JPH10237709A - 電磁波シールド機能を有する胴着および帽子 - Google Patents

電磁波シールド機能を有する胴着および帽子

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JPH10237709A
JPH10237709A JP9078789A JP7878997A JPH10237709A JP H10237709 A JPH10237709 A JP H10237709A JP 9078789 A JP9078789 A JP 9078789A JP 7878997 A JP7878997 A JP 7878997A JP H10237709 A JPH10237709 A JP H10237709A
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JP
Japan
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magnetic
bodice
electromagnetic wave
hat
magnetic resin
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JP9078789A
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Minoru Hosoda
稔 細田
Shuji Nitta
修司 新田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体の神経細胞や、心臓ペースメーカーなど
の携帯の医療機器に対して、直接または間接的に影響を
与える有害な電磁波を吸収して伝えず、一説により言わ
れているストレス症状や、ペースメーカーの誤動作とい
った影響を防止する。 【解決手段】 フェライト系の磁性材を混入させた磁性
樹脂を添着した繊維、または磁性樹脂で製造された繊維
により構成された織布または不織布が全面または一部に
縫製されているか、または、磁性樹脂により製造された
磁性シートが一般の織布または不織布とともに全面また
は一部に縫製されている、ことによりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般の衣服と同様
に着用する胴着および帽子の改良に関するものである。
最近、携帯電話などに代表されるもともと高周波帯の電
磁波を発生させることが本来の機能である機器や、デジ
タルカメラなど不要に高周波帯の電磁波を発生する機器
が多くなり、航空機に搭載されているものや医療用機器
内のコンピューターに誤動作を生じさせる問題が指摘さ
れている。
【0002】しかし、このような電磁波を発生する機器
は、機器の外に漏らさない技術が難しいだけでなく、携
帯電話のように本来電磁波を発生させるべき機器もある
ことから、コンピューター等への影響を防止する上で、
電磁波の影響を受けたくない機器側の方で防護策をとら
ざるを得ないのが現状である。
【0003】もともと、最近の電子機器は、コンピュー
ターに使用されているようなマイクロプロセッサやメモ
リなどに代表されるよう、できるだけ小型で容量や処理
速度を向上させるため、より微弱な電流で動作するよう
な小さな容量の部品で構成された構造にどんどん改良さ
れてきている。
【0004】このことが、電磁波が空気中を伝搬してく
るもともと微弱な容量しか有しないものであるにも関わ
らず、電磁波によって電導体に誘電現象が起こるととも
に生じる余分な電流が、プリント基板などの電導体を通
す作動用の電流に対して、決して無視のできないレベル
に達していることの原因である。
【0005】前出のように、航空機や医療用機器など、
誤動作やそれに伴う事故により直接生命に関わる重要な
ものに対してははっきりとした実例も多く、これらのも
のを有害な電磁波から防護することはますます必要不可
欠であることが常識化したが、たとえば、直接人体に与
える影響などは未だ不明な点が多い。
【0006】一説によれば、神経細胞に影響を与え様々
なストレスとして人体にも有害であるという。神経細胞
もまた微弱な電流により情報を伝達する機能を有するこ
とから考慮すれば、頷ける話である。
【0007】従って例えば、最も緻密かつ敏感で、しか
も全体を統括するための多くの神経細胞がある脳に対し
ては、有害であるという前提で考えれば、電磁波からの
防護策をとることは当然であるといえる。
【0008】また、医療用機器の中でも、ペースメーカ
ーのように看者が携帯し、常に心臓の動きを制御しなけ
ればならないものもあるため、このような場合では、神
経細胞という直接的な影響とは異なり、別の観点からも
胴体部分に対しての防護策の必要性がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、有害な
電磁波による人体への影響は直接または間接的に生じる
可能性があるため、重要である頭部や胴体部分に対する
防護衣料が必要である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁波シールド
機能を有する胴着または帽子は、前記課題を解決するも
ので、その手段は、フェライト系の磁性材を混入させた
磁性樹脂を添着した繊維、または磁性樹脂で製造された
繊維により構成された織布または不織布が全面または一
部に縫製されているか、または、磁性樹脂により製造さ
れた磁性シートが一般の織布または不織布とともに全面
または一部に縫製されている、ことによりなる。
【0011】
【発明の実施の形態】前記したごとく構成された電磁波
シールド機能を有する胴着および帽子は、第1に、フェ
ライト系の磁性材を混入させた磁性樹脂により、特に高
周波帯の電磁波に対する吸収効果に優れる。
【0012】第2に、磁性樹脂を添着した繊維、または
磁性樹脂で製造された繊維により構成された織布および
不織布が全面または一部に縫製されているか、または、
磁性樹脂により製造された磁性シートが一般の織布また
は不織布とともに全面または一部に縫製されている、こ
とにより、衣料品としての機能の他に電磁波を吸収する
効果を付加することが可能となる。
【0013】
【実施例1】本発明における1実施例として、電磁波シ
ールド機能を有する胴着を図1〜3とともに説明する。
まず、図4に示すように、胴着は外布B、Bまたは
B’、B’の間に磁性樹脂からなる柔らかい磁性シート
Aをサンドイッチし縫合したものである。磁性樹脂は、
一般的にソフトフェライトと呼ばれる永久磁石になりに
くい図5に示すようなB−H曲線1(ヒステリシス曲
線)を有するフェライト系の磁性材を、例えばポリオレ
フィン系樹脂や軟質塩ビなどの軟質樹脂からなるバイン
ダーに混ぜ合わせたものとし、これを成形して全体とし
て軟質樹脂シートである磁性シートAを製作する。
【0014】図1は、胴着の全体に渡って磁性シートA
を縫合したもの、図2は、例えば心臓ペースメーカー用
に部分的に磁性シートA’を縫合したものである。
【0015】ところで、フェライト系の磁性材は、一般
的に2種類あり、それぞれハードフェライトおよびソフ
トフェライトと呼ばれている。前者は、恒久的に着磁気
を保持させる永久磁石を作ることができる材料である。
この磁性材は、図6に示すようなB−H曲線2を有して
いて、いったん1方向の電界を与える(電磁波は交流電
流であるが、これも交流電流の1波として、電磁波とい
うことができる)ことにより磁化(着磁)されると容易
に磁気力消失しない性質を持っている。
【0016】ところが、本発明に関連する後者は、図5
に示すB−H曲線1であるため、電磁波により着磁しや
すいが、電磁波力消えれば内部の着磁気も消失する性質
なのである。両者とも電磁波を吸収することには変わり
がないのであるが、前者は吸収した電磁波により着磁し
てしまい、次に新たな電磁波が生じると、着磁気と対向
して、電磁波が反射されより複雑な電磁波を発生させて
しまうことになる。
【0017】他の磁性材の中で図5に示すB−H曲線1
に近い性能を得られるものが多くあるが、それらはすべ
て金属系であり導電性を有している。従って、電磁波が
生じるとともに磁性材断面内に相対向するような磁気を
生じさせる渦電流が発生してしまい、同様に余分な電磁
波が発生してしまうのである。
【0018】それに比べ、フェライト系の磁性材はすべ
からず、酸化金属からなるいわゆるセラミックであるた
め、ほぼ絶縁体と称しても良いほどの固有抵抗を有して
いて、このような渦電流も発生しないのである。以上の
ように、いわゆるソフトフェライトは高周波帯に特に有
効な電磁波吸収体であることが言え、様々な電子機器に
すでに多く利用されている材料でもある。
【0019】本実施例では、磁性シートA、A’を縫合
する構成としたが、繊維にフェライト系磁性材を混入さ
せた、すなわち磁性樹脂によって製造された磁性繊維か
らなる織布や、一般の繊維の外側に磁性樹脂を添着した
磁性繊維からなる織布により構成しても良い。また、同
様な磁性繊維からなる不織布を図1〜3のように縫合し
ても良い。
【0020】
【実施例2】本発明における1実施例として、電磁波シ
ールド機能を有する帽子を図3とともに説明する。本実
施例も、断面は図4と同じであり、実施例1に示したご
とく磁性シートA″を全体に渡って縫合したものであ
る。もちろん、部分的であっても構わないし、磁性繊維
による織布や不織布による構成であっても構わない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電磁波シー
ルド機能を有する胴着および帽子は、人体の神経細胞
や、心臓ペースメーカーなどの携帯の医療機器に対し
て、直接または間接的に影響を与える有害な電磁波を吸
収して伝えず、一説により言われているストレス症状
や、ペースメーカーの誤動作といった影響を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の胴着を示す図である。
【図2】本発明実施例1の別の形態の胴着を示す図であ
る。
【図3】本発明実施例2の帽子を示す図である。
【図4】本発明実施例1および2の構成断面を示す図で
ある。
【図5】ソフトフェライトの磁化ヒステリシス特性を示
す図である。
【図6】ハードフェライトの磁化ヒステリシス特性を示
す図である。
【符号の説明】
A、A’、A″ 磁性シート B、B’、B″ 外布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A42B 1/04 A42B 1/04 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェライト系の磁性材を混入させた磁性
    樹脂を添着した繊維、または該磁性樹脂で製造された繊
    維により構成された織布または不織布が全面または一部
    に縫製されているか、または、該磁性樹脂により製造さ
    れた磁性シートが一般の織布または不織布とともに全面
    または一部に縫製されている電磁波シールド機能を有す
    る胴着および帽子。
JP9078789A 1997-02-22 1997-02-22 電磁波シールド機能を有する胴着および帽子 Pending JPH10237709A (ja)

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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0364005A (ja) * 1989-08-01 1991-03-19 Mitsubishi Electric Corp フェライト含有プラスチック組成物
JPH0465575A (ja) * 1990-07-05 1992-03-02 Touzetsu Kogyo Kk 電磁波シールド地及びその製造方法
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JPH0562526U (ja) * 1992-01-30 1993-08-20 禮男 森 電磁波遠赤外線変換帽子
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JPH077195U (ja) * 1993-06-24 1995-01-31 鐘淵化学工業株式会社 シート状電磁シールド材

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