JPH10234060A - 加入者系端局装置 - Google Patents

加入者系端局装置

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JPH10234060A
JPH10234060A JP3490497A JP3490497A JPH10234060A JP H10234060 A JPH10234060 A JP H10234060A JP 3490497 A JP3490497 A JP 3490497A JP 3490497 A JP3490497 A JP 3490497A JP H10234060 A JPH10234060 A JP H10234060A
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Seiji Kitayama
誠治 北山
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Interface Circuits In Exchanges (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】一の装置でTR−008/TR−303の両方
の規格に対応可能である加入者系端局装置を提供する。 【解決手段】交換局と加入者との間に置かれる加入者系
端局装置であって、 それぞれ対応の加入者ポートと端
局伝送路ポートを有し、異なる収容加入者数を有する複
数の加入者系端局を有し、該複数の加入者系端局のそれ
ぞれが運用または非運用に設定可能な加入者端局部と、
該加入者端局部の複数の加入者ポートのうち任意の加入
者ポートと任意の加入者線との接続および切断を行う加
入者接続部と、該加入者端局部の複数の端局伝送路ポー
トのうち任意の端局伝送路ポートと任意の端局伝送路と
の接続および切断を行う端局伝送路接続部とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換局(Central
office)と加入者間に置かれる加入者系端局装置(R
T:Remote Terminal )に関する。
【0002】
【従来の技術】交換局が遠方にあり、距離の問題として
電話等の加入者を交換機に直接に収容できない場合があ
る。かかる状況においては、交換局と加入者との間に加
入者系(Digital Loop Carrier)端局装置を配置し、こ
れに一旦加入者を収容する。そして、加入者系端局装置
と交換局との問に敷設される光ファイバ等のディジタル
伝送施設(Transmission Facility)を通して交換局に
接続することが行われる。
【0003】かかる構成の事例として北米S0NET
(Syncronous Optical NETwork)規格に準拠した加入者
系端局装置(RT:Remote Terminal )がある。
【0004】この加入者系端局装置は、ベルコア(Bell
core)TR008規格に準拠するものであり、以下TR
−008RTと呼ぶ。96本の電話加入者線をディジタ
ル信号に変換した後、24加入者分ずつ合計4本の局間
伝送路に多重/分離する機能を有する。
【0005】したがって、かかる加入者系端局装置で
は、小容量(96加入者)の加入者しか搬送できず、限
定されたサービス(1加入者に1のDS0割り当て)し
か提供出来ないという問題がある。当然に、搬送する加
入者数が多くなれば複数の加入者系端局装置を並列に使
用することが必要となり、運用者にとって不利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これを解決する為に、
次世代の加入者系端局装置が、ベルコア(Bellcore)T
R−303規格(したがって、以下TR−303RDT
と呼ぶ)により提唱された。かかるTR−303RDT
では、収容加入者数を2,000以上とし、また、従来
の通常の電話サービスに加え、ISDNサービスもサポ
ートする等が提唱されている。したがって、保守・運用
もTR−008RTに対し、異なるものである。
【0007】しかし、次世代の加入者系端局装置(TR
‐303RDT)が提唱されたとはいえ、現在でも主流
となっているのは従来の装置(TR‐008RT)であ
る。そのために、新たな加入者系端局装置(TR‐30
3RDT)に全てが置き換えられる状態となるまでの、
過渡期をどのようにするかが問題である。
【0008】即ち、TR−303RDTを開発したとし
ても、主流はTR−008RTであり、要点としては加
入者系端局装置がTR‐008/TR−303の両方に
対応可能とすることである。更に、当面はTR−008
RTとして運用し、機が熟した時に簡単にかつ現状の運
用・保守形態の変更を少なくしてTR−303RDTに
再編成する機能を実現することが要求される。
【0009】したがって、本発明の目的は、一の装置で
TR−008/TR−303の両方の規格に対応可能で
ある加入者系端局装置を提供することにある。
【0010】更に、本発明の目的は、ユーザの操作によ
り容易にサービス運用形態を変更可能な加入者系端局装
置を提供することにある。
【0011】更なる本発明の目的は、図面を参照しての
本発明の実施の形態の説明からも明らかとなる。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記本発明の課題を達成
する加入者系端局装置の第1の構成は、交換局と加入者
との間に置かれる加入者系端局装置であって、それぞれ
対応の加入者ポートと端局伝送路ポートを有し、異なる
収容加入者数を有する複数の加入者系端局を有し、該複
数の加入者系端局のそれぞれが運用または非運用に設定
可能な加入者端局部と、該加入者端局部の複数の加入者
ポートのうち任意の加入者ポートと任意の加入者線との
接続および切断を行う加入者接続部と、該加入者端局部
の複数の端局伝送路ポートのうち任意の端局伝送路ポー
トと任意の端局伝送路との接続および切断を行う端局伝
送路接続部とを有することを特徴とする。
【0013】更に第2の構成は、第1の構成において、
前記加入者端局部は、前記複数の加入者ポートと端局伝
送路ポートとの間でのタイムスロット割り当てを固定
的、即ち半永久的に設定制御するタイムスロット割当機
能部を有することを特徴とする。
【0014】かかる上記構成により、ユーザ操作によ
り、固定的即ち、半永久的なタイムスロットの設定が可
能である。
【0015】同時に、第3の構成として、前記加入者接
続部、加入者端局部及び端局伝送路接続部は、前記複数
の加入者ポートと端局伝送路ポートとの間でのタイムス
ロット割り当てを対向する交換機からの呼制御にしたが
い動的に設定制御するタイムスロット割当機能部を有
し、動的なタイムスロット割当ても可能である。
【0016】更に、第4の構成は、上記第2の構成にお
いて、前記タイムスロット割当機能部は、前記加入者ポ
ート上の2ビットのデータを前記端局伝送路ポート上の
8ビットタイムスロットの任意の連続した2ビットに割
り当て、最大4加入者分のデータを前記端局伝送路の1
つのタイムスロットにに固定的即ち、半永久的に割り当
てる。
【0017】これは、ISDN加入者のDチャネル(1
6bits)×4を1タイムスロットに割り当て、伝送
路の有効利用を可能とするものである。
【0018】また、第5の構成は、前記加入者接続部、
加入者端局部及び端局伝送路接続部は、一体の時間スイ
ッチで構成され、前記加入者接続部に対応して設けら
れ、加入者線番号をアドレスとし読みだされる加入者ポ
ート番号を記憶する加入者接続アドレス制御メモリと、
前記加入者端局部に対応して設けられ、該加入者ポート
番号をアドレスとし読みだされる端局伝送路タイムスロ
ット位置を記憶する加入者端局アドレス制御メモリと、
前記端局伝送路接続部に対応して設けられ、該端局伝送
路タイムスロット位置をアドレスとし読みだされる伝送
路タイムスロットを記憶する端局伝送路接続アドレス制
御メモリと、該加入者接続アドレス制御メモリ、加入者
端局アドレス制御メモリ及び端局伝送路接続アドレス制
御メモリの内容を合成して、該加入者線番号をアドレス
とし該伝送路タイムスロットを記憶する一の合成アドレ
ス制御メモリを有し、該一の合成アドレス制御メモリに
より、該一体の時間スイッチを制御することを特徴とす
る。
【0019】更に、第6の構成は、前記第5の構成にお
いて、前記加入者接続アドレス制御メモリ、加入者端局
アドレス制御メモリ及び端局伝送路接続アドレスメモリ
を監視制御し、タイムスロット割り当てを固定的に設定
する第1のプロッセと、該加入者端局アドレス制御メモ
リを制御して、呼制御による集線を制御する第2のプロ
ッセを有することを特徴とする。これにより、タイムス
ロット割り当てを 固定的あるいは動的に行う制御を第
1のプロッセと第2のプロッセで、機能分担することが
可能である。
【0020】また、第7の構成は、前記第6の構成にお
いて、前記第1、第2のプロセッサは、前記加入者端局
アドレス制御メモリへの書き込みを行う際に、セマフォ
を取得し、且つ書き込みを行うアドレスに有効データが
書き込まれている時は、書き込みを不可とすることを特
徴とする。これにより、競合排他的処理が実現できる。
【0021】更に、第8の構成は、前記第6の構成にお
いて、前記第1、第2のプロセッサから前記加入者端局
アドレス制御メモリへの書き込みを行う際に、書き込み
データにチェック・コードを付加し、該チェック・コー
ドにより、該加入者端局アドレス制御メモリが書き込み
データの誤りを検知した時、該第1、第2のプロセッサ
の書き込みデータを送ったプロセッサに、誤り通知を行
うことを特徴とする。
【0022】更に、第9の構成は、前記各構成におい
て、前記加入者線と端局伝送路間の信号フォーマット
を、非同期信号に対し、スタッフ・デスタッフを行い、
同期した信号に写像することを特徴とする。特に、第1
0の構成は、第9の構成において、前記信号フォーマッ
トは、SONET規格のVT1.5フォーマットである
ことを特徴とする。
【0023】かかる構成により、非同期信号は、タイム
スロット位置が、終端しない限り、不明であり、タイム
スロットの入れ換えは、本来不可能である。同期・非同
期両方を収容する場合、通常非同期信号は時間スイッチ
を経由せずに直接加入者インターフェース部に転送され
るものであるが、本発明の構成により、同期・非同期を
識別して装置内転送経路や転送方法を切り換えるような
複雑さを回避することがな可能である。
【0024】更に、上記第9、10の構成において、第
11の構成は、前記SONET規格のVT1.5フォー
マットのオーバヘッド部に、前記交換局と前記加入者端
局部間で授受される情報を割り当て、主信号とともにタ
イムスロットの入れ換えを行うことを特徴とする。
【0025】かかる構成により、該情報は論理加入者端
局を意識しない、物理伝送路単位での管理を余儀なくさ
れ、別に物理伝送路 論理加入者端局という変換を行わ
ない限り論理加入者端局としての管理は出来ず、その為
の各種資源(ハードウェアやソフトウェア)が余分に必
要となる問題が回避できる。
【0026】更に、第12の構成は、前記第6の構成に
おいて、前記端末ポートの1つに接続され、保守者の制
御により、第1のプロセッサを制御して、タイムスロッ
ト割り当てを固定的に設定する装置運用端末を有するこ
とを特徴とする。
【0027】更に、第13の構成は、装置間データ通信
チャネルを設け、保守者の制御により、該装置間データ
通信チャネルを通して、前記第1のプロセッサに制御信
号を送り、タイムスロット割り当てを固定的に設定する
装置運用端末を有することを特徴とする。
【0028】これにより保守者が装置設置場所に出向い
て操作を行う、あるいは、わざわざ出向かずとも装置設
置場所より遠隔に位置する保守センタからの遠隔操作の
いづれにも対処可能である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。尚、図において同一又は類似の要
素には同一の参照数字または参照記号を付して説明す
る。
【0030】ここで本発明の実施の形態を説明するに先
立って、本発明の理解を容易とすべく、従来の加入者系
端局装置である(TR−008RT)及び(TR−30
3RDT)の詳細について、以下に説明しておく。
【0031】図7は、TR−008RTの構成図であ
る。図7において、加入者イン夕一フェース(SIN
F:Subscriber Interfacee)部70は、加入者線#1
〜#96を流れる音声アナログ信号をPCMディジタル
信号(北米では0次群:DS0信号)に変換する機能を
持つ。ここで通常の電話加入者ならば、1の加入者につ
いて1つのDS0を割り当てる。
【0032】1の加入者に複数のDS0を割り当てる場
合もある。例えばISDN加入者の場合1加入者に対し
て最大3のDS0を割り当てる必要があるが、本装置で
は特殊の方法を採らない限り、複数DS0を持つ加入者
へのサービス提供は不可能である。
【0033】多重/分離(MUX:Multiplex/Demultip
lex )及びタイム・スロット入れ換え(TSI:Timesl
ot Interchange)部71は、DS0を24個分を多重化
(DS0×24)した後、局問伝送路信号フォーマット
(北米では一次群:DS1)に変換する機能及び、受信
したDS1信号に対して同期確立後に、DS0×24を
分離する機能を持つ。
【0034】ここで集線を実施する運用形態では多重/
分離機能に加えてタイム・スロット入れ換え機能が必要
となるが、非集線運用では24加入者をDS1上の決め
られたタイム・スロット位置に固定的に割り当てれば良
い。
【0035】伝送路インターフェース(L−INF:Li
ne Interface)部72は、DS1信号を符号化(DS1
の場合AMI/B8ZS方式)した後、適当な信号レベ
ル(DSX−1やT1)に変換して交換局に送出し、あ
るいはその逆を行う。
【0036】局間伝送路が光信号伝送路であるならば、
加入者系端局装置からの出力はDSX−1であり、光多
重化装置(Optical Multiplex )に入力される。予備伝
送路の切換実行部(Line Switch Control )73は、局
間伝送路(LineA〜LineD)に障害が発生した際に、速
やかに障害伝送路を予備伝送路(LineP)に迂回させる
制御を行う。
【0037】装置監視/制御(Shelf Control )部74
は、伝送路および装置内部の状態監視や交換機からの保
守(例えば試験)命令に対する制御を実行する。更に、
加入者ポート(1〜96)と、実際の加入者線(#1〜
#96)を接続する一種のパッチ・パネル(Cross Conn
ect Panel )75が備えられ、加入者の接続替え等を容
易に実施可能とする。
【0038】更に、必要により、局間伝送路(LineA〜
LineD)及び予備伝送路(LineP)は、光多重化装置7
6により多重化されることも可能である。この場合は、
局間伝送路の敷設が容易となる。
【0039】かかる構成の加入者端局装置は、例えば次
のようなモードで運用される。
【0040】第1のモードは、市内交換機(Local Swit
ch)と対向して、加入者線を非集線モードで運用する場
合である。このモードにおいては、加入者線は、集線さ
れないので、加入者の電話使用状態に関わらず、加入者
数分の信号を交換局に搬送するための局間伝送路タイム
・スロットが用意されている。
【0041】第2のモードは、市内交換機と対向して、
加入者線を集線モードで運用する場合である。第1のモ
ードと異なる点は、加入者端局装置側で加入者の電話使
用状態を監視(シグナリング:加入者線信号方式とい
う)し、発呼検出した際に交換機に対してその旨を通知
し、交換機側からのタイム・スロット割り当て指示に従
って当該加入者を局間伝送路タイム・スロットに接続す
る。
【0042】この為、電話未使用の加入者にはタイム・
スロットが割り当てられないので、伝送路の有効利用
(48のDS0を1つのDS1にて伝送可能)が図れ
る。交換機と装置の間の呼制御情報の授受は、DS1オ
ーバ・ヘッド(SLC−96Frame FormatのConcentrat
ion Field :11ビット)を介して行われる。
【0043】第3のモードは、非集線モードであるが、
対向するものは市内交換機ではなく、交換局間伝送装置
(Inter Office Channel Bank )やDCS(Digital Cr
ossConnect System)であり、専用線が使用される。
【0044】市内交換機に収容されず、直接市外交換機
(Foreign Switch)に収容されるサービ
スやホットラインに代表される非交換サービス対象とな
る加入者(特定サービス加入者)を搬送する運用形態で
ある。
【0045】一方、TR−303RDTの概念構成が図
8に示される。この装置では、収容加入者数を、従来の
TR−008RTにおける96から2,000以上と
し、また局間DS1伝送路数も最大28本としている。
【0046】TR−303RDTでは交換機による集線
が基本である。更に、加入者サービスについても従来の
通常電話サービス(P0TS:Plain Old Telephone
Service )や特定サービス(Special Service )等の1
加入者に1DS0を割り当てるサービスに加えて、(Ba
sic Rate)ISDNサービス(1加入者最大3DS0)
や(Primary Rate)ISDN等のDS1サービス(1加
入者最大24DS0)をも可能とする仕様である。
【0047】更に、図8に示す様に、FITL(Fib
er In The Loop)と呼ばれるサービス形
態を可能とする。即ち、遠方に位置する加入者にサービ
スを提供する為に、TR−303RDT(FITLでは
HDT:Host Digital Terminal
と定義される)からONU(0ptical Netw
ork Unit)と呼ばれる加入者近郊に置かれる搬
送装置との間に光ファイバを敷設し、0NUから直接加
入者に対してサービスを提供する方式も提唱されてい
る。
【0048】しかしながら、先に説明したように、TR
−008RTが未だ主流として存在する状況にあって、
既存の運用形態を考慮しながらTR−303RDTを運
用する形態が問題となる。
【0049】そこで本発明は、図1に示す基本概念構成
の加入者系伝送装置を提供するものである。図1の基本
概念構成の特徴は、これまでは、装置即ち、一の加入者
系端局という考えであったが、これを装置内部に論理的
な加入者系端局(以降、論理加入者端局と呼ぶ)を設
け、単一の装置で多様な加入者系端局構成を可能とする
ことである。
【0050】図1において、論理加入者端局部1は、複
数のTR−008RT、TR−303RDTおよびIN
Aにより論理的に構成する。ここで、INAとは市内交
換機に収容されずに局間搬送装置(Inter Office Chann
el Bank やDigital Cross Connect System)に収容され
る加入者を搬送する為のDS1単位の端局をいう。
【0051】かかる複数の論理加入者端局の各々は、ユ
ーザ操作により自由に生成/削除がを可能とされる。ユ
ーザ操作は装置前面に配置される端末接続ポートに接続
される端末または装置間データ通信チャネルより行われ
る。
【0052】加入者接続部2は、実際の加入者線#1〜
#2016を各論理加入者端局の加入者ポートに接続/
切断を行う機能を持つ。特にFITL加入者は,加入者
線が加入者系端局装置に現れず(加入者線はONU側に
接続されている:図9参照)、従来のパッチ・パネルで
は配置替えが不可能である。これに対し、図1の構成で
は、装置内部で電気的に配置替えを行うことが可能であ
る。
【0053】更に、加入者接続部2では通常加入者の接
続のみならず、交換機と論理加入者端局部1の各論理加
入者端局との間で、DS1−オーバヘッド(Overhead)
またはDS0を介してやりとりされる情報DL(論理加
入者端局制御情報、一般にデータ・リンクと呼ばれる)
も挿入・抽出される。
【0054】端局伝送路接続部3は、物理伝送路DS1
#1〜#84と端局伝送路ポートを接続・切断する機能
を持ち、加入者パッチ・パネルと同様に、実際の局間伝
送路DS1#1〜#84と各論理加入者端局から出る伝
送路を電気的に接続するDS1パッチ・パネルに変わる
ものである。したがって、電話会社の運用・保守形態を
変えないように考慮されている。
【0055】上記の論理加入者端局部1、加入者接続部
2及び、端局伝送路接続部3の機能は、後に説明する様
に3つのアドレス制御メモリ、それらを合成する合成ア
ドレス制御メモリ及び、合成アドレス制御メモリによっ
て制御される1つの時間スイッチにより実現される。
【0056】かかる構成を用いる実施例が、図2に示さ
れる。図2において、上記の3つのアドレス制御メモリ
が、加入者接続アドレス制御メモリ21、論理加入者端
局アドレスメモリ22、及び端局伝送路接続アドレス制
御メモリ23に対応する。更に、合成アドレスメモリ2
4は、これらの3つのアドレス制御メモリの内容を合成
し、時間スイッチ25を制御する。
【0057】図2において、時間スイッチ25に接続さ
れる物理加入者インタフェース部28及び物理伝送路イ
ンタフェース部29は、それぞれ、図7に示す加入者系
伝送装置に対応させる場合、加入者インターフェース
(SINF:Subscriber Interfacee)部70、伝送路
インターフェース(L−INF:Line Interface)部7
2に対応する。
【0058】ここで、図2の特徴は、図3により説明で
きる。即ち、一般に想定される構成では、1つのアドレ
ス制御メモリに1つの時間スイッチまたは空間スイッチ
が接続される。従って、図3Aにおいて、加入者接続ア
ドレス制御メモリ21及び端局伝送路接続アドレス制御
メモリ23のそれぞれが、空間スイッチ210及び23
0を制御する。論理加入者端局アドレスメモリ22は、
時間スイッチ220を制御する。空間スイッチ210及
び230は、図1において、加入者接続部2及び端局伝
送路接続部3が対応する。
【0059】即ち、図3Aの構成では、図1において、
加入者接続部2、端局伝送路接続部1、論理加入者端局
部3の各々にアドレス制御メモリおよび時間・空間スイ
ッチが実装され、加入者線上の信号が物理伝送路上に送
出されるまでに3つの時問・空間スイッチを通過するこ
とになる。
【0060】1つの時問・空問スイッチの規模は(入力
数×出力数)に比例して大きくなること、また時間スイ
ッチを1つ通過するのに複数の入力からの位相(タイム
・スロット位置)合わせを行う必要があることから信号
の遅延を生じる。
【0061】従って、図3Aの如くに構成することは、
多段のスイッチを通すことによるハードウェア規模の増
大および信号伝搬遅延により有利ではない。かかる点を
考慮して、図2の実施例は、図3Bに示す様に3つのア
ドレス制御メモリ21〜23からのアドレス制御情報を
単一の合成アドレスメモリ24で合成する。
【0062】そして、この合成された単一の合成アドレ
スにより単一の時間スイッチ25を制御する様にしてい
る。従って、図3Aに較べハードウェア規模および信号
伝搬遅延の観点において有利である。
【0063】アドレス制御情報の合成の具体的方法は、
図4に例示される。また、図5は、各アドレス制御メモ
リに対するアドレスと、読みだされるデータを示してい
る。
【0064】図5において、加入者接続アドレス制御メ
モリ21は、加入者線が接続される論理加入者端局1の
加入者ポート番号をデータとして記憶する。そして、ア
ドレスを加入者線番号として、加入者線番号に対応する
加入者ポート番号が読み出される(図5A参照)。
【0065】加入者接続アドレス制御メモリ21から読
みだされる加入者ポート番号は、論理加入者端局アドレ
ス制御メモリ22からデータを読み出すためのアドレス
となる。
【0066】ここで、論理加入者端局アドレス制御メモ
リ22に記憶され、加入者ポート番号をアドレスとして
読みだされるデータは、図5Bに示される。
【0067】は集線対象か非集線対象かを示すフラグ
である。
【0068】は端局伝送路タイムスロット位置を示す
データである。
【0069】は加入者線信号(シグナリング)制御情
報であり、集線時に局間伝送路とのタイム・スロット接
続がなされていない時に加入者線信号を制御する為に使
用される。
【0070】は8ビット単位の接続をするか2ビット
単位の接続をするか、更に2ビット単位の接続野場合、
8ビットの端局伝送路タイム・スロットの何れの2ビッ
トに接続するかを選択する情報である。通常は8ビット
に設定され、加入者からのDS0をそのまま接続する。
【0071】唯一の例外は、(Basic Rate−ISDN:
2B+D)の加入者であり、B1/B2チャネルは8ビ
ット接続されるが、Dチャネルは16Kbps(bit pe
rsecond)の速度であり、DS0(64Kbps)の内
2ビットで収容できる。
【0072】この為、1つの物理伝送路タイム・スロッ
トに4つのISDN加入者のDチャネルを多重すること
が可能であり、これを実現する方式として(4D−Chan
nelsto 1 Time Division Multiplex )が提唱されてい
る。
【0073】更に、図4に戻ると、図5Cに示される様
に、端局伝送路接続アドレス制御メモリ23には、デー
タとして物理伝送路タイムスロット位置が記憶される。
このデータは、論理加入者端局アドレス制御メモリ22
から読みだされる、端局伝送路タイムスロット位置
()をアドレスとして、端局伝送路接続アドレス制御
メモリ23から読みだされる。
【0074】上記のように前段のアドレス制御メモリの
データを次段のアドレス制御メモリのアドレスとして利
用すると、最終的に加入者線番号をアドレスとし、物理
伝送路タイム・スロット位置を記憶データとする合成ア
ドレス制御メモリ24が生成できる。従って、時間スイ
ッチ25は、加入者線番号の物理加入者線を対応する物
理伝送路タイムスロット位置に接続する様に合成アドレ
ス制御メモリ24により制御される。
【0075】図2に戻り更に説明する。図2に示す構成
は、3つのアドレス制御メモリ21、22、23に対
し、単一のマイクロ・プロセッサが制御するのではな
く、2つのマイクロ・プロセッサ26、27が制御する
方式である。
【0076】加入者接続アドレス制御メモリ21及び、
端局伝送路アドレス制御メモリ23は、監視制御プロセ
ッサ26(MPU−A)のみにより制御され、論理加入
者端局アドレス制御メモリ22は、監視制御プロセッサ
26と呼制御プロセッサ27(MPU−B)の2つのプ
ロセッサにより制御される。
【0077】このように構成する理由は、交換機側から
の制御パスが集線又は、非集線では異なる為である。即
ち、集線制御は呼制御チャネル(Timeslot ManagementC
hannel )を介して行われる。一方、非集線は監視・制
御通信チャネル(Embeded Operation Channel)により制
御される。
【0078】尚、監視制御プロセッサ26は、装置間デ
ータ通信チャネル(Data Comlunicati
on Channel)も処理し、後に説明する実施例
からも理解できる様に、論理加入者端局関連の操作はこ
のプロセッサにより制御されるので上記の様に機能分担
されている。
【0079】ここで論理加入者端局アドレス制御メモリ
22は、監視制御プロセッサ26及び、呼制御プロセッ
サ27の両方から書き込みがなされるので、以下の間題
が生じる可能性がある。 (A)一方のプロセッサが書き込み中に、他方のプロセ
ッサからの書き込みを許容すると、何れのプロセッサの
書き込みデータが残るかは、不定である。従って、一貫
した競合処理がとれない。 (B)論理加入者端局アドレス制御メモリ22は、監視
制御プロセッサ26及び、呼制御プロセッサ27の共有
メモリであるため、書き込み時にエラーが混入した場合
の復旧が非常に困難である。また、信頼性にかける(た
とえエラーを検出しても自プロセッサが書き込んだ時に
エラーが混入したのか、相手プロセッサが書いた正しい
値なのかの判別ができない)。
【0080】この問題については、実施例として以下の
対応方法が取られる。上記(A)について、ハードウェ
アによるセマフォ(Semaphore:プロセス間
で、あらかじめ決められたルール、例えば、一定数値の
獲得と返却に従って、相互間の実行を制御する方式をい
う。)を用意し、論理加入者端局アドレス制御メモリ2
2に書き込むプロセッサに、先ずセマフォをとることを
義務付ける。セマフォを取得したプロセッサにのみ論理
加入者端局アドレス制御メモリ22への書き込みが許可
されるようにする。これにより同時書き込みはあり得な
くなる。
【0081】次に、上記(B)については、エラー・チ
ェック機能を具備する。プロセッサからアクセス制御メ
モリへのデータ転送は、CPUバスを介して行われる
が、そこにチェック・コード(CRCコード)を挿入
し、アクセス制御メモリ側で同じ演算を行いチェック・
コードと比較する。チェック・コードと一致していたら
エラーなしということで論理加入者端局アドレス制御メ
モリ22への書き込みを行う。不一致であるならば、エ
ラ一発生という理由で、プロセッサに対して通知し、バ
ス・サイクルを終了させる。
【0082】従来の加入者系端局装置(図7)と次世代
装置(図8、図9)の違いとして、多様な加入者サービ
ス、特により帯域の広い(即ち、1加入者に割り当てる
DS0容量が多い)サービスを提供可能にすることを、
先に説明した。そこで本発明では1加入者に最大24D
S0までの帯域を割り当て、DS1サービスも提供可能
とする。
【0083】DS1サービスといっても交換機側からの
DS1を一且終端(フレーム終端)して中のDS0を入
れ換えて加入者側より送り出すものと、フレーム終端せ
ずに加入者へ送り出すものの2種類がある。前者はIN
Aという論理加入者端局により実現されるが、後者はタ
イム・スロット入れ換えが必要ない。
【0084】非同期DS1ならば、フレーム終端できな
い(フレームが終端できなければ中のDS0を見つける
ことができない)ので、時間スイッチを通すことが出来
ず別の転送経路を具備する必要があり、ハードウェア規
模を増大かつ複雑にする。
【0085】この為に、図2に示すように装置内部でS
0NET信号(VT1.5)終端部30と加入者インタ
ーフェース部28の間のインターフェースをVT1.5
として、非同期DS1も時間スイッチ25を通せるよう
に構成されている。
【0086】SONET規格の非同期VT1.5信号フ
ォーマットが図6に示される。このフォーマットは、非
同期DS1信号に対してスタッフ・ディスタッフ(St
uff/Destuff)を施して基準タイミングに対
して、バイト同期した、いわぱパイプの中に非同期DS
1を収容するものである。
【0087】バイト同期されたVT1.5をバイト単位
で時間スイッチ25に通す。ここでは、本来DS1を全
て1加入者に届けるので、入れ換え自体は全く必要がな
く、単に同期DS1+DS0の入れ換えと同じ経路を通
すことでハードウェア規模及び複雑さの間題を解消する
のみである。時間スイッチ25を通過した後で、再度V
T1.5フォーマットに戻し、加入者インターフェ一ス
部28において、DS1を取り出して加入者へ送出す
る。
【0088】尚、装置内部でVT1.5フォーマットを
流用することにより、そのオーバ・へッドにDS1デー
タ・リンクを挿入して時間スイッチ25に通すことによ
り論理加入者端局という単位でそれらの情報を処理する
ことも可能となる。
【0089】DS1データ・リンクとはDS1信号のフ
レーム・ビットに定義されている同期検出ビット以外
の、保守目的で使用される情報の通信パスであり、先述
のSLC−96フレーム・フォーマット(Frame Forma
t)のコンセントレーション・フィールド(Concentrati
on Field )がその一例である。他にもSLC−96フ
レーム・フォーマット(Frame Format)ではアラーム・
フィールド(Alarm Field:TR−008RTのシステ
ム・アラームを通知したり、交換機側より指定された端
局伝送路にループ・バックを実行する為に使用され
る)、メンテナンス・フィールド(Maintenance Field
:TR008RTの加入者線に対するメタリック試験
制御の為に使用される)等が実用されている。
【0090】TR−008RTの場合には、上記のよう
にTR008RT単位、即ち、論理端局伝送路単位での
DS1データ・リンク処理が要求されるが、DS1デー
タ・リンクは同期検出ビット同様、フレーム・ビットに
挿入される情報であることから、DS1信号の同期を確
立する部分、即ち物理伝送路にくくりつけられるDS1
Framer/Deframer により終端されなければならない。
【0091】この物理伝送路単位のDS1データ・リン
クをTR−008RT単位の情報として見せるには通常
の加入者信号(Payload )と同様に物理伝送路より抽出
されるDS1データ・リンクを非同期VT1.5信号フ
ォーマット上の余剰バイトに挿入して端局伝送路接続部
3にてタイム・スロットの入れ換えを施して論理加入者
端局部1に渡すことにより実現される。
【0092】VT1.5信号は125μsec当たり2
7バイトの情報を伝送可能であり、DS1信号が125
μsec当たり24DS0(バイト)伝送であることか
ら3バイト分の余剰バイトが存在する。この3バイトを
使用して装置内部でのDS1データ・リンク情報転送を
行う。
【0093】図1中、論理加入者端局部1のTR−00
8RT#1〜#21から加入者1〜96に対し、出力さ
れる論理加入者端局制御情報がこれに対応する。TR3
03RDTの場合には論理加入者端局単位で処理が必要
なDS1データ・リンクは存在しないが、先述の呼制御
チャネル(TimeslotManagement Channel)や監視・制御
通信チャネル(Embeded Operation Channel )はDS0
データ・リンクと呼ばれ、TR一303RDT単位での
処理が必要である。これらについても上記と同じ方法で
TR−303RDT単位での処理を実現する。
【0094】上記の構成により図2において、加入者系
端局装置の運用は以下の手順で行われる。
【0095】ユーザによる論理加入者端局の生成・削
除 ユーザによる加入者接続部2の設定 ユーザによる端局伝送路接続部3の設定 ユーザによる専用回線(非集線)設定または交換機に
よる呼制御(集線) 上記ユーザによる論理加入者端局の生成・削除の手順
は、端末接続ポートまたは装置間データ通信チャネルを
介してTL−1(Transaction Language 1)というメッ
セージにより行われる。
【0096】以下にそのメッセージを示す。尚、TR0
08RTおよびINAについては論理加入者端局として
のアラームが存在しないことから生成および削除の操作
は適用されず、常に生成状態にあるものとする。
【0097】この手順では論理加入者端局部1即ち、論
理加入者端局アドレスメモリ22の設定が行われ、論理
加入者端局内部において、論理加入者ポートと論理端局
伝送路タイム・スロットとの接続(未接続も含む)を行
う。 (a)ENT−RDT:〈TID〉:〈AID〉:〈C
TAG〉:::〈KEYW0RD=DOMAIN〉:; このメッセージは、TR−303RDTを生成する為の
メッセージであり、〈AID〉は4つのRDT内(図1
のTR−303#1〜#4)のどれを生成するかを指定
するパラメータである。
【0098】〈KEY W0RD=DOMAIN〉は、
当該TR−303RDTに対する各種設定、例えば装置
に複数収容できるDCバイパス対(Bypass Pair :加入
者線を試験する為に交換局にある試験0Sと加入者系端
局装置の間に敷線される銅線)のいずれを使用するか、
呼制御チャネル(Timeslot Management Channel )及び
監視・制御通信チャネル(Embeded Operation Channel
)を通すDS1をどれにするか、対向する交換機が何
であるか等を指定するパラメータである。
【0099】装置内部動作として、本メッセージを受信
すると監視制御プロセッサ26は論理加入者端局部内の
指定されたTR一303RDTに対応する論理加入者端
局制御メモリ22に呼制御チャネル(Time Slot Manage
ment Channel)により呼(集線)制御を行う呼制御プロ
セッサ27がアクセス可能な(即ち論理加入者端局制御
メモリ22のデータ構造上の集線・非集線フラグを集線
とした)『未接続』値を書き込む。また指定されたTR
−303RDTに属するアラームのマスクを解除する。 (b)DLT一RDT〈TID〉:〈AID〉:〈CT
AG〉::::; このメッセージは、ENT−RDTメッセージにより生
成されたTR−303RDTを削除する為のメッセージ
である。
【0100】装置内部動作として、本メッセージを受信
すると監視制御プロセッサ26は指定されたTR−30
3RDTに対応する論理加入者端局アドレス制御メモリ
22に『未接続』値を書き込み、当該TR303RDT
に属する全てのアラームをマスクし、外部に通知しな
い。 (c)ED−RDT:〈TlD〉:〈AlD〉:〈CT
AG〉:::〈KEYW0RD=DOMAIN〉:; このメッセージはTR一008RTおよび生成されてい
るTR303RDTに対して、各種設定を行うものであ
る。TR−303RDTの設定についてはENT−RD
Tメッセージにより指定可能なものの一部が設定可能で
ある。TR−008RTについてはMode=1/2/
3のいずれで動作するか、またMode=1/3の場合
にD1D/D4いずれのカウンティング・シーケンスで
論理加入者を論理端局伝送路上のどのタイム・スロット
に割り当てるかを指定するパラメータが定義されてい
る。
【0101】装置内部動作として、本メッセージを受信
するとTR−008RTの場合は指定されたModeお
よびカウンティング・シーケンスに従って一意に決定さ
れる論理加入者端局部接続データを監視制御プロセッサ
26が〈AID〉にて指定されたTR−008RTに対
応する論理加入者端局アドレス制御メモリ22に書き込
む。
【0102】Mode=2に指定されたTR−008R
Tについては、同じく監視制御プロセッサ26が、SL
C−96コンセントレーション・フィールド(Concentr
ation Field)により呼(集線)制御を行うプロセッサ2
7がアクセス可能な(即ち,論理加入者端局アドレス制
御メモリ22のデータ構造上の集線・非集線フラグを集
線とした)『未接続』値を書き込む。
【0103】TR−303RDTについては論理加入者
端局アドレス制御メモリ22への書き込み作業は、EN
T/DLT−RDTメッセージ受信時のみ行う必要があ
るので、行われない。
【0104】ユーザによる加入者接続部2の設定の手
順も、ユーザによる論理加入者端局の生成・削除の手
順と同様に、端末接続ポートまたは装置間データ通信チ
ャネルを介してTL−1(Transaction Language 1)と
いうメッセージにより行われる。本手順では加入者接続
部2、即ちS−ACMへの設定を行い、任意の物理加入
者をどの論理加入者端局のどの加入者ポートに接続する
かを設定する。 (d)ENT−CRS−TO:〈TID〉:〈FROM
AID〉,〈TO AID〉:〈CTA
G〉::::; 本メッセージは〈FR0M AID〉として指定する論
理加入者端局部1の加入者ポートと〈TO AID〉と
して指定する物理加入者を接続するメッセージである。
【0105】装置内部の動作として、このメッセージを
受信すると監視制御プロセッサ26は、図4に示すよう
に〈TO AID〉で指定された物理加入者番号に対応
する加入者接続アドレス制御メモリ21に〈FROM
AID〉により指定された論理加入者端局の加入者ポー
ト番号に対応するデータを設定する。これにより、その
物理加入者線(例えば電話回線)上の信号は特定の論理
加入者端局(TR008RT#1〜#21,TR一30
3RDT#1〜#4,INA#1〜#84)の特定の加
入者ボート上に現れるようになる。 (e)DLT−CRS−TO:〈TID〉:〈FROM
AID〉,〈TO AID〉:〈CTA
G〉::::; 本メッセージはENT−CRS−TOメッセージにより
設定されている加入者接続部2の接続状態を、〈FRO
M AID〉として指定する論理加入者端局の加入者ポ
ートと〈TO AID〉として指定する物理加入者との
間の接続を切断するメッセージである。
【0106】装置内部の動作として、本メッセージを受
信すると監視制御プロセッサ26は図4で示すように
〈TO AID〉で指定された物理加入者番号に対応す
る加入者接続アドレス制御メモリ21に『切断』に相当
するデータを設定する。
【0107】ユーザによる端局伝送路接続部3の設定
手順も、ユーザによる論理加入者端局の生成・削除の
手順と同様に、端末接続ポートまたは装置間データ通信
チャネルを介してTL−1(Transaction Language 1)
というメッセージにより行われる。本手順では端局伝送
路接続部3、即ちF一ACMへの設定を行い、任意の物
理伝送路DS#1〜#84をどの論理加入者端局のどの
端局伝送路ポートに接続するかを設定する。 (f)ENT−CRS一T1:〈TID〉:〈FROM
AID〉,〈TO AID〉:〈CTA
G〉::::; 本メッセージは〈FROM AID〉として指定する物
理伝送路(物理DS1)と〈TO AID〉として指定
する論理加入者端局の端局伝送路ポート(論理DS1)
を接続するメッセージである。
【0108】装置内部の動作として、本メッセージを受
信すると監視制御プロセッサ26は、図4で示すように
〈TO AID〉で指定された端局伝送路番号に対応す
る端局伝送路接続アドレス制御メモリ23により指定さ
れるアドレスに〈FROMAID〉により指定された物
理伝送路番号に対応するデータを設定する。
【0109】これにより、その物理伝送路上の信号は
(DSlデータ・リンク情報も含めて)特定の端局伝送
路ポート上に現れるようになる。 (g)DLT−CRS−T1:〈TID〉:〈FROM
AID〉,〈TO AID〉:くCTA
G〉::::; このメッセージは、ENT−CRS一T1メッセージに
より設定されている端局伝送路加入者接続部2の接続状
態を、〈FROM AID〉として指定する物理伝送路
と〈TO AID〉として指定する論理加入者端局の端
局伝送路との接続を切断するメッセージである。
【0110】装置内部の動作として、本メッセージを受
信すると監視制御プロセッサ26は図4で示すように
〈TO AID〉で指定された端局伝送路番号に対応す
る、端局伝送路接続アドレス制御メモリ23により指定
されるアドレスに『切断」に相当するデータを設定す
る。
【0111】上記ユーザによる専用回線(非集線)設
定または交換機による呼制御(集線)手順について、専
用回線設定はTR−303RDTについてのみ適用さ
れ、監視・制御通信チャネル(Embeded Operation Chan
nel )により制御される。 呼制御は、TR−303R
DTについては呼制御チャネル(Timeslot Manageme
nt Channel)により、TR−008RTについて(ただ
し、ED−RDTメッセージにてMode=2と設定さ
れている場合)はSLC−96コンセントレーション・
フィールド(Concentration Field )によりそれぞれ制
御される。
【0112】この手順では論理加入者端局部1即ち、D
−ACM1に対して設定がなされ、任意のTR−008
RTおよびTR−303RDTについて論理加入者ポー
トと論理端局伝送路タイム・スロットとの接続(未接続
も含む)を行う。
【0113】装置内部動作として、監視・制御通信チャ
ネル(Embeded Operation Channel)より専用回線設定
がなされた場合、指定された2端(ENT−CRS一T
0/T1メッセージで指定される〈FROM AI
D〉,〈TO AID〉に相当するもの)について、図
4で示すように、論理加入者ポート識別子に対応する論
理加入者端局アドレス制御メモリ22のアドレスに論理
端局伝送路タイム・スロット識別子に相当するデータを
監視制御プロセッサ26に設定する。
【0114】この時、監視制御プロセッサ26は、論理
加入者端局アドレス制御メモリ22のデータ構造上の集
線・非集線フラグを『非集線』として設定する為、以降
呼(集線)制御を行う呼制御プロセッサ27は、専用回
線設定された論理加入者に対して(専用回線設定が切断
される迄)アクセスできなくなる。
【0115】このように集線・非集線の間の競合排他処
理が実現される。呼制御チャネル(Timeslot Managemen
t Channel )またはSLC−96コンセントレーション
・フィールド(Concrentration Field)による呼制御に
ついても交換機側より(論理)加入者ポート番号と(論
理)端局伝送路タイム・スロット番号が呼制御チャネル
(Timeslot Management Cannel)またはSLC−96コ
ンセントレーション・フィールド(Concrentration Fie
ld)のタイム・スロット接続要求メッセージにて指定さ
れる。
【0116】タイム・スロット接続要求を受理すると、
呼制御プロセッサ27は(論理)加入者ポート番号に対
応する論路加入者端局アドレス制御メモリ22のアドレ
スに、論路加入者端局アドレス制御メモリ22のデータ
構造上の集線・非集線フラグを『集線』とした(論理)
端局伝送路タイム・スロット番号に相当するデータを設
定する。
【0117】この為、監視制御プロセッサ26は、以降
集線設定された論理加入者に対して(呼制御によるタイ
ム・スロット接続が切断される迄)アクセスできなくな
る。非集線および集線によるタイム・スロット切断につ
いても上記と同じ制御(論路加入者端局アドレス制御メ
モリ22に書き込むデータが『未接続』に代わるのみ)
が適用される。
【0118】上記〜の手順により任意の物理加入者
と任意の物理伝送路タイム・スロットとの間での双方向
通信パスが形成され、通常サービス運用状態となる。
〜の手順は、本発明にしたがう加入者系端局装置固有
の設定操作であり、手順によりサービスを提供する上
での前提となる。〜の手順についてはどのような順
序で設定を行っても良い。
【0119】
【発明の効果】以上、図面に従い説明したように、本発
明により、一の装置で、特にTR−008/TR−30
3の両方の規格に対応可能である加入者系端局装置が提
供される。更に、ユーザの操作により容易に機能を変更
可能な加入者系端局装置が提供される。
【0120】尚、上記の実施の形態の説明及び図面は、
本発明の説明のためのものであり、本発明の保護の範囲
は、これに限定されない。各請求項に記載されるものと
均等の範囲も、本発明の保護の範囲に含まれるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にしたがう加入者系伝送装置の基本概念
構成を説明する図である。
【図2】本発明の実施例の構成ブロック図である。
【図3】図2の実施例の特徴を説明する図である。
【図4】アドレス制御情報の合成の具体的方法を説明す
る図である。
【図5】アドレス制御メモリに対するアドレスと、読み
だされるデータを示す図である。
【図6】SONET規格の非同期VT1.5信号フォー
マットを示す図である。
【図7】TR−008RTの構成を示す図である。
【図8】TR−303RDTの概念構成を示す図であ
る。
【図9】TR−303RDTの加入者サービスの多様性
を説明する図である。
【符号の説明】
1 論理加入者端局部 2 加入者接続部 3 端局伝送路接続部 21 加入者接続アドレス制御メモリ 22 論理加入者端局アドレス制御メモリ 23 端局伝送路接続アドレス制御メモリ 24 合成アドレス制御メモリ 25 時間スイッチ 26 監視制御プロセッサ 27 呼制御プロセッサ 28 物理加入者インタフェース部 29 物理伝送路インタフェース部 30 S0NET信号(VT1.5)終端部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交換局と加入者との間に置かれる加入者系
    端局装置であって、 それぞれ対応の加入者ポートと端局伝送路ポートを有
    し、異なる収容加入者数を有する複数の加入者系端局を
    有し、該複数の加入者系端局のそれぞれが運用または非
    運用に設定可能な加入者端局部と、 該加入者端局部の複数の加入者ポートのうち任意の加入
    者ポートと任意の加入者線との接続および切断を行う加
    入者接続部と、 該加入者端局部の複数の端局伝送路ポートのうち任意の
    端局伝送路ポートと任意の端局伝送路との接続および切
    断を行う端局伝送路接続部とを有することを特徴とする
    加入者系端局装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記加入者端局部は、前記複数の加入者ポートと端局伝
    送路ポートとの間でのタイムスロット割り当てを固定的
    に設定制御するタイムスロット割当機能部を有すること
    を特徴とする加入者系端局装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記加入者接続部、加入者端局部及び端局伝送路接続部
    は、前記複数の加入者ポートと端局伝送路ポートとの間
    でのタイムスロット割り当てを対向する交換機からの呼
    制御にしたがい動的に設定制御するタイムスロット割当
    機能部を有することを特徴とする加入者系端局装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、 前記タイムスロット割当機能部は、前記加入者ポート上
    の2ビットのデータを前記端局伝送路ポート上の8ビッ
    トタイムスロットの任意の連続した2ビットに割り当
    て、最大4加入者分のデータを前記端局伝送路の1つの
    タイムスロットにに固定的に割り当てることを特徴とす
    る加入者系端局装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4において、 前記加入者接続部、加入者端局部及び端局伝送路接続部
    は、一体の時間スイッチで構成され、 前記加入者接続部に対応して設けられ、加入者線番号を
    アドレスとし読みだされる加入者ポート番号を記憶する
    加入者接続アドレス制御メモリと、 前記加入者端局部に対応して設けられ、該加入者ポート
    番号をアドレスとし読みだされる端局伝送路タイムスロ
    ット位置を記憶する加入者端局アドレス制御メモリと、 前記端局伝送路接続部に対応して設けられ、該端局伝送
    路タイムスロット位置をアドレスとし読みだされる伝送
    路タイムスロットを記憶する端局伝送路接続アドレス制
    御メモリと、 該加入者接続アドレス制御メモリ、加入者端局アドレス
    制御メモリ及び端局伝送路接続アドレス制御メモリの内
    容を合成して、該加入者線番号をアドレスとし該伝送路
    タイムスロットを記憶する一の合成アドレス制御メモリ
    を有し、 該一の合成アドレス制御メモリにより、該一体の時間ス
    イッチを制御することを特徴とする加入者系端局装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記加入者接続アドレス制御メモリ、加入者端局アドレ
    ス制御メモリ及び端局伝送路接続アドレスメモリを監視
    制御し、タイムスロット割り当てを固定的に設定する第
    1のプロッセと、 該加入者端局アドレス制御メモリを制御して、呼制御に
    よる集線を制御する第2のプロッセを有することを特徴
    とする加入者系端局装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記第1、第2のプロセッサは、前記加入者端局アドレ
    ス制御メモリへの書き込みを行う際に、セマフォを取得
    し、且つ書き込みを行うアドレスに有効データが書き込
    まれている時は、書き込みを不可とすることを特徴とす
    る加入者系端局装置。
  8. 【請求項8】請求項6において、 前記第1、第2のプロセッサから前記加入者端局アドレ
    ス制御メモリへの書き込みを行う際に、書き込みデータ
    にチェック・コードを付加し、 該チェック・コードにより、該加入者端局アドレス制御
    メモリが書き込みデータの誤りを検知した時、該第1、
    第2のプロセッサの書き込みデータを送ったプロセッサ
    に、誤り通知を行うことを特徴とする加入者系端局装
    置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8において、 前記加入者線と端局伝送路間の信号フォーマットを、非
    同期信号に対し、スタッフ・デスタッフを行い、同期し
    た信号に写像することを特徴とする加入者系端局装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、 前記信号フォーマットは、SONET規格のVT1.5
    フォーマットであることを特徴とする加入者系端局装
    置。
  11. 【請求項11】請求項10において、 前記SONET規格のVT1.5フォーマットのオーバ
    ヘッド部に、前記交換局と前記加入者端局部間で授受さ
    れる情報を割り当て、主信号とともにタイムスロットの
    入れ換えを行うことを特徴とする加入者系端局装置。
  12. 【請求項12】請求項6において、 前記端末ポートの1つに接続され、保守者の制御によ
    り、第1のプロセッサを制御して、タイムスロット割り
    当てを固定的に設定する装置運用端末を有することを特
    徴とする加入者系端局装置。
  13. 【請求項13】請求項6において、 更に、装置間データ通信チャネルを設け、保守者の制御
    により、該装置間データ通信チャネルを通して、前記第
    1のプロセッサに制御信号を送り、タイムスロット割り
    当てを固定的に設定する装置運用端末を有することを特
    徴とする加入者系端局装置。
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