JPH10230980A - 吸気バイパス路を備えた容器 - Google Patents

吸気バイパス路を備えた容器

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JPH10230980A
JPH10230980A JP9047165A JP4716597A JPH10230980A JP H10230980 A JPH10230980 A JP H10230980A JP 9047165 A JP9047165 A JP 9047165A JP 4716597 A JP4716597 A JP 4716597A JP H10230980 A JPH10230980 A JP H10230980A
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JP
Japan
Prior art keywords
container
bypass
wall
peripheral wall
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP9047165A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Hamura
堅固 端村
Tetsuya Nakagawa
徹也 仲川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEKISUI SEIKEI KOGYO KK
Original Assignee
SEKISUI SEIKEI KOGYO KK
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Publication date
Application filed by SEKISUI SEIKEI KOGYO KK filed Critical SEKISUI SEIKEI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容器の収容液の注出に際して発生している内部
負圧に起因して簡潔的に注出量が変化する不都合を解消
し、常時スムースな注出を行い得て、急激な流出変動に
より注出液が溢れたり、思い通りの量の注出が行い難い
といった問題、また、注出に時間を要するといった問題
を解消できるようにすること。 【解決手段】容器1の上部の湾曲状のコーナーに近接し
て筒状注出口2を設け、その基幹部2aの側壁を局部的
に絞り込んだ絞り部3を設け、該絞り部3にバイパス路
4の一方を開口し、該バイパス路4の他方を前記容器に
導入し、前記容器1の内部の負圧に起因する注出阻害を
解消するように構成した吸気バイパス路を備えた容器。
上記バイパス路4を開口した絞り部3を容器1の上壁
の直上側に位置させ、前記バイパス路4に対向する位置
に、収容液の注出方向を前記筒状注出口2の軸芯に沿う
方向に規制する流れ規制周壁5を形成し、且つ、該流れ
規制周壁5の下側に容器1の上部のコーナーの湾曲壁6
を形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、例えば、灯油、食品、
或いは工業用薬液等の液状物を収容し、搬送するのに用
いられる合成樹脂製の容器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の合成樹脂製容器として、収容液
の注出に際して発生する内部負圧によるスムースな注出
の阻害を解消するための構造が提案されている。例え
ば、米国特許第5,340,000号明細書において、
ここに示す図4の通り、容器11の上部のコーナーに筒
状注出口12を設け、その基幹部の側壁を局部的に絞り
込んだ絞り部13を設け、該絞り部13にバイパス路1
4の一方を開口し、該バイパス路14の他方を容器11
の上部に開口し、収容液の注出に際して前記バイパス路
14を介して外気を容器11内に導入し、前記容器11
の内部の負圧に起因する注出阻害を解消するように構成
した吸気バイパス路を備えた容器が提案されている。
【0003】このバイパス路14を設けることによって
収容液の注出に際して発生する容器内部負圧が緩和乃至
解消され、従来に比較してスムースな注出が行い得るよ
うになった。しかし乍ら、この構造の容器において、特
に、容器を傾倒させる最初の注出時及び収容液の減少に
応じてその都度繰り返し行う傾倒時にスムースな注出が
行い難いという現象が見られる。 即ち、注出に際し
て、容器の上部(ここでは上記バイパス路が把手を兼ね
ている)を持って注出動作に入ると、勢いよく大量に出
る注出と流出が急激に減少する流出状態の断続的な流出
現象が発生し、その結果、注出液を溢したり、注出容器
への所要量の注出をうまくコントロール出来なかった
り、全体として注出に時間が掛かってしまうという問題
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる現象について分
析、研究を行ったところ、当初の容器の傾倒に際して、
容器11の注出口12に向かって勢いよく流れる収容液
が、図4に示すように、容器11の上部コーナーの湾曲
部16によって、注出口12の上壁、即ち、収容液が流
れる底面12bに対する上壁面12cの方向に方向付け
され、丁度この位置に設けられる通気路が断たれるとい
うことが分かった。 尚、前述の上部コーナーの湾曲部
16は、デザイン上及び収容液が残り少なくなった時に
角張ったコーナーではそこに溜まって出難くなるを防ぐ
ために形成されているものである。その結果、外気の容
器内への導入が瞬間的に断たれて容器内部の負圧が一時
的に上昇し、収容液のスムースな注出を阻害し、勢いよ
く大量に出る注出と急激に減少する流出状態という断続
的な波打ち(ゴボッ、ゴボッと流れでる)のような流出
が発生するものと考えられる。
【0005】本発明は、かかる従来技術構造の容器の問
題点を解消し、簡単な構造改良でありながら、常時スム
ースな注出を行い得て、急激な流出変動により注出液が
溢れたり、思い通りの量の注出が行い難いといった問
題、また、注出に時間を要するといった問題を解消でき
るようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる吸気バイ
パス路を備えた容器は、上記目的を達成するべく、容器
1の上部の湾曲状のコーナーに近接して筒状注出口2を
設け、その基幹部2aの側壁を局部的に絞り込んだ絞り
部3を設け、該絞り部3にバイパス路4の一方を開口
し、該バイパス路4の他方を前記容器に導入し、前記容
器1の内部の負圧に起因する注出阻害を解消するように
構成した吸気バイパス路4を備えた容器であって、上記
バイパス路4を開口した絞り部3を容器1の上壁の直上
側に位置させ、前記バイパス路4に対向する位置に、収
容液の注出方向を前記筒状注出口2の軸芯に沿う方向に
規制する流れ規制周壁5を形成し、且つ、該流れ規制周
壁5の下側に容器1の上部のコーナーの湾曲壁6を形成
してある、という手段を講じたのである。
【0006】本発明に於いて、上記流れ規制周壁5が、
上記筒状注出口2と略同心状の円筒状周壁で構成されて
いる、のが好ましい。更に、上記バイパス路4の他方は
容器1の上部の膨出部7に開口され、且つ、該膨出部7
によって前記バイパス路4と容器1の上面との間のスペ
ースを利用して該バイパス路4を把手8に兼用するよう
構成する、のが好ましい。尚、本発明に言う容器は一般
に合成樹脂により射出、ブロウ成形等の公知の手段で成
形されるもの全てを言い、各種の液状物を収容して運
搬、取り扱われるものを言う。
【0007】
【発明の実施の態様】本発明によれば、収容した液を他
の容器等に注出するのに、例えば、図3に示すように、
開栓後に、一方の手で把手8を握り、他方の手で容器1
の底を持ち上げて傾倒すると、収容液が暫時斜めになっ
て筒状注出口2の方に移動する。この時、傾斜された収
容液は容器1のコーナーに至り、その湾曲壁6に達して
から流れ規制周壁5に至る。 この流れ規制周壁5は、
筒状注出口2と略同心状の円筒状周壁で構成されている
ため、流れ出す収容液が流れ出し方向を規制されて筒状
注出口2の軸芯方向に沿う方向に軌道修正される。
【0008】その結果、筒状注出口2の上側壁、即ち、
上記バイパス路4の一方が開口された所に対して収容液
が到達し難くなり、前記筒状注出口2からその上壁面に
沿ってバイパス路4の開口に至通気路が流れ出し収容液
によって閉塞される恐れが極めて少なくなり、バイパス
路4を充分に機能させて容器1の内部の負圧の発生を防
止し、スムースな注出を行い得るのである。
【0009】
【実施例】以下、本発明にかかる吸気バイパス路を備え
た容器の好適実施例について、図面に基づいて詳述す
る。図1及び図2に示すように、本発明の容器は、合成
樹脂製(ポリ容器)であり、容器1の上部の湾曲状のコ
ーナーに近接して筒状注出口2を設け、その基幹部2a
の側壁を局部的に絞り込んだ絞り部3を設け、該絞り部
3にバイパス路4の一方を開口し、該バイパス路4の他
方を前記容器に導入し、前記容器1の内部の負圧に起因
する注出阻害を解消するように構成してある。
【0010】そして、上記バイパス路4を開口した絞り
部3を容器1の上壁の直上側に位置させ、前記バイパス
路4に対向する位置に、収容液の注出方向を前記筒状注
出口2の軸芯に沿う方向に規制する流れ規制周壁5を形
成し、且つ、該流れ規制周壁5の下側に容器1の上部の
コーナーの湾曲壁6を形成してある。
【0011】また、上記流れ規制周壁5は、上記筒状注
出口2と略同心状の円筒状周壁で構成されていると共に
上記バイパス路4の他方は容器1の上部の膨出部7に開
口され、且つ、該膨出部7によって前記バイパス路4と
容器1の上面との間のスペースを利用して該バイパス路
4を把手8に兼用するよう構成してある。
【0012】従って、収容液を注出する場合には、図3
に示すように容器1を傾斜させると、収容液は暫時斜め
になって筒状注出口2の方に移動する。 この時、傾斜
された収容液は容器1のコーナーに至り、その湾曲壁6
に達してから流れ規制周壁5に至る。 この流れ規制周
壁5は、筒状注出口2と略同心状の円筒状周壁で構成さ
れているため、流れ出す収容液が流れ出し方向を規制さ
れて筒状注出口2の軸芯方向に沿う方向に軌道修正され
るのである。
【0013】これにより、筒状注出口2の上側壁、即
ち、上記バイパス路4の一方が開口された所に対して収
容液が到達し難くなり、前記筒状注出口2からその上壁
面に沿ってバイパス路4の開口に至通気路が流れ出し収
容液によって閉塞される恐れが極めて少なくなり、バイ
パス路4を充分に機能させて容器1の内部の負圧の発生
を防止し、スムースな注出を行い得るのである。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構造改良であり
ながら、常時スムースな収容液の注出を行い得て、急激
な流出変動により注出液が溢れたり、思い通りの量の注
出が行い難いといった問題、また、注出に時間を要する
といった問題を解消できる顕著な効果を奏するに至った
のである。本発明のその他の利点は詳細な説明において
述べた通りである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる吸気バイパス路を備えた容器の
要部の側面図である。
【図2】本発明にかかる容器の概略平面図である。
【図3】本発明にかかる容器の一使用状態を示す要部の
縦断側面図である。
【図4】従来例を示す容器の要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 注出口 2a 基幹部 3 絞り部 4 バイパス路 5 流れ規制周壁 6 湾曲壁 7 膨出部 8 把手

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器1の上部の湾曲状のコーナーに近接し
    て筒状注出口2を設け、その基幹部2aの側壁を局部的
    に絞り込んだ絞り部3を設け、該絞り部3にバイパス路
    4の一方を開口し、該バイパス路4の他方を前記容器に
    導入し、前記容器1の内部の負圧に起因する注出阻害を
    解消するように構成した吸気バイパス路を備えた容器で
    あって、 上記バイパス路4を開口した絞り部3を容器1の上壁の
    直上側に位置させ、 前記バイパス路4に対向する位置に、収容液の注出方向
    を前記筒状注出口2の軸芯に沿う方向に規制する流れ規
    制周壁5を形成し、且つ、 該流れ規制周壁5の下側に容器1の上部のコーナーの湾
    曲壁6を形成してある、吸気バイパス路を備えた容器。
  2. 【請求項2】上記流れ規制周壁5が、上記筒状注出口2
    と略同心状の円筒状周壁で構成されている、請求項1の
    吸気バイパス路を備えた容器。
  3. 【請求項3】上記バイパス路4の他方は容器1の上部の
    膨出部7に開口され、且つ、該膨出部7によって前記バ
    イパス路4と容器1の上面との間のスペースを利用して
    該バイパス路4を把手8に兼用するよう構成した、請求
    項1又は2の吸気バイパス路を備えた容器。
JP9047165A 1997-02-14 1997-02-14 吸気バイパス路を備えた容器 Pending JPH10230980A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003074372A1 (fr) * 2002-03-05 2003-09-12 Aicello Chemical Co., Ltd. Recipient muni d'un mecanisme d'admission
US7000794B2 (en) * 1997-07-01 2006-02-21 Creative Edge Design Group, Ltd. Increased reservoir for fluid container

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