JP3886021B2 - 塗装機器機能テスト方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、連続的に搬送される部品や製品の表面に吹きつけ塗装する塗装ラインの塗装ブースにおける塗料供給系の各種機器の機能試験を行う塗装機器機能テスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の塗装ブースに設置される塗料供給系の各種機器、例えば、塗剤を充填した塗料槽から塗料を吸引して塗装ガンへ供給する供給ポンプ、供給する塗料を切り換えるバルブ切換器、適切な塗装ができるように塗装ガンに供給するエア圧力を調整する加圧調整器および塗料を被塗装物に噴霧する塗装ガンなどの各機器が耐用年数を経過して、作動不良が発生してこれら機器類を新品の機器に交換をした場合、これら新品の機器が正常に作動するものとして交換が行われ、所定の箇所に取付けられていた。また、機器を取付けるに際して供給管等との接続部分のパッキング等の消耗部品の交換後の再生品の塗料供給系への取付けに際して機能検査を行わず直接塗装ラインに取付けを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、新品や交換部品を取付け後にこれら機器類が実際の製造に際して正常に作動しないことが多々発生していた。特に、流れ作業の製造ラインにおけるオンライン上で、目視によりゲージ又は外観より塗装状態や機器の作動を確認し、塗装不良であることが確認出来る場合は、その都度交換した機器を再度別の機器に交換していたが、機器のゲージの瞬間的な変化、又は外観からは作動を確認できない場合は、そのまま塗装を行い、完成製品の塗装不良が発生していた。
【0004】
この発明の課題は、このような新品機器類を交換した場合でも常時安定した品質・塗装状態を維持できような機器を供給できる各機器の塗装機器機能テスト方法を提供するものである。
この発明の課題はオンラインと同様な塗料供給系の機器構成を有するテストスタンドのオフラインにおいて機能検査を実施した後、実際の塗料供給系に当該交換機器を取付けることができる機器を試験する塗装機器機能テスト装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、エア供給源のエアにより駆動されるエアモータで作動する供給ポンプにより複数の塗料槽から塗料を塗料供給管の一端から吸引し、前記塗料供給管を流動する前記塗料の切り換えを行うバルブ切換器を経由し、前記塗料供給管を流動する前記塗料を調圧する加圧調整器を介在し、前記塗料供給管の他端に接続されるとともに、開閉シリンダ、噴霧ノズルを備えた塗装ガンから加圧した前記塗料を噴射して塗装する塗装システムにおける塗装機器機能テスト方法において、前記塗装システムと同一の機器類を備え、かつ同一の配管構成からなる塗料供給管を備えたテスト用塗装システムを構成し、このテスト用塗装システムは、その供給ポンプを動作するエアモータへのエア供給側に配置される第1エア圧センサーと、前記テスト用塗装システムの加圧調整器のエア供給側に配置される第2エア圧センサーと、前記テスト用塗装システムの塗料供給管の前記供給ポンプと前記バルブ切換器の間に配置される第1流体圧センサーと、前記テスト用塗装システムの塗料供給管の前記バルブ切換器と前記加圧調整器の間に配置される第2流体圧センサーと、前記テスト用塗装システムの塗料供給管の前記加圧調整器と塗装ガンとの間に配置される第3流体圧センサーと、を備えるものであって、前記第1エア圧センサーの測定値と前記第1流体圧センサーの測定値とを最低限適用して前記エアモータの機能を検査し、前記第1エア圧センサーの測定値と前記第1流体圧センサーの測定値とを最低限適用して前記供給ポンプの機能を検査し、前記第1流体圧センサーの測定値を最低限適用して前記バルブ切換器の機能を検査し、前記第2エア圧センサーの測定値と前記第3流体圧センサーの測定値とを最低限適用して前記加圧調整器の機能を検査することを特徴とする塗装機器機能テスト方法として構成した。
また、前記テスト用塗装システムの前記塗料供給管に正常状態で作動する前記供給ポンプ、前記エアモータ、前記バルブ切換器及び前記加圧調整器を配置し、これら正常状態で作動する前記供給ポンプ、前記エアモータ、前記バルブ切換器及び前記加圧調整器の機器のうち一個だけ交換して噴霧塗装試験し、交換した前記機器の機能を前記テスト用塗装システムにおいて検査することを特徴とする請求項1に記載の塗装機器機能テスト方法としてもよい。
【0006】
また、エア供給源のエアにより駆動されるエアモータで作動する供給ポンプにより複数の塗料槽から塗料を吸引する塗料供給管と、前記塗料供給管を流動する前記塗料の切り換えを行うバルブ切換器と、前記塗料供給管を流動する前記塗料を調圧する加圧調整器と、前記塗料供給管の他端に接続されるとともに、開閉シリンダ、噴霧ノズルを備え、加圧した前記塗料を噴射する塗装ガンと、からなる噴霧塗装装置と同一の機器類を備え、かつ同一の配管構成からなる塗料供給管を備えた塗装機器機能テスト装置において、その供給ポンプを動作するエアモータへのエア供給側に配置される第1エア圧センサーと、前記塗装機器機能テスト装置の加圧調整器のエア供給側に配置される第2エア圧センサーと、前記塗装機器機能テスト装置の塗料供給管の前記供給ポンプと前記バルブ切換器の間に配置される第1流体圧センサーと、前記塗装機器機能テスト装置の塗料供給管の前記バルブ切換器と前記加圧調整器の間に配置される第2流体圧センサーと、前記塗装機器機能テスト装置の塗料供給管の前記加圧調整器と塗装ガンとの間に配置される第3流体圧センサーと、をさらに備え、前記エアモータの機能を検査するために前記第1エア圧センサーの測定値と前記第1流体圧センサーの測定値とを最低限出力し、前記供給ポンプの機能を検査するために前記第1エア圧センサーの測定値と前記第1流体圧センサーの測定値とを最低限出力し、前記バルブ切換器の機能を検査するために前記第1流体圧センサーの測定値を最低限出力し、前記加圧調整器の機能を検査するために前記第2エア圧センサーの測定値と前記第3流体圧センサーの測定値とを最低限出力する制御装置と、を備え、前記機器の機能を検査することを特徴とする塗装機器機能テスト装置として構成してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明の塗装機器機能テスト方法は、製造ラインの塗装ブースと全く同じ配置にエア供給源、エアモータ、塗料槽から塗料を吸引する供給ポンプ、バルブ切換器、加圧調整器および塗料を噴出する塗装ガンを配置し、それぞれの各機器の前後に流体圧センサーを配置してテスト用塗装システムを構成し、これらの一つのみ製造ラインに組み込む機器を交換して配置して、通常の運転と同様に駆動してこの交換した機器の機能をテストすることができるから、製造ラインに新しく組み込む機器の機能テストを確認してから組込むことになるから、今までのように新しい機器を組込んでからのトラブルの発生を防止することができる。
また、この発明の塗装機器機能テスト装置は、完成製品における塗装不良や、製造ラインのゲージの瞬間的変化が、製造ラインに組込まれた各塗料供給系の各機器による故障かの判断に際して、製造ラインに組込まれる前に機能確認した機器類を組込むことができるので、これらの懸念を排除することができる。
【0008】
製造ラインにおける噴霧塗装装置の塗料供給系の前記各機器が耐用年数を過ぎ、作動不良等の故障を生じたとき、これら機器の交換を行う場合、これら機器にかぎられずパッキング等の消耗品の交換後の再生品の塗料供給系の取付けに際して、これら機器類の機能を予めテストして交換ができる。
【0009】
この発明の塗装機器機能テスト方法について図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1は塗装機器機能テスト方法に使用する装置の一実施形態のエア供給管または塗料供給管の構成示す回路図である。図2,図3は供給ポンプを駆動するエアモータの機能試験を行った結果を示すプリントアウト図である。図4,5は供給ポンプの機能試験を行った結果を示すプリントアウト図である。図6,7はバルブ切換器の機能試験を行った結果を示すプリントアウト図である。図8,9は加圧調整器の機能試験を行った結果を示すプリントアウト図である。
【0010】
図1に示す一実施形態の塗装機器機能テスト装置1は、塗料を充填した塗装槽3からこの塗料を噴射する塗装ガン4へ塗料を供給する塗料供給管2が噴霧塗装製造ラインと同様な構成で配置してある。5は塗装槽3から塗料を吸引してバルブ切換器7へ塗料を供給する供給ポンプで、エア供給源19からエア供給管20を経て調整器10を介在してエアが供給されるエアモータ6によって駆動される。このエアモータ6のピストンロッド21の移動領域にマイクロスイッチ22および23が配置してある。このマイクロスイッチ22,23によって塗料の供給量が制限される。このエアモータ6と調整器10との間にエア圧センサー6aが配置してある。
【0011】
バルブ切換器7は供給ポンプ5からの塗料供給管2が接続されるとともに複数の塗料槽3からのバルブの切換え装置で、開閉シリンダ7aおよび切換バルブ7bが接続されている。この切換バルブ7bは調整器11を介してエア供給源19に接続してあり、この切換バルブ7bのバルブの切り換えに際してバルブ切換器7内の不用となった塗料を塗装槽3へ戻す塗料帰還配管9が接続してある。また前記塗料供給管2の供給ポンプ5とバルブ切換器7との間に流体圧センサー14が配置してある。8は塗装ガン4へ供給する塗料の圧力を調整するための加圧調整器で、このバルブ切換器7と加圧調整器8との間の塗料供給管2には流体圧センサー15が配置してある。この加圧調整器8にはエア供給源19から調整器12を介してエアが供給され、その間にエア圧センサー8aが配置してあり、塗装ガン4への塗料供給管2には流体圧センサー16が配置してある。
【0012】
塗装ガン4の塗料の噴出量を制御する調整弁4dは開閉用シリンダ4aによって制御され、この塗装ガン4の切替バルブ4bは調整器13を介してエア供給源19に連結してある。
これら調整器10,11,12,13は塗料を供給する機器類、例えば、エアモータ6、切換バルブ7b,加圧調整器8および切換バルブ4bへ供給するエアのエア圧を調整するもので、通常のエアフィルタや圧力計を備えたものである。これらは各機器類に適量のエアが供給されるように調整してある。
17は上述のエア圧センサー6a,8a、流体圧センサー14,15,16と配線Lによって接続され、それぞれの測定データを記憶し、演算処理し隣接するプリンタ18へ印字記録信号を出力する制御装置である。また、この制御装置17にはエアモータ6のピストンロッド21の検出部21aに接触する位置検出用のマイクロスイッチ22,23も配線によって接続されるとともに切換バルブ7b、切換バルブ4bも配線によって接続してあり、これらの作動を制御する。
【0013】
このように構成されたこの発明の塗装機器機能テスト方法について説明する。
機能が落ちたエアモータ6を新しいものと交換すべく、このエア供給管20との接続部分のパッキング等の部品を交換して塗装装置の塗料供給系に新品のエアモータを設置する場合、予め前記塗装機器機能テスト装置1内の標準品として組み込んであるエアモータを取り外し、代わりに新品のエアモータ6を設置する。この場合、他のバルブ切換器7、加圧調整器8および塗装ガン4等の塗装ブース内の各機器は標準品を組込んである。
【0014】
〔エアモータの機能テスト〕
エアモータ6の機能テストは、エア供給管20に設けたエア圧センサー6a、供給ポンプ5の塗料供給管2に設けた流体圧センサー14および流体圧センサー16を使用する。
エアモータ6の発生トルクをテストする場合、バルブ切換器7を開放し、加圧調整器8を作動状態にして塗装ガン4を開放し、エアモータ6の作動を繰り返す。この時の結果、プリンタ18からのアウトプットによる作図が図2に示す通りであったとすると、エア圧センサー6aの測定値は一定であるにもかかわらず流体圧センサー14の検出値は変動している。このことはエアモータ6の発生トルクが異常であることを示している。
【0015】
このエアモータ6の圧力ラグをテストする場合、バルブ切換器7を開放し、加圧調整器8を作動状態にして塗装ガン4を開放し、エアモータ6の作動を繰り返す。この時の結果が図3に示すようになっているとき、エアモータ6への供給エア圧が一定(エア圧センサー6aより)であり、エアモータ6の切り替えの圧力の変動は供給ポンプ5の流出側に設けた流体圧センサー14に表れる。そして加圧調整器8により一定圧に調圧された後の圧力変動は加圧調整器8の流出側に設けた流体圧センサー16に表れる。図3により明らかな如くエアモータ6の切り替わり時の圧力変動は加圧調整器8では吸収しきれず、流体圧センサー16の圧力変動として表れる。このことはエアモータ6の圧力ラグ機能が大き過ぎることを示している。
【0016】
〔供給ポンプの機能テスト〕
供給ポンプ5の機能テストは、エアモータ6の機能テストの場合と同じく、エア圧センサー6a、流体圧センサー14,16を使用する。
供給ポンプ5の発生トルクをテストする場合はバルブ切換器7を開放し、加圧調整器8を作動状態にして塗装ガン4を開放し、供給ポンプ5の作動を繰り返す。この時の結果が図4に示すように、エア圧センサー6aによる供給エア圧が一定であるにもかかわらず流体圧センサー14の検出値が変動しているときは、供給ポンプ5の発生トルク異常を示している。
次に供給ポンプ5のピストンリークについての機能をみると、バルブ切換器7を開放し、加圧調整器8を作動状態にして塗装ガン4をを閉止状態で供給ポンプ5の作動を繰り返す。このとき正常な供給ポンプ5であれば、過負荷により供給ポンプ5の作動は停止するはずである。しかしながらリークが発生している場合は、供給ポンプ5は作動し続けることになる。このことは、ピストンロッド21の検出部21aの位置を検出するマイクロスイッチ22,23の検出信号から判断することができる。
【0017】
次に供給ポンプ5の圧力ラグをテストする場合は、バルブ切換器7を開放し、加圧調整器8を作動状態にして塗装ガン4を開放状態にして、供給ポンプ5の作動を繰り返す。このとき図5に示すようなプリンタ18における作図が行われたとすると、エアモータ6へのエア供給は一定(エア圧センサー6aの変動はない)であり、供給ポンプ5の切り替わり時の圧力変動は流体圧センサー14に表れ、そして加圧調整器8により一定圧に調圧された後の圧力変動は流体圧センサー16に表れる。図5により明らかなごとく供給ポンプ5の切り替わり時の圧力変動は加圧調整器8では吸収することができず、流体圧センサー16の圧力変動として表れる。この供給ポンプの圧力ラグ機能が大き過ぎることを示している。
【0018】
〔バルブ切換器7の機能テスト〕
バルブ切換器7の機能テストは、前述の各機器を標準品を使用し、流体圧センサー14、流体圧センサー15を使用する。
まずはじめにバルブ切換器7のリークをテストする場合、バルブ切換器7を閉止した状態で供給ポンプ5を数回作動させ、次に供給ポンプ5を停止する。この時の結果が図6に示すような出力であったとすると、流体圧センサー14の検出値が徐々に低下していることからバルブ切換器7のリーク不良を検出することができる。
【0019】
次にバルブ切換器7の作動ラグについては、供給ポンプ5を作動状態にし、バルブ切換器7を閉止状態にし、加圧調整器8を作動状態にし、塗装ガン4を開放状態にし、次にバルブ切換器7を開放する。この時の結果がプリンタ18から図7に示すような作図が表れたとすると、バルブ切換器7の塗料供給側に配置した流体圧センサー14が一定値を示し、供給ポンプ5が正常に作動していることを意味する。そしてバルブ切換器7の開放に伴ってこのバルブ切換器7の塗料の排出側に配置した流体圧センサー15の測定値が上昇し、流体圧センサー14と略同じ値を示すまでの時間が正常の機器の場合の規定値より長い場合はバルブ切換器7の作動不良であることを意味する。
【0020】
〔加圧調整器の機能テスト〕
加圧調整器8の機能テストは、テスト用塗装システムの各機器を正常な機器に配置するとともにエア圧センサー8a、流体圧センサー15およびこの加圧調整器8と塗装ガン4との間の流体圧センサー16により行う。なお、テスト用塗装システムの加圧調整器は製造ラインに組み込む新しい加圧調整器8と交換する。供給ポンプ5を作動状態にし、バルブ切換器7を開放し、加圧調整器8を作動状態にして塗装ガン4を開放して塗装試験を行う。このテストの結果が図8に示すようなプリンタ18のアウトプットの作図は、エア供給管20の調整器12の値を種々に設定変更し、その各設定値における加圧調整器8の追従性、調圧能力等のテストを行い、図8で調整器12の値をある一定値に設定した状態での加圧調整器8の追従性をテストしたものである。図8に示すような結果となった場合は、流体圧センサー15および流体圧センサー16の値より供給ポンプ5の圧力ラグに加圧調整器8が追従できていないことを示している。
【0021】
図9のようなアウトプットが作図されたとすると、調整器12の値をある一定値に設定した状態で、加圧調整器8の調圧能力のテストは流体圧センサー16の流体圧値が変動していることから判る。このことから加圧調整器8が不良品であると判定することができる。
【0022】
〔塗装ガンの機能テスト〕
前記各機能テスト方法と同様にして、新しく組み込む塗装ガン4をこの塗装システムに配置する。流体圧センサー16を使用する。
供給ポンプ5を作動状態にし、バルブ切換器7を開放し、加圧調整器8を作動状態にして塗装ガン4を閉止する。この状態で供給ポンプ5の作動を停止したとき流体圧センサー16の圧力値が低下すれば、塗装ガン4よりリークが発生していることになる。
また、塗装ガン4より塗料の噴霧状態を観察して、試験片に実際に噴霧塗装することにより目視により塗装状態を確認できる。試験片の噴霧状態にムラがあり塗装状態が不良であれば、開閉用シリンダ4aの作動不良または噴霧ノズルの異物の付着等が考えられる。
【0023】
【発明の効果】
この発明の塗装機器機能テスト方法は、製造ラインと全く同等のテスト用塗装シテムを構成してあるから、製造ラインに使用する各機器の機能を確実に機能テストすることができ、従来の製造ラインにおける試行の回数を廃止することができる。しかも、製造ラインにおける塗装機器類の交換時のオンラインのトラブルを完全に防止できる。
この発明の塗装機器機能テスト装置によって塗料供給系の各機器類を新品と交換した場合にこれら機器類が正規の作動を行わないことによるこれら機器の再度の交換の必要もなく、製造ラインの塗装不良が発生する不具合が解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用する装置の一実施形態のエア供給管または塗料供給管の構成を示す回路図である。
【図2】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用する供給ポンプを駆動するエアモータの発生トルク機能試験を行った結果を示すプリントアウト図である。
【図3】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用する供給ポンプを駆動するエアモータの圧力低下機能試験を行った結果を示すプリントアウト図である。
【図4】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用する供給ポンプの吐出圧機能試験を行った結果を示すプリントアウト図である。
【図5】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用する供給ポンプの圧力低下機能試験を行った結果を示すプリントアウト図である。
【図6】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用するバルブ切換器のリーク機能試験を行った結果を示すプリントアウト図である。
【図7】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用するバルブ切換器のバルブ圧機能試験を行った結果を示すプリントアウト図である。
【図8】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用する加圧調整器の塗料流出機能試験を行った結果を示すプリントアウト図である。
【図9】この発明の塗装機器機能テスト方法に使用する加圧調整器の調圧機能試験を行った結果を示すプリントアウト図である。
【符号の説明】
1 …塗装機器機能テスト装置
2 …塗料供給管
3 …塗料槽
4 …塗装ガン
5 …供給ポンプ
6 …エアモータ
6a…第1エア圧センサー
7 …バルブ切換器
8 …加圧調整器
8a…第2エア圧センサー
9 …塗料帰還配管
10 …調整器
11 …調整器
12 …調整器
13 …調整器
14 …流体圧センサー(第1流体圧センサー)
15 …流体圧センサー(第2流体圧センサー)
16 …流体圧センサー(第3流体圧センサー)
17 …制御装置
18 …プリンタ
19 …エア供給源
20 …エア供給管
21 …ピストンロッド
22 …マイクロスイッチ
23 …マイクロスイッチ

Claims (3)

  1. エア供給源のエアにより駆動されるエアモータで作動する供給ポンプにより複数の塗料槽から塗料を塗料供給管の一端から吸引し、
    前記塗料供給管を流動する前記塗料の切り換えを行うバルブ切換器を経由し、
    前記塗料供給管を流動する前記塗料を調圧する加圧調整器を介在し、
    前記塗料供給管の他端に接続されるとともに、開閉シリンダ、噴霧ノズルを備えた塗装ガンから加圧した前記塗料を噴射して塗装する塗装システムにおける塗装機器機能テスト方法において、
    前記塗装システムと同一の機器類を備え、かつ同一の配管構成からなる塗料供給を備えたテスト用塗装システムを構成し、
    このテスト用塗装システムは、
    その供給ポンプを動作するエアモータへのエア供給側に配置される第1エア圧センサーと、
    前記テスト用塗装システムの加圧調整器のエア供給側に配置される第2エア圧センサーと、
    前記テスト用塗装システムの塗料供給管の前記供給ポンプと前記バルブ切換器の間に配置される第1流体圧センサーと、
    前記テスト用塗装システムの塗料供給管の前記バルブ切換器と前記加圧調整器の間に配置される第2流体圧センサーと、
    前記テスト用塗装システムの塗料供給管の前記加圧調整器と塗装ガンとの間に配置される第3流体圧センサーと、を備えるものであって、
    前記第1エア圧センサーの測定値と前記第1流体圧センサーの測定値とを最低限適用して前記エアモータの機能を検査し、
    前記第1エア圧センサーの測定値と前記第1流体圧センサーの測定値とを最低限適用して前記供給ポンプの機能を検査し、
    前記第1流体圧センサーの測定値を最低限適用して前記バルブ切換器の機能を検査し、
    前記第2エア圧センサーの測定値と前記第3流体圧センサーの測定値とを最低限適用して前記加圧調整器の機能を検査することを特徴とする塗装機器機能テスト方法。
  2. 前記テスト用塗装システムの前記塗料供給管に正常状態作動する前記供給ポンプ、前記エアモータ、前記バルブ切換器及び前記加圧調整器を配置し、
    これら正常状態で作動する前記供給ポンプ、前記エアモータ、前記バルブ切換器及び前記加圧調整器の機器のうち一個だけ交換して噴霧塗装試験し、
    交換した前記機器の機能を前記テスト用塗装システムにおいて検査することを特徴とする請求項1に記載の塗装機器機能テスト方法。
  3. エア供給源のエアにより駆動されるエアモータで作動する供給ポンプにより複数の塗料槽から塗料を吸引する塗料供給管と
    前記塗料供給管を流動する前記塗料の切り換えを行うバルブ切換器と、
    前記塗料供給管を流動する前記塗料を調圧する加圧調整器と、
    前記塗料供給管の他端に接続されるとともに、開閉シリンダ、噴霧ノズルを備え、加圧した前記塗料を噴射する塗装ガンと、からなる噴霧塗装装置と同一の機器類を備え、かつ同一の配管構成からなる塗料供給を備えた塗装機器機能テスト装置において、
    その供給ポンプを動作するエアモータへのエア供給側に配置される第1エア圧センサーと、
    前記塗装機器機能テスト装置の加圧調整器のエア供給側に配置される第2エア圧センサーと、
    前記塗装機器機能テスト装置の塗料供給管の前記供給ポンプと前記バルブ切換器の間に配置される第1流体圧センサーと、
    前記塗装機器機能テスト装置の塗料供給管の前記バルブ切換器と前記加圧調整器の間に配置される第2流体圧センサーと、
    前記塗装機器機能テスト装置の塗料供給管の前記加圧調整器と塗装ガンとの間に配置される第3流体圧センサーと、をさらに備え、
    前記エアモータの機能を検査するために前記第1エア圧センサーの測定値と前記第1流体圧センサーの測定値とを最低限出力し、
    前記供給ポンプの機能を検査するために前記第1エア圧センサーの測定値と前記第1流体圧センサーの測定値とを最低限出力し、
    前記バルブ切換器の機能を検査するために前記第1流体圧センサーの測定値を最低限出力し、
    前記加圧調整器の機能を検査するために前記第2エア圧センサーの測定値と前記第3流体圧センサーの測定値とを最低限出力する制御装置と、を備え、前記機器の機能を検査することを特徴とする塗装機器機能テスト装置。
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