JPH10238358A - 4サイクルエンジンおよびこれを備えた小型滑走艇 - Google Patents

4サイクルエンジンおよびこれを備えた小型滑走艇

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JPH10238358A
JPH10238358A JP3906197A JP3906197A JPH10238358A JP H10238358 A JPH10238358 A JP H10238358A JP 3906197 A JP3906197 A JP 3906197A JP 3906197 A JP3906197 A JP 3906197A JP H10238358 A JPH10238358 A JP H10238358A
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pipe
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義信 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型滑走艇の狭い収納スペース幅に適するよ
うに、吸・排気系の装置を配置した4サイクルエンジ
ン、およびこの4サイクルエンジンを搭載した小型滑走
艇を提供すること。 【解決手段】 複数気筒4のそれぞれの排気管17が、
燃焼室上部の排気ポート19から斜め上方に延び、さら
に曲げられて下方に延び、集合されて、エンジン本体1
の側方に位置する集合排気管20に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4サイクルエンジ
ンおよびこれを備えた小型滑走艇に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水上を滑走する小型滑走艇では、推進用
のエンジンとして、特開平7−237587号に示すよ
うな4サイクルエンジンの搭載が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、4サイクルエ
ンジンは、同等の出力をもつ2サイクルエンジンよりも
大型であるため、小型滑走艇内の空間にどのように配置
するかが課題となる。つまり、小型滑走艇においては、
エンジンルームの容積が制限されている。特に、シート
の上に人が騎乗するタイプの小型滑走艇では、体格の面
からシートの幅が制限されるので、シートの下部にあた
るエンジンルームの幅も極めて狭いものになる。そのた
めに、エンジンルーム内に4サイクルエンジンを収納す
るのが容易でない。
【0004】本発明の目的は、前記課題を解決し、小型
滑走艇に適するようにコンパクト化した4サイクルエン
ジン、およびこの4サイクルエンジンを搭載した小型滑
走艇を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の4サイクルエンジンは、複数気筒のそれ
ぞれの排気管が、燃焼室上部の排気ポートから斜め上方
に延び、さらに曲げられて下方に延び、集合されて、エ
ンジン本体の側方に位置する集合排気管に接続されてい
るもである。この4サイクルエンジンによれば、所望の
排気通路長を得るに必要な長さの排気管がエンジン本体
の上方および側方へ突出する量を極力抑制して、エンジ
ン全体をコンパクト化できる。
【0006】また、請求項2の4サイクルエンジンは、
請求項1において、前記各排気管が外周側に冷却水通路
を有し、各冷却水通路が排気管の最上部において連通し
ており、この最上部に、冷却水温に応じて冷却水通路を
開閉するサーモスタット弁を設けている。この4サイク
ルエンジンによれば、冷却水に混入した空気がサーモス
タット弁の付近に集まるので、空気抜きが容易になる。
【0007】また、請求項3の4サイクルエンジンは、
請求項1において、前記排気管の最上部に、冷却水の圧
力が過大となるのを防止するリリーフ弁を設けている。
この4サイクルエンジンによれば、冷却水圧が過度に上
昇しようとしたとき、リリーフ弁が開いて冷却水通路を
開放し、水圧の上昇を抑制する。
【0008】また、請求項4の4サイクルエンジンは、
前後方向に延びるエンジン回転軸を有し、吸気管装置が
エンジン本体の上方から一側方を経て燃焼室の吸気ポー
トに接続されており、前記吸気管装置の先端の吸気口
が、エンジン本体の他側方に位置する排気管の上方に近
接して下向きないし斜め下向きに開口している。この4
サイクルエンジンによれば、吸気管装置がエンジン本体
の上方から一側方へと延びているから、エンジン本体の
一側方に吸気管装置の全体を配置する場合と比較して、
エンジンの横幅をさほど増大させない。また、吸気管装
置の吸気口が排気管によって覆われた状態となるので、
周囲に水がある場合でも、空気とともに水を吸い込むこ
とが少なくなる。
【0009】また、請求項5の4サイクルエンジンは、
請求項4において、前記吸気管装置が、複数気筒のそれ
ぞれに接続された吸気管と、これら吸気管の上流端に接
続された単一の集合吸気管と、この集合吸気管に空気を
導入する空気吸入管とを備え、前記集合吸気管がエンジ
ン本体の上方に配置されている。この4サイクルエンジ
ンによれば、空気吸入管から吸い込まれた空気は、一つ
の集合吸気管内を経て各気筒ごとに設けられた吸気管を
通って各気筒内に供給されるので、消音効果が高まると
ともに、集合吸気管をエンジン本体の上方に配置したの
で、吸気管装置がエンジンの側方に突出する幅が抑制さ
れ、エンジン全体の横幅を小さくできる。
【0010】また、請求項6の4サイクルエンジンは、
請求項5において、前記空気吸入管が、エンジン本体の
上部に取り付けられた点火プラグに対して、前後方向に
ずれた位置に配置されている。この4サイクルエンジン
によれば、前記空気吸入管は点火プラグの間に位置する
ので、前記空気吸入管を取り外すことなく点火プラグを
着脱できる。
【0011】また、請求項7の4サイクルエンジンは、
請求項4〜6のいずれかにおいて、エンジン本体の一側
部に、前記吸気管装置の下方に位置して、オイルタンク
が一体形成されている。この4サイクルエンジンによれ
ば、ドライサンプ用のオイルタンクが、スペースに余裕
のあるエンジン本体の一側部の吸気管装置の下方に位置
し、かつ、クランクケースと一体になっているので、オ
イルタンクを別途設ける場合と比較して、エンジン全体
がコンパクトになり、しかも、オイルタンクへの接続配
管が不要になる。
【0012】また、請求項8の小型滑走艇は、請求項1
〜7のいずれかに記載の4サイクルエンジンを推進機の
駆動用として備え、このエンジンが、その回転軸を船体
の前後方向に合致させて船体内に設置されている。この
小型滑走艇によれば、コンパクトな4サイクルエンジン
が船体に縦置きに設置されているので、4サイクルエン
ジンをスペース的に無理なく搭載した小型滑走艇が実現
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態である
直列4気筒ダブルオーバーヘッドカムシャフト(DOH
C)4サイクルエンジンを備えた小型滑走艇の側面図で
あり、図2は、図1中のII−II線に沿ったエンジンの設
置状態を示す船首側からみた断面図、図3は、この4サ
イクルエンジンの平面図である。図1において、船体2
はハル2aの上にデッキ2bを接合して構成され、デッ
キ2bには座席2cと足台(床面)2dが左右に設けら
れている。2eはハンドルである。
【0014】4サイクルエンジン(以下、「エンジン」
という)Eは、図2に示すように、船体2を構成するハ
ル2aに設けられた図示していないマウントの上にダン
パーを介して支持され、、エンジンEの回転軸であるク
ランクシャフト3が船体2の前後方向に合致する向き
で、かつ船体2の中心線とほぼ一致する位置に取り付け
られている。
【0015】図1に示すように、エンジンEのエンジン
回転軸であるクランクシャフト3にカップリング40を
介して連結されたシャフト41を介して、船体2の後部
に配置された水ジェット推進機42を駆動し、ノズル4
3から水を噴出して推進力を得ている。エンジンEの排
気ガスは、排気パイプ44で船体2内に配置された水マ
フラ45に導かれ、消音、冷却された排気ガスが排気パ
イプ46を介してハル2aの後端部から排出される。な
お、ステアリングノズルは図示していない。
【0016】図2に示すように、エンジン本体1は、ク
ランクシャフト3を支持するクランクケース5,ピスト
ンが摺動するシリンダ4およびシリンダヘッド11を有
している。前記シリンダ4はクランクケース5の上に直
立して取り付けられており、シリンダ4内をピストンが
上下方向に往復動する。その上に吸・排気弁6,7と、
その間に配置された点火プラグ8と、カムシャフト9
s,10sに設けられて前記吸・排気弁6,7を駆動す
るカム9,10を有する前記シリンダヘッド11が配置
され、タイミングチェーン12によってカム9,10が
回転駆動されて吸・排気弁6,7が開閉する。
【0017】吸気管装置13は、各シリンダ4の吸気弁
6から一側方(この例では右舷側:図2の左側)の斜め
上方に延びる4つの吸気管14と、シリンダヘッド11
の上方に配置されて各吸気管14が接続された1つの集
合吸気管15とを備え、さらに、図3に示すように、前
記集合吸気管15から前記点火プラグ8の前後間を通っ
て他側方(この例では左舷側:図2の右側)に伸びる1
つの空気吸入管16を備えている。このように、前記空
気吸入管16は点火プラグ8の間に位置するので、前記
空気吸入管16を取り外すことなく点火プラグ8を着脱
できる。
【0018】また、各吸気管14には、図2のシリンダ
ヘッド11との接続部の近傍、つまり、吸気管14がシ
リンダヘッド11側へ曲がり込んだ部分に、燃料を噴射
するインジェクタ18が配置されている。このように、
吸気管装置13がエンジン本体1の上方から一側方へと
延びているから、吸気管装置13の全体をエンジン本体
1の一側方に配置する場合と比較して、吸気管装置13
を含むエンジンE全体の幅を小さくできる。さらに、大
容量の集合吸気管15によって消音効果が高まる。
【0019】また、空気吸入管16の開口部16aは、
エンジンEの他側方に配置された排気管17の上方に近
接した位置で斜め下向きに開口している。これにより、
前記開口部16aの前方が排気管17で覆われる形とな
るので、船内に侵入した水を空気とともに吸い込むこと
が少なくなる。
【0020】さらに、集合吸気管15の底壁には、図2
中の一部拡大部で示すように、水抜き孔15aが設けら
れており、空気吸入管16から水が空気とともに吸入さ
れても、水抜き孔15aから自重で排出される。
【0021】エンジンEの他側方に配置された排気管1
7は、4つのシリンダ4の燃焼室の上部の各排気ポート
19から斜め上方に延び、さらに曲げられて下方に延
び、その下端(出口)で2つの排気路に集合される。し
たがって、排気管17がエンジン本体1から上方および
側方へ大きく突出するのを抑制しながら、各シリンダ4
から排気通路の集合点、つまり、排気管17の出口まで
の所望の長さ(後述するD1,D2)を確保できる。
【0022】図4はエンジンEの他側方(図2のX1方
向)からみた排気管装置の構成を示す図、図5はこの排
気管装置の各部分の断面図で、図5(a)は図4のa−
a線に沿った断面図、図5(b)は図4のb−b線に沿
った断面図、図5(c)は図4のc−c線に沿った断面
図、図5(d)は図5(b)のd−d線に沿った底面図
である。前記排気管17には、図5(c)に示す2つの
排気路をもつ集合排気管20およびこれに続く排気ジョ
イント管21が接続され、さらに、エンジンEの後方に
配置されている図4の水マフラ45に接続されている。
【0023】図2の各シリンダ4の排気ポート19は、
図4の排気管17によって外側(この例ではNo.1とNo.
4)の2つの排気路と内側(この例ではNo.2とNo.3)の
2つの排気路がそれぞれ1つにまとめられて2つの排気
路となっている。内側の2つの排気路No.2,No.3は図5
(a),(b)に示すように、外側へ大きく湾曲してい
るのに対し、外側の2つの排気路No.1とNo.4は、湾曲が
小さい。このため、外側の2つの排気路No.1,No.4が1
つに集合するまでの長さD1と、内側の2つの排気路N
o.2,No.3が1つに集合するまでの長さD2を、それぞ
れほぼ同一の所望の長さに構成できるので、エンジンの
出力を増すことができる。また、図2に示すように、排
気管17を取り付けるシリンダヘッド11の排気フラン
ジ31が、斜め上向きとなるので、排気管17の着脱作
業が容易になる。
【0024】前記2つにまとめられた排気路は、図4の
排気管17に接続された集合排気管20と排気ジョイン
ト管21の接続部分で、更に1つの排気路にまとめられ
ている。前記排気管17および集合排気管20の外周側
には冷却水通路22が形成されており、エンジンEで駆
動される水ジェット推進機42(図1)から取り入れた
冷却水が、後述するように、オイルクーラーを通り、エ
ンジンオイルを冷却した後、排気管20を冷却し、こう
して冷却水を予熱した後、エンジン本体1(図2)を冷
却するよう構成されている。図4の排気路No.4の頂部
には排気温度センサ37が設けられている。
【0025】また、図5(a),(b)に示すように、
サーモスタット弁(図例は2個:図4参照)24とリリ
ーフ弁26は排気管17の冷却水通路22の最上部に配
置されて、通路32(図3)を介して連通している。ま
た、この冷却水通路22の最上部には、冷却水温を検出
する水温センサ38が設けられている。各排気管17の
4つの冷却水通路22は、前記最上部近傍において互い
に連通しており、そのため、冷却水中に混入した空気
は、図6に示したサーモスタットケース25内に溜まる
ので、エンジンEの上部に露出しているサーモスタット
弁24のバイパス孔(図示しない)から、容易に空気が
抜け出る。
【0026】図5(b)に示す排気管17の最上部に設
けたリリーフ弁26は、冷却水通路22内の冷却水の圧
力が過度に上昇したときに開放される。例えば、エンジ
ンEの冷却水の温度が低いためにサーモスタット弁24
が閉じているとき、小型滑走艇が空中にジャンプして水
ジェット推進機42(図1)が水面から離れると、前記
水ジェット推進機42から供給されている冷却水がスト
ップし、その後着水して冷却水の供給が再開されると、
前記サーモスタット弁24が閉じているため冷却水の水
圧が瞬間的に上昇しようとする。これにより、リリーフ
弁26が開いて冷却水通路22を開放し、過度の水圧の
上昇を抑制する。
【0027】図6は、冷却水の通水経路を示す概念図、
図7は、そのフローチャートである。水ジェット推進機
42(図1)から取り込まれた冷却水は、まず、クラン
クケース5の他側方に配置されたオイルクーラ23を経
て排気管17と排気ジョイント管21を接続する集合排
気管20の下流側に入り、その上流側からシリンダ4を
経てシリンダヘッド11に入り、シリンダヘッド11の
排気ポート19を経て排気管17の最上部に設けられた
サーモスタット弁24、サーモスタットケース25(お
よびリリーフ弁26)を経てチューブ35から排気管1
7の下流側に入り、排気管17を冷却したのち前記サー
モスタットケース25(サーモスタット24の近傍)を
経て排気ジョイント管21の上流側に入り、水マフラ4
5を経て排気ガスとともに船外へ排出される。このよう
に、冷却水をオイルクーラ23および集合排気管20で
余熱してからシリンダ4に供給することで、エンジンE
の回転が安定する。
【0028】また、排気管17を冷却した冷却水の一部
は、チューブ33(図3,4)を介して船体2の前方に
設けられた図示していない検水口から船体の側方に放出
される。操縦者は、この冷却水の放出によって、冷却水
がエンジンEに通水されていることを確認できる。
【0029】図2の27はクランクケース5の一側方に
一体に形成されたドライサンプ用のオイルタンクで、前
記オイルクーラ23で冷却されたエンジンオイルを貯留
し、クランクシャフト3、シリンダ4およびカム9,1
0、タイミングチェーン12等の吸・排気弁開閉機構へ
オイルを供給する。28はスタータで、オイルタンク2
7の一部を切り欠いた位置に配置されている。図3の2
9は発電機カバー、30はシリンダヘッド11からのク
ランクケース5へのオイル落し通路である。
【0030】このように、ドライサンプ用のオイルタン
ク27が、スペースに余裕のあるエンジン本体1の一側
部の吸気管装置13の下方に位置し、かつ、クランクケ
ースと一体になっているので、オイルタンクを別途設け
る場合と比較して、エンジン全体がコンパクトになり、
しかも、オイルタンクへの配管が不要になる。また、ク
ランクケース5の一側方に容積の大きいオイルタンク2
7と、重量の重いスタータ28を配置したので、冷却水
が通り、重量の大きい排気系17,20,21との間
で、左右の重量バランスをとることができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明の一構成に係る4
サイクルエンジンによれば、複数気筒のそれぞれの排気
管が、燃焼室上部の排気ポートから斜め上方に延び、さ
らに曲げられて下方に延びて集合する集合排気管を、エ
ンジン本体の側方に配置したので、所望の排気通路長を
得るに必要な長さの排気管がエンジン本体の上方および
側方へ突出する量を極力抑制して、エンジン全体をコン
パクト化できる。
【0032】また、本発明の他の構成に係る4サイクル
エンジンによれば、吸気管装置がエンジン本体の上方か
ら一側方を経て燃焼室の吸気ポートに接続されており、
前記吸気管装置の先端の吸気口が、エンジン本体の他側
方に位置する排気管の上方に近接して下向きないし斜め
下向きに開口する構成としたので、吸気管装置がエンジ
ン本体の上方から一側方へと延びていることから、吸気
管装置全体をエンジンの一側方に配置する場合と比較し
て、エンジンの横幅をさほど増大させない。また、吸気
管装置の吸気口が、排気管によって覆われた状態となる
ので、周囲に水がある場合でも、空気とともに水を吸い
込むことが少なくなる。
【0033】また、本発明に係る小型滑走艇によれば、
コンパクトな4サイクルエンジンが船体に縦置きに設置
されているので、4サイクルエンジンをスペース的に無
理なく搭載した小型滑走艇が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である(DOHC)4サイ
クルエンジンを備えた小型滑走艇の側面図である。
【図2】図1中のII−II線に沿ったエンジンの設置状態
を示す断面図である。
【図3】一実施形態の4サイクルエンジンの平面図であ
る。
【図4】一実施形態のエンジンEの他側方からみた排気
管装置を示す図である。
【図5】(a)は図4のa−a線に沿った断面図、
(b)は図4のb−b線に沿った断面図、(c)は図4
のc−c線に沿った断面図、(d)は図5(c)のd−
d線に沿った底面図である。
【図6】一実施形態の冷却水の通水経路を示す概念図で
ある。
【図7】図6のフローチャートである。
【符号の説明】
1…エンジン本体、2…船体、2a…ハル、2b…デッ
キ、3…エンジン回転軸(クランクシャフト)、4…シ
リンダ、5…クランクケース、6…吸気弁、7…排気
弁、8…点火プラグ、9,10…カム、11…シリンダ
ヘッド、12…タイミングチェーン、13…吸気管装
置、14…吸気管、15…集合吸気管、16…空気吸入
管、17…排気管、18…インジェクタ、19…排気ポ
ート、20…集合排気管、21…排気ジョイント管、2
2…冷却水通路(水ジャケット)、23…オイルクー
ラ、24…サーモスタット弁、25…サーモスタットケ
ース、26…リリーフ弁、27…オイルタンク、28…
スタータ、29…発電機カバー、30…オイル落し通
路、31…排気フランジ、32,33 チューブ、42
…水ジェット推進機、44…水マフラ、E…4サイクル
エンジン。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数気筒のそれぞれの排気管が、燃焼室
    上部の排気ポートから斜め上方に延び、さらに曲げられ
    て下方に延び、集合されて、エンジン本体の側方に位置
    する集合排気管に接続されている4サイクルエンジン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記各排気管は外周
    側に冷却水通路を有し、各冷却水通路が排気管の最上部
    において連通しており、この最上部に、冷却水温に応じ
    て冷却水通路を開閉するサーモスタット弁が設けられて
    いる4サイクルエンジン。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記最上部に、冷却
    水の圧力が過大となるのを防止するリリーフ弁が設けら
    れている4サイクルエンジン。
  4. 【請求項4】 前後方向に延びるエンジン回転軸を有
    し、吸気管装置がエンジン本体の上方から一側方を経て
    燃焼室の吸気ポートに接続されており、 前記吸気管装置の先端の吸気口が、エンジン本体の他側
    方に位置する排気管の上方に近接して下向きないし斜め
    下向きに開口している4サイクルエンジン。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記吸気管装置は、
    複数気筒のそれぞれに接続された吸気管と、これら吸気
    管の上流端に接続された単一の集合吸気管と、この集合
    吸気管に空気を導入する空気吸入管とを備え、 前記集合吸気管がエンジン本体の上方に配置されている
    4サイクルエンジン。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記空気吸入管は、
    エンジン本体の上部に取り付けられた点火プラグに対し
    て、前後方向にずれた位置に配置されている4サイクル
    エンジン。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれかにおいて、エン
    ジン本体の一側部に、前記吸気管装置の下方に位置し
    て、オイルタンクが一体形成されている4サイクルエン
    ジン。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の4サイ
    クルエンジンを推進機の駆動用として備え、このエンジ
    ンが、その回転軸を船体の前後方向に合致させて船体内
    に設置されている小型滑走艇。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6331127B1 (en) 1998-08-25 2001-12-18 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Marine engine
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