JPH1024106A - 注射針取り外し器 - Google Patents

注射針取り外し器

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JPH1024106A
JPH1024106A JP8201162A JP20116296A JPH1024106A JP H1024106 A JPH1024106 A JP H1024106A JP 8201162 A JP8201162 A JP 8201162A JP 20116296 A JP20116296 A JP 20116296A JP H1024106 A JPH1024106 A JP H1024106A
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JP
Japan
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injection needle
main body
syringe
needle
lid
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Application number
JP8201162A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Kitano
充 北野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療現場で注射器から注射針を安全に取り外
して分別回収できる注射針取り外し器。 【解決手段】 全方向で曲面となる上部の球面に、注射
器と注射針とのギャップ部が嵌入可能なV字型スリット
を形成した注射針離脱部材が筒状の本体の外側に、上部
球面が本体の上端より上方に位置すると共に、引き金操
作によって本体側へ回動可能に付設し、本体の下端部を
回収容器の装着部としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療現場で注射器
から注射針を安全に取り外して分別回収できる注射針取
り外し器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、注射器から注射針を取り外す為の
ものとして、手動及び電動の器具・装置が発明・考案さ
れていた。即ち、図4に示す左右をテーパー形に形成し
た注射針取り外し具101では、案内欠部103に連な
って形成された係合凹孔104を用いて、注射器の筒先
105に注射針を嵌合させた時にできる注射器の外筒1
06と、注射針の出縁107との嵌入ギャップ16の部
分を係合させてこじることにより、注射針を取り外して
いた。注射針取り外し具101を回収容器の側壁に取付
穴孔102を係合させて取り付けることにより、注射針
は、その針先端部を注射針回収容器の内側に臨ませ、そ
のまま注射針回収容器内へ落下させるようにしていた。
【0003】又、図6に示す注射針取り外し器では、蓋
108に形成された挿入穴110の所から注射針部分を
挿入し、取り外し用穴111に沿って移動させながら注
射器を引き抜くようにしていた。この場合も注射針先端
部は注射針回収容器109の内側に臨ませ、そのまま注
射針回収容器109内へ落下させるようにしていた。
【0004】この他にも廃物利用の空き缶等を注射針回
収容器として利用する蓋形式の折りたたみ携帯型の形状
を持つもの等が発明・考案されているが、電動式を除い
て全て注射針部分を引っかけて、注射器側をこじるか引
き抜くようにして取り外していた。
【0005】一方、電動式では、回転しながら上下に揺
動する爪部材や回転するチャック機構等を備えて、電動
モータの動力で取り外すようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の図4及び図6で
示した手動式では、注射器側を手で持ちながら自己の身
体方向へ注射器を引き抜く形となるが、この時の引き抜
く勢い次第では注射器内の残存血液等が周囲に飛散する
可能性が有り、力加減が難しいという問題があった。
【0007】又、注射針を深い角度の斜め下方向や真下
に向けて取り外すタイプでは、取り外した後、上記残存
血液等が雫としてたれたりして周囲を汚すという問題も
あった。
【0008】蓋形式の折りたたみ携帯型は、用途上小形
ゆえにサイズの面から病院内採血室での常用には適して
いないという問題もあった。一方、電動式では、構造上
煮沸や消毒に向かないという問題があった。
【0009】本発明の目的は、従来の注射針取り外し器
が持つ以上のような欠点を取り除いた、引き金式注射針
取り外し器を提供しようとすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、全方向で曲面となる上部の球面に、注射器と注射
針とのギャップ部が嵌入可能なV字型スリットを形成し
た注射針離脱部材が筒状の本体の外側に、上部球面が本
体の上端より上方に位置すると共に、引き金操作によっ
て本体側へ回動可能に付設し、本体の下端部を回収容器
の装着部としたことを特徴とするものである。又、蓋の
一部に切欠部を設け、その切欠部に対して摘み操作によ
り開閉可能な回動壁を設けた蓋を有するものとしてもよ
い。
【0011】本発明は、V字型スリットに注射器と注射
針とのギャップの部分を嵌入すれば、V字型スリットの
形成部が球面と成っているため、嵌入時にこじるような
作用をして注射器と注射針との嵌合を緩めると共に、係
止を確実とし、この時注射針は筒状の本体上に位置する
ため引き金操作によって注射針離脱部材の上部球面を本
体側へ回動すれば注射針は注射器より押し出され本体内
へ落下するのである。又、一部に切欠部を有する蓋を冠
着すれば、この切欠部から注射針の挿入ができ、本体内
への注射針の落下は確実となり、不使用時には可動壁で
塞ぐこともできるのである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は実施の一形態を示す斜視図であ
り、円筒形の本体5の下部は内方へしぼった細口3と
し、注射針回収容器12の口へ脱着できるように成って
いる。
【0013】本体5の外側の上部に把手2を設け、注射
針離脱部材1の中間部を把手2の本体5側に一端を固定
したバネ13の他端に連結し、注射針離脱部材1を本体
5に付設してある。
【0014】注射針離脱部材1の上部は全方向で曲面と
なる球面1Aであり、上端よりV字型スリット4を形成
し、球面1Aは把手2の透孔2Aを通過し、本体5の上
端より上方位に位置している。
【0015】V字型スリット4は注射器15と注射針1
4とのギャップ部16が嵌入可能であり、注射針離脱部
材1の下部を引き金操作によって矢印線A方向へ引く
と、把手2に設けた軸ピン2Bが支点と成って球面1A
が本体5側へ回動し、いわゆる御辞儀動作を行うもので
ある。
【0016】図2は、蓋の実施の一態様を示す図であ
る。蓋8の側面から上面にかけて切欠部11を設け、そ
の切欠部11に対して内側から開けたり、塞いだりでき
る可動壁10を設け、上面へ突出した摘み9でストッパ
ー6A・6B間で開閉操作を行えるものとしている。
又、蓋8の底口7は、蓋8を注射針取り外し器の本体5
の上部へ適度な圧入力で脱着できるように細口にしぼっ
てある。
【0017】図3は、注射針取り外し器の本体5に注射
針回収容器12及び蓋8を装着して注射針14を離脱さ
せる使用時を示す図である。蓋8は、その切欠部11を
注射針離脱部材1と向い合わせるように装着し、図2で
示す矢印線Cの摘み操作を行うことで可動壁10は、ス
トッパー6Aから離れ矢印線Dで示す移動をなし、スト
ッパー6B側で止まることとなる。
【0018】この状態で、注射器15の上記嵌入ギャッ
プ16の部分を注射針離脱部材1のV字型スリット4に
嵌入させると、注射針14の先端は蓋8の切欠部11か
ら注射針取り外し器の本体5の内部に臨むこととなる。
この時、V字型スリット4は球面1Aに形成されている
ためギャップ16の嵌入時にこじる作用となって注射針
14と注射器15との嵌合を緩めてギャップ16を係止
するものとなる。
【0019】注射器15をそのまま手で保持した状態で
次に注射針離脱部材1を矢印線Aのように操作すると、
注射針離脱部材1の上部の球面1Aは矢印線Bで示す御
辞儀動作をすることとなる。従って、この引き金操作に
よって注射針14が送り出され、矢印線Eのように注射
針回収容器12内へ落下することとなる。
【0020】図3では、注射針離脱部材1は軸ピン2B
を支点としたシーソーのような構造として実現している
が、本発明はこれに限定されるものではなく、注射針離
脱部材1と引き金とを別部品としたいわゆる銃の引き金
機構のような連動機構としても良い。
【0021】又、注射針取り外し器の本体5、蓋8、注
射針14回収容器12は共に円形の場合の例を図示した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、角形であ
っても良い。この場合の可動壁10は、図2のような回
転移動ではなく、摘み9のスライド操作と共に、直線移
動して開閉するようにするか、或いは折れ曲がり自由な
連鎖型シャッター等にしておけば良い。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように注射器の
上記嵌合ギャップの部分を注射針離脱部材のV字型スリ
ットに嵌入させて注射針離脱部材を操作すれば、注射針
が注射針離脱部材の御辞儀動作で送り出され、注射器か
ら安全に離脱させられて注射針回収容器に回収されるこ
ととなるので、従来のように注射器側をこじったり、引
き抜いたりする必要がなく、離脱させる時の力加減に気
を使う必要もなくなる。
【0023】そして、注射器は水平よりやや下向きでセ
ットするが、注射器側を引き抜くような動作をしなくて
済むので、注射器内の残存血液等が周囲に飛散すること
は無く、又水平に近い状態での取り外しなので、注射針
を取り外した注射器から残存血液等を雫としてたれさせ
て周囲を汚してしまうようなことがないという効果があ
る。
【0024】又、電気を使わず、構造も単純なため、高
温に耐える等材質を選んで製作すれば、煮沸や消毒等が
行えるという効果もある。
【0025】更に、V字型スリットが球面に形成してあ
るため、スリット左右縁部がV字の下部に向かって肉厚
が増していくような形となり、注射器を該スリットに嵌
入させる時に自然に少しこじるような働きをすることと
なり、軽い引き金操作力で注射針を送り出させるように
なるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の一形態を示す蓋の斜視図であ
る。
【図3】注射針取り外し器本体に注射針回収容器及び蓋
を装着して、注射針を離脱させる時の状態を示す一部断
面図である。
【図4】従来の注射針取り外し具を示す図である。
【図5】注射器と注射針の嵌合状態を示す図である。
【図6】従来の注射針取り外し器を示す図である。
【符号の説明】
1 注射針離脱部材 1A 球面 2 把手 2A 透孔 2B 軸ピン 3 細口 4 V字型スリット 5 注射針取り外し器の筒状本体 6A ストッパー 6B ストッパー 7 底口 8 蓋 9 摘み 10 可動壁 11 切欠部 12 注射針回収容器 13 バネ 14 注射針 15 注射器 16 嵌入ギャップ 101 注射針取り外し具 102 取付穴孔 103 案内欠部 104 係合凹孔 105 筒先 106 外筒 107 出縁 108 蓋 109 注射針回収容器 110 挿入穴 111 取り外し用穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全方向で曲面となる上部の球面に、注射
    器と注射針とのギャップ部が嵌入可能なV字型スリット
    を形成した注射針離脱部材が筒状の本体の外側に、上部
    球面が本体の上端より上方に位置すると共に、引き金操
    作によって本体側へ回動可能に付設し、本体の下端部を
    回収容器の装着部としたことを特徴とする注射針取り外
    し器。
  2. 【請求項2】 蓋の一部に切欠部を設け、その切欠部に
    対して摘み操作により開閉可能な回動壁を設けた蓋を有
    する請求項1記載の注射針取り外し器。
JP8201162A 1996-07-10 1996-07-10 注射針取り外し器 Pending JPH1024106A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8201162A JPH1024106A (ja) 1996-07-10 1996-07-10 注射針取り外し器

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JP8201162A JPH1024106A (ja) 1996-07-10 1996-07-10 注射針取り外し器

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JPH1024106A true JPH1024106A (ja) 1998-01-27

Family

ID=16436407

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JP8201162A Pending JPH1024106A (ja) 1996-07-10 1996-07-10 注射針取り外し器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116117478A (zh) * 2023-02-20 2023-05-16 侯丽 一种抽积液用针筒破碎回收机器及回收方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116117478A (zh) * 2023-02-20 2023-05-16 侯丽 一种抽积液用针筒破碎回收机器及回收方法
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