JPH1023762A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH1023762A
JPH1023762A JP8173913A JP17391396A JPH1023762A JP H1023762 A JPH1023762 A JP H1023762A JP 8173913 A JP8173913 A JP 8173913A JP 17391396 A JP17391396 A JP 17391396A JP H1023762 A JPH1023762 A JP H1023762A
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JP
Japan
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diode
capacitor
power supply
circuit
voltage
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JP8173913A
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Inventor
Kazufumi Nagasoe
和史 長添
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1023762A publication Critical patent/JPH1023762A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/30Reactive power compensation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/40Arrangements for reducing harmonics

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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Rectifiers (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】負荷の状態に関わらず入力電流の高調波歪を少
なくするとともに入力力率を高く保つ電源装置を提供す
る。 【解決手段】ダイオードD1 ,D2 の直列回路にコンデ
ンサC8 ,C9 の直列回路を並列接続し、ダイオードD
1 ,D2 の直列回路の各端にそれぞれダイオードD8
9 を直列接続した直列回路にコンデンサC1 ,C2
直列回路を並列接続する。ダイオードD1 ,D2 の接続
点とコンデンサC1 ,C2 の接続点とに交流電源ACを
接続する。コンデンサC1 ,C2 の直列回路の両端間に
はアクティブフィルタと兼用されるスイッチング素子Q
1 ,Q2 を備えたインバータ回路を接続する。インダク
タL1 および放電灯DLの接続点とコンデンサC8 ,C
9 の接続点とを接続する。アクティブフィルタとしての
動作時に交流電源ACからインダクタL1 に流れる電流
は放電灯DLを通らない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電源を入力電
源として負荷に高周波電力を供給するように交流−交流
変換を行なう電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、商用電源のような交流電源を入
力電源とし負荷に高周波電力を供給する電源装置として
は、負荷である放電灯を高周波点灯させるものが多数提
案されている。交流電源を入力電源とするこの種の電源
装置では、入力電流の高調波歪を少なくし、入力力率を
高くすることが要求される。
【0003】このような要求を満たす電源装置として
は、たとえば、特開平6−215885号公報に記載さ
れたものがある。図12は上記公報に記載されたもので
あり、入力端子Tに接続される交流電源を一対のダイオ
ードD1 ,D2 と一対のコンデンサC1 ,C2 とからな
る倍電圧全波整流回路により整流し、その出力電圧を平
滑コンデンサC0 に印加している。平滑コンデンサC0
の両端間には2つのスイッチング素子Q1 ,Q2 の直列
回路が接続され、スイッチング素子Q2 の両端間にはイ
ンダクタL1 と負荷である放電灯DLとカプリング用
(直流カット用)のコンデンサC5 との直列回路が接続
され、さらに放電灯DLの両フィラメントの非電源側端
間には予熱用のコンデンサC4 が接続されている。両ス
イッチング素子Q1 ,Q2 は制御回路CNにより交互に
オンオフするように制御される。つまり、スイッチング
素子Q1 ,Q2 とインダクタL1 とコンデンサC3 と制
御回路CNとによりハーフブリッジ型のインバータ回路
が構成され、平滑コンデンサC 0 を直流電源として負荷
である放電灯DLに高周波電力を供給するのである。
【0004】この回路では、入力電流の高調波歪を少な
くしかつ力率を高めるために、放電灯DLおよびコンデ
ンサC5 の接続点とダイオードD1 ,D2 の接続点との
間に挿入されたコンデンサC3aと、入力端子T間に高周
波阻止用のローパスフィルタLPFを介して接続された
コンデンサC3bとを設けている。つまり、コンデンサC
3aと放電灯DLとの接続点に生じる高周波電圧をコンデ
ンサC2 ,C3a,C3b,C5 などに印加することで、倍
電圧全波整流回路の出力電圧の瞬時振幅が平滑コンデン
サC0 の両端電圧よりも低い期間であっても入力電源か
ら電流を高周波的に流し続け、簡単なローパスフィルタ
LPFで高周波電流の漏洩を阻止することにより、入力
電流の高調波歪を少なくし、かつ入力力率を高くしてい
るのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図12に示
した回路構成では、比較的簡単な構成ながら、入力力率
を高くし、かつ入力電流の高調波歪を少なくすることが
できものであるが、次のような問題を有している。つま
り、図12に示した回路では、スイッチング素子Q2
オンになったときにコンデンサC3aを介して放電灯DL
とインダクタL1 とに電流が流れ、スイッチング素子Q
2 がオフになるとインダクタL1 の回生電流がMOSF
ETよりなるスイッチング素子Q1 の寄生ダイオードを
通して平滑コンデンサC0 に流れることになる。このよ
うに、インバータ回路は平滑コンデンサC0 に充電電流
を流すアクティブフィルタとしても兼用されている。そ
の結果、インバータ回路としての機能とアクティブフィ
ルタとしての機能との相互に制約が生じて設計の自由度
が低くなる。
【0006】一方、負荷には動作状態に応じて等価イン
ピーダンスが変動するものがある。たとえば、予熱、定
格点灯、調光などの動作状態がある放電灯DLなどはこ
の種の負荷になる。上述の電源装置では負荷が放電灯D
Lであるから、特定の動作状態で設計値が最適化されて
いても放電灯DLの動作状態が変化すると所期の動作が
得られなくなることがある。とくに、図12の回路構成
では上述のように設計の自由度が低いから、特定の動作
状態では入力電流の高調波歪を少なくし入力力率を高く
するように最適な設計を行なっても他の動作状態では入
力電流に休止期間が生じたり直流成分が重畳されたりし
て入力電流の高調波歪が増加する可能性が高い。
【0007】また、放電灯DLがコンデンサC3aとロー
パスフィルタLPFとを介して交流電源に接続されてい
るものであるから、負荷に流れる電流(つまり、ランプ
電流)の包絡線は交流電源の電圧波形に同期したリップ
ル成分を持つことになる。しかも、負荷である放電灯D
Lの等価インピーダンスは動作状態に応じて変動するか
ら、あらゆる動作状態に対してランプ電流のリップル成
分を低く保つような設計は非常に困難である。
【0008】さらに、放電灯DLの予熱状態や調光状態
のような軽負荷時には、インバータ回路の電源となる平
滑コンデンサC0 への充電電流がインバータ回路での消
費電流である放電電流に対して大幅に増加するから、平
滑コンデンサC0 の両端電圧が上昇し、インバータ回路
を構成する部品へのストレスが増加して電源装置の信頼
性が低下することになる。
【0009】しかも、図12に示した構成では、インバ
ータ回路がコンデンサC3aおよびローパスフィルタLP
Fを通して交流電源ACに直結されており、交流電源A
Cとインバータ回路との間に整流器を通らない経路が存
在するものであるから、電気用品取締法のプリント基板
絶縁距離における緩和規定の適用を受けることができな
い。その結果、絶縁距離を確保するために大型化すると
いう問題が生じる。
【0010】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、第1の目的は、負荷の状態に関わらず入力電流の
高調波歪を少なくするとともに入力力率を高く保つこと
にあり、第2の目的は、負荷に供給される電流のリップ
ル成分を低減することにあり、第3の目的は、軽負荷時
における平滑用のコンデンサの両端電圧の異常上昇を抑
制して信頼性を向上させることにあり、第4の目的は、
電気用品取締法のプリント基板絶縁距離における緩和規
定の適用を受けることができる部分を増やすことによっ
て小型化を可能にすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、第1のダイオードのアノードに
第2のダイオードのカソードを接続した一対のダイオー
ドの直列回路と、第1のダイオードのカソードにアノー
ドを接続した第3のダイオードと、第2のダイオードの
アノードにカソードを接続した第4のダイオードと、第
1および第2のダイオードの接続点に一端が接続された
交流電源の両端間に第1のダイオードと第3のダイオー
ドとを介して接続された第1のコンデンサと、上記交流
電源の両端間に第2のダイオードと第4のダイオードと
を介して接続された第2のコンデンサと、第1および第
2のダイオードの直列回路に並列に接続された第3およ
び第4のコンデンサの直列回路と、第3および第4のコ
ンデンサと第3および第4のダイオードとの直列回路に
並列に接続され交互にオンオフされかつオフ時にはオン
時とは逆向きに通電可能な一対のスイッチング素子の直
列回路と、上記スイッチング素子の接続点と負荷の一端
との間に挿入されたインダクタと、上記インダクタおよ
び上記負荷とともに直列回路を形成し少なくとも一方の
スイッチング素子にその直列回路が並列接続された直流
カット用の第5のコンデンサとを具備し、第3および第
4のコンデンサの接続点を上記負荷と上記インダクタと
の間に接続したものである。
【0012】この構成によれば、インダクタと第3ない
し第4のコンデンサとスイッチング素子と第1および第
2のコンデンサにより昇圧チョッパ回路が形成されてア
クティブフィルタとして機能し、入力力率が高くかつ入
力電流高調波歪の少ない電源装置を提供することができ
る。しかも、アクティブフィルタとして動作する際の電
流経路には負荷が含まれないから、負荷の動作状態に応
じて等価インピーダンスが変動しても入力電流に休止期
間が生じたり直流成分が重畳されたりすることがなく、
負荷の動作状態の変化に伴う入力電流高調波歪の増加が
ないのである。また、スイッチング素子とインバータと
第5のコンデンサとを主構成とするインバータ回路は交
流電源との間に少なくとも第1および第2のダイオード
を介して接続されており、インバータ回路が実質的に整
流回路を通して交流電源に接続されることになるから、
この回路構成の大部分は電気用品取締法のプリント基板
絶縁距離における緩和規定の適用を受けることができる
ことになり、所定の確認試験を実施すれば絶縁距離を小
さくすることが可能になって、結果的に装置全体を小型
化することが可能になる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、第1のコンデンサを挟んで第1のダイオードと同極
性に接続され第1のコンデンサおよび第1のダイオード
との直列回路が交流電源の両端間に接続された第5のダ
イオードと、第2のコンデンサを挟んで第2のダイオー
ドと同極性に接続され第2のコンデンサおよび第2のダ
イオードとの直列回路が交流電源の両端間に接続された
第6のダイオードと、第5および第6のダイオードと第
2のコンデンサとの直列回路に並列であって第1のコン
デンサの電荷を放電する極性に接続された第7のダイオ
ードと、第5および第6のダイオードと第1のコンデン
サとの直列回路に並列であって第2のコンデンサの電荷
を放電する極性に接続された第8のダイオードと、第1
のコンデンサおよび第7のダイオードの直列回路と第2
のコンデンサおよび第8のダイオードの直列回路とに並
列接続されるサージ吸収用の第6のコンデンサとを付加
したものである。
【0014】この構成によれば、請求項1の発明の作用
に加えて、第1および第2のコンデンサの充電時には第
5および第6のダイオードを介して第1および第2のコ
ンデンサを直列接続して第1および第2のコンデンサを
含む直列回路の両端電圧を高く保つことによって、交流
電源から第1および第2のダイオードを介して第1およ
び第2のコンデンサに直接電流が流れるのを防止するこ
とができる。このことによって、昇圧チョッパ回路とし
て確実に動作させることができ、高入力力率、かつ低入
力電流高調波歪とする設計が容易になるのである。しか
も、第1および第2のコンデンサの放電時には第7およ
び第8のダイオードによって第1および第2のコンデン
サを並列接続することでインバータ回路への電源電圧は
比較的低くすることができるから、インバータ回路を構
成する部品への電圧ストレスが小さくなる。
【0015】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、第1および第2のダイオードの少な
くとも一方に入力電流波形の整形用のコンデンサを並列
接続したものである。この構成によれば、第1および第
2のダイオードのオフ時でも入力電流波形の整形用のコ
ンデンサを介して電流を流すことができるから、入力電
流に休止期間が生じるのを一層確実に防止することがで
き、結果的に入力電流高調波歪をさらに低減することが
できる。
【0016】請求項4の発明は、請求項2の発明におい
て、第7および第8のダイオードの少なくとも一方に入
力電流波形の整形用のコンデンサを並列接続したもので
ある。この構成によれば、第7および第8のダイオード
のオフ時でも入力電流波形の整形用のコンデンサを介し
て電流を流すことができるから、入力電流に休止期間が
生じるのを一層確実に防止することができ、結果的に入
力電流高調波歪をさらに低減することができる。
【0017】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、上記交流電源の電圧の絶対値を検出
する絶対値回路と、絶対値回路により検出された電圧の
絶対値が大きいほど上記スイッチング素子をスイッチン
グする周波数を低く設定する電圧−周波数変換回路とを
備えるものである。請求項1ないし請求項4の発明の構
成では、交流電源の電圧の絶対値が大きい期間には絶対
値が小さい期間よりも負荷への供給電流が小さくなる。
つまり、負荷への供給電流に交流電源の電圧変動に伴う
リップル成分が含まれることになる。これに対して、請
求項5の発明の構成によれば、交流電源の電圧を検出し
てスイッチング素子をスイッチングする周波数を変化さ
せるのであって、交流電源の電圧の絶対値が大きいほど
周波数を低く設定してインダクタを通過する電流を増加
させるから、交流電源の電圧の変化に対して負荷への供
給電流の変化を小さくすることができる。つまり、放電
灯のように供給電流の変動に伴う出力の変動が望ましく
ないような負荷を用いる場合に請求項5の発明の構成を
採用すれば、負荷出力の変動を抑制することができる。
【0018】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、上記電圧−周波数変換回路を外部信号により出力周
波数を変化させることによって負荷への供給電力を複数
段階に設定可能に構成し、上記絶対値回路により検出さ
れた電圧の絶対値の変化幅に対する出力周波数の変化幅
を負荷への供給電力が小さいほど狭く設定したものであ
る。
【0019】この構成は、負荷への供給電力が複数段階
に設定可能である場合、たとえば負荷が放電灯であって
定格点灯と調光点灯とを切り換えることができるような
場合に有効な構成であって、交流電源の電圧に応じて周
波数を変化させる幅を負荷への供給電力に応じて変化さ
せているから、負荷への供給電力を変更した場合でも負
荷出力の変動を抑制することができるのである。
【0020】請求項7の発明は、第1のダイオードのア
ノードに第2のダイオードのカソードを接続した一対の
ダイオードの直列回路と、第1のダイオードのカソード
にアノードを接続した第3のダイオードと、第2のダイ
オードのアノードにカソードを接続した第4のダイオー
ドと、第1および第2のダイオードの接続点に一端が接
続された交流電源の両端間に第1のダイオードと第3の
ダイオードとを介して接続された第1のコンデンサと、
上記交流電源の両端間に第2のダイオードと第4のダイ
オードとを介して接続された第2のコンデンサと、第1
および第2のダイオードの直列回路に並列に接続された
第3および第4のコンデンサの直列回路と、第3および
第4のコンデンサと第3および第4のダイオードとの直
列回路に並列に接続され交互にオンオフされかつオフ時
にはオン時とは逆向きに通電可能な一対のスイッチング
素子の直列回路と、第3および第4のコンデンサの接続
点に一端を接続した負荷の他端と上記スイッチング素子
の接続点との間に挿入されたインダクタと、上記交流電
源の電圧の絶対値を検出する絶対値回路と、絶対値回路
により検出された電圧の絶対値が大きいほど上記スイッ
チング素子をスイッチングする周波数を高く設定する電
圧−周波数変換回路とを具備するものである。
【0021】この構成によれば、実施形態1と同様に、
インダクタと第3ないし第4のコンデンサとスイッチン
グ素子と第1および第2のコンデンサにより昇圧チョッ
パ回路が形成されてアクティブフィルタとして機能し、
入力力率が高くかつ入力電流高調波歪の少ない電源装置
を提供することができる。また、スイッチング素子とイ
ンバータとを主構成とするインバータ回路は交流電源と
の間に少なくとも第1および第2のダイオードを介して
接続されており、インバータ回路が実質的に整流回路を
通して交流電源に接続されることになるから、この回路
構成の大部分は電気用品取締法のプリント基板絶縁距離
における緩和規定の適用を受けることができることにな
り、所定の確認試験を実施すれば絶縁距離を小さくする
ことが可能になって、結果的に装置全体を小型化するこ
とが可能になる。ただし、この構成の場合には、負荷と
スイッチング素子との直列回路が第3ないし第4のコン
デンサを介して交流電源に接続されているから、交流電
源の電圧の変化によって負荷への供給電流が変化しよう
とするが、交流電源の電圧を検出する絶対値回路および
その電圧の絶対値が大きいほどスイッチング素子のスイ
ッチングの周波数を高くする電圧−周波数変換回路を設
けていることによって、交流電源の電圧の変化に対する
負荷への供給電流の変化を抑制してある。
【0022】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1に本発明の基本的な実施形態を示
す。入力電源は商用電源のような交流電源ACであっ
て、4個のダイオードD1 ,D2 ,D8 ,D9 と一対の
コンデンサC1 ,C2 とにより構成した整流回路(倍電
圧全波整流回路と構成上は同様であるが動作は異なる)
REにより全波整流される。整流回路REはダイオード
1,D2 ,D8 ,D9 の直列回路とコンデンサC1
2 の直列回路とを並列に接続したものであり、ダイオ
ードD1 ,D2 の接続点とコンデンサC1 ,C2 の接続
点とを交流入力端として交流電源ACを接続し、ダイオ
ードD1 ,D2 ,D8,D9 の直列回路の両端を直流出
力端としている。整流回路REの直流出力端間には、一
対のスイッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路が接続さ
れ、一方のスイッチング素子Q1 にはインダクタL1
負荷としての放電灯DLとカプリング用(直流カット
用)のコンデンサC5 との直列回路が接続される。スイ
ッチング素子Q1 ,Q2 はそれぞれMOSFETよりな
り、制御回路CNにより交互にオン・オフするように制
御される。また、放電灯DLは一対のフィラメントを備
え、両フィラメントの非電源側端間には予熱用のコンデ
ンサC4 が接続される。
【0023】本実施形態は、ダイオードD1 ,D2 の直
列回路にコンデンサC8 ,C9 の直列回路を並列接続
し、コンデンサC8 ,C9 の接続点を放電灯DLとイン
ダクタL1 との接続点に接続した点に特徴がある。次に
動作を説明する。以下の説明では動作がすでに安定した
定常状態であるものとする。また、交流電源ACの図中
における上端が正極性であるものとする。図2の一点鎖
線は主としてチョッパ回路としての動作を示し、破線は
主としてインバータ回路としての動作を示す。スイッチ
ング素子Q2 がオンになると、図2(a)に示すよう
に、交流電源ACとコンデンサC2 とを起電力として、
ダイオードD1 −コンデンサC8 −インダクタL1 −ス
イッチング素子Q2 の経路に電流が流れる。このとき、
コンデンサC8 には印加電圧に比例した電荷が蓄積され
る。つまり、交流電源ACの電圧に比例した電荷が蓄積
される。また、定常状態では各コンデンサC1 ,C2
両端電圧は交流電源ACの電圧よりも昇圧されており、
ダイオードD8 はオフであって、スイッチング素子Q2
がオンになるとコンデンサC1 ,C2 の直列回路を電源
としてコンデンサC5 −放電灯DL−インダクタL1
スイッチング素子Q2 を通る経路で電流が流れる。言い
換えると、コンデンサC8 とインダクタL1 とにより構
成されるLC共振回路に交流電源ACおよびコンデンサ
2 を入力電源として電流が流れ、コンデンサC4 とイ
ンダクタL1 とにより構成されるLC共振回路(コンデ
ンサC5 は容量が充分に大きいから無視できる)にコン
デンサC1 ,C2 を電源として電流が流れる。その結
果、2個のLC共振回路の合成電流がインダクタL1
流れインダクタL1 に磁気エネルギが蓄積される。ここ
で、交流電源ACにはダイオードD1 ,D8 とコンデン
サC1 との直列回路が接続されているが、定常状態では
コンデンサC1 の両端電圧は交流電源ACの電圧よりも
昇圧されているから、ダイオードD8 がオフに保たれて
交流電源ACからコンデンサC1 に電流が直接流れ込む
ことはない。
【0024】次に、スイッチング素子Q2 がオフになる
と、両スイッチング素子Q1 ,Q2がともにオフにな
る。このときには、インダクタL1 に蓄積された磁気エ
ネルギがスイッチング素子Q1 の寄生ダイオードを通し
て放出され、図2(b)に示すように、交流電源AC−
コンデンサC8 −インダクタL1 −スイッチング素子Q
1 の寄生ダイオード−コンデンサC1 −交流電源ACと
いう経路を流れる電流によりコンデンサC1 が充電さ
れ、また、インダクタL1 −スイッチング素子Q1の寄
生ダイオード−コンデンサC5 −放電灯DL(コンデン
サC4 )の経路に電流が流れる。この動作状態において
もコンデンサC8 に交流電源ACの電圧に比例した電荷
が蓄積される。このように、スイッチング素子Q2 のオ
ンオフにより昇圧チョッパ回路として機能し、コンデン
サC1 の両端電圧を交流電源ACの電圧よりも昇圧す
る。
【0025】さらに、スイッチング素子Q1 がオンにな
ると、図2(c)のように、コンデンサC5 を電源とし
て、スイッチング素子Q1 −インダクタL1 −放電灯D
L(コンデンサC4 )の経路に電流が流れる。したがっ
て、インダクタL1 に磁気エネルギが蓄積される。その
後、スイッチング素子Q1 がオフになると、両スイッチ
ング素子Q1 ,Q 2 がともにオフになり、インダクタL
1 に蓄積された磁気エネルギが、図2(d)のように、
放電灯DL−コンデンサC5 −コンデンサC1 ,C2
直列回路−スイッチング素子Q2 の寄生ダイオードの経
路で放出され、コンデンサC1 ,C 2 が充電される。ま
た、インダクタL1 の両端電圧がコンデンサC8 の両端
電圧に加算されるから、この加算電圧がコンデンサ
1 ,C2 の直列回路の両端電圧よりも高くなるように
設定しておくことによって、ダイオードD8 がオンにす
ることができ、コンデンサC8 の電荷をダイオードD8
−コンデンサC1 −コンデンサC2 −スイッチング素子
2 の寄生ダイオード−インダクタL1 の経路で放出さ
せることになる。
【0026】以上説明したように、図2(a)(b)の
期間に交流電源ACからコンデンサC8 に充電し、図2
(b)(d)の期間にコンデンサC1 に充電するのであ
る。ただし、ダイオードD1 ,D2 ,D8 ,D9 とコン
デンサC1 ,C2 とにより構成される整流回路REは倍
電圧全波整流回路と同様の構成であるから、コンデンサ
1 ,C2 の直列回路の両端電圧が交流電源ACの瞬時
電圧の2倍よりも低いときには、スイッチング素子
1 ,Q2 の動作にかかわりなくダイオードD8 が導通
してコンデンサC1 に交流電源ACから電流が直接流れ
ることになる。このような電流が流れると、入力力率が
低下し、入力電流高調波歪が増加することになる。そこ
で、コンデンサC8 の容量はコンデンサC1 ,C2 の直
列回路の両端電圧が交流電源ACの瞬時電圧の2倍より
も高くなるように設定しておくことが必要である。
【0027】上述の動作は交流電源ACの図中における
上端側が正極性になる場合について説明したが、下端側
が正極性になる場合には、上述した説明のうちダイオー
ドD 1 ,D8 をダイオードD2 ,D9 と読み替え、コン
デンサC1 ,C8 をコンデンサC2 ,C9 と読み替えれ
ばればよい。すなわち、交流電源ACからコンデンサC
9 を充電した後に、コンデンサC9 の電荷を用いてコン
デンサC2 を充電するのである。
【0028】以上説明したように、インバータ回路とし
ての動作の半周期で交流電源ACからコンデンサC8
充電し、コンデンサC8 の電荷を残りの半周期の間に放
出してコンデンサC1 ,C2 を充電する。また、コンデ
ンサC1 ,C2 はスイッチング素子Q2 のオン後のオフ
時にも充電される。したがって、上述のように、定常動
作状態ではコンデンサC1 ,C2 が交流電源ACから直
接充電されることがないのである。しかも、交流電源A
Cからの入力電流が流れる期間は図2(a)(b)の期
間のみであり、この期間にはコンデンサC8 に電流が流
れるから、入力電流はコンデンサC8 に蓄積される電荷
により決まるのであって、交流電源ACの電圧の絶対値
に比例することになる。さらに、交流電源ACの電圧の
低い期間でも入力電流が高周波的に流れるから、結果的
に交流電源ACの電圧波形の1周期の全期間に亙って入
力電流を流し続けることができ、交流電源ACと整流回
路REとの間に高周波阻止用のローパスフィルタを設け
るだけで、高周波電流の外部への漏洩を防止することが
できる。つまり、入力力率を高くし、かつ入力電流の高
調波歪を少なくすることができる。なお、図2(b)に
示しているように、コンデンサC1 ,C2 はコンデンサ
8 の充電期間にも充電される。このときには、スイッ
チング素子Q1 ,Q2 およびインダクタL1 による昇圧
チョッパを通してコンデンサC1 ,C2 が充電されるか
ら、ラッシュ電流が流れることはない。さらに、コンデ
ンサC8 を介してインダクタL1 を流れる入力電流の交
流成分は放電灯DLを流れないから、放電灯DLのイン
ピーダンスが変動しても入力電流波形に直接の影響を与
えることはない。また、ランプ電流に対する入力電流波
形の影響も従来構成に比較すると小さくなる。加えて、
本実施形態の構成では、ダイオードD1 ,D2 の接続点
を交流電源ACに接続しているから、整流器を通してイ
ンバータ回路を交流電源ACに接続したことになり、電
気用品取締法のプリント基板絶縁距離における緩和規定
を適用することができ、所定の確認試験を実施すれば装
置を小型化することが可能になる。
【0029】(実施形態2)本実施形態では、図3に示
すように、図1に示した実施形態1に比較すると、整流
回路REの構成を変更した点、およびインバータ回路を
自励式とした点が主な相違点である。また、図示例では
交流電源ACと整流回路REとの間に雑音防止用のライ
ンフィルタFLとローパスフィルタLPFとを挿入して
ある。これらの構成は他の実施形態においても採用する
ことができる。
【0030】整流回路REは、一対のコンデンサC1
2 と8個のダイオードD1 〜D6,D8 ,D9 とから
なる。ダイオードD3 のカソードはダイオードD4 のア
ノードに接続され、コンデンサC1 の一端にはダイオー
ドD3 のアノードが接続され、コンデンサC2 の一端に
はダイオードD4 のカソードが接続される。コンデンサ
1 ,C2 とダイオードD3 ,D4 よりなる直列回路に
は、ダイオードD1 ,D2 の直列回路が並列接続され
る。つまり、ダイオードD1 のアノードがダイオードD
2 のカソードに接続され、コンデンサC1 の他端にダイ
オードD1 のカソードが接続され、コンデンサC2 の他
端にダイオードD2 のアノードが接続される。さらに、
コンデンサC1 の一端にカソードを接続しコンデンサC
2 の他端にアノードを接続したダイオードD5 と、コン
デンサC1 の他端にカソードを接続しコンデンサC2
一端にアノードを接続したダイオードD6 とが設けられ
る。この整流回路REの入力端はダイオードD1 ,D2
の接続点とダイオードD3 ,D4 の接続点とであって、
出力端はコンデンサC1 ,C2 とダイオードD3 ,D 4
とからなる直列回路の両端になる。整流回路REの出力
端間にはサージ電圧吸収用のコンデンサC7 が接続され
る。
【0031】本実施形態は、上述したように、自励式の
インバータ回路を用いており、各スイッチング素子
1 ,Q2 のゲート−ソース間にはカレントトランスC
Tに設けた一対の2次巻線が抵抗R1 ,R2 を介してそ
れぞれ接続される。また、各スイッチング素子Q1 ,Q
2 のゲート−ソース間にはゲート電圧を制限してスイッ
チング素子Q1 ,Q2 を保護するためのツェナーダイオ
ードZD1 ,ZD2 がそれぞれ接続される。カレントト
ランスCTの1次巻線はインダクタL1 と直列接続さ
れ、カレントトランスCTの1次巻線とインダクタL1
との直列回路は、スイッチング素子Q1 ,Q2 の接続点
とコンデンサC8 ,C9 の接続点との間に挿入される。
【0032】さらに、自励式のインバータ回路を用いる
から、抵抗Rs とコンデンサCs との直列回路を整流回
路REの出力端間に接続するとともに、抵抗Rs とコン
デンサCs との接続点とスイッチング素子Q2 のゲート
との間にダイアックよりなるトリガ素子Qs を接続する
ことにより起動用の回路を構成している。つまり、電源
投入時に抵抗Rs を通してコンデンサCs が充電され、
コンデンサCs の端子電圧がトリガ素子Qs のブレーク
オーバ電圧に達するとトリガ素子Qs が導通してスイッ
チング素子Q2 のゲートに電圧が印加されるのである。
これにより、スイッチング素子Q2 がオンになる。ま
た、抵抗Rs およびコンデンサCs の接続点とスイッチ
ング素子Q1 ,Q2 の接続点との間にはダイオードD7
が接続されており、トリガ素子QS が導通してスイッチ
ング素子Q2 がオンになると、ダイオードD7 を介して
コンデンサCS の電荷が抜かれ、トリガ素子QS が非導
通状態に戻るようにしてある。
【0033】次に動作を説明する。本実施形態の整流回
路REはダイオードD3 〜D6 によりコンデンサC1
2 を並列接続していることになるから、交流電源AC
からの給電が開始されたときのコンデンサC7 の両端電
圧の最大値は141Vになる(交流電源ACの電圧波形
が正弦波であり、実効値が100Vである場合)。この
電圧の印加によりトリガ素子Qs が導通し、スイッチン
グ素子Q2 がオンになる。ここで、電源の投入によって
ダイオードD7 とカレントトランスCTとインダクタL
1 と放電灯DLのフィラメントとを通してコンデンサC
4 およびコンデンサC5 にも電荷が蓄積されている。ス
イッチング素子Q2 がオンになると、コンデンサCs
電荷はダイオードD7 およびスイッチング素子Q2 を通
して放出される。また、コンデンサC4 ,C5 の電荷が
インダクタL1 とカレントトランスCTの1次巻線とス
イッチング素子Q2 とを通して放出される。したがっ
て、カレントトランスCTの2次巻線にはスイッチング
素子Q2 をオン方向に駆動する電圧が発生し、スイッチ
ング素子Q2 のオン状態が維持される。
【0034】次に、コンデンサC4 ,C5 の電荷が放出
されると、カレントトランスCTの2次巻線出力が停止
し、インダクタL1 に蓄積された磁気エネルギの放出に
よってスイッチング素子Q1 の寄生ダイオードを通る回
生電流が流れる。また、カレントトランスCTに蓄積さ
れた磁気エネルギによりカレントトランスCTの2次巻
線にはスイッチング素子Q1 をオン方向に駆動する電圧
が発生し、回生電流の停止によりスイッチング素子Q1
がオンになる。このとき、コンデンサC1 ,C 2 の電荷
により、ダイオードD5 ,D6 を通り、スイッチング素
子Q1 −カレントトランスCTの1次巻線−インダクタ
1 −放電灯DL(コンデンサC4 )−コンデンサC5
を通る経路で電流が流れる。また、同じ経路でコンデン
サC7 の電荷も放出される。つまり、スイッチング素子
1 のオン状態が維持される。ここで、コンデンサ
4 ,C5 の充電が進むとカレントトランスCTの1次
巻線に流れる電流が減少し、2次巻線の電圧も低下して
スイッチング素子Q1 がオフになる。スイッチング素子
1 がオフになればインダクタL1 に蓄積された磁気エ
ネルギにより放電灯DL(コンデンサC4 )−コンデン
サC5 −スイッチング素子Q2 の寄生ダイオード−カレ
ントトランスCTの1次巻線を通る回生電流が流れる。
また、カレントトランスCTに蓄積された磁気エネルギ
の放出により2次巻線にはスイッチング素子Q2 をオン
方向に駆動する電圧が発生し、さらにコンデンサC5
電荷が放出されるから(放電灯DLが点灯する前はコン
デンサC4 の電荷も放出される)、以後は上述の動作を
繰り返し、スイッチング素子Q 1 ,Q2 が高周波でオン
オフして放電灯DLに高周波電圧が印加される。
【0035】放電灯DLの点灯前には、上述のようにし
て発生した高周波電圧によりインダクタL1 とコンデン
サC4 との共振回路に共振電流が流れ、放電灯DLのフ
ィラメントに予熱電流を流すことができる。また、コン
デンサC4 の両端電圧が放電灯の始動電圧を越えると放
電灯DLが放電を開始する。ところで、コンデンサ
8 ,C9 の接続点とスイッチング素子Q1 ,Q2 の接
続点の間にはインダクタL1 との直列回路が含まれてい
るから、一方のスイッチング素子Q1 ,Q2 がオンにな
ると交流電源ACから整流回路REのダイオードD1
2 の一方とコンデンサC8 ,C9 の一方とを通してイ
ンダクタL1 に電流が流れる。この電流は交流電源AC
の電圧の絶対値に比例する。
【0036】いま、交流電源ACの電圧がダイオードD
1 ,D2 の接続点の電位を高電位側とする極性であると
すると、スイッチング素子Q2 がオンになったときに
は、コンデンサC8 とインダクタL1 との直列回路に交
流電源ACの電圧が印加される。このとき、コンデンサ
8 とインダクタL1 とで構成される共振回路は交流電
源ACを電源として共振電流が流れ、コンデンサC8
は印加電圧に比例した電荷が蓄積され、インダクタL1
には共振電流が流れる。また、スイッチング素子Q2
オン時にはコンデンサC5 を電源として放電灯DL(コ
ンデンサC4 )−インダクタL1 −カレントトランスC
Tの1次巻線−スイッチング素子Q2 の経路でも電流が
流れるから、コンデンサC4 とインダクタL1 とからな
る共振回路の共振電流もインダクタL1 に流れる。つま
り、両共振電流の合成電流がインダクタL1 に流れ、イ
ンダクタL1 には磁気エネルギが蓄積される。
【0037】次に、スイッチング素子Q2 がオフになれ
ば、インダクタL1 に蓄積されたエネルギの放出によっ
てスイッチング素子Q1 の寄生ダイオードを通してコン
デンサC1 に回生電流が流れ、コンデンサC1 ,C2
電荷が戻される。この状態でもコンデンサC8 には交流
電源ACの電圧に比例した電荷が蓄積される。スイッチ
ング素子Q1 がオンになると、コンデンサC1 ,C2
電源としてスイッチング素子Q1 を介してインダクタL
1 −放電灯DL(コンデンサC4 )−コンデンサC5
経路で電流が流れる。つまり、インダクタL1 には磁気
エネルギが蓄積される。
【0038】その後、スイッチング素子Q1 がオフにな
ると、インダクタL1 に蓄積されたエネルギの放出によ
って、放電灯DL(コンデンサC4 )−コンデンサC5
−スイッチング素子Q2 の寄生ダイオード−カレントト
ランスCTの1次巻線の経路で回生電流が流れる。ま
た、コンデンサC8 にはダイオードD1 ,D2 の接続点
側を正極とする極性で電荷が蓄積されているから、イン
ダクタL1 に蓄積されたエネルギが放出される際に、イ
ンダクタL1 の両端電圧とコンデンサC8 の両端電圧と
の加算電圧によりダイオードD1 が導通してコンデンサ
1 −ダイオードD3 ,D4 −コンデンサC2 の経路で
電流が流れることにより、両コンデンサC 1 ,C2 に電
荷が戻される。
【0039】上述の説明は、交流電源ACの電圧がダイ
オードD1 ,D2 の接続点を正極性とする場合の動作で
あるが、極性が逆であるときにはダイオードD1 および
スイッチング素子Q1 をダイオードD2 およびスイッチ
ング素子Q2 に読み替えればよい。以上の説明より明ら
かなように、インバータ回路のスイッチング素子Q1
2 のスイッチング周期のうちの半周期の間にコンデン
サC8 もしくはコンデンサC9 を充電し、残りの半周期
の間にコンデンサC8 もしくはコンデンサC9 から電荷
を放出してコンデンサC1 ,C2 に電荷を戻すことにな
る。
【0040】本実施形態では、電源投入時にダイオード
1 −ダイオードD8 −コンデンサC1 −ダイオードD
3 の経路、またはダイオードD4 −コンデンサC2 −ダ
イオードD9 −ダイオードD2 の経路でラッシュ電流が
流れるが、各経路は交流電源ACの電圧波形の半周期ご
とに形成されるから、コンデンサC1 ,C2 を並列接続
した容量の1個のコンデンサを用いる場合に比較すると
ラッシュ電流が小さくなる。また、定常動作状態では、
コンデンサC8 ,C9 の両端電圧は交流電源ACの電圧
であり、これにインダクタL1 の磁気エネルギによる電
圧を加算してコンデンサC1 ,C2 を充電する期間、交
流電源ACの電圧にインダクタL1 の磁気エネルギによ
る電圧を加算してコンデンサC1 ,C2 を充電する期間
があるから、コンデンサC1 ,C2 の両端電圧は交流電
源ACの電圧の最大値よりも高くなり、交流電源ACか
らコンデンサC1 ,C2 が直接充電されることによる電
流は流れない。定常動作状態での交流電源ACからの入
力電流は、コンデンサC8に蓄積する電荷、すなわち交
流電源ACの電圧の絶対値に比例する。つまり、入力力
率が高くなるのである。また、交流電源ACの電圧周期
の全期間に亙って交流電源ACからの入力電流が流れる
のであて、交流電源ACの電圧の絶対値の小さい期間に
おいても交流電源ACからは入力電流が流れるから、入
力電流高調波歪が少ないのである。
【0041】ここに、コンデンサC8 ,C9 を介してイ
ンダクタL1 を流れる入力電流は放電灯DLに流れない
から、放電灯DLのインピーダンスが変動しても入力電
流の波形に直接の影響を与えない。また同様に、入力電
流の波形に変動があっても放電灯DLに供給される電流
の波形に及ぼす影響は従来例よりも小さくなる。ところ
で、放電灯DLを負荷とした場合に、放電開始前の予熱
モード、定格点灯状態の全点灯モード、調光点灯状態の
調光モード、各モード間の過渡期間などでは、それぞれ
スイッチング素子Q1 ,Q2 のスイッチングの周波数を
変化させるのであって、放電灯DLの等価インピーダン
スが変化しインバータ回路の消費電流も変化する。した
がって、インダクタL1 とコンデンサC8 ,C9 との共
振回路やインダクタL1 とコンデンサC4 との共振回路
に流れる電流もスイッチングの周波数の変化に応じて変
化することになる。つまり、インバータ回路の電源とな
るコンデンサC1 ,C2 の両端電圧は充電電流と放電電
流の差に応じて変動することになる。
【0042】コンデンサC1 ,C2 の両端電圧が変動す
れば、条件によっては交流電源ACからラッシュ電流が
流れることがあるから、図1に示した回路構成では、ラ
ッシュ電流を流れないようにしようとすれば、放電灯D
Lでの消費電力が最大になる条件でもコンデンサC1
2 の直列回路の両端電圧が、交流電源ACの電圧の2
倍よりも高くなるように設計しなければならない。この
ような条件で回路設計を行なうと、放電灯DLでの消費
電力が最小になる条件(たとえば予熱モード)ではコン
デンサC1 ,C2 の直列回路の両端電圧が上昇すること
になるから、スイッチング素子Q1 ,Q2 に高電圧が印
加され、スイッチング素子Q1 ,Q2 のストレスが大き
くなる。その結果、スイッチング素子Q1 ,Q2 の故障
率が高くなったり、高耐圧の部品を要してコスト高にな
ったりする。これに対して、本実施形態の回路構成で
は、充電時にはコンデンサC1 ,C2 とダイオード
3 ,D 4 とを直列接続し、放電時には各コンデンサC
1 ,C2 にそれぞれダイオードD 5 ,D6 を直列接続す
ることによってコンデンサC1 ,C2 を並列接続してい
るから、放電時におけるコンデンサC1 ,C2 の両端電
圧が200Vであるとしても、充電時にはコンデンサC
1 ,C2 の両端電圧が400Vになり、結果的に交流電
源ACからコンデンサC1 ,C2 に電流が直接流れるこ
とがないのである。また、放電時にはコンデンサC1
2 が並列接続されていることにより、インバータ回路
の電源としては各コンデンサC1 ,C2 の両端電圧程度
(上の例では200V)になり、インバータ回路の構成
部品に与えるストレスは小さい。
【0043】(実施形態3)本実施形態は、図1に示し
た実施形態1の構成とは以下の点が相違する。すなわ
ち、実施形態1の回路構成ではインダクタL1 と放電灯
DLとコンデンサC5との直列回路をスイッチング素子
2 に並列接続しているが、本実施形態では図4に示す
ようにコンデンサC5 を省略し、コンデンサC5 に接続
していた放電灯DLの一端をコンデンサC1 ,C2 の接
続点に接続しているのである。さらに、ダイオード
8 ,D9 にそれぞれコンデンサC11,C12を並列接続
してある。
【0044】実施形態1の回路構成では、スイッチング
素子Q1 ,Q2 がインバータ回路としてだけではなく昇
圧チョッパ回路の構成要素としても兼用されているの
で、設計条件に制約があり、設計条件によっては交流電
源ACの電圧の絶対値が小さい期間に休止期間が生じた
り、交流電源ACからの入力電流が直流成分の重畳され
た波形になったりして入力高調波歪が多くなることがあ
る。本実施形態では、コンデンサC11,C12を設けるこ
とによって、この種の問題を解決しているのであり、ダ
イオードD1 ,D2 がオフになる期間にもコンデンサC
11,C12を通して電流を流すようにして入力電流波形に
休止期間ができるだけ生じないようにしているのであ
る。コンデンサC11,C12は必ずしも2個必要なわけで
はなく、いずれか一方のみでも効果がある。また、コン
デンサC6 の機能をコンデンサC1 ,C2 によって兼用
することによって、回路構成が簡単になっている。他の
構成および動作は実施形態1と同様である。
【0045】(実施形態4)本実施形態は、図5に示す
ように、実施形態1の構成において、交流電源ACの電
圧の絶対値を検出する絶対値回路ABと、絶対値回路A
Bにより検出した電圧を入力とし入力電圧の絶対値が大
きいほど出力周波数を低くする電圧−周波数変換回路V
Fとを設けたものである。電圧−周波数変換回路VFの
出力は、駆動回路DVを通してスイッチング素子Q1
2 のスイッチングに用いられる。つまり、実施形態1
における制御回路CNに代えて、絶対値回路AB、電圧
−周波数変換回路VF、駆動回路DVを設けている。さ
らに、電圧−周波数変換回路VFは外部から入力される
調光信号により出力周波数を複数段階に切り換えること
ができるように構成されている。調光信号は、器具に設
けたプルスイッチや赤外線を用いたリモコン装置により
発生させる。
【0046】いま、スイッチング素子Q1 ,Q2 を一定
周波数でスイッチングしているものとすると、交流電源
ACからの入力電流はコンデンサC1 ,C2 の充電電流
にほぼ等しく、交流電源ACの電圧にほぼ比例する。一
方、インダクタL1 に流れる共振電流は包絡線がほぼ一
定であるが、コンデンサC8 とインダクタL1 とにより
構成された共振回路に流れる共振電流は上述のように、
交流電源ACの電圧にほぼ比例するから、放電灯DLに
流れる電流の包絡線IL1は、図6(a)(b)に示すよ
うに、交流電源ACの電圧VACの絶対値が大きい期間に
は小さく、絶対値が小さい期間には大きくなる。その結
果、放電灯DLに供給される電流の波高率(クレストフ
ァクタ)が高くなり、結果的に放電灯DLへの供給電流
の包絡線が低い期間では瞬間的に消灯するという現象が
生じることもある。このような現象が生じると放電灯D
Lの光出力が変動してチラツキ現象が発生することにな
り、また発光効率も低下する。
【0047】これに対して、本実施形態の構成では、交
流電源ACの電圧の絶対値を検出してスイッチング素子
1 ,Q2 のスイッチングの周波数を制御しているので
あって、交流電源ACの電圧の絶対値が大きいほどスイ
ッチングの周波数を低くすることにより、コンデンサC
8 とインダクタL1 とからなる共振回路に流れる共振電
流が増加するようにしてある。つまり、コンデンサC8
とインダクタL1 とからなる共振回路の共振点はスイッ
チングの周波数よりも低く設定してある。この構成によ
って、放電灯DLに供給される電流IDLの包絡線が図6
(c)のようになるのであって、波高率が小さくなり、
光出力の変動によるチラツキや発光効率の低下が抑制さ
れるのである。
【0048】ところで、放電灯DLの光出力を定格点灯
状態よりも減光する調光モードにおいては、調光信号に
より電圧−周波数変換回路VFにおける変換の比率を定
格点灯時とは異なる比率に設定する。つまり、入力電圧
をVin、出力周波数をFoutとするときに、Fout =κ
・g(Vin)という関係で換算するのであり(g(x)
は動作に応じた適宜の関数)、光出力に応じて比例定数
κを変更するのである。ただし、スイッチングの周波数
の最小値と最大値の差を、定格点灯モードより調光モー
ドのほうが大きくなるように設定する。たとえば、定格
点灯モードではスイッチングの周波数を50kHz(1
41V)〜60kHz(0V)の範囲で変化させるもの
とすれば、調光モードではスイッチングの周波数を70
kHz(141V)〜100kHz(0V)の範囲で変
化させるように制御する。このように周波数の変化幅を
放電灯DLの光出力に応じて変更するのは、インダクタ
1 を流れる合成電流のうちコンデンサC8 を流れる電
流、すなわち入力電流の交流成分の占める割合は調光モ
ードの方が相対的に大きいからである。
【0049】なお、図3に示した実施形態2の回路のよ
うに、自励式のインバータ回路を用いるときには、コン
デンサC8 を通る電流がカレントトランスCTの1次巻
線にも流れるから、交流電源ACの電圧が高い期間に
は、スイッチング素子Q1 ,Q 2 のオン期間が長くなっ
てスイッチングの周波数が低くなる。つまり、本実施形
態のように交流電源ACの電圧を検出してスイッチング
の周波数を変化させる必要はない。
【0050】(実施形態5)本実施形態は、図7に示す
ように、図1に示した実施形態1の回路に対してカプリ
ング用のコンデンサC5 の位置を変更したものである。
すなわち、実施形態1ではコンデンサC5 を、ダイオー
ドD8 のカソードと放電灯DLとの間に挿入していた
が、本実施形態ではコンデンサC5 をインダクタL1
放電灯DLとの間に挿入してある。また、実施形態1に
おいてコンデンサC5 に接続していた放電灯DLの一端
はダイオードD9 のアノードに接続してある。他の構成
および動作は実施形態1と同様であるから説明を省略す
る。
【0051】(実施形態6)本実施形態は、図8に示す
ように、図1に示した実施形態1の回路に対して、整流
回路の構成を変更するとともにコンデンサC5 を省略
し、2個のコンデンサC5a,C5bの直列回路をスイッチ
ング素子Q1 ,Q2 の直列回路に並列接続して、コンデ
ンサC5 に接続していた放電灯DLの一端を両コンデン
サC5a,C5bの接続点に接続したものである。
【0052】整流回路REは、2個のコンデンサC1
2 と8個のダイオードD1 〜D6,D8 ,D9 とから
なる。ダイオードD3 のカソードはダイオードD4 のア
ノードに接続され、コンデンサC1 の一端にはダイオー
ドD3 のアノードが接続され、コンデンサC2 の一端に
はダイオードD4 のカソードが接続される。コンデンサ
1 ,C2 とダイオードD3 ,D4 よりなる直列回路に
は、ダイオードD1 ,D2 の直列回路が並列接続され
る。つまり、ダイオードD1 のアノードがダイオードD
2 のカソードに接続され、コンデンサC1 の他端にダイ
オードD1 のカソードが接続され、コンデンサC2 の他
端にダイオードD2 のアノードが接続される。さらに、
コンデンサC1 の一端にカソードを接続しコンデンサC
2 の他端にアノードを接続したダイオードD5 と、コン
デンサC1 の他端にカソードを接続しコンデンサC2
一端にアノードを接続したダイオードD6 とが設けられ
る。この整流回路REの入力端はダイオードD1 ,D2
の接続点とダイオードD3 ,D4 の接続点とであって、
出力端はコンデンサC1 ,C2 とダイオードD3 ,D 4
とからなる直列回路の両端になる。整流回路REの出力
端間にはサージ電圧吸収用のコンデンサC7 が接続され
る。
【0053】このような整流回路REを用いることによ
って、図3に示した実施形態2と同様に、コンデンサC
1 ,C2 の直列回路の両端電圧は充電時に高電圧となり
放電時に低電圧となるから、インバータ回路の構成部品
に与えるストレスが小さく、しかも入力力率が高く入力
電流高調波歪を少なくすることができる。他の構成およ
び動作は実施形態1と同様である。
【0054】(実施形態7)本実施形態は、図9に示す
ように、図1に示した実施形態1の回路に対して、整流
回路として実施形態6に示したものと同様の構成を採用
したものである。ただし、ダイオードD5 ,D6 にはそ
れぞれコンデンサC13,C14を並列接続してある。この
コンデンサC13,C14は、ダイオードD5 ,D6 のオフ
時にも電流を流すことができるようにするものであり、
実施形態3の構成と同様に入力電流に休止期間が生じる
のを防止し、入力電流波形を整形して入力電流高調波歪
を低減することができるのである。他の構成および動作
は実施形態6と同様である。
【0055】(実施形態8)本実施形態は、図10に示
すように、図5に示した実施形態4の構成に対して、直
流カット用のコンデンサC5 を省略し、コンデンサ
8 ,C9 の接続点に放電灯DLとインダクタL1 との
接続点を接続する代わりに、放電灯DLにおけるインダ
クタL1 の接続されていない一端をコンデンサC8 ,C
9 の接続点に接続したものである。要するに、直流カッ
ト用のコンデンサC5 をコンデンサC8 ,C9 で兼用す
ることによって部品点数を削減したものである。
【0056】この構成では、放電灯DLにはコンデンサ
1 ,C2 を通して入力電流が流れるから、放電灯DL
への供給電流(ランプ電流)の包絡線は交流電源ACの
電圧の絶対値の大きい部分では大きくなり、絶対値の小
さい部分では小さくなる。そこで、絶対値回路AB、電
圧−周波数変換回路VFを設けることによって、スイッ
チング素子Q1 ,Q2 のスイッチングの周波数を交流電
源ACの電圧に応じて変化させ、ランプ電流の変化を少
なくしてある。つまり、交流電源ACの電圧に対する周
波数の制御の方向は実施形態4とは逆になり、電圧の絶
対値が大きいほど周波数を高くするように制御する。他
の構成および動作は実施形態4と同様である。
【0057】(実施形態9)本実施形態は、図11に示
すように、図1に示した実施形態1の構成に対して、コ
ンデンサC1 ,C2 をそれぞれいわゆる1/2谷埋型部
分平滑回路に置き換えたものである。1/2谷埋型部分
平滑回路は、コンデンサC1a(C2a)の一端にアノード
を接続したダイオードD1a(D2a)のカソードにコンデ
ンサC1b(C2b)の一端を接続し、ダイオードD1a(D
2a)のアノードにカソードを接続したダイオードD
1b(D2b)のアノードをコンデンサC1b(C2b)の他端
に接続し、さらに、ダイオードD1a(D2a)のカソード
にアノードを接続したダイオードD1c(D2c)のカソー
ドをコンデンサC1a(C2a)の他端に接続した構成を有
する。つまり、両コンデンサC1a,C1b(C2a,C2b
はダイオードD1a(D2a)を介して直列接続された形で
充電され、ダイオードD1b,D1c(D2b,D2c)により
並列接続された形で放電するのである。
【0058】ところで、図5に示した実施形態4の動作
について説明したように、スイッチング素子Q1 ,Q2
のスイッチングの周波数が一定であると、放電灯DLに
供給される電流の包絡線は、交流電源ACの電圧の絶対
値の大きい部分では他の部分よりも小さくなる。要する
に、交流電源ACの電圧の変化に応じて放電灯DLの光
出力が変動する。そこで、本実施形態では1/2谷埋型
部分平滑回路を用いることによって、交流電源ACの電
圧の絶対値が小さい期間では図1に示した実施形態1の
倍電圧全波整流回路をインバータ回路の電源に用いる場
合よりもインバータ回路の電源電圧を下げ、結果的に、
交流電源ACの電圧の絶対値が小さい期間における放電
灯DLへの供給電流の増加を抑制しているのである。こ
れによって、放電灯DLへの供給電流の波高率が減少し
て、光出力の変動が小さくなるのである。他の構成およ
び動作は図1に示した実施形態1と同様であるから説明
を省略する。
【0059】なお、上述した各実施形態では、負荷を放
電灯DLとしたが、負荷は高周波電力により作動するも
のであればどのようなものでも用いることができ、また
高周波電力を整流平滑して直流を出力する電源回路を負
荷としてもよい。さらに、スイッチング素子Q1 ,Q2
にはMOSFETに代えてバイポーラトランジスタおよ
びバイポーラトランジスタのコレクタ−エミッタ間に逆
並列に接続したダイオードを用いてもよい。
【0060】
【発明の効果】請求項1の発明は、第1のダイオードの
アノードに第2のダイオードのカソードを接続した一対
のダイオードの直列回路と、第1のダイオードのカソー
ドにアノードを接続した第3のダイオードと、第2のダ
イオードのアノードにカソードを接続した第4のダイオ
ードと、第1および第2のダイオードの接続点に一端が
接続された交流電源の両端間に第1のダイオードと第3
のダイオードとを介して接続された第1のコンデンサ
と、交流電源の両端間に第2のダイオードと第4のダイ
オードとを介して接続された第2のコンデンサと、第1
および第2のダイオードの直列回路に並列に接続された
第3および第4のコンデンサの直列回路と、第3および
第4のコンデンサと第3および第4のダイオードとの直
列回路に並列に接続され交互にオンオフされかつオフ時
にはオン時とは逆向きに通電可能な一対のスイッチング
素子の直列回路と、スイッチング素子の接続点と負荷の
一端との間に挿入されたインダクタと、インダクタおよ
び負荷とともに直列回路を形成し少なくとも一方のスイ
ッチング素子にその直列回路が並列接続された直流カッ
ト用の第5のコンデンサとを具備し、第3および第4の
コンデンサの接続点を負荷とインダクタとの間に接続し
たものであり、インダクタと第3ないし第4のコンデン
サとスイッチング素子と第1および第2のコンデンサに
より昇圧チョッパ回路が形成されてアクティブフィルタ
として機能し、入力力率が高くかつ入力電流高調波歪の
少ない電源装置を提供することができるとともに、アク
ティブフィルタとして動作する際の電流経路には負荷が
含まれないから、負荷の動作状態に応じて等価インピー
ダンスが変動しても入力電流に休止期間が生じたり直流
成分が重畳されたりすることがなく、負荷の動作状態の
変化に伴う入力電流高調波歪の増加がないという利点が
ある。また、スイッチング素子とインバータと第5のコ
ンデンサとを主構成とするインバータ回路は交流電源と
の間に少なくとも第1および第2のダイオードを介して
接続されており、インバータ回路が実質的に整流回路を
通して交流電源に接続されることになるから、この回路
構成の大部分は電気用品取締法のプリント基板絶縁距離
における緩和規定の適用を受けることができることにな
り、所定の確認試験を実施すれば絶縁距離を小さくする
ことが可能になって、結果的に装置全体を小型化するこ
とが可能になるという利点がある。
【0061】請求項2の発明のように、第1のコンデン
サを挟んで第1のダイオードと同極性に接続され第1の
コンデンサおよび第1のダイオードとの直列回路が交流
電源の両端間に接続された第5のダイオードと、第2の
コンデンサを挟んで第2のダイオードと同極性に接続さ
れ第2のコンデンサおよび第2のダイオードとの直列回
路が交流電源の両端間に接続された第6のダイオード
と、第5および第6のダイオードと第2のコンデンサと
の直列回路に並列であって第1のコンデンサの電荷を放
電する極性に接続された第7のダイオードと、第5およ
び第6のダイオードと第1のコンデンサとの直列回路に
並列であって第2のコンデンサの電荷を放電する極性に
接続された第8のダイオードと、第1のコンデンサおよ
び第7のダイオードの直列回路と第2のコンデンサおよ
び第8のダイオードの直列回路とに並列接続されるサー
ジ吸収用の第6のコンデンサとを付加したものでは、第
1および第2のコンデンサの充電時には第5および第6
のダイオードを介して第1および第2のコンデンサを直
列接続して第1および第2のコンデンサを含む直列回路
の両端電圧を高く保つことによって、交流電源から第1
および第2のダイオードを介して第1および第2のコン
デンサに直接電流が流れるのを防止することができると
いう利点がある。このことによって、昇圧チョッパ回路
として確実に動作させることができ、高入力力率、かつ
低入力電流高調波歪とする設計が容易になるという利点
があり、しかも、第1および第2のコンデンサの放電時
には第7および第8のダイオードによって第1および第
2のコンデンサを並列接続することでインバータ回路へ
の電源電圧は比較的低くすることができるから、インバ
ータ回路を構成する部品への電圧ストレスが小さくなる
という利点がある。
【0062】請求項3の発明のように、第1および第2
のダイオードの少なくとも一方に入力電流波形の整形用
のコンデンサを並列接続したものでは、第1および第2
のダイオードのオフ時でも入力電流波形の整形用のコン
デンサを介して電流を流すことができるから、入力電流
に休止期間が生じるのを一層確実に防止することがで
き、結果的に入力電流高調波歪をさらに低減することが
できるという利点を有する。
【0063】請求項4の発明のように、第7および第8
のダイオードの少なくとも一方に入力電流波形の整形用
のコンデンサを並列接続したものでは、第7および第8
のダイオードのオフ時でも入力電流波形の整形用のコン
デンサを介して電流を流すことができるから、入力電流
に休止期間が生じるのを一層確実に防止することがで
き、結果的に入力電流高調波歪をさらに低減することが
できるという利点がある。
【0064】請求項5の発明のように、交流電源の電圧
の絶対値を検出する絶対値回路と、絶対値回路により検
出された電圧の絶対値が大きいほどスイッチング素子を
スイッチングする周波数を低く設定する電圧−周波数変
換回路とを備えるものでは、交流電源の電圧の絶対値が
大きいほどスイッチング素子のスイッチングの周波数を
低く設定してインダクタを通過する電流を増加させるか
ら、交流電源の電圧の変化に対して負荷への供給電流の
変化を小さくすることができるのであって、放電灯のよ
うに供給電流の変動に伴う出力の変動が望ましくないよ
うな負荷を用いる場合にこの構成を採用すれば、負荷出
力の変動を抑制することができるのである。
【0065】請求項6の発明のように、電圧−周波数変
換回路を外部信号により出力周波数を変化させることに
よって負荷への供給電力を複数段階に設定可能に構成
し、絶対値回路により検出された電圧の絶対値の変化幅
に対する出力周波数の変化幅を負荷への供給電力が小さ
いほど狭く設定したものは、たとえば負荷が放電灯であ
って定格点灯と調光点灯とを切り換えることができるよ
うな場合に有効な構成であって、交流電源の電圧に応じ
て周波数を変化させる幅を負荷への供給電力に応じて変
化させているから、負荷への供給電力を変更した場合で
も負荷出力の変動を抑制することができるという利点が
ある。
【0066】請求項7の発明は、第1のダイオードのア
ノードに第2のダイオードのカソードを接続した一対の
ダイオードの直列回路と、第1のダイオードのカソード
にアノードを接続した第3のダイオードと、第2のダイ
オードのアノードにカソードを接続した第4のダイオー
ドと、第1および第2のダイオードの接続点に一端が接
続された交流電源の両端間に第1のダイオードと第3の
ダイオードとを介して接続された第1のコンデンサと、
交流電源の両端間に第2のダイオードと第4のダイオー
ドとを介して接続された第2のコンデンサと、第1およ
び第2のダイオードの直列回路に並列に接続された第3
および第4のコンデンサの直列回路と、第3および第4
のコンデンサと第3および第4のダイオードとの直列回
路に並列に接続され交互にオンオフされかつオフ時には
オン時とは逆向きに通電可能な一対のスイッチング素子
の直列回路と、第3および第4のコンデンサの接続点に
一端を接続した負荷の他端とスイッチング素子の接続点
との間に挿入されたインダクタと、交流電源の電圧の絶
対値を検出する絶対値回路と、絶対値回路により検出さ
れた電圧の絶対値が大きいほどスイッチング素子をスイ
ッチングする周波数を高く設定する電圧−周波数変換回
路とを具備するものであり、実施形態1と同様に、イン
ダクタと第3ないし第4のコンデンサとスイッチング素
子と第1および第2のコンデンサにより昇圧チョッパ回
路が形成されてアクティブフィルタとして機能し、入力
力率が高くかつ入力電流高調波歪の少ない電源装置を提
供することができるという利点がある。また、スイッチ
ング素子とインバータとを主構成とするインバータ回路
は交流電源との間に少なくとも第1および第2のダイオ
ードを介して接続されており、インバータ回路が実質的
に整流回路を通して交流電源に接続されることになるか
ら、この回路構成の大部分は電気用品取締法のプリント
基板絶縁距離における緩和規定の適用を受けることがで
きることになり、所定の確認試験を実施すれば絶縁距離
を小さくすることが可能になって、結果的に装置全体を
小型化することが可能になるという利点がある。さら
に、この構成では、負荷とスイッチング素子との直列回
路が第3ないし第4のコンデンサを介して交流電源に接
続されているから交流電源の電圧の変化によって負荷へ
の供給電流が変化しようとするが、交流電源の電圧を検
出する絶対値回路およびその電圧の絶対値が大きいほど
スイッチング素子のスイッチングの周波数を高くする電
圧−周波数変換回路を設けていることによって、交流電
源の電圧の変化に対する負荷への供給電流の変化を抑制
することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す回路図である。
【図2】実施形態1の動作説明図である。
【図3】実施形態2を示す回路図である。
【図4】実施形態3を示す回路図である。
【図5】実施形態4を示す回路図である。
【図6】実施形態4の動作説明図である。
【図7】実施形態5を示す回路図である。
【図8】実施形態6を示す回路図である。
【図9】実施形態7を示す回路図である。
【図10】実施形態8を示す回路図である。
【図11】実施形態9を示す回路図である。
【図12】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
AB 絶対値回路 C1 (第1の)コンデンサ C2 (第2の)コンデンサ C5 (第5の)コンデンサ C7 (第6の)コンデンサ C8 (第3の)コンデンサ C9 (第4の)コンデンサ C11 (入力電流波形の整形用の)コンデンサ C12 (入力電流波形の整形用の)コンデンサ C13 (入力電流波形の整形用の)コンデンサ C14 (入力電流波形の整形用の)コンデンサ D1 (第1の)ダイオード D2 (第2の)ダイオード D3 (第5の)ダイオード D4 (第6の)ダイオード D5 (第7の)ダイオード D6 (第8の)ダイオード D8 (第3の)ダイオード D9 (第4の)ダイオード L1 インダクタ Q1 スイッチング素子 Q2 スイッチング素子 VF 電圧−周波数変換回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 41/29 H05B 41/29 C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のダイオードのアノードに第2のダ
    イオードのカソードを接続した一対のダイオードの直列
    回路と、第1のダイオードのカソードにアノードを接続
    した第3のダイオードと、第2のダイオードのアノード
    にカソードを接続した第4のダイオードと、第1および
    第2のダイオードの接続点に一端が接続された交流電源
    の両端間に第1のダイオードと第3のダイオードとを介
    して接続された第1のコンデンサと、上記交流電源の両
    端間に第2のダイオードと第4のダイオードとを介して
    接続された第2のコンデンサと、第1および第2のダイ
    オードの直列回路に並列に接続された第3および第4の
    コンデンサの直列回路と、第3および第4のコンデンサ
    と第3および第4のダイオードとの直列回路に並列に接
    続され交互にオンオフされかつオフ時にはオン時とは逆
    向きに通電可能な一対のスイッチング素子の直列回路
    と、上記スイッチング素子の接続点と負荷の一端との間
    に挿入されたインダクタと、上記インダクタおよび上記
    負荷とともに直列回路を形成し少なくとも一方のスイッ
    チング素子にその直列回路が並列接続された直流カット
    用の第5のコンデンサとを具備し、第3および第4のコ
    ンデンサの接続点を上記負荷と上記インダクタとの間に
    接続したことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 第1のコンデンサを挟んで第1のダイオ
    ードと同極性に接続され第1のコンデンサおよび第1の
    ダイオードとの直列回路が交流電源の両端間に接続され
    た第5のダイオードと、第2のコンデンサを挟んで第2
    のダイオードと同極性に接続され第2のコンデンサおよ
    び第2のダイオードとの直列回路が交流電源の両端間に
    接続された第6のダイオードと、第5および第6のダイ
    オードと第2のコンデンサとの直列回路に並列であって
    第1のコンデンサの電荷を放電する極性に接続された第
    7のダイオードと、第5および第6のダイオードと第1
    のコンデンサとの直列回路に並列であって第2のコンデ
    ンサの電荷を放電する極性に接続された第8のダイオー
    ドと、第1のコンデンサおよび第7のダイオードの直列
    回路と第2のコンデンサおよび第8のダイオードの直列
    回路とに並列接続されるサージ吸収用の第6のコンデン
    サとを付加したことを特徴とする請求項1記載の電源装
    置。
  3. 【請求項3】 第1および第2のダイオードの少なくと
    も一方に入力電流波形の整形用のコンデンサを並列接続
    したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電
    源装置。
  4. 【請求項4】 第7および第8のダイオードの少なくと
    も一方に入力電流波形の整形用のコンデンサを並列接続
    したことを特徴とする請求項2記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 上記交流電源の電圧の絶対値を検出する
    絶対値回路と、絶対値回路により検出された電圧の絶対
    値が大きいほど上記スイッチング素子をスイッチングす
    る周波数を低く設定する電圧−周波数変換回路とを備え
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の電源
    装置。
  6. 【請求項6】 上記電圧−周波数変換回路は、外部信号
    により出力周波数を変化させることによって負荷への供
    給電力を複数段階に設定可能であって、上記絶対値回路
    により検出された電圧の絶対値の変化幅に対する出力周
    波数の変化幅は負荷への供給電力が小さいほど狭く設定
    することを特徴とする請求項5記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 第1のダイオードのアノードに第2のダ
    イオードのカソードを接続した一対のダイオードの直列
    回路と、第1のダイオードのカソードにアノードを接続
    した第3のダイオードと、第2のダイオードのアノード
    にカソードを接続した第4のダイオードと、第1および
    第2のダイオードの接続点に一端が接続された交流電源
    の両端間に第1のダイオードと第3のダイオードとを介
    して接続された第1のコンデンサと、上記交流電源の両
    端間に第2のダイオードと第4のダイオードとを介して
    接続された第2のコンデンサと、第1および第2のダイ
    オードの直列回路に並列に接続された第3および第4の
    コンデンサの直列回路と、第3および第4のコンデンサ
    と第3および第4のダイオードとの直列回路に並列に接
    続され交互にオンオフされかつオフ時にはオン時とは逆
    向きに通電可能な一対のスイッチング素子の直列回路
    と、第3および第4のコンデンサの接続点に一端を接続
    した負荷の他端と上記スイッチング素子の接続点との間
    に挿入されたインダクタと、上記交流電源の電圧の絶対
    値を検出する絶対値回路と、絶対値回路により検出され
    た電圧の絶対値が大きいほど上記スイッチング素子をス
    イッチングする周波数を高く設定する電圧−周波数変換
    回路とを具備することを特徴とする電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012029529A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 2線式負荷制御装置
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