JPH1024338A - 輪体のローリング成形装置 - Google Patents

輪体のローリング成形装置

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JPH1024338A
JPH1024338A JP20117596A JP20117596A JPH1024338A JP H1024338 A JPH1024338 A JP H1024338A JP 20117596 A JP20117596 A JP 20117596A JP 20117596 A JP20117596 A JP 20117596A JP H1024338 A JPH1024338 A JP H1024338A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形ローラと、マンドレルおよび該マンドレ
ルの背後に対設した左右一組の加圧ローラとの3回転要
素を平面上に平行に配設し、上記マンドレルの中間部に
通挿保持させたワークを成形ローラと加圧ローラとの関
係で所要の輪体に圧造するローリング成形装置におい
て、軸受部を含む各部の寸法誤差、その他組立て誤差に
もとづく各回転軸の振れ、がたつき等を自動的に調心さ
せることにより、圧造製品の加工精度を可及的に向上さ
せること。 【解決手段】 固定枠4に軸支した正面中央の成形ロー
ラ9に対し、中間の輪体成形部13aにワークWを通挿
保持したマンドレル13を、該マンドレルの両側転動部
13b,13bに背部から転接させるようにした左右一
組の加圧ローラ11a,11bにより押圧させて上記ワ
ークに所要の圧造成形をなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベアリングのイン
ナーケース、アウターケースその他各種軸受用のリン
グ、スリーブ等の輪体を所定形状に圧造する輪体のロー
リング成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】輪体の成形装置として、例えば特開昭6
2−176627号、特開平1−62238号などが知
られている。これらの装置は中央周面に輪体成形部を形
成した成形ローラと、該成形ローラに対向して中央周面
に輪体成形部とその両側周面に規制面を形成したマンド
レル、および上記マンドレルの成形ローラとは反対がわ
の背後に対設され、かつ該マンドレルの上記規制面と対
接する摺接面を形成したサポートローラの3つの回転要
素を平面上に平行に配設して夫々回転可能に軸支して構
成され、然して該装置は、サポートローラの両摺接面に
より背後から支持させた状態としてマンドレル中間部の
ワークに対して成形ローラを回転させながら押圧するこ
とで所定の輪体を圧造成形させているのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように前記従来
の成形装置は、マンドレルの中間部にワークを通挿保持
し、該マンドレルの両側規制面を後背部から左右一対の
サポートローラで支持させた状態で中間の対向正面から
成形ローラを押圧するものであって、つまり該装置は両
側2点をサポートさせて、その中間に保持したワークに
成形ローラを押圧させているのである。このように、マ
ンドレルの両側2ケ所を背後から支持させて該マンドレ
ルの中間部に保持したワークに正面から成形ローラを押
圧させる従来装置は、前記サポートローラ、成形ローラ
の各軸ならびにマンドレルの各平行度が成形ローラによ
る押圧時を含めて常に正確に保たれ、しかも各軸受部に
いささかの誤差がない理想の場合はともかく、一般に若
干の寸法誤差の認められているこの種の回転、押圧成形
装置にあっては各部に振れや、がたつきが生じることに
より完璧な加工精度が期し難いのである。また、上記成
形ローラを軸支する架台(摺動ブロック)は前記特開昭
62−176627号の第6図に記載のように機台に対
して摺動時にがたつきの生じ易いあり(ばち形)構造を
採用しているので耐久性を損ね、しかも製品の成形精度
を著しく低下させるのである。
【0004】本発明は、このような弊害に鑑みなしたも
ので、前記成形ローラを定位置に固定し、この成形ロー
ラに対して所要のワークを中間部に保持させたマンドレ
ルの両側部を背後から左右一対の加圧ローラにより転動
状態で押圧させるようにしたもので各部の調心を自動
的、かつ良好に保たせて製品の加工精度を可及的に向上
させると共に、構成を簡素となして各部の耐久性を高め
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、中央周
面に輪体成形部を形成した成形ローラと、この成形ロー
ラと対向して、中央周面に輪体成形部を、両側周面に転
動面を各形成したマンドレルと、このマンドレルの上記
成形ローラとは反対がわに対設され、かつ該マンドレル
の転動面と対接する左右一組の加圧ローラとの3つの回
転要素を平面上に平行として夫々回転可能に軸支した輪
体のローリング成形装置において、上記成形ローラは固
定枠に軸支させ、該成形ローラに対し上記マンドレルを
加圧ローラにより押圧移動させるようにしたことを特徴
とする。
【0006】また、本発明の請求項2記載の発明は、前
記加圧ローラの駆動部に一方向クラッチを介設すると共
に、該加圧ローラを成形ローラの回転速度より低速度で
回転させるようにしたことを特徴とする。
【0007】さらに、本発明の請求項3記載の発明は、
前記成形ローラに対して進退するようにされた前記マン
ドレルの支持枠および加圧ローラを支持する可動枠を、
前記各ローラの回転軸心と直交した方向に架設した複数
本のガイド軸に支持せしめてなることを特徴とする。
【0008】そして、本発明の請求項4記載の発明は、
輪体のローリング成形装置の2台を夫々のガイド軸を同
一軸心に配列させるようにして各端部枠が前後背中合わ
せとなるよう対設させ、加圧ローラを各軸支する前後の
可動枠をこれら両可動枠間に介設せしめた復動型油圧シ
リンダの各ピストンロッドにより前後方向へ交互に進退
させるようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、固定枠に支
持され、かつ所定速度で回転する成形ローラに対し、中
央の輪体成形部にワークを保持させたマンドレルを該マ
ンドレルの両側に形成した転動面へ背後から回転状態で
転接させるようにした加圧ローラにより押圧させるので
あるから、従来のように、左右2ケ所で支持させたマン
ドレルに対し中央正面から成形ローラで押圧する場合に
比較して、前者の方がマンドレルに調心作用が自動的に
生じてバランスが良好に保たれることになるのである。
これは一般に弥次郎兵衛(釣合人形)として知られてい
る重心の理論を応用した「やじろべい振子の理論」に共
通するのであって、すなわち軸受各部に若干(許容範囲
内)の誤差を有していても各ローラ、特にマンドレルに
生じる振れ、がたつきなどは左右可及的平均に是正され
て自動調心が適切、良好に保たれることにより前記従来
装置に比較して圧造加工のバラつきを少なくして製品の
精度を向上させ、真円度の高い輪体が得られるのであ
る。
【0010】また、請求項2記載の発明によれば、前記
マンドレルに押圧作用を加える加圧ローラに一方向クラ
ッチを介して回転を伝達させるようになし、かつ該加圧
ローラを成形ローラの回転速度より低速度で回転させる
ようにしているので、加圧ローラによりマンドレルの左
右の転動部を押圧してワークを正面の成形ローラへ圧接
させると該ワークは一方から成形ローラにより、他方の
加圧ローラがわからはマンドレルを介して夫々回転押圧
力を受けて圧造加工がなされる際の上記成形ローラと加
圧ローラとの回転速度の差ならびにワークの成形進行に
応じて生じるワークの内外径による周速差の影響は低速
回転がわの加圧ローラに介設された一方向クラッチに吸
収されることによりワークは常時円滑に回転して真円度
の秀れた圧延成形がなされるのである。
【0011】さらに、請求項3記載の発明によれば、マ
ンドレルの支持枠および加圧ローラを軸支する支持枠は
夫々の回転軸心と直交した方向に架設した複数本のガイ
ド軸へ摺動自在に支持させているので、成形ローラに対
する上記支持枠ならびに可動枠の機台上での移動を各部
に生じる負荷の増減、変化にかかわらず可及的に安定し
た体勢で行なわせうるのである。
【0012】そして、請求項4記載の発明によれば、成
形装置の2台を前後背中合わせに併設してその間に設け
た復動型油圧シリンダのピストンロッドにより成形装置
における何れか一方の可動枠が成形ローラがわに前進せ
しめられて所要の圧造加工が行われている際、他方の可
動枠が後退することになるので、この後退時にマンドレ
ルに対するワークの交換を行うことができることになっ
て機械の稼動効率を高めうるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。
【0014】図は輪体のローリング成形装置1を示し、
該装置1は、機台2上の前後に対向して端部枠3と固定
枠4とが夫々ボルト3a,4aにより固着され、さらに
上記端部枠3の上下左右の各コーナ部に一端を固着3b
し、かつ上記固定枠4を前後に貫通して固着4bした4
本の平行なガイド軸5a,5b,5c,5dに通挿する
ことにより該ガイド軸の上記固定枠4外へ突出させた外
端部のストッパー5′との間に保持枠6が、また、上記
端部枠3と固定枠4との間に可動枠7が夫々摺動可能に
支持されていると共に、上記固定枠4と可動枠7の間に
は下方2本のガイド軸5c,5dを通挿することにより
支持枠8が前後摺動自在に支持されているのである。そ
して上記固定枠4には成形ローラ9を軸設した回転軸1
0が軸受4c,4cにより、また可動枠7には左右1組
とした同一外径の加圧ローラ11a,11bを軸設した
回転軸12が軸受7a,7aにより夫々回転可能に軸支
され、さらに上記中間の支持枠8には前記回転軸10,
12に平行としてマンドレル13が可転的に軸支されて
いるのである。
【0015】そして、上記加圧ローラ11a,11bを
支持する可動枠7は後部の端部枠3との間に介設した油
圧シリンダ14aとピストンロッド14bによりガイド
軸5a〜5dを案内として前後動するのであり、また、
支持枠8の軸受8a,8bに両端を軸支させるようにし
た上記マンドレル13は背後からの加圧ローラ11a,
11bの押圧により該支持枠8と共に固定枠4がわ前部
に設けたバネ15(図2)に抗して移動しうるようにな
されている。そして、このマンドレル13は図3に示し
ているように、支持枠8の1側に設けた油圧シリンダ8
cのピストンロッド8dにより一方の軸受8aと共に架
台8e上を移動して端部13′が他方の軸受8bより軸
方向へ引き抜きうるようになされているのである。
【0016】前記成形ローラ9には中央部に輪体成形部
9aとその両側に規制面9bが形成されており、そして
マンドレル13には上記成形部9aに対応する中間部に
ワークWを通挿保持させる輪体成形部13aとその両側
周面に前記加圧ローラ11a,11bが押圧状態で転接
すると共に、上記成形ローラの規制面9bに対応する転
動面13b,13bが各形成されているのである。然し
て上記ワークWは、加圧ローラ11a,11bの押圧力
を受けてマンドレル13が支持枠8と共に成形ローラ9
がわへ移動することにより上記成形ローラとマンドレル
に各形成した輪体成形部9a,13aとの間で所要の輪
体として冷間もしくは温間加工されるのである。なお、
上記成形ローラ9およびマンドレル13は被加工輪体の
形状に応じて随時交換使用されるのである。
【0017】また、上記ガイド軸5a〜5dの他端がわ
に支持した保持枠6には、図4に示すように前記固定枠
4の中間部に設けた空洞部4d内へ前後動自由に突入す
る前部を左右二つ割りとした軸受筐16aが支板16b
を介して支持されていて、さらに該軸受筐16aには先
端部に上記マンドレル13の輪体成形部13aの上下部
に対応しうるサポートローラ17aを軸支し、かつ基部
の齧合歯車17bにより同調して扇回動させるようにし
た上下一対のクランプアーム17が支持されているので
ある。そして上記軸受筐16aは保持枠6に備えしめた
油圧ユニット18の作動によりクランプアーム17と共
に前後動し、さらにクランプアーム17は該アームの中
間に先端部を軸着した連結杆17cが保持枠6に備えた
油圧ユニット19の作動により進退せしめられたとき齧
合歯車17bが回動して上下方向に扇回動するのであ
る。
【0018】然して、上記輪体の圧造成形の完了は、ワ
ークWの圧延によって径が大きく変化する側の外周面に
接触式センサーSを当接させるようにして該センサーS
からの信号により所定外径を検出しうるのである。
【0019】次に、前記成形ローラ9および加圧ローラ
11a,11bを支持する各回転軸10,12の駆動に
ついて説明すると、一方の回転軸10は駆動源としての
第1モータ20の鎖車21aとチェーン21bおよび鎖
車21cを通じて駆動される中間軸21dに連動連結し
た連結軸22を介して回転しうるようにされているので
あり、また他方の回転軸12は第2モータ23の鎖車2
4aとチェーン24bおよび鎖車24cを通じて駆動さ
れる中間軸24dおよび該中間軸24dに連動連結さ
れ、かつ両端部に自在継手25,25を備えしめた連結
軸26を介して駆動するようになされていると共に、こ
の連結軸26の駆動系統の一部に一方向クラッチ27を
介設させているのである。そして、上記第1モータ20
の回転速度に対して第2モータ23は低速度で回転しう
るようになされている。なお、上記連結軸22にも両端
に自在継手を介設させてもよいのである。
【0020】また、上記第1,第2のモータ20,23
の各回転数の選定は、インバータ28による制御手段、
すなわち一定の周波数を有した電源から任意の周波数の
電源を作り出し、これによって各モータ20,23の回
転数を自由に変えることのできる周波数変換装置を用い
て行なえばよいのである。
【0021】次に、上記ローリング成形装置1の作用を
示すと、先ずマンドレル13が油圧シリンダ8cのロッ
ド8dにより一方の軸受8aと共に片側に移動して端部
13′が軸受8bから抜け出たとき(図3)、該端部の
先端部に向けて上部から下降する供給機構(不図示)に
より所要のワークWが供給されるのであり、そしてマン
ドレル13が上記シリンダとロッドの作動で復帰する
際、該ワークを通挿状態に保持し上記端部13′が軸受
8bに支持されたとき該ワークはマンドレルの輪体成形
部13aに位置する。このとき上下に開かれていた一組
のクランプアーム17が油圧ユニット18により軸受筐
16aを介し進出すると同時に油圧ユニット19により
連結杆17cを介して閉じる方向に扇回動し、先端の各
サポートローラ17aにより該ワークが転動状態に支持
されるのである(図2)。
【0022】次に、第1,第2のモータ20,23によ
り夫々中間軸21d,24dと連結軸22,26を介し
て各回転軸10,12に軸設した成形ローラ9と加圧ロ
ーラ11a,11bとを夫々所定の回転速度で駆動さ
せ、この状態で油圧シリンダ14aを作動してピストン
ロッド14bにより可動枠7を(イ)矢印の前方へ押圧
させると該可動枠に支持した左右一組の加圧ローラ11
a,11bがマンドレル13の各転動面13bに転接す
ることにより該マンドレルが回転しながら支持枠8と共
に移動して前記ワークWがマンドレル13と成形ローラ
9の各輪体成形部9a,13aとにより強圧状態で回転
せしめられて所要の圧造成形がなされる。そしてマンド
レルの上記転動面13bが成形ローラ9の規制面9bに
摺接する直前、接触式センサーSの信号により加圧ロー
ラ11a,11bと共に後退してローリング作業が終る
ことになる。
【0023】然して上記輪体の成形時に際し、マンドレ
ル13は輪体成形部13aの両側に形成した転動面13
a,13bが左右一組とした加圧ローラ11a,11b
により転接状態で押圧されることで該マンドレル中間の
上記成形部13aに通挿保持したワークWが正面の固定
枠4に軸支した成形ローラ9へ圧接されることにより、
つまり正面中央の成形ローラ9に対してマンドレル13
が左右2ケ所の転動面により押圧されることになるた
め、各部の寸法誤差、あるいは組立て時に生じる上記マ
ンドレル13を含む各回転軸の傾むき、その他各ローラ
の振れ、がたつきなどは調心作用により自動的に修正さ
れてバランスが良好に保たれることになって輪体の加工
精度を可及的に向上させるのである。
【0024】さらに、周速度の異なるワークWの外周面
に接する成形ローラ9の回転軸10に対して該ワークの
内周面に接するマンドレル13を回転させる加圧ローラ
11a,11bの回転軸12が低速度で回転しうるよう
になされていると共に、該回転軸12には駆動系統に介
設された一方向クラッチ23の自由回転機構により上記
径の相違にもとづく周速度の差が吸収されることになっ
てワークとの関係で摩擦は生じないのである。
【0025】また、前記可動枠7は上下左右のコーナ部
に貫通させた4本のガイド軸5a〜5dにより、そして
支持枠8は下方左右2本のガイド軸5c,5dによって
夫々前後に摺動案内されるので、これらの各枠は円滑に
進退しうると共に移動時のがたつきが少なく長期にわた
り安定して使用しうるのである。
【0026】図5は、他の実施形態を示すもので、すな
わち前記ローリング成形装置1,1の2台を夫々のガイ
ド軸5a〜5dを同一軸心に配列させるようにして各端
部枠3,3をその間に適宜の間隔を設けしめて前後背中
合わせとなるよう平行に対設させると共に、各加圧ロー
ラ11a,11bの回転軸12,12を夫々軸支する前
後の可動枠7,7をこれら両可動枠間に介設せしめた横
型の復動式油圧シリンダ30の両側へ交互に進出する各
ピストンロッド31,31により前後方向へ交互に進退
させるようにしたもので、これによると何れか一方の装
置1が成形加工をしているとき、他方の装置に対するワ
ークの交換がはかれることになって、機械の稼動効率を
高めることができるのである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の発明は、成形ローラに対するマンドレルならびに
各回転軸のバランスが自動的に良好に保たれることにな
って成形品の加工精度が可及的に向上し、真円度の秀れ
た輪体を成形しうるのである。
【0028】また、本発明の請求項2記載の発明は、駆
動系統の一部に一方向クラッチを介設すると共に、加圧
ローラを成形ローラの回転より低速度で回転させるよう
にしているので、成形装置の構成、ならびに各部の駆動
機構を簡素になし得て安価に生産しうる効果がある。
【0029】さらに、本発明の請求項3記載の発明は、
機台上の可動枠および支持枠は複数本のガイド軸の案内
により前後動させるようにしているので各枠を円滑に摺
動させうると共に、装置全体の耐久性を高めしめうるの
である。
【0030】そして、本発明の請求項4記載の発明は、
2台の成形装置を前後一組として併設することで機械の
稼動効率を著しく向上させうる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一部省切平面図。
【図2】 図1の同側面図。
【図3】 図1のA−A線拡大正面図。
【図4】 図1のB−B線拡大正面図。
【図5】 他の実施形態を示す一部切欠側面図。
【符号の説明】
1 輪体成形装置 3 端部枠 4 固定枠 5a〜5d ガイド軸 6 保持枠 7 可動枠 8 支持枠 9 成形ローラ 11a,11b 加圧ローラ 13 マンドレル 27 一方向クラッチ 30 復動型油圧シリンダ 31,31 ピストンロッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央周面に輪体成形部(9a)を形成し
    た成形ローラ(9)と、この成形ローラと対向して、中
    央周面に輪体成形部(13a)を、両側周面に転動面
    (13b)を各形成したマンドレル(13)と、このマ
    ンドレルの上記成形ローラとは反対がわに対設され、か
    つ該マンドレルの転動面と対接する左右一組の加圧ロー
    ラ(11a,11b)との3つの回転要素を平面上に平
    行として夫々回転可能に軸支した輪体のローリング成形
    装置において、 上記成形ローラ(9)は固定枠(4)に軸支させ、該成
    形ローラに対し上記マンドレル(13)を加圧ローラ
    (11a,11b)により押圧移動させるようにしたこ
    とを特徴とする輪体のローリング成形装置。
  2. 【請求項2】 前記加圧ローラ(11a,11b)の駆
    動部に一方向クラッチ(27)を介設すると共に、該加
    圧ローラを成形ローラ(9)の回転速度より低速度で回
    転させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    輪体のローリング成形装置。
  3. 【請求項3】 成形ローラ(9)に対して進退するよう
    にされた前記マンドレル(13)の支持枠(8)および
    加圧ローラ(11a,11b)を支持する可動枠(7)
    を、前記各ローラの回転軸心と直交方向に架設した複数
    本のガイド軸(5c,5d),(5a〜5d)に各支持
    せしめてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    輪体のローリング成形装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の輪体のローリング成形
    装置において、該成形装置(1,1)の2台を夫々のガ
    イド軸(5a〜5d)を同一軸心に配列させるようにし
    て各端部枠(3,3)が前後背中合わせとなるよう対設
    させ、加圧ローラ(11a,11b)を各軸支する前後
    の可動枠(7,7)をこれら両可動枠間に介設せしめた
    復動型油圧シリンダ(30)の各ピストンロッド(3
    1,31)により前後方向へ交互に進退させるようにし
    たことを特徴とする請求項1,2又は3に記載の輪体の
    ローリング成形装置。
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