JPH10236856A - セメント添加組成物及び該セメント添加組成物を 用いたセメントの固化方法 - Google Patents
セメント添加組成物及び該セメント添加組成物を 用いたセメントの固化方法Info
- Publication number
- JPH10236856A JPH10236856A JP8319797A JP8319797A JPH10236856A JP H10236856 A JPH10236856 A JP H10236856A JP 8319797 A JP8319797 A JP 8319797A JP 8319797 A JP8319797 A JP 8319797A JP H10236856 A JPH10236856 A JP H10236856A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cement
- additive composition
- manganese
- composition according
- cement additive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B40/00—Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
- C04B40/0028—Aspects relating to the mixing step of the mortar preparation
- C04B40/0039—Premixtures of ingredients
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2103/00—Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
- C04B2103/0004—Compounds chosen for the nature of their cations
- C04B2103/002—Compounds of elements having a valency of 2
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00474—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
- C04B2111/00767—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 for waste stabilisation purposes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/10—Compositions or ingredients thereof characterised by the absence or the very low content of a specific material
- C04B2111/1075—Chromium-free or very low chromium-content materials
- C04B2111/1081—Chromium VI, e.g. for avoiding chromium eczema
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セメントに存在する六価クロムをセメントに
よる固体成形体内に封入する方法。 【解決手段】 第1マンガン塩類、亜硫酸塩類、硫化物
類、チオ硫酸塩類、亜硝酸塩類およびアンモニウム塩類
からなる無機物質並びにアルデヒド類、多価アルコール
類および有機酸類から選択された有機物質の少なくとも
1種を含有するセメント添加組成物および該組成物を用
いたセメントの固化方法。
よる固体成形体内に封入する方法。 【解決手段】 第1マンガン塩類、亜硫酸塩類、硫化物
類、チオ硫酸塩類、亜硝酸塩類およびアンモニウム塩類
からなる無機物質並びにアルデヒド類、多価アルコール
類および有機酸類から選択された有機物質の少なくとも
1種を含有するセメント添加組成物および該組成物を用
いたセメントの固化方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメントの添加剤
及び該添加剤を用いたセメントの固化方法に関する。
及び該添加剤を用いたセメントの固化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セメントは、製造時に使用する焼成窯の
クロム−マグネシア系の耐火材と、原料間の種々の高温
熱化学反応を経て、微量ではあるが、不可逆的な六価ク
ロムを含有している。この六価クロムはセメントと水が
混練されると、その水中に溶解し、その水が流出するこ
となくコンクリートとして固化する場合には、六価クロ
ムは、コンクリート中に固定され問題となることはな
い。しかしながらブリージング水として放出される場合
および未固化の状態で、洗浄水と混合されて放出される
場合は、環境に放流されて環境汚染の点から問題となっ
ていた。
クロム−マグネシア系の耐火材と、原料間の種々の高温
熱化学反応を経て、微量ではあるが、不可逆的な六価ク
ロムを含有している。この六価クロムはセメントと水が
混練されると、その水中に溶解し、その水が流出するこ
となくコンクリートとして固化する場合には、六価クロ
ムは、コンクリート中に固定され問題となることはな
い。しかしながらブリージング水として放出される場合
および未固化の状態で、洗浄水と混合されて放出される
場合は、環境に放流されて環境汚染の点から問題となっ
ていた。
【0003】 このように六価クロムが流出すると、六
価クロムは、酸化力が強く、そのため自然界へ流出した
場合は、健康上有害な物質として各種法令で厳しく規制
されている。従来このような問題点を解決するために、
種々の方法が提案されている。すなわち、(1)六価ク
ロムを含有しないセメントを製造する方法、(2)セメ
ントと水とを混合して出る余剰水あるいは未固化コンク
リートから放出される水を処理して六価クロムを除去す
る方法、(3)セメント中に硫酸第1鉄を添加する方法
が考えられている。
価クロムは、酸化力が強く、そのため自然界へ流出した
場合は、健康上有害な物質として各種法令で厳しく規制
されている。従来このような問題点を解決するために、
種々の方法が提案されている。すなわち、(1)六価ク
ロムを含有しないセメントを製造する方法、(2)セメ
ントと水とを混合して出る余剰水あるいは未固化コンク
リートから放出される水を処理して六価クロムを除去す
る方法、(3)セメント中に硫酸第1鉄を添加する方法
が考えられている。
【0004】 しかしながら、前記(1)の方法は製造
工程を大幅に変更する必要があり、耐火材としてクロム
−マグネシア系に代わる材質のものが現在明らかになっ
ていないために、該方法による解決は実質的に不可能で
ある。また前記(2)の方法は、従来からコンクリート
二次製品の工場等で実施されているが、複雑な処理工程
を必要とし、経済的な負担が大きい欠点があり、さらに
前記(3)の方法は、酸性域で処理する必要があること
から、その処理方法が、煩雑である等の欠点があった。
工程を大幅に変更する必要があり、耐火材としてクロム
−マグネシア系に代わる材質のものが現在明らかになっ
ていないために、該方法による解決は実質的に不可能で
ある。また前記(2)の方法は、従来からコンクリート
二次製品の工場等で実施されているが、複雑な処理工程
を必要とし、経済的な負担が大きい欠点があり、さらに
前記(3)の方法は、酸性域で処理する必要があること
から、その処理方法が、煩雑である等の欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記方法
の欠点を解消する別異の方法によって環境汚染のない六
価クロムの除去方法につき種々研究を重ねた結果、本発
明を完成するに至った。
の欠点を解消する別異の方法によって環境汚染のない六
価クロムの除去方法につき種々研究を重ねた結果、本発
明を完成するに至った。
【0006】すなわち,本発明は、第1マンガン塩類、
亜硫酸塩類、硫化物類、チオ硫酸塩類、亜硝酸塩類、ア
ンモニウム塩類からなる無機物質並びに、アルデヒド
類、多価アルコール類、有機酸類からなる有機物質から
選択された少なくとも1種を含有することを特徴とする
セメント添加組成物および該セメント添加組成物を用い
たセメントの固化方法に関する。
亜硫酸塩類、硫化物類、チオ硫酸塩類、亜硝酸塩類、ア
ンモニウム塩類からなる無機物質並びに、アルデヒド
類、多価アルコール類、有機酸類からなる有機物質から
選択された少なくとも1種を含有することを特徴とする
セメント添加組成物および該セメント添加組成物を用い
たセメントの固化方法に関する。
【0007】本発明のセメント添加組成物は、第1マン
ガン塩類、亜硫酸塩類、硫化物類、チオ硫酸塩類、亜硝
酸塩類アンモニウム塩類からなる無機物質を、単独ある
いは2種以上を組み合わせて使用することができる。ま
た、アルデヒド類、多価アルコール類、有機酸類から選
択された有機物質を、単独あるいは2種以上を組み合わ
せて使用することができる。さらに前記無機物質と有機
物質とを併用することもできる。前記の中でも第1マン
ガン塩類が好ましく、特に硫酸第1マンガンが好まし
い。この化合物は、PH7近傍の中性域での処理が可能
であり、水に対する溶解度も大きく、安定性も良く、さ
らに貯蔵、ハンドリングにも優れている。
ガン塩類、亜硫酸塩類、硫化物類、チオ硫酸塩類、亜硝
酸塩類アンモニウム塩類からなる無機物質を、単独ある
いは2種以上を組み合わせて使用することができる。ま
た、アルデヒド類、多価アルコール類、有機酸類から選
択された有機物質を、単独あるいは2種以上を組み合わ
せて使用することができる。さらに前記無機物質と有機
物質とを併用することもできる。前記の中でも第1マン
ガン塩類が好ましく、特に硫酸第1マンガンが好まし
い。この化合物は、PH7近傍の中性域での処理が可能
であり、水に対する溶解度も大きく、安定性も良く、さ
らに貯蔵、ハンドリングにも優れている。
【0008】本発明のセメント添加組成物に用いられる
第1マンガン塩類としては、硫酸第1マンガン、硝酸第
1マンガン、亜硝酸第1マンガン、塩化第1マンガンな
どが挙げられ、亜硫酸塩類としては、亜硫酸ソーダ、亜
硫酸カルシウムなどが挙げられる。また硫化物類として
は硫化カルシウムなどが挙げられ、チオ硫酸塩類として
はチオ硫酸ソーダなどが挙げられ、亜硝酸塩類としては
亜硝酸ソーダ、亜硝酸カリウムなどが挙げられ、アンモ
ニウム塩類としては塩化アンモニウム、硝酸アンモニウ
ム、硫酸アンモニウムなどが挙げられる。
第1マンガン塩類としては、硫酸第1マンガン、硝酸第
1マンガン、亜硝酸第1マンガン、塩化第1マンガンな
どが挙げられ、亜硫酸塩類としては、亜硫酸ソーダ、亜
硫酸カルシウムなどが挙げられる。また硫化物類として
は硫化カルシウムなどが挙げられ、チオ硫酸塩類として
はチオ硫酸ソーダなどが挙げられ、亜硝酸塩類としては
亜硝酸ソーダ、亜硝酸カリウムなどが挙げられ、アンモ
ニウム塩類としては塩化アンモニウム、硝酸アンモニウ
ム、硫酸アンモニウムなどが挙げられる。
【0009】また、アルデヒド類としては、アセトアル
デヒドなどが挙げられ、多価アルコール類としては、グ
リセリンなどが挙げられ、有機酸類としては、シュウ
酸、酒石酸、酢酸、フミン酸などが挙げられる。
デヒドなどが挙げられ、多価アルコール類としては、グ
リセリンなどが挙げられ、有機酸類としては、シュウ
酸、酒石酸、酢酸、フミン酸などが挙げられる。
【0010】本発明のセメント添加組成物は、前記の無
機物質及び/または有機物質に、AE剤、減水剤、AE
減水剤、高性能減水剤、高性能AE減水剤、流動化剤、
急結剤、凝固遅延剤、硬化促進剤、防凍・防寒剤、粉じ
ん低減剤、起泡剤、防水剤、防錆剤、耐酸剤、可塑剤、
注入グラフト用混和剤、プレパックド用混和剤、水中不
分離性混和剤、エフロレッセンス防止剤、膨張材、無収
縮材等のコンクリート混和材料の1種以上を混合して使
用することもできる。
機物質及び/または有機物質に、AE剤、減水剤、AE
減水剤、高性能減水剤、高性能AE減水剤、流動化剤、
急結剤、凝固遅延剤、硬化促進剤、防凍・防寒剤、粉じ
ん低減剤、起泡剤、防水剤、防錆剤、耐酸剤、可塑剤、
注入グラフト用混和剤、プレパックド用混和剤、水中不
分離性混和剤、エフロレッセンス防止剤、膨張材、無収
縮材等のコンクリート混和材料の1種以上を混合して使
用することもできる。
【0011】本発明のセメント添加組成物の使用量は、
セメントの種類にもよるが一般的には前記の無機物質及
び/または有機物質としてセメント中に含有される六価
クロムの理論量の約1.5倍量以上の添加量で充分であ
る。例えば硫酸第1マンガンを例にとれば、セメント1
00kgあたり100g〜1500g使用することによ
って、本発明の目的が達成できる。また前記のコンクリ
ート混和材料は、それぞれの用途によって公知の使用量
で用いられる。
セメントの種類にもよるが一般的には前記の無機物質及
び/または有機物質としてセメント中に含有される六価
クロムの理論量の約1.5倍量以上の添加量で充分であ
る。例えば硫酸第1マンガンを例にとれば、セメント1
00kgあたり100g〜1500g使用することによ
って、本発明の目的が達成できる。また前記のコンクリ
ート混和材料は、それぞれの用途によって公知の使用量
で用いられる。
【0012】本発明のセメント添加組成物は、セメント
製造時に添加するか、あるいは工事等の使用の際にセメ
ントと水とを混練するときに添加して、使用することも
できる。添加する手段としては、粉末状あるいは水等に
溶解して溶液状として用いることもできる。
製造時に添加するか、あるいは工事等の使用の際にセメ
ントと水とを混練するときに添加して、使用することも
できる。添加する手段としては、粉末状あるいは水等に
溶解して溶液状として用いることもできる。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を揚げるが、本発明は以
下の実施例のみに限定されるものではない。
下の実施例のみに限定されるものではない。
【0014】実施例1 粉末状の硫酸第1マンガンからなるセメント添加組成
物。
物。
【0015】実施例2 粉末状の硫酸第1マンガンに水を加えて溶解し、50%
濃度の液状のセメント添加組成物を調製した。
濃度の液状のセメント添加組成物を調製した。
【0016】実施例3 硫酸第1マンガンとアルキルベンゼンスルフォン酸(A
E剤)とを混合してセメント添加組成物を調製した。
E剤)とを混合してセメント添加組成物を調製した。
【0017】実施例4 硫酸第1マンガンとポリエチレンオキサイド(流動化
剤)とを混合してセメント添加組成物を調製した。
剤)とを混合してセメント添加組成物を調製した。
【0018】実施例5 硫酸第1マンガンとアルミナ系鉱物(ベルデンS:昭和
鉱業(株)製)(硬化促進剤)とを混合してセメント添
加組成物を調製した。
鉱業(株)製)(硬化促進剤)とを混合してセメント添
加組成物を調製した。
【0019】実施例6 硫酸第1マンガンの代わりに、亜硫酸ソーダを用いた以
外は、実施例3と同様にしてセメント添加組成物を調製
した。
外は、実施例3と同様にしてセメント添加組成物を調製
した。
【0020】実施例7 硫酸第1マンガンの代わりに、硫化カルシウムを用いた
以外は、実施例5と同様にしてセメント添加組成物を調
製した。
以外は、実施例5と同様にしてセメント添加組成物を調
製した。
【0021】実施例8 硫酸第1マンガンの代わりに、亜硫酸ソーダを用いた以
外は、実施例3と同様にしてセメント添加組成物を調製
した。
外は、実施例3と同様にしてセメント添加組成物を調製
した。
【0022】実施例9 硫酸第1マンガンの代わりに、塩化アンモニウムを用い
た以外は、実施例3と同様にしてセメント添加組成物を
調製した。
た以外は、実施例3と同様にしてセメント添加組成物を
調製した。
【0023】実施例10 硫酸第1マンガンの代わりに、アセトアルデヒドを用い
た以外は、実施例3と同様にしてセメント添加組成物を
調製した。
た以外は、実施例3と同様にしてセメント添加組成物を
調製した。
【0024】実施例11 硫酸第1マンガンの代わりに、グリセリンを用いた以外
は、実施例3と同様にしてセメント添加組成物を調製し
た。
は、実施例3と同様にしてセメント添加組成物を調製し
た。
【0025】実施例12 硫酸第1マンガンの代わりに、シュウ酸を用いた以外
は、実施例3と同様にしてセメント添加組成物を調製し
た。
は、実施例3と同様にしてセメント添加組成物を調製し
た。
【0026】実施例13 10mg/kgの六価クロムが含まれているセメントを
使用し、セメント12kg、骨材47kg、砂34k
g、水7kgを混練する際に50%濃度の硫酸第1マン
ガン水溶液を、0.14kg添加して、充分に混練し、
河川中に建設する橋脚型枠中に充填して、コンクリート
構造物を構築した。その結果六価クロムは、コンクリー
ト構造物中に封入固化されるので、河川等に流出するこ
とは認められなかった。
使用し、セメント12kg、骨材47kg、砂34k
g、水7kgを混練する際に50%濃度の硫酸第1マン
ガン水溶液を、0.14kg添加して、充分に混練し、
河川中に建設する橋脚型枠中に充填して、コンクリート
構造物を構築した。その結果六価クロムは、コンクリー
ト構造物中に封入固化されるので、河川等に流出するこ
とは認められなかった。
【0027】
【発明の効果】本発明に係るセメント添加組成物は、セ
メントを固化する際に六価クロムを三価クロムとして安
定した状態でセメントによる固体成形体中に封入するこ
とができるので環境汚染を好適に防止することができ
る。
メントを固化する際に六価クロムを三価クロムとして安
定した状態でセメントによる固体成形体中に封入するこ
とができるので環境汚染を好適に防止することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 24:20) (C04B 28/02 22:14 24:32) (C04B 28/02 22:14 22:06) (C04B 28/02 22:14 24:20) (C04B 28/02 22:12 24:20) (C04B 28/02 24:20) (C04B 28/02 24:02 24:20) 24:00 103:00 111:20
Claims (18)
- 【請求項1】 第1マンガン塩類、亜硫酸塩類、硫化物
類、チオ硫酸塩類、亜硝酸塩類およびアンモニウム塩類
からなる無機物質並びに、アルデヒド類、多価アルコー
ル類、および有機酸類から選択された有機物質の少なく
とも1種を含有することを特徴とするセメント添加組成
物。 - 【請求項2】 第1マンガン塩類が、硫酸第1マンガ
ン、硝酸第1マンガン、亜硝酸第1マンガン、塩化第1
マンガンである請求項1記載のセメント添加組成物。 - 【請求項3】 亜硫酸塩類が、亜硝酸ソーダ、亜硫酸カ
ルシウムである請求項1記載のセメント添加組成物。 - 【請求項4】 硫化物類が、硫化カルシウムである請求
項1記載のセメント添加組成物。 - 【請求項5】 チオ硫酸塩類が、チオ硫酸ソーダである
請求項1記載のセメント添加組成物。 - 【請求項6】 亜硝酸塩類が、亜硝酸ソーダ、亜硝酸カ
リウムである請求項1記載のセメント添加組成物。 - 【請求項7】 アンモニウム塩類が、塩化アンモニウ
ム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウムである請求項
1記載のセメント添加組成物。 - 【請求項8】 アルデヒド類が、アセトアルデヒドであ
る請求項1記載のセメント添加組成物。 - 【請求項9】 多価アルコール類が、グリセリンである
請求項1記載のセメント添加組成物。 - 【請求項10】 有機酸類が、シュウ酸、酒名酸、酢
酸、フミン酸である請求項1記載のセント添加組成物。 - 【請求項11】 硫酸第1マンガンを含有する請求項1
記載のセメント添加組成物。 - 【請求項12】 セメント混練時に、第1マンガン塩
類、亜硫酸塩類、硫化物類、チオ硫酸塩類、亜硝酸塩
類、およびアンモニウム塩類からなる無機物質、並びに
アルデヒド類、多価アルコール類および有機酸類から選
択された有機物質の、少なくとも1種を含有するセメン
ト添加組成物を配合して固化させることを特徴とするセ
メントの固化方法。 - 【請求項13】 第1マンガン塩が、硫酸第1マンガ
ン、硝酸第1マンガン、亜硝酸第1マンガン、塩化第1
マンガンである請求項12記載のセメントの固化方法。 - 【請求項14】 亜硫酸塩が、亜硝酸ソーダ、亜硫酸カ
ルシウムである請求項12記載のセメントの固化方法。 - 【請求項15】 硫化物類が、硫化カルシウムである請
求項12記載のセメントの固化方法。 - 【請求項16】 チオ硫酸塩類が、チオ硫酸ソーダであ
る請求項12記載のセメントの固化方法。 - 【請求項17】 アンモニウム塩類が、塩化アンモニウ
ム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウムである請求項
12記載のセメントの固化方法。 - 【請求項18】 アルデヒド類が、アセトアルデヒドで
ある請求項12記載のセメントの固化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8319797A JPH10236856A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | セメント添加組成物及び該セメント添加組成物を 用いたセメントの固化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8319797A JPH10236856A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | セメント添加組成物及び該セメント添加組成物を 用いたセメントの固化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10236856A true JPH10236856A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=13795610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8319797A Pending JPH10236856A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | セメント添加組成物及び該セメント添加組成物を 用いたセメントの固化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10236856A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1580174A1 (en) * | 2004-03-23 | 2005-09-28 | Gruppo Chimico Dalton S.p.A. | Process for preparing cement with a low hexavalent chromium content |
GB2426514A (en) * | 2005-05-24 | 2006-11-29 | William Blythe Ltd | Chromium VI reduced cements |
JP2008542182A (ja) * | 2005-06-02 | 2008-11-27 | ダブリュー・アール・グレイス・アンド・カンパニー−コネチカット | バイオマス由来粉砕助剤 |
KR20100096339A (ko) * | 2009-02-24 | 2010-09-02 | 박무정 | pH 조절이 가능한 환경친화성 시멘트 |
EP2364281A4 (en) * | 2008-11-11 | 2015-12-23 | Afrisam South Africa Pty Ltd | ADDITIVES FOR REDUCING CR (VI) IN CEMENT, SLAG, MORTAR, CONCRETE, WASTE WATER AND MINING |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP8319797A patent/JPH10236856A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1580174A1 (en) * | 2004-03-23 | 2005-09-28 | Gruppo Chimico Dalton S.p.A. | Process for preparing cement with a low hexavalent chromium content |
WO2005090258A1 (en) * | 2004-03-23 | 2005-09-29 | Gruppo Chimico Dalton S.P.A | Process for preparing cement with a low hexavalent chromium content |
GB2426514A (en) * | 2005-05-24 | 2006-11-29 | William Blythe Ltd | Chromium VI reduced cements |
JP2008542182A (ja) * | 2005-06-02 | 2008-11-27 | ダブリュー・アール・グレイス・アンド・カンパニー−コネチカット | バイオマス由来粉砕助剤 |
EP2364281A4 (en) * | 2008-11-11 | 2015-12-23 | Afrisam South Africa Pty Ltd | ADDITIVES FOR REDUCING CR (VI) IN CEMENT, SLAG, MORTAR, CONCRETE, WASTE WATER AND MINING |
KR20100096339A (ko) * | 2009-02-24 | 2010-09-02 | 박무정 | pH 조절이 가능한 환경친화성 시멘트 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4142912A (en) | Landfill material | |
JP2009084144A (ja) | 製鋼スラグ固化体の製造方法 | |
JPH10236856A (ja) | セメント添加組成物及び該セメント添加組成物を 用いたセメントの固化方法 | |
JPH06100343A (ja) | セメント添加組成物 | |
JP3274376B2 (ja) | 泥状物の団粒化剤、それを用いた固化剤 | |
JP2002121552A (ja) | 含水土壌用固化剤及びそれを用いた含水土壌の固化方法 | |
JP2001323265A (ja) | 粘性土等の安定固化組成物 | |
WO1995025586A1 (fr) | Materiau et procede de dephosphoration | |
JP2000061424A (ja) | 土壌固化剤 | |
JP3213054B2 (ja) | 重金属含有焼却灰の処理方法 | |
KR100561233B1 (ko) | 수밀성 무기질 균열저감제가 함유된 레미콘 조성물 | |
JP3599711B2 (ja) | 六価クロム固定用混合剤及び六価クロム溶出防止方法 | |
JPH10212479A (ja) | 土質改良用固化材 | |
JPH0442080B2 (ja) | ||
JP2003226562A (ja) | 環境改善セメント組成物 | |
JPH0244268B2 (ja) | ||
JPH06117098A (ja) | セメントの混練方法 | |
JPH10506152A (ja) | 結合中間物 | |
JP3961459B2 (ja) | 加水硬化性無機材料用液状硬化剤と工法 | |
JP3348061B2 (ja) | 有害廃棄物のセメント固化処理のための無害化処理剤 | |
JPH01176255A (ja) | 水硬性セメント用混和剤 | |
JP2003147359A (ja) | 土壌固化剤 | |
JPS5921674B2 (ja) | 都市ゴミ焼却炉ep灰の固化処理方法 | |
JP2750392B2 (ja) | コンクリート混和剤及びその製造方法 | |
JP2836833B2 (ja) | 各種焼却灰等の水中打設固化方法 |