JPH10242765A - 周波数混合器及び送信機及び受信機及び送受信機システム - Google Patents

周波数混合器及び送信機及び受信機及び送受信機システム

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JPH10242765A
JPH10242765A JP4057097A JP4057097A JPH10242765A JP H10242765 A JPH10242765 A JP H10242765A JP 4057097 A JP4057097 A JP 4057097A JP 4057097 A JP4057097 A JP 4057097A JP H10242765 A JPH10242765 A JP H10242765A
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JP
Japan
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signal
output
frequency
coupler
variable
Prior art date
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Pending
Application number
JP4057097A
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English (en)
Inventor
Yukie Iida
幸榮 飯田
Morishige Hieda
護重 檜枝
Kenji Suematsu
憲治 末松
Yoshitada Iyama
義忠 伊山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Space Development Agency of Japan
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
National Space Development Agency of Japan
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by National Space Development Agency of Japan, Mitsubishi Electric Corp filed Critical National Space Development Agency of Japan
Priority to JP4057097A priority Critical patent/JPH10242765A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上側波帯と下側波帯信号の分離性能であるイ
メージ抑圧比を向上させた損失が少なく動作レンジが広
い周波数混合器を得る。 【解決手段】 90度ハイブリッドカプラとミクサとで
構成されるイメージリジェクションミクサの上側波帯出
力と下側波帯出力とに対し、これらの一方の出力に接続
して補償対象の上側波帯または下側波帯出力を含む信号
を可変遅延する遅延素子と、この可変遅延された補償対
象の信号をイメージリジェクションミクサの他方の出力
と結合して補償するカプラとを備えた。また、補償のた
めの遅延素子は、可変長の線路とするか、または補償用
カプラの補償用入力を可変位相器を接続して供給する構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はマイクロ波及びミ
リ波において、高周波信号の上側波帯(以下USBと称
す)と下側波帯(以下LSBと称す)とを中間周波数帯
にて分離して入出力する際のUSBとLSBの分離度で
あるイメージ抑圧比を向上した周波数混合器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図18は特開平3−219711に開示
された従来の構成による周波数混合器の構成の一例であ
る。図において1は高周波信号端子、2a,2bは90
度ハイブリッドカプラ、3a,3bはミクサ、4は局部
発振波端子、5は電力分配器、6a,6bは中間周波信
号端子、9a,9bは可変減衰器、10は可変位相器で
ある。
【0003】次に動作を説明する。動作は高周波信号を
中間周波信号に変換するダウンコンバージョン時につい
て説明する。高周波信号端子1から入力した高周波信号
は、電力分配器5にて等振幅、同相にて2分配され、各
々ミクサ3a,3bに入力する。また、局部発振波端子
4から入力した局部発振波は90度ハイブリッドカプラ
2aにて、等振幅、90度位相差で2分配され、各々上
記ミクサ3a,3bに入力される。上記ミクサ3a,3
bにて、高周波信号は局部発振波により周波数変換さ
れ、中間周波信号が発生する。上記ミクサ3aにて発生
した中間周波信号は、可変減衰器9aを介して、90度
ハイブリッドカプラ2bに入力される。また、上記ミク
サ3bにて発生した中間周波信号は、可変位相器10、
及び可変減衰器9aを介して、90度ハイブリッドカプ
ラ2bに入力される。90度ハイブリッドカプラ2bに
入力された2つの中間周波信号は互いに位相合成され、
第1のIF端子には主にUSB信号が、第2のIF端子には
主にLSB信号が出力される。
【0004】ここで、可変減衰器6a,6b及び可変位
相器10は、90度ハイブリッドカプラ2a,2b及び
ミクサ3a,3bにおける振幅誤差、及び位相誤差を打
ち消し、イメージ抑圧比が高くなるように調整する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の周波数混合器は
以上のように構成されており、中間周波信号を合成する
際の位相誤差、振幅誤差を打ち消すために、中間周波信
号全体に対して可変減衰器及び可変位相器を挿入して調
整するため、可変減衰器及び可変位相器の損失により、
変換損が増大するという課題があった。これは送信機効
率低下にもつながる。また、これら減衰器と位相器は調
整したレベルと周波数のみに有効であり、温度、入力信
号レベル、周波数が変わるとイメージ抑圧比が劣化する
という課題もあった。
【0006】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたもので、損失が少なく動作レンジが広い周波数混合
器を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る周波数混
合器は、90度ハイブリッドカプラとミクサとで構成さ
れるイメージリジェクションミクサの上側波帯出力と下
側波帯出力とに対し、これらの一方の出力に接続して補
償対象の上側波帯または下側波帯出力を含む信号を可変
遅延する遅延素子と、この可変遅延された補償対象の信
号をイメージリジェクションミクサの他方の出力と結合
して補償するカプラとを備えた。
【0008】また更に、補償対象を一方と他方の両側波
帯出力として対応して遅延素子と補償用カプラを複数個
設け、補償のためにイメージリジェクションミクサ出力
の一部を分割して遅延素子に供給する構成とした。
【0009】また更に、補償のためのカプラは、可変結
合のカプラとするか、または補償用カプラの補償用入力
を可変減衰器を接続して供給する構成とした。
【0010】また更に、補償のための遅延素子は、可変
長の線路とするか、または補償用カプラの補償用入力を
可変位相器を接続して供給する構成とした。
【0011】また更に、イメージリジェクションミクサ
の上側波帯出力と下側波帯出力の両出力を共に周波数変
換して、これら周波数変換後の信号に対して可変遅延素
子と可変結合カプラ相当を設ける構成とした。
【0012】また更に、イメージリジェクションミクサ
の上側波帯出力と下側波帯出力の両出力を共にA/D変
換して、またカプラに換えてA/D変換後の信号に対し
て可変遅延素子と減算器を設ける構成とした。
【0013】また更に、入力信号にパイロット信号を加
えるパイロット信号発生器と、補償後の出力であるカプ
ラ出力に含まれるパイロット信号の一部を取り出す検波
器を付加し、この検波器出力により可変減衰器相当と可
変位相器を制御して補償用信号の振幅と位相を調整する
ようにした。
【0014】また更に、入力信号とは逆方向にパイロッ
ト信号を加えるカプラ出力側に設けたパイロット信号発
生器と、入力側に含まれるパイロット信号の一部を取り
出す検波器を付加し、この検波器出力により可変減衰器
相当と可変位相器を制御して補償用信号の振幅と位相を
調整するようにした。
【0015】また更に、制御入出力対応テーブルを持つ
制御手段を備え、検出器で検出した制御入力に対応した
制御出力で可変減衰器相当と可変位相器を制御するよう
にした。
【0016】また更に、制御手段を付加し、検波器はイ
コライザと検波器とし、この検波器で検出した信号周波
数特性に対応した制御出力で可変減衰器相当と可変位相
器を制御するようにした。
【0017】また更に、イメージリジェクションミクサ
近傍に温度センサを設け、予め定めた温度対応の特性に
従って温度センサ出力により可変減衰器相当と可変位相
器を制御して補償用信号の振幅と位相を調整する帰還制
御手段を付加した。
【0018】この発明に係る送信機は、送信用信号を周
波数混合器を用いて高周波信号に変調し、送信する送信
機において、イメージリジェクションミクサの上側波帯
出力と下側波帯出力とに対し、少なくとも一方の出力に
接続した遅延素子と他方の出力と補償結合するカプラと
を備えた上記構成を有する周波数混合器を用いた。
【0019】この発明に係る受信機は、受信信号を周波
数混合器を用いて復調し、信号を受信する受信機におい
て、イメージリジェクションミクサの上側波帯出力と下
側波帯出力とに対し、少なくとも一方の出力に接続した
遅延素子と他方の出力と補償結合するカプラとを備えた
上記構成を有する周波数混合器を用いた。
【0020】この発明に係る送受信機システムは、送信
用信号を周波数混合器を用いて高周波信号に変調して送
信する送信機と、受信信号を周波数混合器を用いて復調
して信号を受信する受信機とからなる送受信システムに
おいて、イメージリジェクションミクサの上側波帯出力
と下側波帯出力とに対し、少なくとも一方の出力に接続
した遅延素子と他方の出力と補償結合するカプラとを備
えた上記構成を有する周波数混合器を用いたシステムと
した。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態における
周波数混合器を示した構成ブロック図である。図におい
て、1は高周波信号端子、2a,2bは90度ハイブリ
ッドカプラ、3a,3bはミクサ、4は局部発振波端
子、5は電力分配器、6a,6bはイメージリジェクシ
ョンミクサの中間周波信号端子、7は結合度が可変のカ
プラ、24は可変の位相遅延素子としての線路、30は
イメージリジェクションミクサである。図1は従来例と
構成が異なり、高周波信号と中間周波信号とを90度位
相差で2分配している。イメージリジェクションミクサ
は高周波信号と中間周波信号、又は局部発振波と中間周
波信号とで90度位相差で分配することによりイメージ
を抑圧することが出来るために、イメージリジェクショ
ンミクサの基本機能としては従来例と同等である。
【0022】次に上記構成の混合器の動作を説明する。
ミクサは、局部発振波と中間周波信号とを混合して高周
波信号を出力するアップコンバータと、局部発振波と高
周波信号とを混合して中間周波信号を出力するダウンコ
ンバータとの両方の動作をさせることが可能であるが、
ここではダウンコンバータとして動作させる場合につい
て説明する。
【0023】高周波信号端子1から入力した高周波信号
は、90度ハイブリッドカプラ2aにて、等振幅、90
度位相差で二分配される。二分配した高周波信号はそれ
ぞれミクサ3a,3bに入力する。局部発振波端子4か
ら入力した局部発振波は、電力分配器5にて、等振幅、
同相で二分配される。二分配した局発信号は、それぞれ
ミクサ3a,3bに入力する。
【0024】高周波信号と局部発振波とは、ミクサ3
a,3bにて周波数混合され、中間周波信号が発生す
る。ミクサ3a,3bにて発生した中間周波信号は、9
0度ハイブリッドカプラ2bにて合成される。2つのミ
クサ3a,3bにて発生した中間周波信号を90度ハイ
ブリッドカプラ2bにて合成する際に、一方の端子6a
においてはUSB信号が同相で合成され、LSB信号は
逆相で合成される。また、他方の端子6bにおいてはL
SB信号が同相で合成され、USB信号は逆相で合成さ
れる。ミクサ3a,3bの変換損失をほぼ等しくすると
により、端子6aには主にUSB信号が、他方の端子6
bには主にLSB信号が出力され、イメージリジェクシ
ョンミクサ30として動作する。
【0025】イメージリジェクションミクサの端子6a
には、主にUSB信号が出力されるが、90度ハイブリ
ッドカプラにて抑圧できなかったLSB信号が若干含ま
れる。また、イメージリジェクションミクサの端子6b
には、主にLSB信号が出力されるが、90度ハイブリ
ッドカプラにて抑圧できなかったUSB信号が若干含ま
れる。ここで、端子6aの信号を位相を遅延するための
線路24及びカプラ7を介して端子6bの信号と合成を
行う。合成は端子6aに出力されるUSBと端子6bに
出力されるUSB信号とがカプラ7にて等振幅、逆相に
て合成されるように線路の長さ、カプラの結合度を決定
して行う。これによりUSB信号はカプラ7にて打ち消
され、イメージ抑圧比向上回路の中間周波信号端子8に
はUSB信号が出力されず、イメージ抑圧比が向上す
る。
【0026】ここで、端子6aに出力されるLSB信号
はUSB信号に比べてイメージリジェクションミクサ3
0の動作により小さくなっている。また、端子6bに出
力されるLSB信号はUSB信号に比べ大きくなってい
る。端子6aの出力信号を線路24を経由してカプラに
接続して、カプラ7は入力信号のごく一部を他方の他方
の入力信号と合成する。そのため、カプラ7にて打ち消
しあうLSB信号は非常に小さくなる。これにより、所
望信号であるLSB信号の減衰、すなわちは変換損の劣
化は非常に小さくなる。減衰器の挿入は必要ないので当
然これによる信号損失もない。
【0027】実施の形態2.先の実施の形態1におい
て、LSB信号を打ち消してUSB信号を取り出すため
場合の周波数混合器を示したが、USB信号とLSB信
号とを互いに打ち消し合うことにより、両側波帯につい
てイメージ抑圧比を向上させることが出来る。図2は、
本実施の形態における周波数混合器を示した構成ブロッ
ク図である。図において、7a〜7bはカプラ、24
a,24bは可変の位相遅延素子としての線路である。
他の要素は図1と同じものである。
【0028】次に上記構成の混合器の動作を説明する。
実施の形態1と同様にイメージリジェクションミクサに
て発生した中間周波数信号は、端子6aに主にUSB信
号が、端子6bに主にLSB信号が出力される。端子6
aに出力されるUSB信号の一部をカプラ7aにて取り
出し、位相を遅延するための可変長の線路24a,カプ
ラ7dを介して端子6bに出力されるUSB信号と合成
する。ここで、USB信号がカプラ7dにて等振幅、逆
相にて合成されるように線路24aの長さを、また結合
度がそれぞれ可変のカプラ7a,7dの結合度を決定す
る。これによりUSB信号はカプラ7dにて打ち消さ
れ、イメージ抑圧比向上回路の中間周波信号端子8bに
はUSB信号が出力されず、イメージ抑圧比が向上す
る。ここで、端子6aに出力されるLSB信号はUSB
信号に比べてイメージリジェクションミクサ30の動作
により小さくなっている。また、端子6bに出力される
LSB信号はUSB信号に比べ大きくなっている。カプ
ラ7dは入力信号のごく一部を他方の他方の入力信号と
合成する。そのため、カプラ7dにて打ち消しあうLS
B信号は非常に小さくなる。これにより、所望信号であ
るLSB信号の減衰、すなわちは変換損の劣化は非常に
小さくなる。
【0029】同様に端子6bに出力されるLSB信号の
一部をカプラ7cにて取り出し、位相を遅延するための
可変長の線路24b,カプラ7bを介して端子6aに出
力されるLSB信号と合成する。ここで、LSB信号が
カプラ7bにて等振幅、逆相にて合成されるように線路
24bの長さを、また結合度がそれぞれ可変のカプラ7
c,7bの結合度を決定する。これによりLSB信号は
カプラ7bにて打ち消され、イメージ抑圧比向上回路の
中間周波信号端子8aにはLSB信号が出力されず、イ
メージ抑圧比が向上する。ここで、端子6bに出力され
るUSB信号はLSB信号に比べてイメージリジェクシ
ョンミクサ30の動作により小さくなっている。また、
端子6aに出力されるUSB信号はLSB信号に比べ大
きくなっている。カプラ7bは入力信号のごく一部を他
方の他方の入力信号と合成する。そのため、カプラ7b
にて打ち消しあうUSB信号は非常に小さくなる。これ
により、所望信号であるUSB信号の減衰、すなわちは
変換損の劣化は非常に小さくなる。このような構成にす
ることにより、LSBとUSB双方の信号をイメージ抑
圧比を向上させて互いに分離して出力することが出来
る。
【0030】実施の形態3.上記実施の形態1におい
て、イメージ信号の合成する振幅が固定されている場合
を説明したが、合成振幅を変化させることで適応できる
範囲が広がる。図3は、本実施の形態における周波数混
合器を示した構成ブロック図である。図において、9は
可変減衰器である。
【0031】次に上記構成の混合器の動作を説明する。
端子6aに出力されるUSB信号を線路24,カプラ7
を介して端子6bに出力されるUSB信号と合成する。
ここで、上記2つのUSB信号がカプラ7にて逆相にて
合成されるよう線路24の長さを設定する。また、端子
6aに出力されるUSB信号を線路24、カプラ7を介
して端子6bに出力されるUSB信号とがカプラ7にて
等振幅になるように可変減衰器9の減衰量を調整する。
これによりUSB信号はカプラ7にて打ち消され、イメ
ージ抑圧比向上回路の中間周波信号端子8にはUSB信
号が出力されず、イメージ抑圧比が向上する。可変減衰
器9を用いることで、ミクサ3aとミクサ3bの変換損
が動作中にアンバランスになってもイメージ抑圧比を向
上させられる。
【0032】実施の形態4.上記実施の形態3において
は、イメージ信号の合成する振幅を調整したが、同じよ
うに合成位相を変化させても適応できる範囲が広がる。
図4は、本実施の形態における周波数混合器を示した構
成ブロック図である。図において、10は可変位相器で
ある。
【0033】次に上記構成の混合器の動作を説明する。
端子6aに出力されるUSB信号を移相器10を介して
端子6bに出力されるUSB信号と合成する。上記2つ
のUSB信号がカプラ7にて等振幅にて合成されるよう
カプラの結合度を設定する。また、可変位相器10の移
相量を上記2つのUSB信号がカプラ7にて逆相になる
ように調整する。これによりLSB信号はカプラ7にて
打ち消され、イメージ抑圧比向上回路の中間周波信号端
子8bにはLSB信号が出力されず、イメージ抑圧比が
向上する。可変位相器10を用いることにより、ミクサ
3aとミクサ3bの変換位相が動作中にアンバランスに
なってもイメージ抑圧比を向上させることが出来る。
【0034】実施の形態5.上記実施の形態において、
イメージリジェクションミクサの中間周波信号を合成す
ることによりイメージ抑圧比を向上させたが、中間周波
信号をさらに周波数変換して後に合成しても同様の効果
が得られる。図5は、本実施の形態における周波数混合
器を示した構成ブロック図である。図において、3c,
3dはミクサ、4a,4bは局部発振波端子、5a,5
bは電力分配器である。その他の要素は他の実施の形態
における対応番号のそれと同じものである。
【0035】次に上記構成の混合器の動作を説明する。
端子6aに出力される中間周波信号はミクサ3cに入力
される。また、端子6bに出力される中間周波信号はミ
クサ3dに入力される。一方、局部発振波端子4bに入
力した局部発振波は電力分配器5bにて、等振幅、同相
にて分配されそれぞれミクサ3c、ミクサ3dに入力さ
れる。ミクサ3cにて局部発振波と周波数混合されたイ
メージリジェクションミクサ30のUSB信号とミクサ
3dにて局部発振波と周波数混合されたイメージリジェ
クションミクサ30のUSB信号とをカプラ7にて合成
する。ここで、線路24の長さは上記2つのUSB信号
がカプラ7にて逆相で合成されるように設定する。ま
た、カプラ7の結合度は上記2つのUSB信号がカプラ
7にて等振幅で合成されるように設定する。これにより
USB信号はカプラ7にて打ち消され、イメージ抑圧比
向上回路の中間周波信号端子8にはUSB信号が出力さ
れず、イメージ抑圧比が向上する。
【0036】実施の形態6.上記実施の形態においては
中間周波信号をカプラにてアナログ的に合成したが、中
間周波信号をA/D変換してディジタルデータとして合
成しても同様の効果が得られる。図6は、本実施の形態
における周波数混合器を示したブロック図である。図に
おいて11a,11bはA/Dコンバータ、12は定数
掛け算器、13は遅延器、14は足し算器である。
【0037】次に上記構成の混合器の動作を説明する。
端子6aに出力される中間周波信号はA/Dコンバータ
11aにてディジタル信号に変換し、振幅を調整するた
めの定数掛け算器12及び位相を変化させるディジタル
遅延器13を介して補償信号を得る。この補償信号を、
端子6bに出力される中間周波信号をA/Dコンバータ
11bにてディジタル信号に変換したものと合成する。
ここで、A/Dコンバータ11aディジタル変換された
USB信号を、A/Dコンバータ11bディジタル変換
されたUSB信号とが足し算器14にて等振幅、逆相に
て足し合わされるよう、掛け算器12の掛け合わせる定
数及び遅延器13の遅延量を設定する。これによりUS
B信号は足し算器14にて打ち消され、イメージ抑圧比
向上回路の中間周波信号端子8にはUSB信号が出力さ
れず、イメージ抑圧比が向上する。
【0038】実施の形態7.上記実施の形態において、
イメージ抑圧比を向上させるために可変減衰器、可変位
相器を用いたが、これらを帰還して自動制御することに
より、回路状態、入力信号が変動しても最適なイメージ
抑圧比を得ることが出来る。図7は、本実施の形態にお
ける周波数混合器を示した構成ブロック図である。図に
おいて、15は発振器、16は帯域通過フィルタ、17
は検波器である。
【0039】次に上記構成の混合器の動作について説明
する。発振器15から制御用のパイロット信号を高周波
信号端子1に接続したカプラ7aを介してイメージリジ
ェクションミクサ30に入力する。ここで、パイロット
信号はLSBでもUSBでもどちらでも良いが、ここで
は発振器15にて発信する信号周波数はUSB信号とす
る。また、パイロット信号は、所望信号に対して影響を
与えないような周波数、電力である。
【0040】イメージリジェクションミクサ30に入力
したパイロット信号は、イメージリジェクションミクサ
30にて周波数変換され、端子6a及び6bに出力され
る。ここでパイロット信号はUSB信号であるため、主
に端子6aに出力される。端子6aに出力された信号を
可変減衰器9及び可変位相器10を介してカプラ7bに
て、端子6bに出力された信号と合成する。カプラ7b
にて合成された信号はカプラ7cにてその一部を取り出
し、パイロット信号周波数を通過する帯域通過フィルタ
16を介して検波器17にて検波する。ここで、周波数
変換されたパイロット信号の振幅が最も小さくなるよう
に可変減衰器9及び可変位相器10を制御する。可変減
衰器9と可変移相器10の制御方法としては、まず、パ
イロット信号の検波器17での振幅が最も小さくなるよ
うに可変移相器10を調整する。この状態で、パイロッ
ト信号の検波器17での振幅が最も小さくなるように可
変減衰器9を調整する。パイロット信号の検波器17で
の振幅が最も小さくなるように可変移相器10と可変減
衰器9とを交互に調整することにより最もパイロット信
号の検波器17での振幅が小さくなるように調整でき
る。この状態において端子8に中間周波信号を入力する
ととにより、イメージ抑圧比が最も高い状態でLSBの
高周波信号が高周波信号端子1から出力される。
【0041】実施の形態8.上記実施の形態7におい
て、パイロット信号を高周波信号として入力したが,中
間周波信号として入力しても同様の効果が得られる。図
8は、本実施の形態における周波数混合器を示した構成
ブロック図である。図において25はアイソレータであ
る。
【0042】次に上記構成の混合器の動作について説明
する。発振器15から制御用のパイロット信号を中間周
波信号端子8に接続したカプラ7cを介してイメージリ
ジェクションミクサ30に入力する。
【0043】イメージリジェクションミクサ30に入力
したパイロット信号は、イメージリジェクションミクサ
30にて周波数変換され、カプラ7aを介して高周波信
号端子1に出力される。カプラ7aで分岐された周波数
変換されたパイロット信号は主にUSB信号を通過する
帯域通過フィルタ16を介して検波器17にて検波され
る。ここで検波器にて検波される周波数変換されたパイ
ロット信号のUSB信号の振幅が最も小さくなるよう
に、可変減衰器9及び可変位相器10を制御する。この
状態において高周波信号端子1にLSBの高周波信号を
入力するととにより、イメージ抑圧比が最も高い状態で
LSB信号が中間周波信号端子1から出力される。ここ
で、周波数変換されたパイロット信号のLSB信号が高
周波信号端子1から外部に出力されるが、高周波信号端
子1にアイソレータを接続することにより不要放射を防
ぐことが出来る。
【0044】上記実施の形態において、パイロット信号
として発振器の出力をそのまま用いたが、パイロット信
号として変調波を用いても同様の効果が得られる。図9
は、本実施の形態における他の周波数混合器を示した構
成ブロック図である。図において、18は変調器、19
はロックインアンプであるである。
【0045】次に上記構成の混合器の動作について説明
する。発振器15aからの信号は発振器15bからの変
調信号により変調器18にて変調され、パイロット信号
として中間周波信号端子8に接続したカプラ7cを介し
てイメージリジェクションミクサ30に入力する。
【0046】イメージリジェクションミクサ30に入力
したパイロット信号は、イメージリジェクションミクサ
30にて周波数変換され、カプラ7aを介して高周波信
号端子1に出力される。カプラ7aで分岐された周波数
変換されたパイロット信号は主にUSB信号を通過する
帯域通過フィルタ16を介して検波器17にて検波され
る。
【0047】検波器17にて検出された信号は、ロック
インアンプ19にて発振器15bの変調信号と比較し
て、パイロット信号成分のみが抽出される。抽出された
パイロット信号を用いてパイロット信号の振幅が最も小
さくなるように可変減衰器9、可変位相器10を制御す
る。制御手法としては、パイロット信号の振幅が小さく
なるように可変減衰器9と可変移相器10とを交互に調
整することにより、パイロット信号がもっとも小さくな
るように調整することが出来る。ここで、パイロット信
号を変調してロックインアンプにて抽出することによ
り、パイロット信号が小さい場合、または、パイロット
信号と同じ周波数の信号が入力してきて周波数分離が出
来ない場合においても、他の信号からパイロット信号成
分のみを抽出してイメージ抑圧比が高くなるよう制御す
ることができる。
【0048】実施の形態9.他の帰還制御によるイメー
ジ抑圧を説明する。図10は、本実施の形態における周
波数混合器を示した構成ブロック図である。図におい
て、21はリードオンリーメモリ、26は周波数カウン
タである。
【0049】次に上記構成の混合器の動作を説明する。
ROMには制御信号入力対応の中間周波信号周波数毎に
制御出力の対象である可変減衰器9と可変移相器10の
最適な調整量が記憶してある。カプラ7bにて取り出さ
れた中間周波信号は、周波数カウンタ26にて周波数を
検出される。検出された周波数の入力によってリードオ
ンリーメモリ21に記憶された最もイメージ抑圧比が大
きくなる可変減衰器9及び可変位相器10の調整量が呼
び出され、その調整量に可変減衰器9及び可変位相器1
0を設定する。リードオンリーメモリ21のデータを呼
び出して可変減衰器9及び可変位相器10を設定するこ
とにより、最適点を探す調整の繰り返しが不要になり、
短時間に最もイメージ抑圧比が大きくなるように設定で
きる。
【0050】図11は、本実施の形態における他の周波
数混合器を示した構成ブロック図である。図において、
22はイコライザ、23は増幅器である。
【0051】次に上記構成の混合器の動作を説明する。
中間周波信号端子8に入力された中間周波信号は、カプ
ラ7bにて分配され、分配された中間周波信号はさらに
2分配され、一方はイコライザ22aを介して検波器1
7aにて検波され、他方はイコライザ22bを介して検
波器17bにて検波される。ここで、イコライザ22a
は制御のための入力信号の周波数により出力電力を変え
る要素であり、イメージリジェクションミクサ30のイ
メージ抑圧比の中間周波信号周波数特性に対応した制御
対象の可変移相器10を設定するための制御電圧に比例
した出力信号を出すように周波数特性を関数として設定
する。また、イコライザ22bは同じく制御のための入
力信号の周波数により出力電力を変える要素であり、イ
メージリジェクションミクサ30のイメージ抑圧比の中
間周波信号周波数特性に対応した制御対象の可変減衰器
9を設定するための制御電圧に比例した出力信号を出す
ように周波数特性を関数として設定する。検波器17a
にて検波された信号は増幅器23aに入力され、増幅器
23aは入力された信号レベルに応じて移相設定量が変
化するよう信号を増幅して可変移相器10を駆動する。
また、検波器17bにて検波された信号は増幅器23b
に入力され、増幅器23bは入力された信号レベルに応
じて減衰設定量が変化するよう信号を増幅して可変減衰
器9を駆動する。
【0052】上記実施の形態において、入力される中間
周波信号によって可変減衰器及び可変位相器を制御した
が、入力される高周波信号によって可変減衰器及び可変
位相器を制御しても同様の効果が得られる。図12は、
本実施の形態の他の周波数混合器を示した構成ブロック
図である。
【0053】次に上記構成の混合器の動作を説明する。
高周波信号端子1に入力された中間周波信号は、カプラ
7aにて分配され、分配された高周波信号はさらに2分
配され、一方はイコライザ22aを介して検波器17a
にて検波され、他方はイコライザ22bを介して検波器
17bにて検波される。ここで、イコライザ22aは制
御入力信号の周波数により出力電力を変える要素であ
り、イメージリジェクションミクサ30のイメージ抑圧
比の中間周波信号周波数特性に対応した制御対象の可変
移相器10を調整する出力信号を出すように周波数特性
を設定する。また、イコライザ22bは制御入力信号の
周波数により出力電力を変える要素であり、イメージリ
ジェクションミクサ30のイメージ抑圧比の中間周波信
号周波数特性に対応した制御対象の可変減衰器9を調整
する出力信号を出すように周波数特性を設定する。検波
器17aにて検波された信号は増幅器23aに入力さ
れ、増幅器23aは入力された信号レベルに応じて可変
移相器10を駆動して移相設定量を変化させる。また、
検波器17bにて検波された信号は増幅器23bに入力
され、増幅器23bは入力された信号レベルに応じて可
変減衰器9を駆動して減衰設定量を変化させる。
【0054】実施の形態10.温度補償を併用して安定
化した周波数混合器を説明する。図13は、本実施の形
態における周波数混合器を示した構成ブロック図であ
る。図において、20は温度センサ、27a,27bは
演算器である。
【0055】次に上記構成の混合器の動作を説明する。
温度センサ20はイメージリジェクションミクサ30が
収容されている回路筺体に設置されており、回路の筺体
の温度に応じて信号が出力される。温度センサから出力
された信号は2分配され、一方は演算器27aに入力さ
れ、温度信号に応じて可変減衰器9を調整してイメージ
抑圧比が最も大きくなる様にする。他方は演算器27b
に入力され、温度信号に応じて可変移相器10を調整し
てイメージ抑圧比が最も大きくなる様にする。ここで、
演算器27a,27bはそれぞれ温度に応じた可変減衰
器9、可変移相器10を制御するための理論に基づいた
演算式が設定してある。温度センサの出力によって制御
することにより、温度が変化してもイメージ抑圧比を大
きい状態に保つことが出来る。
【0056】図14は、本実施の形態における他の周波
数混合器を示した構成ブロック図であり、温度センサと
リードオンリーメモリとを組み合わせて用いた例であ
る。
【0057】次に上記構成の混合器の動作を説明する。
温度センサ20は周波数混合器の回路筺体の近傍に設置
されており、回路の温度によって信号を出力する。リー
ドオンリーメモリ21には事前に修得したデータを基に
温度に応じてイメージ抑圧比が最も大きくなる可変減衰
器9及び可変移相器10の設定量が記憶されている。温
度センサ20の信号によってあらかじめリードオンリー
メモリ内に記憶させたデータを用いて可変減衰器9及び
可変位相器10を制御する。リードオンリーメモリを用
いることにより、事前に修得したデータを用いて設定す
るために設定精度を高めることが出来る。
【0058】実施の形態11.上記各実施の形態におけ
る周波数混合器を用いた送信機、受信機、送受信機シス
テムを説明する。図15は、本実施の形態における送信
機を示した構成ブロック図である。図において32は先
の実施の形態のいずれかで示された構成を持つ周波数混
合器、33は局部発振器、34は増幅器、35はアンテ
ナである。
【0059】次に上記構成の送信機の動作を説明する。
変調器18にて変調された変調信号はミクサ32に入力
される。一方、局部発振器33にて発振した局部発振波
はミクサ32に入力される。変調信号と局部発振波はミ
クサ32にて高いイメージ抑圧比で周波数混合され、高
周波信号が発生する。ミクサ32にて発生した高周波信
号は増幅器34にて増幅されアンテナ35から放射され
る。こうして、イメージ抑圧比を劣化によるスプリアス
レベルを増大させることなく、可変減衰器、可変位相器
による損失が低減するために送信機の効率が向上する。
【0060】図16は、本実施の形態における受信機を
示した構成ブロック図である。図において36は低雑音
増幅器、37は復調器である。
【0061】次に上記構成の受信機の動作を説明する。
アンテナ35にて受信された高周波信号は低雑音増幅器
36にて低い雑音で増幅され、ミクサ32に入力され
る。一方、局部発振器33にて発振した局部発振波はミ
クサ32に入力される。高周波信号と局部発振波はミク
サ32にて高いイメージ抑圧比で周波数混合され、中間
周波信号が発生する。ミクサ32にて発生した中間周波
信号は復調器37に入力され、ベースバンド信号に復調
される。こうして、イメージ抑圧比を劣化による帯域外
感度を上昇させることなく、可変減衰器、可変位相器に
よる損失が低減するために、受信機の感度が向上する。
【0062】図17は、本実施の形態における送受信機
システムを示した構成ブロック図である。図において3
9は送信装置、40は光ファイバ、41は光検出器であ
る。
【0063】次に上記構成のシステムの動作について説
明する。送信装置39にて周波数多重変調をされた信号
光は光ファイバ40を介して光検出器41に入力され
る。光検出器41は入力された信号光から変調信号を検
出し、低雑音増幅器36に入力する。低雑音増幅器36
に入力された変調信号は、低雑音増幅器36にて低い雑
音で増幅され、ミクサ32に入力される。一方、局部発
振器33にて発振した局部発振波はミクサ32に入力さ
れる。高周波信号と局部発振波はミクサ32にて高いイ
メージ抑圧比で周波数混合され、中間周波信号が発生す
る。ミクサ32にて発生した中間周波信号は復調器37
に入力され、ベースバンド信号に復調される。
【0064】
【発明の効果】上記のようにこの発明によれば、イメー
ジリジェクションミクサの上測波帯または下測波帯に対
し補償用に可変遅延素子と可変結合カプラを備えたの
で、USB信号とLSB信号とを分離して独立に出力で
き、変換損が少なく、かつイメージ抑圧比を向上させる
効果がある。
【0065】また、補償結合に先立ち可変減衰器または
可変位相器を備えたので、イメージ抑圧比が最も高くな
るように合成する際の振幅、位相を調整出来る効果があ
る。
【0066】また,パイロット信号を用いることによっ
て,イメージ抑圧比が最も高くなる状態に調整出来る効
果がある。
【0067】また、制御入出力対応テーブルを持つ制御
手段を備えたので、帰還制御により入力信号に応じてイ
メージ抑圧比を高くできる効果がある。
【0068】また、温度センサを備えて帰還制御するの
で、温度が変化してもイメージ抑圧比を高く維持できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における周波数混合器の構成を
示すブロック図である。
【図2】 実施の形態2における周波数混合器の構成を
示すブロック図である。
【図3】 実施の形態3における周波数混合器の構成を
示すブロック図である。
【図4】 実施の形態4における周波数混合器の構成を
示すブロック図である。
【図5】 実施の形態5における周波数混合器の構成を
示すブロック図である。
【図6】 実施の形態6における周波数混合器の構成を
示すブロック図である。
【図7】 実施の形態7における周波数混合器の構成を
示すブロック図である。
【図8】 実施の形態8における周波数混合器の構成を
示すブロック図である。
【図9】 実施の形態8における他の周波数混合器の構
成を示すブロック図である。
【図10】 実施の形態9における周波数混合器の構成
を示すブロック図である。
【図11】 実施の形態9における他の周波数混合器の
構成を示すブロック図である。
【図12】 実施の形態9における他の周波数混合器の
構成を示すブロック図である。
【図13】 実施の形態10における周波数混合器の構
成を示すブロック図である。
【図14】 実施の形態10における他の周波数混合器
の構成を示すブロック図である。
【図15】 実施の形態11における送信機の構成を示
すブロック図である。
【図16】 実施の形態11における受信機の構成を示
すブロック図である。
【図17】 実施の形態11における送受信機システム
の構成を示すブロック図である。
【図18】 従来の周波数混合器の構成ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 高周波信号端子、2a,2b 90度ハイブリッド
カプラ、3a,3b,3c,3d ミクサ、4,4a,
4b 局部発振波端子、5,5a,5b 電力分配器、
6a,6b イメージリジェクションミクサの中間周波
信号端子、7,7a,7b,7c,7d カプラ、8,
8a,8b イメージ抑圧比向上回路の中間周波信号端
子、9 可変減衰器、10 可変位相器、11 A/D
コンバータ、12 掛け算器、13 遅延器、14 足
し算器、15,15a,15b発振器、16 帯域通過
フィルタ、17 検波器、18 変調器、19 ロック
インアンプ、20 温度センサ、21 リードオンリー
メモリ(ROM)、22イコライザ、23 演算器、3
0 イメージリジェクションミクサ、32 周波数混合
器、33 局部発振器、34 増幅器、35 アンテ
ナ、36 低雑音増幅器、37 復調器、39 送信装
置、40 光ファイバ、41 光検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末松 憲治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 伊山 義忠 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 90度ハイブリッドカプラとミクサとで
    構成されるイメージリジェクションミクサの上側波帯出
    力と下側波帯出力とに対し、 上記一方の出力に接続して補償対象の上記上側波帯また
    は下側波帯出力を含む信号を可変遅延する遅延素子と、 上記可変遅延された補償対象の信号を上記イメージリジ
    ェクションミクサの他方の出力と結合して補償するカプ
    ラとを備えた周波数混合器。
  2. 【請求項2】 補償対象を一方と他方の両側波帯出力と
    し、対応して遅延素子と補償用カプラを複数個設け、 補償のためにイメージリジェクションミクサ出力の一部
    を分割して上記遅延素子に供給する構成としたことを特
    徴とする請求項1記載の周波数混合器。
  3. 【請求項3】 補償のためのカプラは、可変結合のカプ
    ラとするか、または上記補償用カプラの補償用入力を可
    変減衰器を接続して供給する構成としたことを特徴とす
    る請求項1記載の周波数混合器。
  4. 【請求項4】 補償のための遅延素子は、可変長の線路
    とするか、または上記補償用カプラの補償用入力を可変
    位相器を接続して供給する構成としたことを特徴とする
    請求項1記載の周波数混合器。
  5. 【請求項5】 イメージリジェクションミクサの上側波
    帯出力と下側波帯出力の両出力を共に周波数変換して、 上記周波数変換後の信号に対して可変遅延素子と可変結
    合カプラ相当を備える構成としたことを特徴とする請求
    項1記載の周波数混合器。
  6. 【請求項6】 イメージリジェクションミクサの上側波
    帯出力と下側波帯出力の両出力を共にA/D変換して、
    またカプラに換えて、 上記A/D変換後の信号に対して可変遅延素子と減算器
    を備える構成としたことを特徴とする請求項1記載の周
    波数混合器。
  7. 【請求項7】 入力信号にパイロット信号を加えるパイ
    ロット信号発生器と、補償後の出力であるカプラ出力に
    含まれる上記パイロット信号の一部を取り出す検波器を
    付加し、上記検波器出力により可変減衰器相当と可変位
    相器を制御して補償用信号の振幅と位相を調整すること
    を特徴とする請求項3及び請求項4記載の周波数混合
    器。
  8. 【請求項8】 入力信号とは逆方向にパイロット信号を
    加えるカプラ出力側に設けたパイロット信号発生器と、
    入力側に含まれる上記パイロット信号の一部を取り出す
    検波器を付加し、上記検波器出力により可変減衰器相当
    と可変位相器を制御して補償用信号の振幅と位相を調整
    することを特徴とする請求項3及び請求項4記載の周波
    数混合器。
  9. 【請求項9】 制御入出力対応テーブルを持つ制御手段
    を備え、検出器で検出した制御入力に対応した制御出力
    で可変減衰器相当と可変位相器を制御するようにしたこ
    とを特徴とする請求項7または請求項8記載の周波数混
    合器。
  10. 【請求項10】 制御手段を付加し、検波器はイコライ
    ザと検波器とし、上記検波器で検出した信号周波数特性
    に対応した制御出力で可変減衰器相当と可変位相器を制
    御するようにしたことを特徴とする請求項7または請求
    項8記載の周波数混合器。
  11. 【請求項11】 イメージリジェクションミクサ近傍に
    温度センサを設け、予め定めた温度対応の特性に従って
    上記温度センサ出力により可変減衰器相当と可変位相器
    を制御して補償用信号の振幅と位相を調整する帰還制御
    手段を付加したことを特徴とする請求項3及び請求項4
    記載の周波数混合器。
  12. 【請求項12】 送信用信号を周波数混合器を用いて高
    周波信号に変調し、送信する送信機において、請求項1
    ないし請求項11いずれか記載の周波数混合器を用いた
    ことを特徴とする送信機。
  13. 【請求項13】 受信信号を周波数混合器を用いて復調
    し、信号を受信する受信機において、請求項1ないし請
    求項11いずれか記載の周波数混合器を用いたことを特
    徴とする受信機。
  14. 【請求項14】 送信用信号を周波数混合器を用いて高
    周波信号に変調し、送信する送信機と、 受信信号を周波数混合器を用いて復調し、信号を受信す
    る受信機とからなる送受信システムにおいて、請求項1
    ないし請求項11いずれか記載の周波数混合器を用いた
    ことを特徴とする送受信機システム。
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Cited By (4)

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