JPH10242844A - フィルタの調整方法とこれを実施した装置 - Google Patents

フィルタの調整方法とこれを実施した装置

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JPH10242844A
JPH10242844A JP9042127A JP4212797A JPH10242844A JP H10242844 A JPH10242844 A JP H10242844A JP 9042127 A JP9042127 A JP 9042127A JP 4212797 A JP4212797 A JP 4212797A JP H10242844 A JPH10242844 A JP H10242844A
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filter
frequency
oscillation
transmission
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Yukinobu Kawamura
川村幸伸
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 中間周波数フィルタ内蔵のラジオに使用され
る半導体集積回路が実現されているが、素子のばらつき
により、センター周波数がばらつくため、正確なIF周
波数を必要とするデジタルチューニングシステムでは、
一般にフィルタの周波数の多くの工数を必要とする。 【解決手段】 集積回路上に構成されたコンデンサ素子
と抵抗素子の特性のばらつきが同一の割合でその値が変
化することに着目し、同一の集積回路素子上に、発信回
路とフィルタを構成し、この発信回路とフィルタの周波
数を決定する抵抗に、制御回路により抵抗値を連動して
制御出来る可変抵抗を使用し、発信回路の発信周波数を
モニタしながら発信回路の発信周波数を所定の値になる
ように調整することにより、フィルタの周波数の調整を
行うようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FMステレオ受信
機やラジオICの受信回路に使用される、半導体集積回
路により製作されたフィルタの調整方法とこれを実施し
たフィルタに関する。本発明のフィルタの調整方法とこ
れを実施した装置は、同一の集積回路素子上に、発信回
路とフィルタを構成し、この発信回路の周波数を決定す
る抵抗と,フィルタの周波数を決定する抵抗とに、制御
回路によりその抵抗値が連動して制御出来る可変抵抗を
使用し,発信回路の発信周波数をモニタして発信周波数
が所定の値になるように可変抵抗の値を調整することに
より、フィルタの周波数の調整を容易に行えるようにし
たものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】現在使用されているF
Mステレオ受信機のMPX(マルチプレックス)デコー
ダの回路方式は、スイッチングタイプが多く使用されて
いる。MPXデコーダでは、FM信号は38KHzのサ
ブキャリア信号でスイッチし、サブチャンネルの出力を
得て、これにクロストークキャンセルとして、入力を減
衰させた信号を加えることで、ステレオのL、R出力を
得るようにしている。この場合、サブキャリア信号は復
調信号中の19KHzのパイロット信号により、周波
数、位相の等しい倍号が再生される。このサブチャンネ
ルを再生する方法として、PLL(Phase Loc
ked Loop)方式を用いると極めて安定した信号
が再現できる。
【0003】ステレオラジオの半導体集積回路ではPL
L方式を用いたMPXデコーダが内蔵されているものが
実現されているが半導体内部の素子のばらつきにより、
MPXデコーダのPLL部のVCO(Voltage
Controlled Oscillator)のフリ
ーラン周波数がPLLのロックレンジを越えてぼらつく
ために、外部よりVCOのフリーラン周波数の調整を行
なっている。一方、IF(中間周波数)フィルタ内蔵の
ラジオに使用される半導体集積回路が実現されている
が、半導体集積回路内部の素子のばらつきにより、セン
ター周波数がばらつくため、正確なIF周波数を必要と
するデジタルチューニングシステムでは、IFフィルタ
のセンター周波数の調整が必要となる。
【0004】しかし、一般にフィルタの周波数の調整方
法は困難で,多くの工数を必要とする。具体的には、フ
ィルタの周波数特性を測定しながら追い込む。半導体集
積回路の全体の特性(離調特性など)を見ながら調整す
る。などの方法が考えられるが、生産ラインで使用する
には量産性の面から有効ではなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、集積回路上に
構成されたコンデンサ素子と抵抗素子の特性のばらつき
が同一の割合でその値が変化することに着目し、同一の
集積回路素子上に、発信回路とフィルタを構成し、この
発信回路とフィルタの周波数を決定する抵抗に、制御回
路により抵抗値を連動して制御出来る可変抵抗を使用
し、発信回路の発信周波数をモニタしながら発信回路の
発信周波数を所定の値になるように調整することによ
り、フィルタの周波数の調整を行うようにしたものであ
る。本発明は、このようなフィルタの調整方法とこれを
実施したフィルタを実現することにより、発信回路の調
整を行うことによりフィルタの調整が自動的に行えるた
めに、FMラジオ等の集積回路の調整個所の削減を行う
と共に、特に調整の困難なフィルタの周波数の調整を容
易に行えるようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
【実施例】先ず、本発明を使用したフィルタが主として
使用される、スーパヘテロダイン型FMラジオ受信機の
構成について説明する。スーパヘテロダイン型FMラジ
オ受信機では、アンテナで放送電波を受信し、受信した
微弱な信号を高周波増幅器で増幅しこの信号をミキサ回
路で局部発振信号と混合してIF(中間周波数)信号を
得る。中間周波数は固定した値であり、受信周波数は局
部発振信号の周波数を変えることで調整される。IF信
号はIFフィルタで選択された信号だけがIF増幅器に
て増幅され、増幅された信号を検波することでFM復調
信号を得ることができる。
【0007】復調信号は(L+R)、(L‐R)、パイ
ロット信号(19KHz)のコンポジット信号である。
(L‐R)信号は搬送波周波数38KHzにて、AM抑
圧搬送波方式で変調されているため、MPXデコーダに
て、19KHzのパイロット信号より、副搬送波を再生
し、(L‐R)信号を復調し、L,R出力を得ている。
このような回路に使用される、フィルタや発信回路は1
個の半導体集積回路の上に作成されることが多い。
【0008】図1は本発明のアクティブフィルタの調整
方法とこれを実施した装置の回路図である。。図1にお
いて、MVはマルチバイブレータ型発振回路である。発
振回路MVは、トランジスタQl,Q2、と抵抗R9,
抵抗R10とコンデンサC3,コンデンサC4と可変抵
抗RE3,可変抵抗RE4により構成されている。VC
OUTは発振回路信号出力端子である。FLはフィルタ
回路である。フィルタ回路FLはオペアンプOPl〜オ
ペアンプOP4,抵抗R1〜抵抗R9,コンデンサC
l,コンデンサC2と可変抵抗REl,可変抵抗RE2
により構成されてたアクティブフィルタである。
【0009】フィルタ回路FLは、オペアンプOPl〜
オペアンプOP3,これに関連する抵抗R1〜抵抗R
4,コンデンサCl,コンデンサC2と可変抵抗RE
l,可変抵抗RE2の部分で、ローパスフィルタを構成
し、オペアンプOP4とこれに関連する抵抗R5〜抵抗
R8とそのこれに関連する回路によりバンドパスフィル
タを構成している。ACINはフィルタ回路FLの信号
入力端子、LOUTはローパスフィルタの信号出力端
子、BOUTはバンドパスフィルタの信号出力端子であ
る。CONは制御回路で、上記の可変抵抗RE1〜RE
4の抵抗値を調整する制御信号を発生する。上記のマル
チバイブレータ型発振回路MVとフィルタ回路FLは同
一の半導体集積回路の基盤上に構成されいる。
【0010】このように構成された回路の動作を説明す
ると次の通りであるる同一の半導体集積回路の基盤上に
構成された、マルチバイブレータ型発振回路MVとフィ
ルタ回路FLは、それぞれ独立に動作を行い、発振回路
MVはあらかじめ設定された周波数で発信を行い、又フ
ィルタ回路FL設定された特性のフィルタの機能で、信
号入力端子ACINに加えられる信号の周波数の識別を
行い、その結果の信号をローパスフィルタの信号出力端
子LOUT及びバンドパスフィルタの信号出力端子BO
UTに出力する。
【0011】マルチバイブレータ型発振回路MVの発振
周波数foscは fosc=1/0.7(C3・RE3+C4・RE4) (1) となり、C3=C4=Cosc,RE3=RE4=RE
oscならば、 fosc=1/1.4(Cosc・REosc) (2) となるので、マルチバイブレータ型発振回路MVの発振
周波数foscは、可変抵抗RE3とRE4の値REo
scを変えることにより、調整することが出来ることを
示している。
【0012】又、フィルタ回路FLのバンドパスフィル
タのセンター周波数fbpfは fbpf=1/2л√(REl・RE2・Cl・C2) (3) となり、REl=RE2=REbpf、Cl=C2=C
bpfならば fbpf=1/2лREbpf・Cbpf (4) となりり、フィルタ回路FLのバンドパスフィルタのセ
ンター周波数fbpfは変抵抗RE1とRE2の値RE
bpfを変えることにより、調整することが出来ること
を示している。
【0013】図1に示すような、フィルタ回路FLやマ
ルチバイブレータ型発振回路MVを半導体集積回路によ
り製造する場合には、回路の特性が設計された値になる
ように、慎重に製造を行うが、半導体製造プロセスの特
性上製造された製品の回路定数に多少のばらつきが生じ
ることは避けられないのが現在の状態である。この場
合、高い精度の要求されない回路に使用される素子はそ
のまま使用することが出来るが、スーパヘテロダイン型
FMラジオのMPXデコーダ等の高い精度の要求される
用途に使用される素子では、フィルタのセンター周波数
のばらつきをキャンセルするため、フィルタのセンター
周波数を正確な値に調整を行うことが必要となる。
【0014】しかし、フィルタの周波数を調整する方法
は困難である。具体的には、 1.フィルタの周波数特性を測定しながら道い込む。 2.半導体集積回路の全体の特性(離調特性など)を見
ながら調整する。 などが考えられるが、調整に手間かかかるため量産性の
面から有効ではなかった。半導体の製造プロセスの特性
により、製造された製品の同一素子上の回路定数のばら
つき、特にコンデンサ素子の回路定数のばらつきは、同
一のばらつきの特性を持つことが明らかになっている。
【0015】例えば、半導体の製造プロセスの特性によ
り、マルチバイブレータ型発振回路MVのコンデンサC
3,C4の容量Coscが標準値より、80%の値にな
った場合には、フィルタ回路FLのコンデンサC1,C
2の容量Cbpfも、標準値より、80%の値になる。
上記(2),(4)式より明らかなように、マルチバイ
ブレータ型発振回路の発振周波数foscとフィルタ回
路FLのバンドパスフィルタのセンター周波数fbpf
は可変抵抗RE3,RE4と可変抵抗RE1,RE2の
抵抗値を変えることにより変化させることが出来、その
変化の割合は上記のように同一の割合である。
【0016】このため、半導体の製造プロセスの特性に
より、マルチバイブレータ型発振回路MVのコンデンサ
C3,C4の容量Coscとフィルタ回路FLのコンデ
ンサC1,C2の容量Cbpfが標準値より、80%の
値になった場合には、制御回路CONにより、二つの回
路の可変抵抗の値REosc,REbpfを1.25倍
してやることにより、半導体素子のばらつきによるコン
デンサC1〜C4の容量の変動をキャンセルして各回路
の周波数を設定値に調整することができる。
【0017】この場合、制御回路CONの信号はマルチ
バイブレータ型発振回路とフィルタ回路の二つの回路の
可変抵抗に並列に加えられているので、周波数を設定値
に調整する作業は二つの回路を個別に行う必要はなく、
いずれか一方の回路の周波数を調整すると、他の回路も
同じ割合で調整される。このため、調整の容易なマルチ
バイブレータ型発振回路MVの発信周波数を周波数計に
よりモニタしながら、制御回路CONの信号の値を変え
て、設定値に調整することにより、フィルタ回路FLの
周波数も自動的に設定値に調整される。従って、複雑な
調整作業を必要とするフィルタ回路FLの周波数の調整
を、マルチバイブレータ型発振回路MVの発信周波数の
調整により行うことが出来るので調整の工数を大幅に短
縮することが出来るので、製造ラインの調整が容易にな
る。
【0018】図2は、図1の半導体素子を組み込んだF
Mラジオ受信機の実施例を示すブロック図である。図2
において、RFINはFMの電波の受信信号の加えられ
る信号入力端子である。RFAは高周波増幅器である。
LOCはローカル発信器の信号加えられる信号入力端子
で、この信号はFMの信号を中間周波に変換するための
局部信号である。MIXはFMの信号とローカル発信器
LOCの信号より中間周波を得るミキサ回路である。B
PFは、バンドパスフィルタである。VCOは図1に示
したマルチバイブレータ型発振回路である。PDは位相
検出回路、LPFはローパスフィルタである。マルチバ
イブレータ型発振回路VCOと位相検出回路PDとロー
パスフィルタLPFとによりフェイズロックループ回路
PLLを構成している。DETは検波回路、MPXはF
Mステレオのマルチプレックスデコーダである。L/R
OUTはステレオ信号の出力端子である。
【0019】このような構成のFMラジオ受信機では、
アンテナで放送電波を受信し、受信した微弱な信号が信
号入力端子RFINに加えられ高周波増幅器RFAで増
幅され、この信号をミキサ回路MIXでLOCに加えら
れる局部発振信号混合してIF(中間周波数)信号を得
る。中間周波数は固定した値であり、受信周波数は局部
発振周波数の値を変えることで決定される。IF信号は
バンドパスフィルタBPFで選択された信号だけがIF
増幅器にて増幅される。増幅された信号を検波回路DE
Tで検波して復調信号を得て、これをマルチプレックス
デコーダMPXに加えることにより、ステレオ信号の出
力端子L/ROUTにFM復調信号を得ることができ
る。
【0020】検波回路DETで検波しされた調信号は
(L+R)、(L‐R)、パイロット信号(19KH
z)のコンポジット信号である。(L‐R)信号は搬送
波周波数38KHzにて、AM抑圧搬送波方式で変調さ
れているため、フェイズロックループ回路PLLにおい
て19KHzのパイロット信号より作成された38KH
zの信号を使用して、MPXデコーダにて副搬送波を再
生し、(L‐R)信号を復調し、L,R出力を得るよう
にしている。このような回路に使用される、フィルタや
発信回路は1個の半導体集積回路の上に作成されること
が多い。
【0021】図1の半導体集積回路を、図2に示すよう
なFMラジオのデジタルチューニングシステムで使うに
は、半導体集積回路内部の素子のばらつきによるフィル
タのセンター周波数のばらつきをキャンセルするため、
IFフィルタのセンター周波数の調整が必要となる。し
かし、フィルタの調整方法は困難である。具体的に、フ
ィルタの周波数特性を測定しながら道い込む。半導体集
積回路の全体の特性(離調特性など)を見ながら調整す
る。などが考えられるが、その調整に手間がかかるため
に製造ラインでこれを行うことは量産性の面から困難で
あった。
【0022】一方、図2に示すように、FMステレオM
PX(マルチプレックス)デコーダで使用する38KH
zの信号は19KHzのパイロット信号より、フェイズ
ロックループ回路PLLにおいて作成されているが、フ
ェイズロックループ回路PLLのマルチバイブレータ型
発振回路VCOのフリーラン周波数がPLLのロックレ
ンジを越えてばらつくため、外部よりマルチバイブレー
タ型発振回路VCOのフリーラン周波数の調整をおこな
っている。調整方法は周波数カウンタにより、フリーラ
ン周波数を直読しながら調整を行うようにしているが、
マルチバイブレータ型発振回路VCOの調整は周波数カ
ウンタの値を見ながら可変抵抗の値を調整すれば良いの
で、フィルタの調整に較べると容易である。
【0023】図2に示すようなFMラジオ受信機回路に
使用するために、設計された図1に示すようなマルチバ
イブレータ型発振回路VCOとフィルタ回路の組み込ま
れた半導体集積回路の回路定数は、製造のばらつきが無
ければそのまま調整無く使用出来るように設定されてい
るものである。従って、ばらつきが生じた場合にもその
ばらつきの割合は、導体集積回路の特性上、マルチバイ
ブレータ型発振回路VCOとフィルタ回路とは同じ割合
で同じ傾向を持っている。このために、マルチバイブレ
ータ型発振回路VCOとフィルタ回路の周波数調整用の
可変抵抗を連動させながら、いずれか一方の回路の定数
をその周波数を設定値になるように調整することによ
り、他方の回路の周波数も設定値に調整される。
【0024】このため、図2に示すようなFMラジオ受
信機回路の調整を行う場合に、図1に示すような本発明
を使用した半導体集積回路を使用することにより、マル
チバイブレータ型発振回路VCOの調整を行うことによ
り、自動的にフィルタの調整が同時に行うことが出来
る。上記のように、本発明をFMラジオ受信機の集積回
路等に使用した場合には、マルチバイブレータ型発振回
路VCOの調整とIFのフィルタの調整を可変抵抗回路
により、同時におこなうことが出来、しかもこの調整
は、調整の難しいフィルタの調整を行う必要が無いの
で、調整箇所の削減できるだけでなく、FMラジオ受信
機全体の調整を容易できる。
【0025】尚、本発明は図2に示すように、フィルタ
回路とマルチバイブレータ型発振回路が、同時に使用さ
れているFMラジオの回路のような用途に限定されるも
のではなく、フィルタ回路だけが必要とされる各種の用
途にも使用することが可能である。この場合には、集積
回路上に製作されるマルチバイブレータ型発振回路は、
フィルタ回路の周波数調整のためのモニタ用としてだけ
使用されることになるが、この場合にも従来のようなフ
ィルタ回路の周波数調整のための複雑な調整作業が不要
になり、周波数のモニタだけでフィルタ回路の周波数調
整が出来るので、充分なメリットを得ることが出来る。
【0026】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のフィルタの調整方法とこれを実施した装置は、集積回
路上に構成されたコンデンサ素子と抵抗素子の特性は同
一の割合でその特性が変化することに着目し、同一の集
積回路素子上に、発信回路とフィルタを構成し、この発
信回路とフィルタの周波数を決定する抵抗に、制御回路
により抵抗値を制御出来る抵抗を使用し発信回路の発信
周波数をモニタすることにより、フィルタの周波数の調
整を行うようにしたものである。このために、本発明を
発信回路とフィルタが同時に使用されるFMラジオ等の
回路に適用すると、フィルタの調整個所の削減を行うと
共に、調整を容易に行うことが出来るので,その効果が
特に顕著になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクティブフィルタの調整方法とこれ
を実施した装置の回路図である。
【図2】図1の半導体素子を組み込んだFMラジオ受信
機の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
MV・・・マルチバイブレータ型発振回路,Ql,Q2
・・・トランジスタ, R1〜R10・・・抵抗,
C1〜C4・・・コンデンサ, RE1〜RE4・
・・可変抵抗,VCOUT・・・発振回路信号出力端
子, FL・・・フィルタ回路,OPl〜OP4・
・・オペアンプ, RFIN・・・FMの電波を受
信した信号の加えられる信号入力端子, RFA・
・・高周波増幅器,LOC・・・ローカル発信器の信号
入力端子, MIX・・・ミキサ回路,BPF・・
・バンドパスフィルタ, VCO・・・図1に示し
たマルチバイブレータ型発振回路, PD・・・位
相検出回路,LPF・・・ローパスフィルタ, P
LL・・・フェイズロックループ回路,DET・・・検
波回路, MPX・・・FMステレオのマルチプレ
ックスデコーダ, L/ROUT・・・ステレオ信
号の出力端子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の集積回路素子上に、発信回路とフィ
    ルタを構成し、この発信回路の周波数を決定する抵抗
    と,フィルタの周波数を決定する抵抗とに、制御回路に
    よりその抵抗値が連動して制御出来る可変抵抗を使用
    し,発信回路の発信周波数をモニタして発信周波数が所
    定の値になるように可変抵抗の値を調整することによ
    り、フィルタの周波数の調整を行うようにしたフィルタ
    の調整方法。
  2. 【請求項2】同一の集積回路素子上に構成され、その周
    波数を決定する抵抗に制御回路により抵抗値を制御出来
    る可変抵抗を使用た発信回路、その周波数を決定する抵
    抗に制御回路により抵抗値を制御出来る可変抵抗を使用
    たフィルタ、発信回路の可変抵抗とフィルタの可変抵抗
    の値を連動して制御する信号を発生する制御回路、発信
    回路の発信周波数をモニタするモニタ手段、モニタ手段
    により発信回路の発信周波数をモニタすることにより発
    信回路の発信周波数を所定の値になるように制御回路に
    より可変抵抗の抵抗値を制御するようにしてフィルタの
    調整を行う手段よりなるフィルタ。
  3. 【請求項3】可変抵抗の抵抗値を制御する制御回路と、
    トランジスタと抵抗とコンデンサと可変抵抗によりなる
    マルチバイブレータ型発振回路とオペアンプと抵抗コン
    デンサと可変抵抗によりなるアクティブフィルタとを半
    導体集積回路上に構成し、発振回路の発信周波数をモニ
    タし、制御回路によりマルチバイブレータ型発振回路と
    アクティブフィルタの可変抵抗の値を連動して制御し発
    振回路の周波数を調整することにより、アクティブフィ
    ルタのセンター周波数を調整するようにしたアクティブ
    フィルタ。
  4. 【請求項4】フィルタと発信回路を有するラジオ受信機
    において,そのフィルタと発信回路を同一の集積回路素
    子上に構成し、この発信回路周波数を決定する抵抗と,
    フィルタの周波数を決定する抵抗に、制御回路によりそ
    の抵抗値が連動して制御出来る可変抵抗を使用し,発信
    回路の発信周波数をモニタして発信周波数が所定の値に
    なるように制御回路により可変抵抗の値を調整すること
    により、フィルタの周波数の調整を行うようにしたラジ
    オ受信機におけるフィルタの調整方法。
  5. 【請求項5】フィルタと発信回路を有するラジオ受信機
    において、発信周波数を決定する抵抗に制御回路により
    抵抗値を制御出来る可変抵抗を使用た発信回路とその周
    波数を決定する抵抗に制御回路により抵抗値を制御出来
    る可変抵抗を使用たフィルタとが同一の集積回路素子上
    に構成された発信回路とフィルタ、発信回路とフィルタ
    の可変抵抗の値を連動して制御する信号を発生する制御
    回路、発信回路の発信周波数をモニタするモニタ手段、
    モニタ手段に発信回路の発信周波数をモニタするより発
    信回路の発信周波数を所定の値になるよう制御回路にに
    より可変抵抗の抵抗値を制御することによりフィルタの
    調整を行う手段とを具備したラジオ受信機。
  6. 【請求項6】フィルタと発信回路を有するラジオ受信機
    において,その発信回路がトランジスタと抵抗とコンデ
    ンサと可変抵抗によりなるマルチバイブレータ型発振回
    路により構成され、そのフィルタがオペアンプと抵抗コ
    ンデンサと可変抵抗によりなるアクティブフィルタによ
    り構成され、発振回路の発信周波数をモニタして可変抵
    抗の抵抗値を制御回路により制御して発振回路の周波数
    を調整することにより、発振回路の発信周波数とフィル
    タのセンター周波数を同時に調整するようにしたラジオ
    受信機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012119835A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Asahi Kasei Electronics Co Ltd アクティブフィルタ
CN110535438A (zh) * 2019-08-23 2019-12-03 厦门英诺迅科技有限公司 一种压控可调多谐振荡器

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