JPH10242763A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH10242763A
JPH10242763A JP4679997A JP4679997A JPH10242763A JP H10242763 A JPH10242763 A JP H10242763A JP 4679997 A JP4679997 A JP 4679997A JP 4679997 A JP4679997 A JP 4679997A JP H10242763 A JPH10242763 A JP H10242763A
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signal
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semiconductor integrated
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Masayoshi Ono
政好 小野
Kenji Suematsu
憲治 末松
Yoshitada Iyama
義忠 伊山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合形バイポーラトランジスタ6a〜6fあ
るいはMOSFETを用いた差動対を多段で用いるた
め、低電流および低電圧で動作できないという課題があ
った。また、バイアス回路が必要となるため、回路の小
型化が困難であるという課題があった。 【解決手段】 シリコンチップ1上にBiCMOSプロ
セスを用いて、接合形バイポーラトランジスタを用いた
増幅器2とショットキーダイオードを用いたミクサ3を
構成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、BiCMOSプ
ロセスを用いて集積化される半導体集積回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図21は例えば「アナログ集積回路設計
技術,第10.3章,170〜181頁,1990年培
風館発行,P.R.グレイ,R.G.メイヤ共著」に示
された従来のギルバートセルバランスミクサを示す回路
図であり、図において、6a〜6fは接合形バイポーラ
トランジスタ、9はRF(高周波)信号端子、17a,
17bは抵抗、21は制御信号入力端子、22はLO
(局部発振)信号端子、23は電流源、27はベースバ
ンド信号出力端子である。
【0003】次に動作について説明する。RF信号端子
9およびLO信号端子22から差動入力されたRF信号
とLO信号は逆位相で各接合形バイポーラトランジスタ
6a〜6fに給電される。接合形バイポーラトランジス
タ6a〜6fでのRF信号とLO信号の乗算による混合
波はベースバンド信号出力端子27に差動出力される。
ここで、差動入力されたRF信号とLO信号は相殺さ
れ、ベースバンド信号出力端子27には出力されない。
【0004】また、図22は例えば「電子情報通信学会
1996年ソサイエティ大会講演論文集,1分冊59
頁,講演番号C−100,中津川征士他」に示された従
来のブロード分布結合形方向性結合器(ブロードサイド
カプラ)の断面図であり、図において、30は第1のス
トリップ導体、31は第2のストリップ導体、35a,
35bは地導体、42はGaAs(ガリウム−ヒ素)基
板、43a,43bはポリイミドである。このブロード
サイドカプラは、GaAs基板42上に地導体35bを
設け、さらに、その上にポリイミド43aを誘電体層と
して積層し、第1のストリップ導体30,ポリイミド4
3bの誘電体層を介して、第2のストリップ導体31を
形成している。
【0005】次に動作について説明する。第1のストリ
ップ導体30から入力された高周波信号は、第1のスト
リップ導体30上にポリイミド43bを介して重なるよ
うに設けられた第2のストリップ導体31に一部結合し
て伝わる。第1のストリップ導体30と第2のストリッ
プ導体31の線路幅および線路長、あるいはポリイミド
43bの厚みを変化させることにより、結合する高周波
信号の振幅および位相を調整し、所望の結合振幅および
位相を実現することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
は以上のように構成されているので、図21に示したギ
ルバートセルバランスミクサでは、接合形バイポーラト
ランジスタ6a〜6fあるいはMOSFETを用いた差
動対を多段で用いるため、低電流および低電圧で動作で
きないという課題があった。また、バイアス回路が必要
となるため、回路の小型化が困難であるという課題があ
った。
【0007】また、図22に示したブロードサイドカプ
ラでは、ポリイミド43a,43bの膜厚の制御が難し
いため膜厚のばらつきが大きく、結合量のばらつきが大
きくなるという課題があった。一般的にポリイミドは吸
湿性があるため、製造後に膜厚が変わることがあり、ポ
リイミドの膜厚が厚くなると平坦性が維持できなくなる
ため、その上に形成された第1および第2のストリップ
導体30,31の損失が増えてしまう。また、このブロ
ードサイドカプラの入出力端子と接続するスルーホール
の深さが異なってしまい、変調器、バランスミクサおよ
び移相器など90度位相分配を利用する場合に、その位
相量誤差が大きくなってしまうという課題があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、量産に適した通常の製造工程で、
低電流、低電圧動作および高周波動作が可能な半導体集
積回路を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る半導体集積回路は、シリコン基板上にBiCMOSプ
ロセスを用いて集積化されたショットキーダイオードを
含む第1の高周波回路と、上記シリコン基板上にBiC
MOSプロセスを用いて集積化され、且つ上記第1の高
周波回路に接続された接合形バイポーラトランジスタお
よびMOSFETのうちの少なくともいずれか一方を含
む第2の高周波回路とを備えたものである。
【0010】請求項2記載の発明に係る半導体集積回路
は、入力端子から入力された高周波信号を増幅する増幅
器とした第2の高周波回路と、その増幅された高周波信
号を周波数変換して出力端子から出力するミクサとした
第1の高周波回路とを備えたものである。
【0011】請求項3記載の発明に係る半導体集積回路
は、pn接合形ダイオードを可変容量ダイオードとして
用いて高周波を発振する電圧制御発振器とした第2の高
周波回路と、第1の入力端子から入力された高周波信号
を上記第2の高周波回路により発振された高周波に応じ
て周波数変換して第1の出力端子から出力するミクサと
した第1の高周波回路とを備えたものである。
【0012】請求項4記載の発明に係る半導体集積回路
は、ショットキーダイオードのアンチパラレルダイオー
ドペアを用いたリミッタ回路とした第1の高周波回路を
備えたものである。
【0013】請求項5記載の発明に係る半導体集積回路
は、高周波信号を入力する容量と、その容量に直列接続
され、その高周波信号を検波するショットキーダイオー
ドと、上記容量と上記ショットキーダイオードとの間に
設けられた検波信号出力端子とを設けた検波器とした第
1の高周波回路を備えたものである。
【0014】請求項6記載の発明に係る半導体集積回路
は、入力端子から入力された高周波信号を増幅する増幅
器とした第2の高周波回路を備え、その増幅された高周
波信号を第1の高周波回路により検波して、その検波信
号に応じて上記第2の高周波回路の増幅器の利得を制御
するようにしたものである。
【0015】請求項7記載の発明に係る半導体集積回路
は、第2の入力端子から入力された局部発振信号を増幅
する差動増幅器とした第2の高周波回路と、その増幅さ
れた局部発振信号と第1の入力端子から入力された高周
波信号とを混合し検波して、中間周波信号を第1の出力
端子から出力するバランス形ミクサとした第1の高周波
回路とを備えたものである。
【0016】請求項8記載の発明に係る半導体集積回路
は、第1および第2の入力端子から入力された高周波信
号および局部発振信号を分配する90度分配器および1
80度分配器とした第2の高周波回路と、それら90度
分配器および180度分配器により分配された高周波信
号および局部発振信号を混合するミクサとした第1の高
周波回路とを備え、上記第1および第2の高周波回路に
より直交変調器を構成したものである。
【0017】請求項9記載の発明に係る半導体集積回路
は、第2の入力端子から入力された局部発振信号の同相
成分と逆相成分とを出力する第1の差動増幅器と、その
第1の差動増幅器から出力された同相成分を入力し、そ
の同相成分に同相の局部発振信号に分配する第2の差動
増幅器と、上記第1の差動増幅器から出力された逆相成
分を入力し、その逆相成分に同相の局部発振信号に分配
する第3の差動増幅器とを設けた180度分配器を備え
たものである。
【0018】請求項10記載の発明に係る半導体集積回
路は、第1の入力端子から入力された高周波信号に45
度の位相の遅れを発生させる積分回路と、上記第1の入
力端子から入力された高周波信号に45度の位相の進み
を発生させる微分回路とを設けた90度分配器を備えた
ものである。
【0019】請求項11記載の発明に係る半導体集積回
路は、第1の抵抗と可変容量ダイオードとして用いられ
る第1のpn接合形ダイオードから成り、第1の入力端
子から入力された高周波信号に45度の位相の遅れを発
生させる積分回路と、第2の抵抗と可変容量ダイオード
として用いられる第2のpn接合形ダイオードから成
り、上記第1の入力端子から入力された高周波信号に4
5度の位相の進みを発生させる微分回路とを設けた90
度分配器を備えたものである。
【0020】請求項12記載の発明に係る半導体集積回
路は、シリコン基板上に設けられた第1の酸化シリコン
膜と、その第1の酸化シリコン膜上に設けられた第1の
ストリップ導体と、上記第1の酸化シリコン膜および上
記第1のストリップ導体上に設けられた第2の酸化シリ
コン膜と、その第2の酸化シリコン膜上に設けられた第
2のストリップ導体とを備え、第1の入力端子から高周
波信号を上記第1および第2のストリップ導体のうちの
いずれか一方に入力し、それら第1および第2のストリ
ップ導体から90度の位相の異なる高周波信号を出力す
るブロードサイドカプラを構成した90度分配器を備え
たものである。
【0021】請求項13記載の発明に係る半導体集積回
路は、シリコン基板上に設けられた第1の酸化シリコン
膜と、その第1の酸化シリコン膜上に設けられた第1の
ストリップ導体と、その第1のストリップ導体に接続さ
れ、一端を接地した第1のショットキーダイオードと、
上記第1の酸化シリコン膜および上記第1のストリップ
導体上に設けられた第2の酸化シリコン膜と、その第2
の酸化シリコン膜上に設けられた第2のストリップ導体
と、その第2のストリップ導体に接続され、一端を接地
した第2のショットキーダイオードとを備え、第2の入
力端子から局部発振信号を上記第1および第2のストリ
ップ導体のうちのいずれか一方に入力し、その局部発振
信号を入力されていない第1または第2のストリップ導
体から180度の位相の異なる局部発振信号を出力する
ブロードサイドカプラを構成した180度分配器を備え
たものである。
【0022】請求項14記載の発明に係る半導体集積回
路は、第1および第2のショットキーダイオードに代え
て、可変容量ダイオードとして用いられる第1および第
2のpn接合形ダイオードを備えたものである。
【0023】請求項15記載の発明に係る半導体集積回
路は、シリコン基板上に設けられた第1の酸化シリコン
膜,その第1の酸化シリコン膜上に設けられた第1のス
トリップ導体,上記第1の酸化シリコン膜および上記第
1のストリップ導体上に設けられた第2の酸化シリコン
膜,その第2の酸化シリコン膜上に設けられた第2のス
トリップ導体を備え、第1および第2の入力端子から高
周波信号および局部発振信号を上記第1および第2のス
トリップ導体に入力し、それら第1および第2のストリ
ップ導体から90度の位相の異なる高周波信号および局
部発振信号を出力する90度分配器と、その90度分配
器の第1および第2のストリップ導体のいずれか一方の
出力側に接続された90度移相器と、その90度移相器
に接続され、一端を接地した第1のショットキーダイオ
ードと、上記90度移相器に接続されていない第1また
は第2のストリップ導体に上記第1のショットキーダイ
オードとは逆の極性に接続され、一端を接地した第2の
ショットキーダイオードと、上記第1および第2のショ
ットキーダイオードの他端の信号を混合して中間周波信
号を出力する第1の出力端子とを備えたものである。
【0024】請求項16記載の発明に係る半導体集積回
路は、シリコン基板上に設けられた第1の酸化シリコン
膜と、その第1の酸化シリコン膜上に設けられた第1の
ストリップ導体と、上記第1の酸化シリコン膜および上
記第1のストリップ導体上に設けられた第2の酸化シリ
コン膜と、その第2の酸化シリコン膜上に設けられた第
2のストリップ導体とを備え、ミクサから中間周波信号
を上記第1および第2のストリップ導体に入力し、それ
ら第1および第2のストリップ導体のうちのいずれか一
方から合成された中間周波信号を出力するブロードサイ
ドカプラを構成したものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
半導体集積回路を示すブロック図であり、図において、
1はシリコンチップ(シリコン基板)、2は接合形バイ
ポーラトランジスタを用いた増幅器(第2の高周波回
路)、3はショットキーダイオードを用いたミクサ(第
1の高周波回路)、4は入力端子、5は出力端子であ
る。図1の半導体集積回路は、シリコンチップ1上にB
iCMOSプロセスを用いて接合形バイポーラトランジ
スタを用いた増幅器2とショットキーダイオードを用い
たミクサ3を構成している。
【0026】次に動作について説明する。高周波信号は
入力端子4から入力され、接合形バイポーラトランジス
タを用いた増幅器2で増幅される。増幅された高周波信
号はショットキーダイオードを用いたミクサ3に入力さ
れ、周波数変換されたIF(中間周波)信号が出力端子
5から出力される。ショットキーダイオードを用いたミ
クサ3はバイアス回路を必要としないので、ショットキ
ーダイオードを用いたミクサ3および、接合形バイポー
ラトランジスタを用いた増幅器2を含んだ全体回路は低
電流および低電圧で動作可能となる。また、回路の小型
化が可能となる。
【0027】なお、この実施の形態1では増幅器2を、
接合形バイポーラトランジスタを用いた増幅器2として
説明したが、MOSFETを用いた増幅器2としても同
様の効果を奏する。
【0028】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、ショットキーダイオードを用いたミクサ3により回
路を構成したので、全体の回路は低電流および低電圧で
動作でき、また、ショットキーダイオードを用いたミク
サ3はバイアス回路を必要としないので、回路を小型化
することができる。
【0029】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2による半導体集積回路を示すブロック図であり、
図において、6は接合形バイポーラトランジスタ、7は
pn接合形ダイオード、8は電圧制御発振器、9はRF
信号端子(第1の入力端子)、10はIF信号端子(第
1の出力端子)である。図2の半導体集積回路は、シリ
コンチップ1上にBiMOSプロセスを用いて、ショッ
トキーダイオードを用いたミクサ3と、エミッタ接地の
接合形バイポーラトランジスタ6のベースにpn接合形
ダイオード7を接続した電圧制御発振器8を構成してい
る。その他の構成については、実施の形態1と同一であ
るのでその重複する説明を省略する。
【0030】次に動作について説明する。RF(高周
波)信号はRF信号端子9からショットキーダイオード
を用いたミクサ3に入力される。一方、pn接合形ダイ
オード7をベースに接続したエミッタ接地の接合形バイ
ポーラトランジスタ6は、pn接合形ダイオード7を可
変容量ダイオードとして用いることにより、電圧制御発
振器8として動作し、電圧制御発振器8で発生させたL
O(局部発振)信号はショットキーダイオードを用いた
ミクサ3に入力される。ショットキーダイオードを用い
たミクサ3に入力されたRF信号は、LO信号により周
波数変換され、IF信号がIF信号端子10から出力さ
れる。ショットキーダイオードミクサを用いたミクサ3
はバイアス回路を必要としないので、ショットキーダイ
オードミクサを用いたミクサ3および、接合形バイポー
ラトランジスタを用いた増幅器2を含んだ全体回路は低
電流および低電圧で動作可能となる。また、回路の小型
化が可能となる。
【0031】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、ショットキーダイオードを用いたミクサ3と電圧制
御発振器8により回路を構成したので、ミクサ3および
電圧制御発振器8により成る回路構成において、低電流
および低電圧で動作でき、また、ショットキーダイオー
ドを用いたミクサ3はバイアス回路を必要としないの
で、回路を小型化することができる。
【0032】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3による半導体集積回路を示す回路図であり、図に
おいて、11a,11bはショットキーダイオード(第
1および第2のショットキーダイオード)、12はアン
チパラレルダイオードペア(リミッタ回路)である。図
3の増幅器は、ショットキーダイオード11aと極性を
逆にしたショットキーダイオード11bを並列に接続し
たアンチパラレルダイオードペア12を、接合形バイポ
ーラトランジスタを用いた増幅器2の入力側に並列に接
続している。その他の構成については、実施の形態1と
同一であるのでその重複する説明を省略する。
【0033】次に動作について説明する。入力端子4か
ら入力された高周波信号は、並列に接続されたショット
キーダイオード11a,11bを用いたアンチパラレル
ダイオードペア12で構成したリミッタ回路により、一
定振幅以上あるいは一定振幅以下のレベルの信号が、ダ
イオードのスイッチングによりクリップされる。クリッ
プされた高周波信号は接合形バイポーラトランジスタを
用いた増幅器2に入力され、増幅された高周波信号が出
力端子5に出力される。リミッタ回路により接合形バイ
ポーラトランジスタを用いた増幅器2に入力される高周
波信号は、振幅変動が少なくなり、また接合形バイポー
ラトランジスタを用いた増幅器2への過入力を防ぐこと
ができる。ショットキーダイオード11a,11bを用
いたアンチパラレルダイオードペア12でリミッタ回路
を構成することにより、高周波での回路動作が可能とな
る。
【0034】なお、この実施の形態3では、増幅器2
を、接合形バイポーラトランジスタを用いた増幅器2と
して説明したが、MOSFETを用いた増幅器2として
も同様の効果を奏する。
【0035】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、ショットキーダイオード11a,11bのアンチパ
ラレルダイオードペア12を用いたリミッタ回路を増幅
器2の前段に設けるように構成することにより、増幅器
2への過入力を防ぐことができると共に、高周波での回
路動作ができる。
【0036】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4による半導体集積回路を示す回路図であり、図4
の増幅器は、ショットキーダイオード11aと極性を逆
にしたショットキーダイオード11bを並列に接続した
アンチパラレルダイオードペア12を、出力側に並列に
接続したものである。その他の構成については、実施の
形態1と同一であるのでその重複する説明を省略する。
【0037】次に動作について説明する。構成および動
作は、基本的に実施の形態3と同様であるが、アンチパ
ラレルダイオードペア12を、出力側に並列に接続した
構造のみが異なる。接合形バイポーラトランジスタを用
いた増幅器2の出力側に並列に接続したアンチパラレル
ダイオードペア12は、実施の形態3では接合形バイポ
ーラトランジスタを用いた増幅器2の入力の制限および
保護をしたのに対し、ここでは増幅器2から出力された
高周波信号の振幅を制限し、回路全体として増幅器2の
利得を制限する。ショットキーダイオード11a,11
bを用いたアンチパラレルダイオードペア12でリミッ
タ回路を構成することにより、高周波での回路動作が可
能となる。
【0038】なお、この実施の形態4では、増幅器2を
接合形バイポーラトランジスタを用いた増幅器2として
説明したが、MOSFETを用いた増幅器2としても同
様の効果を奏する。
【0039】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、ショットキーダイオード11a,11bのアンチパ
ラレルダイオードペア12を用いたリミッタ回路を増幅
器2の後段に設けるように構成することにより、回路全
体として増幅器2の利得を制限することができると共
に、高周波での回路動作ができる。
【0040】実施の形態5.図5は、この発明の実施の
形態5による半導体集積回路を示す回路図であり、図に
おいて、11はショットキーダイオード、13は分布結
合形方向性結合器、14は終端抵抗、15は容量、16
は検波信号出力端子である。図5の半導体集積回路は、
電力分配器として分布結合形方向性結合器13を用い、
その入力端子以外の少なくとも1つの端子に容量15を
介して、一方の端子を接地したショットキーダイオード
11を接続している。ショットキーダイオード11によ
る検波出力を、容量15とショットキーダイオード11
との間の端子である検波信号出力端子16から取り出す
構造になっている。その他の構成については、実施の形
態1と同一であるのでその重複する説明を省略する。
【0041】次に動作について説明する。図5におい
て、変調された高周波信号は入力端子4から入力され、
分布結合形方向性結合器13を伝わり出力端子5に出力
される。分布結合形方向性結合器13に入力された高周
波信号の一部は、分布結合形方向性結合器13の結合端
子、容量15を介して、ショットキーダイオード11に
入力される。ショットキーダイオード11に入力された
高周波信号は、その振幅に応じて直流成分が検波され、
検波信号出力端子16から出力される。検波された信号
は容量15により遮断されるため、分布結合形方向性結
合器13へは漏れ出さない。ショットキーダイオード1
1を用いて検波器を構成することにより、高周波での回
路動作が可能となる。
【0042】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、ショットキーダイオード11を用いて検波器を構成
することにより、検波器としての機能を有すると共に、
高周波での回路動作ができる。
【0043】実施の形態6.図6は、この発明の実施の
形態6による半導体集積回路を示す回路図であり、図に
おいて、17a〜17cは抵抗である。図6の半導体集
積回路は、電力分配器として抵抗17a〜17cによる
分配回路を用い、分配回路の一方の端子に容量15を介
して、一方の端子を接地したショットキーダイオード1
1を接続している。検波出力を容量15とショットキー
ダイオード11との間の端子である検波信号出力端子1
6から取り出す構造にしている。その他の構成について
は、実施の形態5と同一であるのでその重複する説明を
省略する。
【0044】次に動作について説明する。構成および動
作は、基本的に実施の形態5と同様であるが、電力分配
器を抵抗17a〜17cによる分配回路とした構造のみ
が異なる。出力端子5側とショットキーダイオード11
側への電力分配比は抵抗17bと抵抗17cの抵抗比に
よって決まり、使用できる周波数帯域は実施の形態5に
比べて広くなる。また、ショットキーダイオード11を
用いて検波器を構成することにより、高周波での回路動
作が可能となる。
【0045】以上のように、この実施の形態6では、電
力分配器を抵抗17a〜17cによる分配回路とすると
共に、ショットキーダイオード11を用いて検波器を構
成することにより、使用できる周波数帯域を実施の形態
5に比べて広くすることができる。また、検波器として
の機能を有すると共に、高周波での回路動作ができる。
【0046】実施の形態7.図7は、この発明の実施の
形態7による半導体集積回路を示す回路図であり、図に
おいて、18は差動増幅器(第1の差動増幅器)であ
る。図7の半導体集積回路は、電力分配器として差動増
幅器18を用い、差動増幅器18の一方の端子に容量1
5を介して、一方の端子を接地したショットキーダイオ
ード11を接続している。検波出力を容量15とショッ
トキーダイオード11との間の端子である検波信号出力
端子16から取り出す構造にしている。その他の構成に
ついては、実施の形態5と同一であるのでその重複する
説明を省略する。
【0047】次に動作について説明する。構成および動
作は、基本的に実施の形態5と同様であるが、電力分配
器を差動増幅器18とした構造のみが異なる。入力端子
4に入力した高周波信号は差動増幅器18により差動出
力され、一方は出力端子5へ出力される。出力端子5へ
出力された高周波信号とは逆相の高周波信号がショット
キーダイオード11に入力される。差動増幅器18は、
動作する周波数帯域は差動増幅器18に用いているトラ
ンジスタによるが、動作周波数帯域では、同振幅で分配
される。ショットキーダイオード11を用いて検波器を
構成することにより、高周波での回路動作が可能とな
る。
【0048】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、電力分配器を差動増幅器18による分配回路とする
と共に、ショットキーダイオード11を用いて検波器を
構成することにより、動作周波数帯域では、同振幅で分
配できる。また、検波器としての機能を有すると共に、
高周波での回路動作ができる。
【0049】実施の形態8.図8は、この発明の実施の
形態8による半導体集積回路を示す回路図であり、図に
おいて、19は電力分配器、20は制御回路である。図
8の半導体集積回路は、接合形バイポーラトランジスタ
を用いた増幅器2を電力分配器19に接続し、高周波信
号の一部を容量15を介して、一方の端子を接地したシ
ョットキーダイオード11に入力している。容量15と
ショットキーダイオードとの間の端子から検波出力を制
御回路20に入力し、上記接合形バイポーラトランジス
タを用いた増幅器2に制御信号をフィードバックした構
造になっている。その他の構成については、実施の形態
7と同一なのでその重複する説明を省略する。
【0050】次に動作について説明する。入力端子4か
ら入力された高周波信号は接合形バイポーラトランジス
タを用いた増幅器2で増幅され、電力分配器19に入力
される。電力分配器19に入力された高周波信号の一部
は容量15を介して、一方の端子を接地したショットキ
ーダイオード11に入力される。ショットキーダイオー
ド11に入力された高周波信号は、その振幅に応じて、
ショットキーダイオード11により直流成分が検波され
る。検波信号は容量15により遮断されるため、電力分
配器19へは漏れ出さない。検波信号は制御回路20に
入力され、検波信号に応じた制御信号が接合形バイポー
ラトランジスタを用いた増幅器2にフィードバックされ
る。接合形バイポーラトランジスタを用いた増幅器2で
は、フィードバックされた制御信号に応じた利得が得ら
れる。ショットキーダイオード11を用いて検波器を構
成することにより、半導体集積回路は高周波での回路動
作が可能となる。
【0051】なお、この実施の形態8では、増幅器を接
合形バイポーラトランジスタを用いた増幅器2として説
明したが、MOSFETを用いた増幅器2としても同様
の効果を奏する。
【0052】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、ショットキーダイオード11を用いて検波器を構成
すると共に、その検波信号に応じて増幅器2の利得を制
御するように構成したので、増幅器2は検波信号に応じ
た利得が得られると共に、高周波での回路動作ができ
る。
【0053】実施の形態9.図9は、この発明の実施の
形態9による半導体集積回路を示す回路図であり、図に
おいて、3はショットキーダイオード11a〜11dを
用いたバランス形ミクサ、6a,6bは接合形バイポー
ラトランジスタ(差動増幅器)、15a,15bは容
量、17a,17bは抵抗(差動増幅器)、21は制御
信号入力端子、22はLO信号端子(第2の入力端
子)、23は電流源(差動増幅器)、24は分波回路で
ある。図9の半導体集積回路は、接合形バイポーラトラ
ンジスタ6a,6bの差動対を用いた差動増幅器を構成
し、差動出力を容量15a,15bを介して、ショット
キーダイオード11a〜11dをリング状に構成したバ
ランス形ミクサ3に接続している。その他の構成につい
ては、実施の形態2と同一なのでその重複する説明を省
略する。
【0054】次に動作について説明する。接合形バイポ
ーラトランジスタ6a,6bの差動対を用いた差動増幅
器は、接合形バイポーラトランジスタ6a,6bを逆相
で励振するため、それぞれのコレクタに励振される電流
の逆相になる。そのため差動増幅器はバランとして用い
られる。ここではLO信号をLO信号端子22から差動
増幅器に入力し、その差動出力を容量15a,15bを
介して、ショットキーダイオード11a〜11dを用い
たバランス形ミクサ3に入力する。一方、RF信号はR
F信号端子9から分波回路24を介してショットキーダ
イオード11a〜11dを用いたバランス形ミクサ3に
入力される。ショットキーダイオード11a〜11dを
用いたバランス形ミクサ3でRF信号とLO信号を混合
し、検波したIF信号はIF信号端子10から出力され
る。ここで上記ショットキーダイオード11a〜11d
を用いたバランス形ミクサ3はバイアス回路を必要とし
ないため、接合形バイポーラトランジスタ6a,6bを
含んだ全体回路は低電流および低電圧で動作可能とな
る。また、回路の小型化が可能となる。
【0055】なお、この実施の形態9では、接合形バイ
ポーラトランジスタ6a,6bを用いた差動増幅器につ
いて説明したが、MOSFETを用いた差動増幅器とし
ても同様の効果を奏する。
【0056】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、差動増幅器によって増幅されたLO信号端子22か
らのLO信号と、RF信号端子9から入力されたRF信
号とを、ショットキーダイオード11a〜11dを用い
たバランス形ミクサ3により混合し検波して、その検波
信号をIF信号端子10から出力するように構成したの
で、バランス形ミクサ3により、LO信号およびRF信
号からIF信号を出力できると共に、ショットキーダイ
オード11a〜11dを用いたバランス形ミクサ3はバ
イアス回路を必要としないため、全体回路は低電流およ
び低電圧で動作でき、また、回路を小型にできる。
【0057】実施の形態10.図10は、この発明の実
施の形態10による半導体集積回路を示すブロック図で
あり、図において、3a,3bはショットキーダイオー
ドを用いたミクサ(第1の高周波回路)、25は90度
分配器(第2の高周波回路)、26は180度分配器
(第2の高周波回路)、27a,27bはベースバンド
信号出力端子であり、これらの構成により直交変調器を
構成する。その他の構成については、実施の形態9と同
一なのでその重複する説明を省略する。
【0058】次に動作について説明する。LO信号は1
80度分配器26を介してショットキーダイオードを用
いたミクサ3a,3bに、RF信号は90度分配器25
を介してショットキーダイオードを用いたミクサ3a,
3bに入力される。ショットキーダイオードを用いたミ
クサ3a,3bからベースバンド信号出力端子27a,
27bに出力されるベースバンド信号は、RF信号で9
0度の位相差があることから90度位相差をもってい
る。ここでショットキーダイオードを用いたミクサ3
a,3bはバイアス回路を必要としないため、回路は低
電流および低電圧で動作可能となる。また、回路の小型
化が可能となる。
【0059】なお、この実施の形態10では、直交変調
器について説明したが、逆にベースバンド信号出力端子
27a,27bをベースバンド信号の入力端子とした直
交復調器として構成してもよく、同様の効果を奏する。
【0060】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、ショットキーダイオードを用いたミクサ3a,3b
と、90度分配器25および180度分配器26によ
り、直交変調器または直交復調器を構成したので、直交
変調器または直交復調器の機能を有すると共に、ショッ
トキーダイオードを用いたミクサ3a,3bはバイアス
回路を必要としないため、回路は低電流および低電圧で
動作でき、また、回路を小型にできる。
【0061】実施の形態11.図11は、この発明の実
施の形態11による半導体集積回路を示す回路図であ
り、図において、3a,3bはショットキーダイオード
11a〜11hを用いたミクサ、6a〜6dは接合形バ
イポーラトランジスタ、15a〜15hは容量、17a
〜17dは抵抗、18は差動増幅器(第1の差動増幅
器)、21a,21bは制御信号入力端子、23a,2
3bは電流源である。なお、接合形バイポーラトランジ
スタ6a,6b、抵抗17a,17bおよび電流源23
aにより、第2の差動増幅器を構成し、接合形バイポー
ラトランジスタ6c,6d、抵抗17c,17dおよび
電流源23bにより、第3の差動増幅器を構成する。そ
の他の構成については、実施の形態10と同一なのでそ
の重複する説明を省略する。
【0062】次に動作について説明する。図11の半導
体集積回路は、LO信号の入力側は、接合形バイポーラ
トランジスタ6aと6b、6cと6dの差動対を用いた
差動増幅器を構成し、差動出力を容量15a〜15dを
介して、リング状にショットキーダイオード11a〜1
1hを用いたミクサ3a,3bに接続している。LO信
号端子22から差動増幅器18に入力されたLO信号の
差動出力のうち、同相成分は上記差動対の接合形バイポ
ーラトランジスタ6dに、また逆相成分は上記差動対の
接合形バイポーラトランジスタ6aに入力される。この
ため、接合形バイポーラトランジスタ6aと6b、6c
と6dの差動対を用いた差動増幅器の差動出力はそれぞ
れの差動対について同相で出力される。RF信号の入力
側は90度分配器25、容量15e〜15hを介してシ
ョットキーダイオード11a〜11hを用いたミクサ3
a,3bに接続している。ベースバンド信号はショット
キーダイオード11a〜11hを用いたミクサ3a,3
bと容量15e〜15hの間から取り出す構成にしてい
る。ショットキーダイオード11a〜11hを用いたミ
クサ3a,3bに入力されるRF信号は90度位相の位
相差があることから、ベースバンド信号出力端子27
a,27bに出力されるベースバンド信号は、90度位
相差をもっている。ここでショットキーダイオード11
a〜11hを用いたミクサ3a,3bはバイアス回路を
必要としないため、回路は低電流および低電圧で動作可
能となる。また、回路の小型化が可能となる。
【0063】なお、この実施の形態11では直交変調器
について説明したが、逆にベースバンド信号出力端子2
7a,27bをベースバンド信号の入力端子とした直交
復調器を構成してもよく、同様の効果を奏する。また、
接合形バイポーラトランジスタ6a〜6dを用いた差動
増幅器について説明したが、MOSFETを用いた差動
増幅器としても同様の効果を奏する。
【0064】以上のように、この実施の形態11によれ
ば、180度分配器を、差動増幅器18、接合形バイポ
ーラトランジスタ6a,6bから成る差動増幅器、およ
び接合形バイポーラトランジスタ6c,6dから成る差
動増幅器により構成し、90度分配器25およびショッ
トキーダイオード11a〜11hを用いたミクサ3a,
3bを含めて直交変調器または直交復調器を構成したの
で、直交変調器または直交復調器の機能を有すると共
に、ショットキーダイオードを用いたミクサ3a,3b
はバイアス回路を必要としないため、回路は低電流およ
び低電圧で動作でき、また、回路を小型にできる。
【0065】実施の形態12.図12は、この発明の実
施の形態12による半導体集積回路を示す回路図であ
り、図において、17a,17bは抵抗、28a,28
bはMOSFETであり、抵抗17aおよびMOSFE
T28aにより積分回路を、また、抵抗17bおよびM
OSFET28bにより微分回路を構成し、積分回路お
よび微分回路により90度分配器を構成する。その他の
構成については、実施の形態10と同一なのでその重複
する説明を省略する。
【0066】次に動作について説明する。構成および動
作は、基本的に実施の形態10と同様であるが、90度
分配器を抵抗17a,17bとゲートとドレインを接続
し、ドレイン、ソース間の容量を用いたMOSFET2
8a,28bで構成した構造のみが異なる。抵抗17a
とMOSFET28aで積分回路を構成し、45度の位
相遅れを発生させる。また、MOSFET28bと抵抗
17bで微分回路を構成し、45度の位相進みを発生さ
せる。上記積分回路および微分回路により90度位相差
を実現する。ここでMOSFET28a,28bは無バ
イアス状態で用い、且つショットキーダイオードを用い
たミクサ3a,3bはバイアス回路を必要としないの
で、回路全体は低電流および低電圧で動作可能となる。
また、回路の小型化が可能となる。
【0067】以上のように、この実施の形態12によれ
ば、90度分配器を、抵抗17aおよびMOSFET2
8aより成る積分回路と、抵抗17bおよびMOSFE
T28bより成る微分回路により構成し、ショットキー
ダイオードを用いたミクサ3a,3bと、電力分配器1
9により、直交変調器または直交復調器を構成したの
で、直交変調器または直交復調器の機能を有すると共
に、MOSFET28a,28bは無バイアス状態で用
い、且つショットキーダイオードを用いたミクサ3a,
3bはバイアス回路を必要としないため、回路は低電流
および低電圧で動作でき、また、回路を小型にできる。
【0068】実施の形態13.図13は、この発明の実
施の形態13による半導体集積回路を示す回路図であ
り、図において、7a,7bはpn接合形ダイオード、
17a,17bは抵抗であり、抵抗17aおよびpn接
合形ダイオード7aにより積分回路を、また、抵抗17
bおよびpn接合形ダイオード7bにより微分回路を構
成し、積分回路および微分回路により90度分配器を構
成する。その他の構成については、実施の形態12と同
一なのでその重複する説明を省略する。
【0069】次に動作について説明する。構成および動
作は、基本的に実施の形態12と同様であるが、90度
分配器を構成しているMOSFET28a,28bをp
n接合形ダイオード7a,7bで置き換えた構造のみが
異なる。pn接合形ダイオード7a,7bを、可変容量
ダイオードとして用いて、pn接合形ダイオード7a,
7bに印加する電圧を制御することにより90度分配器
を実現できる容量を得る。ここでショットキーダイオー
ドを用いたミクサ3a,3bはバイアス回路を必要とし
ないため、回路は低電流および低電圧で動作可能とな
る。また、回路の小型化が可能となる。
【0070】以上のように、この実施の形態13によれ
ば、90度分配器を、抵抗17aおよびpn接合形ダイ
オード7aより成る積分回路と、抵抗17bおよびpn
接合形ダイオード7bより成る微分回路により構成し、
ショットキーダイオードを用いたミクサ3a,3bと、
電力分配器19により、直交変調器または直交復調器を
構成したので、直交変調器または直交復調器の機能を有
すると共に、ショットキーダイオードを用いたミクサ3
a,3bはバイアス回路を必要としないため、回路は低
電流および低電圧で動作でき、また、回路を小型にでき
る。
【0071】実施の形態14.図14は、この発明の実
施の形態14によるブロードサイドカプラを示す平面図
であり、図15は図14のA−Bで切り取った断面図で
ある。図において、29はシリコン基板、30は第1の
ストリップ導体、31は第2のストリップ導体、32は
端子A、33は端子B、34は端子C、35は端子D、
36は地導体、37a,37bは絶縁体(第1および第
2の酸化シリコン膜)である。
【0072】図15のブロードサイドカプラ38は、シ
リコン基板29上に絶縁体37aを積層して第1のスト
リップ導体30を、さらに、第1のストリップ導体30
に絶縁体37bを積層して第2のストリップ導体31を
形成している。また、図14のように、端子A32から
端子C34までは第2のストリップ導体31で、端子B
33から端子D35までは第1のストリップ導体30で
構成し、第1のストリップ導体30と第2のストリップ
導体31が絶縁体37bを介して重なる部分は、上記第
1のストリップ導体30と上記第2のストリップ導体3
1が上下になるよう配置する。
【0073】次に動作について説明する。端子A32か
ら入力された高周波信号は第2のストリップ導体31を
伝わる。第2のストリップ導体31と第1のストリップ
導体30が上下に重なっている部分では、第2のストリ
ップ導体31を伝わっている高周波信号の一部が第1の
ストリップ導体30に結合して伝わる。第2のストリッ
プ導体31から第1のストリップ導体30への高周波信
号の結合量は、重なっている部分の線路長と線路幅と絶
縁体37bの厚みによって決まる。線路長をシリコン基
板29上の1/4波長に、さらに、線路幅と絶縁体37
bの厚みとを調整することにより、端子B33,端子C
34それぞれに等振幅の高周波信号が出力され、端子C
34から出力される高周波信号の位相は端子B33に対
して90度の位相差が生じる。この場合、理想的には端
子D35には高周波信号は出力されない。このブロード
サイドカプラ38は既存のプロセスで作成でき、膜厚の
制御が可能であり、且つ製造後に膜厚が変わらないた
め、結合量のばらつきを小さくできる。また、スルーホ
ールの深さが一定であるため、位相量誤差を小さくでき
る。
【0074】なお、この実施の形態14では、端子A3
2を含む線路を第2のストリップ導体31としたブロー
ドサイドカプラ38について説明したが、端子A32を
含む線路を第1のストリップ導体30としても同様の効
果を奏する。
【0075】以上のように、この実施の形態14によれ
ば、90度分配器を、シリコン基板29上に絶縁体37
aを積層して第1のストリップ導体30を、さらに、第
1のストリップ導体30に絶縁体37bを積層して第2
のストリップ導体31を形成したブロードサイドカプラ
38から構成したので、ブロードサイドカプラ38は既
存のプロセスで作成でき、膜厚の制御が可能であり、且
つ製造後に膜厚が変わらないため、結合量のばらつきを
小さくできる。また、スルーホールの深さが一定である
ため、位相量誤差を小さくできる。
【0076】実施の形態15.図16は、この発明の実
施の形態15による半導体集積回路を示す回路図であ
り、図において、11a,11bはショットキーダイオ
ード(第1および第2のショットキーダイオード)、3
2は端子A、33は端子B、34は端子C、35は端子
D、38はブロードサイドカプラである。図16の半導
体集積回路は、ブロード分布結合形方向性結合器の端子
B33、端子C34に、一方の端子を接地したショット
キーダイオード11a,11bを接続している。
【0077】次に動作について説明する。端子A32か
ら入力された高周波信号は端子B33、端子C34それ
ぞれに等振幅で、端子D35から出力される高周波信号
の位相は端子B33に対して90度の位相差で出力され
る。ショットキーダイオード11a,11bがON状態
の場合、端子B33、端子C34から出力される高周波
信号からは短絡状態に見えるため、高周波信号は位相反
転して完全反射する。反射した高周波信号は、それぞれ
の端子からブロードサイドカプラ38に入力され、高周
波信号は端子A32、端子D35に出力される。この場
合、端子A32には端子B33、端子C34から入力さ
れた高周波信号は互いに逆相で出力されるため、高周波
信号は出力されない。一方、端子D35には端子B3
3、端子C34から入力された高周波信号は互いに同相
で出力されるため、高周波信号は出力される。ショット
キーダイオード11a,11bがOFF状態の場合、端
子B33、端子C34から出力される高周波信号からは
開放状態に見えるため、高周波信号は位相反転せず完全
反射する。この場合も端子D35のみに高周波信号が出
力される。入力された高周波信号に対して、端子D35
に出力される高周波信号の位相は、ショットキーダイオ
ード11a,11bがON状態の場合は逆相、ショット
キーダイオード11a,11bがOFF状態の場合は同
相となり、180度移相器となる。このブロードサイド
カプラ38は既存のプロセスで作成でき、膜厚の制御が
可能であり、かつ製造後に膜厚が変わらないため、結合
量のばらつきを小さくできる。また、スルーホールの深
さが一定であるため、位相量誤差を小さくできる。ま
た、ショットキーダイオード11a,11bを用いるこ
とにより、回路は高周波での回路動作が可能となる。
【0078】以上のように、この実施の形態15によれ
ば、180度分配器を、ブロードサイドカプラ38に一
方の端子を接地したショットキーダイオード11a,1
1bを接続して構成したので、ブロードサイドカプラ3
8は既存のプロセスで作成でき、膜厚の制御が可能であ
り、且つ製造後に膜厚が変わらないため、結合量のばら
つきを小さくできる。また、スルーホールの深さが一定
であるため、位相量誤差を小さくできる。
【0079】実施の形態16.図17は、この発明の実
施の形態16による半導体集積回路を示す回路図であ
り、図において、7a,7bはpn接合形ダイオード
(第1および第2のpn接合形ダイオード)である。図
17の半導体集積回路は、ブロードサイドカプラ38の
端子B33、端子D34に、一方の端子を接地したpn
接合形ダイオード7a,7bを接続している。その他の
構成については、実施の形態15と同一なのでその重複
する説明を省略する。
【0080】次に動作について説明する。構成および動
作は、基本的に実施の形態15と同様であるが、ショッ
トキーダイオード11a,11bをpn接合形ダイオー
ド7a,7bに置き換えた構造のみが異なる。pn接合
形ダイオード7a,7bを、可変容量ダイオードとして
用いて、pn接合形ダイオード7a,7bに印加する電
圧を制御することにより端子D35に出力され高周波信
号の位相を変化させることができる。これは、pn接合
形ダイオード7a,7bに印加する電圧を制御すること
により、pn接合形ダイオード7a,7bの容量値が変
化し、それに伴いpn接合形ダイオード7a,7bでの
反射位相が変化することによるものである。
【0081】以上のように、この実施の形態16によれ
ば、180度分配器を、ブロードサイドカプラ38に一
方の端子を接地したpn接合形ダイオード7a,7bを
接続して構成したので、ブロードサイドカプラ38は既
存のプロセスで作成でき、膜厚の制御が可能であり、且
つ製造後に膜厚が変わらないため、結合量のばらつきを
小さくできる。また、スルーホールの深さが一定である
ため、位相量誤差を小さくできる。
【0082】実施の形態17.図18は、この発明の実
施の形態17による半導体集積回路を示す回路図であ
り、図において、38はブロードサイドカプラ、39は
90度移相器(90度分配器)、40a,40bはハイ
パスフィルタ(以下、HPFと言う)、41a,41b
はローパスフィルタ(以下、LPFと言う)である。図
18の半導体集積回路は、ブロードサイドカプラ38の
端子B33、端子C34に、一方の端子を接地したショ
ットキーダイオード11a,11bを接続している。そ
の他の構成については、実施の形態15と同一なのでそ
の重複する説明を省略する。
【0083】次に動作について説明する。ブロードサイ
ドカプラ38の端子A32から入力されたRF信号は端
子B33、端子C34にそれぞれに等振幅で、端子C3
4から出力されるRF信号の位相は端子B33に対して
90度の位相差で出力される。結合端子B33に出力さ
れたRF信号は90度移相器39を通過するため、HP
F40a,40bに入力されるRF信号は、互いに同位
相となる。一方、ブロードサイドカプラ38の端子D3
5から入力されたLO信号は端子B33、端子C34そ
れぞれに等振幅で、端子B33から出力されるLO信号
の位相は端子C34に対して90度の位相差で出力され
る。端子B33に出力されたLO信号は90度移相器3
9を通過するため、HPF40aに入力されるLO信号
は、HPF40bに入力されるLO信号に対して逆相と
なる。HPF40a,40bの出力は、ショットキーダ
イオード11a,11bに入力される。ショットキーダ
イオード11bはショットキーダイオード11aと極性
が逆に接続されているため、同相で入力されたRF信号
と逆相で入力されたLO信号を周波数変換したIF信号
出力は互いに同相となる。ショットキーダイオード11
a,11bから出力された、IF信号はLPF41a,
41bを通過して、合成されIF信号端子10に出力さ
れる。このブロードサイドカプラ38は既存のプロセス
で作成でき、膜厚の制御が可能であり、かつ製造後に膜
厚が変わらないため、結合量のばらつきを小さくでき
る。また、スルーホールの深さが一定であるため、位相
量誤差を小さくできる。また、ショットキーダイオード
11a,11bを用いることにより、回路は高周波での
回路動作が可能となる。
【0084】以上のように、この実施の形態17によれ
ば、ブロードサイドカプラ38の一方に90度移相器3
9を接続し、HPF40a,40bを介してショットキ
ーダイオード11a,11bを接続し、さらに、LPF
41a,41bを介してIF信号端子10に接続するよ
うに構成したので、ブロードサイドカプラ38にRF信
号およびLO信号を入力すればIF信号端子10からI
F信号を得ることができると共に、ブロードサイドカプ
ラ38は既存のプロセスで作成でき、膜厚の制御が可能
であり、且つ製造後に膜厚が変わらないため、結合量の
ばらつきを小さくできる。また、スルーホールの深さが
一定であるため、位相量誤差を小さくできる。
【0085】実施の形態18.図19は、この発明の実
施の形態18による半導体集積回路を示す回路図であ
り、図において、14はブロードサイドカプラ38に接
続された終端抵抗である。その他の構成については、実
施の形態10と同一なのでその重複する説明を省略す
る。
【0086】次に動作について説明する。構成および動
作は、基本的に実施の形態10と同様であるが、180
度分配器26をブロードサイドカプラ38で構成した構
造のみが異なる。ブロードサイドカプラ38の一方の端
子をRF信号端子9とし、もう一方の端子には終端抵抗
14を接続している。このブロードサイドカプラ38は
既存のプロセスで作成でき、また、ショットキーダイオ
ードを用いたミクサ3a,3bはバイアス回路を必要と
しないため、回路は低電流および低電圧で動作可能とな
る。また、回路の小型化が可能となる。
【0087】以上のように、この実施の形態18では、
ショットキーダイオードを用いたミクサ3a,3bと、
ブロードサイドカプラ38で構成した90度分配器およ
び180度分配器26により、直交変調器または直交復
調器を構成したので、直交変調器または直交復調器の機
能を有すると共に、ショットキーダイオードを用いたミ
クサ3a,3bはバイアス回路を必要としないため、回
路は低電流および低電圧で動作でき、また、回路を小型
にできる。さらに、ブロードサイドカプラ38は既存の
プロセスで作成でき、膜厚の制御が可能であり、且つ製
造後に膜厚が変わらないため、結合量のばらつきを小さ
くできる。また、スルーホールの深さが一定であるた
め、位相量誤差を小さくできる。
【0088】実施の形態19.図20は、この発明の実
施の形態19による半導体集積回路を示すブロック図で
あり、図において、19は電力分配器(90度分配
器)、38はミクサ3a,3bに接続されたブロードサ
イドカプラである。その他の構成については、実施の形
態10と同一なのでその重複する説明を省略する。
【0089】次に動作について説明する。LO信号は電
力分配器19を介してショットキーダイオードを用いた
ミクサ3a,3bに、RF信号は90度分配器25を介
してショットキーダイオードを用いたミクサ3a,3b
に入力される。ショットキーダイオードを用いたミクサ
3a,3bからのIF信号の出力をブロードサイドカプ
ラ38で合成し、IF信号をIF信号端子10から取り
出す。このブロードサイドカプラ38は既存のプロセス
で作成でき、また、ショットキーダイオードを用いたミ
クサ3a,3bはバイアス回路を必要としないため、回
路は低電流、低電圧で動作可能となる。また、回路の小
型化が可能となる。
【0090】なお、この実施の形態19ではショットキ
ーダイオードミクサ3a,3bからのIF信号の出力を
ブロードサイドカプラ38で合成する場合について説明
したが、ショットキーダイオードミクサ3a,3bから
のIF信号の出力端子を設け、その後、ブロードサイド
カプラ38で合成しても同様な効果を奏する。
【0091】以上のように、この実施の形態19によれ
ば、ショットキーダイオードを用いたミクサ3a,3b
と、電力分配器19と、90度分配器25と、ブロード
サイドカプラ38とにより構成したので、RF信号およ
びLO信号からIF信号を得ることができると共に、シ
ョットキーダイオードを用いたミクサ3a,3bはバイ
アス回路を必要としないため、回路は低電流および低電
圧で動作でき、また、回路を小型にできる。さらに、ブ
ロードサイドカプラ38は既存のプロセスで作成でき、
膜厚の制御が可能であり、且つ製造後に膜厚が変わらな
いため、結合量のばらつきを小さくできる。また、スル
ーホールの深さが一定であるため、位相量誤差を小さく
できる。
【0092】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、シリコン基板上にBiCMOSプロセスを用いて
集積化されたショットキーダイオードを含む第1の高周
波回路と、同一シリコン基板上にBiCMOSプロセス
を用いて集積化され、且つ第1の高周波回路に接続され
た接合形バイポーラトランジスタおよびMOSFETの
うちの少なくともいずれか一方を含む第2の高周波回路
とを備えるように構成したので、ショットキーダイオー
ドを用いることによって、回路全体を低電流および低電
圧で動作でき、また、ショットキーダイオードを用いた
回路は、バイアス回路を必要としないので、回路を小型
化することができる効果がある。
【0093】請求項2記載の発明によれば、第2の高周
波回路を、入力端子から入力された高周波信号を増幅す
る増幅器とし、第1の高周波回路を、第2の高周波回路
により増幅された高周波信号を周波数変換して出力端子
から出力するミクサとするように構成したので、ショッ
トキーダイオードを用いたミクサによって、回路全体を
低電流および低電圧で動作でき、また、ショットキーダ
イオードを用いたミクサは、バイアス回路を必要としな
いので、回路を小型化することができる効果がある。
【0094】請求項3記載の発明によれば、第2の高周
波回路を、pn接合形ダイオードを用いて高周波を発振
する電圧制御発振器とし、第1の高周波回路を、第1の
入力端子から入力された高周波信号を第2の高周波回路
により発振された高周波に応じて周波数変換して第1の
出力端子から出力するミクサとするように構成したの
で、ミクサおよび電圧制御発振器より成る回路構成にお
いて、低電流および低電圧で動作でき、また、ショット
キーダイオードを用いたミクサはバイアス回路を必要と
しないので、回路を小型化することができる効果があ
る。
【0095】請求項4記載の発明によれば、第1の高周
波回路を、ショットキーダイオードのアンチパラレルダ
イオードペアを用いたリミッタ回路とするように構成し
たので、増幅器への過入力を防いだり、増幅器の利得を
制限することができると共に、高周波で回路動作ができ
る効果がある。
【0096】請求項5記載の発明によれば、第1の高周
波回路を、高周波信号を入力する容量と、その容量に直
列接続され、その高周波信号を検波するショットキーダ
イオードと、容量とショットキーダイオードとの間に設
けられた検波信号出力端子とを備えた検波器とするよう
に構成したので、高周波での回路動作ができる検波器が
得られる効果がある。
【0097】請求項6記載の発明によれば、第2の高周
波回路を、入力端子から入力された高周波信号を増幅す
る増幅器とし、その増幅された高周波信号を第1の高周
波回路により検波して、その検波信号に応じて第2の高
周波回路の増幅器の利得を制御するように構成したの
で、増幅器は検波信号に応じた利得が得られると共に、
高周波での回路動作ができる効果がある。
【0098】請求項7記載の発明によれば、第2の高周
波回路を、第2の入力端子から入力された局部発振信号
を増幅する差動増幅器とし、第1の高周波回路を、その
増幅された局部発振信号と第1の入力端子から入力され
た高周波信号とを混合し検波して、その中間周波信号を
第1の出力端子から出力するバランス形ミクサとするよ
うに構成したので、バランス形ミクサにより、局部発振
信号および高周波信号から中間周波信号を出力できると
共に、ショットキーダイオードを用いたバランス形ミク
サはバイアス回路を必要としないため、全体回路は低電
流および低電圧で動作でき、また、回路を小型化できる
効果がある。
【0099】請求項8記載の発明によれば、第2の高周
波回路を、第1および第2の入力端子から入力された高
周波信号および局部発振信号を分配する90度分配器お
よび180度分配器とし、第1の高周波回路を、それら
90度分配器および180度分配器により分配された高
周波信号および局部発振信号を混合するミクサとして、
第1および第2の高周波回路により直交変調器を構成し
たので、ショットキーダイオードを用いたミクサはバイ
アス回路を必要としないため、回路は低電流および低電
圧で動作でき、また、回路を小型化できる直交変調器が
得られる効果がある。
【0100】請求項9記載の発明によれば、180度分
配器を、第2の入力端子から入力された局部発振信号の
同相成分と逆相成分とを出力する第1の差動増幅器と、
その第1の差動増幅器から出力された同相成分を入力
し、その同相成分に同相の局部発振信号に分配する第2
の差動増幅器と、第1の差動増幅器から出力された逆相
成分を入力し、その逆相成分に同相の局部発振信号に分
配する第3の差動増幅器とを備えるように構成したの
で、ショットキーダイオードを用いたミクサはバイアス
回路を必要としないため、回路は低電流および低電圧で
動作でき、また、回路を小型化できる直交変調器が得ら
れる効果がある。
【0101】請求項10記載の発明によれば、90度分
配器を、第1の入力端子から入力された高周波信号に4
5度の位相の遅れを発生させる積分回路と、第1の入力
端子から入力された高周波信号に45度の位相の進みを
発生させる微分回路とを備えるように構成したので、直
交変調器の機能を有すると共に、ショットキーダイオー
ドを用いたミクサはバイアス回路を必要としないため、
回路は低電流および低電圧で動作でき、また、回路を小
型化できる効果がある。
【0102】請求項11記載の発明によれば、90度分
配器を、第1の抵抗と可変容量ダイオードとして用いら
れる第1のpn接合形ダイオードから成り、第1の入力
端子から入力された高周波信号に45度の位相の遅れを
発生させる積分回路と、第2の抵抗と可変容量ダイオー
ドとして用いられる第2のpn接合形ダイオードから成
り、第1の入力端子から入力された高周波信号に45度
の位相の進みを発生させる微分回路とを備えるように構
成したので、直交変調器の機能を有すると共に、ショッ
トキーダイオードを用いたミクサはバイアス回路を必要
としないため、回路は低電流および低電圧で動作でき、
また、回路を小型化できる効果がある。
【0103】請求項12記載の発明によれば、90度分
配器を、シリコン基板上に設けられた第1の酸化シリコ
ン膜と、その第1の酸化シリコン膜上に設けられた第1
のストリップ導体と、第1の酸化シリコン膜および第1
のストリップ導体上に設けられた第2の酸化シリコン膜
と、その第2の酸化シリコン膜上に設けられた第2のス
トリップ導体とを備え、第1の入力端子から高周波信号
を第1および第2のストリップ導体のうちのいずれか一
方に入力し、それら第1および第2のストリップ導体か
ら90度の位相の異なる高周波信号を出力するブロード
サイドカプラから構成したので、ブロードサイドカプラ
は既存のプロセスで作成でき、膜厚の制御が可能であ
り、且つ製造後に膜厚が変わらないため、結合量のばら
つきを小さくできる。また、スルーホールの深さが一定
であるため、位相量誤差を小さくできる効果がある。
【0104】請求項13記載の発明によれば、180度
分配器を、シリコン基板上に設けられた第1の酸化シリ
コン膜と、その第1の酸化シリコン膜上に設けられた第
1のストリップ導体と、その第1のストリップ導体に接
続され、一端を接地した第1のショットキーダイオード
と、第1の酸化シリコン膜および第1のストリップ導体
上に設けられた第2の酸化シリコン膜と、その第2の酸
化シリコン膜上に設けられた第2のストリップ導体と、
その第2のストリップ導体に接続され、一端を接地した
第2のショットキーダイオードとを備え、第2の入力端
子から局部発振信号を第1および第2のストリップ導体
のうちのいずれか一方に入力し、その局部発振信号を入
力されていない第1または第2のストリップ導体から1
80度の位相の異なる局部発振信号を出力するブロード
サイドカプラから構成したので、ブロードサイドカプラ
は既存のプロセスで作成でき、膜厚の制御が可能であ
り、且つ製造後に膜厚が変わらないため、結合量のばら
つきを小さくできる。また、スルーホールの深さが一定
であるため、位相量誤差を小さくできる効果がある。
【0105】請求項14記載の発明によれば、第1およ
び第2のショットキーダイオードに代えて、可変容量ダ
イオードとして用いられる第1および第2のpn接合形
ダイオードを備えるように構成したので、ブロードサイ
ドカプラは既存のプロセスで作成でき、膜厚の制御が可
能であり、且つ製造後に膜厚が変わらないため、結合量
のばらつきを小さくできる。また、スルーホールの深さ
が一定であるため、位相量誤差を小さくできる効果があ
る。
【0106】請求項15記載の発明によれば、シリコン
基板上に設けられた第1の酸化シリコン膜,その第1の
酸化シリコン膜上に設けられた第1のストリップ導体,
第1の酸化シリコン膜および第1のストリップ導体上に
設けられた第2の酸化シリコン膜,その第2の酸化シリ
コン膜上に設けられた第2のストリップ導体を備え、第
1および第2の入力端子から高周波信号および局部発振
信号を第1および第2のストリップ導体に入力し、それ
ら第1および第2のストリップ導体から90度の位相の
異なる高周波信号および局部発振信号を出力する90度
分配器と、その90度分配器の第1および第2のストリ
ップ導体のいずれか一方の出力側に接続された90度移
相器と、その90度移相器に接続され、一端を接地した
第1のショットキーダイオードと、90度移相器に接続
されていない第1または第2のストリップ導体に第1の
ショットキーダイオードとは逆の極性に接続され、一端
を接地した第2のショットキーダイオードと、第1およ
び第2のショットキーダイオードの他端の信号を混合し
て中間周波信号を出力する第1の出力端子とを備えるよ
うに構成したので、90度分配器に高周波信号および局
部発振信号を入力すれば第1の出力端子から中間周波信
号を得ることができると共に、90度分配器は既存のプ
ロセスで作成でき、膜厚の制御が可能であり、且つ製造
後に膜厚が変わらないため、結合量のばらつきを小さく
できる。また、スルーホールの深さが一定であるため、
位相量誤差を小さくできる効果がある。
【0107】請求項16記載の発明によれば、シリコン
基板上に設けられた第1の酸化シリコン膜と、その第1
の酸化シリコン膜上に設けられた第1のストリップ導体
と、第1の酸化シリコン膜および第1のストリップ導体
上に設けられた第2の酸化シリコン膜と、その第2の酸
化シリコン膜上に設けられた第2のストリップ導体とを
備え、ミクサから中間周波信号を第1および第2のスト
リップ導体に入力し、それら第1および第2のストリッ
プ導体のうちのいずれか一方から合成された中間周波信
号を出力するブロードサイドカプラを構成したので、高
周波信号および局部発振信号から中間周波信号を得るこ
とができると共に、ショットキーダイオードを用いたミ
クサはバイアス回路を必要としないため、回路は低電流
および低電圧で動作でき、また、回路を小型化できる。
さらに、ブロードサイドカプラは既存のプロセスで作成
でき、膜厚の制御が可能であり、且つ製造後に膜厚が変
わらないため、結合量のばらつきを小さくできる。ま
た、スルーホールの深さが一定であるため、位相量誤差
を小さくできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体集積回
路を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による半導体集積回
路を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による半導体集積回
路を示す回路図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による半導体集積回
路を示す回路図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による半導体集積回
路を示す回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態6による半導体集積回
路を示す回路図である。
【図7】 この発明の実施の形態7による半導体集積回
路を示す回路図である。
【図8】 この発明の実施の形態8による半導体集積回
路を示す回路図である。
【図9】 この発明の実施の形態9による半導体集積回
路を示す回路図である。
【図10】 この発明の実施の形態10による半導体集
積回路を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態11による半導体集
積回路を示す回路図である。
【図12】 この発明の実施の形態12による半導体集
積回路を示す回路図である。
【図13】 この発明の実施の形態13による半導体集
積回路を示す回路図である。
【図14】 この発明の実施の形態14によるブロード
サイドカプラを示す平面図である。
【図15】 図14のA−B断面図である。
【図16】 この発明の実施の形態15による半導体集
積回路を示す回路図である。
【図17】 この発明の実施の形態16による半導体集
積回路を示す回路図である。
【図18】 この発明の実施の形態17による半導体集
積回路を示す回路図である。
【図19】 この発明の実施の形態18による半導体集
積回路を示す回路図である。
【図20】 この発明の実施の形態19による半導体集
積回路を示す回路図である。
【図21】 従来のギルバートセルバランスミクサを示
す回路図である。
【図22】 従来のブロード分布結合形方向性結合器を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコンチップ(シリコン基板)、2 増幅器(第
2の高周波回路)、3,3a,3b ミクサ(第1の高
周波回路)、4 入力端子、5 出力端子、6a,6b
接合形バイポーラトランジスタ(差動増幅器,第2の
差動増幅器)、6c,6d 接合形バイポーラトランジ
スタ(第3の差動増幅器)、7 pn接合形ダイオー
ド、7a pn接合形ダイオード(積分回路,第1のp
n接合形ダイオード)、7b pn接合形ダイオード
(微分回路,第2のpn接合形ダイオード)、8 電圧
制御発振器、9 RF信号端子(第1の入力端子)、1
0 IF信号端子(第1の出力端子)、11 ショット
キーダイオード、11a ショットキーダイオード(第
1のショットキーダイオード)、11b ショットキー
ダイオード(第2のショットキーダイオード)、12
アンチパラレルダイオードペア(リミッタ回路)、15
容量、16 検波信号出力端子、17a 抵抗(差動
増幅器,第2の差動増幅器,積分回路)、17b 抵抗
(差動増幅器,第2の差動増幅器,微分回路)、17
c,17d 抵抗(第3の差動増幅器)、18 差動増
幅器(第1の差動増幅器)、19 電力分配器(90度
分配器)、22 LO信号端子(第2の入力端子)、2
3 電流源(差動増幅器)、23a電流源(第2の差動
増幅器)、23b 電流源(第3の差動増幅器)、25
90度分配器(第2の高周波回路)、26 180度
分配器(第2の高周波回路)、28a MOSFET
(積分回路)、28b MOSFET(微分回路)、3
0 第1のストリップ導体、31 第2のストリップ導
体、37a 絶縁体(第1の酸化シリコン膜)、37b
絶縁体(第2の酸化シリコン膜)、38 ブロードサ
イドカプラ、39 90度移相器(90度分配器)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01P 5/18 H03F 3/60

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上にBiCMOSプロセス
    を用いて集積化されたショットキーダイオードを含む第
    1の高周波回路と、上記シリコン基板上にBiCMOS
    プロセスを用いて集積化され、且つ上記第1の高周波回
    路に接続された接合形バイポーラトランジスタおよびM
    OSFETのうちの少なくともいずれか一方を含む第2
    の高周波回路とを備えた半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 第2の高周波回路は、入力端子から入力
    された高周波信号を増幅する増幅器であり、第1の高周
    波回路は、上記第2の高周波回路により増幅された高周
    波信号を周波数変換して出力端子から出力するミクサで
    あることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 第2の高周波回路は、pn接合形ダイオ
    ードを可変容量ダイオードとして用いて高周波を発振す
    る電圧制御発振器であり、第1の高周波回路は、第1の
    入力端子から入力された高周波信号を上記第2の高周波
    回路により発振された高周波に応じて周波数変換して第
    1の出力端子から出力するミクサであることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 第1の高周波回路は、ショットキーダイ
    オードのアンチパラレルダイオードペアを用いたリミッ
    タ回路であることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 第1の高周波回路は、高周波信号を入力
    する容量と、その容量に一端を接地して直列接続され、
    その高周波信号を検波するショットキーダイオードと、
    上記容量と上記ショットキーダイオードとの間に設けら
    れた検波信号出力端子とを備えた検波器であることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の半導体集積回
    路。
  6. 【請求項6】 第2の高周波回路は、入力端子から入力
    された高周波信号を増幅する増幅器であり、その増幅さ
    れた高周波信号を第1の高周波回路により検波して、そ
    の検波信号に応じて上記第2の高周波回路の増幅器の利
    得を制御することを特徴とする請求項5記載の半導体集
    積回路。
  7. 【請求項7】 第2の高周波回路は、第2の入力端子か
    ら入力された局部発振信号を増幅する差動増幅器であ
    り、第1の高周波回路は、その増幅された局部発振信号
    と第1の入力端子から入力された高周波信号とを混合し
    検波して、中間周波信号を第1の出力端子から出力する
    バランス形ミクサであることを特徴とする請求項1記載
    の半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 第2の高周波回路は、第1および第2の
    入力端子から入力された高周波信号および局部発振信号
    を分配する90度分配器および180度分配器であり、
    第1の高周波回路は、それら90度分配器および180
    度分配器により分配された高周波信号および局部発振信
    号を混合するミクサであり、上記第1および第2の高周
    波回路により直交変調器を構成したことを特徴とする請
    求項1記載の半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 180度分配器は、第2の入力端子から
    入力された局部発振信号の同相成分と逆相成分とを出力
    する第1の差動増幅器と、その第1の差動増幅器から出
    力された同相成分を入力し、その同相成分に同相の局部
    発振信号に分配する第2の差動増幅器と、上記第1の差
    動増幅器から出力された逆相成分を入力し、その逆相成
    分に同相の局部発振信号に分配する第3の差動増幅器と
    を備えたことを特徴とする請求項8記載の半導体集積回
    路。
  10. 【請求項10】 90度分配器は、第1の入力端子から
    入力された高周波信号に45度の位相の遅れを発生させ
    る積分回路と、上記第1の入力端子から入力された高周
    波信号に45度の位相の進みを発生させる微分回路とを
    備えたことを特徴とする請求項8または請求項9記載の
    半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 90度分配器は、第1の抵抗と可変容
    量ダイオードとして用いられる第1のpn接合形ダイオ
    ードから成り、第1の入力端子から入力された高周波信
    号に45度の位相の遅れを発生させる積分回路と、第2
    の抵抗と可変容量ダイオードとして用いられる第2のp
    n接合形ダイオードから成り、上記第1の入力端子から
    入力された高周波信号に45度の位相の進みを発生させ
    る微分回路とを備えたことを特徴とする請求項8または
    請求項9記載の半導体集積回路。
  12. 【請求項12】 90度分配器は、シリコン基板上に設
    けられた第1の酸化シリコン膜と、その第1の酸化シリ
    コン膜上に設けられた第1のストリップ導体と、上記第
    1の酸化シリコン膜および上記第1のストリップ導体上
    に設けられた第2の酸化シリコン膜と、その第2の酸化
    シリコン膜上に設けられた第2のストリップ導体とを備
    え、第1の入力端子から高周波信号を上記第1および第
    2のストリップ導体のうちのいずれか一方に入力し、そ
    れら第1および第2のストリップ導体から90度の位相
    の異なる高周波信号を出力するブロードサイドカプラを
    構成したことを特徴とする請求項8または請求項9記載
    の半導体集積回路。
  13. 【請求項13】 180度分配器は、シリコン基板上に
    設けられた第1の酸化シリコン膜と、その第1の酸化シ
    リコン膜上に設けられた第1のストリップ導体と、その
    第1のストリップ導体に接続され、一端を接地した第1
    のショットキーダイオードと、上記第1の酸化シリコン
    膜および上記第1のストリップ導体上に設けられた第2
    の酸化シリコン膜と、その第2の酸化シリコン膜上に設
    けられた第2のストリップ導体と、その第2のストリッ
    プ導体に接続され、一端を接地した第2のショットキー
    ダイオードとを備え、第2の入力端子から局部発振信号
    を上記第1および第2のストリップ導体のうちのいずれ
    か一方に入力し、その局部発振信号を入力されていない
    第1または第2のストリップ導体から180度の位相の
    異なる局部発振信号を出力するブロードサイドカプラを
    構成したことを特徴とする請求項8および請求項10か
    ら請求項12のうちのいずれか1項記載の半導体集積回
    路。
  14. 【請求項14】 第1および第2のショットキーダイオ
    ードに代えて、可変容量ダイオードとして用いられる第
    1および第2のpn接合形ダイオードを備えたことを特
    徴とする請求項13記載の半導体集積回路。
  15. 【請求項15】 シリコン基板上に設けられた第1の酸
    化シリコン膜,その第1の酸化シリコン膜上に設けられ
    た第1のストリップ導体,上記第1の酸化シリコン膜お
    よび上記第1のストリップ導体上に設けられた第2の酸
    化シリコン膜,その第2の酸化シリコン膜上に設けられ
    た第2のストリップ導体を備え、第1および第2の入力
    端子から高周波信号および局部発振信号を上記第1およ
    び第2のストリップ導体に入力し、それら第1および第
    2のストリップ導体から90度の位相の異なる高周波信
    号および局部発振信号を出力する90度分配器と、その
    90度分配器の第1および第2のストリップ導体のいず
    れか一方の出力側に接続された90度移相器と、その9
    0度移相器に接続され、一端を接地した第1のショット
    キーダイオードと、上記90度移相器に接続されていな
    い第1または第2のストリップ導体に上記第1のショッ
    トキーダイオードとは逆の極性に接続され、一端を接地
    した第2のショットキーダイオードと、上記第1および
    第2のショットキーダイオードの他端の信号を混合して
    中間周波信号を出力する第1の出力端子とを備えた半導
    体集積回路。
  16. 【請求項16】 シリコン基板上に設けられた第1の酸
    化シリコン膜と、その第1の酸化シリコン膜上に設けら
    れた第1のストリップ導体と、上記第1の酸化シリコン
    膜および上記第1のストリップ導体上に設けられた第2
    の酸化シリコン膜と、その第2の酸化シリコン膜上に設
    けられた第2のストリップ導体とを備え、ミクサから中
    間周波信号を上記第1および第2のストリップ導体に入
    力し、それら第1および第2のストリップ導体のうちの
    いずれか一方から合成された中間周波信号を出力するブ
    ロードサイドカプラを構成したことを特徴とする請求項
    8記載の半導体集積回路。
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