JPH10244368A - 自動溶接機における開先検出方法および装置 - Google Patents

自動溶接機における開先検出方法および装置

Info

Publication number
JPH10244368A
JPH10244368A JP4790897A JP4790897A JPH10244368A JP H10244368 A JPH10244368 A JP H10244368A JP 4790897 A JP4790897 A JP 4790897A JP 4790897 A JP4790897 A JP 4790897A JP H10244368 A JPH10244368 A JP H10244368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
displacement meter
laser displacement
welding
groove
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4790897A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Takahashi
高橋  毅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP4790897A priority Critical patent/JPH10244368A/ja
Publication of JPH10244368A publication Critical patent/JPH10244368A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】短時間で開先の3次元検出が行えるようにした
自動溶接機における開先検出方法を提供する。 【解決手段】ワークの溶接開始位置側で、レーザ変位計
をワークを構成する一方の母材に向け、レーザ変位計に
よる検出を行ないながら母材が検出されるまで移動さ
せ、レーザ変位計の出力が所定の値になったとき、レー
ザ変位計を所定の角度回転させて他方の母材に向け、レ
ーザ変位計による検出を行ないながら母材が検出される
まで移動させ、レーザ変位計の出力が所定の値になった
とき、空間3軸におけるその位置の座標を記憶するとと
もに、レーザ変位計をワークの溶接終了位置側へ所定の
距離移動させ、レーザ変位計を前記一方の母材に向けて
所定の角度回転させるとともに、レーザ変位計を前記他
方の母材に沿って移動させ、レーザ変位計の出力が所定
の値になったとき、空間3軸におけるその位置の座標を
記憶して、記憶された各座標位置から開先の3次元位置
を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アーク溶接ロボッ
トを用い、予め定められた作業内容を再生動作するよう
にした自動溶接機における開先検出方法および装置にか
かり、特に、溶接線の3次元位置を検出し、予め教示さ
れた溶接線を補正するの好適な開先検出方法および装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】予め定められた作業内容を再生動作する
ようにした自動溶接機における溶接作業において、良好
な溶接結果を得るためには、溶接トーチをワークの開先
位置に正確に位置決めして溶接を行うことが必要であ
る。しかし、溶接するワークの寸法のバラツキ、あるい
は自動溶接機に対するワークの取付け位置のバラツキな
どにより、開先位置は必ずしも一定にはならない。
【0003】そこで、特開平2−92458号公報に開
示された開先位置検出方法が提案されている。この開先
検出方法においては、比較的大きな間隔でステッキセン
シングを行って開先位置を検出した後、開先内で比較的
小さな間隔でステッキセンシングを行い開先線の交点を
検出するようにしている。
【0004】このような開先検出方法においては、多種
類の継ぎ手形式の開先の検出を行うことができ、しか
も、ワークの取付け状態にかかわらず開先内外の判断を
行うことができるので、開先の交点を正確に検出するこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ステッキセン
シングでは溶接トーチを、比較的粗い間隔で、突き合わ
された母材と平行な方向への移動と、垂直な方向への移
動を行い開先の位置を検出した後、開先内を比較的細か
い間隔で母材と平行な方向への移動と、垂直な方向への
移動を行い溶接開始位置を検出するように、検出操作を
繰返し行うため時間がかかり、作業能率を低下させるこ
とがある。
【0006】上記の事情に鑑み、本発明の目的は、より
短時間で開先の3次元位置の検出が行えるようにした自
動溶接機における開先検出方法および装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本願の第1の発明においては、ワークと溶接トーチ
との相対位置および姿勢を空間3軸で制御して溶接を行
なう自動溶接機で、溶接トーチにレーザ変位計を付設し
て開先位置を検出する開先検出方法であって、ワークの
溶接開始位置側で、ワークを構成する母材の表面もしく
は開先交線を前記空間3軸のうちの1軸に略直交させる
ように配置し、レーザ変位計を前記ワークを構成する一
方の母材に向け、レーザ変位計による検出を行ないなが
ら母材が検出されるまで移動させ、レーザ変位計の出力
が所定の値になったとき、空間3軸におけるその位置の
座標を記憶するとともに、母材に対するレーザ変位計の
姿勢を確認した後、レーザ変位計を所定の角度回転させ
て他方の母材に向け、レーザ変位計による検出を行ない
ながら母材が検出されるまで移動させ、レーザ変位計の
出力が所定の値になったとき、空間3軸におけるその位
置の座標を記憶するとともに、レーザ変位計と前記他方
の母材との距離を維持した状態で、レーザ変位計をワー
クの溶接終了位置側へ所定の距離移動させた後、レーザ
変位計を前記一方の母材に向けて所定の角度回転させる
とともに、レーザ変位計を前記他方の母材に沿って移動
させ、レーザ変位計の出力が所定の値になったとき、空
間3軸におけるその位置の座標を記憶して、記憶された
各座標位置から開先の3次元位置を算出するようにし
た。
【0008】また、本願の第2の発明においては、その
表面もしくは開先交線を空間3軸の内の1軸と略直交さ
せるように支持したワークを、空間3軸で位置制御する
ポジショナと、前記1軸方向に支持した溶接トーチを空
間3軸で位置制御するアーク溶接ロボットと、前記溶接
トーチに支持された駆動装置と、この駆動装置に、前記
ワークの表面もしくは開先交線に直交する平面内で回動
可能に支持され、開先を形成するワークの2つの面の位
置を検出するレーザ変位計と、前記レーザ変位計を溶接
開始位置側と溶接終了位置側で所定の検出経路に沿って
移動させ、レーザ変位計の検出結果に基づいて、溶接開
始位置と溶接終了位置における開先位置を算出し、前記
検出結果に基づいて予め教示されている溶接線全体の座
標位置を補正するとともに、溶接トーチを算出された開
先位置へ移動させるようにした制御手段とを設けた。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1および図2は、本発明におけ
る開先検出方法を示すフローチャート。図3は、アーク
溶接ロボットを用いた自動溶接機の構成図。図4は、図
3における溶接トーチ部の拡大図。図5は、開先検出の
ためのレーザ変位計の移動状態を示す図。図6は、レー
ザ変位計の出力特性図。図7は、ワークに対するレーザ
変位計の傾きを示す図である。
【0010】図3において、4は多関節型のアーク溶接
ロボットで、その手首部5には、溶接ワイヤ3が供給さ
れる溶接トーチ6が取り付けられている。7はロボット
制御盤で、アーク溶接ロボット4を制御し、溶接トーチ
6の位置と姿勢を空間3軸で制御する。
【0011】8はティーチングボックスで、予め定めら
れた作業内容をアーク溶接ロボット4に教示する際に、
溶接トーチ6の移動経路、姿勢などを指示したり、ある
いは手動で移動される溶接トーチ6の移動経路、姿勢を
検出してロボット制御盤7の記憶装置に登録する。
【0012】10はコントローラで、溶接トーチ6の付
設された検出装置への電源供給や、検出装置からの検出
信号の増幅を行なう。11はコントロールユニットで、
検出装置の検出信号に基づいて、検出装置の位置、角度
などの設定、修正を行なう。
【0013】13はポジショナで、アーク溶接ロボット
4と対向するように配置され、ワーク12を、その表面
もしくは開先交線が空間3軸の内の1軸と略直交するよ
うに支持し固定する。
【0014】図4において、14は取付治具で、溶接ト
ーチ6に固定されている。15は駆動装置で、取付治具
14に固定されている。16は駆動軸で、駆動装置15
から突出している。9は検出装置としてのレーザ変位計
で、その測定軸が溶接トーチ6の溶接方向と平行になる
ように駆動軸16に固定されている。17はシャッタ
で、レーザ変位計9の前面を覆い、溶接作業時にレーザ
変位計9をスパッタから保護するように、前記駆動装置
15に回動可能に支持されている。
【0015】上記の構成において、ワーク12の開先を
検出する手順を、図1および図4ないし図7に基づいて
説明する。まず、ポジショナ13にワーク12を所定の
姿勢で固定し、溶接開始位置から終了位置まで、溶接線
に沿って通常の教示をおこなう。
【0016】ついで、開先検出のために必要な諸データ
を教示する。
【0017】(a)図5に示すように、溶接開始位置P
fにおいて、ワーク12の予測されるずれを考慮して、
レーザ変位計9を、開先検出のための待機位置P0、検
出開始位置P1に移動させ、各位置の空間3軸における
座標x、y、zを設定する。
【0018】(b)検出開始位置P1から検出動作を行
う方向を設定する(ワーク12を構成する一方の母材A
に近接する方向と、他方の母材Bに近接する方向)。
【0019】(c)検出する継手の形状を設定する(レ
字形継手、V字形継手の場合には、その幅および深さも
設定する)。
【0020】(d)検出のためのトーチの移動距離lを
設定する。
【0021】なお、前記座標x、y、xは、図5に示す
ように、たとえば、x軸は直交する一方の母材Bと平行
な方向、y軸は他方の母材Aと平行な方向、z軸は開先
線と平行な方向として設定している。
【0022】ポジショナ13にワーク12を取り付けた
後、検出開始指令を与える。すると、アーク溶接ロボッ
ト4が作動して、図5に示すように、レーザ変位計を待
機位置P0へ位置決めする(ステップS1)。ついで、
レーザ変位計を検出開始位置P1へ移動させ、検出開始
位置P1でレーザ変位計の検出動作を開始させる(ステ
ップS2)。
【0023】レーザ変位計を母材A側(−x方向)に比
較的早い速度(Sh)で近接させる(ステップS3)。
レーザ変位計が移動している間、レーザ変位計が母材A
を検出可能な位置に到達したか否かを判定する(ステッ
プS4)。
【0024】レーザ変位計が母材Aの検出可能な距離に
到達し、レーザ変位計の出力が図6のV1からV2に変
化したら、レーザ変位計を停止させる。この時、レーザ
変位計が比較的早い速度(Sh)で作動しているため、
ロボット制御盤内の信号処理の遅れ、アーク溶接ロボッ
トの慣性などにより、レーザ変位計が出力V2を検出し
た位置P2より位置p2側に行き過ぎて停止する。
【0025】この行き過ぎ量を、母材Aが検出可能で、
母材Aから最も離れた位置での出力(V2)と、レーザ
変位計が停止したときの出力とを比較することにより算
出し、算出された距離だけ、レーザ変位計を比較的遅い
速度(Sl)で戻す(ステップS5)。そして、レーザ
変位計の出力がV2になったことを確認して、レーザ変
位計を停止させる(ステップ6)。
【0026】レーザ変位計の出力がV2になった位置P
2(母材Aからの距離l1)の座標x、y、zを検出、
記憶する(ステップS7)。
【0027】レーザ変位計の検出動作している状態で、
レーザ変位計をワークを構成する母材Aと母材Bに直交
する面内で所定角度(たとえば、現在の位置を中心とし
て90度)回動させる(ステップS8)。そして、レー
ザ変位計の回動角度とともに、レーザ変位計の出力の変
化を検出し、位置P2でレーザ変位計の出力がV2にな
る点p2が2点あるか否かを判定する(ステップS
9)。
【0028】もし、位置P2でレーザ変位計を回動させ
たとき、出力がV2になる点p2が2点あれば、図7に
示すように、母材Aの表面に対してレーザ変位計が傾斜
した状態で検出していることを示すことになる。
【0029】出力がV2になる点p2が2点ある場合に
は、アーク溶接ロボットにより、レーザ変位計の角度を
調整する(ステップS10)。そして、レーザ変位計を
スタートポイントに戻し(ステップS11)、検出をや
りなおす。
【0030】レーザ変位計の出力がV2になる点p2が
1点のみの場合、駆動装置によって、レーザ変位計を母
材B側に向けて(母材Bと直交するように、母材Aと母
材Bが直交する場合には、90度)回動させ、母材Aと
の間隔を一定に保ちながら、レーザ変位計を母材B側
(−y方向)に比較的早い速度(Sh)で近接させる
(ステップS12)。レーザ変位計が移動している間、
レーザ変位計が母材Bを検出可能な位置に到達したか否
かを判定する(ステップS13)。
【0031】レーザ変位計が母材Bの検出可能な距離に
到達し、レーザ変位計の出力が、図6のV1からV2に
変化したら、レーザ変位計を停止させる。この時、レー
ザ変位計が比較的早い速度(Sh)で作動しているた
め、ロボット制御盤内の信号処理の遅れ、アーク溶接ロ
ボットの慣性などにより、レーザ変位計が出力V2を検
出した位置P3より位置p3側に行き過ぎて停止する。
【0032】この行き過ぎ量を、母材Bが検出可能で、
母材Bから最も離れた位置での出力(V2)と、レーザ
変位計が停止したときの出力とを比較することにより算
出する。算出された距離だけ、レーザ変位計を比較的遅
い速度(Sl)で戻す(ステップS14)。そして、レ
ーザ変位計の出力がV2になった位置P3でレーザ変位
計を止める(ステップS15)。
【0033】レーザ変位計の出力がV2になった位置P
3(母材Bからの距離l2=母材Aからの距離l1)の
座標x、y、zを検出、記憶する(ステップS16)。
【0034】ここで、前記ステップ8、ステップ9と同
じ操作を繰返す(ステップS17)。そして、出力がV
2になる点が2点ある場合には、各点におけるレーザ変
位計の回動角を検出し、その中間位置でレーザ変位計の
回動を止め、出力がV2になるようにレーザ変位計を移
動させて、その座標x、y、zを検出して、前記記憶を
書き替える(ステップS18)。
【0035】母材Bに対するレーザ変位計の距離l2を
維持した状態で、レーザ変位計を溶接終了位置Pe方向
へ位置P4まで距離l3だけ移動させる(ステップS1
9)。位置P4で、母材A側に向けてレーザ変位計を所
定角度だけ回動させ、レーザ変位計と母材Aとの距離l
1´を検出する(ステップ20)。
【0036】検出した距離l1´を、溶接開始位置Pf
側で検出した距離l1と比較し(ステップS21)、距
離l1と距離l1´が等しくないときには、レーザ変位
計をX方向に、距離l1´が距離l1と等しくなる位置
P5まで移動させる(ステップS22)。
【0037】距離l1と距離l1´が等しいとき、レー
ザ変位計の位置P5の座標x、y、zを記憶する(ステ
ップ23)。
【0038】前記位置P3における母材Aからの距離l
1と母材Bからの距離l2からワークの溶接開始位置P
fにおける開先位置の座標を算出する。同様に、前記位
置P5における母材Aからの距離l1と母材Bからの距
離l2からワークの溶接終了位置Peにおける開先位置
の座標を算出することができる。そして、溶接開始位置
Pfと終了位置Peの開先の座標位置から、予め教示し
た溶接線全体の座標位置を補正して、ワークに対する溶
接経路を設定する。
【0039】溶接トーチとレーザ変位計の位置関係に基
づいて、溶接トーチをワークの開先位置Pfへ位置決め
する(ステップS24)。
【0040】このようにして、溶接トーチ6をワーク1
2の開先の溶接開始位置に位置決めしたら、溶接トーチ
6の先端から溶接ワイヤ3を所定量突出させるととも
に、溶接電源を作動させ、ワーク12の溶接を開始す
る。
【0041】なお、上記の実施の形態においては、溶接
継ぎ手が下向きすみ肉の場合について説明したが、開先
形状がV型あるいはレ型であっても、同様に開先検出を
行なうことができる。
【0042】また、上記の実施の形態においては、アー
ク溶接ロボット4側を動かして開先を検出する場合につ
いて説明したが、ポジショナ13側を動かして開先を検
出する場合にも、同様に適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたごとく、本願の第1の発明に
よれば、ワークと溶接トーチとの相対位置および姿勢を
空間3軸で制御して溶接を行なう自動溶接機で、溶接ト
ーチにレーザ変位計を付設して開先位置を検出する開先
検出方法であって、ワークの溶接開始位置側で、ワーク
を構成する母材の表面もしくは開先交線を前記空間3軸
のうちの1軸に略直交させるように配置し、レーザ変位
計を前記ワークを構成する一方の母材に向け、レーザ変
位計による検出を行ないながら母材が検出されるまで移
動させ、レーザ変位計の出力が所定の値になったとき、
空間3軸におけるその位置の座標を記憶するとともに、
母材に対するレーザ変位計の姿勢を確認した後、レーザ
変位計を所定の角度回転させて他方の母材に向け、レー
ザ変位計による検出を行ないながら母材が検出されるま
で移動させ、レーザ変位計の出力が所定の値になったと
き、空間3軸におけるその位置の座標を記憶するととも
に、レーザ変位計と前記他方の母材との距離を維持した
状態で、レーザ変位計をワークの溶接終了位置側へ所定
の距離移動させた後、レーザ変位計を前記一方の母材に
向けて所定の角度回転させるとともに、レーザ変位計を
前記他方の母材に沿って移動させ、レーザ変位計の出力
が所定の値になったとき、空間3軸におけるその位置の
座標を記憶して、記憶された各座標位置から、予め教示
された溶接線の3次元位置を補正するようにしたので、
自動溶接機における開先位置のずれによる溶接の不具合
を無くすことができる。また、開先検出時間を短縮し、
作業能率を向上させることができる。
【0044】また、本願の第2の発明によれば、その表
面もしくは開先交線を空間3軸の内の1軸と略直交させ
るように支持したワークを、空間3軸で位置制御するポ
ジショナと、前記1軸方向に支持した溶接トーチを空間
3軸で位置制御するアーク溶接ロボットと、前記溶接ト
ーチに支持された駆動装置と、この駆動装置に、前記ワ
ークの表面もしくは開先交線に直交する平面内で回動可
能に支持され、開先を形成するワークの2つの面の位置
を検出するレーザ変位計と、前記レーザ変位計を溶接開
始位置側と溶接終了位置側で所定の検出経路に沿って移
動させ、レーザ変位計の検出結果に基づいて、溶接開始
位置と溶接終了位置における開先位置を算出し、前記検
出結果に基づいて予め教示されている溶接線全体の座標
位置を補正するとともに、溶接トーチを算出された開先
位置へ移動させるようにした制御手段とを設けたので、
ワークを構成する母材寸法のバラツキやポジショナに対
する取付け位置のバラツキに関係なく、溶接トーチを開
先位置に正確に位置決めすることができ、良好な溶接を
行なうことができる。また、開先検出時間を短縮し、作
業能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による開先検出手順を示すフローチャー
ト。
【図2】本発明による開先検出手順を示すフローチャー
ト。
【図3】アーク溶接ロボットを用いた自動溶接機の構成
図。
【図4】自動溶接機における溶接トーチとレーザ変位計
の関係を示す拡大平面図。
【図5】開先検出のためのレーザ変位計と母材の相対移
動の状態を示す図。
【図6】レーザ変位計の出力特性図。
【図7】ワークに対するレーザ変位計の傾きを示す説明
図。
【符号の説明】
4 アーク溶接ロボット 6 溶接トーチ 9 レーザ変位計 11 制御手段 12 ワーク A、B 母材 13 ポジショナ 15 駆動装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークと溶接トーチとの相対位置および姿
    勢を空間3軸で制御して溶接を行なう自動溶接機で、溶
    接トーチにレーザ変位計を付設して開先位置を検出する
    開先検出方法であって、ワークの溶接開始位置側で、ワ
    ークを構成する母材の表面もしくは開先交線を前記空間
    3軸のうちの1軸に略直交させるように配置し、レーザ
    変位計を前記ワークを構成する一方の母材に向け、レー
    ザ変位計による検出を行ないながら母材が検出されるま
    で移動させ、レーザ変位計の出力が所定の値になったと
    き、空間3軸におけるその位置の座標を記憶するととも
    に、母材に対するレーザ変位計の姿勢を確認した後、レ
    ーザ変位計を所定の角度回転させて他方の母材に向け、
    レーザ変位計による検出を行ないながら母材が検出され
    るまで移動させ、レーザ変位計の出力が所定の値になっ
    たとき、空間3軸におけるその位置の座標を記憶すると
    ともに、レーザ変位計と前記他方の母材との距離を維持
    した状態で、レーザ変位計をワークの溶接終了位置側へ
    所定の距離移動させた後、レーザ変位計を前記一方の母
    材に向けて所定の角度回転させるとともに、レーザ変位
    計を前記他方の母材に沿って移動させ、レーザ変位計の
    出力が所定の値になったとき、空間3軸におけるその位
    置の座標を記憶して、記憶された各座標位置から、予め
    教示された溶接線の3次元位置を補正することを特徴と
    する自動溶接機における開先検出方法。
  2. 【請求項2】その表面もしくは開先交線を空間3軸の内
    の1軸と略直交させるように支持したワークを、空間3
    軸で位置制御するポジショナと、前記1軸方向に支持し
    た溶接トーチを空間3軸で位置制御するアーク溶接ロボ
    ットと、前記溶接トーチに支持された駆動装置と、この
    駆動装置に、前記ワークの表面もしくは開先交線に直交
    する平面内で回動可能に支持され、開先を形成するワー
    クの2つの面の位置を検出するレーザ変位計と、前記レ
    ーザ変位計を溶接開始位置側と溶接終了位置側で所定の
    検出経路に沿って移動させ、レーザ変位計の検出結果に
    基づいて、溶接開始位置と溶接終了位置における開先位
    置を算出し、前記検出結果に基づいて予め教示されてい
    る溶接線全体の座標位置を補正するとともに、溶接トー
    チを算出された開先位置へ移動させるようにした制御手
    段とを設けたことを特徴とする自動溶接機における開先
    検出装置。
JP4790897A 1997-03-03 1997-03-03 自動溶接機における開先検出方法および装置 Pending JPH10244368A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4790897A JPH10244368A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 自動溶接機における開先検出方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4790897A JPH10244368A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 自動溶接機における開先検出方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10244368A true JPH10244368A (ja) 1998-09-14

Family

ID=12788487

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4790897A Pending JPH10244368A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 自動溶接機における開先検出方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10244368A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107121059A (zh) * 2016-02-24 2017-09-01 上海希孚工业自动化设备有限公司 一种激光在线检测装置
WO2018066136A1 (ja) * 2016-10-07 2018-04-12 株式会社前川製作所 溶接装置及び溶接方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107121059A (zh) * 2016-02-24 2017-09-01 上海希孚工业自动化设备有限公司 一种激光在线检测装置
WO2018066136A1 (ja) * 2016-10-07 2018-04-12 株式会社前川製作所 溶接装置及び溶接方法
KR20180132936A (ko) * 2016-10-07 2018-12-12 가부시끼가이샤 마에가와 세이사꾸쇼 용접 장치 및 용접 방법
CN109219493A (zh) * 2016-10-07 2019-01-15 株式会社前川制作所 焊接装置及焊接方法
CN109219493B (zh) * 2016-10-07 2021-06-01 株式会社前川制作所 焊接装置及焊接方法
US11167368B2 (en) 2016-10-07 2021-11-09 Mayekawa Mfg. Co., Ltd. Welding device and welding method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5624588A (en) Method of controlling robot for use in arc welding
JP5715809B2 (ja) ロボットの作業プログラム作成方法、ロボットの作業プログラム作成装置、及びロボット制御システム
US4380696A (en) Method and apparatus for manipulator welding apparatus with vision correction for workpiece sensing
KR100621100B1 (ko) 용접로봇 교시위치 보정방법 및 용접로봇시스템
JPH08505091A (ja) 冗長軸を使用して対象物上の形態をトラッキングするためのシステム並びに方法
JPS6037273A (ja) マニピユレータ型溶接装置
CN110948089B (zh) 控制机器人的圆弧动作的机器人控制装置
JP5502462B2 (ja) アーク溶接ロボットの制御装置及びプログラム
JPH09183087A (ja) 作業ロボット装置
JPH10244368A (ja) 自動溶接機における開先検出方法および装置
JPH06328385A (ja) 産業用ロボットの視覚センサの姿勢制御方法
JP3682637B2 (ja) 自動溶接機における開先検出方法
JP3483713B2 (ja) 隅肉多層盛り溶接ロボットシステムにおける制御方法
JPH0813433B2 (ja) 自動加工装置
JP3944419B2 (ja) 溶接ロボット装置の制御方法
JPH10146675A (ja) 自動溶接機の開先検出方法および装置
WO2022186054A1 (ja) センサの出力に基づいて教示点を生成する教示点生成装置および教示点生成方法
JPS5839030B2 (ja) 自動溶接装置のティ−チング装置
JPH0433546B2 (ja)
JPH08215847A (ja) 溶接ロボットの制御方法
JP2655898B2 (ja) 記憶・再生型アーク溶接ロボットの制御方法
JPH0415420Y2 (ja)
JPH0360866A (ja) 溶接ロボットの溶接トーチ制御方法
JPS5947631B2 (ja) 自動溶接装置
JPH0514921B2 (ja)