも少
なく、加工コストの低減に寄与するという効果もある。
一容器内に一体化された構成となっているため、連通接
続個所が少なくなり、空気が内部へ侵入するおそれも少
なく、加工コストの低減に寄与するという効果もある。
【0035】また、前記蒸発器12の下方に、未蒸発の
冷媒液dを貯溜する冷媒液貯溜部22を配設するととも
に、該冷媒液貯溜部22に貯溜された未蒸発冷媒液dを
前記散布装置13へ再供給する冷媒液回収手段を付設し
た場合、蒸発器12において未蒸発の冷媒液dを再度蒸
発させることができるため、蒸発器12を小型化するこ
とが可能となり、吸収液分配容器16を大型化する必要
がなくなる。
冷媒液dを貯溜する冷媒液貯溜部22を配設するととも
に、該冷媒液貯溜部22に貯溜された未蒸発冷媒液dを
前記散布装置13へ再供給する冷媒液回収手段を付設し
た場合、蒸発器12において未蒸発の冷媒液dを再度蒸
発させることができるため、蒸発器12を小型化するこ
とが可能となり、吸収液分配容器16を大型化する必要
がなくなる。
【0036】また、前記蒸発器12、散布装置13およ
び冷媒液貯溜部22を、前記蒸発器12を構成する蒸発
用伝熱管21,21・・の両端を固定する管板23によ
り一体化して蒸発器ユニットAを構成するとともに、該
蒸発器ユニットAを前記吸収液分配容器16内へ挿入固
定するようにした場合、蒸発器12等の吸収液分配容器
16への組付が容易且つ簡単となる。
び冷媒液貯溜部22を、前記蒸発器12を構成する蒸発
用伝熱管21,21・・の両端を固定する管板23によ
り一体化して蒸発器ユニットAを構成するとともに、該
蒸発器ユニットAを前記吸収液分配容器16内へ挿入固
定するようにした場合、蒸発器12等の吸収液分配容器
16への組付が容易且つ簡単となる。
【図1】本願発明の実施の形態にかかる空冷吸収式冷凍
装置の冷凍サイクルを示す回路図である。
装置の冷凍サイクルを示す回路図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかる空冷吸収式冷凍
装置における空冷吸収器上部の構造を示す縦断面図であ
る。
装置における空冷吸収器上部の構造を示す縦断面図であ
る。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】本願発明の実施の形態にかかる空冷吸収式冷凍
装置にかかる散布装置の縦断面図である。
装置にかかる散布装置の縦断面図である。
【図5】本願発明の実施の形態にかかる空冷吸収式冷凍
装置にかかる空冷吸収器上部の拡大断面図である。
装置にかかる空冷吸収器上部の拡大断面図である。
1は高温再生器、6は低温再生器、9は空冷凝縮器、1
2は蒸発器、13は散布装置、15は空冷吸収器、16
は吸収液分配容器、19は吸収伝熱管、20は放熱フィ
ン、21は蒸発用伝熱管、22は冷媒液貯溜部(ドレン
パン)、23は管板、Aは蒸発器ユニット、aは冷媒蒸
気(水蒸気)、bは吸収液(臭化リチウム濃溶液)、d
は冷媒液(凝縮水)。
2は蒸発器、13は散布装置、15は空冷吸収器、16
は吸収液分配容器、19は吸収伝熱管、20は放熱フィ
ン、21は蒸発用伝熱管、22は冷媒液貯溜部(ドレン
パン)、23は管板、Aは蒸発器ユニット、aは冷媒蒸
気(水蒸気)、bは吸収液(臭化リチウム濃溶液)、d
は冷媒液(凝縮水)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内海 正人 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 川端 克宏 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 再生器(1)、空冷凝縮器(9)、蒸発
器(12)および空冷吸収器(15)を備えた空冷吸収
式冷凍装置であって、前記空冷吸収器(15)を、吸収
液(b)が垂直に流される複数本の吸収伝熱管(1
9),(19)・・と、該吸収伝熱管(19),(1
9)・・の外周部に設けられた放熱フィン(20),
(20)・・と、前記吸収伝熱管(19),(19)・
・の上部に設けられ、それらの吸収伝熱管(19),
(19)・・に吸収液(b)を分配する吸収液分配容器
(16)とを備えて構成するとともに、前記吸収液分配
容器(16)内には、前記蒸発器(12)と該蒸発器
(12)における蒸発用伝熱管(21),(21)・・
の外周部に冷媒液(d)を供給する散布装置(13)と
を内蔵したことを特徴とする空冷吸収式冷凍装置。 - 【請求項2】 前記蒸発器(12)の下方には、未蒸発
の冷媒液(d)を貯溜する冷媒液貯溜部(22)を配設
するとともに、該冷媒液貯溜部(22)に貯溜された未
蒸発冷媒液(d)を前記散布装置(13)へ再供給する
冷媒液回収手段を付設したことを特徴とする前記請求項
1記載の空冷吸収式冷凍装置。 - 【請求項3】 前記蒸発器(12)、散布装置(13)
および冷媒液貯溜部(22)を、前記蒸発器(12)を
構成する蒸発用伝熱管(21),(21)・・の両端を
固定する管板(23)により一体化して蒸発器ユニット
(A)を構成するとともに、該蒸発器ユニット(A)を
前記吸収液分配容器(16)内へ挿入固定するようにし
たことを特徴とする前記請求項1および請求項2のいず
れか一項記載の空冷吸収式冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9047673A JPH10246533A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 空冷吸収式冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9047673A JPH10246533A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 空冷吸収式冷凍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10246533A true JPH10246533A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12781800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9047673A Pending JPH10246533A (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 空冷吸収式冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10246533A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012132597A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Fuji Electric Co Ltd | 熱交換器 |
-
1997
- 1997-03-03 JP JP9047673A patent/JPH10246533A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012132597A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Fuji Electric Co Ltd | 熱交換器 |
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