JPH10244205A - 塗装機器機能テスト方法及びその装置 - Google Patents

塗装機器機能テスト方法及びその装置

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JPH10244205A
JPH10244205A JP5148597A JP5148597A JPH10244205A JP H10244205 A JPH10244205 A JP H10244205A JP 5148597 A JP5148597 A JP 5148597A JP 5148597 A JP5148597 A JP 5148597A JP H10244205 A JPH10244205 A JP H10244205A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】常時安定した品質・塗装状態を維持できような
機器を供給できる各機器の塗装機器機能テスト方法を提
供するものである。 【解決手段】テスト用塗装システムの塗料槽3から噴霧
ノズルを備えた塗装ガン4へ塗料を供給する塗料供給管
2によって連結した供給ポンプ5、バルブ切換器7およ
び加圧調整器8等のこれら各機器の間に流体圧センサー
14,15,16を配置するとともにエア供給源19か
らエアを供給する前記機器のエア供給側にエア圧センサ
ー6a,8aを配置し、各機器への供給位置と流出位置
との流体圧を測定し、この圧力値の差異を検出して各機
器の機能を検査する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、連続的に搬送さ
れる部品や製品の表面に吹きつけ塗装する塗装ラインの
塗装ブースにおける塗料供給系の各種機器の機能試験を
行う塗装機器機能テスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の塗装ブースに設置される塗料供給
系の各種機器、例えば、塗剤を充填した塗料槽から塗料
を吸引して塗装ガンへ供給する供給ポンプ、供給する塗
料を切り換えるバルブ切換器、適切な塗装ができるよう
に塗装ガンに供給するエア圧力を調整する加圧調整器お
よび塗料を被塗装物に噴霧する塗装ガンなどの各機器が
耐用年数を経過して、作動不良が発生してこれら機器類
を新品の機器に交換をした場合、これら新品の機器が正
常に作動するものとして交換が行われ、所定の箇所に取
付けられていた。また、機器を取付けるに際して供給管
等との接続部分のパッキング等の消耗部品の交換後の再
生品の塗料供給系への取付けに際して機能検査を行わず
直接塗装ラインに取付けを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、新品や交換部
品を取付け後にこれら機器類が実際の製造に際して正常
に作動しないことが多々発生していた。特に、流れ作業
の製造ラインにおけるオンライン上で、目視によりゲー
ジ又は外観より塗装状態や機器の作動を確認し、塗装不
良であることが確認出来る場合は、その都度交換した機
器を再度別の機器に交換していたが、機器のゲージの瞬
間的な変化、又は外観からは作動を確認できない場合
は、そのまま塗装を行い、完成製品の塗装不良が発生し
ていた。
【0004】この発明の課題は、このような新品機器類
を交換した場合でも常時安定した品質・塗装状態を維持
できような機器を供給できる各機器の塗装機器機能テス
ト方法を提供するものである。この発明の課題はオンラ
インと同様な塗料供給系の機器構成を有するテストスタ
ンドのオフラインにおいて機能検査を実施した後、実際
の塗料供給系に当該交換機器を取付けることができる機
器を試験する塗装機器機能テスト装置を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の問題点
に鑑みてなされたもので、エア供給源を備え、このエア
により駆動されるエアモータで作動する供給ポンプによ
り複数の塗料槽から塗料を吸引し、これら塗料の切り換
えを行うバルブ切換器を経由して加圧調整器等を介在し
て開閉シリンダ、噴霧ノズルを備えた塗装ガンから加圧
した塗料を噴射して塗装する塗装システムにおける塗装
機器機能テスト方法において、前記塗装システムと同一
の機器類を備え、かつ同一の配管構成からなる塗料供給
系を備えたテスト用塗装システムを設け、このテスト用
塗装システムの前記塗料槽から噴霧ノズルを備えた塗装
ガンへ塗料を供給する塗料供給管によって連結した供給
ポンプ、バルブ切換器および加圧調整器等のこれら各機
器の間に流体圧センサーを配置するとともに前記エア供
給源からエアを供給する前記機器のエア供給側にエア圧
センサーを配置し、前記各機器への供給位置と流出位置
との流体圧を測定し、この圧力値の差異を検出して各機
器の機能を検査することを特徴とする塗装機器機能テス
ト方法として構成した。また、前記テスト用塗装システ
ムの前記供給ポンプを動作するエアモータへのエア供給
側および前記加圧調整器のエア供給側にエア圧センサー
を配置するとともに前記塗料槽から塗料を供給する塗料
供給管の供給ポンプとバルブ切換器の間、このバルブ切
換器と加圧調整器の間およびこの加圧調整器と塗装ガン
との間のそれぞれに流体圧センサーを配置し、個々の前
記供給ポンプ、バルブ切換器および加圧調整器等の各機
器のエア供給側および塗料流入箇所の流体圧とこれら各
機器の塗料流出箇所の流体圧とを測定し、この圧力値の
差異を検出し、個々の機器類が正常な機能で駆動するか
を検査することを特徴とする塗装機器機能テスト方法と
してもよい。さらに、前記テスト用塗装システムの前記
塗料供給系に配置した前記各機器として正常状態に作動
する機器類を配置し、これら機器のうち一個だけ機能テ
ストする機器と交換して塗装システムを運転して噴霧塗
装試験を行い、交換した機器の機能を検査することを特
徴とする塗装機器機能テスト方法としてもよい。
【0006】また、エア供給源を備え、このエアにより
駆動されるエアモータで作動する供給ポンプにより複数
の塗料槽から塗料を吸引し、これら塗料の切り換えを行
うバルブ切換器を経由して加圧調整器等を介在して開閉
シリンダ、噴霧ノズルを備えた塗装ガンから加圧した塗
料を噴射して塗装する噴霧塗装装置と同一の機器類を備
え、かつ同一の配管構成からなる塗料供給系を備え、前
記塗料槽から噴霧ノズルを備えた塗装ガンへ塗料を供給
する塗料供給系の前記供給ポンプ、バルブ切換器、加圧
調整器および塗装ガンの各機器の塗料供給側と塗料流出
側との位置に流体圧センサーを配置するとともに前記エ
ア供給源からエアモータへのエア供給管および加圧調整
器へのエア供給管にエア圧センサーを配置し、前記各機
器類のうち一個を検査すべき新しい機器に置換し、各機
器の供給側と流出側との圧力値を測定し、置換した機器
における圧力値の変動を検出して該機器の機能を検査す
ることを特徴とする塗装機器機能テスト装置として構成
してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の塗装機器機能テスト方
法は、製造ラインの塗装ブースと全く同じ配置にエア供
給源、エアモータ、塗料槽から塗料を吸引する供給ポン
プ、バルブ切換器、加圧調整器および塗料を噴出する塗
装ガンを配置し、それぞれの各機器の前後に流体圧セン
サーを配置してテスト用塗装システムを構成し、これら
の一つのみ製造ラインに組み込む機器を交換して配置し
て、通常の運転と同様に駆動してこの交換した機器の機
能をテストすることができるから、製造ラインに新しく
組み込む機器の機能テストを確認してから組込むことに
なるから、今までのように新しい機器を組込んでからの
トラブルの発生を防止することができる。また、この発
明の塗装機器機能テスト装置は、完成製品における塗装
不良や、製造ラインのゲージの瞬間的変化が、製造ライ
ンに組込まれた各塗料供給系の各機器による故障かの判
断に際して、製造ラインに組込まれる前に機能確認した
機器類を組込むことができるので、これらの懸念を排除
することができる。
【0008】製造ラインにおける噴霧塗装装置の塗料供
給系の前記各機器が耐用年数を過ぎ、作動不良等の故障
を生じたとき、これら機器の交換を行う場合、これら機
器にかぎられずパッキング等の消耗品の交換後の再生品
の塗料供給系の取付けに際して、これら機器類の機能を
予めテストして交換ができる。
【0009】この発明の塗装機器機能テスト方法につい
て図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1は塗装
機器機能テスト方法に使用する装置の一実施形態のエア
供給管または塗料供給管の構成示す回路図である。図
2,図3は供給ポンプを駆動するエアモータの機能試験
を行った結果を示すプリントアウト図である。図4,5
は供給ポンプの機能試験を行った結果を示すプリントア
ウト図である。図6,7はバルブ切換器の機能試験を行
った結果を示すプリントアウト図である。図8,9は加
圧調整器の機能試験を行った結果を示すプリントアウト
図である。
【0010】図1に示す一実施形態の塗装機器機能テス
ト装置1は、塗料を充填した塗装槽3からこの塗料を噴
射する塗装ガン4へ塗料を供給する塗料供給管2が噴霧
塗装製造ラインと同様な構成で配置してある。5は塗装
槽3から塗料を吸引してバルブ切換器7へ塗料を供給す
る供給ポンプで、エア供給源19からエア供給管20を
経て調整器10を介在してエアが供給されるエアモータ
6によって駆動される。このエアモータ6のピストンロ
ッド21の移動領域にマイクロスイッチ22および23
が配置してある。このマイクロスイッチ22,23によ
って塗料の供給量が制限される。このエアモータ6と調
整器10との間にエア圧センサー6aが配置してある。
【0011】バルブ切換器7は供給ポンプ5からの塗料
供給管2が接続されるとともに複数の塗料槽3からのバ
ルブの切換え装置で、開閉シリンダ7aおよび切換バル
ブ7bが接続されている。この切換バルブ7bは調整器
11を介してエア供給源19に接続してあり、この切換
バルブ7bのバルブの切り換えに際してバルブ切換器7
内の不用となった塗料を塗装槽3へ戻す塗料帰還配管9
が接続してある。また前記塗料供給管2の供給ポンプ5
とバルブ切換器7との間に流体圧センサー14が配置し
てある。8は塗装ガン4へ供給する塗料の圧力を調整す
るための加圧調整器で、このバルブ切換器7と加圧調整
器8との間の塗料供給管2には流体圧センサー15が配
置してある。この加圧調整器8にはエア供給源19から
調整器12を介してエアが供給され、その間にエア圧セ
ンサー8aが配置してあり、塗装ガン4への塗料供給管
2には流体圧センサー16が配置してある。
【0012】塗装ガン4の塗料の噴出量を制御する調整
弁4dは開閉用シリンダ4aによって制御され、この塗
装ガン4の切替バルブ4bは調整器13を介してエア供
給源19に連結してある。これら調整器10,11,1
2,13は塗料を供給する機器類、例えば、エアモータ
6、切換バルブ7b,加圧調整器8および切換バルブ4
bへ供給するエアのエア圧を調整するもので、通常のエ
アフィルタや圧力計を備えたものである。これらは各機
器類に適量のエアが供給されるように調整してある。1
7は上述のエア圧センサー6a,8a、流体圧センサー
14,15,16と配線Lによって接続され、それぞれ
の測定データを記憶し、演算処理し隣接するプリンタ1
8へ印字記録信号を出力する制御装置である。また、こ
の制御装置17にはエアモータ6のピストンロッド21
の検出部21aに接触する位置検出用のマイクロスイッ
チ22,23も配線によって接続されるとともに切換バ
ルブ7b、切換バルブ4bも配線によって接続してあ
り、これらの作動を制御する。
【0013】このように構成されたこの発明の塗装機器
機能テスト方法について説明する。機能が落ちたエアモ
ータ6を新しいものと交換すべく、このエア供給管20
との接続部分のパッキング等の部品を交換して塗装装置
の塗料供給系に新品のエアモータを設置する場合、予め
前記塗装機器機能テスト装置1内の標準品として組み込
んであるエアモータを取り外し、代わりに新品のエアモ
ータ6を設置する。この場合、他のバルブ切換器7、加
圧調整器8および塗装ガン4等の塗装ブース内の各機器
は標準品を組込んである。
【0014】〔エアモータの機能テスト〕エアモータ6
の機能テストは、エア供給管20に設けたエア圧センサ
ー6a、供給ポンプ5の塗料供給管2に設けた流体圧セ
ンサー14および流体圧センサー16を使用する。エア
モータ6の発生トルクをテストする場合、バルブ切換器
7を開放し、加圧調整器8を作動状態にして塗装ガン4
を開放し、エアモータ6の作動を繰り返す。この時の結
果、プリンタ18からのアウトプットによる作図が図2
に示す通りであったとすると、エア圧センサー6aの測
定値は一定であるにもかかわらず流体圧センサー14の
検出値は変動している。このことはエアモータ6の発生
トルクが異常であることを示している。
【0015】このエアモータ6の圧力ラグをテストする
場合、バルブ切換器7を開放し、加圧調整器8を作動状
態にして塗装ガン4を開放し、エアモータ6の作動を繰
り返す。この時の結果が図3に示すようになっていると
き、エアモータ6への供給エア圧が一定(エア圧センサ
ー6aより)であり、エアモータ6の切り替えの圧力の
変動は供給ポンプ5の流出側に設けた流体圧センサー1
4に表れる。そして加圧調整器8により一定圧に調圧さ
れた後の圧力変動は加圧調整器8の流出側に設けた流体
圧センサー16に表れる。図3により明らかな如くエア
モータ6の切り替わり時の圧力変動は加圧調整器8では
吸収しきれず、流体圧センサー16の圧力変動として表
れる。このことはエアモータ6の圧力ラグ機能が大き過
ぎることを示している。
【0016】〔供給ポンプの機能テスト〕供給ポンプ5
の機能テストは、エアモータ6の機能テストの場合と同
じく、エア圧センサー6a、流体圧センサー14,16
を使用する。供給ポンプ5の発生トルクをテストする場
合はバルブ切換器7を開放し、加圧調整器8を作動状態
にして塗装ガン4を開放し、供給ポンプ5の作動を繰り
返す。この時の結果が図4に示すように、エア圧センサ
ー6aによる供給エア圧が一定であるにもかかわらず流
体圧センサー14の検出値が変動しているときは、供給
ポンプ5の発生トルク異常を示している。次に供給ポン
プ5のピストンリークについての機能をみると、バルブ
切換器7を開放し、加圧調整器8を作動状態にして塗装
ガン4をを閉止状態で供給ポンプ5の作動を繰り返す。
このとき正常な供給ポンプ5であれば、過負荷により供
給ポンプ5の作動は停止するはずである。しかしながら
リークが発生している場合は、供給ポンプ5は作動し続
けることになる。このことは、ピストンロッド21の検
出部21aの位置を検出するマイクロスイッチ22,2
3の検出信号から判断することができる。
【0017】次に供給ポンプ5の圧力ラグをテストする
場合は、バルブ切換器7を開放し、加圧調整器8を作動
状態にして塗装ガン4を開放状態にして、供給ポンプ5
の作動を繰り返す。このとき図5に示すようなプリンタ
18における作図が行われたとすると、エアモータ6へ
のエア供給は一定(エア圧センサー6aの変動はない)
であり、供給ポンプ5の切り替わり時の圧力変動は流体
圧センサー14に表れ、そして加圧調整器8により一定
圧に調圧された後の圧力変動は流体圧センサー16に表
れる。図5により明らかなごとく供給ポンプ5の切り替
わり時の圧力変動は加圧調整器8では吸収することがで
きず、流体圧センサー16の圧力変動として表れる。こ
の供給ポンプの圧力ラグ機能が大き過ぎることを示して
いる。
【0018】〔バルブ切換器7の機能テスト〕バルブ切
換器7の機能テストは、前述の各機器を標準品を使用
し、流体圧センサー14、流体圧センサー15を使用す
る。まずはじめにバルブ切換器7のリークをテストする
場合、バルブ切換器7を閉止した状態で供給ポンプ5を
数回作動させ、次に供給ポンプ5を停止する。この時の
結果が図6に示すような出力であったとすると、流体圧
センサー14の検出値が徐々に低下していることからバ
ルブ切換器7のリーク不良を検出することができる。
【0019】次にバルブ切換器7の作動ラグについて
は、供給ポンプ5を作動状態にし、バルブ切換器7を閉
止状態にし、加圧調整器8を作動状態にし、塗装ガン4
を開放状態にし、次にバルブ切換器7を開放する。この
時の結果がプリンタ18から図7に示すような作図が表
れたとすると、バルブ切換器7の塗料供給側に配置した
流体圧センサー14が一定値を示し、供給ポンプ5が正
常に作動していることを意味する。そしてバルブ切換器
7の開放に伴ってこのバルブ切換器7の塗料の排出側に
配置した流体圧センサー15の測定値が上昇し、流体圧
センサー14と略同じ値を示すまでの時間が正常の機器
の場合の規定値より長い場合はバルブ切換器7の作動不
良であることを意味する。
【0020】〔加圧調整器の機能テスト〕加圧調整器8
の機能テストは、テスト用塗装システムの各機器を正常
な機器に配置するとともにエア圧センサー8a、流体圧
センサー15およびこの加圧調整器8と塗装ガン4との
間の流体圧センサー16により行う。なお、テスト用塗
装システムの加圧調整器は製造ラインに組み込む新しい
加圧調整器8と交換する。供給ポンプ5を作動状態に
し、バルブ切換器7を開放し、加圧調整器8を作動状態
にして塗装ガン4を開放して塗装試験を行う。このテス
トの結果が図8に示すようなプリンタ18のアウトプッ
トの作図は、エア供給管20の調整器12の値を種々に
設定変更し、その各設定値における加圧調整器8の追従
性、調圧能力等のテストを行い、図8で調整器12の値
をある一定値に設定した状態での加圧調整器8の追従性
をテストしたものである。図8に示すような結果となっ
た場合は、流体圧センサー15および流体圧センサー1
6の値より供給ポンプ5の圧力ラグに加圧調整器8が追
従できていないことを示している。
【0021】図9のようなアウトプットが作図されたと
すると、調整器12の値をある一定値に設定した状態
で、加圧調整器8の調圧能力のテストは流体圧センサー
16の流体圧値が変動していることから判る。このこと
から加圧調整器8が不良品であると判定することができ
る。
【0022】〔塗装ガンの機能テスト〕前記各機能テス
ト方法と同様にして、新しく組み込む塗装ガン4をこの
塗装システムに配置する。流体圧センサー16を使用す
る。供給ポンプ5を作動状態にし、バルブ切換器7を開
放し、加圧調整器8を作動状態にして塗装ガン4を閉止
する。この状態で供給ポンプ5の作動を停止したとき流
体圧センサー16の圧力値が低下すれば、塗装ガン4よ
りリークが発生していることになる。また、塗装ガン4
より塗料の噴霧状態を観察して、試験片に実際に噴霧塗
装することにより目視により塗装状態を確認できる。試
験片の噴霧状態にムラがあり塗装状態が不良であれば、
開閉用シリンダ4aの作動不良または噴霧ノズルの異物
の付着等が考えられる。
【0023】
【発明の効果】この発明の塗装機器機能テスト方法は、
製造ラインと全く同等のテスト用塗装シテムを構成して
あるから、製造ラインに使用する各機器の機能を確実に
機能テストすることができ、従来の製造ラインにおける
試行の回数を廃止することができる。しかも、製造ライ
ンにおける塗装機器類の交換時のオンラインのトラブル
を完全に防止できる。この発明の塗装機器機能テスト装
置によって塗料供給系の各機器類を新品と交換した場合
にこれら機器類が正規の作動を行わないことによるこれ
ら機器の再度の交換の必要もなく、製造ラインの塗装不
良が発生する不具合が解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用する
装置の一実施形態のエア供給管または塗料供給管の構成
を示す回路図である。
【図2】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用する
供給ポンプを駆動するエアモータの発生トルク機能試験
を行った結果を示すプリントアウト図である。
【図3】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用する
供給ポンプを駆動するエアモータの圧力低下機能試験を
行った結果を示すプリントアウト図である。
【図4】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用する
供給ポンプの吐出圧機能試験を行った結果を示すプリン
トアウト図である。
【図5】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用する
供給ポンプの圧力低下機能試験を行った結果を示すプリ
ントアウト図である。
【図6】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用する
バルブ切換器のリーク機能試験を行った結果を示すプリ
ントアウト図である。
【図7】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用する
バルブ切換器のバルブ圧機能試験を行った結果を示すプ
リントアウト図である。
【図8】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用する
加圧調整器の塗料流出機能試験を行った結果を示すプリ
ントアウト図である。
【図9】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用する
加圧調整器の調圧機能試験を行った結果を示すプリント
アウト図である。
【符号の説明】
1 …塗装機器機能テスト装置 2 …塗料供給管 3 …塗料槽 4 …塗装ガン 5 …供給ポンプ 6 …エアモータ 7 …バルブ切換器 8 …加圧調整器 9 …塗料帰還配管 10 …調整器 11 …調整器 12 …調整器 13 …調整器 14 …流体圧センサー 15 …流体圧センサー 16 …流体圧センサー 17 …制御装置 18 …プリンタ 19 …エア供給源 20 …エア供給管 21 …ピストンロッド 22 …マイクロスイッチ 23 …マイクロスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エア供給源を備え、このエアにより駆動さ
    れるエアモータで作動する供給ポンプにより複数の塗料
    槽から塗料を吸引し、これら塗料の切り換えを行うバル
    ブ切換器を経由して加圧調整器等を介在して開閉シリン
    ダ、噴霧ノズルを備えた塗装ガンから加圧した塗料を噴
    射して塗装する塗装システムにおける塗装機器機能テス
    ト方法において、 前記塗装システムと同一の機器類を備え、かつ同一の配
    管構成からなる塗料供給系を備えたテスト用塗装システ
    ムを設け、 このテスト用塗装システムの前記塗料槽から噴霧ノズル
    を備えた塗装ガンへ塗料を供給する塗料供給管によって
    連結した供給ポンプ、バルブ切換器および加圧調整器等
    のこれら各機器の間に流体圧センサーを配置するととも
    に前記エア供給源からエアを供給する前記機器のエア供
    給側にエア圧センサーを配置し、前記各機器への供給位
    置と流出位置との流体圧を測定し、この圧力値の差異を
    検出して各機器の機能を検査することを特徴とする塗装
    機器機能テスト方法。
  2. 【請求項2】前記テスト用塗装システムの前記供給ポン
    プを動作するエアモータへのエア供給側および前記加圧
    調整器のエア供給側にエア圧センサーを配置するととも
    に前記塗料槽から塗料を供給する塗料供給管の供給ポン
    プとバルブ切換器の間、このバルブ切換器と加圧調整器
    の間およびこの加圧調整器と塗装ガンとの間のそれぞれ
    に流体圧センサーを配置し、個々の前記供給ポンプ、バ
    ルブ切換器および加圧調整器等の各機器のエア供給側お
    よび塗料流入箇所の流体圧とこれら各機器の塗料流出箇
    所の流体圧とを測定し、この圧力値の差異を検出し、個
    々の機器類が正常な機能で駆動するかを検査することを
    特徴とする請求項1記載の塗装機器機能テスト方法。
  3. 【請求項3】前記テスト用塗装システムの前記塗料供給
    系に配置した前記各機器として正常状態に作動する機器
    類を配置し、これら機器のうち一個だけ機能テストする
    機器と交換して塗装システムを運転して噴霧塗装試験を
    行い、交換した機器の機能を検査することを特徴とする
    請求項1または2記載の塗装機器機能テスト方法。
  4. 【請求項4】エア供給源を備え、このエアにより駆動さ
    れるエアモータで作動する供給ポンプにより複数の塗料
    槽から塗料を吸引し、これら塗料の切り換えを行うバル
    ブ切換器を経由して加圧調整器等を介在して開閉シリン
    ダ、噴霧ノズルを備えた塗装ガンから加圧した塗料を噴
    射して塗装する噴霧塗装装置と同一の機器類を備え、か
    つ同一の配管構成からなる塗料供給系を備え、前記塗料
    槽から噴霧ノズルを備えた塗装ガンへ塗料を供給する塗
    料供給系の前記供給ポンプ、バルブ切換器、加圧調整器
    および塗装ガンの各機器の塗料供給側と塗料流出側との
    位置に流体圧センサーを配置するとともに前記エア供給
    源からエアモータへのエア供給管および加圧調整器への
    エア供給管にエア圧センサーを配置し、前記各機器類の
    うち一個を検査すべき新しい機器に置換し、各機器の供
    給側と流出側との圧力値を測定し、置換した機器におけ
    る圧力値の変動を検出して該機器の機能を検査すること
    を特徴とする塗装機器機能テスト装置。
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