JPH10241510A - 開閉機器用操作装置 - Google Patents

開閉機器用操作装置

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JPH10241510A
JPH10241510A JP4374397A JP4374397A JPH10241510A JP H10241510 A JPH10241510 A JP H10241510A JP 4374397 A JP4374397 A JP 4374397A JP 4374397 A JP4374397 A JP 4374397A JP H10241510 A JPH10241510 A JP H10241510A
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JP
Japan
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fixed
container
gap
operating device
rotation
Prior art date
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Application number
JP4374397A
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English (en)
Inventor
Takeshi Komatsu
健 小松
Atsuya Nakajima
敦哉 中嶋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化ならびに機械的強度の信頼性の向上を
図る。 【解決手段】 回転軸主軸を囲繞するように配設され内
部に作用媒体68が貯溜された容器67と、容器67内
に回転主軸に固着される回転体69と摺動可能に嵌合し
て配設され内周面に回転体69との間に円弧状の空隙7
0を形成する段部71および段部71の少なくとも両端
近傍に外周側に貫通するオリフィス72a、72eがそ
れぞれ形成された環状のシリンダ73と、回転体69に
固着され回転主軸の回転に伴って空隙70内を移動し空
隙70内の作用媒体68を一端側のオリフィス72aか
ら容器67内に排出するピストン74とからなる緩衝器
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駆動時の緩衝作
用を有する開閉機器用操作装置に係り、特に緩衝部の構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば特開昭63−281327
号公報に示された従来の開閉機器用操作装置の閉路動作
状態の構成を示す正面図、図10は図9における開閉機
器用操作装置の開路動作状態の構成を示す正面図、図1
1は図9および図10における緩衝器の構成を示す断面
図である。図において、1は開路用トーションバー2の
一端が固着された回転主軸で、開路用トーションバー2
により反時計方向の回転力が付勢されている。3は回転
主軸1に回転中心部が固着され一端側にピン4およびロ
ーラ5が設けられた出力レバーである。
【0003】6はこの出力レバー3の他端側とリンク7
を介して連結された緩衝器で、図11に示すように、リ
ンク7と連結されたピストン8と、このピストン8が摺
動自在でオリフィス9aないし9dが設けられたシリン
ダ9と、各オリフィス9aないし9dを介してシリンダ
9内と連通された低圧室10と、この低圧室10内に貯
溜された例えば油などの作用媒体11とで構成されてい
る。12は固定接触子、13はこの固定接触子12と接
離する可動接触子で、出力レバー3の一端側にリンク機
構14を介して連結されている。
【0004】15は閉路用トーションバー16の一端が
固着された閉路用主軸で、閉路用トーションバー16に
より反時計方向の回転力が付勢されている。17は一端
が閉路用主軸15に固着された閉路用レバー、18は一
端が棒ピン19を介して閉路用レバー17の他端側に、
他端がピン20を介して後述の大歯車にそれぞれ連結さ
れたリンク、21は上述のようにリンク18の他端側と
ピン20を介して連結されるとともに、小歯車22と噛
合される大歯車で、一部に切欠き21aが設けられ閉路
用トーションバー16の蓄勢状態において、小歯車22
との噛合がはずれるようになっている。
【0005】23は大歯車21とカム軸24を介して連
結されるカムで、一部に係合ピン25が突設されてい
る。26は一端が係合ピン25に係合される閉路用ラッ
チ、27はプランジャ、28は閉路用電磁石、29はプ
ランジャ27の一端に連結される操作片、30は一端が
操作片29に、他端が閉路用ラッチ26にそれぞれ係合
される閉路用トリガ、31はプランジャ、32は開路用
電磁石、33は一端がピン4に係合される開路用ラッ
チ、34は一端がプランジャ31の先端と対向し、他端
が開路用ラッチ33に係合される開路用トリガ、35は
装置のフレームである。
【0006】次に、上記のように構成された開閉機器用
操作装置の動作について説明する。まず開路動作は、図
9に示す閉路状態において、出力レバー3は開路用トー
ションバー2により反時計方向の回転力が付勢されてお
り、この回転力は開路用ラッチ33および開路用トリガ
34により保持されている。そして、この状態で開路用
電磁石32が励磁されると、プランジャ31が図中右方
向に移動し先端で開路用トリガ34の一端側を押すこと
により、開路用トリガ34が時計方向に回転し、開路用
ラッチ33は出力レバー3に設けられたピン4からの力
を受けて反時計方向に回転する。
【0007】そして、開路用ラッチ33がピン4からは
ずれると、開路用トーションバー2の回転力により出力
レバー3は反時計方向に高速で回転し、リンク機構14
を介して連結される可動接触子13がこの回転により図
中左方向に移動して、固定接触子12から離脱し図10
に示すような開路状態となる。この時、出力レバー3に
リンク7を介して連結されたピストン8は、シリンダ9
の内部を図中右方向に移動し、シリンダ9内に満たされ
た作用媒体11を各オリフィス9b、9c、9dより順
次排出しつつ作用媒体11を圧縮して緩衝作用を得る。
【0008】次いで閉路動作は、図10に示す開路状態
において、カム23は閉路用レバー17、リンク18お
よび大歯車21を介して連結された閉路用トーションバ
ー16により時計方向に回転力が付勢されており、この
回転力は閉路用ラッチ26および閉路用トリガ30によ
り保持されている。そして、この状態で閉路用電磁石2
8が励磁されると、プランジャ27が図中右方向に移動
し操作片29で閉路用トリガ30を押すことにより閉路
用トリガ30が時計方向に回転し、閉路用ラッチ26は
カム23に設けられたピン20からの力を受けて反時計
方向に回転する。
【0009】そして、閉路用ラッチ26が係合ピン25
からはずれると、カム23は閉路用トーションバー16
の回転力により時計方向に高速で回転し出力レバー3に
設けられたローラ5を押し上げる。すると出力レバー3
は開路用トーションバー2を蓄勢しながら時計方向に回
転し、リンク機構14を介して連結される可動接触子1
3がこの回転により図中右方向に移動して、固定接触子
12に接合し図9に示すような閉路状態となる。この
時、ピストン8は開路動作の場合と逆方向、すなわちシ
リンダ9の内部を図中左方向に移動し、シリンダ9内に
満たされた作用媒体11を各オリフィス9c、9b、9
aより順次排出しつつ作用媒体11を圧縮して緩衝作用
を得る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の開閉機器用操作
装置は以上のように構成され、緩衝器6が図11に示す
ように直線運動することにより緩衝力を得る構造となっ
ているので、ピストン8の動作距離を確保するために装
置のフレーム35の外部に突出して構成しなければなら
ず装置として大型化し、又、出力レバー3とリンク7を
介して連結されているので、リンク7に非常に大きな曲
げ荷重が作用するため、機械的強度の信頼性が低下する
という問題点があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、大型化することなく機械的強度
の信頼性の向上を図ることが可能な開閉機器用操作装置
を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る開閉機器用操作装置は、蓄勢手段に蓄勢されたエネル
ギを回転軸を介して取り出し回転軸の回転により固定接
触子と接離する可動接触子を駆動するようにした開閉機
器用操作装置において、回転軸を囲繞するように配設さ
れ内部に作用媒体が貯溜された容器と、容器内に回転軸
に固着される回転体と摺動可能に嵌合して配設され内周
面に回転体との間に円弧状の空隙を形成する段部および
段部の少なくとも両端近傍に外周側に貫通するオリフィ
スがそれぞれ形成された環状のシリンダと、回転体に固
着され回転軸の回転に伴って空隙内を移動し空隙内の作
用媒体を一端側のオリフィスから容器内に排出するピス
トンとからなる緩衝器を備え、可動接触子の動きに制動
力を作用させるようにしたものである。
【0013】又、この発明の請求項2に係る開閉機器用
操作装置は、請求項1において、シリンダの段部を周方
向に複数箇所形成し、回転体の各段部と対応する位置に
それぞれピストンを固着するようにしたものである。
【0014】又、この発明の請求項3に係る開閉機器用
操作装置は、蓄勢手段に蓄勢されたエネルギを回転軸を
介して取り出し回転軸の回転により固定接触子と接離す
る可動接触子を駆動するようにした開閉機器用操作装置
において、回転軸を囲繞するように配設され内部に作用
媒体が貯溜された容器と、回転軸に固着され内部に周方
向に沿った円弧状の空隙を形成する切欠部および切欠部
の少なくとも両端近傍に外周側に貫通するオリフィスが
それぞれ形成された棒状のシリンダと、切欠部を貫通し
て容器に固着され回転軸の回転に伴って空隙内を相対的
に移動し空隙内の作用媒体を一端側のオリフィスから容
器内に排出するピストンとからなる緩衝器を備え、可動
接触子の動きに制動力を作用させるようにしたものであ
る。
【0015】又、この発明の請求項4に係る開閉機器用
操作装置は、請求項3において、シリンダの切欠部を周
方向に複数箇所形成し、容器の各切欠部と対応する位置
にそれぞれピストンを固着するようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1における
開閉機器用操作装置の閉路動作状態の構成を示す正面
図、図2は図1における開閉機器用操作装置の開路動作
状態の構成を示す正面図、図3は図1における開閉機器
用操作装置の緩衝器の構成を示す正面断面図、図4は図
3における線IV−IVに沿った断面を示す側面断面図
である。
【0017】図において、36は開路用トーションバー
37の一端が固着された回転主軸で、開路用トーション
バー37により反時計方向の回転力が付勢されている。
38は回転主軸36に回転中心部が固着され一端側にピ
ン39およびローラ40が設けられた出力レバー、41
は閉路用トーションバー42の一端が固着された閉路用
主軸で、閉路用トーションバー42により反時計方向の
回転力が付勢されている。43は一端が閉路用主軸41
に固着された閉路用レバーである。
【0018】44は一端が棒ピン45を介して閉路用レ
バー43の他端側に、他端がピン46を介して後述の大
歯車にそれぞれ連結されたリンク、47は上述のように
リンク44の他端側とピン46を介して連結されるとと
もに、小歯車48と噛合される大歯車で、一部に切欠き
47aが設けられ閉路用トーションバー42の蓄勢状態
において、小歯車48との噛合がはずれるようになって
いる。49は大歯車47とカム軸50を介して連結され
るカムで、一部に係合ピン51が突設されている。
【0019】52は一端が係合ピン51に係合された閉
路用ラッチ、53はプランジャ、54は閉路用電磁石、
55はプランジャ53の一端に連結される操作片、56
は一端が操作片55に、他端が閉路用ラッチ52にそれ
ぞれ係合される閉路用トリガ、57はプランジャ、58
は開路用電磁石、59は一端がピン39に係合される開
路用ラッチ、60は一端がプランジャ57の先端と対向
し、他端が開路用ラッチ59に係合された開路用トリ
ガ、61は装置のフレーム、62は固定接触子、63は
この固定接触子62と接離する可動接触子で、出力レバ
ー38の一端側にリンク機構64を介して連結されてい
る。
【0020】65は開路用トーションバー37に連結さ
れた緩衝器で、図3および図4に示すように、回転主軸
36を囲繞するように配設されフレーム61とともに低
圧室66を形成する容器67と、この容器67内に貯溜
された例えば油などの作用媒体68と、開路用トーショ
ンバー37に固着された円柱状の回転体69と、この回
転体69の外周面と摺動可能に嵌合して配設され、内周
面の一部に回転体69との間に円弧状の空隙70を形成
する段部71、および段部71の周方向に所定の間隔で
外周側に貫通する複数のオリフィス72aないし72e
がそれぞれ形成された環状のシリンダ73と、回転体6
9の外周に固着され回転体69の回転に伴って空隙70
内を移動するピストン74とで構成されている。
【0021】次に、上記のように構成された開閉機器用
操作装置の動作について説明する。まず開路動作は、図
1に示す閉路状態において、出力レバー38は開路用ト
ーションバー37により反時計方向の回転力が付勢され
ており、この回転力は開路用ラッチ59および開路用ト
リガ60により保持されている。そして、この状態で開
路用電磁石58が励磁されると、プランジャ57が図中
右方向に移動し先端で開路用トリガ60の一端側を押す
ことにより、開路用トリガ60が時計方向に回転し、開
路用ラッチ59は出力レバー38に設けられたピン39
からの力を受けて反時計方向に回転する。
【0022】そして、開路用ラッチ59がピン39から
はずれると、開路用トーションバー37の回転力により
出力レバー38は反時計方向に高速で回転し、リンク機
構64を介して連結される可動接触子63がこの回転に
より図中左方向に移動して、固定接触子12から離脱し
図2に示すような開路状態となる。この時、開路用トー
ションバー37に固着された回転体69は反時計方向に
回転し、この回転に伴ってピストン74もシリンダ73
の空隙70内を反時計方向に移動し、空隙70内に満た
された作用媒体68を各オリフィス72d、72c、7
2b、72aより順次排出させることにより作用媒体6
8を圧縮して緩衝作用を得る。
【0023】次いで閉路動作は、図2に示す開路状態に
おいて、カム49は閉路用レバー43、リンク44およ
び大歯車47を介して連結された閉路用トーションバー
42により時計方向の回転力が付勢されており、この回
転力は閉路用ラッチ52および閉路用トリガ56により
保持されている。そして、この状態で閉路用電磁石54
が励磁されると、プランジャ53が図中右方向に移動し
操作片55で閉路用トリガ56を押すことにより、閉路
用トリガ56が時計方向に回転し、閉路用ラッチ52は
カム49に設けられたピン46からの力を受けて反時計
方向に回転する。
【0024】そして、閉路用ラッチ52が係合ピン51
からはずれると、カム49は閉路用トーションバー42
の回転力により時計方向に高速で回転し、出力レバー3
8に設けられたローラ40を押し上げる。すると出力レ
バー38は開路用トーションバー37を蓄勢しながら時
計方向に回転し、リンク機構64を介して連結される可
動接触子63がこの回転により図中右方向に移動して、
固定接触子62に接合し図1に示すような閉路状態とな
る。この時、回転体69は開路動作の場合と逆の時計方
向に回転し、この回転に伴ってピストン74もシリンダ
73の空隙70内を時計方向に移動し、空隙70内に満
たされた作用媒体68を各オリフィス72b、72c、
72d、72eより順次排出することにより作用媒体6
8を圧縮して緩衝作用を得る。
【0025】このように上記実施の形態1によれば、回
転主軸36を囲繞するように配設され作用媒体68が貯
溜された容器67内に、開路用トーションバー37に固
着された円柱状の回転体69と、この回転体69の外周
面と摺動可能に嵌合して配設され、内周面の一部に回転
体69との間に円弧状の空隙70を形成する段部71、
および段部71の周方向に所定の間隔で外周側に貫通す
る複数のオリフィス72aないし72eがそれぞれ形成
された環状のシリンダ73と、回転体69の外周に固着
され回転体69の回転に伴って空隙70内を移動するピ
ストン74とを配置することにより緩衝器65を構成し
たので、フレーム61の外方に突出することもなく、
又、非常に大きな曲げ荷重が作用するリンクが不要とな
ることにより、小型化ならびに機械的強度の信頼性が向
上する。
【0026】尚、上記構成では図3に示すように、空隙
70を回転体69の外周部に1箇所形成する場合につい
て説明したが、図5に示すように、シリンダ73の内周
面に段部71を複数箇所形成してそれぞれ空隙70を形
成し、回転体69の各段部71と対応する位置にそれぞ
れピストン74を固着するようにしても良く、上記と同
様に小型化ならびに機械的強度の信頼性が向上すること
は勿論のこと、空隙70を複数としたことにより緩衝作
用時に高圧を受ける面積を拡大することができるため、
緩衝器65を構成する各部品の肉厚を薄くすることがで
き軽量化が可能になる。
【0027】実施の形態2.図6はこの発明の実施の形
態2における開閉機器用操作装置の緩衝器の構成を示す
正面断面図、図7は図6における線VII−VIIに沿
った断面を示す側面断面図である。図において、上記実
施の形態1におけると同様な部分は同一符号を付して説
明を省略する。75は開路用トーションバー37に連結
された緩衝器で、図6および図7に示すように、容器6
7と、この容器67内に貯溜された作用媒体68と、開
路用トーションバー37に固着され、内部に周方向に沿
った円弧状の空隙76を形成する切欠部77、およびこ
の切欠部77の周方向に所定の間隔で外周側に貫通する
複数のオリフィス78aないし78eがそれぞれ形成さ
れた棒状のシリンダ79と、切欠部77を軸方向に貫通
して容器67に固着されたピストン80とで構成されて
いる。
【0028】次に、上記のように構成された緩衝器の動
作について説明する。図示はしないが、上記実施の形態
1の場合と同様に開路動作が行われて、開路用トーショ
ンバー37が反時計方向に回転すると、この回転に伴っ
てシリンダ79も反時計方向に回転する。この時、ピス
トン80は空隙76内を相対的に時計方向に移動し、空
隙76内に満たされた作用媒体68を各オリフィス78
b、78c、78d、78eより順次排出させることに
より作用媒体68を圧縮して緩衝作用を得る。
【0029】一方、閉路動作が行われて上記とは逆にト
ーションバー37が時計方向に回転すると、この回転に
伴ってシリンダ79も時計方向に回転する。この時、ピ
ストン80は空隙76内を相対的に反時計方向に移動
し、空隙76内に満たされた作用媒体68を各オリフィ
ス78d、78c、78b、78aより順次排出させる
ことにより作用媒体68を圧縮して緩衝作用を得る。
【0030】このように上記実施の形態2によれば、作
用媒体68が貯溜された容器67内に、開路用トーショ
ンバー37に固着され、内部に周方向に沿った円弧状の
空隙76を形成する切欠部77、およびこの切欠部77
の周方向に所定の間隔で外周側に貫通する複数のオリフ
ィス78aないし78eがそれぞれ形成された棒状のシ
リンダ79と、切欠部77を軸方向に貫通して容器67
に固着されたピストン80とを配置して緩衝器75を構
成したので、上記実施の形態1の場合と同様にフレーム
61の外方に突出することもなく、又、非常に大きな曲
げ荷重が作用するリンクが不要となることにより、小型
化ならびに機械的強度の信頼性が向上する。
【0031】尚、上記構成では図6に示すように、空隙
76をシリンダ79の内部に1箇所形成する場合につい
て説明したが、図8に示すように、シリンダ79の内部
に切欠部77を複数箇所形成してそれぞれ空隙76を形
成し、容器67の各切欠部77と対応する位置にそれぞ
れピストン80を固着するようにしても良く、上記と同
様に小型化ならびに機械的強度の信頼性が向上すること
は勿論のこと、空隙76を複数としたことにより緩衝作
用時に高圧を受ける面積を拡大することができるため、
緩衝器75を構成する各部品の肉厚を薄くすることがで
き軽量化が可能になる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、蓄勢手段に蓄勢されたエネルギを回転軸を介して
取り出し回転軸の回転により固定接触子と接離する可動
接触子を駆動するようにした開閉機器用操作装置におい
て、回転軸を囲繞するように配設され内部に作用媒体が
貯溜された容器と、容器内に回転軸に固着される回転体
と摺動可能に嵌合して配設され内周面に回転体との間に
円弧状の空隙を形成する段部および段部の少なくとも両
端近傍に外周側に貫通するオリフィスがそれぞれ形成さ
れた環状のシリンダと、回転体に固着され回転軸の回転
に伴って空隙内を移動し空隙内の作用媒体を一端側のオ
リフィスから容器内に排出するピストンとからなる緩衝
器を備え、可動接触子の動きに制動力を作用させるよう
にしたので、小型化ならびに機械的強度の信頼性を向上
させることが可能な開閉機器用操作装置を提供すること
ができる。
【0033】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、シリンダの段部を周方向に複数箇所形成
し、回転体の各段部と対応する位置にそれぞれピストン
を固着するようにしたので、小型化ならびに機械的強度
の信頼性の向上が可能であることは勿論のこと、軽量化
が可能な開閉機器用操作装置を提供することができる。
【0034】又、この発明の請求項3によれば、蓄勢手
段に蓄勢されたエネルギを回転軸を介して取り出し回転
軸の回転により固定接触子と接離する可動接触子を駆動
するようにした開閉機器用操作装置において、回転軸を
囲繞するように配設され内部に作用媒体が貯溜された容
器と、回転軸に固着され内部に周方向に沿った円弧状の
空隙を形成する切欠部および切欠部の少なくとも両端近
傍に外周側に貫通するオリフィスがそれぞれ形成された
棒状のシリンダと、切欠部を貫通して容器に固着され回
転軸の回転に伴って空隙内を相対的に移動し空隙内の作
用媒体を一端側のオリフィスから容器内に排出するピス
トンとからなる緩衝器を備え、可動接触子の動きに制動
力を作用させるようにしたので、小型化ならびに機械的
強度の信頼性を向上させることが可能な開閉機器用操作
装置を提供することができる。
【0035】又、この発明の請求項4によれば、請求項
3において、シリンダの切欠部を周方向に複数箇所形成
し、容器の各切欠部と対応する位置にそれぞれピストン
を固着するようにしたので、小型化ならびに機械的強度
の信頼性の向上が可能であることは勿論のこと、軽量化
が可能な開閉機器用操作装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における開閉機器用
操作装置の閉路状態の構成を示す正面図である。
【図2】 図1における開閉機器用操作装置の開路動作
状態の構成を示す正面図である。
【図3】 図1における開閉機器用操作装置の緩衝器の
構成を示す正面断面図である。
【図4】 図3における線IV−IVに沿った断面を示
す断面図である。
【図5】 図1における開閉機器用操作装置の緩衝器の
図3とは異なる構成を示す正面断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2における開閉機器用
操作装置の緩衝器の構成を示す正面断面図である。
【図7】 図6における線VII−VIIに沿った断面
を示す断面図である。
【図8】 図6における開閉機器用操作装置の緩衝器の
異なる構成を示す正面断面図である。
【図9】 従来の開閉機器用操作装置の閉路動作状態の
構成を示す正面図である。
【図10】 図9における開閉機器用操作装置の開路動
作状態の構成を示す正面図である。
【図11】 図9および図10における緩衝器の構成を
示す断面図である。
【符号の説明】
36 回転主軸、37 開路用トーションバー、61
フレーム、62 固定接触子、63 可動接触子、6
5,75 緩衝器、67 容器、68 作用媒体、69
回転体、70,76 空隙、71 段部、72a〜7
2c,78a〜78c オリフィス、73,79 シリ
ンダ、74,80 ピストン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄勢手段に蓄勢されたエネルギを回転軸
    を介して取り出し上記回転軸の回転により固定接触子と
    接離する可動接触子を駆動するようにした開閉機器用操
    作装置において、上記回転軸を囲繞するように配設され
    内部に作用媒体が貯溜された容器と、上記容器内に上記
    回転軸に固着される回転体と摺動可能に嵌合して配設さ
    れ内周面に上記回転体との間に円弧状の空隙を形成する
    段部および上記段部の少なくとも両端近傍に外周側に貫
    通するオリフィスがそれぞれ形成された環状のシリンダ
    と、上記回転体に固着され上記回転軸の回転に伴って上
    記空隙内を移動し上記空隙内の作用媒体を上記一端側の
    オリフィスから上記容器内に排出するピストンとからな
    る緩衝器を備え、上記可動接触子の動きに制動力を作用
    させるようにしたことを特徴とする開閉機器用操作装
    置。
  2. 【請求項2】 シリンダの段部は周方向に複数箇所形成
    され上記回転体の上記各段部と対応する位置にそれぞれ
    ピストンが固着されていることを特徴とする請求項1記
    載の開閉機器用操作装置。
  3. 【請求項3】 蓄勢手段に蓄勢されたエネルギを回転軸
    を介して取り出し上記回転軸の回転により固定接触子と
    接離する可動接触子を駆動するようにした開閉機器用操
    作装置において、上記回転軸を囲繞するように配設され
    内部に作用媒体が貯溜された容器と、上記回転軸に固着
    され内部に周方向に沿った円弧状の空隙を形成する切欠
    部および上記切欠部の少なくとも両端近傍に外周側に貫
    通するオリフィスがそれぞれ形成された棒状のシリンダ
    と、上記切欠部を貫通して上記容器に固着され上記回転
    軸の回転に伴って上記空隙内を相対的に移動し上記空隙
    内の作用媒体を上記一端側のオリフィスから上記容器内
    に排出するピストンとからなる緩衝器を備え、上記可動
    接触子の動きに制動力を作用させるようにしたことを特
    徴とする開閉機器用操作装置。
  4. 【請求項4】 シリンダの切欠部は周方向に複数箇所形
    成され上記容器の上記各切欠部と対応する位置にそれぞ
    れピストンが固着されていることを特徴とする請求項3
    記載の開閉機器用操作装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013160409A1 (fr) 2012-04-26 2013-10-31 Alstom Technology Ltd Dispositif d'actionnement des contacts d'un disjoncteur comportant une barre de torsion

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