JPH10233956A - 撮像装置、画像処理装置及び撮像システム - Google Patents

撮像装置、画像処理装置及び撮像システム

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JPH10233956A
JPH10233956A JP9037710A JP3771097A JPH10233956A JP H10233956 A JPH10233956 A JP H10233956A JP 9037710 A JP9037710 A JP 9037710A JP 3771097 A JP3771097 A JP 3771097A JP H10233956 A JPH10233956 A JP H10233956A
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signal
terminal
video
control
power supply
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JP9037710A
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Kunihiko Tabei
邦彦 田部井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラヘッドと信号処理部を分離したシステ
ムにおいて配線が繁雑となり信頼性が低い問題があっ
た。 【解決手段】 カメラヘッドとプロセスボードが分離し
たシステムにおいてカメラヘッドは被写体を撮像し映像
信号を出力するCCD等の撮像手段と、ボードから第1
の制御信号を入力する第1の端子と、ボードから同期信
号を入力する第2の端子と、上記入力した第1の制御信
号と同期信号とに基づいて第二の制御信号を制作すると
ともに全体的な制御を行なう第1の制御手段と、上記映
像信号に上記第2の制御信号を加算する加算手段と、上
記第2の制御信号が加算された映像信号を出力する第3
の端子と、電源電圧の供給を受ける第4の端子を設けて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ会議システ
ムに用いて好適な撮像装置、撮像された映像を処理する
画像処理装置及びこれらの2つの装置を接続した撮像シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のテレビ会議システムは会
議室型と呼ばれるキャビネットに収められた大型の物か
ら、台車型と呼ばれる車輪付きのカートに収納したタイ
プの物が主流を占めていた。しかるに近年、コンピュー
タ(パソコン)の普及に伴いパソコンを使用したデスク
トップ会議システムが登場し脚光を浴びている。このシ
ステムは図9に示すように、ビデオカメラ101、音声
・映像の取り込みとデータの圧縮伸張及び通信を行なう
パソコン用拡張ボード102及びソフトウェア104に
より構成される。
【0003】図10は上記各部101〜104をパソコ
ンに使用してデスクトップテレビ会議システムを構成し
た場合の外観図である。同図において、105はパソコ
ン本体、106はパソコンモニタ、017はキーボー
ド、108はマウスである。これらのコンポーネントの
電気的接続状態を図11に示す。同図において、ビデオ
カメラ101は、例えば雲台付きのビデオカメラであ
り、ビデオ出力、Sビデオ出力、音声ライン出力、DC
電源入力、RS232C制御端子を有する。まず、ビデ
オカメラ101にDC電源を供給するために、ACアダ
プタ109を介してDC電源線(DC電源とグランド2
本)110を接続する。次にビデオカメラ101の映像
出力のうち、例えばSビデオ出力端子をビデオケーブル
111を介してパソコン用拡張ボード102のSビデオ
入力端子に接続する。次にビデオカメラのパン、チル
ト、ズーム等の各種機能を制御する為にRS232Cケ
ーブル113を用いてパソコン本体105のRS232
C端子とビデオカメラのRS232C端子と接続する。
【0004】以上により、(1)カメラ電源、(2)映
像信号、(3)制御信号に関する電気的接続が終了し、
パソコン電源投入後、所定のソフトウェアを駆動すれ
ば、デスクトップテレビ会議システムとして機能する。
尚、テレビ会議の動作やISDN等の通信線との接続に
ついては、本発明の趣旨には関連しないので説明は省略
する。
【0005】上述した電気的接続に使用した各接続ケー
ブルの線数を要約すると次のようになる。 (1)電気ケーブルとして、DC電源とGNDとの2
本、(2)ビデオケーブルとして、Y、Cのビデオ信号
と個々のGNDとの4本、(3)RS232Cケーブル
として、8本の線数ケーブル、が用いられるが、同期シ
リアルの場合最小線数を挙げるとTx、Rx、クロッ
ク、GNDの4本となる。
【0006】一方、電導雲台等を有するヘッドセットの
場合にはヘッドセットと拡張ボード102との間に更に
もう1本ケーブルが必要となる。従って、合計すると全
体でケーブルの種類は3本、信号線は少なくとも9本の
線数が必要になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例では、次のような問題があった。 (1)ビデオカメラ101には、上記の電源ケーブル1
10、ビデオケーブル111、RS232Cケーブル1
13の3本のケーブルがバラバラに接続され、外観上美
観を損うと共に、信頼性も低下する。即ち、どの1本の
ケーブルが外れても動作上問題が生じる。 (2)パソコンの拡張ボード102には、ビデオケーブ
ルと111と雲台付きのヘッドセットの為のケーブルの
2本がバラバラに接続され、その接続部が設けられたパ
ソコン本体105の裏側はやはり美観を損う。 (3)ビデオカメラ101の制御のためのRS232C
ケーブル113はパソコン本体105のRS232C端
子に接続されるが、この端子は他のデバイス、例えばモ
デムやプリンタ等を接続するために残しておきたい場合
もあり好ましくない。 (4)ACアダプタ109は、パソコン本体105の電
源ラインと同じAC電源供給と同時にACアダプタ10
9への電源供給の確認を忘れずに行なう必要がある。
【0008】本発明は上述の問題点を解決する事の出来
る撮像装置、画像処理装置及び撮像システムを実現する
事を目的とする物である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による撮
像装置においては、被写体を撮像し映像信号を出力する
撮像手段と、第1の制御信号を入力する第1の端子と、
同期信号を入力する第2の端子と、上記入力した第1の
制御信号と同期信号とに基づいて第二の制御信号を制作
するとともに全体的な制御を行なう第1の制御手段と、
上記映像信号に上記第2の制御信号を加算する加算手段
と、上記第2の制御信号が加算された映像信号を出力す
る第3の端子と、電源電圧の供給を受ける第4の端子を
設けている。
【0010】請求項2の発明による画像処理装置におい
ては、映像信号を入力する第5の端子と、上記映像信号
を処理する画像処理手段と、同期信号を発生する同期発
生手段と、上記同期信号を出力する第6の端子と、上記
同期信号に基づいて第1の制御信号を作成すると共に全
体的な制御を行なう第2の制御手段と、上記第1の制御
信号を外部に出力する第7の端子と、電源電圧を供給す
る電源電圧供給手段と、上記電源電圧を出力する第8の
端子とを設けている。
【0011】請求項3の発明による撮像システムにおい
ては、被写体を撮像し映像信号を出力する撮像手段と、
第1の制御信号を入力する第1の端子と、同期信号を入
力する第2の端子と、上記入力した第1の制御信号と同
期信号とに基づいて第2の制御信号を作成すると共に全
体的な制御を行なう第1の制御手段と、上記映像信号に
上記第2の制御信号を出力する第3の端子と、電源電圧
の供給を受ける第4の端子と上記第1から第4の端子を
設けた第1のコネクタ手段とを有する撮像装置と、前記
映像信号を入力する第5の端子と、上記映像信号を処理
する画像処理手段と、同期信号を発生する同期信号発生
手段と、上記同期信号を出力する第6の端子と、上記同
期信号を基づいて上記第1の制御信号を作成するととも
に全体的な制御を行なう第2の制御手段と、上記第1の
制御信号を外部に出力する第7の端子と、電源電圧を供
給する電源供給手段と、上記電源電圧を出力する第8の
端子と、上記第5〜第8の端子を設けた第二のコネクタ
手段とを有する画像処理装置と、上記第1、第2のコネ
クタ手段にそれぞれ接続される第3、第4のコネクタ手
段を両端に設け、上記第1〜第4の端子と上記第5〜第
8の端子とのうち対応する一対の端子を接続するための
ケーブルとを設けている。
【0012】(作用)請求項1の発明による撮像装置に
よれば、撮像手段で撮像した映像信号は第1の制御手段
から得られる第2の制御信号が重複された後、第3の端
子から出力される。
【0013】第1の制御手段は、第1、第2の端子から
入力される第1の制御信号と同期信号とに基づいて第2
の制御信号を作成する。また、各手段は第4の端子を介
して電源の供給を受ける。
【0014】請求項2の発明による画像処理装置によれ
ば、第5の端子から入力された映像信号は画像処理手段
で画像処理される。
【0015】また、同期発生手段で発生した同期信号は
第6の端子から出力されると共に、第2の制御手段はこ
の同期信号に基づいて第1の制御信号を出力して第7の
端子から出力される。
【0016】また電源供給手段は第8の端子から電源電
圧を出力する。
【0017】請求項3の発明による撮像システムによれ
ば、撮像装置においては、撮像手段で撮像した映像信号
は制御手段から得られる第2の制御信号が重複されたあ
と、第3の端子からケーブルを通じて画像処理装置に送
られてくる第1の制御信号と同期信号とを第1、第2の
端子から入力し、これらの第1の制御信号と同期信号と
に基づいて第2の制御信号を作成する。また、画像処理
装置からの電源電圧ケーブルを通じて第4の端子を介し
供給される。
【0018】また画像処理装置においては、撮像装置か
らケーブルを通じて第5の端子から入力された映像信号
は画像処理手段で画像処理される。また同期発生手段で
発生した同期信号は第6端子から出力されケーブルを通
じて撮像装置に送られると共に、第2の制御手段はこの
同期信号に基づいて第1の制御信号を出力して第7の端
子から出力させ、ケーブルを通じて撮像装置に送信す
る。また電源供給手段は第8の端子からの電源電圧を出
力し、ケーブルを通じて撮像装置に供給する。
【0019】
【発明の実施の形態】第1は本発明の第1の形態を示す
ブロック図である。
【0020】図1において、50はビデオカメラ、51
はパソコンに装着されて用いられる画像処理装置として
の拡張ボードで、ビデオカメラ50からの映像データの
取り込みと、このデータの圧縮・伸張処理及び通信等を
行なう。52はビデオカメラ50と拡張ボード51とを
接続する本発明の特徴である統合ケーブル、54、55
は統合ケーブル52をビデオカメラ50と拡張ボード5
1に接続するためのコネクタであり、それぞれメス型と
オス型のコネクタからなり、ビデオカメラ50、拡張ボ
ード51側に例えばメス側のコネクタが設けられ、統合
ケーブル52の両端に例えばオス型のコネクタが設けら
れている。
【0021】図2は上記コネクタ54、55の接続部分
を示すもので、本実施の形態では、8ピンミニDINコ
ネクタを用いている。
【0022】図2において、1〜8はミニDINコネク
タの端子ピン、9はミニDINコネクタの外皮シールド
である。
【0023】図3は統合ケーブル52の断面図である。
同図において、11は例えば75Ω同軸ケーブルの芯
線、12はこのケーブルの同軸ケーブルの外部導体、1
3、14及び15、16同様に芯線及び外部導体、17
は例えば撚線を用いた信号線、18は同様の信号線、1
9は外被シールド、19′は絶縁体である。かっこ内の
数字はコネクタのピンに対応する。
【0024】図4はビデオカメラ50の内部ブロックを
示す。同図において21は撮像素子である例えばCCD
等の撮像素子、22はA/D変換器、23は信号処理手
段としてのカメラプロセス回路、24は加算(混合)
器、25は75Ω駆動回路、26は75Ω抵抗、27は
信号の直流分カット用コンデンサ、28はAC−GND
実現用直流カットコンデンサ、29は75Ω駆動回路、
30は75Ω抵抗、31は信号の直流分カット用コンデ
ンサ、32はAC−GND実現用直流カットコンデン
サ、33は75Ω駆動回路、34は75Ω抵抗、35は
信号の直流分カット用コンデンサ、36はCCD駆動用
のタイミングジェネレータ、37はマイクロコンピュー
タ(マイコン)、38は映像の垂直帰線消去期間にのみ
データを送受信するための処理回路(以下VIDS:V
ertical IntervalData sign
al)、尚1〜9は図2と対応している。
【0025】図5は本発明によるパソコン用拡張ボード
51の内部ブロック図を示す。同図において61はビデ
オカメラ50に送出される第1の直流電源の供給回路、
62は同様の第2の直流電源の供給回路、63は信号の
直流成分カット用コンデンサ、64はAC−GND実現
用カットコンデンサ、65は75Ωの終端抵抗、66は
ビデオ増幅器、67はA/D変換器、68は映像データ
の圧縮等を行う画像処理手段としてのビデオプロセス回
路である。
【0026】69は信号の直流成分カット用コンデン
サ、70はAC−GND実現用カットコンデンサ、71
は75Ωの終端抵抗、72はビデオ増幅器、73はA/
D変換器、74は信号の直流成分カット用コンデンサ、
75は75Ωの終端抵抗、76はビデオ増幅器、77は
A/D変換器、78は映像の垂直帰線消去期間のみにデ
ータを送受信するための処理回路(VIDS)、79は
マイコン、80は同期信号発生器、1〜9は図2と対応
する。
【0027】次に、本発明の第1の実施形態の動作を図
1〜5に従って説明する。
【0028】まず、本発明によるパソコン用拡張ボード
51(例えばPCMCIAカード形状でも良い。)を所
定のパソコン(図示せず)のカバーを開け、拡張スロッ
ト(図示せず)に挿入する。挿入後、パソコンのカバー
を戻し、本発明による統合ケーブル52の一端のミニD
INコネクタ(例えば図2のオス型)を上記パソコン用
拡張ボード52の一端のミニDINコネクタ(例えば図
2のメス型)に接続する。
【0029】次に、本発明によるビデオカメラ50を例
えばパソコンのモニタ上(図示せず)に設置し、ビデオ
カメラ50上のミニDINコネクタ(例えば図2のメス
型)に、上記統合ケーブル52の他の一端のミニDIN
コネクタ(例えば図2のオス型)を挿入する事により図
1の結線が完了する。
【0030】次に、パソコンの電源を投入し所定のソフ
トウェアをインストールした後、駆動すると、まず拡張
ボード51がパソコンのホストCPUにより初期化され
る。即ち、図5のビデオプロセス回路68、マイコン7
5が、バスインターフェースを介して初期化される。こ
うして、拡張ボード51上のマイコン79は、パソコン
のホストCPUよりのコマンドを受ける準備がなされ
る。
【0031】この状態でユーザが所定の操作により、例
えばテレビ会議の開始を指示すると、ホストCPUはビ
デオカメラ50の電源をオンにするように所定のコマン
ドをマイコン79に送る。マイコン79は上記コマンド
を受信すると、電源オンの信号を電源供給回路61、6
2に送り、これにより所定の直流電圧が端子2又は4に
出力される。この直流電圧は8ピンのミニDINコネク
タ(図2)の端子2、4を介して統合ケーブル52の同
軸ケーブルの外部導体12、14(図3)に出力され
る。これらの外部導体12、14は、直流カットコンデ
ンサ64、70の働きによりAC−GNDに保たれてお
り、直流電圧の供給が可能となっている。
【0032】上記直流電圧は、統合ケーブル52を経て
ビデオカメラ50に達し、8ピンミニDINコネクタ
(図2)を介してビデオカメラ50の端子2、4(図
4)に印加される。このビデオカメラ50においても直
流カットコンデンサ28、32(図4)の働きにより、
同軸ケーブルの外部導体12、14はAC−GNDに保
たれており、直流電圧をビデオカメラ50用の電源とし
て利用できる。
【0033】上述のようにビデオカメラの50の内部回
路(図4)に直流電源が供給され、ビデオカメラとして
の動作を開始する。以上の記述において、2系統の直流
電源を同時にオンする形で説明を行ったが、2系統の電
源を順次にオンさせることもできる。これは、ビデオカ
メラ50に省電力ウェイトモード(一部の電源を切り、
スタンバイ時の省電力化を図る)等を設ける場合に有効
である。
【0034】次に、ビデオカメラ50に電源が入り、ビ
デオカメラ50上のマイコン37(図4)の初期化が終
了するまでの所定のタイミングを待って、拡張ボード5
1上のマイコン79(図5)は、VIDSプロセス回路
78を制御し、所定のコマンドを端子7に送出する。こ
のコマンドは、映像へのノイズ混入を防ぐため垂直帰線
消去帰還の間だけ送出される。
【0035】このコマンドは統合ケーブル52の信号線
17(図3)を介してビデオカメラ50の端子7(図
4)に到達し、ビデオカメラ50上のVIDSプロセス
回路38(図4)に入力される。上記コマンドはデコー
ドされた後、マイコン37に送られ、マイコン37は所
定の対応動作を行う。
【0036】そして、応答コマンドを返すために、VI
DSプロセス回路38を制御し、所定の応答コマンドを
加算器24(図4)に送出する。加算器24で、上記応
答コマンドはカメラプロセス回路23よりのアナログG
信号の垂直帰線消去期間に重畳され、75Ω駆動回路2
9、75Ω抵抗30、直流カットコンデンサ31を介し
て端子に送出される。
【0037】上記対応コマンドの重畳された(垂直線消
去期間のみ)アナログG信号は統合ケーブル52の75
Ω同軸の中心線11(図3)を介して、階調ボード51
の端子1(図5)に到達する。上記アナログG信号は直
流カットコンデンサ63、ビデオ増幅器66を経てA/
D変換器67に送られ、ここでデジタルデータに変換さ
れる。
【0038】このデジタルデータの垂直帰線消去期間に
は、上記の応答コマンドが存在し、このコマンドはVI
DSプロセス回路78により分離されると共にでコード
され、拡張ボード51上のマイコン79に送られる。マ
イコン79は受信した応答コマンドをバスインターフェ
ースを介してパソコン上のホストCPUに送信する。こ
うしてホストCPUは、ビデオカメラ50の電源が入
り、正しく動作を開始したことを確認する。
【0039】以上述べた通信制御に関し、双方向の垂直
帰線消去期間が一致していることがノイズ低減上重要で
ある。このため、同期信号発生器80(図5)よりの複
合同期信号(C.SYNC)が、VIDSプロセス回路
78に供給されるのと同時に、拡張ボード51の端子8
から統合ケーブルの信号線18(図3)を介してビデオ
カメラの端子8(図4)に供給される。
【0040】こうして上記複合同期信号は、ビデオカメ
ラ50上のVIDSプロセス回路38,CCD駆動用タ
イミングジェネレータ36及びカメラプロセス回路23
にも送られ、双方の垂直帰線消去期間の同期、即ち双方
の制御データが存在する期間が一致する。
【0041】次に、一旦ビデオカメラ50の電源が入
り、かつビデオカメラ50と拡張ボード51の間の双方
向の通信が確立されると、以降は、各種のカメラ制御、
例えば雲台(図示せず)のパンチルト制御、あるいはカ
メラのアイリス制御などは、同様の動作により達成され
る。
【0042】次に映像系の動作に関しては次のように行
われる。
【0043】CCD21(図4)よりの映像信号は、A
/D変換器22により、デジタルデータに変換されて信
号処理手段としてのカメラプロセス回路23に供給され
る。カメラプロセス回路23においては所定の色処理、
ホワイトバランス調整等が例えばデジタル的に行われ、
その後、内蔵のD/A変換器によりアナログ信号に変換
されて、アナログR、アナログG、アナログBとして出
力される。
【0044】このように、G信号に制御データが重畳さ
れる事により、データ量軽減のため白黒のみでテレビ会
議を行なう時、後のプロセスでG信号のみを処理するだ
けで、白黒の映像信号と制御データを引き出す事が出来
る。
【0045】上記制御データが重畳されたG信号は75
Ω駆動回路29、75Ω抵抗30、直流カットコンデン
サ31を介して端子1から出力される。上記重畳G信号
のリターン信号は端子2より直流カットコンデンサ32
を介して75Ω駆動回路29のGFNDへと戻り、信号
の“行き”と“戻り”とが重畳G信号の交流成分に関し
て対を成し、この交流成分の対が75Ω同軸ケーブルの
芯線11(図3)と外部導体12との間に伝送される。
【0046】上記重畳G信号の交流成分の対は、統合ケ
ーブル52を介して拡張ボード51の端子1及び2に到
達し、直流カットコンデンサ63及び64を経てビデオ
増幅器66の入力とGNDとにそれぞれ供給される。こ
うして正しく75Ωで伝送された上記重畳G信号は所定
の増幅をされた後、A/D変換器67でデジタルデータ
に変換される。このデジタルデータは画像処理手段とし
てのビデオプロセス回路68に送られ、画像処理等がな
され、所望のデータに変換される。このデータはバスイ
ンターフェースを介してホストCPUに送出される。
【0047】一方のB信号については、垂直帰線消去期
間に制御データが重複されていない点が異なるのみで、
G信号の場合と同様にしてコンデンサ69、70、増幅
器72、A/D変換器73を介して画像処理手段として
のビデオプロセス回路68で圧縮される。
【0048】さらにR信号の交流成分は、統合ケーブル
52を介して拡張ボード51の端子5及び6に到達し、
直流カットコンデンサ74を経てビデオ増幅器76の入
力に供給される。こうして正しく75Ωで伝送されたR
信号は所定の増幅をされた後、A/D変換器77でデジ
タルデータに変換される。このデジタルデータは画像処
理手段であるところのビデオプロセス回路68に送ら
れ、画像処理等がなされ、所望のデータに変換される。
このデータはバスインターフェースを介してホストCP
Uに送出される。
【0049】上記のように本実施形態は、ビデオカメラ
50と拡張ボード51とを結ぶ1本のケーブルにDC電
源、R、G、B信号、制御信号の全ての信号を統合して
通し、見かけ上ビデオカメラ50と拡張ボード51とを
結ぶデスクトップ型テレビ会議システムの主要な配線を
1本で達成している。この統合ケーブル53はコストを
重視する必要があるため、ミニDINコネクタの使用を
前提とし、かつミニDINコネクタの可能ピン数3、
4、6、7、8のうち、もっとも一般的に使用されてい
る、コストの最も安いものは4ピン又は8ピンであるた
め、8ピンコネクタを使用を特徴とする。因みに、4ピ
ンDINはSビデオケーブルで使用されており、また8
ピンDINはパソコンのRS232Cコネクタに使用さ
れているため、コストが低いものである。
【0050】上記8ピンミニDINコネクタを利用する
統合ケーブル52は次のように構成されている。 (1)映像信号は、R、G、B用として3本の同軸線を
使用し、この同軸の芯線に各々R、G、Bの信号を通
し、このうちB、Gの外部導体は直流分のカットされた
AC−GND線とする。 (2)DC電源を上記のB、Gの同軸の外部導体に送
り、統合ケーブル52の外皮シールド9をこのDC電源
のGNDとする。 (3)制御信号は、同期シリアル通信を基本とし、同期
クロック、Rx、Txの3種の信号を使用するが、この
うちビデオカメラ50よりのTx信号は上記ビデオ信号
の、例えばG信号の垂直帰線区間に多重する。残りの同
期クロック及び、ビデオカメラ50へのRx信号には2
本の信号線を使用する。これらの2本の信号線のGND
は統合ケーブル52の外被シールド9を使用する。
【0051】以上、要約すると、3本の同軸と2本の信
号線よりなる8本のピン数がDC電源、R、G、B信号
及び制御系に使われ、合計8本となり、8ピンDINコ
ネクタが使用可能となっている。
【0052】図6は本発明の第2の実施の形態のビデオ
カメラ50のブロック図である。図7は同拡張ボード5
1のブロック図を示す。
【0053】本実施の形態と第一の実施例の形態との相
違点は、第1の実施の形態における、CCD21からA
/D変換器を経てカメラプロセス23で処理をしたR、
G、B信号ではなく、三板式CCD等の撮像素子を用い
て、R、G、Bの出力信号をそのまま得て、その内のG
の垂直帰線消去期間に制御データが重畳したところであ
る。
【0054】また、カメラ50とボード51の同期をと
るための信号をタイミングジェネレータ36(図6)よ
りの、“CCD信号サンプリング用クロック”を用いた
事である。
【0055】CCDは、上記三板式撮像素子ではなく、
単板でRGBの撮像信号を出力するものを使用しても良
い。
【0056】即ち、図6のビデオカメラ50のブロック
図においてG信号専用のCCD21b出力信号は加算器
24に送られ、垂直帰線消去期間に制御データが重畳さ
れる。タイミングジェネレータ36のCCD信号サンプ
ル用クロックは75Ω駆動回路39に送られる。
【0057】図8は上述の装置を実現するための統合ケ
ーブル52aの断面図である、第一の実施例の形態との
相違点は75Ω同軸ケーブル芯線19とこのケーブルの
外部導体20の同軸ケーブルを加えたことである、ま
た、外部導体20と16が先端のコネクタ部で該被シー
ルドに短絡されている。
【0058】図7の拡張ボード51において、統合ケー
ブル52aを経て到達したGのCCDb信号はA/D変
換器67に送られる。A/D変換器67のサンプリング
用クロック(CCDCLK)はビデオアンプ83を介し
てA/D変換器67(図7)に送られる。同様にBのC
CDa信号はA/D変換器73、RのCCDc信号はA
/D変換器77に送られる。A/D変換器73、77は
上述と同じサンプリングクロックで動作している。
【0059】各A/D変換器67、73、77の出力デ
ジタルデータはカメラプロセス回路23に送られ、所定
の色処理、ホワイトバランス調整等がデジタル的に行わ
れる。即ち、信号処理手段としてのカメラプロセスが拡
張ボード51上で行なわれることになり、この点が第1
の実施形態におけるカメラプロセスがビデオカメラ50
上で行われるのと大きく異なる。
【0060】上述した各実施例の形態に依れば、 (1)電源ケーブル、制御データ用ケーブル、ビデオケ
ーブルの全てが統合され、ビデオカメラ50と拡張ボー
ド51とを結ぶケーブルが1本となり、信頼性及び美観
を向上されることができる。 (2)従来、カメラ制御のためにパソコンのRS232
C端子を使用していたが、これを使用する必要がなくな
りモデムやプリンタ等の他の機器の接続に供することが
できる。 (3)ビデオカメラ50の電源は、拡張ボード51から
供給されるので、ACアダプタが不必要となり、システ
ムコストを下げることができると共に、ビデオカメラの
電源の入れ忘れは起こり得ないので操作性が向上する。 (4)第2の実施形態においては、信号処理手段である
ところのカメラプロセスが拡張ボード51上で行われる
ので、ビデオカメラ50のサイズを小さくすることがで
きると共に、映像用A/D変換器の個数が3個(第1の
実施例では4個)で済むので、コストを低減できる。 (5)G信号に制御データが重畳する事により、データ
量軽減のため白黒のみでテレビ会議を行なう時、後のプ
ロセスでG信号のみを処理すれば、白黒の映像信号と制
御データを得ることが出来る。
【0061】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
1本のケーブルに統合して、電源電圧、制御信号、映像
信号を伝送することができるので、信頼性を向上させる
ことができる。又、配線の繁雑さを解消できる。
【0062】本発明による撮像装置によれば、パソコン
のRS232C端子から制御信号を受け取る必要がない
ので、上記端子に他の機器を接続する事ができる。ま
た、電源の供給を受けるためのACアダプタが不必要と
なり、コストダウンをはかることができると共に、電源
の入れ忘れがなくなり、操作性を向上させることができ
る。
【0063】また、画像処理装置にカメラ用信号処理手
段を設けることにより、映像装置を小型化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】8ピンミニDINコネクタの接続部を示す構成
図である。
【図3】統合ケーブルの断面図である。
【図4】ビデオカメラのブロック図である。
【図5】拡張ボードのブロック図である。
【図6】第2の実施の形態によるビデオカメラのブロッ
ク図である。
【図7】第2の実施の形態による拡張ボードのブロック
図である。
【図8】第2の実施の形態による統合ケーブルの断面
図。
【図9】従来テレビ会議システムにおける撮像システム
の構成図である。
【図10】従来の撮像システムの外観図である。
【図11】従来の撮像システムのブロック図である。
【符号の説明】
50 ビデオカメラ 51 拡張ボード 52 統合ケーブル 54、55 コネクタ 1〜8 端子ピン 9 外被シールド 11、13、15、19 同軸ケーブルの芯線 12、14、16、20 外部導体 19 外被シールド 21 CCD 22 A/D変換器 23 カメラプロセス回路 24 加算器 27、28、31、32、35、63、64、69 7
0、74、41、81コンデンサ 36 タイミングジェネレータ 37 MPU 38 処理回路 61、62 第1、第2の直流供給手段 68 ビデオプロセス 78 処理回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像し映像信号を出力する撮像
    手段と、第1の制御信号を入力する第1の端子と、同期
    信号を入力する第2の端子と、上記入力した第1の制御
    信号と同期信号とに基づいて第二の制御信号を制作する
    とともに全体的な制御を行なう第1の制御手段と、上記
    映像信号に上記第2の制御信号を加算する加算手段と、
    上記第2の制御信号が加算された映像信号を出力する第
    3の端子と、電源電圧の供給を受ける第4の端子とを備
    えた映像装置。
  2. 【請求項2】 映像信号を入力する第5の端子と、上記
    映像信号を処理する画像処理手段と、同期信号を発生す
    る同期発生手段と、上記同期信号を出力する第6の端子
    と、上記同期信号に基づいて第1の制御信号を作成する
    と共に全体的な制御を行なう第2の制御手段と、上記第
    1の制御信号を外部に出力する第7の端子と、電源電圧
    を供給する電源電圧供給手段と、上記電源電圧を出力す
    る第8の端子とを備えた画像処理装置。
  3. 【請求項3】 被写体を撮像し映像信号を出力する撮像
    手段と、第1の制御信号を入力する第1の端子と、同期
    信号を入力する第2の端子と、上記入力した第1の制御
    信号と同期信号とに基づいて第2の制御信号を作成する
    と共に全体的な制御を行なう第1の制御手段と、上記映
    像信号に上記第2の制御信号を出力する第3の端子と、
    電源電圧の供給を受ける第4の端子と上記第1から第4
    の端子を設けた第1のコネクタ手段とを有する撮像装置
    と、前記映像信号を入力する第5の端子と、上記映像信
    号を処理する画像処理手段と、同期信号を発生する同期
    信号発生手段と、上記同期信号を出力する第6の端子
    と、上記同期信号を基づいて上記第1の制御信号を作成
    するとともに全体的な制御を行なう第2の制御手段と、
    上記第1の制御信号を外部に出力する第7の端子と、電
    源電圧を供給する電源供給手段と、上記電源電圧を出力
    する第8の端子と、上記第5〜第8の端子を設けた第二
    のコネクタ手段とを有する画像処理装置と、上記第1、
    第2のコネクタ手段にそれぞれ接続される第3、第4の
    コネクタ手段を両端に設け、上記第1〜第4の端子と上
    記第5〜第8の端子とのうち対応する一対の端子を接続
    するためのケーブルとを備えた撮像システム。
JP9037710A 1997-02-07 1997-02-21 撮像装置、画像処理装置及び撮像システム Withdrawn JPH10233956A (ja)

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US09/018,006 US6437824B1 (en) 1997-02-07 1998-02-03 Image pickup apparatus and system
EP98102119A EP0858215A3 (en) 1997-02-07 1998-02-06 Image pickup apparatus and method

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