JPH10239640A - コンタクトレンズ - Google Patents

コンタクトレンズ

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Publication number
JPH10239640A
JPH10239640A JP5840597A JP5840597A JPH10239640A JP H10239640 A JPH10239640 A JP H10239640A JP 5840597 A JP5840597 A JP 5840597A JP 5840597 A JP5840597 A JP 5840597A JP H10239640 A JPH10239640 A JP H10239640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cornea
contact lens
center
peripheral
contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP5840597A
Other languages
English (en)
Inventor
Touichi Senda
東市 千田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RAINBOW OPT KENKYUSHO KK
Original Assignee
RAINBOW OPT KENKYUSHO KK
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Publication date
Application filed by RAINBOW OPT KENKYUSHO KK filed Critical RAINBOW OPT KENKYUSHO KK
Priority to JP5840597A priority Critical patent/JPH10239640A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトレンズの内面を、角膜移植後の角
膜やこれに類する角膜の形状に合せることにより、装着
感がよく、長時間使用できるものとする。 【解決手段】 コンタクトレンズ1は、角膜に接する側
となる凹状の内面が、中心に配置されて円形の中央部2
と、その周囲に環状に形成される周辺部3とからなって
いる。中央部2は角膜移植術により移植された中心角膜
に接する面となり、球面状に形成されている。周辺部3
は周辺角膜に接する面となり、累進的にカープが緩やか
になるよう変化する非球面状に形成されている。 【効果】 角膜の中心と周辺との段差が大きく中心が扁
平な形状の角膜であっても、コンタクトレンズの中央部
と周辺部がそれぞれ平衡して装着されるので装着感がよ
く長時間使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、角膜移植後や、こ
れに類する角膜形状の屈析矯正用や光学レンズとして用
いることができるコンタクトレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、角膜移植術を行う症例は、さまざ
まなケースがあるが、代表的なものに円錐角膜、角膜混
濁、角膜変性、外傷等がある。移植術は、患部角膜をト
レパンで除去し、同じサイズの新鮮角膜を周辺角膜と縫
合して行う。この際に、移植した中心角膜と周辺角膜と
の段差が大きくなり、形状としては、中心がフラットな
形状となる。従って、このような形状の角膜にコンタク
トレンズを装着すること困難であり、長時間の装着に耐
えることができないという問題点があった。
【0003】即ち、まず、従来品としてソフトコンタク
トレンズの上にハードコンタクトレンズを重ねて使用す
る方法がある。しかし、この方法では2枚のレンズを組
合せて使用することから取扱いが煩雑となり使用者の支
出するコストも高くなる。次に、単一球面レンズで装着
する方法がある。しかし、この方法では、角膜上でのレ
ンズの安定が悪く、装着感も悪いので長時間装着できな
い。
【0004】また、内面多段カープ(3段、4段)で装
着する方法もある。しかし、この方法では、レンズが角
膜上で固着してしまうことと、安定が悪く長い時間装着
できないという欠点があった。このことは、角膜移植後
に限らずこれと同様の形状をした角膜に使用する場合に
おいても同様の欠点であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みて創案されたものであって、その主たる課題は、コン
タクトレンズの内面を、角膜移植後の角膜やこれに類す
る角膜の形状に合せることにより、装着感がよく、長時
間使用できるものとするコンタクトレンズを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、角膜に接する側となる凹状の
内面が、円形の中央部と周辺部とからなり、該中央部と
周辺部とが2つの異なる湾曲面からなっている、という
技術的手段を講じている。
【0007】また、請求項2の発明では、請求項1の発
明において、中央部の湾曲面が球面状に形成され、周辺
部の湾曲面が累進的にカープが緩やかになるよう変化す
る非球面状に形成されてなる、という技術的手段を講じ
ている。
【0008】更に、請求項3の発明では、請求項1の発
明において、中央部の湾曲面が累進的にカープが緩やか
になるよう変化する非球面状に形成され、周辺部の湾曲
面も累進的にカープが緩やかになるよう変化する非球面
状に形成されてなる、という技術的手段を講じている。
ここで、中央部の湾曲面は、角膜移植後の角膜形状に対
応する形状からなっていることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の態様】以下に、本発明のコンタクトレン
ズの好適実施例について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すコンタクトレンズ1は、角膜に接す
る側となる凹状の内面が、中心に配置されて円形の中央
部2と、その周囲に環状に形成される周辺部3とからな
っている。
【0010】そして、中央部2は角膜移植術により移植
された中心角膜に接する面となり、周辺部3は周辺角膜
に接する面となり、それぞれ2つの異なる湾曲面からな
っている。ここでコンタクトレンズ1の種類は特に限定
されるものではなく、例えば、ハードコンタクトレン
ズ、酸素透過性ハードコンタクトレンズ、含水性ソフト
コンタクトレンズ、非含水性ソフトコンタクトレンズ等
を含むものである。
【0011】次に、中央部2は、図示例の場合、球面状
に形成されている。この中央部2のカーブ及び径は、移
植角膜のカーブと径に近い形状とすることが望ましい。
また、周辺部3は、累進的にカープが緩やかになるよう
変化する非球面状に形成されている。これは、中心角膜
よりスティープな周辺角膜に対応させるためである。こ
れらのカープの形状は、レースカット製法を用いて成形
することができ、また二面の形状を持つ型を用いるキャ
ストモールド製法で成形することができる。
【0012】この周辺部のカープの設定には、この周辺
カープの累進的にフラットになっていく率(離心率)を
変えることによって調整することができる。これは、疾
病によっては中央部2のカープと周辺部3のカープとの
差が大きく異なるので、周辺カープが累進的に広がって
いく率をそれぞれの角膜形状のタイプによって調整す
る。これにより、中央部2は移植後の角膜中心に対応
し、周辺部3は角膜周辺部に対応するので、コンタクト
レンズ1は角膜の中心及び周辺を角膜のカープと平衡状
態を保った状態で装着することが可能となる。
【0013】図3および図4に示すコンタクトレンズ1
は、中央部2を小径とし、該中央部2の湾曲面が累進的
にカープが緩やかになるよう変化する非球面状に形成さ
れた場合の異なる実施例を示す。その他の構成は前記実
施例と同様であるのでその説明を省略する。このコンタ
クトレンズ1では、内面側が中心部2と周辺部とを異な
る非球面形状にすることにより、角膜の中心及び周辺で
角膜のカープと平衡状態を保つことできる。
【0014】上記実施例では、角膜移植後の角膜に用い
るコンタクトレンズについて説明したが、この発明でコ
ンタクトレンズの用途は特に限定されるものではなく、
角膜移植後の角膜形状と類似する形状の角膜、例えばR
K手術後の角膜、PRK手術後の角膜、円錐角膜等の、
角膜の中心と周辺との段差が大きく中心が扁平な形状の
場合にも用いることができる。また、この発明のコンタ
クトレンズは、視力補正以外で、この様な構造で角膜に
接する光学レンズにも適用することができる。その他、
この発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうる
こと勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上のようにこの発明では、角膜の中心
と周辺との段差が大きく、中心がやや扁平な形状の角膜
に合せて、コンタクトレンズの内面を中心部と周辺部と
に分け、それぞれを異なるカーブで湾曲させることによ
り、コンタクトレンズは角膜の中心及び周辺を角膜のカ
ープと平衡状態を保った状態で装着されるので、装着感
がよく長時間使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のコンタクトレンズの正面図であ
る。
【図2】同断面図である。
【図3】第2実施例のコンタクトレンズの正面図であ
る。
【図4】同断面図である。
【符号の説明】
1・・・コンタクトレンズ 2・・・中央部 3・・・周辺部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角膜に接する側となる凹状の内面が、円
    形の中央部と周辺部とからなり、該中央部と周辺部とが
    2つの異なる湾曲面からなっていることを特徴とするコ
    ンタクトレンズ。
  2. 【請求項2】 中央部の湾曲面が球面状に形成され、周
    辺部の湾曲面が累進的にカープが緩やかになるよう変化
    する非球面状に形成されてなることを特徴とする請求項
    1に記載のコンタクトレンズ。
  3. 【請求項3】 中央部の湾曲面が累進的にカープが緩や
    かになるよう変化する非球面状に形成され、周辺部の湾
    曲面も累進的にカープが緩やかになるよう変化する非球
    面状に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載
    のコンタクトレンズ。
  4. 【請求項4】 中央部の湾曲面が、角膜移植後の角膜形
    状に対応する形状からなっていることを特徴とする請求
    項2または3に記載のコンタクトレンズ。
JP5840597A 1997-02-26 1997-02-26 コンタクトレンズ Pending JPH10239640A (ja)

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JP5840597A JPH10239640A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 コンタクトレンズ

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JPH10239640A true JPH10239640A (ja) 1998-09-11

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JP5840597A Pending JPH10239640A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 コンタクトレンズ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003015094A (ja) * 2001-06-28 2003-01-15 Seed Co Ltd ハードコンタクトレンズ
JP2005534994A (ja) * 2002-08-07 2005-11-17 トゥン、シアオ・チン 角膜矯正用2焦点コンタクトレンズ
JP2008502942A (ja) * 2004-06-14 2008-01-31 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッド コンタクトレンズおよびコンタクトレンズの設計方法

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JP2008502942A (ja) * 2004-06-14 2008-01-31 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッド コンタクトレンズおよびコンタクトレンズの設計方法

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