JPH10229021A - 負荷時タップ切換装置 - Google Patents
負荷時タップ切換装置Info
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- JPH10229021A JPH10229021A JP2933097A JP2933097A JPH10229021A JP H10229021 A JPH10229021 A JP H10229021A JP 2933097 A JP2933097 A JP 2933097A JP 2933097 A JP2933097 A JP 2933097A JP H10229021 A JPH10229021 A JP H10229021A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 変圧器を停電したりすることなく、点検対象
の開閉接点部を器外に取り出すことができ、しかも保守
点検作業中でも変圧器のタップ切換運転を可能とする負
荷時タップ切換装置の提供。 【解決手段】 一対の可動接触子10A,10Bを有す
るタップ選択器10と、このタップ選択器に互いに並列
接続され取外し自在に設けられた第1および第2の切換
開閉器20A,20Bと、いずれか一方の切換開閉器に
選択的に切換接続する第1の切換器30と、切換開閉器
に連動しタップ切換終了後、切換開閉器および切換器を
通すことなくタップ選択器の両可動接触子の一方を選択
的に装置出力端5に接続する第2の切換器32とを備え
た負荷時タップ切換装置。
の開閉接点部を器外に取り出すことができ、しかも保守
点検作業中でも変圧器のタップ切換運転を可能とする負
荷時タップ切換装置の提供。 【解決手段】 一対の可動接触子10A,10Bを有す
るタップ選択器10と、このタップ選択器に互いに並列
接続され取外し自在に設けられた第1および第2の切換
開閉器20A,20Bと、いずれか一方の切換開閉器に
選択的に切換接続する第1の切換器30と、切換開閉器
に連動しタップ切換終了後、切換開閉器および切換器を
通すことなくタップ選択器の両可動接触子の一方を選択
的に装置出力端5に接続する第2の切換器32とを備え
た負荷時タップ切換装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タップ巻線を有す
る変圧器に付設される負荷時タップ切換装置に関するも
のである。
る変圧器に付設される負荷時タップ切換装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から負荷時タップ切換変圧器に用い
られている負荷時タップ切換装置の典型例を図12およ
び図13を参照して説明する。図12は三相負荷時タッ
プ切換装置のうち1相分を示すものであって、変圧器の
タップ巻線8から奇数番めの巻線タップ8Aおよびそれ
に隣接する偶数番めの巻線タップ8Bを含む複数の巻線
タップを引き出し、これら奇数番めの巻線タップ8Aお
よび偶数番めの巻線タップ8Bを選択する奇数タップ側
可動接触子10Aおよび偶数タップ側可動接触子10B
からなる一対の可動接触子を有するタップ選択器10が
設けられている。タップ選択器10には、接離可能な断
路接点3A,3Bを介して通電回路固定接点2A1,2
A2、主回路固定接点2B1,2B2、および抵抗回路
固定接点2C1,2C2、並びに各固定接点に共通に各
固定接点との間で順次開閉動作する可動接点2Mを有す
る開閉接点部2Sが接続されている。抵抗回路接点2C
1,2C2にはそれぞれ限流抵抗2R1,2R2が直列
に接続されている。通電回路固定接点2A1,2A2は
必要に応じて設けられるものであって、省略されること
もある。可動接点2Mは接離可能な断路接点3Cを介し
て装置出力端5に接続され、さらに装置出力端5は三相
回路の中性点6に接続される。開閉接点部2Sは切換開
閉器ケーシング2V内に収納される。各断路接点3A,
3B,3Cはそれぞれ協働する一対の接点の一方が開閉
接点部2S側に設けられ、他方の接点が切換開閉器ケー
シング2V側に設けられる。開閉接点部2Sは断路接点
3A,3B,3Cを介して切換開閉器ケーシング2Vか
ら取り外したり、その中へ再び組み込んだりすることが
できる。
られている負荷時タップ切換装置の典型例を図12およ
び図13を参照して説明する。図12は三相負荷時タッ
プ切換装置のうち1相分を示すものであって、変圧器の
タップ巻線8から奇数番めの巻線タップ8Aおよびそれ
に隣接する偶数番めの巻線タップ8Bを含む複数の巻線
タップを引き出し、これら奇数番めの巻線タップ8Aお
よび偶数番めの巻線タップ8Bを選択する奇数タップ側
可動接触子10Aおよび偶数タップ側可動接触子10B
からなる一対の可動接触子を有するタップ選択器10が
設けられている。タップ選択器10には、接離可能な断
路接点3A,3Bを介して通電回路固定接点2A1,2
A2、主回路固定接点2B1,2B2、および抵抗回路
固定接点2C1,2C2、並びに各固定接点に共通に各
固定接点との間で順次開閉動作する可動接点2Mを有す
る開閉接点部2Sが接続されている。抵抗回路接点2C
1,2C2にはそれぞれ限流抵抗2R1,2R2が直列
に接続されている。通電回路固定接点2A1,2A2は
必要に応じて設けられるものであって、省略されること
もある。可動接点2Mは接離可能な断路接点3Cを介し
て装置出力端5に接続され、さらに装置出力端5は三相
回路の中性点6に接続される。開閉接点部2Sは切換開
閉器ケーシング2V内に収納される。各断路接点3A,
3B,3Cはそれぞれ協働する一対の接点の一方が開閉
接点部2S側に設けられ、他方の接点が切換開閉器ケー
シング2V側に設けられる。開閉接点部2Sは断路接点
3A,3B,3Cを介して切換開閉器ケーシング2Vか
ら取り外したり、その中へ再び組み込んだりすることが
できる。
【0003】図13は、図12の負荷時タップ切換装置
において開閉接点部2Sを切換開閉器ケーシング2Vか
ら取り外すときの状況を示すものである。周知のごとく
タップ選択器10と開閉接点部2Sとは両者の駆動軸9
1および93が歯車装置92を介して連結されることに
より、タップ切換に際して互いに連動し負荷時タップ切
換を遂行する。
において開閉接点部2Sを切換開閉器ケーシング2Vか
ら取り外すときの状況を示すものである。周知のごとく
タップ選択器10と開閉接点部2Sとは両者の駆動軸9
1および93が歯車装置92を介して連結されることに
より、タップ切換に際して互いに連動し負荷時タップ切
換を遂行する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図12および図13に
示すような負荷時タップ切換装置の切換開閉器20にお
いては、負荷電流の開閉に伴い接点が消耗するので、そ
の消耗状態を定期的に点検し、保全する必要がある。こ
のような保守点検作業を行う場合、変圧器の電源を遮断
して停電状態にした後、開閉接点部2Sを切換開閉器ケ
ーシング2Vから取り出し、所定の保守点検作業を実施
する。
示すような負荷時タップ切換装置の切換開閉器20にお
いては、負荷電流の開閉に伴い接点が消耗するので、そ
の消耗状態を定期的に点検し、保全する必要がある。こ
のような保守点検作業を行う場合、変圧器の電源を遮断
して停電状態にした後、開閉接点部2Sを切換開閉器ケ
ーシング2Vから取り出し、所定の保守点検作業を実施
する。
【0005】保守点検作業中にも変圧器を運転したい場
合がある。そのような場合には、図14および図15に
示すように、変圧器の巻線タップを特定のもの、例えば
巻線タップ8Aに固定して運転するために、断路接点3
A,3C間を切換開閉器ケーシング2V内で短絡する短
絡導体4Sを予め用意しておき、変圧器を一時停電して
から、開閉接点部2Sを切換開閉器ケーシング2Vから
取り出し、開閉接点部2Sの代わりに切換開閉器ケーシ
ング2V内に短絡導体4Sを取り付けることにより、タ
ップ切換なしで一時的な運転を行うものである。
合がある。そのような場合には、図14および図15に
示すように、変圧器の巻線タップを特定のもの、例えば
巻線タップ8Aに固定して運転するために、断路接点3
A,3C間を切換開閉器ケーシング2V内で短絡する短
絡導体4Sを予め用意しておき、変圧器を一時停電して
から、開閉接点部2Sを切換開閉器ケーシング2Vから
取り出し、開閉接点部2Sの代わりに切換開閉器ケーシ
ング2V内に短絡導体4Sを取り付けることにより、タ
ップ切換なしで一時的な運転を行うものである。
【0006】一方、電力の高品質・安定供給に対する社
会的要求は近年ますます高まっており、保守点検作業は
そのような要求を損なうことなく実施するのが望まし
い。そこで開閉接点部2Sの保守点検作業に際して変圧
器を長時間にわたって停電させたり、短絡導体4Sを取
り付けるために変圧器を一時的に停電したり、さらには
変圧器を固定タップで運転したりするのは望ましくない
ことである、という情勢になってきた。
会的要求は近年ますます高まっており、保守点検作業は
そのような要求を損なうことなく実施するのが望まし
い。そこで開閉接点部2Sの保守点検作業に際して変圧
器を長時間にわたって停電させたり、短絡導体4Sを取
り付けるために変圧器を一時的に停電したり、さらには
変圧器を固定タップで運転したりするのは望ましくない
ことである、という情勢になってきた。
【0007】本発明は上述した従来技術に存在する不都
合を解消させるためになされたものであって、変圧器を
停電したりすることなく、点検対象の開閉接点部を器外
に取り出すことができ、しかも保守点検作業中でも変圧
器のタップ切換運転を可能とする負荷時タップ切換装置
を提供することを目的とする。
合を解消させるためになされたものであって、変圧器を
停電したりすることなく、点検対象の開閉接点部を器外
に取り出すことができ、しかも保守点検作業中でも変圧
器のタップ切換運転を可能とする負荷時タップ切換装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明による負荷時タップ切換装置
は、変圧器のタップ巻線から引き出された複数の巻線タ
ップのうち、それぞれ奇数番めの巻線タップおよびそれ
に隣接する偶数番めの巻線タップを選択する一対の可動
接触子を有するタップ選択器と、それぞれ別個の切換開
閉器ケーシング内に断路接点を介して取外し自在に収納
された開閉接点部を有し、タップ選択器によって選択さ
れた両巻線タップの一方から他方の巻線タップへと負荷
時タップ切換を実行でき、タップ選択器側が切換開閉器
ケーシングの外部で並列に接続された第1および第2の
切換開閉器と、第1の切換開閉器の出力端または第2の
切換開閉器の出力端に選択的に切換接続される第1の切
換器と、第1または第2の切換開閉器に連動し、負荷時
タップ切換中は第1の切換器と装置出力端との間を接続
し、負荷時タップ切換後は第1または第2の切換開閉
器、および第1の切換器を通すことなく、タップ選択器
の両可動接触子の一方の出力端を選択的に装置出力端に
接続する第2の切換器とを備えたものである。
に請求項1に記載の発明による負荷時タップ切換装置
は、変圧器のタップ巻線から引き出された複数の巻線タ
ップのうち、それぞれ奇数番めの巻線タップおよびそれ
に隣接する偶数番めの巻線タップを選択する一対の可動
接触子を有するタップ選択器と、それぞれ別個の切換開
閉器ケーシング内に断路接点を介して取外し自在に収納
された開閉接点部を有し、タップ選択器によって選択さ
れた両巻線タップの一方から他方の巻線タップへと負荷
時タップ切換を実行でき、タップ選択器側が切換開閉器
ケーシングの外部で並列に接続された第1および第2の
切換開閉器と、第1の切換開閉器の出力端または第2の
切換開閉器の出力端に選択的に切換接続される第1の切
換器と、第1または第2の切換開閉器に連動し、負荷時
タップ切換中は第1の切換器と装置出力端との間を接続
し、負荷時タップ切換後は第1または第2の切換開閉
器、および第1の切換器を通すことなく、タップ選択器
の両可動接触子の一方の出力端を選択的に装置出力端に
接続する第2の切換器とを備えたものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の負荷時タップ切換装置において、第1の切換器の切換
操作に連動し、第1の切換器によって選択された切換開
閉器には駆動力を伝達し、選択されなかった切換開閉器
には駆動力を伝達しない歯車装置を備えたことを特徴と
するものである。
の負荷時タップ切換装置において、第1の切換器の切換
操作に連動し、第1の切換器によって選択された切換開
閉器には駆動力を伝達し、選択されなかった切換開閉器
には駆動力を伝達しない歯車装置を備えたことを特徴と
するものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の負荷時タップ切換装置において、第1の切換器は選択
操作部の回動操作により駆動軸を介して接続対象の切換
開閉器の選択を行う型のものであって、駆動軸の回動動
作を往復動作に変換する手段を備え、歯車装置が往復動
作に応じて両切換開閉器の一方の駆動系を連結し、他方
の駆動系を開放するものであることを特徴とするもので
ある。
の負荷時タップ切換装置において、第1の切換器は選択
操作部の回動操作により駆動軸を介して接続対象の切換
開閉器の選択を行う型のものであって、駆動軸の回動動
作を往復動作に変換する手段を備え、歯車装置が往復動
作に応じて両切換開閉器の一方の駆動系を連結し、他方
の駆動系を開放するものであることを特徴とするもので
ある。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の負荷時タップ切換装置において、三相用として構成さ
れ、三相各相毎にタップ選択器と記両切換開閉器との間
に切換開閉器とは別室として円筒型に構成された切換器
室内に第2の切換器を収納し、かつ、第1および第2の
切換器は3相分をそれぞれ周方向3等分位置に分散配置
したことを特徴とするものである。
の負荷時タップ切換装置において、三相用として構成さ
れ、三相各相毎にタップ選択器と記両切換開閉器との間
に切換開閉器とは別室として円筒型に構成された切換器
室内に第2の切換器を収納し、かつ、第1および第2の
切換器は3相分をそれぞれ周方向3等分位置に分散配置
したことを特徴とするものである。
【0012】請求項5に記載の発明による負荷時タップ
切換装置は、変圧器のタップ巻線から引き出された複数
の巻線タップのうち、それぞれ奇数番めの巻線タップお
よびそれに隣接する偶数番めの巻線タップを選択する一
対の可動接触子を有するタップ選択器と、それぞれ別個
の切換開閉器ケーシング内に断路接点を介して取外し自
在に収納された開閉接点部を有し、タップ選択器によっ
て選択された両巻線タップの一方から他方の巻線タップ
へと負荷時タップ切換を実行でき、タップ選択器側が切
換開閉器ケーシングの外部で並列に接続された第1およ
び第2の切換開閉器と、第1の切換開閉器の出力端また
は第2の切換開閉器の出力端に選択的に切換接続される
第1の切換器と、第1または第2の切換開閉器に連動
し、負荷時タップ切換中はタップ選択器の両可動接触子
と第1および第2の切換開閉器との間を接続すると共
に、第1の切換器と装置出力端との間を接続し、負荷時
タップ切換後はタップ選択器の切換後の巻線タップに対
応する可動接触子と装置出力端との間を接続すると共に
第1および第2の切換開閉器を負荷電流回路から開放す
る第2の切換器とを備えたものである。
切換装置は、変圧器のタップ巻線から引き出された複数
の巻線タップのうち、それぞれ奇数番めの巻線タップお
よびそれに隣接する偶数番めの巻線タップを選択する一
対の可動接触子を有するタップ選択器と、それぞれ別個
の切換開閉器ケーシング内に断路接点を介して取外し自
在に収納された開閉接点部を有し、タップ選択器によっ
て選択された両巻線タップの一方から他方の巻線タップ
へと負荷時タップ切換を実行でき、タップ選択器側が切
換開閉器ケーシングの外部で並列に接続された第1およ
び第2の切換開閉器と、第1の切換開閉器の出力端また
は第2の切換開閉器の出力端に選択的に切換接続される
第1の切換器と、第1または第2の切換開閉器に連動
し、負荷時タップ切換中はタップ選択器の両可動接触子
と第1および第2の切換開閉器との間を接続すると共
に、第1の切換器と装置出力端との間を接続し、負荷時
タップ切換後はタップ選択器の切換後の巻線タップに対
応する可動接触子と装置出力端との間を接続すると共に
第1および第2の切換開閉器を負荷電流回路から開放す
る第2の切換器とを備えたものである。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の負荷時タップ切換装置において、第1の切換器の切換
操作に連動し、第1の切換器によって選択された切換開
閉器には駆動力を伝達し、選択されなかった切換開閉器
には駆動力を伝達しない歯車装置を備えたことを特徴と
するものである。
の負荷時タップ切換装置において、第1の切換器の切換
操作に連動し、第1の切換器によって選択された切換開
閉器には駆動力を伝達し、選択されなかった切換開閉器
には駆動力を伝達しない歯車装置を備えたことを特徴と
するものである。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の負荷時タップ切換装置において、第1の切換器は選択
操作部の回動操作により駆動軸を介して接続対象の切換
開閉器の選択を行う型のものであって、駆動軸の回動動
作を往復動作に変換する手段を備え、歯車装置が往復動
作に応じて両切換開閉器の一方の駆動系を連結し、他方
の駆動系を開放するものであることを特徴とするもので
ある。
の負荷時タップ切換装置において、第1の切換器は選択
操作部の回動操作により駆動軸を介して接続対象の切換
開閉器の選択を行う型のものであって、駆動軸の回動動
作を往復動作に変換する手段を備え、歯車装置が往復動
作に応じて両切換開閉器の一方の駆動系を連結し、他方
の駆動系を開放するものであることを特徴とするもので
ある。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項5に記載
の負荷時タップ切換装置において、三相用として構成さ
れ、三相各相毎にタップ選択器と両切換開閉器との間に
切換開閉器とは別室として円筒型に構成された切換器室
内に第2の切換器を収納し、かつ、第1および第2の切
換器は3相分をそれぞれ周方向3等分位置に分散配置し
たことを特徴とするものである。
の負荷時タップ切換装置において、三相用として構成さ
れ、三相各相毎にタップ選択器と両切換開閉器との間に
切換開閉器とは別室として円筒型に構成された切換器室
内に第2の切換器を収納し、かつ、第1および第2の切
換器は3相分をそれぞれ周方向3等分位置に分散配置し
たことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0017】<実施の形態1>図1および図2は請求項
1の発明に係る実施の形態を示すものである。ここには
三相負荷時タップ切換装置の1相分の電気回路を示して
いる。周知のごとく、負荷時タップ切換装置は、基本的
にはタップ選択器と切換開閉器とからなっている。変圧
器のタップ巻線8から奇数番めの巻線タップ8Aおよび
それに隣接する偶数番めの巻線タップ8Bを含む複数の
巻線タップが引き出されており、これら奇数番めの巻線
タップ8Aを選択する奇数タップ側可動接触子10Aお
よび偶数番めの巻線タップ8Bを選択する偶数タップ側
可動接触子1Bからなる一対の可動接触子を有するタッ
プ選択器10が設けられている。このタップ選択器10
には、可動接触子10A,10B毎に、接離可能な断路
接点3A,3Bを介して切換開閉器20A,20Bに導
入されている。両切換開閉器20A,20Bは基本的に
同一構成を持っており、それぞれの切換開閉器ケーシン
グ2V1,2V2の外部で導体4C,4Dにより並列に
接続されている。各切換開閉器20A,20Bは、主回
路固定接点2B1,2B2、および抵抗回路固定接点2
C1,2C2を具備しており、さらに各固定接点に共通
に各固定接点との間で順次開閉動作する可動接点2Mを
有し、これらの負荷電流を開閉する接点部は構造ユニッ
トとして開閉接点部2Sを構成している。抵抗回路接点
2C1,2C2にはそれぞれ限流抵抗2R1,2R2が
直列に接続されている。主回路固定接点2B1および抵
抗回路固定接点2C1は断路接点3Aを介して可動接触
子10Aに接続され、主回路固定接点2B2および抵抗
回路固定接点2C2は断路接点3Bを介して可動接触子
10Bに接続される。可動接点2Mは断路接点3Cに接
続されている。各断路接点3A,3B,3Cはそれぞれ
協働する一対の接点の一方が開閉接点部2S側に設けら
れ、他方の接点が切換開閉器ケーシング2V1,2V2
側に設けられる。
1の発明に係る実施の形態を示すものである。ここには
三相負荷時タップ切換装置の1相分の電気回路を示して
いる。周知のごとく、負荷時タップ切換装置は、基本的
にはタップ選択器と切換開閉器とからなっている。変圧
器のタップ巻線8から奇数番めの巻線タップ8Aおよび
それに隣接する偶数番めの巻線タップ8Bを含む複数の
巻線タップが引き出されており、これら奇数番めの巻線
タップ8Aを選択する奇数タップ側可動接触子10Aお
よび偶数番めの巻線タップ8Bを選択する偶数タップ側
可動接触子1Bからなる一対の可動接触子を有するタッ
プ選択器10が設けられている。このタップ選択器10
には、可動接触子10A,10B毎に、接離可能な断路
接点3A,3Bを介して切換開閉器20A,20Bに導
入されている。両切換開閉器20A,20Bは基本的に
同一構成を持っており、それぞれの切換開閉器ケーシン
グ2V1,2V2の外部で導体4C,4Dにより並列に
接続されている。各切換開閉器20A,20Bは、主回
路固定接点2B1,2B2、および抵抗回路固定接点2
C1,2C2を具備しており、さらに各固定接点に共通
に各固定接点との間で順次開閉動作する可動接点2Mを
有し、これらの負荷電流を開閉する接点部は構造ユニッ
トとして開閉接点部2Sを構成している。抵抗回路接点
2C1,2C2にはそれぞれ限流抵抗2R1,2R2が
直列に接続されている。主回路固定接点2B1および抵
抗回路固定接点2C1は断路接点3Aを介して可動接触
子10Aに接続され、主回路固定接点2B2および抵抗
回路固定接点2C2は断路接点3Bを介して可動接触子
10Bに接続される。可動接点2Mは断路接点3Cに接
続されている。各断路接点3A,3B,3Cはそれぞれ
協働する一対の接点の一方が開閉接点部2S側に設けら
れ、他方の接点が切換開閉器ケーシング2V1,2V2
側に設けられる。
【0018】両切換開閉器20A,20Bの出力すなわ
ち各可動接点2Mから各断路接点3Cを介して取り出さ
れる両出力は、そのいずれか一方を選択的に用いるよう
に第1の切換器30の固定接点に導かれる。切換器30
の可動接点は3つの切換位置を有する第2の切換器32
の中央の固定接点32Bに接続される。一端側の固定接
点32Aはバイパス導体4Aを介してタップ選択器10
の一方の可動接触子10Aに接続され、他方の固定接点
32Cはバイパス導体4Bを介してタップ選択器10の
他方の可動接触子10Bに接続されている。第2の切換
器32は切換開閉器20A,20Bと連動し、固定接点
32A,32Bは、切換開閉器20A,20Bの主回路
固定接点2B1,2B2が開路するときはそれよりもわ
ずかに早く開路し、主回路固定接点2B1,2B2が閉
路するときはそれよりもわずかに遅れて閉路する。切換
器32の可動接点は装置出力端5を介して三相回路の中
性点6に接続される。
ち各可動接点2Mから各断路接点3Cを介して取り出さ
れる両出力は、そのいずれか一方を選択的に用いるよう
に第1の切換器30の固定接点に導かれる。切換器30
の可動接点は3つの切換位置を有する第2の切換器32
の中央の固定接点32Bに接続される。一端側の固定接
点32Aはバイパス導体4Aを介してタップ選択器10
の一方の可動接触子10Aに接続され、他方の固定接点
32Cはバイパス導体4Bを介してタップ選択器10の
他方の可動接触子10Bに接続されている。第2の切換
器32は切換開閉器20A,20Bと連動し、固定接点
32A,32Bは、切換開閉器20A,20Bの主回路
固定接点2B1,2B2が開路するときはそれよりもわ
ずかに早く開路し、主回路固定接点2B1,2B2が閉
路するときはそれよりもわずかに遅れて閉路する。切換
器32の可動接点は装置出力端5を介して三相回路の中
性点6に接続される。
【0019】図2は、図1の負荷時タップ切換装置の機
器配置を示すものである。タップ選択器10と切換開閉
器20A,20Bはその駆動軸22が歯車装置90を介
して連結されることにより、タップ切換に際して両者が
連動し負荷時タップ切換を達成する。第1の切換器30
は両切換開閉器20A,20Bの中間に配置され、いず
れの切換開閉器を選択するかは上板95上に設けられた
選択操作部35により駆動軸37を介して切換えられ
る。符号3は各断路接点3A,3B,3Cを総称したも
のである。第2の切換器32は断路接点3の下方に配置
される。
器配置を示すものである。タップ選択器10と切換開閉
器20A,20Bはその駆動軸22が歯車装置90を介
して連結されることにより、タップ切換に際して両者が
連動し負荷時タップ切換を達成する。第1の切換器30
は両切換開閉器20A,20Bの中間に配置され、いず
れの切換開閉器を選択するかは上板95上に設けられた
選択操作部35により駆動軸37を介して切換えられ
る。符号3は各断路接点3A,3B,3Cを総称したも
のである。第2の切換器32は断路接点3の下方に配置
される。
【0020】図1および図2に示す負荷時タップ切換装
置の作用を、図3を参照して説明する。
置の作用を、図3を参照して説明する。
【0021】ここでは、当初は第1の切換器30により
第1の切換開閉器20Aが選択されているものとして説
明を進める。いずれかのタップへの切換を完了したとき
の可動接触子10A,10Bの停止位置では、第2の切
換器32はいずれかの可動接触子10A,10Bに接触
しているが、切換開閉器20Aは切換器32により開路
されている。図において、いま一例として、切換開閉器
20Aにおいて、可動接触子10A側の主回路固定接点
2B1が閉成しているものとし、可動接触子10Aおよ
び主回路固定接点2B1側から可動接触子10Bおよび
主回路固定接点2B2側へと負荷時タップ切換を行う場
合について説明する。主回路固定接点2B1が閉路して
いる当初状態では、図1に示すごとく、切換開閉器20
Aおよび切換器32の各接点のうち、開閉接点部2Sの
主回路固定接点2B1および切換器32の固定接点32
Aがオン(ON)であるほかは、他のすべての接点はオ
フ(OFF)である。したがって、負荷電流は巻線タッ
プ8Aから可動接触子10A、バイパス導体4A、固定
接点32A、および装置出力端5を介して中性点6へと
流れている。
第1の切換開閉器20Aが選択されているものとして説
明を進める。いずれかのタップへの切換を完了したとき
の可動接触子10A,10Bの停止位置では、第2の切
換器32はいずれかの可動接触子10A,10Bに接触
しているが、切換開閉器20Aは切換器32により開路
されている。図において、いま一例として、切換開閉器
20Aにおいて、可動接触子10A側の主回路固定接点
2B1が閉成しているものとし、可動接触子10Aおよ
び主回路固定接点2B1側から可動接触子10Bおよび
主回路固定接点2B2側へと負荷時タップ切換を行う場
合について説明する。主回路固定接点2B1が閉路して
いる当初状態では、図1に示すごとく、切換開閉器20
Aおよび切換器32の各接点のうち、開閉接点部2Sの
主回路固定接点2B1および切換器32の固定接点32
Aがオン(ON)であるほかは、他のすべての接点はオ
フ(OFF)である。したがって、負荷電流は巻線タッ
プ8Aから可動接触子10A、バイパス導体4A、固定
接点32A、および装置出力端5を介して中性点6へと
流れている。
【0022】タップ切換動作を開始すると、駆動軸9
1,92,22の回転により、まず切換開閉器20Aの
抵抗回路接点2C1および切換器32の固定接点32B
をONとし、次いで固定接点32AをOFFとし、負荷
電流を切換開閉器20Aに転流させてタップ切換の準備
状態に入る。この段階では、負荷電流は巻線タップ8A
から可動接触子10A、主回路固定接点2B1、切換器
30、および固定接点32Bを介して装置出力端5へと
流れる。次に主回路固定接点2B1をOFFとする。こ
れにより、それまで主回路固定接点2B1を介して流れ
ていた負荷電流は限流抵抗2R1および抵抗回路接点2
C1を介して流れることになる。次に巻線タップ8B側
の抵抗回路接点2C2を巻線タップ8A側の抵抗回路接
点2C1をONにしたままONとする。これにより、巻
線タップ8Aが限流抵抗2R1および抵抗回路接点2C
1を介して、また巻線タップ8Bが限流抵抗2R2およ
び抵抗回路接点2C2を介して可動接点2Mに接続され
ることになる。このとき、両巻線タップ8A,8B間に
は両限流抵抗2R1,2R2を介して横流が流れると共
に、装置出力端5に対しては両巻線タップ8A,8Bの
電圧の中間の電圧が出力される。次に抵抗回路接点2C
1をOFFとして横流通流状態から抜け出させる。これ
により負荷電流は、いまや巻線タップ8Bから可動接触
子10B、限流抵抗2R2、抵抗回路接点2C2、切換
器30、および固定接点32Bを介して装置出力端5へ
と流れる。この段階を経て主回路固定接点2B2をON
にする。これにより限流抵抗2R2および抵抗回路接点
2C2が主回路固定接点2B2により短絡され、実質的
なタップ切換が終了する。この後、抵抗回路接点2C2
をOFFとし、さらに固定接点32CをONとし、最後
に固定接点32BをOFFにすることにより、負荷電流
は巻線タップ8Bから可動接触子10B、バイパス導体
4B、および固定接点32Cを介して装置出力端5へと
流れることになる。以上により、巻線タップ8Aから巻
線タップ8Bへの一連のタップ切換過程が終了する。
1,92,22の回転により、まず切換開閉器20Aの
抵抗回路接点2C1および切換器32の固定接点32B
をONとし、次いで固定接点32AをOFFとし、負荷
電流を切換開閉器20Aに転流させてタップ切換の準備
状態に入る。この段階では、負荷電流は巻線タップ8A
から可動接触子10A、主回路固定接点2B1、切換器
30、および固定接点32Bを介して装置出力端5へと
流れる。次に主回路固定接点2B1をOFFとする。こ
れにより、それまで主回路固定接点2B1を介して流れ
ていた負荷電流は限流抵抗2R1および抵抗回路接点2
C1を介して流れることになる。次に巻線タップ8B側
の抵抗回路接点2C2を巻線タップ8A側の抵抗回路接
点2C1をONにしたままONとする。これにより、巻
線タップ8Aが限流抵抗2R1および抵抗回路接点2C
1を介して、また巻線タップ8Bが限流抵抗2R2およ
び抵抗回路接点2C2を介して可動接点2Mに接続され
ることになる。このとき、両巻線タップ8A,8B間に
は両限流抵抗2R1,2R2を介して横流が流れると共
に、装置出力端5に対しては両巻線タップ8A,8Bの
電圧の中間の電圧が出力される。次に抵抗回路接点2C
1をOFFとして横流通流状態から抜け出させる。これ
により負荷電流は、いまや巻線タップ8Bから可動接触
子10B、限流抵抗2R2、抵抗回路接点2C2、切換
器30、および固定接点32Bを介して装置出力端5へ
と流れる。この段階を経て主回路固定接点2B2をON
にする。これにより限流抵抗2R2および抵抗回路接点
2C2が主回路固定接点2B2により短絡され、実質的
なタップ切換が終了する。この後、抵抗回路接点2C2
をOFFとし、さらに固定接点32CをONとし、最後
に固定接点32BをOFFにすることにより、負荷電流
は巻線タップ8Bから可動接触子10B、バイパス導体
4B、および固定接点32Cを介して装置出力端5へと
流れることになる。以上により、巻線タップ8Aから巻
線タップ8Bへの一連のタップ切換過程が終了する。
【0023】図1,2の負荷時タップ切換装置の特徴
は、切換開閉器20A,20Bが常時は負荷電流回路か
ら外されており、選択操作部35により両切換開閉器2
0A,20B間で、いつでも無電流で一方から他方へと
切換えることが可能であり、非使用側とした切換開閉器
をいつでも器外に取り出すことができることである。す
なわち、第1の切換開閉器20Aの保守点検に際して
は、選択操作部35によって第1の切換器30を第2の
切換開閉器20B側に切換え、第1の切換開閉器20A
の開閉接点部2Sを容易に器外に取出すことができる。
第1の切換開閉器20Aの保守点検作業の間は、図3を
参照して説明した第1の切換開閉器20Aの場合と同様
に第2の切換開閉器20Bによりなんの支障もなく負荷
時タップ切換運転を継続することができる。第1の切換
開閉器20Aの開閉接点部2Sの保守点検作業が終了し
たら、必要に応じそれを第1の切換開閉器20Aの切換
開閉器ケーシング2V内に収納し、選択操作部35によ
り再び第1の切換開閉器20A側に切換えることによ
り、第1の切換開閉器20Aに容易に切換えることがで
きる。なお、第2の切換開閉器20Bの開閉接点部の2
Sの保守点検に際しても、上記と全く同様にして、負荷
時タップ切換装置の運転を中断したりすることなく器外
に取り出すことができる。
は、切換開閉器20A,20Bが常時は負荷電流回路か
ら外されており、選択操作部35により両切換開閉器2
0A,20B間で、いつでも無電流で一方から他方へと
切換えることが可能であり、非使用側とした切換開閉器
をいつでも器外に取り出すことができることである。す
なわち、第1の切換開閉器20Aの保守点検に際して
は、選択操作部35によって第1の切換器30を第2の
切換開閉器20B側に切換え、第1の切換開閉器20A
の開閉接点部2Sを容易に器外に取出すことができる。
第1の切換開閉器20Aの保守点検作業の間は、図3を
参照して説明した第1の切換開閉器20Aの場合と同様
に第2の切換開閉器20Bによりなんの支障もなく負荷
時タップ切換運転を継続することができる。第1の切換
開閉器20Aの開閉接点部2Sの保守点検作業が終了し
たら、必要に応じそれを第1の切換開閉器20Aの切換
開閉器ケーシング2V内に収納し、選択操作部35によ
り再び第1の切換開閉器20A側に切換えることによ
り、第1の切換開閉器20Aに容易に切換えることがで
きる。なお、第2の切換開閉器20Bの開閉接点部の2
Sの保守点検に際しても、上記と全く同様にして、負荷
時タップ切換装置の運転を中断したりすることなく器外
に取り出すことができる。
【0024】<実施の形態2>図4は、切換器30に連
動して切換開閉器20A,20Bの駆動軸22を選択的
に駆動系統に接続するための溝カム40および歯車装置
45のやや詳細な構造例を示すものである。この溝カム
40は、図5に示すように、切換器30の内部で選択接
点38の駆動軸37に連結され、切換器30の切換動作
に連動して駆動軸37の回動動作を切換軸41の往復動
作に変換し、切換開閉器20A,20Bの駆動系統とな
る歯車装置45の切換歯車46に往復動作として伝達
し、例えば切換歯車46が上方位置にあるときは第1の
切換開閉器20Aを駆動すべく第1の切換開閉器20A
の駆動歯車47に噛み合い、下方位置にあるときは第2
の切換開閉器20Bを駆動すべく第2の切換開閉器20
Bの駆動歯車48に噛み合うようにする。このようにし
て選択操作部35による切換器30の切換動作に連動し
て切換開閉器20A,20Bの駆動系統の切換を自動的
に行うことができる。
動して切換開閉器20A,20Bの駆動軸22を選択的
に駆動系統に接続するための溝カム40および歯車装置
45のやや詳細な構造例を示すものである。この溝カム
40は、図5に示すように、切換器30の内部で選択接
点38の駆動軸37に連結され、切換器30の切換動作
に連動して駆動軸37の回動動作を切換軸41の往復動
作に変換し、切換開閉器20A,20Bの駆動系統とな
る歯車装置45の切換歯車46に往復動作として伝達
し、例えば切換歯車46が上方位置にあるときは第1の
切換開閉器20Aを駆動すべく第1の切換開閉器20A
の駆動歯車47に噛み合い、下方位置にあるときは第2
の切換開閉器20Bを駆動すべく第2の切換開閉器20
Bの駆動歯車48に噛み合うようにする。このようにし
て選択操作部35による切換器30の切換動作に連動し
て切換開閉器20A,20Bの駆動系統の切換を自動的
に行うことができる。
【0025】この実施の形態によれば、選択操作部35
による切換器30の切換動作に連動して切換開閉器20
A,20Bをも切換えるので、タップ切換動作が完了し
た定常状態では、非使用側の切換開閉器は電気的にも機
械的にも負荷電流回路から切り離されており、使用側の
切換開閉器による負荷時タップ切換運転を継続しつつ非
使用側の切換開閉器の開閉接点部をいつでも器外に安全
に取り出し、保守点検作業を遂行することができる。
による切換器30の切換動作に連動して切換開閉器20
A,20Bをも切換えるので、タップ切換動作が完了し
た定常状態では、非使用側の切換開閉器は電気的にも機
械的にも負荷電流回路から切り離されており、使用側の
切換開閉器による負荷時タップ切換運転を継続しつつ非
使用側の切換開閉器の開閉接点部をいつでも器外に安全
に取り出し、保守点検作業を遂行することができる。
【0026】<実施の形態3>この実施の形態は、実施
の形態1に用いられる切換器32の駆動系に関するもの
である。図6に示すように、切換器32は、一対の可動
接触子10A,10Bを有するタップ選択器10と切換
開閉器20A,20Bとの間に切換開閉器とは別室とし
て構成された室内に収納されている。切換器30は、図
7に示すように、三相用の負荷時タップ切換装置を意図
して、U,V,W各相の切換器30の選択接点38U,
38V,38Wを共通のケーシング内に水平方向の円周
方向3等分位置に配置することにより、コンパクトな構
造にすることができ、負荷時タップ切換装置全体として
コンパクトにし、変圧器を小型化することができる。
の形態1に用いられる切換器32の駆動系に関するもの
である。図6に示すように、切換器32は、一対の可動
接触子10A,10Bを有するタップ選択器10と切換
開閉器20A,20Bとの間に切換開閉器とは別室とし
て構成された室内に収納されている。切換器30は、図
7に示すように、三相用の負荷時タップ切換装置を意図
して、U,V,W各相の切換器30の選択接点38U,
38V,38Wを共通のケーシング内に水平方向の円周
方向3等分位置に配置することにより、コンパクトな構
造にすることができ、負荷時タップ切換装置全体として
コンパクトにし、変圧器を小型化することができる。
【0027】以上述べた実施の形態においても、実施の
形態2の場合と同様に、変圧器を停電することなく保守
点検対象の開閉接点部を器外に取り出して保守点検作業
を行うことができ、保守点検作業中であっても変圧器の
負荷時タップ切換運転を行うことができる。
形態2の場合と同様に、変圧器を停電することなく保守
点検対象の開閉接点部を器外に取り出して保守点検作業
を行うことができ、保守点検作業中であっても変圧器の
負荷時タップ切換運転を行うことができる。
【0028】<実施の形態4>図8および図9は請求項
5に記載の発明の実施の形態を示すものである。この実
施の形態は、実施の形態1に対する変形例に対応するも
のであって、両実施の形態において同一部材または同一
機能部材には同一符号を付している。この実施の形態で
は、図8に示すように、タップ選択器10の可動接触子
10A,10Bを切換開閉器20A,20Bまたはバイ
パス導体4A,4Bに直接接続するのではなく、そこに
切換器50を介在させているのが特徴である。切換器5
0は、5組の固定接点50A,50B,50C,50
D,50Eと、互いに連動する3組の可動接点50F,
50G,50Hとを備えている。固定接点50A,50
Bは可動接点50Fに付属し、固定接点50C,50D
は可動接点50Gに付属し、固定接点50Eは可動接点
50Hに付属する。常時の接点対の開閉状態およびタッ
プ切換動作時の各接点対の動作タイミングについては図
10を参照して説明するが、概ねのところ、巻線タップ
8Aから常時負荷電流を供給するときは、固定接点50
AがON、固定接点50B〜50EがOFFであり、タ
ップ切換動作時は固定接点50B,50C,50EがO
N、固定接点50A,50DがOFFであり、巻線タッ
プ8Bから負荷電流を常時供給するときは、固定接点5
0DがON、固定接点50A〜50Cおよび固定接点5
0EがOFFである。
5に記載の発明の実施の形態を示すものである。この実
施の形態は、実施の形態1に対する変形例に対応するも
のであって、両実施の形態において同一部材または同一
機能部材には同一符号を付している。この実施の形態で
は、図8に示すように、タップ選択器10の可動接触子
10A,10Bを切換開閉器20A,20Bまたはバイ
パス導体4A,4Bに直接接続するのではなく、そこに
切換器50を介在させているのが特徴である。切換器5
0は、5組の固定接点50A,50B,50C,50
D,50Eと、互いに連動する3組の可動接点50F,
50G,50Hとを備えている。固定接点50A,50
Bは可動接点50Fに付属し、固定接点50C,50D
は可動接点50Gに付属し、固定接点50Eは可動接点
50Hに付属する。常時の接点対の開閉状態およびタッ
プ切換動作時の各接点対の動作タイミングについては図
10を参照して説明するが、概ねのところ、巻線タップ
8Aから常時負荷電流を供給するときは、固定接点50
AがON、固定接点50B〜50EがOFFであり、タ
ップ切換動作時は固定接点50B,50C,50EがO
N、固定接点50A,50DがOFFであり、巻線タッ
プ8Bから負荷電流を常時供給するときは、固定接点5
0DがON、固定接点50A〜50Cおよび固定接点5
0EがOFFである。
【0029】切換器50の可動接点50F,50Gはそ
れぞれタップ選択器10の可動接触子10A,10Bに
接続され、固定接点50A,50Dはバイパス導体4
A,4Bを介して装置出力端5に接続される。固定接点
50B,50Cはそれぞれ切換開閉器20A,20Bに
導入されるべく断路接点3A,3Bに接続される。切換
器50の固定接点50Eおよび可動接点50Hからなる
接点対は切換器30の可動接点に直列に介挿されてい
る。
れぞれタップ選択器10の可動接触子10A,10Bに
接続され、固定接点50A,50Dはバイパス導体4
A,4Bを介して装置出力端5に接続される。固定接点
50B,50Cはそれぞれ切換開閉器20A,20Bに
導入されるべく断路接点3A,3Bに接続される。切換
器50の固定接点50Eおよび可動接点50Hからなる
接点対は切換器30の可動接点に直列に介挿されてい
る。
【0030】切換開閉器20A,20B自体は実施の形
態1ですでに述べたものと同一であり、その詳細説明は
省略する。
態1ですでに述べたものと同一であり、その詳細説明は
省略する。
【0031】切換開閉器20A,20Bの使用・不使用
は選択操作部35により駆動軸37を介して切換器30
により切換えられる。また、切換器50は切換開閉器2
0A,20Bの駆動軸22と連動するクランク機構60
を介して開閉駆動される。
は選択操作部35により駆動軸37を介して切換器30
により切換えられる。また、切換器50は切換開閉器2
0A,20Bの駆動軸22と連動するクランク機構60
を介して開閉駆動される。
【0032】図8および図9に示す負荷時タップ切換装
置の作用を、図10を参照して説明する。
置の作用を、図10を参照して説明する。
【0033】ここでは、当初、切換器30により第1の
切換開閉器20Aが選択されているものとして説明を進
める。いずれかのタップへの切換を完了したときの可動
接触子10A,10Bの停止位置では、切換開閉器20
Aは切換器50の接点対50E,50Hにより開路され
ている。図において、いま一例として、切換開閉器20
Aにおいて、可動接触子10A側の主回路固定接点2B
1が閉成しているものとし、可動接触子10Aおよび主
回路固定接点2B1側から可動接触子10Bおよび主回
路固定接点2B2側へと負荷時タップ切換を行うものと
して説明する。主回路固定接点2B1が閉路している当
初状態では、図10に示すごとく、切換開閉器20Aお
よび切換器50の各接点のうち、開閉接点部2Sの主回
路固定接点2B1および切換器50の固定接点50Aが
オン(ON)であるほかは、他のすべての接点はオフ
(OFF)である。したがって、負荷電流は巻線タップ
8Aから可動接触子10A、接点対50F,50A、バ
イパス導体4A、および装置出力端5を介して中性点6
へと流れている。
切換開閉器20Aが選択されているものとして説明を進
める。いずれかのタップへの切換を完了したときの可動
接触子10A,10Bの停止位置では、切換開閉器20
Aは切換器50の接点対50E,50Hにより開路され
ている。図において、いま一例として、切換開閉器20
Aにおいて、可動接触子10A側の主回路固定接点2B
1が閉成しているものとし、可動接触子10Aおよび主
回路固定接点2B1側から可動接触子10Bおよび主回
路固定接点2B2側へと負荷時タップ切換を行うものと
して説明する。主回路固定接点2B1が閉路している当
初状態では、図10に示すごとく、切換開閉器20Aお
よび切換器50の各接点のうち、開閉接点部2Sの主回
路固定接点2B1および切換器50の固定接点50Aが
オン(ON)であるほかは、他のすべての接点はオフ
(OFF)である。したがって、負荷電流は巻線タップ
8Aから可動接触子10A、接点対50F,50A、バ
イパス導体4A、および装置出力端5を介して中性点6
へと流れている。
【0034】タップ切換動作を開始すると、各駆動軸の
回転により、まず切換開閉器20Aの抵抗回路接点2C
1、切換器50の固定接点50B,50C,50Eをそ
れぞれONとし、次いで固定接点50AをOFFとし、
負荷電流を切換開閉器20Aに転流させてタップ切換の
準備状態に入る。この段階では、負荷電流は巻線タップ
8Aから可動接触子10A、固定接点50B、主回路固
定接点2B1、切換器30、および固定接点50Eを介
して装置出力端5へと流れる。次に主回路固定接点2B
1をOFFとする。これにより、それまで主回路固定接
点2B1を介して流れていた負荷電流は限流抵抗2R1
および抵抗回路接点2C1を介して流れることになる。
次に巻線タップ8B側の抵抗回路接点2C2を巻線タッ
プ8A側の抵抗回路接点2C1をONにしたままONと
する。これにより、巻線タップ8Aが限流抵抗2R1お
よび抵抗回路接点2C1を介して、また巻線タップ8B
が限流抵抗2R2および抵抗回路接点2C2を介して可
動接点2Mに接続されることになる。このとき、両巻線
タップ8A,8B間には両限流抵抗2R1,2R2を介
して横流が流れると共に、装置出力端5に対しては両巻
線タップ8A,8Bの電圧の中間の電圧が出力される。
次に抵抗回路接点2C1をOFFとして横流通流状態か
ら抜け出させる。これにより負荷電流は、いまや巻線タ
ップ8Bから可動接触子10B、固定接点50C、限流
抵抗2R2、抵抗回路接点2C2、切換器30、および
固定接点50Eを介して装置出力端5へと流れる。この
段階を経て主回路固定接点2B2をONにする。これに
より限流抵抗2R2および抵抗回路接点2C2が主回路
固定接点2B2により短絡され、実質的なタップ切換が
終了する。この後、抵抗回路接点2C2をOFFとし、
さらに固定接点50DをONとし、最後に固定接点50
B,50C,50EをそれぞれOFFにすることによ
り、いまや負荷電流は巻線タップ8Bから可動接触子1
0B、固定接点50D、およびバイパス導体4Bを介し
て装置出力端5へと流れることになる。以上により、巻
線タップ8Aから巻線タップ8Bへの一連のタップ切換
過程が終了する。
回転により、まず切換開閉器20Aの抵抗回路接点2C
1、切換器50の固定接点50B,50C,50Eをそ
れぞれONとし、次いで固定接点50AをOFFとし、
負荷電流を切換開閉器20Aに転流させてタップ切換の
準備状態に入る。この段階では、負荷電流は巻線タップ
8Aから可動接触子10A、固定接点50B、主回路固
定接点2B1、切換器30、および固定接点50Eを介
して装置出力端5へと流れる。次に主回路固定接点2B
1をOFFとする。これにより、それまで主回路固定接
点2B1を介して流れていた負荷電流は限流抵抗2R1
および抵抗回路接点2C1を介して流れることになる。
次に巻線タップ8B側の抵抗回路接点2C2を巻線タッ
プ8A側の抵抗回路接点2C1をONにしたままONと
する。これにより、巻線タップ8Aが限流抵抗2R1お
よび抵抗回路接点2C1を介して、また巻線タップ8B
が限流抵抗2R2および抵抗回路接点2C2を介して可
動接点2Mに接続されることになる。このとき、両巻線
タップ8A,8B間には両限流抵抗2R1,2R2を介
して横流が流れると共に、装置出力端5に対しては両巻
線タップ8A,8Bの電圧の中間の電圧が出力される。
次に抵抗回路接点2C1をOFFとして横流通流状態か
ら抜け出させる。これにより負荷電流は、いまや巻線タ
ップ8Bから可動接触子10B、固定接点50C、限流
抵抗2R2、抵抗回路接点2C2、切換器30、および
固定接点50Eを介して装置出力端5へと流れる。この
段階を経て主回路固定接点2B2をONにする。これに
より限流抵抗2R2および抵抗回路接点2C2が主回路
固定接点2B2により短絡され、実質的なタップ切換が
終了する。この後、抵抗回路接点2C2をOFFとし、
さらに固定接点50DをONとし、最後に固定接点50
B,50C,50EをそれぞれOFFにすることによ
り、いまや負荷電流は巻線タップ8Bから可動接触子1
0B、固定接点50D、およびバイパス導体4Bを介し
て装置出力端5へと流れることになる。以上により、巻
線タップ8Aから巻線タップ8Bへの一連のタップ切換
過程が終了する。
【0035】図8,9の負荷時タップ切換装置の特徴
は、図1,2を参照して説明した実施の形態1の場合と
同様に、切換開閉器20A,20Bが常時開路されてお
り、いつでも器外に取出すことができることである。す
なわち、第1の切換開閉器20Aの保守点検に際し、選
択操作部35により切換器30を第2の切換開閉器20
B側に切換え、第1の切換開閉器20Aを容易に器外に
取出すことができる。第1の切換開閉器20Aの保守点
検作業の間は、第2の切換開閉器20Bによりなんの支
障もなく負荷時タップ切換運転を継続することができ
る。第1の切換開閉器20Aの保守点検作業が終了した
ら、直ちにまたは必要に応じて再び第1の切換開閉器2
0Aに容易に切換えることができる。なお、第2の切換
開閉器20Bの保守点検に際しても、上記と全く同様に
して、負荷時タップ切換装置の運転を中断したりするこ
となく給電を継続することができる。
は、図1,2を参照して説明した実施の形態1の場合と
同様に、切換開閉器20A,20Bが常時開路されてお
り、いつでも器外に取出すことができることである。す
なわち、第1の切換開閉器20Aの保守点検に際し、選
択操作部35により切換器30を第2の切換開閉器20
B側に切換え、第1の切換開閉器20Aを容易に器外に
取出すことができる。第1の切換開閉器20Aの保守点
検作業の間は、第2の切換開閉器20Bによりなんの支
障もなく負荷時タップ切換運転を継続することができ
る。第1の切換開閉器20Aの保守点検作業が終了した
ら、直ちにまたは必要に応じて再び第1の切換開閉器2
0Aに容易に切換えることができる。なお、第2の切換
開閉器20Bの保守点検に際しても、上記と全く同様に
して、負荷時タップ切換装置の運転を中断したりするこ
となく給電を継続することができる。
【0036】<実施の形態5>図11は実施の形態5を
示すものである。切換器30に連動して切換開閉器20
A,20Bの駆動軸22を選択的に駆動系統に接続する
ための溝カム40および歯車装置45のやや詳細な構造
例を示すものである。この溝カム40は、図4および図
5を参照してすでに説明したように、切換器30の内部
で選択接点の駆動軸37に連結され、切換器30の切換
動作に連動して駆動軸37の回動動作を切換軸41の往
復動作に変換し、切換開閉器20A,20Bの駆動系統
となる歯車装置45の切換歯車46に往復動作として伝
達し、例えば切換歯車46が上方位置にあるときは第1
の切換開閉器20Aを駆動すべく第1の切換開閉器20
Aの駆動歯車47に噛み合い、下方位置にあるときは第
2の切換開閉器20Bを駆動すべく第2の切換開閉器2
0Bの駆動歯車48に噛み合うようにする。このように
して選択操作部35による切換器30の切換動作に連動
して切換開閉器20A,20Bの駆動系統の切換を自動
的に行うことができる。
示すものである。切換器30に連動して切換開閉器20
A,20Bの駆動軸22を選択的に駆動系統に接続する
ための溝カム40および歯車装置45のやや詳細な構造
例を示すものである。この溝カム40は、図4および図
5を参照してすでに説明したように、切換器30の内部
で選択接点の駆動軸37に連結され、切換器30の切換
動作に連動して駆動軸37の回動動作を切換軸41の往
復動作に変換し、切換開閉器20A,20Bの駆動系統
となる歯車装置45の切換歯車46に往復動作として伝
達し、例えば切換歯車46が上方位置にあるときは第1
の切換開閉器20Aを駆動すべく第1の切換開閉器20
Aの駆動歯車47に噛み合い、下方位置にあるときは第
2の切換開閉器20Bを駆動すべく第2の切換開閉器2
0Bの駆動歯車48に噛み合うようにする。このように
して選択操作部35による切換器30の切換動作に連動
して切換開閉器20A,20Bの駆動系統の切換を自動
的に行うことができる。
【0037】この実施の形態によれば、選択操作部35
による切換器30の切換動作に連動して切換開閉器20
A,20Bをも切換えるので、タップ切換動作が完了し
た定常状態では、非使用側の切換開閉器は電気的にも機
械的にも負荷電流回路から切り離されており、使用側の
切換開閉器による負荷時タップ切換運転を継続しつつ非
使用側の切換開閉器の開閉接点部をいつでも器外に安全
に取り出し、保守点検作業を遂行することができる。
による切換器30の切換動作に連動して切換開閉器20
A,20Bをも切換えるので、タップ切換動作が完了し
た定常状態では、非使用側の切換開閉器は電気的にも機
械的にも負荷電流回路から切り離されており、使用側の
切換開閉器による負荷時タップ切換運転を継続しつつ非
使用側の切換開閉器の開閉接点部をいつでも器外に安全
に取り出し、保守点検作業を遂行することができる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、変圧
器を停電することなく、負荷時タップ切換装置の切換開
閉器を器外に取り出して保守点検作業を行うことがで
き、この保守点検作業中であっても変圧器の負荷時タッ
プ切換運転を継続することができる。これにより、ユー
ザーが予備変圧器を備えたりすることなく、高品質の電
力の安定供給を達成し得る負荷時タップ切換装置を提供
することができる。
器を停電することなく、負荷時タップ切換装置の切換開
閉器を器外に取り出して保守点検作業を行うことがで
き、この保守点検作業中であっても変圧器の負荷時タッ
プ切換運転を継続することができる。これにより、ユー
ザーが予備変圧器を備えたりすることなく、高品質の電
力の安定供給を達成し得る負荷時タップ切換装置を提供
することができる。
【図1】本発明による負荷時タップ切換装置の第1の実
施の形態を示す接続図。
施の形態を示す接続図。
【図2】図1の負荷時タップ切換装置の機器配置構造を
示す側面図。
示す側面図。
【図3】図1の負荷時タップ切換装置の動作態様の一例
を示すタイムチャート。
を示すタイムチャート。
【図4】本発明による負荷時タップ切換装置の第2の実
施の形態に従う切換器および歯車装置の構造をより詳細
に示した図2と同様の側面図。
施の形態に従う切換器および歯車装置の構造をより詳細
に示した図2と同様の側面図。
【図5】図4に示す第2の実施の形態による切換器をよ
り詳細に示す拡大図であって、(A)は平面図、(B)
は一動作態様時の内部側面図、(C)は同様に異なる動
作態様時の内部側面図。
り詳細に示す拡大図であって、(A)は平面図、(B)
は一動作態様時の内部側面図、(C)は同様に異なる動
作態様時の内部側面図。
【図6】本発明による負荷時タップ切換装置の第3の実
施の形態に従う切換器および歯車装置の構造をより詳細
に示した図4と同様の側面図。
施の形態に従う切換器および歯車装置の構造をより詳細
に示した図4と同様の側面図。
【図7】図6の実施の形態による三相切換器の内部構造
を示す拡大図であって、(A)は平面図、(B)は一動
作態様時の内部側面図、(C)は同様に異なる動作態様
時の内部側面図。
を示す拡大図であって、(A)は平面図、(B)は一動
作態様時の内部側面図、(C)は同様に異なる動作態様
時の内部側面図。
【図8】本発明による負荷時タップ切換装置の第4の実
施の形態を示す接続図。
施の形態を示す接続図。
【図9】図8の負荷時タップ切換装置の機器配置構造を
示す側面図。
示す側面図。
【図10】図8の負荷時タップ切換装置の動作態様の一
例を示すタイムチャート。
例を示すタイムチャート。
【図11】本発明による負荷時タップ切換装置の第5の
実施の形態を示す図9と同様の側面図。
実施の形態を示す図9と同様の側面図。
【図12】従来の負荷時タップ切換装置の一例を示す接
続図。
続図。
【図13】図12の負荷時タップ切換装置において開閉
接点部の取り外し作業を説明するための側面図。
接点部の取り外し作業を説明するための側面図。
【図14】図12の負荷時タップ切換装置における開閉
接点部の保守点検作業中の一時的結線状態を示す接続
図。
接点部の保守点検作業中の一時的結線状態を示す接続
図。
【図15】図12の負荷時タップ切換装置において取り
外した開閉接点部を再び取り付けた状態を説明するため
の図。
外した開閉接点部を再び取り付けた状態を説明するため
の図。
8 タップ巻線 8A,8B 巻線タップ 10 タップ選択器 10A,10B 可動接触子 20A,20B 切換開閉器 2S 開閉接点部 2V1,2V2 切換開閉器ケーシング 3A〜3C 断路接点 4A,4B バイパス導体 4C,4D 導体 5 装置出力端 6 中性点 30 切換器 32 切換器 50 切換器
Claims (8)
- 【請求項1】変圧器のタップ巻線から引き出された複数
の巻線タップのうち、それぞれ奇数番めの巻線タップお
よびそれに隣接する偶数番めの巻線タップを選択する一
対の可動接触子を有するタップ選択器と、 それぞれ別個の切換開閉器ケーシング内に断路接点を介
して取外し自在に収納された開閉接点部を有し、前記タ
ップ選択器によって選択された両巻線タップの一方から
他方の巻線タップへと負荷時タップ切換を実行でき、前
記タップ選択器側が前記切換開閉器ケーシングの外部で
並列に接続された第1および第2の切換開閉器と、 前記第1の切換開閉器の出力端または前記第2の切換開
閉器の出力端に選択的に切換接続される第1の切換器
と、 前記第1または第2の切換開閉器に連動し、負荷時タッ
プ切換中は前記第1の切換器と装置出力端との間を接続
し、負荷時タップ切換後は前記第1または第2の切換開
閉器、および前記第1の切換器を通すことなく、前記タ
ップ選択器の両可動接触子の一方の出力端を選択的に装
置出力端に接続する第2の切換器とを備えた負荷時タッ
プ切換装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の負荷時タップ切換装置に
おいて、前記第1の切換器の切換操作に連動し、前記第
1の切換器によって選択された切換開閉器には駆動力を
伝達し、選択されなかった切換開閉器には駆動力を伝達
しない歯車装置を備えたことを特徴とする負荷時タップ
切換装置。 - 【請求項3】請求項2に記載の負荷時タップ切換装置に
おいて、前記第1の切換器は選択操作部の回動操作によ
り駆動軸を介して接続対象の切換開閉器の選択を行う型
のものであって、前記駆動軸の回動動作を往復動作に変
換する手段を備え、前記歯車装置が前記往復動作に応じ
て両切換開閉器の一方の駆動系を連結し、他方の駆動系
を開放するものであることを特徴とする負荷時タップ切
換装置。 - 【請求項4】請求項1に記載の負荷時タップ切換装置に
おいて、三相用として構成され、三相各相毎に前記タッ
プ選択器と前記両切換開閉器との間に前記切換開閉器と
は別室として円筒型に構成された切換器室内に前記第2
の切換器を収納し、かつ、前記第1および第2の切換器
は3相分をそれぞれ周方向3等分位置に分散配置したこ
とを特徴とする負荷時タップ切換装置。 - 【請求項5】変圧器のタップ巻線から引き出された複数
の巻線タップのうち、それぞれ奇数番めの巻線タップお
よびそれに隣接する偶数番めの巻線タップを選択する一
対の可動接触子を有するタップ選択器と、 それぞれ別個の切換開閉器ケーシング内に断路接点を介
して取外し自在に収納された開閉接点部を有し、前記タ
ップ選択器によって選択された両巻線タップの一方から
他方の巻線タップへと負荷時タップ切換を実行でき、前
記タップ選択器側が前記切換開閉器ケーシングの外部で
並列に接続された第1および第2の切換開閉器と、 前記第1の切換開閉器の出力端または前記第2の切換開
閉器の出力端に選択的に切換接続される第1の切換器
と、 前記第1または第2の切換開閉器に連動し、負荷時タッ
プ切換中は前記タップ選択器の両可動接触子と前記第1
および第2の切換開閉器との間を接続すると共に、前記
第1の切換器と前記装置出力端との間を接続し、負荷時
タップ切換後は前記タップ選択器の切換後の巻線タップ
に対応する可動接触子と装置出力端との間を接続すると
共に前記第1および第2の切換開閉器を負荷電流回路か
ら開放する第2の切換器とを備えた負荷時タップ切換装
置。 - 【請求項6】請求項5に記載の負荷時タップ切換装置に
おいて、前記第1の切換器の切換操作に連動し、前記第
1の切換器によって選択された切換開閉器には駆動力を
伝達し、選択されなかった切換開閉器には駆動力を伝達
しない歯車装置を備えたことを特徴とする負荷時タップ
切換装置。 - 【請求項7】請求項6に記載の負荷時タップ切換装置に
おいて、前記第1の切換器は選択操作部の回動操作によ
り駆動軸を介して接続対象の切換開閉器の選択を行う型
のものであって、前記駆動軸の回動動作を往復動作に変
換する手段を備え、前記歯車装置が前記往復動作に応じ
て両切換開閉器の一方の駆動系を連結し、他方の駆動系
を開放するものであることを特徴とする負荷時タップ切
換装置。 - 【請求項8】請求項5に記載の負荷時タップ切換装置に
おいて、三相用として構成され、三相各相毎に前記タッ
プ選択器と前記両切換開閉器との間に前記切換開閉器と
は別室として円筒型に構成された切換器室内に前記第2
の切換器を収納し、かつ、前記第1および第2の切換器
は3相分をそれぞれ周方向3等分位置に分散配置したこ
とを特徴とする負荷時タップ切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2933097A JPH10229021A (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | 負荷時タップ切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2933097A JPH10229021A (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | 負荷時タップ切換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10229021A true JPH10229021A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12273228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2933097A Pending JPH10229021A (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | 負荷時タップ切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10229021A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100445225B1 (ko) * | 2002-07-22 | 2004-08-21 | 한국전력공사 | 배전용 변전소의 주변압기 탭 변환장치 블로킹 시스템 |
CN111587468A (zh) * | 2018-03-06 | 2020-08-25 | 赖茵豪森机械制造公司 | 有载分接开关和具有有载分接开关的地区供电网变压器 |
WO2023070781A1 (zh) * | 2021-10-27 | 2023-05-04 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司检修试验中心 | 一种换流变有载分接开关切换拓扑结构设计方法 |
-
1997
- 1997-02-13 JP JP2933097A patent/JPH10229021A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100445225B1 (ko) * | 2002-07-22 | 2004-08-21 | 한국전력공사 | 배전용 변전소의 주변압기 탭 변환장치 블로킹 시스템 |
CN111587468A (zh) * | 2018-03-06 | 2020-08-25 | 赖茵豪森机械制造公司 | 有载分接开关和具有有载分接开关的地区供电网变压器 |
WO2023070781A1 (zh) * | 2021-10-27 | 2023-05-04 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司检修试验中心 | 一种换流变有载分接开关切换拓扑结构设计方法 |
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