JPH10239896A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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JPH10239896A
JPH10239896A JP4671797A JP4671797A JPH10239896A JP H10239896 A JPH10239896 A JP H10239896A JP 4671797 A JP4671797 A JP 4671797A JP 4671797 A JP4671797 A JP 4671797A JP H10239896 A JPH10239896 A JP H10239896A
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JP
Japan
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toner
developing roller
developing device
photosensitive drum
developing
Prior art date
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Pending
Application number
JP4671797A
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English (en)
Inventor
Takeshi Suzuki
鈴木  剛
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真式の高速印刷を行うときでも、鮮明
な現像を行いつつ感光ドラムの寿命を延ばすことが可能
な現像装置及び当該現像装置を用いた画像形成装置を提
供する。 【解決手段】 現像ローラと感光ドラムとが同じ回転方
向に回転することにより感光ドラム上の静電潜像の現像
をおこなう現像装置において、現像ローラと感光体ドラ
ム間にかかる荷重を当該現像ローラの中心軸方向におい
て1mm当り2.0グラム以上とし、現像ローラの最外
周部の線速度の絶対値を感光体の表面の移動速度の絶対
値で除した値を1.5以上としたとき、現像に用いるト
ナーに外添される粉末状外添研磨剤の外添量を、素トナ
ー100重量部に対して0.5重量部以上0.9重量部
以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電したトナーを
担持する現像ローラを感光体に接触させることにより感
光体上の静電潜像を現像して電子写真方式により画像を
形成する画像形成装置における現像装置の技術分野に属
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、現像ローラ、感光体としての
感光ドラムを少なくとも備えた現像装置を用いていわゆ
る電子写真方式により記録用紙上への画像の形成及び記
録を行うプリンタ等の画像形成装置が広く一般化してい
る。
【0003】そして、上記画像形成装置において従来一
般的に用いられる現像方式として、いわゆる非磁性一成
分のトナーを用いた現像方式がある。この非磁性一成分
トナーを用いた現像方式を用いると高画質の画像形成が
できるという特徴がある。
【0004】ここで、当該非磁性一成分トナーを用いた
方式の現像においては、帯電したトナーを担持する現像
ローラ(その表面がゴム等の弾性体で形成されている場
合が多い。)を感光ドラム(例えば、アルミニウム製の
円筒の外周部表面に光導電層をコーティングして形成さ
れるのが一般的である。)に押し付けて当該現像ローラ
の表面をその半径方向に所定量変形させる(押し潰す)
と共に、現像ローラと感光ドラムの双方を同じ回転方向
に(例えば、双方を時計方向に)回転させることによ
り、現像ローラに付着しているトナーを感光ドラム上に
形成されている静電潜像に対応して当該感光体表面に電
気的に付着させて現像(静電潜像の顕像化)を行う、い
わゆるインプレッション現像方式が知られている。
【0005】ここで、現像ローラと感光ドラムが接触し
ている部分を微視的に視ると、当該現像ローラの表面は
感光ドラムとの接触によりその半径方向に所定量押し潰
され、面をもって感光ドラムに接触している。そして、
当該面内にトナーを包みこんだ状態で当該接触面におい
て相互に反対方向に移動しながら現像ローラと感光ドラ
ムが回転して現像が行われる。
【0006】ところで、上述の現像方式に限るというこ
とではないが、画像形成を重ねるにしたがって、帯電器
等から発生したオゾンにより感光ドラムの光導電層の表
面が酸化されたり、或は、一般にフィルミングと称され
るように、光導電層の表面に静電潜像の形成に悪影響を
及ぼす薄層(フィルム層)が形成され、これにより鮮明
に静電潜像が形成されなくなって結果として感光体とし
ての寿命が短くなってしまうことがある。
【0007】そこで、従来においては、トナーの流動性
を向上させるために比較的粒径の小さい粉末状のシリカ
(酸化珪素(SiO2))を外添剤として混入させる他
に、大粒径の粉末状のシリカを同じく外添剤として混入
し、この大粒径のシリカを研磨剤としても機能させるこ
とにより酸化されてしまった感光ドラムの光導電層の表
面或はその上に形成された上記録層を研磨して光導電層
の表面を蘇生させることが提案された。このとき添加さ
れる大粒径のシリカは、トナーの流動性を高めるために
添加される通常のシリカよりも、1.5倍以上、望まし
くは2倍以上の粒径のものが用いられる。
【0008】この大粒径のシリカを外添することによ
り、感光ドラムの表面を常に清浄に保つことができるよ
うになり、感光体の寿命を延命することができる。
【0009】なお、上記大粒径のシリカを外添した場
合、上記したような研磨剤としての作用の他に、以下に
説明するようないわゆるスペーサとしての機能をも発揮
する。すなわち、非磁性一成分トナーを用いた現像方式
では、感光ドラムに残留したトナーを現像ローラで回収
して再利用することが可能であるが、トナーのリサイク
ルが繰り返されると、トナー粒子よりも硬い小粒径の外
添剤がトナー粒子に埋没してトナーの流動性が低下して
しまう。そこで、小粒径の外添剤よりも大きな粒径の外
添剤、例えばシリカを添加し、スペーサとして機能させ
ることにより、小粒径の外添剤がトナー粒子に埋没する
のを防止することができる。
【0010】以下、このスペーサとしての機能を補足説
明すると、粒径が大きなシリカと粒径が小さなシリカと
を含んで構成されているトナーがリサイクルの際にオー
ガスクリュー等からなるリサイクル機構によって多大な
摩擦力を受けても、大粒径のシリカは素トナーに埋め込
まれにくく、小粒径のシリカに対するスペーサとして働
く。
【0011】一方、このスペーサとしての機能する大粒
径のシリカの存在により、オーガスクリュー等からの摩
擦力をほとんど受けることのない小粒径のシリカは、リ
サイクルの後も、流動性付与剤としての機能を失うこと
はない。
【0012】すなわち、大粒径のシリカは、摩擦力等の
外力が加わっても、上述のように素トナーに埋め込まれ
にくい性質を持つ。これは、大粒径のシリカの場合に
は、埋め込まれる際の素トナーの表面付近における変形
移動量が大きくなるためである。
【0013】一方、小粒径のシリカは、摩擦力等の外力
が加わると、素トナーに埋め込まれやすい性質を持つ。
これは、小粒径のシリカの場合には、埋め込まれる際の
素トナーの表面付近における変形移動量が小さくなるた
めである。
【0014】このように、粒径の異なる2種類のシリカ
を素トナーに添加した場合には、流動性付与剤として主
に機能するのは、小粒径のシリカである。この場合、大
粒径のシリカは、リサイクルにおける回収及び搬送の際
の摩擦力等の外力を主に受けるため、小粒径のシリカに
対するスペーサとして機能する。このとき、小粒径のシ
リカは、大粒径のシリカの存在により、このような摩擦
力等の外力を受けない空間内に位置することになり、素
トナーに埋め込まれない可能性が高くなる。よって、全
体としてみれば、トナーが、回収及び搬送の過程で摩擦
力等の外力を受けたとしても、殆ど小粒径のシリカは素
トナーに埋め込まれることはなく、回収及び搬送後も流
動性付与剤としての機能を十分に発揮し得る。以上の結
果、トナーのリサイクルが繰り返されても、トナーの流
動性が低下することは殆どなくなる。
【0015】ここで、大粒径のシリカと小粒径のシリカ
との粒径の比については、当該比が、例えば1.5倍程
度であっても小粒径のシリカの流動性付与剤としての機
能を低下させない効果は認められるが、上記したような
研磨剤としての機能をも考慮して、2倍以上、望ましく
は3倍以上とすれば、いずれの効果も顕著に認められ
る。なお、小粒径のシリカは、例えば、数nmから数十
nmの粒径を有しており、流動性付与剤としての機能を
果たす。一方、大粒径シリカは、好適には、小粒径シリ
カの3乃至10倍程度である数十nmから数百nmの粒
径を有しており、流動性付与剤としてよりも、小粒径の
シリカのスペーサとしての機能及び研磨剤としての機能
を果たす。なお、素トナーの大きさは、7〜10μm程
であるので、小粒径のシリカ及び大粒径のシリカは、実
際には素トナーに比べて遙かに小さいものである。
【0016】ここで、大粒径シリカと小粒径シリカとを
混合する際の重量については、例えば、素トナー100
重量部に対して、0.5重量部から3重量部程度の小粒
径のシリカを外添し、同じく、0.5重量部から3重量
部程度の大粒径のシリカを外添すれば、上記したような
流動性を保つ効果が充分に認められるが、上記研磨剤と
しての機能をも考慮して、従来の現像装置においては、
大粒径のシリカの添加量は、1.0重量部から1.25
重量部程度とされていた。
【0017】ところで、近年においては、印刷の高速化
の要望が特に顕著であるが、このためには、現像ローラ
と感光ドラムの回転による現像の速度も向上させること
が必要であり、特に感光ドラムに対する現像ローラの最
外周部の線速度(以下、周速という。)を増加させる必
要がある。例えば、感光ドラムの最外周部の線速度を4
5mm/秒以上とした場合には、この線速度に対応して
現像ローラの周速を1.5倍以上、すなわち、70mm
/秒以上にしなければならない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、感光ド
ラムに対する現像ローラの速度を向上させるとき、従来
と同様の添加量で研磨剤としても機能する大粒径のシリ
カが外添されたトナーを用いると、感光ドラムの表面に
おける研磨量が過多となり、当該研磨剤の目的に反して
逆に感光ドラムの寿命を縮めてしまうという問題点が判
明した。すなわち、光導電層の適度な研磨は酸化してし
まったり、上記薄層が形成されたりした光導電層の表面
を蘇生する効果があるが、研磨量が大きくなると、光導
電層の摩耗が激しくなり、感光ドラムの寿命が著しく低
下してしまう。そして、この問題は、高速印刷をするた
めに感光ドラムの最外周部の線速度に対する現像ローラ
の周速を大きくしたとき、特に1.5倍以上に大きくし
たときに顕著になることがわかった。
【0019】このことは、上記高速化の要望に対応でき
なくなることを意味するため重大な問題点である。
【0020】そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて
なされたもので、その課題は、高速印刷を行うときで
も、鮮明な現像を行いつつ感光ドラムの摩耗を最小限に
抑制して寿命を延ばすことが可能な現像装置及び当該現
像装置を用いた画像形成装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、感光ドラム等の感光体
と、当該感光体に接触し当該感光体の表面の移動に伴っ
て回転する現像ローラとを少なくとも備え、帯電したト
ナーを用いて電子写真方式により現像を行う現像装置で
あって、前記現像ローラの外周部の移動方向が前記感光
体との接触部において当該感光体の表面の移動方向と反
対方向となるように前記現像ローラが回転しつつ現像を
行う現像装置において、前記トナーを、少なくとも前記
現像に用いられる素トナーとシリカ等の粉末状外添研磨
剤とにより構成すると共に、前記現像ローラと前記感光
体間にかかる荷重を当該現像ローラの中心軸方向におい
て1mm当り2.0グラム以上とし、前記現像ローラの
最外周部の線速度の絶対値を前記感光体の表面の移動速
度の絶対値で除した値を1.5以上としたとき、前記ト
ナーにおける前記粉末状外添研磨剤の添加の割り合い
を、素トナー100重量部に対して0.5重量部以上
0.9重量部以下として構成される。
【0022】請求項1に記載の発明の作用によれば、現
像ローラの外周部の移動方向が感光体との接触部におい
て当該感光体の表面の移動方向と反対方向となるように
当該現像ローラが回転しつつ現像を行う現像装置におい
て、トナーを少なくとも素トナーと粉末状外添研磨剤と
により構成すると共に、現像ローラと感光体間にかかる
荷重を現像ローラの中心軸方向において1mm当り2.
0グラム以上とし、現像ローラの最外周部の線速度の絶
対値を感光体の表面の移動速度の絶対値で除した値を
1.5以上としたとき、トナーにおける粉末状外添研磨
剤の添加の割り合いを、素トナー100重量部に対して
0.5重量部以上0.9重量部以下としている。
【0023】これにより、感光体の表面の研磨による清
浄化能力及び現像能力を維持しつつ感光体の表面の摩耗
を低減して感光体の寿命を延命することができる。
【0024】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の現像装置において、前
記素トナーは非磁性一成分トナーであるように構成され
る。
【0025】請求項2に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、素トナーが非磁性
一成分トナーであるので、鮮明な現像を行うことができ
る。
【0026】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項1又は2に記載の現像装置におい
て、前記粉末状外添研磨剤のBET法による比表面積が
100m2/g以下、望ましくは50m2/gであるよう
に構成される。
【0027】請求項3に記載の発明の作用によれば、請
求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、粉末状外添
研磨剤のBET法による比表面積が100m2/g以
下、望ましくは50m2/gであるので、研磨剤として
の機能を十分に果たし、感光体表面を確実に清浄化する
ことができる。
【0028】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の
現像装置において、前記粉末状外添研磨剤はシリカであ
るように構成される。
【0029】請求項4に記載の発明の作用によれば、請
求項1から3のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、粉末状外添研磨剤がシリカであるので、感光体表面
を確実に清浄化することができる。
【0030】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の
現像装置において、前記現像ローラはその表面がゴム等
の弾性材料により形成されて構成される。
【0031】請求項5に記載の発明の作用によれば、請
求項1から4のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、現像ローラはその表面が弾性材料により形成されて
いるので、感光体に接触するとき所定量変形して接触す
ることとなり、確実な現像を行うことができる。
【0032】上記の課題を解決するために、請求項6に
記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の
現像装置において、前記トナーには、流動性付与剤とし
ての粉末状外添剤が更に添加されて構成されている。
【0033】請求項6に記載の発明の作用によれば、請
求項1から5のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、トナーには、流動性付与剤としての粉末状外添剤が
更に添加されているので、トナーの流動性を向上させる
ことができ、鮮明な画像を形成することができると共
に、上記粉末外添研磨剤がいわゆるスペーサとしての作
用をも発揮することとなるので、トナーをリサイクルし
て繰り返し使用するようにしても、流動性付与剤として
の粉末状外添剤が素トナーに埋め込まれて流動性が低下
することもなく、トナーを流動性を充分に確保して、鮮
明な画像を形成することができる。
【0034】上記の課題を解決するために、請求項7に
記載の発明は、請求項6に記載の現像装置において、前
記流動性付与剤としての粉末状外添剤は、BET法にお
ける比表面積が120m2/g以上、望ましくは200
2/gであるように構成される。
【0035】請求項7に記載の発明の作用によれば、請
求項6に記載の発明の作用に加えて、流動性付与剤とし
ての粉末状外添剤がBET法における比表面積が120
2/g以上、望ましくは200m2/gであるので、ト
ナーに充分な流動性を持たせることができると共に、粉
末状外添研磨剤のいわゆるスペーサとしての機能を充分
に受けることができ、トナーをリサイクルして繰り返し
使用する場合であっても、トナーの流動性を充分に確保
することができる。
【0036】上記の課題を解決するために、請求項8に
記載の発明は、請求項6又は7に記載の現像装置におい
て、前記流動性付与剤としての粉末状外添剤はシリカで
あるように構成される。
【0037】請求項8に記載の発明の作用によれば、請
求項6又は7に記載の発明の作用に加えて、流動性付与
剤としての粉末状外添剤がシリカであるので、トナーの
流動性を充分に向上させることができる。
【0038】上記の課題を解決するために、請求項9に
記載の発明は、請求項1から8にいずれか一項に記載の
現像装置において、前記現像ローラの最外周部の線速度
を70mm/秒以上として構成される。
【0039】請求項9に記載の発明の作用によれば、請
求項1から8にいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、現像ローラの最外周部の線速度を70mm/秒以上
としたので、画像の記録形成動作を高速で行うことが可
能となり、短時間で鮮明な画像を形成することができ
る。
【0040】上記の課題を解決するために、請求項10
に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載
の現像装置と、記録すべき画像に対応した静電潜像を前
記感光体上に形成するスキャナユニット等の形成手段
と、前記形成された静電潜像に対応して前記感光体上に
付着している前記トナーを前記画像を記録すべき記録用
紙上に転写する転写ローラと転写手段と、前記記録用紙
上に転写された前記トナーを定着させる定着ユニット等
の定着手段と、を備える。
【0041】請求項10に記載の発明の作用によれば、
請求項1から9のいずれか一項に記載の発明の作用に加
えて、形成手段は、記録すべき画像に対応した静電潜像
を感光体上に形成する。
【0042】そして、転写手段は、形成された静電潜像
に対応して感光体上に付着しているトナーを記録用紙上
に転写する。
【0043】最後に、定着手段は、記録用紙上に転写さ
れたトナーを定着させる。
【0044】よって、感光体の寿命が延命化されるの
で、長期間に渡って鮮明な画像を形成することができ
る。
【0045】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面を用いて説明する。なお、以下に示す実
施の形態は、非磁性一成分方式の現像を行ういわゆるレ
ーザプリンタについて本発明を適用した場合の実施の形
態である。
【0046】(I)全体構成及び動作 始めに、実施形態に係るレーザプリンタの全体構成につ
いて、図1及び図2を用いて説明する。なお、図1は実
施形態に係るレーザプリンタの外観斜視図であり、図2
はその中央部の縦断面図である。
【0047】図1及び図2に示すように、実施形態のレ
ーザプリンタ1は、本体ケース2と、当該本体ケース2
の後部上面に設けられた第1給紙トレイユニット3及び
第2給紙トレイユニット4と、本体ケース2内に設けら
れた用紙搬送機構5と、形成手段としてのスキャナユニ
ット6と、現像装置としてのプロセスユニット7と、定
着手段としての定着ユニット8と、第1給紙トレイユニ
ット3、第2給紙トレイユニット4、用紙搬送機構5、
プロセスユニット7及び定着ユニット8等を駆動するた
めの本体ケース2の正面左端側部分に収容された駆動ユ
ニット(図示を省略する。)等を含んで構成されてい
る。
【0048】また、本体ケース2の前部上面部にはレー
ザプリンタ1の内部を開放可能なトップカバー10と、
排紙トレイ11とが設けられている。このうち、排紙ト
レイ11は、図2に実線で示す閉位置から鎖線で示す開
位置へ切り換え自在であり、開位置のときには記録済の
用紙を受けて蓄積するトレイとして機能する。
【0049】上述の構成のうち、スキャナユニット6と
プロセスユニット7と定着ユニット8とが実際に記録を
行うプリント機構部を構成する。
【0050】このうち、プロセスユニット7は、ケーシ
ング24内に、感光体としての感光ドラム25、帯電器
26、現像ローラ27、転写手段としての転写ローラ2
8、クリーニングローラ29等を収容して本体ケース2
内の所定部位に着脱可能なカートリッジ構造となってい
る。
【0051】更に、第1給紙トレイユニット3は、本体
ケース2の後端付近部分の上面部に固定的に設けられて
おり、第2給紙トレイユニット4は、本体ケース2のう
ちの第1給紙トレイユニット3の前面の上面部に着脱可
能に設けられている。
【0052】一方、用紙搬送機構5は、第1給紙トレイ
ユニット3又は第2給紙トレイユニット4から択一的に
給紙された用紙をプロセスユニット7へ搬送するための
もので、第1給紙トレイユニット3の下端側に設けられ
た一対の送りローラ12a及び12bと、第2給紙トレ
イユニット4の下端前面に設けられたレジストローラ1
3a及び13bとを備える。これらのうち、送りローラ
12aが駆動側ローラであり、送りローラ12bが従動
ローラである。また、レジストローラ13aが駆動側ロ
ーラであり、レジストローラ13bが従動ローラであ
る。
【0053】また、第1給紙トレイユニット3からレジ
ストローラ13a及び13bに至る用紙搬送路14は、
第2給紙トレイユニット4の下面に沿って延びる下面側
搬送路14aを含み、第2給紙トレイユニット4を本体
ケース2から取り外した状態では、下面側搬送路14a
が外部に開放状態となる。
【0054】更に、第1給紙トレイユニット3から給紙
された用紙は、送りローラ12a及び12bで送り駆動
されて下面側搬送路14aを通ってレジストローラ13
a及び13bに到達し、レジスト後に送り駆動されてプ
ロセスユニット7に搬送される。
【0055】一方、第2給紙トレイユニット4から給紙
された用紙は、レジストローラ13a及び13bに到達
し、レジスト後に送り駆動されてプロセスユニット7に
搬送される。
【0056】次に、第1給紙トレイユニット3について
詳細には、当該第1給紙トレイユニット3は、複数の用
紙Pを後方上がり傾斜状に収容可能なトレイケース36
と、トレイケース36の底部に設けられた用紙Pの下面
側を受ける用紙受け板37と、用紙受け板37を前方に
付勢する圧縮コイルスプリング38と、用紙受け板37
の前側に対向し且つトレイケース36の下端付近におい
て回動可能に取り付けられて所定角度開閉可能なトレイ
カバー39と、トレイカバー39の開作動に連動する用
紙受け板37を圧縮コイルスプリング38の付勢力に抗
して後方へリリースさせるリリース機構40と、給紙ロ
ーラ41等により構成されている。
【0057】更に、第2給紙トレイユニット4は、複数
の用紙Pを後方上がり傾斜状に収容可能なトレイケース
56と、トレイケース56の底部に設けられた用紙Pの
下面側を受ける用紙受け板57と、用紙受け板57を前
方に付勢する圧縮コイルスプリング58と、用紙受け板
57の前側に対向し且つトレイケース56の下端付近に
おいて回動可能に取り付けられて所定角度開閉可能なト
レイカバー59と、トレイカバー59の開作動に連動す
る用紙受け板57を圧縮コイルスプリング58の付勢力
に抗して後方へリリースさせるリリース機構60と、給
紙ローラ61等により構成されている。なお、第2給紙
トレイユニット4の前面には、手差しにより用紙Pを供
給するための手差し用給紙口80が設けられている。
【0058】次に、プロセスユニット7についてより具
体的に説明すると、当該プロセスユニット7は、スキャ
ナユニット6に設けられた後述するレーザ光学系により
記録すべき画像データに従って感光ドラム25の表面に
形成された静電潜像に対してトナーを供給することによ
り潜像のトナー現像を行うためのユニットである。
【0059】すなわち、プロセスユニット7は、感光ド
ラム25とその上面に接触する転写ローラ28、感光ド
ラム25の下方に配置されたスコロトロン型等の帯電器
26、給紙方向において感光ドラム25よりも上流側に
配置された現像ローラ27及びトナー供給ローラ31を
備える現像装置、更にその上流部に配置されたトナー貯
留部としての着脱可能なトナーカートリッジ30、感光
ドラム25よりも給紙方向において下流側に配置された
クリーンニングローラ29等から構成されている。
【0060】また、現像装置の現像室(トナー供給ロー
ラ31、現像ローラ27、後述の上オーガ42及び下オ
ーガ43等を含む部分をいう。以下同じ。)内におい
て、トナー供給ローラ31の上方には、一対の下オーガ
43及び上オーガ42が回転可能に配置されている。下
オーガ43は、トナーカートリッジ30からトナー供給
口30a(トナーカートリッジ30のほぼ中央位置に形
成された孔とケーシング24に形成された孔とにより構
成される。)を経て現像室内に供給されたトナーを、ト
ナー供給ローラ31の上方でトナー供給ローラ31の両
端部方向に搬送する機能を担い、また、上オーガ42
は、トナー供給ローラ31の両端側からトナー供給口3
0aに向かってトナーを搬送する機能を担う。このよう
に、下オーガ43及び上オーガ42を介してトナー供給
口30aから現像室側に供給されたトナーは、トナー供
給ローラ31の上方でその両側方向に搬送循環されるも
のであり、当該トナーは、搬送循環されている間にトナ
ー供給ローラ31に付着しつつ供給されていく。なお、
本実施形態では、上記上オーガ42の機能を促進するた
め、上オーガ42と下オーガ43との間に夫々のオーガ
の回転軸と平行な方向にオーガ仕切板44を設けてい
る。
【0061】一方、現像ローラ27の上方側でケーシン
グ24の下面には、L字型のブレード固定部材33aに
よりブレード33が固定されている。このブレード33
はトナー供給ローラ31から現像ローラ27に供給され
たトナーを所定の極性に帯電させると共にトナー層の層
厚を所定の厚さに規制するためのものである。
【0062】更に、感光ドラム25の外周面には、帯電
器26にて形成された帯電層に対してスキャナユニット
6からレーザビームを走査しつつ照射することにより記
録すべき画像データに対応した静電潜像が形成される。
このとき、トナーカートリッジ30内のトナーは、攪拌
体32により攪拌されてトナー供給口30aから放出さ
れた後、トナー供給ローラ31を介して現像ローラ27
の外周面に担持され、ブレード33によってトナー層の
厚さが規制される。これにより、感光ドラム25に形成
された静電潜像は、現像ローラ27によってトナーが付
着することにより顕像化され、転写ローラ28と感光ド
ラム25の間を通る用紙Pに転写される。その後、感光
ドラム25上に残った残トナーはクリーニングローラ2
2上で電気的に一旦保持された後、用紙Pに対する画像
の記録を行わない所定のタイミング(例えば、搬送され
てくる用紙Pと次の用紙Pとの間等)にて感光ドラム2
5上に電気的に戻され、更に現像ローラ27に担持され
て現像室内に回収される。
【0063】次に、スキャナユニット6について説明す
る。
【0064】図2に示すように、スキャナユニット6は
公知のレーザ光学系を備えており、入力された記録すべ
き画像データに基づいてレーザ光学系のスキャニングを
行って感光ドラム25の表面に静電潜像を形成するユニ
ットである。
【0065】より具体的には、スキャナユニット6は、
上記プロセスユニット7の下方に配置されており、スキ
ャナユニット6の上面には、スキャナカバー45が取り
付けられている。このスキャナカバー45は本体ケース
2における底板部46の給紙方向上流側に開口部の殆ど
を被覆して固定されている。そして、露光ユニットとし
てのスキャナユニット6は、スキャナカバー45の下面
側に、半導体レーザ等のレーザ発光部(図示せず。)、
スキャナモータ47、ポリゴンミラー20、レンズ22
及び反射鏡21、23等が配置されてなり、レーザ光
は、スキャナカバー45によって感光ドラム25の回転
軸線に沿って延びるように形成された横長のスキャナ孔
48にはめ込まれたガラス板49を通過して感光ドラム
25の外周面に照射される。これにより、画像データに
従って感光ドラム25の外周面に静電潜像が露光形成さ
れる。このようにしてスキャナユニット6のレーザ光学
系により感光ドラム25に形成された静電潜像に対して
上記プロセスユニット7を介してトナーが供給され、静
電潜像のトナー現像が行われる。
【0066】次に、プロセスユニット7に搬送された用
紙Pに対しては、プロセスユニット7内で感光ドラム2
5に形成された静電潜像に対応するトナー画像が転写さ
れ、この後、定着ユニット8に搬送される。この定着ユ
ニット8は、用紙Pに転写されているトナーを当該用紙
Pに加熱により定着させるもので、加熱ローラ34と、
当該加熱ローラ34に押圧されている押圧ローラ35
と、加熱ローラ34と押圧ローラ35の下流側に設けら
れ、用紙Pを本体ケース2の外部に排出する一対の排出
ローラ15a及び15bとを含んでいる。
【0067】なお、図2においては、レジストローラ1
3a及び13bより給紙方向下流側の排紙トレイ11ま
での間における用紙Pの経路Rが破線で示されている。
【0068】(II)プロセスユニットの細部構成及び機
次に、本発明に係るプロセスユニット7の細部構成につ
いて、図3及び図4を用いて説明する。なお、図3はプ
ロセスユニット7の縦断面拡大図であり、図4はプロセ
スユニット7における現像ローラ27と感光ドラム25
の接触状態を説明する断面図である。
【0069】上述のように画像形成時においては、トナ
ーは攪拌体32において攪拌されつつトナーカートリッ
ジ30のトナー供給口30aから排出され、下オーガ4
3及び上オーガ42並びにオーガ仕切板44の作用によ
りトナー供給ローラ31上の中心軸方向にほぼ均等に振
り分けられ、弾性ゴムローラからなる現像ローラ27に
供給される。このとき、トナー供給ローラ31と現像ロ
ーラ27がその接触部において相互に反対方向に回転
し、且つブレード33が接触していることによりトナー
が帯電されつつ現像ローラ27に供給されることとな
る。
【0070】次に、現像ローラ27に供給されたトナー
は、感光ドラム25に付着する。このとき、感光ドラム
25上には、帯電器26により帯電された感光ドラム2
5の外周表面(光導電層の表面)を走査したレーザ光に
より形成された画像データに対応する静電潜像(帯電器
26により所定レベルに帯電されたときの感光ドラム2
5の電位に対し、レーザ光が照射された部分だけ電位が
低下することにより形成された静電潜像)があり、この
静電潜像の部分に所定の極性に帯電したトナー(トナー
供給ローラ31と現像ローラ27との摩擦等により静電
潜像の電位と同極性に帯電している。)が電気的に付着
することにより静電潜像が顕像化することとなる。
【0071】ここで、現像ローラ27と感光ドラム25
との接触による静電潜像の現像について図4を用いて更
に詳しく説明すると、本実施形態のプロセスユニット7
における現像方式は非磁性一成分トナーを用いたインプ
レッション現像方式による反転現像方式であるので、現
像ローラ27はその表面がシリコンゴム等の弾性材料に
より形成されており、また、感光ドラム25は、例え
ば、アルミニウム製の円筒の表面に光導電層が形成され
ている。そして、実際の現像においては、現像ローラ2
7を感光ドラム25に押し付け、その接触部を変形させ
るようにして双方を同じ方向に(図4の場合には時計方
向)に回転させて現像を行う。このときの現像ローラ2
7の表面の変形量については、図4に示すように、当該
現像ローラ27の半径方向の変形量を、ここでは便宜上
つぶし量と称し、現像ローラ27の回転の接線方向の変
形部分の幅をニップ幅と称することとする。
【0072】この現像において現像ローラ27と感光ド
ラム25とが接触している部分を微視的に視ると、上述
のように、当該現像ローラ27の表面は感光ドラム25
との接触によりその半径方向に所定量押し潰され、面を
もって感光ドラム25に接触している。そして、当該面
内にトナーの粒子を多数包みこんだ状態(トナー層を形
成した状態)で当該接触面において相互に反対方向に移
動しながら所定の現像バイアス電圧が印加された現像ロ
ーラ27と感光ドラム25とが回転して現像が行われ
る。
【0073】そして、本実施形態においては、印刷の高
速化を図るため、感光ドラム25の回転速度(最外周部
の線速度)を、例えば、45mm/秒以上に設定するの
に関連して、感光ドラム25に対する現像ローラ27の
速度をも増加させるようにしている。より具体的には、
現像ローラ27と感光ドラム25との線速度の比が1.
5以上となるように、例えば、感光ドラム25の最外周
部の線速度を45mm/秒以上に設定したとき、現像ロ
ーラ27の周速の絶対値を感光ドラム25の最外周部の
線速度の絶対値で除した値(以下、速度比という。)が
1.5以上となるように、現像ローラ27の周速を70
mm/秒以上で回転させるようにしている。また、現像
ローラ27と感光体ドラム25間にかかる荷重(以下、
現像ローラ押圧荷重という。)は、例えば、A4版の用
紙Pに対応する現像ローラ27(その中心軸方向の長さ
が230mm)を用いる場合には、現像ローラ27の中
心軸方向において、1mm当たり2.0グラム以上とな
るように、現像ローラ27全体に対して、例えば500
グラム以上の押圧荷重が加えられている。
【0074】上述のようにして感光ドラム25上でトナ
ーが付着することにより顕像化した画像は、次に、転写
ローラ28によって搬送されてくる用紙Pに転写され、
その後、当該用紙Pが定着ユニット8へと搬送される。
【0075】次に、感光ドラム25上に残置している残
トナーは、クリーニングローラ29に電気的に吸着され
一時的に保持される。このとき、感光ドラム25とクリ
ーニングローラ29と間には、不織布等よりなるクリー
ナ55が設けられ、転写の際に生じた用紙Pの紙繊維や
ゴミ等の不純物がクリーニングローラ29に付着しない
ように構成されている。そして、用紙Pが搬送されてこ
ないタイミングにおいて残トナーがクリーニングローラ
29に付着したときとは逆方向の電界を感光ドラム25
と当該クリーニングローラ29との間にかけることによ
り、クリーニングローラ29上吸着している残トナーを
感光ドラム25上に戻す。
【0076】そして、感光ドラム25上に担持されてい
る残トナーがそのまま現像ローラ27まで運ばれ、当該
現像ローラ27により現像室内に回収され再利用され
る。
【0077】以上の動作が繰り返されることにより、画
像の形成が連続的に実行されるのである。
【0078】なお、本実施形態において、クリーニング
ローラ29を設けて残トナーを一時的に回収しているの
は、一枚の用紙Pに画像を記録する際、感光ドラム25
が繰り返し回転して連続的に使用されるためであり、も
し感光ドラム25上に付着した残トナーをそのまま現像
ローラ27により回収するものとすると、残トナーの部
分においてはレーザ光が遮られてしまうこととなり、結
果的に用紙Pの一部に記録すべき画像が用紙Pの後の方
の部分に残像として残ってしまうからである。
【0079】更に、本実施形態のプロセスユニット7に
おいては、上述の構成に加えて、図3に示すように、一
旦現像室内に回収されたトナーが現像室外部に洩れ出す
のを防ぐため、現像ローラ27に対してその回転の順方
向(接触する方向と現像ローラ27の回転が同じ方向と
なる方向)に接触するようにシール50を備えており、
当該シール50は、基材51を介してケーシング24の
下半分部分に固定されている。このシール50は、PE
T(ポリエチレンテレフタラート)素材等により極めて
平滑性よく形成されており、感光ドラム25から現像ロ
ーラ27に付着した残トナーが当該シール50により削
り落とされて回収されないことがないようになってい
る。このシール50により現像室内に回収された残トナ
ーが外部に洩れ出すことが防止される。
【0080】次に、本実施形態の現像装置に使用される
トナーについて説明する。
【0081】本実施形態のトナーは、いわゆる外添剤と
して、トナーの流動性を向上させるために、比較的粒径
の小さいシリカ(小粒径シリカ)等からなる粉末状外添
剤が添加されていると共に、上述のスペーサ機能並びに
研磨機能を発揮する外添剤、すなわち、粒径の大きなシ
リカ(大粒径シリカ)等からなる粉末状外添研磨剤が添
加されている。
【0082】そして、このトナーに含まれている粉末状
外添研磨剤としての大粒径シリカにより感光ドラム25
の表面が研磨され、この研磨により感光ドラム25の光
導電層の劣化を抑制して表面の清浄化を行うと共に、流
動性付与剤としての小粒径シリカが素トナーに埋め込ま
れないように機能してその流動性の向上作用を維持する
ようにしている。このときの大粒径シリカの外添量とし
ては、本発明においては、素トナー100重量部に対し
て0.5重量部以上0.9重量部以下とされている。
【0083】また、本発明の大粒径シリカの粒径として
は、上記スペーサとしての機能を発揮させると共に感光
ドラム25の表面に対する充分な研磨作用をも発揮させ
るために、具体的には、BET法による比表面積が10
0m2/g以上、望ましくは50m2/g程度とされる。
【0084】次に、レーザプリンタ1における印刷枚数
と感光ドラム25の摩耗量の関係について、上記大粒径
シリカの外添量(%)をパラメータとして種々変化させ
たときの実験結果を下記表1に示す。なお、実験時にお
ける感光ドラム25の最外周部の線速度、現像ローラ2
7の周速、現像ローラ27と感光ドラム25間の荷重等
のパラメータは、後述の図5内に示す。また、本実験に
用いた大粒径シリカは、BET法による比表面積が50
2/g(粒径は約40nm)のものである。
【0085】
【表1】 上記表1は、大粒径シリカの外添量を、外添なし、0.
3重量%、0.5重量%、0.8重量%、1.0重量%
及び1.2重量%としたときの印刷枚数(A4版記録用
紙を用いた。)と感光ドラム25の摩耗量(大粒径シリ
カの研磨により削られた量)との関係を示している。
【0086】また、上記表1の結果をグラフ化したもの
を図5に示す。なお、上記表1及び図5において、外添
量(%)はいわゆる重量%を示すものではなく、例え
ば、「1.0%」は素トナー100gに対して大粒径シ
リカを1g添加したときの値、すなわち、1gを100
gで除した値(すなわち、重量部)を示している。
【0087】上記表1及び図5から明らかなように、外
添量が1.0%(つまり、素トナー100重量部に対し
て1重量部を添加)を越えると、一万枚印刷したときに
感光ドラム25の摩耗量が20μmを越えている。ここ
で、一般に一万枚印刷したときに摩耗量が20μmを越
えると大粒径シリカにより研磨が過多であると判断でき
るので、大粒径シリカの外添量としては、素トナー10
0重量部に対して0.9重量部(0.9%)以下が適切
である。
【0088】一方、大粒径シリカの外添量の下限値とし
ては、感光ドラム25の表面における十分な研磨作用の
確保の観点からみると、図5より素トナー100重量部
に対して0.5重量部(0.5%)以上の外添が必要で
あることがわかる。
【0089】よって、以上の結果から、現像ローラ27
の周速を感光ドラム25の最外周部の線速度の1.5倍
以上とした(実験例では101/50=2.02倍とな
っている。)とき、BET法による比表面積が50m2
/gの大粒径シリカの外添量としては、素トナー100
重量部に対して0.5重量部(0.5%)以上0.9重
量部(0.9%)以下の範囲、望ましくは0.7〜0.
85重量部が適当である。
【0090】以上説明したように、本実施形態のプロセ
スユニット7の動作によれば、現像ローラ27と感光ド
ラム25間にかかる荷重を500グラム乃至はそれ以上
(A4版用紙の場合)とし、且つ感光ドラム25の最外
周部の線速度を45mm/秒として高速回転させるため
に、現像ローラ27の周速の絶対値を感光ドラム25の
最外周部の線速度の絶対値で除した値が1.5以上とな
るように、現像ローラ27を、例えば、70mm/秒以
上の周速で回転させるとき、トナーにおける大粒径シリ
カの添加の割り合いを素トナー100重量部に対して
0.5重量部以上0.9重量部以下とすることで、感光
ドラム25の表面の研磨による清浄化能力及び現像能力
を維持しつつ感光ドラム25の摩耗を低減して感光ドラ
ム25の寿命を延命することができる。
【0091】
【実施例】次に、本実施形態において好適に使用される
トナーの一実施例について説明する。
【0092】先ず、当該トナーの概略の構成は以下に示
す通りである。
【0093】 ・素トナー(粒径約9μm) バインダ樹脂(ポリエステル樹脂等)………………90〜95重量部 帯電制御剤(ニグロシン等)…………………………1〜5重量部 ワックス(ポリエチレン或はポリプロピレン等)…1〜3重量部 着色剤(カーボンブラック等)………………………2〜5重量部 ・外添剤 大粒径外添剤(シリカ…BET比表面積:50m2/g,粒径約40nm ) ……0.5〜0.9重量部 小粒径外添剤(シリカ…BET比表面積:200m2/g,粒径約12n m)……………………………………0.5〜1.0重量部 但し、外添剤の添加量は素トナー100重量部に対する
割り合いを示す。
【0094】そして、最も望ましいと思われるトナーと
して次のものを採用し、以下のような製法によってトナ
ーを作成した。
【0095】 ・ポリエステル樹脂A…………………91重量部 ・ニグロシン染料………………………3重量部 ・カーボンブラック……………………4重量部 ・ポリプロプレンワックス……………1重量部 〔製法〕上記組成を予備混合して、110℃に加熱した
2軸ニーダーで混練した後、速やかに冷却する。冷却物
は機械式粉砕機で2mmの目をパスする程度にまで粗粉
砕し、次いで風力式粉砕・分級機にて平均粒径を重量分
布で9nmに調整する。
【0096】次に、上記製法によって得られた素トナー
100重量部に対して、疎水性シリカ(平均粒径約40
nm、BET比表面積50m2/g)0.75重量部
と、疎水性シリカ(平均粒径約12nm、BET比表面
積200m2/g)0.5重量部をヘンシェルミキサを
用いて混合付着させてトナーを調整した。
【0097】なお、トナーの内添材料の一つである「ポ
リエステル樹脂A」は以下の製法によって作成した。
【0098】すなわち、ポリオキシプロピレン(2,
2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン2630g、ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1050g、テ
レフタル酸970g、イソドデセニル無水コハク酸33
5g、トリメリット酸310g及びジブチル錫オキシド
13gを四つ口フラスコに入れ、温度計、ステンレス製
攪拌棒、流下式コンデンサ及び窒素導入管を取り付け、
マントルヒータ中で窒素気流下にて230℃で反応させ
た。
【0099】このとき、重合度は、ASTM E28−
67に準拠した軟化点より追跡を行い、軟化点が149
℃に達したとき、反応を終了した。得られた樹脂をポリ
エステル樹脂Aとする。
【0100】なお、示差走査熱量計(セイコー電子工業
社製)で測定したポリエステル樹脂Aのガラス転移点
は、ピーク1本で62℃であった。また、JIS K8
700に準ずる方法によって測定した酸価は6(KOH
mg/g)であった。
【0101】上記ポリエステル樹脂A(バインダ樹脂)
におけるガラス転移温度(Tg)は以下の方法により測
定した。
【0102】すなわち、示差走査熱量計(セイコー電子
工業社製、DSC210)を用いて100℃まで昇温
し、その温度で3分間放置した後、降温速度10℃/分
で室温まで冷却したサンプルを、昇温速度10℃/分で
測定した際に、ガラス転移温度以下のベースラインの延
長線とピークの立上がり部分からピークの頂点までの間
での最大傾斜を示す接線との交点の温度を、ガラス転移
温度とした。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、現像ローラの外周部の移動方向が感光体
との接触部において感光体の表面の移動方向と反対方向
となるように現像ローラが回転しつつ現像を行う現像装
置において、少なくともトナーを素トナーと粉末状外添
研磨剤とにより構成すると共に、現像ローラと感光体間
にかかる荷重を現像ローラの中心軸方向において1mm
当り2.0グラム以上とし、現像ローラの最外周部の線
速度の絶対値を感光体の表面の移動速度の絶対値で除し
た値を1.5以上としたとき、トナーにおける外添研磨
剤の添加の割り合いを、素トナー100重量部に対して
0.5重量部以上0.9重量部以下としている。
【0104】これにより、感光体の表面の研磨による清
浄化能力及び現像能力を維持しつつ感光体の表面の摩耗
を低減して感光体の寿命を延命することができる。
【0105】従って、現像装置としての寿命を延命する
ことができ、長期間に渡って鮮明な現像を行うことがで
きる。
【0106】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、素トナーが非磁性一成分
トナーであるので、鮮明な現像を行うことができる。
【0107】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加えて、粉末状外添研磨剤
のBET法による比表面積が100m2/g以下、望ま
しくは50m2/gであるので、研磨剤としての機能を
十分に果たし、感光体表面を確実に清浄化することがで
きる。
【0108】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、粉
末状外添研磨剤がシリカであるので、感光体表面に対す
る清浄化効果を向上させることができる。
【0109】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、現
像ローラはその表面が弾性材料により形成されているの
で、感光体に接触するとき所定量変形して接触すること
となり、確実な現像を行うことができる。
【0110】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
から5のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、ト
ナーには、流動性付与剤としての粉末状外添剤が更に添
加されているので、トナーの流動性を向上させることが
でき、鮮明な画像を形成することができると共に、粉末
外添研磨剤がいわゆるスペーサとしての作用をも発揮す
ることとなるので、トナーをリサイクルして繰り返し使
用するようにしても、流動性付与剤としての粉末状外添
剤が素トナーに埋め込まれて流動性が低下することもな
く、トナーを流動性を充分に確保して、鮮明な画像を形
成することができる。
【0111】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
に記載の発明の効果に加えて、流動性付与剤としての粉
末状外添剤がBET法における比表面積が120m2
g以上、望ましくは200m2/gであるので、トナー
に充分な流動性を持たせることができると共に、粉末状
外添研磨剤のいわゆるスペーサとしての機能を充分に受
けることができ、トナーをリサイクルして繰り返し使用
する場合であっても、トナーの流動性を充分に確保する
ことができる。
【0112】請求項8に記載の発明によれば、請求項6
又は7に記載の発明の効果に加えて、流動性付与剤とし
ての粉末状外添剤がシリカであるので、トナーの流動性
を充分に向上させることができる。
【0113】請求項9に記載の発明によれば、請求項1
から8にいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、現
像ローラの最外周部の線速度を70mm/秒以上とした
ので、画像の記録形成動作を高速で行うことが可能とな
り、短時間で鮮明な画像を形成することができる。
【0114】請求項10に記載の発明によれば、請求項
1から9のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、
感光体の寿命が延命化されるので、鮮明な画像を長期間
に渡って記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタの外観を示す斜視図である。
【図2】レーザプリンタの構成を示す縦断面図である。
【図3】プロセスユニットの構成を示す縦断面図であ
る。
【図4】現像における現像ローラと感光ドラムの接触状
態を示す断面図である。
【図5】外添量をパラメータとしたときの印刷枚数と感
光ドラムの摩耗量との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…レーザプリンタ 2…本体ケース 3…第1給紙トレイユニット 4…第2給紙トレイユニット 5…用紙搬送機構 6…スキャナユニット 7…プロセスユニット 8…定着ユニット 10…トップカバー 11…排紙トレイ 12a、12b…送りローラ 13a、13b…レジストローラ 14…用紙搬送路 14a…下面側搬送路 15a、15b…排出ローラ 20…ポリゴンミラー 21、23…反射鏡 22…レンズ 24…ケーシング 25…感光ドラム 26…帯電器 27…現像ローラ 28…転写ローラ 29…クリーニングローラ 30…トナーカートリッジ 31…トナー供給ローラ 32…攪拌体 33…ブレード 33a…ブレード固定部材 34…加熱ローラ 35…押圧ローラ 36、56…トレイケース 37、57…用紙受け板 38、58…圧縮コイルスプリング 39、59…トレイカバー 40、60…リリース機構 41、61…給紙ローラ 42…上オーガ 43…下オーガ 44…オーガ仕切板 45…スキャナカバー 46…底板部 47…スキャナモータ 48…スキャナ孔 49…ガラス板 50…シール 51…基材 55…クリーナ 80…手差し給紙口 P…用紙 R…経路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と、当該感光体に接触し当該感光
    体の表面の移動に伴って回転する現像ローラとを少なく
    とも備え、帯電したトナーを用いて電子写真方式により
    現像を行う現像装置であって、前記現像ローラの外周部
    の移動方向が前記感光体との接触部において当該感光体
    の表面の移動方向と反対方向となるように前記現像ロー
    ラが回転しつつ現像を行う現像装置において、 前記トナーを、少なくとも前記現像に用いられる素トナ
    ーと粉末状外添研磨剤とにより構成すると共に、 前記現像ローラと前記感光体間にかかる荷重を当該現像
    ローラの中心軸方向において1mm当り2.0グラム以
    上とし、前記現像ローラの最外周部の線速度の絶対値を
    前記感光体の表面の移動速度の絶対値で除した値を1.
    5以上としたとき、 前記トナーにおける前記粉末状外添研磨剤の添加の割り
    合いを、素トナー100重量部に対して0.5重量部以
    上0.9重量部以下としたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の現像装置において、 前記素トナーは非磁性一成分トナーであることを特徴と
    する現像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の現像装置におい
    て、 前記粉末状外添研磨剤のBET法による比表面積が10
    0m2/g以下、望ましくは50m2/gであることを特
    徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    現像装置において、 前記粉末状外添研磨剤はシリカであることを特徴とする
    現像装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    現像装置において、 前記現像ローラはその表面が弾性材料により形成されて
    いることを特徴とするう現像装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか一項に記載の
    現像装置において、 前記トナーには、流動性付与剤としての粉末状外添剤が
    更に添加されていることを特徴とする現像装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の現像装置において、 前記流動性付与剤としての粉末状外添剤は、BET法に
    おける比表面積が120m2/g以上、望ましくは20
    0m2/gであることを特徴とする現像装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載の現像装置におい
    て、 前記流動性付与剤としての粉末状外添剤はシリカである
    ことを特徴とする現像装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8にいずれか一項に記載の
    現像装置において、 前記現像ローラの最外周部の線速度を70mm/秒以上
    としたことを特徴とする現像装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれか一項に記載
    の現像装置と、 記録すべき画像に対応した静電潜像を前記感光体上に形
    成する形成手段と、 前記形成された静電潜像に対応して前記感光体上に付着
    している前記トナーを前記画像を記録すべき記録用紙上
    に転写する転写手段と、 前記記録用紙上に転写された前記トナーを定着させる定
    着手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002091068A (ja) * 2000-09-13 2002-03-27 Tomoegawa Paper Co Ltd 静電荷現像用トナー
US7280786B2 (en) 2002-09-24 2007-10-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Electrostatic developing toner

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