JPH10240159A - 頭部装着型表示装置 - Google Patents

頭部装着型表示装置

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JPH10240159A
JPH10240159A JP5853797A JP5853797A JPH10240159A JP H10240159 A JPH10240159 A JP H10240159A JP 5853797 A JP5853797 A JP 5853797A JP 5853797 A JP5853797 A JP 5853797A JP H10240159 A JPH10240159 A JP H10240159A
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JP
Japan
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observer
head
ear
sound
speaker
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JP5853797A
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Yukiko Kuwayama
裕紀子 桑山
Katsuaki Fukai
克明 深井
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スピーカの発する音を外部に漏れるのを防止し
つつ観察者の耳に導き、しかも観察者が周囲の音声を聴
くことができ、自身の発した音声や周囲の人間の発した
音声を聴きつつ行う教育用シュミレーション等に利用す
るのに適した頭部装着型表示装置を提供する。 【解決手段】画像表示光出射装置を保持すると共に観察
者の頭部に装着される保持体4に設けられる耳当て部1
8、19は、観察者の耳に向かい音を発するように配置
されるスピーカ41を覆うハウジング42を有する。そ
のハウジング42に、観察者の耳に向かい開口する音声
出口42aとスピーカ41とを連絡する音声通路42b
に通じると共に観察者の頭部の外方に向かい開口する音
声導入口42cが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、人工現実
感の体験、教育用シュミレーション、種々の機器の遠隔
操作のための画像表示等を行うシステムに利用できる頭
部装着型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、オートバイの運転教習や飛行機
の操縦訓練といった教育用シュミレーションに、画像表
示光の出射装置と、その画像表示光出射装置を保持する
と共に観察者の頭部に装着される保持体とを備える頭部
装着型表示装置が利用されている。
【0003】従来の頭部装着型表示装置の保持体は、ヘ
ルメット型の様に頭部全体を覆うものや、ゴーグル型や
眼鏡型のように頭部の外周に嵌め合わされるものがあ
る。
【0004】そのような頭部装着型表示装置の保持体に
スピーカを設けることで、画像だけでなく音声によって
も観察者に情報を提供したり、音響効果により臨場感を
高めることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、その保持体に
設けられるスピーカは、パッドを介して観察者の耳に押
し付けられるため、観察者は周囲の音声を聴くことがで
きなくなる。そのため、例えば教育用シュミレーション
等において、観察者は自らが発した音声を聞く必要のあ
る発生練習ができず、また、周囲の人間とのコミュニケ
ーションが取れないので教官や指導員の指示を得ること
ができない。
【0006】本発明は、上記問題を解決することのでき
る頭部装着型表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の頭部装着型表示
装置は、画像表示光出射装置と、その画像表示光出射装
置を保持すると共に観察者の頭部に装着される保持体
と、その保持体に設けられる耳当て部とを備え、その耳
当て部は、観察者の耳に向かい音を発するように配置さ
れるスピーカと、このスピーカを覆うハウジングとを有
する。そのハウジングに、観察者の耳に向かい開口する
音声出口と、この音声出口とスピーカとを連絡する音声
通路と、その音声通路に通じると共に観察者の頭部の外
方に向かい開口する音声導入口とが設けられている。
【0008】本発明の構成によれば、スピーカは保持体
に観察者の耳に向かい音を発するように設けられ、その
音はハウジングに設けられた音声通路と音声出口を通っ
て観察者に耳に至るので、スピーカの発する音が外部に
漏れるのを防止できる。そのハウジングに、音声通路に
通じると共に観察者の頭部の外方に向かい開口する音声
導入口が設けられているので、観察者の周囲の音声を音
声導入口からハウジング内に導入し、音声通路と音声出
口を通って観察者の耳に導くことができる。これによ
り、観察者は周囲の音声を聴くことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0010】図1、図2に示す頭部装着型表示装置1
は、画像表示光出射装置2と、この画像表示光出射装置
2を保持すると共に観察者3の頭部に装着される保持体
4とを備える。
【0011】その保持体4は、第1部材11と、第2部
材12と、第3部材13と、第4部材14とを有する。
その保持体4を観察者3に装着した状態において、その
第1部材11は、一端が観察者3の頭頂に対向すると共
に他端が額に対向するように、頭部に沿い湾曲する形状
を有する。その第2部材12は、一端が頭頂に対向する
と共に他端が一方の耳に対向するように、頭部に沿い湾
曲する形状を有する。この第2部材12の他端に耳当て
部18が設けられている。その第3部材13は、一端が
頭頂に対向すると共に他端が他方の耳に対向するよう
に、頭部に沿い湾曲する形状を有する。この第3部材1
3の他端に耳当て部19が設けられている。その第4部
材14は、一端が第2部材12の両端間部分に連結され
ると共に他端が第3部材13の両端間部分に連結され
る。その第1部材11の一端と、第2部材12の一端
と、第3部材13の一端とは、頭頂に対向する位置で互
いに一体化されている。その第4部材14の両端間部分
は、第1部材11、第2部材12、第3部材13の各一
端と頭頂との間に配置される。観察者3の後頭部は保持
体4に覆われることなく開放される。
【0012】その第1部材11、第2部材12、第3部
材13は、例えば合成樹脂から形成される。その第2部
材12の他端と第3部材13の他端との間隔を拡大でき
るように、その第2部材12と第3部材13とは弾性変
形可能とされている。その第2部材12の他端と第3部
材13の他端との間隔は、自然状態において通常の人間
の両耳の間隔よりも小さくされている。これにより、そ
の間隔を縮小させる弾力により、その第2部材12の他
端は観察者3の一方の耳に耳当て部18を介して押し付
け可能とされ、その第3部材13の他端は他方の耳に耳
当て部19を介して押し付け可能とされている。
【0013】その第4部材14の両端間寸法を伸長でき
るように、第4部材14は弾性変形可能とされている。
本実施形態では、その第4部材14の中央部分は硬質プ
ラスチック等の比較的に弾性の小さい材料から構成さ
れ、両端部分は、その中央部分に一体化される帯状ゴム
等の弾性および可撓性を有する材料から構成される。こ
れにより、保持体4を頭部に装着すると、その第4部材
14は中央部分が頭頂部に沿い、両端部分が頭部に沿っ
て湾曲すると共に弾性的に伸長する。その両端間寸法を
縮小させる弾力により、その第4部材14の両端間部分
は頭頂に押し付け可能とされている。
【0014】図3に示すように、その第4部材14の各
端には球状の連結部材21が一体化される。第2部材1
2、第3部材13に形成された内周が球面座とされた凹
部22に、各連結部材21が凹部22の開口を弾性的に
広げることで嵌め合わされ、これにより、その第4部材
14は第2部材12と第3部材13とに連結されてい
る。その連結部材21は凹部22内で回転可能とされ、
これにより、その第4部材14が第2部材12と第3部
材13とに対してなす角度を任意方向に変更できるの
で、その第4部材14を円滑に頭部に沿わせることが可
能とされている。
【0015】その第2部材12の他端を耳当て部18を
介して一方の耳に押し付け、その第3部材13の他端を
耳当て部19を介して他方の耳に押し付け、その第4部
材14を頭頂に押し付けた状態で、その第1部材11の
他端を額にパッド25を介して当てることが可能とされ
ている。また、その第4部材14の両端間部分を、その
第1部材11、第2部材12、第3部材13の各一端と
頭頂とで挟み込むことが可能とされている。その第1部
材11の一端の頭頂との対向面にはパッド24が取り付
けられている。
【0016】その第1部材11の他端に上記画像表示光
出射装置2が、観察者3の顔面の前方に配置されるよう
に連結される。この画像表示光出射装置2は、図4に示
すように、ケース5と、このケース5内に観察者3の両
眼に対向配置される左右一対の表示ユニット6とを有す
る。各表示ユニット6は、バックライト6aと、液晶表
示パネル6bと、レンズ系6cとにより構成される。そ
のバックライト6aから出射される光が液晶表示パネル
6b、レンズ系6cを通過することで画像表示光Lとな
る。左方の表示ユニット6から出射される画像表示光L
が観察者3の左目に至り、右方の表示ユニット6から出
射される画像表示光Lが観察者3の右目に至ることで、
観察者3に画像が視認される。そのバックライト6aと
しては、冷陰極管やハロゲンランプ等を用いることがで
きる。ハロゲンランプを用いる場合、調光用電圧調整
器、吸熱フィルタ、光散乱板を併用するのが好ましい。
その液晶表示パネル6bは透過型のものが用いられる。
なお、バックライト6aと液晶表示パネル6bに代えて
ブラウン管ディスプレイ等の自発光型の画像表示器を用
いてもよい。そのレンズ系6cは、液晶表示パネル6b
により形成される画像を前遠方に位置する拡大像として
観察者3に視認させる。
【0017】図5に示すように、その画像表示光出射装
置2のケース5の上部は、その第1部材11の他端から
突出する支持シャフト31に揺動可能に吊り下げ状に連
結される。その揺動軸は観察者3の左右方向に平行とさ
れることで、その画像表示光出射装置2を図5において
2点鎖線で示すように観察者3の顔面から前方に揺動さ
せることができる。その揺動1部材の揺動は支持シャフ
ト31とケース5との間の摩擦に抗して行うことが必要
とされ、これにより、その画像表示光出射装置2の保持
体4に対する姿勢が保持可能とされている。
【0018】図6の(1)、(2)、(3)に示すよう
に、各耳当て部18、19は、観察者3の耳に向かい音
を発するように配置されるスピーカ41と、このスピー
カ41を覆う円筒形のハウジング42と、パッド43と
を有する。
【0019】各ハウジング42に、観察者3の耳に向か
い開口する音声出口42aと、この音声出口42aとス
ピーカ41とを連絡する音声通路42bと、その音声通
路42bに通じると共に観察者3の頭部の外方に向かい
開口する音声導入口42cとが設けられている。その音
声出口42aを閉鎖するように、そのハウジング42に
パッド43が取り付けられている。そのパッド43を介
して耳当て部18、19は観察者3の耳に押し付けられ
る。
【0020】各ハウジング42の外側に突出部44が設
けられ、この突出部44の先端に球状の連結部材45が
一体化される。第2部材12、第3部材13に形成され
た内周が球面座とされた凹部46に、各連結部材45が
凹部46の開口を弾性的に広げることで嵌め合わされ、
これにより、一方の耳当て部18は第2部材12に、他
方の耳当て部19は第3部材13に連結される。その連
結部材45は凹部46内で回転可能とされ、これによ
り、各耳当て部18、19は任意方向に揺動できるの
で、各耳当て部18、19を円滑に耳に沿わせることが
可能とされている。なお、各ハウジング42と第2部材
12、第3部材13とは、可撓性を有する索体47によ
り連結されている。これにより、各耳当て部18、19
の第2部材12、第3部材13に対する揺動量が制限さ
れ、各スピーカ41に接続される音声信号伝送用ケーブ
ルが過度に捩じれるのを防止できる。なお、その索体4
7の長さと取り付け位置とは、左右方向回りの揺動量
が、上下方向回りと前後方向回りの揺動量よりも少なく
なるように設定されるのが好ましい。
【0021】図2、図7に示すように、各表示ユニット
6と各スピーカ41は、外部制御ユニット51にケーブ
ル52を介して接続される。そのケーブル52は、中空
とされる保持体4の第1部材11、第2部材12、第3
部材13の内部を通って各表示ユニット6と各スピーカ
41に接続される。図8に示すように、その第2部材1
2に形成される通孔12aに合成樹脂等の弾性材製の略
L字形の導管61が挿通される。そのケーブル52は、
その導管61を通して第2部材12の内部に導入された
後に分岐され、各表示ユニット6とスピーカ41に至
る。その導管61の一端に、通孔12aの内径よりも大
きな外径を有する一対の段差部61a、61bが形成さ
れ、両段差部61a、61bの間の外径は通孔12aの
内径よりも僅かに小さくされる。また、その導管61は
切欠61cを有する。これにより、その一方の段差部6
1aの外径を通孔12aの内径よりも小さくなるように
弾性的に縮小することで、通孔12aに導管61を回転
可能に挿通することが可能とされている。その導管61
の回転によって、頭部装着型表示装置1からケーブル5
2が延び出る方向が変更可能とされている。その導管6
1の回転軸は上下方向に沿うのが好ましい。
【0022】その外部制御ユニット51は、各表示ユニ
ット6に接続される表示コントローラ52と、各スピー
カ41に接続される音声信号発生装置54と、その表示
コントローラ52と音声信号発生装置54とに接続され
る制御装置53とを備える。その制御装置53に、モニ
タ55、キーボード型入力装置56、および図9に示す
携帯型入力装置57が接続される。
【0023】その制御装置53は、例えばCD−ROM
やハードディスク等の記憶媒体に記憶されたり、通信手
段を介して送られてくるプログラムに従い、表示コント
ローラ52を介して各表示ユニット6に画像信号を出力
し、音声信号発生装置54を介して各スピーカ41に音
声信号を出力する。各表示ユニット6が画像信号に対応
する画像表示光を出射し、各スピーカ41が音声信号に
対応する音声を発することで、観察者3は画像を視認す
ると共に音声を聴くことができる。その観察者3に視認
される画像はモニタ55に表示される。なお、左方の表
示ユニット6により表示される画像と右方の表示ユニッ
トにより表示される画像とは同一でもよいし、観察者3
に立体的な画像を視認させるために異なるものでもよ
い。また、左方のスピーカ41から発せられる音声と右
方のスピーカ41から発せられる音声とは、同一でもよ
いし、ステレオ効果を得るために異なるものでもよい。
【0024】図10は、各表示ユニット6により表示さ
れる画像の一例を示す。その画像は英語の発声練習用情
報70を示す。この際、その発声練習用情報70に対応
する音声情報が各スピーカ41から発せられる。その表
示画面はスイッチ71を含み、そのスイッチ71をキー
ボード型入力装置56あるいは携帯型入力装置57によ
り操作することで、表示画像や発生音声の変更や制御の
終了等がなされる。各入力装置56、57の操作は、観
察者3が行ってもよいし、観察者3以外の者が行っても
よい。
【0025】上記構成において、第1部材11の他端を
額に当て、その両端間部分を頭頂に押し付けて第4部材
14を弾性的に伸長させ、第2部材12の他端と第3部
材13の他端との間隔を弾性的に拡大させて一方の耳に
第2部材12を耳当て部18を介して押し付け、他方の
耳に第3部材13の他端を耳当て部19を介して押し付
けることで、保持体4は頭部に額と頭頂と両耳の4点に
おいて支持される。これにより、保持体4は装着時に不
安定になることはなく、しかも、容易に着脱できる。さ
らに、保持体4は頭頂において第4部材14を介して支
持されるだけでなく、第1部材11、第2部材12、第
3部材13の各一端を介して支持されるので、保持体4
の安定度を増すことができる。また、画像表示光出射装
置2を観察者3の顔面から前方に向かい揺動させること
で、観察者3の窮屈感を緩和できる。その揺動量の調節
により画像表示位置を調節できる。
【0026】上記構成によれば、各耳当て部19のスピ
ーカ41は保持体4に観察者3の耳に向かい音を発する
ように設けられ、その音は図6の(1)において1点鎖
線で示すようにハウジング42内の音声通路42bと音
声出口42aを介して観察者3の耳に至るので、スピー
カ41の発する音が外部に漏れるのを防止できる。ま
た、そのハウジング42に、その音声通路42bに通じ
ると共に観察者3の頭部の外方に向かい開口する音声導
入口42cが設けられているので、図6の(1)におい
て2点鎖線で示すように観察者の周囲の音声を音声導入
口42cからハウジング42内に導入し、音声通路42
bと音声出口42aを介して観察者3の耳に導くことが
できる。これにより、観察者は周囲の音声を聴くことが
でき、自身の発した音声や周囲の人間の発した音声を聴
きつつ行う教育用シュミレーション等に利用できる。例
えば、上記英語の発声練習用情報70に対応する音声情
報を各スピーカ41から聴く観察者3が、その音声情報
に従って発音し、その発音に関して側にいる指導者が口
の動きや発声等について観察者3に指示する場合に、自
らが発した音声も指導者の指示も聴くことができる。
【0027】また、上記実施形態では、頭部装着型表示
装置1からケーブル52が延び出る方向が変更可能とさ
れているので、観察者3が頭部や体の向きを変更した際
にケーブル52が捩じれるのを防止でき、ケーブル52
が観察者3の脚等に絡みつくのを防止できる。
【0028】図11は第1変形例を示す。上記実施形態
との相違は、第1部材11の外側にレール11aを設
け、そのレール11aに沿い移動可能な移動体90に画
像表示光出射装置2を取り付けることで、画像の表示位
置を調節可能にしている。他は上記実施形態と同様で、
同一部分は同一符号で示す。
【0029】図12の(1)、(2)は第2変形例を示
す。上記実施形態との相違は、第4部材14と観察者3
の額との間に、その額の全幅に亘るパッド25′を有す
る。そのパッド25′の両端間は第4部材14に接続さ
れ、両端に連結部材25″が取り付けられる。その連結
部材25″は第2部材12、第3部材13に開口96か
ら挿入され、上下に変位可能とされている。これによ
り、観察者3の額との間に隙間ができないようにパッド
25″を動かすことが可能とされ、安定性のよい装着感
が得られる。他は上記実施形態と同様で、同一部分は同
一符号で示す。
【0030】なお、本発明は上記実施形態や変形例に限
定されない。例えば、図1に2点鎖線で示すように頭部
装着型表示装置1にヘッドモーションセンサ95を取り
付け、観察者3の頭部の動きの検知信号を制御装置53
に入力し、その頭部の動きに伴い表示画像が変化するよ
うにしてもよい。また、表示ユニット6やスピーカ41
は単一であってもよい。また、観察者に装着される無線
通信装置を介して外部制御ユニットから頭部装着型表示
装置に無線により画像信号と音声信号を送るようにして
もよい。また、外部制御ユニットに複数の頭部装着型表
示装置を接続し、多くの観察者が同時に教育や訓練等を
受けることができるようにしてもよく、この場合、各頭
部装着型表示装置により提供される情報は互いに同一で
も異なるものでもよい。また、提示される情報の内容は
特に限定されない。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、スピーカの発する音を
外部に漏れるのを防止しつつ観察者の耳に導き、しかも
観察者が周囲の音声を聴くことができ、自身の発した音
声や周囲の人間の発した音声を聴きつつ行う教育用シュ
ミレーション等に利用するのに適した頭部装着型表示装
置を提供できる。
【0032】
【本発明の実施態様】本発明の頭部装着型表示装置にお
いて、保持体は、一端が観察者の頭頂に対向すると共に
他端が額に対向する第1部材と、一端が頭頂に対向する
と共に他端が一方の耳に対向する第2部材と、一端が頭
頂に対向すると共に他端が他方の耳に対向する第3部材
と、一端が第2部材の両端間部分に連結されると共に他
端が第3部材の両端間部分に連結される第4部材とを有
し、その第1部材の一端と、第2部材の一端と、第3部
材の一端とは、頭頂に対向する位置で互いに一体化さ
れ、その第4部材の両端間部分は、その第1部材、第2
部材、第3部材の各一端と頭頂との間に配置され、その
第1部材の他端に前記画像表示光出射装置が連結され、
その第2部材の他端と第3部材の他端との間隔を拡大で
きるように、第2部材と第3部材とは弾性変形可能とさ
れ、その間隔を縮小させる弾力により、その第2部材の
他端は一方の耳に押し付け可能とされ、その第3部材の
他端は他方の耳に押し付け可能とされ、その第4部材の
両端間寸法を伸長できるように、第4部材は弾性変形可
能とされ、その両端間寸法を縮小させる弾力により、そ
の第4部材の両端間部分は頭頂に押し付け可能とされ、
その第2部材の他端を一方の耳に押し付け、その第3部
材の他端を他方の耳に押し付け、その第4部材の両端間
部分を頭頂に押し付けた状態で、その第1部材の他端を
額に当てることが可能とされているのが好ましい。これ
により、第1部材の他端を額に当て、その両端間部分を
頭頂に押し付けて第4部材を弾性的に伸長させ、第2部
材の他端と第3部材の他端との間隔を弾性的に拡大させ
て一方の耳に第2部材の他端を押し付け、他方の耳に第
3部材の他端を押し付けることで、保持体は頭部に額と
頭頂と両耳の4点において支持される。これにより、保
持体は装着時に不安定になることはなく、しかも、容易
に着脱できる。
【0033】本発明の頭部装着型表示装置において、そ
の第4部材の両端間部分を、その第1部材、第2部材、
第3部材の各一端と頭頂とで挟み込むことが可能とされ
ているのが好ましい。これにより、保持体は頭頂におい
て第4部材を介して支持されるだけでなく、第1部材、
第2部材、第3部材の各一端を介して支持されるので、
装着時の保持体の安定度を増すことができる。
【0034】その画像表示光出射装置は、観察者の顔面
の前方に配置されると共に、その顔面から前方に向かい
揺動可能に第1部材の他端に吊り下げ状に連結されてい
るのが好ましい。これにより、その画像表示光出射装置
を観察者の顔面から前方に向かい揺動させることで、観
察者の窮屈感を緩和できる。その揺動量の調節により画
像表示位置を調節できる。
【0035】本発明の頭部装着型表示装置は外部制御ユ
ニットにケーブルを介して接続され、そのケーブルは頭
部装着型表示装置に回転可能に挿入された部材に挿通さ
れ、その部材の回転により頭部装着型表示装置からケー
ブルが延び出る方向が変更可能とされているのが好まし
い。これにより、ケーブルが捩じれるのを防止して観察
者の脚等に絡みつくのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置の斜視
【図2】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置の使用
状態を示す図
【図3】本発明の実施形態の第4部材の取り付け状態を
示す断面図
【図4】本発明の実施形態の画像表示光出射装置の構成
説明図
【図5】本発明の実施形態の画像表示光出射装置の取り
付け状態を示す図
【図6】本発明の実施形態の耳当て部の(1)は断面
図、(2)は正面図、(3)は側面図
【図7】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置の制御
系の構成説明図
【図8】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置とケー
ブルとの接続構造の説明図
【図9】本発明の実施形態の携帯型入力装置の斜視図
【図10】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置によ
る表示例を示す図
【図11】本発明の第1変形例の頭部装着型表示装置の
斜視図
【図12】本発明の第2変形例の頭部装着型表示装置の
(1)は斜視図、(2)は部分平断面図
【符号の説明】
2 画像表示光出射装置 3 観察者 4 保持体 18、19 耳当て部 41 スピーカ 42 ハウジング 42a 音声出口 42b 音声通路 42c 音声導入口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示光出射装置と、 その画像表示光出射装置を保持すると共に観察者の頭部
    に装着される保持体と、 その保持体に設けられる耳当て部とを備え、 その耳当て部は、観察者の耳に向かい音を発するように
    配置されるスピーカと、このスピーカを覆うハウジング
    とを有し、 そのハウジングに、観察者の耳に向かい開口する音声出
    口と、この音声出口とスピーカとを連絡する音声通路
    と、その音声通路に通じると共に観察者の頭部の外方に
    向かい開口する音声導入口とが設けられている頭部装着
    型表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016100768A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 セイコーエプソン株式会社 画像表示装置
US10073270B2 (en) 2014-11-21 2018-09-11 Seiko Epson Corporation Image display apparatus

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016100768A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 セイコーエプソン株式会社 画像表示装置
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