JPH10234006A

JPH10234006A - 再生装置

Info

Publication number: JPH10234006A
Application number: JP9065034A
Authority: JP
Inventors: Tsuzuki Konishi; 胤小西
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1996-12-20
Filing date: 1997-03-18
Publication date: 1998-09-02
Anticipated expiration: 2017-03-18
Also published as: JP3177470B2

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】アングル変更がシーク動作能力に影響せず、
Ｉピクチャーのタイミング或はセレクタによる瞬時切り
替え、複数チャネルの同時出力を可能とし、１回のキー
操作で所定時間前からの異なったアングルの映像の再生
を可能とする。【解決手段】映像情報、音声情報および検索情報から成
る、単一チャネル情報と所定の時間に対応する複数チャ
ネル情報が混在する情報を再生する再生装置において、
第１の記憶部６と、第２の記憶部７と、チャネル指定情
報を入力するユーザインタフェース部１０を有し、複数
チャネル情報を読み出す際、映像情報および音声情報を
チャネルごとに第１の記憶部に格納し、検索情報をチャ
ネルごとに第２の記憶部に格納し、ユーザインタフェー
ス部から入力されたチャネル指定情報に対応した映像信
号および音声信号を第１の記憶部から読み出す。又、検
索情報はタイマにより所定時間ごとに格納する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮された映像信
号や音声信号からなるビットストリームを通信媒体ある
いは記憶媒体から読み取って、ビットストリームをもと
の映像信号や音声信号に伸長し、再生する技術の分野に
属する。

【０００２】

【従来の技術】記録媒体や通信媒体を介して入力される
デジタル映像情報および音声情報を映像信号および音声
信号に変換して出力する再生装置において任意の時間だ
け複数のチャネル分の映像信号及び音声信号をビットス
トリーム内に挿入し、再生装置で使用者が設定したチャ
ネルだけを取り出し、映像信号及び音声信号として出力
する機能を備え、１つのアプリケーションソースの任意
のシーンを複数のアングルで映像及び音声情報を供給
し、使用者側で選択し、使用者の好みのアングルで視聴
できる機能が考えられている。

【０００３】このような機能を有するものにＤＶＤプレ
ーヤがある。

【０００４】図２にＤＶＤプレーヤが入力するビットス
トリームを図示する。

【０００５】この図では２チャネル分の映像信号及び音
声信号が存在する場合を示す。

【０００６】図中、（１１）はビットストリームであ
り、ヘッダ情報（１２）〜（１９）、ＡＶ情報（２０）
及び（２７）、チャネル１ＡＶ情報（２１），（２
３），（２５）、チャネル２ＡＶ情報（２２），（２
４），（２６）で構成されている。ＡＶ情報（２０）及
び（２７）は、単一チャネル（複数のチャネルが存在し
ない）の映像情報及び音声情報で構成されている。

【０００７】チャネル１のＡＶ情報（２１），（２
３），（２５）、チャネル２のＡＶ情報（２２），（２
４），（２６）は、各チャネル毎のＡＶ情報で構成され
ている。ヘッダ情報（１２）〜（１９）は、このヘッダ
情報以下に存在するチャネル数と同時刻に再生すべき各
チャネルのチャネルＡＶ情報が存在するビットストリー
ム内の存在位置情報を示す検索情報で構成されている。

【０００８】図２では、同時刻に再生すべき各チャネル
のＡＶ情報は、（２１）と（２２）、（２３）と（２
４）、（２５）と（２６）である。

【０００９】再生装置の動作としては、まずヘッダ情報
の内容を解析し、解析結果が単一チャネルと判断した場
合、以降の情報をＡＶ情報（２１）または（２２）と判
断して映像情報及び音声情報を分離し、ビデオデコーダ
及びオーディオデコーダを介して映像信号及び音声信号
として出力される。

【００１０】また、ヘッダ情報の解析結果が複数チャネ
ルが存在すると判断した場合には、使用者が指定したチ
ャネルのＡＶ情報が存在する位置を判断し、その情報位
置までビットストリームをスキップしてからビットスト
リームを抜き出し、映像情報及び音声情報を分離し、ビ
デオデコーダ及びオーディオデコーダを介して映像信号
及び音声信号として出力される。

【００１１】上述の従来技術では、アングル変更はヘッ
ダ情報が存在するタイミングでのみ変更可能であり、Ａ
Ｖ情報の入力期間はアングル変更できないという問題
と、アングル変更時にビットストリームのスキップ動作
が存在し、ＤＶＤディスクドライブのシーク動作が必要
となるため、アングル変更に要する時間がドライブのシ
ーク動作時間に影響を受けてしまうという問題と、同時
に１アングルしか出力できないという問題があった。

【００１２】また、使用者のチャネル切り換え指示によ
り、映像および音声出力の再生が時間的に連続した形で
アングルを切り換えるためには、チャネル切り換え情報
にしたがって他のチャネルのＡＶ情報をアクセスするこ
とで可能となるが、使用者が視聴しているシーンを別の
アングルで再度見たい場合には、早戻しとアングル変更
という複数の操作が必要となっている。

【００１３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、複数のチャネル（アング
ル）を有する映像を再生する再生装置において、同時に
複数のアングルを再生することを技術的課題とする。

【００１４】また、複数アングルが存在する場合に、１
回の操作で所定時間前の時点から別のアングルを再生す
ることを技術的課題とする。

【００１５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、単一チャネル情報と所定の時間に対応す
る複数チャネル情報が混在する情報を再生する再生装置
において、上記チャネル情報は、映像情報および音声情
報および検索情報から成り、上記映像情報および音声情
報をチャネルごとに格納する第１の記憶部と、上記検索
情報をチャネルごとに格納する第２の記憶部と、チャネ
ル指定情報を入力するユーザインタフェース部と、を有
し、上記複数チャネル情報を読み出す際、映像情報およ
び音声情報をチャネルごとに上記第１の記憶部に格納
し、検索情報をチャネルごとに上記第２の記憶部に格納
し、上記ユーザインタフェース部から入力されたチャネ
ル指定情報に対応した映像信号および音声信号を上記第
１の記憶部から読み出すことを特徴とする。

【００１６】また、上記検索情報はタイマーにより所定
の時間毎に格納することを特徴とする。

【００１７】

【発明実施の態様】以下、図１〜図１０を用いて本発明
の実施態様について説明する。図１は、本発明の第１の
実施例にかかる再生装置のハードウェア構成を示すブロ
ック図である。この実施例は、２つのチャネル（アング
ル）の映像情報及び音声情報を再生する場合のものであ
る。

【００１８】図１において、（１）は再生装置であり、
入力されるビットストリームを映像および音声信号に変
換して出力する。

【００１９】（２）はディスクドライブであり、記録媒
体からビットストリームを読み出し出力する。

【００２０】（３）はデマルチプレクサであり、ディス
クドライブ（２）とのデータ通信及び入力したビットス
トリームの解析及び分離を行う。

【００２１】（４）はメモリであり、デマルチプレクサ
（３）で分離されたビットストリーム及び検索情報を格
納する。なお、このメモリ（４）は、検索情報用メモリ
領域（５）、チャネル１用メモリ領域（６）、チャネル
２用メモリ領域（７）で構成される。

【００２２】（８）はビデオ／オーディオデコーダであ
り、メモリ（４）に格納された各ＡＶ情報から映像信号
及び音声信号へデコードし、出力する。

【００２３】（９）はＣＰＵであり、これらの動作を制
御する。

【００２４】（１０）はユーザインタフェース部であ
り、アングル変更等の使用者の操作を認識し、ＣＰＵ
（９）に送信する。

【００２５】図３はメモリ（４）のチャネル１用メモリ
領域（６）を、また、図４はチャネル２用メモリ領域
（７）を詳細に示した図である。

【００２６】チャネル１用メモリ領域（６）は、ビット
ストリーム（１１）内のチャネル１ＡＶ情報（２１），
（２３），（２５）が格納されるリングバッファメモリ
であり、チャネル２用メモリ（７）は、ビットストリー
ム（１１）内のチャネル２ＡＶ情報（２２），（２
４），（２６）が格納されるリングバッファメモリとし
て使用されている。

【００２７】なお本実施例では、ＡＶ情報（２０）及び
（２７）は、チャネル１用メモリ（６）に格納するよう
になっている。

【００２８】図５は検索情報用メモリ（５）を詳細に示
した図である。

【００２９】この検索情報用メモリ（５）は、ＡＶ情報
を格納したメモリアドレスを格納する領域（３６），
（４０）と複数チャネル存在時に同時刻に再生すべき各
チャネルに関する情報を格納するチャネル別情報領域
（３７），（３８），（３９）が格納されるリングバッ
ファメモリとして使用されている。

【００３０】チャネル別情報は、同時刻に再生すべき各
チャネル毎にそのＡＶ情報を格納したメモリの格納アド
レス（２８）〜（３２），（３３）〜（３５）を格納す
る領域と、各チャネルのＡＶ情報内に１つ以上存在する
Ｉピクチャーを格納しているメモリの格納アドレスとそ
のＩピクチャーの再生時刻を格納する領域（４１）〜
（４６）で構成されている。

【００３１】本実施例では、映像情報は映像圧縮技術で
ある国際標準規格ＭＰＥＧ２（ＩＥＣ／ＩＳＯ１３８
１８）を採用しており、Ｉピクチャーとは、それ単体で
画面をデコードできる独立性のあるフレームをいう。

【００３２】ビットストリームは、上述の図２で示した
ものと同じである。

【００３３】而して、上述の装置により、以下の動作を
行う。

【００３４】ＣＰＵ（９）は、デマルチプレクサ（３）
を介して、ディスクドライブ（２）へ必要なビットスト
リーム要求を行い、ディスクドライブ（２）はその要求
に従ってディスクからビットストリームを読みとり、デ
マルチプレクサ（３）に送信する。

【００３５】デマルチプレクサ（３）は、入力したビッ
トストリームを解析し、ヘッダ情報の内容に従って、各
情報をメモリ（４）に格納する。

【００３６】このメモリ（４）に格納する際の動作を図
８に示す処理フローにしたがって行う。

【００３７】ビットストリームが入力されると、まず、
STEP1の分岐処理によって、入力したヘッダ情報が、単
一チャネル複数チャネルか、さらに複数チャネルであれ
ばそのチャネルの番号は何かということが判断され、そ
れぞれ処理に分岐される。

【００３８】もし単一チャネルと判断された場合には、
STEP2の処理によってビットストリームでヘッダ情報に
続くＡＶ情報を格納するメモリ（６）の格納アドレス
（１１）をＡＶ情報格納アドレス（３６）に格納し、ST
EP3の処理によってビットストリーム内のＡＶ情報を格
納アドレス（１１）からの領域に格納する。

【００３９】また、上記STEP1の分岐処理で複数チャネ
ルのチャネル１と判断された場合には、STEP4の処理に
よってビットストリームでヘッダ情報に続くチャネル１
ＡＶ情報を格納するメモリ（６）の格納アドレス（２
９）をチャネル別情報（３７）のチャネル１領域（４
１）に格納し、STEP5の処理によってビットストリーム
内のチャネル１ＡＶ情報を格納アドレス（２９）からの
領域に格納する。

【００４０】さらに、STEP6の処理によって、格納アド
レス（２９）から格納されているチャネル１ＡＶ情報の
中の映像情報に１つ以上存在するＩピクチャーを検索
し、STEP7の処理によってSTEP6で検索されたＩピクチャ
ーが格納されているアドレスとその再生時刻をチャネル
別情報（３７）のチャネル１領域（４１）に格納する。

【００４１】STEP1の分岐処理で複数チャネルのチャネ
ル２と判断された場合には、STEP8の処理によってビッ
トストリームでヘッダ情報に続くチャネル２ＡＶ情報を
格納するメモリ（７）の格納アドレス（３３）を同時刻
に再生すべきチャネル１ＡＶ情報の格納アドレスを含む
チャネル別情報（３７）のチャネル２領域（４２）に格
納し、STEP9の処理によってビットストリーム内のチャ
ネル２ＡＶ情報を格納アドレス（３３）からの領域に格
納する。

【００４２】そして、STEP10の処理によって、格納アド
レス（３３）から格納されているチャネル２ＡＶ情報の
中の映像情報に１つ以上存在するＩピクチャーを検索
し、STEP11の処理によってSTEP10で検索されたＩピクチ
ャーが格納されているアドレスとその再生時刻をチャネ
ル別情報（３７）のチャネル２領域（４２）に格納する
という処理が行われる。

【００４３】また、ＣＰＵ（９）は、ビデオ／オーディ
オデコーダ（８）のデコード処理がビデオ出力及びオー
ディオ出力が途切れることなく連続に行えるようにメモ
リ（４）からＡＶ情報を転送する処理を行っている。

【００４４】このＡＶ情報を転送する際の動作を図９の
処理フローに示す。

【００４５】まず、STEP12の分岐処理によって、メモリ
（４）の検索情報用メモリ（５）内の次に処理すべき情
報がＡＶ情報かチャネル別情報かを判断され、それぞれ
処理が分岐される。

【００４６】ここで、ＡＶ情報と判断された場合には、
STEP14の処理によってＡＶ情報格納アドレス（３６）
に格納されているアドレスに格納されているＡＶ情報の
転送を行う。

【００４７】また、チャネル別情報と判断された場合に
は、 STEP15の分岐処理によってあらかじめユーザイン
タフェース部（１０）を介して使用者から指定されたチ
ャネル番号に従ってチャネル１のSTEP15の処理またはチ
ャネル２の処理STEP16に分岐される。

【００４８】チャネル１のSTEP15の処理ではチャネル別
情報のチャネル１ＡＶ情報格納アドレスに格納されてい
るアドレスに格納されているチャネル１ＡＶ情報の転送
を行い、チャネル２のSTEP15の処理ではチャネル別情報
のチャネル２ＡＶ情報格納アドレスに格納されているア
ドレスに格納されているチャネル２ＡＶ情報の転送を行
う。

【００４９】もし、このチャネル１ＡＶ情報またはチャ
ネル２ＡＶ情報データ転送中にユーザインタフェース部
（１０）を介して使用者からチャネル変更が指示された
場合、 STEP15及びSTEP16で図１０に示す動作がなされ
る。

【００５０】STEP17の処理によって、現在処理中のチャ
ネル別情報内の使用者から指定されたチャネルのIピク
チャーで、現在出力しているＡＶ情報の時刻以降の再生
時刻を持つものを検索する。

【００５１】次に、STEP18の処理によって、STEP17で検
索したＩピクチャーの再生時刻までの変更前のチャネル
のＡＶ情報を転送する。

【００５２】そして、STEP19の処理によって、STEP17で
検索したＩピクチャー格納アドレスに従ったＡＶ情報の
転送を開始するように動作する。

【００５３】本実施例では、２チャネルまでを対象とし
て説明を行っているが、図３、図４、図５に示すメモリ
量を変更することによって、対象とするチャネル数を変
更することも容易に行うことができる。

【００５４】次に、本発明の第２の実施例について説明
する。

【００５５】図６に、本発明の第２の実施例にかかる再
生装置のハードウェア構成を示す。

【００５６】第１の実施例との相違点は、２つのビデオ
／オーディオデコーダ（８ａ），（８ｂ）が存在し、両
デコーダのビデオ出力は、ミキサー（４７）によってＰ
ＩＰ等のミキシングまたは選択が行われてビデオ出力さ
れるように動作し、オーディオ出力は、セレクタ（４
８）によって唯一のオーディオ出力が選択されるように
動作し、ミキサー（４７）及びセレクタ（４８）はＣＰ
Ｕ（９）の指示によって動作するように構成されている
ことである。

【００５７】上記のように構成された装置において、第
１の実施例との相違する動作を次に説明する。

【００５８】図９に示すＡＶ情報及び各チャネルＡＶ情
報を転送する際の動作において、ＡＶ情報は両方のビデ
オ／オーディオデコーダ（８ａ）及び（８ｂ）に転送
し、チャネル１ＡＶ情報は、ビデオ／オーディオデコー
ダ（８ａ）に転送し、チャネル２ＡＶ情報は、ビデオ／
オーディオデコーダ（８ｂ）に転送するように動作し、
両方のビデオ／オーディオデコーダ（８ａ）及び（８
ｂ）からはそれぞれのチャネルに応じたビデオ出力及び
オーディオ出力が行われている。

【００５９】また、ユーザインタフェース部（１０）を
介した使用者からの指示によって、ミキサー（４７）及
びセレクタ（４８）を制御することによって所望のチャ
ネルまたは所望のミキシングに瞬時に切替及び視聴でき
るように動作を行う。

【００６０】なお、本実施例は２チャネルの場合による
ものであるが、さらに多くのチャネルを入力する場合も
可能であり、ミキシング手段によって４画面、９画面分
割による多画面同時表示が可能である。

【００６１】次に本発明の第３の実施例について説明す
る。

【００６２】図７に、本発明の第３の実施例にかかる再
生装置のハードウェア構成を示す。図７において、第２
の実施例との相違点は、両方のビデオ／オーディオデコ
ーダ（８ａ）及び（８ｂ）のビデオ出力及びオーディオ
出力がそのまま２系統で出力され、チャネル切替及びミ
キシング動作は行わないことである。このように構成し
た再生装置で、ビットストリーム内の２つのチャネルに
右眼用映像と左眼用映像をエンコードすることによっ
て、３Ｄ用映像再生装置として利用が可能である。ま
た、２つのチャネルに右耳用音声と左耳用音声をエンコ
ードすることによって、ステレオサウンドを得ることが
できる。

【００６３】図１１に、本発明の第４の実施例にかかる
再生装置のハードウェア構成を示す。

【００６４】ハードウェア構成は、図１に示す第１の実
施例の再生装置にタイマ（４９）を加えたものであり、
ＣＰＵ（９）にタイマ入力を行う。

【００６５】この第４の実施例は、２チャネルの映像情
報及び音声情報を再生する場合において、所定時間（本
実施例では５秒とする）前の検索再生を可能とするもの
である。

【００６６】タイマ（４９）はＣＰＵ（９）の指示に従
って時間経過をＣＰＵ（９）に通知を行うように動作す
る。

【００６７】図１２及び図１３は、メモリ（４）を詳細
に示した図である。

【００６８】メモリ（４）は、図１２に示すように検索
再生が可能な時間（秒）分のチャネル検索情報領域を保
有しており、この実施例では５秒としているので（５
０）〜（５４）で示す１秒分の領域を５つ持っている。

【００６９】この５つの領域は、リングバッファを構成
しており、５つの領域はＣＰＵ（９）によって順次新し
いデータに更新されていくように使用される。また１つ
のチャネル検索情報領域は、図１３に示す構成である。

【００７０】タイマ値（５５）は、ＣＰＵ（９）がチャ
ネル検索情報を書き込んだ時間情報が格納され、チャネ
ル検索アドレス（５６）（５７）は、各チャネルのタイ
マ値（５５）が示す時間に再生すべき各チャネルのＡＶ
情報が存在するディスクの位置を示すチャネル検索アド
レスが格納される。

【００７１】ビットストリームは、上述の図２に示すも
のである。

【００７２】以下、本第４の実施例における動作を説明
する。

【００７３】ＣＰＵ（９）は、デマルチプレクサ（３）
を介して、ディスクドライブ（２）へ必要なビットスト
リーム要求を行い、ディスクドライブ（２）はその要求
に従ってディスクからビットストリーム（１１）を読み
とり、デマルチプレクサ（３）に送信する。

【００７４】デマルチプレクサ（３）は、入力したビッ
トストリーム（１１）を解析し、ＡＶ情報（２０）及び
（２７）であれば映像情報及び音声情報を分離し、それ
ぞれビデオ／オーディオデコーダ（８）に送信し、それ
ぞれビデオ出力及びオーディオ出力が行われる。

【００７５】この動作はビデオ出力及びオーディオ出力
が途切れないように連続して繰り返されるように動作す
る。

【００７６】デマルチプレクサ（３）は、入力したビッ
トストリームの中からチャネルヘッダ情報（１３）を見
つけるとＣＰＵ（９）に送信し、ＣＰＵ（９）はまずチ
ャネルヘッダ情報（１３）に格納されている存在するチ
ャネル数を抜き出す。

【００７７】もし、チャネル数が複数存在するならば、
ビットストリーム（１１）のチャネル切替情報から使用
者があらかじめ指定しているチャネルのチャネル検索ア
ドレスを抜き出し、そのアドレスからのビットストリー
ムのデータ転送を行うことをデマルチプレクサ（３）を
介してディスクドライブ（２）に要求するとともにタイ
マ（４９）にリセット及びカウント開始を指示し、ビッ
トストリームのチャネル１及び２のチャネル検索アドレ
スをメモリ（４）のチャネル１及びチャネル２の検索ア
ドレス（５６）及び（５７）に格納し、メモリ（４）の
タイマ値（５５）に０を格納する。その後デマルチプレ
クサ（３）は、ビットストリームからチャネル切替情報
を認識した時には、ＣＰＵ（９）に送信し、受信したＣ
ＰＵ（９）はタイマ（４９）の値が前回のチャネル切替
情報のタイマ値から１秒経過しているなら前回のタイマ
値に１秒加算した値を次のチャネル検索情報のタイマ値
に書き込むとともに受信したチャネル切替情報内の各チ
ャネル検索アドレスを書き込む。この動作を繰り返すこ
とによって、メモリ（４）には最新の５秒間の約１秒毎
の全てのチャネル検索情報が格納されるように動作して
いる。

【００７８】この時使用者が検索キーを押した場合、キ
ー内容はユーザインタフェース部（１０）で認識され、
ＣＰＵ（９）に送信される。

【００７９】ＣＰＵ（９）は、メモリ（４）から５秒前
の情報の現在再生しているチャネルともう一方のチャネ
ルの検索アドレスを読み込み、そのアドレスからデータ
転送することをデマルチプレクサ（３）を介してディス
クドライブ（２）に指示する。

【００８０】指示を受信したディスクドライブ（２）
は、ディスクの指示されたアドレスに書き込まれている
データからデータ転送を開始するように動作する。

【００８１】本実施例では、２チャネルまでを対象とし
ているため検索アドレス領域は２つの領域を示してい
る。

【００８２】なお図１２、図１３に示すメモリ量を変更
することによって、検索再生が可能な時間及び対象とす
るチャネル数を変更することは容易であり、また検索時
間を使用者の設定によって変更することも可能である。

【００８３】

【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、チャネル
（アングル）変更はディスクドライブのシーク動作能力
に影響することなく、Ｉピクチャーのタイミングあるい
はセレクタによって瞬時に切り替えることが可能とな
り、また、複数チャネル（アングル）の同時出力が可能
となる。

【００８４】また、複数アングルが存在する場合に、視
聴しているシーンを別のアングルで再度見たいという要
求に対して、１操作で実現できることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例にかかる再生装置のブロ
ック構成図

【図２】ビットストリームを示す図

【図３】チャネル１用メモリの内容を示す図

【図４】チャネル２用メモリの内容を示す図

【図５】検索情報用メモリの内容を示す図

【図６】第２の実施例にかかる再生装置のブロック構成
図

【図７】第３の実施例にかかる再生装置のブロック構成
図

【図８】第１の実施例にかかるビットストリーム入力処
理のフローチャート

【図９】第１の実施例にかかるビデオ／オーディオデコ
ーダデータ転送処理フローチャート

【図１０】第１の実施例におけるチャネル切替処理のフ
ローチャート

【図１１】第４の実施例にかかる再生装置のブロック構
成図

【図１２】第４の実施例にかかるメモリ領域の模式図

【図１３】第４の実施例にかかるメモリのチャネル検索
情報の内容を示す図

【符号の説明】

１．再生装置２．ディスクドライブ３．デマルチプレクサ４．メモリ５．検索情報用メモリ６．チャネル１用メモリ領域７．チャネル２用メモリ領域８．ビデオ／オーディオデコーダ９．ＣＰＵ１０．ユーザインタフェース部１１．ビットストリーム４９．タイマ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】単一チャネル情報と複数チャネル情報が混
在する情報を再生する再生装置において、上記チャネル情報は、映像情報および音声情報および検
索情報から成り、上記映像情報および音声情報をチャネルごとに格納する
第１の記憶部と、上記検索情報をチャネルごとに格納する第２の記憶部
と、チャネル指定情報を入力するユーザインタフェース部
と、を有し、上記複数チャネル情報を読み出す際、映像情報および音
声情報をチャネルごとに上記第１の記憶部に格納し、検
索情報をチャネルごとに上記第２の記憶部に格納し、上
記ユーザインタフェース部から入力されたチャネル指定
情報に対応した上記検索情報により映像信号および音声
信号を上記第１の記憶部から読み出すことを特徴とする
再生装置。
【請求項２】上記ユーザインタフェース部へチャネル指
定情報が入力されると、読み出しフレームの境界位置を
記憶し、上記第１の記憶部の当該チャネル指定情報により指定さ
れたチャネルに対する映像情報および音声情報を上記境
界位置に対応したフレーム位置から読み出すことを特徴
とする請求項１記載の再生装置。
【請求項３】上記映像情報を映像信号に変換する映像変
換手段を複数備え、複数のチャネル情報が記憶された上
記第１の記憶部の映像情報を各チャネルごとに上記映像
変換手段で映像信号に変換することを特徴とする請求項
１または請求項２記載の再生装置。
【請求項４】上記音声情報を音声信号に変換する音声変
換手段を複数備え、複数のチャネル情報が記憶された上
記第１の記憶部の音声情報を各チャネルごとに上記音声
変換手段で音声信号に変換することを特徴とする請求項
１または請求項２記載の再生装置。
【請求項５】上記複数のチャネル情報は、右目用の映像
情報と左目用の映像情報を含むことを特徴とする請求項
３記載の再生装置。
【請求項６】複数の映像信号を画面分割した各領域に混
合する混合手段を備え、複数の上記映像変換手段の出力を上記混合手段により混
合することを特徴とする請求項３記載の再生装置。
【請求項７】上記複数のチャネル情報は、右耳用の音声
情報と左耳用の音声情報を含むことを特徴とする請求項
４記載の再生装置。
【請求項８】複数の音声信号から１の音声信号を選択す
る選択手段を有し、複数の上記音声変換手段の出力を上記選択手段により選
択し出力することを特徴とする請求項４記載の再生装
置。
【請求項９】単一チャネル情報と複数チャネル情報が混
在する情報を再生する再生装置において、上記チャネル情報は、映像情報および音声情報および検
索情報から成り、上記映像情報および音声情報をチャネルごとに格納する
第１の記憶部と、上記検索情報をチャネルごとに格納する第２の記憶部
と、チャネル指定情報を入力するユーザインタフェース部
と、タイマと、を有し、上記複数チャネル情報を読み出す際、映像情報および音
声情報を順次上記第１の記憶部に格納し、上記タイマに
より所定時間ごとに検索情報を順次上記第２の記憶部に
格納し、上記ユーザインタフェース部から入力されたチ
ャネル指定情報に対応した上記検索情報により映像信号
および音声信号を上記第１の記憶部から読み出すことを
特徴とする再生装置。
【請求項１０】上記検索情報は、所定時間毎の検索情報
のみを上記第２の記憶部に格納することを特徴とする請
求項９記載の再生装置。
【請求項１１】上記ユーザインタフェース部に入力され
る検索キーを有し、当該検索キーによる入力がなされると、検索情報により
上記第１の記憶部の映像情報および音声情報を読み出す
ことを特徴とする請求項１０記載の再生装置。