JPH10239476A - 制御棒駆動機構用位置指示装置 - Google Patents
制御棒駆動機構用位置指示装置Info
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- JPH10239476A JPH10239476A JP9041754A JP4175497A JPH10239476A JP H10239476 A JPH10239476 A JP H10239476A JP 9041754 A JP9041754 A JP 9041754A JP 4175497 A JP4175497 A JP 4175497A JP H10239476 A JPH10239476 A JP H10239476A
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- control rod
- separation
- drive mechanism
- separation detection
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】位置検出機能を満足させ、かつプローブ数を削
減し、現地での据付・取外し作業時間を短縮して作業員
の被曝低減を図る。 【解決手段】スクラム位置検出プローブ16内に複数のリ
ードスイッチ22とともに単数の分離検出用スイッチ25を
収納配置する。また、分離検出用スイッチ25の代りにＡ
系用とＢ系用分離検出用スイッチ25ａ，25ｂを収納配置
して、それぞれ独立した回路を持つようにすることもで
きる。これにより、１本のプローブ16に全ての機能を持
たせることができ、また、モータブラケット，スプール
ピースのプローブ用貫通孔が不要となり、製作が容易と
なり、据付，取外しの作業時間が短縮し、作業者の被曝
低減に寄与する。
減し、現地での据付・取外し作業時間を短縮して作業員
の被曝低減を図る。 【解決手段】スクラム位置検出プローブ16内に複数のリ
ードスイッチ22とともに単数の分離検出用スイッチ25を
収納配置する。また、分離検出用スイッチ25の代りにＡ
系用とＢ系用分離検出用スイッチ25ａ，25ｂを収納配置
して、それぞれ独立した回路を持つようにすることもで
きる。これにより、１本のプローブ16に全ての機能を持
たせることができ、また、モータブラケット，スプール
ピースのプローブ用貫通孔が不要となり、製作が容易と
なり、据付，取外しの作業時間が短縮し、作業者の被曝
低減に寄与する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は沸騰水型原子炉の改
良型制御棒駆動装置（ＦＭＣＲＤ）に設置されている制
御棒駆動機構用位置指示装置に関する。
良型制御棒駆動装置（ＦＭＣＲＤ）に設置されている制
御棒駆動機構用位置指示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】軽水炉としての沸騰水型原子炉の概略を
図６により説明すれば、主として原子炉圧力容器１と、
この原子炉圧力容器１内にシュラウドにより包囲され多
数の燃料集合体が装荷された炉心部と、この炉心部２の
燃料集合体の間に下方から所定間隔で多数挿入される制
御棒３とからなっている。炉心部３の上方には気水分離
器および蒸気乾燥器が設置されている。蒸気乾燥器を流
出した主蒸気は主蒸気管を通してタービンへ送られてタ
ービンを回転させる。
図６により説明すれば、主として原子炉圧力容器１と、
この原子炉圧力容器１内にシュラウドにより包囲され多
数の燃料集合体が装荷された炉心部と、この炉心部２の
燃料集合体の間に下方から所定間隔で多数挿入される制
御棒３とからなっている。炉心部３の上方には気水分離
器および蒸気乾燥器が設置されている。蒸気乾燥器を流
出した主蒸気は主蒸気管を通してタービンへ送られてタ
ービンを回転させる。
【０００３】制御棒３をこの制御棒３と一体となってい
る制御棒駆動機構（以下ＣＲＤと称す）４によって炉心
部２へ挿入または引き抜いて、その設定位置を適宜調整
することによって原子炉の反応度を制御し、出力調整が
行われる。
る制御棒駆動機構（以下ＣＲＤと称す）４によって炉心
部２へ挿入または引き抜いて、その設定位置を適宜調整
することによって原子炉の反応度を制御し、出力調整が
行われる。
【０００４】ＣＲＤ４は原子炉圧力容器１の下部鏡板に
複数配設された制御棒駆動機構ハウジング（以下ＣＲＤ
ハウジングと称す）５内に下方から挿入されて固定され
る。ＣＲＤ４の詳細は図７に示すようにＣＲＤハウジン
グ５内に中空ピストン６が昇降自在に収容され、この中
空ピストン６の頂部に設けた連結部材によって図６に示
す制御棒３と中空ピストン６が一体的に連結される。
複数配設された制御棒駆動機構ハウジング（以下ＣＲＤ
ハウジングと称す）５内に下方から挿入されて固定され
る。ＣＲＤ４の詳細は図７に示すようにＣＲＤハウジン
グ５内に中空ピストン６が昇降自在に収容され、この中
空ピストン６の頂部に設けた連結部材によって図６に示
す制御棒３と中空ピストン６が一体的に連結される。
【０００５】ＣＲＤ４には、平常時において原子炉出力
を所定状態に調整維持するために行う制御棒３の比較的
緩慢な挿入引抜動作（シム動作）と、非常時に原子炉を
緊急停止するために行う制御棒３の急速挿入（スクラム
動作）とがある。
を所定状態に調整維持するために行う制御棒３の比較的
緩慢な挿入引抜動作（シム動作）と、非常時に原子炉を
緊急停止するために行う制御棒３の急速挿入（スクラム
動作）とがある。
【０００６】一般的に動作はＣＲＤハウジング５の下方
にスプールピース21およびモータブラケット20を介して
取着した電動機７の駆動で行い、スクラム動作は水圧制
御ユニット（ＨＣＵ）11からスクラム配管12を通して水
圧駆動で行われる。
にスプールピース21およびモータブラケット20を介して
取着した電動機７の駆動で行い、スクラム動作は水圧制
御ユニット（ＨＣＵ）11からスクラム配管12を通して水
圧駆動で行われる。
【０００７】シム動作時は、電動機７を駆動して、その
回転駆動を駆動軸８を介してボールねじ軸９に伝達し、
ボールねじ軸９に螺合したボールナット10を上下動させ
る。これにより、中空ピストン６に支持連結された制御
棒３は炉心２に挿入され、または引き抜かれる。
回転駆動を駆動軸８を介してボールねじ軸９に伝達し、
ボールねじ軸９に螺合したボールナット10を上下動させ
る。これにより、中空ピストン６に支持連結された制御
棒３は炉心２に挿入され、または引き抜かれる。
【０００８】一方、スクラム動作時には、水圧制御ユニ
ット11からスクラム配管12を経由し、さらにＣＲＤフラ
ンジ13内に形成した挿入流路14を経てＣＲＤ４内に高圧
水が注入され、その高圧水で中空ピストン６の下面を加
圧し急速に押し上げる。これにより、制御棒３の炉心部
２に高速で挿入するようになっている。
ット11からスクラム配管12を経由し、さらにＣＲＤフラ
ンジ13内に形成した挿入流路14を経てＣＲＤ４内に高圧
水が注入され、その高圧水で中空ピストン６の下面を加
圧し急速に押し上げる。これにより、制御棒３の炉心部
２に高速で挿入するようになっている。
【０００９】このスクラム動作時の制御棒３の挿入量を
知るために、中空ピストン６の下端に円周方向 180°離
れて２個の永久磁石としてマグネット15（内１個は図示
しない）を取り付けるとともに、ＣＲＤハウジング５の
外側に図８（ａ）に拡大して示す複数のリードスイッチ
22が一定間隔で配設された長尺のスクラム位置検出プロ
ーブ16を設け、中空ピストン６の移動に伴ってマグネッ
ト15により順次付勢されるリードスイッチ22の開閉状況
を検出してマグネット15の挿入時間、ひいては制御棒３
の挿入時間を検知するようにしている。
知るために、中空ピストン６の下端に円周方向 180°離
れて２個の永久磁石としてマグネット15（内１個は図示
しない）を取り付けるとともに、ＣＲＤハウジング５の
外側に図８（ａ）に拡大して示す複数のリードスイッチ
22が一定間隔で配設された長尺のスクラム位置検出プロ
ーブ16を設け、中空ピストン６の移動に伴ってマグネッ
ト15により順次付勢されるリードスイッチ22の開閉状況
を検出してマグネット15の挿入時間、ひいては制御棒３
の挿入時間を検知するようにしている。
【００１０】さらに、ＣＲＤ４には制御棒３が万一炉心
部２にスティックし、中空ピストン６と分離した場合に
分離状態を検知するために図８（ｂ）に拡大して示す短
尺の分離検出プローブ17を設けている。分離検出プロー
ブ17内にはリードスイッチ22が１個配設されている。
部２にスティックし、中空ピストン６と分離した場合に
分離状態を検知するために図８（ｂ）に拡大して示す短
尺の分離検出プローブ17を設けている。分離検出プロー
ブ17内にはリードスイッチ22が１個配設されている。
【００１１】しかして、制御棒３が分離すると、制御棒
３の重量が駆動部から除荷されるため、軸封部に設けた
マグネットハウジング23にリング状にはめ込まれている
マグネット18がスプリング19の力により持ち上がり、こ
の時のマグネット18の動きを分離検出プローブ17内のリ
ードスイッチ22で検出している。
３の重量が駆動部から除荷されるため、軸封部に設けた
マグネットハウジング23にリング状にはめ込まれている
マグネット18がスプリング19の力により持ち上がり、こ
の時のマグネット18の動きを分離検出プローブ17内のリ
ードスイッチ22で検出している。
【００１２】スクラム位置検出プローブ16および分離検
出プローブ17の下端部はそれぞれモータブラケット20に
固定されている。スクラム位置検出プローブ16は長尺
で、その上部はスピールプース21のフランジ部，ＣＲＤ
フランジ13およびＣＲＤハウジング５の下部フランジに
設けた貫通孔を貫通して突出している。一方、分離検出
プローブ17は短尺で、その上端部はスプールピース21の
上部フランジに設けた貫通孔24に挿入された状態でとど
まっているにすぎない。
出プローブ17の下端部はそれぞれモータブラケット20に
固定されている。スクラム位置検出プローブ16は長尺
で、その上部はスピールプース21のフランジ部，ＣＲＤ
フランジ13およびＣＲＤハウジング５の下部フランジに
設けた貫通孔を貫通して突出している。一方、分離検出
プローブ17は短尺で、その上端部はスプールピース21の
上部フランジに設けた貫通孔24に挿入された状態でとど
まっているにすぎない。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のスクラム位
置検出プローブ16および分離検出プローブ17はＣＲＤ１
体あたりスクラム位置検出プローブ16が１体、分離検出
プローブ17がＡ系用とＢ系用としてそれぞれ１体の合計
２体で、総計３体設置されているため、それらの据付・
取外し作業に多くの時間を要していた。
置検出プローブ16および分離検出プローブ17はＣＲＤ１
体あたりスクラム位置検出プローブ16が１体、分離検出
プローブ17がＡ系用とＢ系用としてそれぞれ１体の合計
２体で、総計３体設置されているため、それらの据付・
取外し作業に多くの時間を要していた。
【００１４】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、それぞれ検出機能を満足させた状態で構成部
品の数量を削減し、かつ簡素化して現地据付・取外し作
業時間を短縮し、もって作業者の放射線被曝低減を図る
ことができる制御棒駆動機構用位置指示装置を提供する
ことにある。
たもので、それぞれ検出機能を満足させた状態で構成部
品の数量を削減し、かつ簡素化して現地据付・取外し作
業時間を短縮し、もって作業者の放射線被曝低減を図る
ことができる制御棒駆動機構用位置指示装置を提供する
ことにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１は、制
御棒に連結され、この制御棒とともに動作する中空ピス
トンと、この中空ピストンの下端に設けた永久磁石の磁
力により開閉し、前記制御棒の位置を検出する複数のリ
ードスイッチを収納配置したスクラム位置検出プローブ
とを具備し、このスクラム位置検出プローブ内に前記制
御棒の急速挿入時に軸封部に設けた永久磁石の磁力によ
り開閉し、前記制御棒および前記中空ピストンがボール
ねじと分離したことを検出する分離検出用スイッチを収
納配置してなることを特徴とする。
御棒に連結され、この制御棒とともに動作する中空ピス
トンと、この中空ピストンの下端に設けた永久磁石の磁
力により開閉し、前記制御棒の位置を検出する複数のリ
ードスイッチを収納配置したスクラム位置検出プローブ
とを具備し、このスクラム位置検出プローブ内に前記制
御棒の急速挿入時に軸封部に設けた永久磁石の磁力によ
り開閉し、前記制御棒および前記中空ピストンがボール
ねじと分離したことを検出する分離検出用スイッチを収
納配置してなることを特徴とする。
【００１６】本発明の請求項２は、前記分離検出用スイ
ッチは２系統用分離検出スイッチからなることを特徴と
する。本発明の請求項３は、前記２系統用分離検出スイ
ッチはそれぞれ独立して設けられた分離信号回路に接続
されてなることを特徴とする。本発明の請求項４は、前
記２系統用の分離検出スイッチは制御棒駆動機構の中心
とマグネットとを結ぶ線の延長線上でかつスプールピー
スの中心を中心とする同心円上に配置されてなることを
特徴とする。
ッチは２系統用分離検出スイッチからなることを特徴と
する。本発明の請求項３は、前記２系統用分離検出スイ
ッチはそれぞれ独立して設けられた分離信号回路に接続
されてなることを特徴とする。本発明の請求項４は、前
記２系統用の分離検出スイッチは制御棒駆動機構の中心
とマグネットとを結ぶ線の延長線上でかつスプールピー
スの中心を中心とする同心円上に配置されてなることを
特徴とする。
【００１７】
【発明の実施の形態】図１および図２により本発明の請
求項１に係る制御棒駆動機構用位置指示装置の第１の実
施の形態を説明する。図１は、本発明の第１の実施の形
態の位置指示装置の概略断面図であり、図２は、図１の
位置指示装置を組み込んだ制御棒駆動機構を示してい
る。なお、各図ともに図７および図８と同一部分には同
一符号を付して、重複する部分の説明は省略する。
求項１に係る制御棒駆動機構用位置指示装置の第１の実
施の形態を説明する。図１は、本発明の第１の実施の形
態の位置指示装置の概略断面図であり、図２は、図１の
位置指示装置を組み込んだ制御棒駆動機構を示してい
る。なお、各図ともに図７および図８と同一部分には同
一符号を付して、重複する部分の説明は省略する。
【００１８】本実施の形態が従来例と異なる点は短尺の
分離検出プローブ17を削除して、従来分離検出プローブ
17に配設していたリードスイッチ22の代りに、新たに分
離検出スイッチ25をスクラム位置検出プローブ16内の所
定の位置に収納配置したことにある。これにより全ての
検出機能を満足する位置指示装置が１体のプローブで実
現できることになる。
分離検出プローブ17を削除して、従来分離検出プローブ
17に配設していたリードスイッチ22の代りに、新たに分
離検出スイッチ25をスクラム位置検出プローブ16内の所
定の位置に収納配置したことにある。これにより全ての
検出機能を満足する位置指示装置が１体のプローブで実
現できることになる。
【００１９】本実施の形態によれば、ＣＲＤ４を１体に
対してプローブ数が１体のみでよいことになり、据付・
取外し時間が大幅に短縮され、定期検査の期間も短縮で
き作業員の被曝低減が図れる。また、ＣＲＤ４周辺のス
ペースが拡大され、電動機７の据付・取外し等の作業性
が向上する。
対してプローブ数が１体のみでよいことになり、据付・
取外し時間が大幅に短縮され、定期検査の期間も短縮で
き作業員の被曝低減が図れる。また、ＣＲＤ４周辺のス
ペースが拡大され、電動機７の据付・取外し等の作業性
が向上する。
【００２０】さらに、図８に示すように従来設けていた
スプールピース21の貫通孔24，モータブラケット20の分
離検出プローブ17の固定用貫通孔が不要となり、製作が
容易となる。
スプールピース21の貫通孔24，モータブラケット20の分
離検出プローブ17の固定用貫通孔が不要となり、製作が
容易となる。
【００２１】次に図３により本発明の請求項２に係る位
置指示装置の第２の実施の形態を説明する。本実施の形
態は、第１の実施の形態において、分離検出スイッチ25
の代りにＡ系、Ｂ系の２系統の分離検出プローブ25ａ，
25ｂをスクラム位置検出プローブ16内の所定の位置に収
納配置したことにある。
置指示装置の第２の実施の形態を説明する。本実施の形
態は、第１の実施の形態において、分離検出スイッチ25
の代りにＡ系、Ｂ系の２系統の分離検出プローブ25ａ，
25ｂをスクラム位置検出プローブ16内の所定の位置に収
納配置したことにある。
【００２２】本実施の形態によれば、Ａ系、Ｂ系２個の
分離検出スイッチ25ａ，25ｂをスクラム位置検出プロー
ブ16内の所定の位置に収納配置することにより、ＣＲＤ
４を１体あたりに対してプローブを３体から１体に削減
できる。
分離検出スイッチ25ａ，25ｂをスクラム位置検出プロー
ブ16内の所定の位置に収納配置することにより、ＣＲＤ
４を１体あたりに対してプローブを３体から１体に削減
できる。
【００２３】これにより据付・取外し作業時間が大幅に
短縮され、定期検査の期間も短縮でき、作業員の被曝低
減が図れる。また、ＣＲＤ４周辺のスペースが拡大さ
れ、電動機７の据付・取外し等の作業性が向上する。さ
らに、図８に示すように従来設けていたスプールピース
21の貫通孔24，モータブラケット20の分離検出プローブ
17の固定用貫通孔が不要となり、製作が容易となる。
短縮され、定期検査の期間も短縮でき、作業員の被曝低
減が図れる。また、ＣＲＤ４周辺のスペースが拡大さ
れ、電動機７の据付・取外し等の作業性が向上する。さ
らに、図８に示すように従来設けていたスプールピース
21の貫通孔24，モータブラケット20の分離検出プローブ
17の固定用貫通孔が不要となり、製作が容易となる。
【００２４】次に図４により本発明の請求項３に係る位
置指示装置の第３の実施の形態を説明する。本実施の形
態は第２の実施の形態において、スクラム位置検出プロ
ーブ16内にＡ系、Ｂ系の２系統の分離検出スイッチ25
ａ，25ｂを収納配置し、これらのスイッチ25ａ，25ｂを
リード線26ａ，26ｂを介してＡ系分離信号回路27ａおよ
びＢ系分離信号回路27ｂに接続して各々独立した回路構
成としたことにある。
置指示装置の第３の実施の形態を説明する。本実施の形
態は第２の実施の形態において、スクラム位置検出プロ
ーブ16内にＡ系、Ｂ系の２系統の分離検出スイッチ25
ａ，25ｂを収納配置し、これらのスイッチ25ａ，25ｂを
リード線26ａ，26ｂを介してＡ系分離信号回路27ａおよ
びＢ系分離信号回路27ｂに接続して各々独立した回路構
成としたことにある。
【００２５】本実施の形態によれば、万一、どちらか一
方のスイッチ25ａまたは25ｂに何かの異常が発生した場
合、他方のスイッチ25ａまたは25ｂが機能することによ
り、従来と同等の作用効果を生じて信頼性を確保するこ
とができる。
方のスイッチ25ａまたは25ｂに何かの異常が発生した場
合、他方のスイッチ25ａまたは25ｂが機能することによ
り、従来と同等の作用効果を生じて信頼性を確保するこ
とができる。
【００２６】次に図５により本発明の請求項４に係る位
置指示装置の第４の実施の形態を説明する。本実施の形
態は第２の実施の形態において、スクラム位置検出プロ
ーブ16内にＡ系、Ｂ系の２系統の分離検出スイッチ25
ａ，25ｂを図２に示したＣＲＤ４の中心と、図５に示す
マグネット18とを結ぶ線の延長線上で、かつスプールピ
ース21の中心を中心とした同心円上に設置することにあ
る。なお、符号28は絶縁スペーサで、スクラム位置検出
プローブ16内で各スイッチ25ａ，25ｂ間の間隔を保持す
るためのものである。
置指示装置の第４の実施の形態を説明する。本実施の形
態は第２の実施の形態において、スクラム位置検出プロ
ーブ16内にＡ系、Ｂ系の２系統の分離検出スイッチ25
ａ，25ｂを図２に示したＣＲＤ４の中心と、図５に示す
マグネット18とを結ぶ線の延長線上で、かつスプールピ
ース21の中心を中心とした同心円上に設置することにあ
る。なお、符号28は絶縁スペーサで、スクラム位置検出
プローブ16内で各スイッチ25ａ，25ｂ間の間隔を保持す
るためのものである。
【００２７】本実施の形態によれば、いずれの分離検出
スイッチ25ａ，25ｂもマグネット18に対して同一条件下
にあり、上記各実施の形態で説明したとおりの作用効果
を有するとともに、従来と同等以上の検出機能および信
頼性を有している。
スイッチ25ａ，25ｂもマグネット18に対して同一条件下
にあり、上記各実施の形態で説明したとおりの作用効果
を有するとともに、従来と同等以上の検出機能および信
頼性を有している。
【００２８】
【発明の効果】本発明によれば、モータブラケット、ス
プールピースのプローブ用貫通孔が不要となり、製作が
容易となりかつ信頼性を従来と同等以上としながらプロ
ーブ数を削減することができ、現地での据付・取外しの
作業時間を短縮し、作業員の放射線被曝低減を図ること
ができる。
プールピースのプローブ用貫通孔が不要となり、製作が
容易となりかつ信頼性を従来と同等以上としながらプロ
ーブ数を削減することができ、現地での据付・取外しの
作業時間を短縮し、作業員の放射線被曝低減を図ること
ができる。
【図１】本発明に係る制御棒駆動機構用位置指示装置の
第１の実施の形態を示す縦断面図。
第１の実施の形態を示す縦断面図。
【図２】図１における制御棒駆動機構用位置指示装置を
制御棒駆動機構に組み込んだ状態を示す縦断面図。
制御棒駆動機構に組み込んだ状態を示す縦断面図。
【図３】本発明に係る制御棒駆動機構用位置指示装置の
第２の実施の形態を示す縦断面図。
第２の実施の形態を示す縦断面図。
【図４】本発明に係る制御棒駆動機構用位置指示装置の
第３の実施の形態の要部を示す縦断面図。
第３の実施の形態の要部を示す縦断面図。
【図５】本発明に係る制御棒駆動機構用位置指示装置の
第４の実施の形態を示す図１のＡ−Ａ矢視断面図。
第４の実施の形態を示す図１のＡ−Ａ矢視断面図。
【図６】従来の制御棒駆動機構用位置指示装置を説明す
るための原子炉を概略的に示す縦断面図。
るための原子炉を概略的に示す縦断面図。
【図７】図６における制御駆動機構を示す縦断面図。
【図８】（ａ）は図６におけるスクラム位置検出プロー
ブを示す概略断面図、（ｂ）は同じく分離検出プローブ
を示す概略断面図。
ブを示す概略断面図、（ｂ）は同じく分離検出プローブ
を示す概略断面図。
１…原子炉圧力容器、２…炉心部、３…制御棒、４…制
御棒駆動機構、５…制御棒駆動機構ハウジング、６…中
空ピストン、７…電動機、８…駆動軸、９…ボールねじ
軸、10…ボールナット、11…水圧制御ユニット、12…ス
クラム配管、13…ＣＲＤフランジ、14…流路、15…マグ
ネット、16…スクラム位置検出プローブ、17…分離検出
プローブ、18…マグネット、19…スプリング、20…モー
タブラケット、21…スプールピース、22…リードスイッ
チ、23…マグネットハウジング、24…貫通孔、25…分離
検出スイッチ、25ａ…Ａ系分離検出スイッチ、25ｂ…Ｂ
系分離検出スイッチ、26…リード線、27ａ…Ａ系分離信
号回路、27ｂ…Ｂ系分離信号回路、28…絶縁スペーサ。
御棒駆動機構、５…制御棒駆動機構ハウジング、６…中
空ピストン、７…電動機、８…駆動軸、９…ボールねじ
軸、10…ボールナット、11…水圧制御ユニット、12…ス
クラム配管、13…ＣＲＤフランジ、14…流路、15…マグ
ネット、16…スクラム位置検出プローブ、17…分離検出
プローブ、18…マグネット、19…スプリング、20…モー
タブラケット、21…スプールピース、22…リードスイッ
チ、23…マグネットハウジング、24…貫通孔、25…分離
検出スイッチ、25ａ…Ａ系分離検出スイッチ、25ｂ…Ｂ
系分離検出スイッチ、26…リード線、27ａ…Ａ系分離信
号回路、27ｂ…Ｂ系分離信号回路、28…絶縁スペーサ。
Claims (4)
- 【請求項１】 制御棒に連結され、この制御棒とともに
動作する中空ピストンと、この中空ピストンの下端に設
けた永久磁石の磁力により開閉し、前記制御棒の位置を
検出する複数のリードスイッチを収納配置したスクラム
位置検出プローブとを具備し、このスクラム位置検出プ
ローブ内に前記制御棒の急速挿入時に軸封部に設けた永
久磁石の磁力により開閉し、前記制御棒および前記中空
ピストンがボールねじと分離したことを検出する分離検
出用スイッチを収納配置してなることを特徴とする制御
棒駆動機構用位置指示装置。 - 【請求項２】 前記分離検出用スイッチは２系統用分離
検出スイッチからなることを特徴とする請求項１記載の
制御棒駆動機構用位置指示装置。 - 【請求項３】 前記２系統用分離検出スイッチはそれぞ
れ独立して設けられた分離信号回路に接続されてなるこ
とを特徴とする請求項１記載の制御棒駆動機構用位置指
示装置。 - 【請求項４】 前記２系統用の分離検出スイッチは制御
棒駆動機構の中心とマグネットとを結ぶ線の延長線上で
かつスプールピースの中心を中心とする同心円上に配置
されてなることを特徴とする請求項１記載の制御棒駆動
機構用位置指示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9041754A JPH10239476A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 制御棒駆動機構用位置指示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9041754A JPH10239476A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 制御棒駆動機構用位置指示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10239476A true JPH10239476A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12617219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9041754A Pending JPH10239476A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 制御棒駆動機構用位置指示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10239476A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101616004B1 (ko) | 2014-11-27 | 2016-04-27 | 주식회사 우진 | 원자로의 제어봉 위치 확인 장치 및 방법 |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP9041754A patent/JPH10239476A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101616004B1 (ko) | 2014-11-27 | 2016-04-27 | 주식회사 우진 | 원자로의 제어봉 위치 확인 장치 및 방법 |
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