JPH10233082A - ディスク記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスク再生順番を使用者のレベルに応じて切
換えるシステムが無かった。 【解決手段】そこでディスクに本体データとは別に統計
情報と個人情報を記録できるようにして統計情報と個人
情報を元に本体データの再生順番を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はディスク記録再生装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来画像を記録する手段はビデオテープ
レコーダ（ＶＴＲ）があった。しかしＶＴＲでは時間的
に連続な画像を記録する事は可能であるが、複数の画像
を記録しておき見る側がＶＴＲの操作によってこれら複
数の画像をリアルタイムで切り替えて再生する事はでき
なかった。また画像を再生する手段としてビデオディス
ク（ＶＤ）がある。ＶＤはリアルタイムで画像を切り替
える事は出来るが、記録する事はできなかった。

【０００３】光ディスクに情報を記録して目標の場所か
ら再生する手段とし特願平３−４３７１２号明細書にそ
のアクセス方法について説明されている。しかし従来の
発明ではディスクに統計情報と個人情報を記録して、こ
れらの情報を元に画像情報を選択的に再生するような構
成はなかった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明はディスクに統
計情報と個人情報のどちらかあるいは両方を記録してお
きこの情報をもとにして、本体に記録されている情報を
アクセスする。これを実現させる為に、統計情報は本体
情報にグループ全体がアクセスした頻度、その成果が記
載されている。これに対して個人情報はこのディスクを
使用している本人がこの本体情報に対してアクセスした
頻度やその成果が記載されている。制御装置はこの二つ
の情報を元にして個人情報を元に本体情報をアクセスし
て順次表示していくが統計情報によってその本体情報か
ら幾つかの再生順番を制御していくものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】ディスクには画像やテキ
ストデータの他に少なくても統計情報か個人情報を記録
したものである。再生制御回路は少なくても前記統計情
報か個人情報のうち一つ以上のデータを使用して前記画
像やテキストデータを選択的に再生するものである。ま
た再生制御回路は少なくても個人情報を記録するレジス
タと統計情報を記録するレジスタとジャンプ先を示すア
クセステーブルと外部からの入力の一つ以上の入力から
ピックアップ送りを制御する構成を有している。また、
前記ディスクには少なくても統計情報と個人情報と時間
情報のうち一つ以上のデータが記録されており、再生時
に前記情報の一つ以上のデータを使って画像やテキスト
データの再生順番を決めるものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】図１は本発明の一実施例である。
図１で、１は情報を記録したディスク、２はディスク１
に記録された情報を読み出す光学式ピックアップ、３は
ピックアップ２から読み出された信号を増幅して信号処
理回路へ入力する増幅回路、４はピックアップ２により
ディスク１に記録された情報を読み出された信号を処理
する処理回路、５は処理回路４で復調された信号出力、
６は同じく処理回路４で別の復調された信号出力、７は
処理回路の機能を選択するために外部から入力される信
号入力、８はディスク１を回転させる為のモータ、９は
ピックアップ２をディスク半径方向に移動させるための
移動機構である。

【０００７】図２は本発明の信号処理回路４の構成を示
し、１０は信号復調回路、１１は個人情報を格納する情
報レジスタ、１２は個人情報及び統計情報及び外部から
の情報入力によりディスク１のどのエリアにアクセスす
るかを決めるアクセス情報決定回路、１３はアクセス情
報回路で決定された事にしたがって、ディスクに特定エ
リアをアクセスしにくいアクセス制御信号、１４はディ
スクのアクセス場所を決める際に使用されるアクセステ
ーブル、１５は復調回路１０で復調された信号から統計
情報が記録されている部分を保存する統計情報レジス
タ、１６は外部から情報を入力するものでキーボードな
どがこの代表である。

【０００８】図３は本発明のディスク１に記録された個
人情報と統計情報、画像や文字情報を含んだものでこの
ような内容が記録されたディスクから上記情報をもとに
再生を行なうものである。

【０００９】図４は本発明による再生の一例であって、
ディスクに記録された統計情報と個人情報および外部入
力から複数の再生シーンを再生するものである。

【００１０】以下図１〜図４をもちいて本発明を説明す
る。

【００１１】ディスク１には幾つかの再生シーンとテキ
スト情報が記録されており、図４に示すようにテキスト
１→テキスト２→テキスト３→画像１→テキスト４とい
うシナリオ１とテキスト１→画像１→アニメ１→テキス
ト３→画像１ａが記録されている。一例として学習プロ
グラムを考えると、理解の早い生徒はテキスト情報を元
に先の問題（テキスト）をといていくのに対して、理解
の遅い生徒は内容理解を助ける為に画像を増やしてわか
りやすくしたシナリオ２が準備されている。ここでディ
スクには図３に示すように個人情報と統計情報が記録さ
れている。ここでアクセス情報決定回路１２はディスク
１から再生された個人情報と統計情報はそれぞれ個人情
報データレジスタ１１，統計情報データレジスタ１５に
記録されてアクセス情報決定回路１２に入力される。

【００１２】アクセス情報決定回路１２では個人情報デ
ータレジスタ１１，統計情報データレジスタ１５のデー
タと外部入力１６（例えばキーボード）の入力を元にデ
ィスク１に記録されている画像，テキストデータの再生
順番を決めそれぞれにアクセス順番をアクセステーブル
１４から決定してアクセス制御信号として生成して、最
終的にはピックアップ送り回路９に入力して目標とする
ディスク位置での再生を行うものである。

【００１３】このようにして再生されたデータは図４に
示すように同じデータを取り扱うがシナリオ１はテキス
トデータを多用した再生になり、シナリオ２は画像を多
く使った再生になる。このようにディスク１を再生する
際に本体にある統計情報と個人情報を元に再生シナリオ
を選択する機能を持った再生装置では使用している人の
能力によって再生の内容を選ぶ事が出来、より個人の理
解を高める事が可能となる。

【００１４】図５は本発明による他の一実施例である。
図５はディスク１に記録されている情報の他の一例であ
る。本実施例では個人情報を複数もうけ、同じディスク
１を複数の人間で共有できる構成を示している。ここで
は３人の個人情報がディスク１に記載されておりこの３
人それぞれが使用する際に個人情報を参照して自分の個
人情報に基づいて再生を行うものである。なおこの実施
例では示さないが、使用する際に外部入力１６、例えば
キーボードからパスワードを入力する事により個人情報
は本人以外にはアクセス出来ない構成にできる。

【００１５】図６は本発明の他の一実施例である。図６
はディスク１に記録されている情報の他の一例である。
本実施例ではキーデータ部があり、このキーデータ部で
各人に共通のメッセージを示す構成を示している。これ
により３人がそれぞれ使用する際に同じキーデータが表
示される。これによって例えば毎日使用する際に共通メ
ッセージを出す事が可能になる。これによって同じ内容
のプログラムを最初に出して共通問題として実行してか
ら、各個人の問題を実行する事が可能になる。

【００１６】図７は本発明の他の実施例である。図７は
ディスク１に記録されている情報の他の一例である。本
実施例では時間データ部があり、この時間データ部を利
用してアクセス制御を行うものである。時間データ部で
は各個人がアクセスした状況を記録したり、また本体デ
ータの提供される時間を管理したり、一定の時刻になっ
たら特定のデータを出力するなどの管理を行うものであ
る。時間データ部の一つの機能としてデータ出力制御が
ある。これは信号処理回路４に内蔵された時計部とこの
時間データ部のデータ比較をおこない、時間データ部で
設定された時刻になったあるいは時刻を過ぎた最初のア
クセスで、アクセス情報決定回路１２はディスク１内の
特定エリアにアクセスしに行き、そこに記録されたデー
タを表示するものである。これによって一定時刻になる
と特定のメッセージを出す事によって使用者の注意をひ
くことが出来る。またこの部分に各個人がアクセスした
情報を記録しておき、定期的にこれをチェックする事で
使用者がこのディスク１をちゃんと使用しているか否か
を判断する事が可能になる。このようにディスク１内に
後から書き込める時間データエリアを設ける事によりよ
り細かな再生制御を可能とするものである。

【００１７】図８は本発明の他の実施例である。図８は
サーバ２２とそれに接続された各コンピュータ２０とそ
のコンピュータに接続された本発明によるディスク２１
によって構成されたシステムである。各サーバ２２には
画像，テキストデータが大量に記録されている。使用者
は定期的にこのサーバ２２にコンピュータ２０で接続し
てディスク２１に記録された個人情報を参照してサーバ
２２から新たな統計情報とこれに伴う画像，テキスト情
報をディスク２１に書き込むものである。このようにす
るとディスク２１にすべての情報を記録する必要はなく
週１回とかサーバに接続してディスク２１を書き直す事
によってディスク２１の内容を更新する事が可能にな
る。またこの時にサーバ２２は各ディスク２１に記録さ
れた個人情報をサーバ側に読みだして、これらのデータ
をもとに統計情報を更新してより最適なプログラムを提
供するものである。このようにして更新したデータをデ
ィスク２１に取り込む事によってより簡単にこのシステ
ムを使う事を目的にしたものである。

【００１８】図９は本発明の他の実施例である。図９は
アクセス情報決定回路１２に設けられたアクセスキーに
よって再生出来る範囲を制限したもので、再生順番を示
す。図９のアクセスキー１はすべてのデータをアクセス
可能なキー機能を表わし、これに対してアクセスキー２
は統計情報と回答データに対して表示禁止を設定した構
成を示す。このようにアクセスキーの管理によりアクセ
ス出来る範囲を制限して使用者によってアクセス範囲を
制限したものである。

【００１９】

【発明の効果】本発明によれば、ディスク内に統計情報
と個人情報と本体データを記録して、統計情報と個人情
報を元に本体データの再生を制御する事が可能になり、
ただ一つの再生ではなく使用者のレベルに応じた再生制
御が可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による再生装置の一例のブロック図。

【図２】本発明による再生装置のアクセス制御回路のブ
ロック図。

【図３】本発明によるディスクの一例を示す説明図。

【図４】本発明による再生装置の再生順番を示す説明
図。

【図５】本発明によるディスクの他の例を示す説明図。

【図６】本発明によるディスクに記録されたデータの一
例を示す説明図。

【図７】本発明によるディスクに記録されたデータの他
の例を示す説明図。

【図８】本発明による再生装置の他の例を示す説明図。

【図９】本発明による再生装置の再生順番の他例を示す
説明図。

【符号の説明】

１…ディスク、２…光学式ピックアップ、３…増幅回
路、４…信号処理回路、５…信号出力、６…信号出力、
７…信号入力、８…モータ、９…移動機構。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】画像やテキストデータをディスクに記録
   し、再生時にピックアップにより前記ディスクに記録さ
   れたデータを読み出し表示するディスク再生装置におい
   て、前記ディスクには前記画像あるいは前記テキストデ
   ータの他に少なくても統計情報か個人情報を記録し、少
   なくても前記統計情報か前記個人情報を使用して前記画
   像や前記テキストデータを選択的に再生する再生制御回
   路を持つ事を特徴とするディスク記録再生装置。
2. 【請求項２】前記再生制御回路は少なくても個人情報を
   記録するレジスタと統計情報を記録するレジスタとジャ
   ンプ先を示すアクセステーブルと外部からの入力の一つ
   以上の入力からピックアップ送りを制御する請求項１に
   記載のディスク記録再生装置。
3. 【請求項３】前記ディスクには統計情報と個人情報と時
   間情報のうちの一つ以上のデータが記録されており、再
   生時に前記情報の一つ以上のデータを使って画像やテキ
   ストデータの再生順番を決める請求項１に記載のディス
   ク記録再生装置。