JPH10233961A - テレビジョンカメラ装置 - Google Patents
テレビジョンカメラ装置Info
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- JPH10233961A JPH10233961A JP9034491A JP3449197A JPH10233961A JP H10233961 A JPH10233961 A JP H10233961A JP 9034491 A JP9034491 A JP 9034491A JP 3449197 A JP3449197 A JP 3449197A JP H10233961 A JPH10233961 A JP H10233961A
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- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 6
- 230000006870 function Effects 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 24
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- FFBHFFJDDLITSX-UHFFFAOYSA-N benzyl N-[2-hydroxy-4-(3-oxomorpholin-4-yl)phenyl]carbamate Chemical compound OC1=C(NC(=O)OCC2=CC=CC=C2)C=CC(=C1)N1CCOCC1=O FFBHFFJDDLITSX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【課題】 テレビジョンカメラのレンズフォーカス調整
に好適な方式を提供し、カメラの操作性向上に寄与する
ことを目的とする。 【解決手段】 撮像した画像信号より抽出した輪郭信号
の利得を制御し、該利得制御された輪郭信号を上記画像
信号に付加し、該輪郭信号の付加された画像信号をビュ
ーファインダに表示するテレビジョンカメラにおいて、
上記輪郭信号のレベルを検出するレベル検出回路と、該
レベル検出回路により得られた上記輪郭信号のレベルを
記憶する記憶装置と、該記憶装置へのデータの入出力と
上記輪郭信号の利得を制御する演算処理装置とを具備
し、該演算処理装置において上記レベル検出回路より得
られた上記輪郭信号の実時間のレベルと上記記憶装置に
記憶した上記輪郭信号の過去のレベルとを比較し、当該
比較結果に応じて、輪郭信号の利得を制御する機能を有
することを特徴とする。
に好適な方式を提供し、カメラの操作性向上に寄与する
ことを目的とする。 【解決手段】 撮像した画像信号より抽出した輪郭信号
の利得を制御し、該利得制御された輪郭信号を上記画像
信号に付加し、該輪郭信号の付加された画像信号をビュ
ーファインダに表示するテレビジョンカメラにおいて、
上記輪郭信号のレベルを検出するレベル検出回路と、該
レベル検出回路により得られた上記輪郭信号のレベルを
記憶する記憶装置と、該記憶装置へのデータの入出力と
上記輪郭信号の利得を制御する演算処理装置とを具備
し、該演算処理装置において上記レベル検出回路より得
られた上記輪郭信号の実時間のレベルと上記記憶装置に
記憶した上記輪郭信号の過去のレベルとを比較し、当該
比較結果に応じて、輪郭信号の利得を制御する機能を有
することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョンカメ
ラの撮像レンズのフォーカス調整機能に関するものであ
る。
ラの撮像レンズのフォーカス調整機能に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】テレビジョンカメラにおいては、通常、
撮像中の画像は、カメラヘッドに付属するビューファイ
ンダの画面上に表示されるようになっており、カメラの
運用に当るカメラマンは、ビューファインダの画像を見
ながらカメラの諸操作を行う。テレビジョンカメラのビ
ューファインダには、ニュース取材用の可搬型カメラに
用いられる、画面サイズ1.5〜3インチの小型軽量のも
のから、主にスタジオカメラに用いられる、5〜9イン
チの大型のものまである。ところで、上記可搬型カメラ
に用いられる小型ビューファインダの場合、画面サイズ
が小さく見づらい上、解像度特性も大型のものに比較し
て劣るため、表示画像の解像感が不足し、特に、カメラ
マンがレンズのフォーカス調整を行う際に最良点を判別
しづらいという欠点があった。特に、画像の精細度が高
いハイビジョン方式においては、カメラにおけるフォー
カス調整をより高精度に行う必要があり、上記欠点が大
きな問題とされてきた。
撮像中の画像は、カメラヘッドに付属するビューファイ
ンダの画面上に表示されるようになっており、カメラの
運用に当るカメラマンは、ビューファインダの画像を見
ながらカメラの諸操作を行う。テレビジョンカメラのビ
ューファインダには、ニュース取材用の可搬型カメラに
用いられる、画面サイズ1.5〜3インチの小型軽量のも
のから、主にスタジオカメラに用いられる、5〜9イン
チの大型のものまである。ところで、上記可搬型カメラ
に用いられる小型ビューファインダの場合、画面サイズ
が小さく見づらい上、解像度特性も大型のものに比較し
て劣るため、表示画像の解像感が不足し、特に、カメラ
マンがレンズのフォーカス調整を行う際に最良点を判別
しづらいという欠点があった。特に、画像の精細度が高
いハイビジョン方式においては、カメラにおけるフォー
カス調整をより高精度に行う必要があり、上記欠点が大
きな問題とされてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記欠点を補うため
に、従来はビューファインダへの入力画像信号に輪郭信
号を付加し、輪郭強調する方法が採られてきた。しか
し、この方法もビューファインダの解像度特性の劣化に
より、十分な効果が得られなかった。本発明は、上記欠
点を除去し、テレビジョンカメラのフォーカス調整を容
易にし、カメラの運用性向上に寄与することを目的とす
る。
に、従来はビューファインダへの入力画像信号に輪郭信
号を付加し、輪郭強調する方法が採られてきた。しか
し、この方法もビューファインダの解像度特性の劣化に
より、十分な効果が得られなかった。本発明は、上記欠
点を除去し、テレビジョンカメラのフォーカス調整を容
易にし、カメラの運用性向上に寄与することを目的とす
る。
【0004】
【発明を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、撮像用のレンズと、該レンズを通して撮像し
た画像信号より輪郭信号を抽出する輪郭信号抽出回路
と、該輪郭信号抽出回路より出力される輪郭信号の利得
を制御する利得制御回路と、該利得制御回路より出力さ
れる輪郭信号を上記画像信号に付加する信号加算回路
と、該信号加算回路より出力される信号画像を表示する
画像表示装置(ビューファインダ)とを具備するテレビジ
ョンカメラにおいて、上記輪郭信号のレベルを検出する
レベル検出回路と、該レベル検出回路により得られた上
記輪郭信号のレベルを記憶する記憶装置と、該記憶装置
へのデータの入出力と上記利得制御回路の利得を制御す
る演算処理装置とを具備し、上記演算処理装置において
上記レベル検出回路より得られた上記輪郭信号の実時間
のレベルと上記記憶装置に記憶した上記輪郭信号の過去
のレベルとを比較し、上記比較結果に応じて上記利得制
御回路における上記輪郭信号の利得を制御する機能を有
することを特徴とするものである。
するため、撮像用のレンズと、該レンズを通して撮像し
た画像信号より輪郭信号を抽出する輪郭信号抽出回路
と、該輪郭信号抽出回路より出力される輪郭信号の利得
を制御する利得制御回路と、該利得制御回路より出力さ
れる輪郭信号を上記画像信号に付加する信号加算回路
と、該信号加算回路より出力される信号画像を表示する
画像表示装置(ビューファインダ)とを具備するテレビジ
ョンカメラにおいて、上記輪郭信号のレベルを検出する
レベル検出回路と、該レベル検出回路により得られた上
記輪郭信号のレベルを記憶する記憶装置と、該記憶装置
へのデータの入出力と上記利得制御回路の利得を制御す
る演算処理装置とを具備し、上記演算処理装置において
上記レベル検出回路より得られた上記輪郭信号の実時間
のレベルと上記記憶装置に記憶した上記輪郭信号の過去
のレベルとを比較し、上記比較結果に応じて上記利得制
御回路における上記輪郭信号の利得を制御する機能を有
することを特徴とするものである。
【0005】本発明においては、上記構成を基に以下の
処理を行う。 すなわち、上記演算処理装置における比
較結果において、上記カメラの現在の輪郭信号レベルが
上記記憶装置に記憶した過去の輪郭信号レベルよりも大
きい場合、上記記憶装置の記憶内容を現在の輪郭信号レ
ベルに更新する。この処理をカメラマンのレンズフォー
カス調整操作開始時より繰り返す。上記輪郭信号レベル
はレンズフォーカスの最良点で最大値となることから、
上記処理により、やがて上記記憶装置にはレンズフォー
カスの最良点における輪郭信号レベルが記憶されること
となる。 以上を第1の処理とする。一方、同じく上記
比較結果において上記カメラの現在の輪郭信号レベルが
上記記憶装置に記憶した過去の輪郭信号レベルと一致も
しくは微小差内にある場合、上記演算処理装置により、
上記利得制御回路における上記輪郭信号の利得をより大
きくし、それ以外の場合は、上記利得をより小さくする
ようにする。 以上を第2の処理とする。上記第1と第
2の処理を連続して繰り返し行うことにより、やがて、
上記利得制御回路における上記輪郭信号の利得はレンズ
フォーカスの最良点とその近傍においてより大きく、そ
れ以外でより小さくなるように制御されることとなる。
上記輪郭信号は上記信号加算回路において上記画像信号
に付加され、上記ビューファインダに表示されることに
なるので、本発明によれば、ビューファインダの表示画
像において、前述の従来方式のように画像信号に輪郭信
号を単に付加する場合に比較して、レンズフォーカスの
最良点とそうでない場合の画像の解像感の差異がより強
調され、よって、カメラマンのレンズフォーカス調整が
より容易になる。
処理を行う。 すなわち、上記演算処理装置における比
較結果において、上記カメラの現在の輪郭信号レベルが
上記記憶装置に記憶した過去の輪郭信号レベルよりも大
きい場合、上記記憶装置の記憶内容を現在の輪郭信号レ
ベルに更新する。この処理をカメラマンのレンズフォー
カス調整操作開始時より繰り返す。上記輪郭信号レベル
はレンズフォーカスの最良点で最大値となることから、
上記処理により、やがて上記記憶装置にはレンズフォー
カスの最良点における輪郭信号レベルが記憶されること
となる。 以上を第1の処理とする。一方、同じく上記
比較結果において上記カメラの現在の輪郭信号レベルが
上記記憶装置に記憶した過去の輪郭信号レベルと一致も
しくは微小差内にある場合、上記演算処理装置により、
上記利得制御回路における上記輪郭信号の利得をより大
きくし、それ以外の場合は、上記利得をより小さくする
ようにする。 以上を第2の処理とする。上記第1と第
2の処理を連続して繰り返し行うことにより、やがて、
上記利得制御回路における上記輪郭信号の利得はレンズ
フォーカスの最良点とその近傍においてより大きく、そ
れ以外でより小さくなるように制御されることとなる。
上記輪郭信号は上記信号加算回路において上記画像信号
に付加され、上記ビューファインダに表示されることに
なるので、本発明によれば、ビューファインダの表示画
像において、前述の従来方式のように画像信号に輪郭信
号を単に付加する場合に比較して、レンズフォーカスの
最良点とそうでない場合の画像の解像感の差異がより強
調され、よって、カメラマンのレンズフォーカス調整が
より容易になる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、以下に示
す一実施例を用いて説明する。図1に本発明を適用した
テレビジョンカメラの機能ブロック図を示す。1は被写
体の光学像を取り込む撮像用のレンズ、2はレンズ1を
通して取り込まれた光学像を画像信号に変換する撮像素
子であり、画像信号Vi を出力する。3は画像信号Vi
に各種信号処理を施すプロセス回路であり、画像信号V
oを出力する。 4はカメラの各部を制御するCPU、
5はカメラの各種制御データを記憶するメモリで、メモ
リ5へのデータの入出力はCPU4により制御される。
6は撮像画像を表示するビューファインダで、カメラマ
ンはビューファインダ6に表示される画像を見ながらカ
メラの操作を行う。7は画像信号Voより輪郭信号を生
成する輪郭信号抽出回路で、輪郭信号VDTLを出力す
る。 8は輪郭信号VDTL の利得を制御する利得制御回
路であり、輪郭信号V'DTLを出力する。 利得制御回路
8の利得はCPU4により制御信号ECTLを介して制御
される。 輪郭信号V'DTLは、輪郭信号抽出回路7、利
得制御回路8における処理により、元の画像信号Voに
対して遅延する。9は輪郭信号V'DTLの遅延量と画像信
号Vo の遅延量を合わせるための遅延回路で、遅延した
画像信号V'oを出力する。 10は画像信号V'oに輪郭
信号V'DTLを重畳する信号加算回路であり、画像信号V
DISPを出力する。 画像信号VDISPは、ビューファイン
ダ6に入力され、表示される。 ビューファインダ6の
表示画像は、上記のような輪郭信号が付加されることに
より、解像感が増す。上記各信号Vo,V'o,VDTL,V
DISP の関係を図2に示す。
す一実施例を用いて説明する。図1に本発明を適用した
テレビジョンカメラの機能ブロック図を示す。1は被写
体の光学像を取り込む撮像用のレンズ、2はレンズ1を
通して取り込まれた光学像を画像信号に変換する撮像素
子であり、画像信号Vi を出力する。3は画像信号Vi
に各種信号処理を施すプロセス回路であり、画像信号V
oを出力する。 4はカメラの各部を制御するCPU、
5はカメラの各種制御データを記憶するメモリで、メモ
リ5へのデータの入出力はCPU4により制御される。
6は撮像画像を表示するビューファインダで、カメラマ
ンはビューファインダ6に表示される画像を見ながらカ
メラの操作を行う。7は画像信号Voより輪郭信号を生
成する輪郭信号抽出回路で、輪郭信号VDTLを出力す
る。 8は輪郭信号VDTL の利得を制御する利得制御回
路であり、輪郭信号V'DTLを出力する。 利得制御回路
8の利得はCPU4により制御信号ECTLを介して制御
される。 輪郭信号V'DTLは、輪郭信号抽出回路7、利
得制御回路8における処理により、元の画像信号Voに
対して遅延する。9は輪郭信号V'DTLの遅延量と画像信
号Vo の遅延量を合わせるための遅延回路で、遅延した
画像信号V'oを出力する。 10は画像信号V'oに輪郭
信号V'DTLを重畳する信号加算回路であり、画像信号V
DISPを出力する。 画像信号VDISPは、ビューファイン
ダ6に入力され、表示される。 ビューファインダ6の
表示画像は、上記のような輪郭信号が付加されることに
より、解像感が増す。上記各信号Vo,V'o,VDTL,V
DISP の関係を図2に示す。
【0007】さらに、図1において、11は輪郭信号V
DTL の画面上の任意の領域を切出すゲート回路、12は
ゲート回路11の出力信号のピークレベルを検出するピ
ーク検出回路である。 ピーク検出回路12は、輪郭信
号VDTLのピークレベルデータPkを出力する。 ピーク
レベルデータPkはCPU4に取り込まれる。ところ
で、通常カメラマンの行うカメラ操作の大半はレンズ操
作に費やされる。13はカメラマンがレンズ1のフォー
カス調整を行うための調整器である。ここで、調整器1
3の操作に応じレンズ1にて発生されるフォーカス位置
データをFkとする。 このフォーカス位置データFkは
CPU4に取り込まれる。なお、調整器13はレンズ1
と一体のものもあれば、レンズ1の外部に置かれるもの
もある。
DTL の画面上の任意の領域を切出すゲート回路、12は
ゲート回路11の出力信号のピークレベルを検出するピ
ーク検出回路である。 ピーク検出回路12は、輪郭信
号VDTLのピークレベルデータPkを出力する。 ピーク
レベルデータPkはCPU4に取り込まれる。ところ
で、通常カメラマンの行うカメラ操作の大半はレンズ操
作に費やされる。13はカメラマンがレンズ1のフォー
カス調整を行うための調整器である。ここで、調整器1
3の操作に応じレンズ1にて発生されるフォーカス位置
データをFkとする。 このフォーカス位置データFkは
CPU4に取り込まれる。なお、調整器13はレンズ1
と一体のものもあれば、レンズ1の外部に置かれるもの
もある。
【0008】本発明の実施例においては、図1の構成に
基づき、以下の処理を行う。カメラマンが調整器13を
操作して、レンズ1のフォーカス調整を開始すると、フ
ォーカス位置データFk が変化する。 これを、CPU
4において検出すると図3のフローチャートに示す処理
を開始する。即ち、輪郭信号VDTLのピークレベルデー
タPkをCPU4に実時間で取り込み(処理1)、これを
後述の条件判断(処理2)の結果に応じて、メモリ5に記
憶する(処理3)。 さらに、後述の条件判断(処理4)の
結果に応じて、利得制御回路8における輪郭信号V'DTL
の利得を増減する(処理5,6)。ここで、メモリ5に記
憶されたピークレベルデータPk を、実時間の取り込み
データと区別するために、Pk-1と表現する。
基づき、以下の処理を行う。カメラマンが調整器13を
操作して、レンズ1のフォーカス調整を開始すると、フ
ォーカス位置データFk が変化する。 これを、CPU
4において検出すると図3のフローチャートに示す処理
を開始する。即ち、輪郭信号VDTLのピークレベルデー
タPkをCPU4に実時間で取り込み(処理1)、これを
後述の条件判断(処理2)の結果に応じて、メモリ5に記
憶する(処理3)。 さらに、後述の条件判断(処理4)の
結果に応じて、利得制御回路8における輪郭信号V'DTL
の利得を増減する(処理5,6)。ここで、メモリ5に記
憶されたピークレベルデータPk を、実時間の取り込み
データと区別するために、Pk-1と表現する。
【0009】図3の処理2の条件判断においては、処理
1において取り込まれた、実時間のデータPkとメモリ
5上の過去のデータPk-1の大小関係を比較する。 こ
こで、 Pk >Pk-1 ・・・(1) の関係が成立する場合は、データPk-1を新規データPk
に更新する(処理3)。上記式(1)が不成立の場合は、
処理3をスキップし、メモリ5のデータ更新は行わない
ものとする。次に、図3の処理4において、再度、Pk
とPk-1 の大小関係を比較する。ここで、 (Pk-1−d)≦Pk ≦Pk-1 (ただしdは微小値)・・・(2) の関係が成立する場合、CPU4により制御信号ECTL
を介して利得制御回路8における輪郭信号V'DTLの利得
を上げ、上記式(2)が不成立の場合は逆に利得制御回
路8における輪郭信号V'DTLの利得を下げる。上記一連
の処理をカメラマンのフォーカス調整操作終了時(フォ
ーカス位置データFk が変化しなくなったことをCPU
4が検出する)まで繰り返す。
1において取り込まれた、実時間のデータPkとメモリ
5上の過去のデータPk-1の大小関係を比較する。 こ
こで、 Pk >Pk-1 ・・・(1) の関係が成立する場合は、データPk-1を新規データPk
に更新する(処理3)。上記式(1)が不成立の場合は、
処理3をスキップし、メモリ5のデータ更新は行わない
ものとする。次に、図3の処理4において、再度、Pk
とPk-1 の大小関係を比較する。ここで、 (Pk-1−d)≦Pk ≦Pk-1 (ただしdは微小値)・・・(2) の関係が成立する場合、CPU4により制御信号ECTL
を介して利得制御回路8における輪郭信号V'DTLの利得
を上げ、上記式(2)が不成立の場合は逆に利得制御回
路8における輪郭信号V'DTLの利得を下げる。上記一連
の処理をカメラマンのフォーカス調整操作終了時(フォ
ーカス位置データFk が変化しなくなったことをCPU
4が検出する)まで繰り返す。
【0010】上記処理の効果を、以下図、4を用いて説
明する。図4のグラフの横軸は、レンズ1のフォーカス
位置データFk を、縦軸は輪郭信号VDTLのレベルデー
タPkを示している。映像信号より抽出される輪郭信号
のレベルは、レンズフォーカスの最良点において最大と
なる。 このときのフォーカス位置データと輪郭信号V
DTL のレベルデータを各々Fk0,Pk0とすると、これら
は図4のグラフ上のC点を表す。今、カメラマンがフォ
ーカス調整操作を図4のA点より矢印の方向に向かって
開始したとする。A点からC点に至るまでは図3の処理
2の条件式、すなわち、上記式(1)は常に真となり、
処理3が実行される。処理3の実行後は、常に、Pk-1
=Pk となるため、処理4の条件式、すなわち上記式
(2)は常に真となり、処理5が実行される。 つま
り、図4のA点からC点間では、輪郭信号V'DTLの利得
は常に大となる。やがてC点に至り、メモリ5の内容
は、Pk-1=Pk0 となる。 そして一旦、Pk-1=Pk0
となると、以後の処理2の条件式は常に偽となり、処
理3は実行されなくなる。 以後、メモリ5の内容は、
Pk-1=Pk0 の値を保持する。
明する。図4のグラフの横軸は、レンズ1のフォーカス
位置データFk を、縦軸は輪郭信号VDTLのレベルデー
タPkを示している。映像信号より抽出される輪郭信号
のレベルは、レンズフォーカスの最良点において最大と
なる。 このときのフォーカス位置データと輪郭信号V
DTL のレベルデータを各々Fk0,Pk0とすると、これら
は図4のグラフ上のC点を表す。今、カメラマンがフォ
ーカス調整操作を図4のA点より矢印の方向に向かって
開始したとする。A点からC点に至るまでは図3の処理
2の条件式、すなわち、上記式(1)は常に真となり、
処理3が実行される。処理3の実行後は、常に、Pk-1
=Pk となるため、処理4の条件式、すなわち上記式
(2)は常に真となり、処理5が実行される。 つま
り、図4のA点からC点間では、輪郭信号V'DTLの利得
は常に大となる。やがてC点に至り、メモリ5の内容
は、Pk-1=Pk0 となる。 そして一旦、Pk-1=Pk0
となると、以後の処理2の条件式は常に偽となり、処
理3は実行されなくなる。 以後、メモリ5の内容は、
Pk-1=Pk0 の値を保持する。
【0011】図4のC点からD点に至る間は、処理4に
示す条件式が真となるため、処理5が実行され、輪郭信
号V'DTLの利得は大となる。しかし、D点を越えると処
理4の条件式が偽となり処理6が実行され、輪郭信号
V'DTLの利得が大から小へ変化する。これにより、ビュ
ーファインダ表示画像の解像感が急減するのを察知した
カメラマンは、フォーカス調整操作をそれまでと逆向き
に反転させる。つまり、図4のD点よりC点に向かって
矢印の方向へ、フォーカス位置を戻すこととなる。 既
にフォーカス最良点C点を一旦通過しているため、メモ
リ5の内容は、Pk-1=Pk0の値から変化しない。この
ため、D点を越えると処理4の条件式が真となるため、
処理5が実行され輪郭信号V'DTLの利得は再び大とな
る。 このD点を越える時、カメラマンは、今度はビュ
ーファインダ表示画像の解像感が急増するのを察知する
ので、そのままの調整方向を正しいものとして維持す
る。さらに、そのままC点を通過しB点を越えると、処
理4の条件式が偽となり、処理6が実行され、輪郭信号
V'DTLの利得が大から小となる。 このときカメラマン
はビューファインダ表示画像の解像感が再度急減するの
を察知し、B点よりC点に向かってフォーカス位置を戻
すこととなる。
示す条件式が真となるため、処理5が実行され、輪郭信
号V'DTLの利得は大となる。しかし、D点を越えると処
理4の条件式が偽となり処理6が実行され、輪郭信号
V'DTLの利得が大から小へ変化する。これにより、ビュ
ーファインダ表示画像の解像感が急減するのを察知した
カメラマンは、フォーカス調整操作をそれまでと逆向き
に反転させる。つまり、図4のD点よりC点に向かって
矢印の方向へ、フォーカス位置を戻すこととなる。 既
にフォーカス最良点C点を一旦通過しているため、メモ
リ5の内容は、Pk-1=Pk0の値から変化しない。この
ため、D点を越えると処理4の条件式が真となるため、
処理5が実行され輪郭信号V'DTLの利得は再び大とな
る。 このD点を越える時、カメラマンは、今度はビュ
ーファインダ表示画像の解像感が急増するのを察知する
ので、そのままの調整方向を正しいものとして維持す
る。さらに、そのままC点を通過しB点を越えると、処
理4の条件式が偽となり、処理6が実行され、輪郭信号
V'DTLの利得が大から小となる。 このときカメラマン
はビューファインダ表示画像の解像感が再度急減するの
を察知し、B点よりC点に向かってフォーカス位置を戻
すこととなる。
【0012】以上の一連の処理の結果、カメラマンはビ
ューファインダ表示画像上でレンズフォーカスの最良点
とその近傍(図4のB−C点間)においてのみ、急激な解
像感の上昇を見ることとなる。したがって、本発明の方
式によれば、従来方式のようにビューファインダ表示画
像に単に輪郭信号を付加しただけの場合よりも、フォー
カス最良点とそれ以外の点での画像の解像感の差異が大
きく強調されるため、フォーカス最良点の位置をより早
く確実に察知できるようになる。なお、図3の処理4の
条件式の定数dは、できるだけ小さくする(図4のB−
D間の距離を小さくする)方が、フォーカス最良点(図
4のC点)をより精度良く察知できることはいうまでも
ない。ところで、過度の輪郭強調は、元の画像をかえっ
て見づらくする場合がある。また、撮像シーンを変える
と、それまでのシーンにおける上記輪郭信号のピーク値
データPk-1は無意味となる。そこで、本発明において
は、上記の処理開始後も、図1のCPU4において、フ
ォーカス位置データFkの変化を監視し続け、Fkが一定
時間変化しなくなるとカメラマンのフォーカス調整操作
が終了したものと判断して、上記一連の処理を終了させ
る。 このとき、輪郭信号V'DTLの利得は定常レベルに
戻し、メモリ5のPk-1の値は次回操作に備えて初期化
するようにする。
ューファインダ表示画像上でレンズフォーカスの最良点
とその近傍(図4のB−C点間)においてのみ、急激な解
像感の上昇を見ることとなる。したがって、本発明の方
式によれば、従来方式のようにビューファインダ表示画
像に単に輪郭信号を付加しただけの場合よりも、フォー
カス最良点とそれ以外の点での画像の解像感の差異が大
きく強調されるため、フォーカス最良点の位置をより早
く確実に察知できるようになる。なお、図3の処理4の
条件式の定数dは、できるだけ小さくする(図4のB−
D間の距離を小さくする)方が、フォーカス最良点(図
4のC点)をより精度良く察知できることはいうまでも
ない。ところで、過度の輪郭強調は、元の画像をかえっ
て見づらくする場合がある。また、撮像シーンを変える
と、それまでのシーンにおける上記輪郭信号のピーク値
データPk-1は無意味となる。そこで、本発明において
は、上記の処理開始後も、図1のCPU4において、フ
ォーカス位置データFkの変化を監視し続け、Fkが一定
時間変化しなくなるとカメラマンのフォーカス調整操作
が終了したものと判断して、上記一連の処理を終了させ
る。 このとき、輪郭信号V'DTLの利得は定常レベルに
戻し、メモリ5のPk-1の値は次回操作に備えて初期化
するようにする。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、テレビジョンカメラに
おいて、カメラマンがフォーカス調整操作においてフォ
ーカス最良点の位置を従来よりも早く確実に察知できる
ようになる。 よって、テレビジョンカメラの操作性向
上に大きく寄与できる。
おいて、カメラマンがフォーカス調整操作においてフォ
ーカス最良点の位置を従来よりも早く確実に察知できる
ようになる。 よって、テレビジョンカメラの操作性向
上に大きく寄与できる。
【図1】本発明を適用したテレビジョンカメラの一実施
例の機能ブロック図。
例の機能ブロック図。
【図2】図1の各信号の波形図。
【図3】本発明の一実施例の動作を示すフローチャー
ト。
ト。
【図4】図3のフローチャートの各処理の説明図。
1:レンズ、2:撮像素子、3:プロセス回路、4:C
PU、5:メモリ、6:ビューファインダ、7:輪郭信
号抽出回路、8:利得制御回路、9:遅延回路、10:
信号加算回路、11:ゲート回路、12:ピークレベル
検出回路、13:フォーカス調整器。
PU、5:メモリ、6:ビューファインダ、7:輪郭信
号抽出回路、8:利得制御回路、9:遅延回路、10:
信号加算回路、11:ゲート回路、12:ピークレベル
検出回路、13:フォーカス調整器。
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも撮像用のレンズを具備し、該
レンズを通して撮像した画像信号より輪郭信号を抽出す
る輪郭信号抽出回路と、該輪郭信号抽出回路より出力さ
れる輪郭信号の利得を制御する利得制御回路と、該利得
制御回路より出力される輪郭信号を上記画像信号に付加
する信号加算回路と、該信号加算回路より出力される信
号画像を表示する画像表示装置とを具備するテレビジョ
ンカメラにおいて、上記輪郭信号のレベルを検出するレ
ベル検出回路と、該レベル検出回路により得られた上記
輪郭信号のレベルを記憶する記憶装置と、該記憶装置へ
のデータの入出力と上記利得制御回路の利得を制御する
演算処理装置とを具備し、該演算処理装置において上記
レベル検出回路より得られた上記輪郭信号の実時間のレ
ベルと、上記記憶装置に記憶した上記輪郭信号の過去の
レベルとを比較し、当該比較結果に応じて上記利得制御
回路における上記輪郭信号の利得を制御する機能を有す
ることを特徴とするテレビジョンカメラ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9034491A JPH10233961A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | テレビジョンカメラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9034491A JPH10233961A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | テレビジョンカメラ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10233961A true JPH10233961A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12415724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9034491A Pending JPH10233961A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | テレビジョンカメラ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10233961A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004309915A (ja) * | 2003-04-09 | 2004-11-04 | Fuji Photo Film Co Ltd | 撮像装置 |
-
1997
- 1997-02-19 JP JP9034491A patent/JPH10233961A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004309915A (ja) * | 2003-04-09 | 2004-11-04 | Fuji Photo Film Co Ltd | 撮像装置 |
JP4533593B2 (ja) * | 2003-04-09 | 2010-09-01 | 富士フイルム株式会社 | 撮像装置 |
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