JPH10229017A - 表面実装型コイルおよびその製造方法 - Google Patents

表面実装型コイルおよびその製造方法

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JPH10229017A
JPH10229017A JP4490297A JP4490297A JPH10229017A JP H10229017 A JPH10229017 A JP H10229017A JP 4490297 A JP4490297 A JP 4490297A JP 4490297 A JP4490297 A JP 4490297A JP H10229017 A JPH10229017 A JP H10229017A
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coil
chip
substrate
thin
shaped
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JP4490297A
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Tadashi Miyashita
正 宮下
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Citizen Electronics Co Ltd
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Citizen Electronics Co Ltd
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面実装型コイルにおいて、コイル巻数を増
加させる。 【解決手段】 表面実装型コイルの構成を、基板1と該
コイル基板1上に絶縁層3を介して薄膜コイル導体2
a、2bが多層に形成、配線されてなる積層コイル5を
有するチップ状コイル8および絶縁材よりなる基板の下
面に半田電極11a、11bが設けられ、上面に接続電
極、パッド等の接続端子手段12a、12bが設けら
れ、該接続端子手段と前記半田電極を接続する引き出し
線13a、13bが設けられて構成される取付基板10
を備え、該取付基板上に前記チップ状コイル8が配置さ
れ、その積層コイル5が前記接続端子手段12a、12
bに電気的に接続され、前記チップ状コイル8が前記取
付基板上10に形成されたモールド部材17により被覆
された構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高周波回路やトラン
ス等に用いられる薄膜コイルを有する板状のコイルユニ
ットに関し、特に表面実装型コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、チップインダクターやトランス等
に使用される高周波用コイルとして、コイル基板上に絶
縁層を介して膜状のコイル導体を積層してなる薄膜コイ
ルを有するチップ状コイルが、例えば特開平5ー823
49号公報に記載されるように知られている。そして、
かかるチップ状コイルについては、高周波回路等の電子
回路に於ける他の部材との接続手段については特別の手
段は開示されていない。従って、このままでは、量産に
適した表面実装方式を適用して、かかるコイルを用いた
回路を製造することは困難である。
【0003】一方、表面実装に適した膜状コイルとして
は、従来より、図13および図14に示す構成のものが
それぞれ知られている。図13は絶縁性基板の平面状の
表面に平面状のコイルが形成された表面実装型コイルの
構造を示す斜視図であり、図14は絶縁性基礎部材の円
筒面に立体的なコイルが形成されてなる表面実装型コイ
ルを示す斜視図である。図13に示す表面実装型コイル
においては、絶縁性基板80の上面に印刷その他の公知
の技術により形成した渦巻状等の平面コイル電極82の
両端が公知の配線技術により形成された配線83により
前記絶縁性基板80の裏面に設けられた半田電極84と
接続されいる。次に、図14に示す表面実装型コイルに
於いては、絶縁性基礎部材85はブロック状の取付部8
6と円筒状のコイル形成部87とよりなり、コイル形成
部の円筒面に形成された導電膜のうちでレーザー加工に
よりネジ状の分離帯88の部分が除去されて、円筒面に
立体コイル89が形成され、該立体コイルの両端は配線
83により、取付部の下面に設けられた半田電極84に
接続されている。
【0004】図13に示される表面実装型コイルも図1
4に示される表面実装型コイルもマザーボード上に載置
し半田電極をマザーボード上の対応する取付電極に半田
付けすることにより容易に実装することができる。しか
しながら、図14に示される表面実装型コイルの場合は
単層である点と印刷等コイル形成の精度上の問題で平面
コイルの巻数が多くとれず、巻線数の上限値が小さかっ
た。また、図14に示される表面実装型コイルの場合は
レーザー加工の精度上の制約から、同様に巻線数の上限
が小さかった。従って、いずれの場合もインダクタンス
が十分大とはならず、高周波回路等に用いるインダクタ
ーやトランスとしての機構を十分に果たすことが困難で
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の膜
状コイルを用いた回路部材においては、表面実装型のも
のについては巻線数が十分でなく、上記のような特性上
の問題があった。又、前記チップ状コイル(前記公報記
載のようなタイプ)については、そのままでは表面実装
により量産に適した実装ができないという問題があっ
た。本発明はこれら従来の板状の膜状コイルユニットに
おける問題を課題として解決するためになされたもので
ある。そして本発明の目的の一つはチップ状コイルも含
め前記各種の膜状コイルユニットに設けられてい膜状コ
イルの巻数を小さな平面寸法において上げることであ
る。本発明の他の一つの目的は、コイル巻線数の十分大
なる表面実装型の膜状コイルを提供することである。更
に本発明のもう一つの目的はかかる表面実装型の膜状コ
イルをいわゆる多数取りにより、高い生産能率により製
造する製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の手段として本発明は、絶縁材又は半導体材より
なるコイル基板と該コイル基板上に絶縁層を介して薄膜
コイル導体が多層に形成、配線されてなる積層コイルを
有するチップ状コイルに於いて、前記薄膜コイル導体は
上下2層よりなり、各層の薄膜コイル導体は、互いに分
離されて直線又は曲線に沿って配列された複数の分離電
極を有し、上層の各分離電極の少なくとも一部について
は個々の分離電極がその両端部に於いて下層の互いに隣
り合う分離電極の端部と重なる位置に配置され、前記絶
縁層に設けられたスルーホールを介して上下に互いに接
続されて、全体として前記コイル基板の板面と並行なコ
イル軸の回りに複数回回巻する前記積層コイルが構成さ
れることを特徴とする。
【0007】上記課題を解決するための第2の手段とし
て本発明は、絶縁材又は半導体材よりなるコイル基板と
該コイル基板上に絶縁層を介して薄膜コイル導体が多層
に形成、配線されてなる積層コイルを有するチップ状コ
イルに於いて、各層の前記薄膜コイル導体は一部が解放
されたループの形状をなし、そのループの少なくとも一
方の端部付近に於いて互いに上下の関係にある薄膜コイ
ル導体同士が重なり合う位置に配置され、前記絶縁層に
設けられたスルーホールを介して上下に互いに接続され
て、全体として前記コイル基板の板面に垂直なコイル軸
の回りに複数回回巻する前記積層コイルが構成されるこ
とを特徴とする。
【0008】上記課題を解決するための第3の手段とし
て本発明は、絶縁材又は半導体材よりなるコイル基板と
該コイル基板上に絶縁層を介して薄膜コイル導体が多層
に形成、配線されてなる積層コイルを有するチップ状コ
イルに於いて、各層の前記薄膜コイル導体として左巻き
渦巻形状のものと右巻き渦巻形状のものとが交互に積層
され、これら渦巻形状の少なくとも一方の端部に於いて
互いに上下の関係にある薄膜コイル導体同士が重なり合
う位置に配置され、前記絶縁層に設けられたスルーホー
ルを介して上下に互いに接続されて、全体として前記コ
イル基板の板面に垂直なコイル軸の回りに複数回回巻す
る前記積層コイルが構成されることを特徴とする。
【0009】上記課題を解決するための第4の手段とし
て本発明の表面実装型コイルは、絶縁材又は半導体材よ
りなるコイル基板と該コイル基板上に絶縁層を介して薄
膜コイル導体が多層に形成、配線されてなる積層コイル
を有するチップ状コイルおよび絶縁材よりなる基板の下
面又は側面に半田電極が設けられ、上面に接続電極、パ
ッド等の接続端子手段が設けられ、該接続端子手段と前
記半田電極を接続する引き出し線が設けられて構成され
る取付基板を備え、該取付基板上に前記チップ状コイル
が配置され、その積層コイルが前記接続端子手段に電気
的に接続され、前記チップ状コイルが前記取付基板上に
形成されたモールド部材により被覆された構成を有する
ことを特徴とする。
【0010】上記課題を解決するための第5の手段とし
て本発明は前記第4の手段の表面実装型コイルにおい
て、前記チップ状コイルは請求項1、請求項2又は請求
項3に記載のチップ状コイルであることを特徴とする。
【0011】上記課題を解決するための第6の手段とし
て本発明は前記第4の手段又は第5の手段の表面実装型
コイルに於いて、これら表面実装型コイルは前記チップ
状コイルを前記モールド部材の外側から被覆する磁気シ
ールドカバーを備えていることを特徴とする。
【0012】上記課題を解決するための第7の手段とし
て本発明は、前記第4の手段、第5の手段又は第6の手
段の表面実装型コイルの製造方法に於いて、複数組の前
記半田電極、接続電極、接続端子手段が設けられた前記
取付基板の集合基板上に複数の前記チップ状コイルを配
置し、その積層コイルを対応する前記接続端子手段に電
気的に接続する工程、前記集合基板上に前記の複数のチ
ップ状コイルを被覆するモールド部材を形成する工程お
よび前記集合基板に形成された複数のチップ状コイルを
分割し、1または2以上のチップ状コイルとする工程を
有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
(実施例1)以下図面に基づいて本発明の実施の形態を
実施例について説明する。図1は本発明の好適な第1の
実施例であるチップ状コイルを示す上面図であり、図2
(a)は第1図のAーA断面であり、図2(b)は第1
図のBーB断面である。図1においては後述する保護膜
および絶縁層の図示は省略してある。図1および図2に
おいて、1は絶縁材よりなるコイル基板、2aは該コイ
ル基板1上に図1に於ける紙面縦方向に向き、互いに分
離された複数の尺状パターン2a1がその長手方向に直
交する(紙面上横方向)に等間隔又は略等間隔に配列さ
れるてなる形状に形成された金属等導電材の薄膜よりな
る下部薄膜コイル導体である。
【0014】3は該下部薄膜コイル導体2aの上に形成
された絶縁層であり、2bは図1に於ける紙面上斜め方
向を向き互いに分離された複数の尺状パターン2b1が
紙面横方向に配列されてなる形状に形成された金属等導
電材の薄膜よりなる上部薄膜コイル導体である。上部薄
膜コイル導体2bの各尺状パターン2b1はその一方の
端部が前記下部薄膜コイル導体2aの尺状パターン2a
1の一方の端部と重なり、他方の端部が前記と隣合う尺
状パターン2a1の他方の端部と重なるような寸法およ
び配置をもって形成される。これにより、全体として前
記コイル基板1の板面に並行なコイル心2cに沿ってそ
の周りに複数回、回巻された偏平なコイルの形状を有す
る積層コイル5を形成することができる。
【0015】即ち、前記絶縁層3に於いて、下部薄膜コ
イル導体2aの尺状パターン2a1と上部薄膜コイル導
体2bの尺状パターン2b1が重なり合う部分には、ス
ルーホール4が設けられており、上部薄膜コイル導体2
bが形成される際にその導電材がスルーホール4内に充
填され、この部分において下部薄膜コイル導体2aとの
導通がなされる。このようにして、絶縁層3を挟んでコ
イル基板1の面に並行なコイル心2cの回りに複数回回
捲する積層コイル5が形成される。前記コイル基板1に
は前記下部薄膜コイル導体2aに於ける端部の尺状パタ
ーン2a1又は上部薄膜コイル導体2aに於ける端部の
尺状パターン2b1に接続する導電材よりなるコイル端
子5aが形成されている。コイル端子5aはボンデイン
グパッド等であってもよい。上部薄膜コイル導体2aの
上には絶縁性の保護膜7が、コイル基板1にかけて前記
コイル端子5aの外端部を残し、他の部分を覆うように
形成されて、全体としてチップ状コイル8が構成されて
いる。
【0016】上記の構成の本実施例のチップ状コイル8
の形成は、集積回路の製造に用いられる公知の蒸着、ス
パッタ、CVD等の製膜技術およびフォトリソグラフィ
等により、コイル基板1の集合基板上に複数組の各層の
電極、絶縁層等のパターニングを順次行って積層し、複
数のコイルを形成した後、切断、折り欠き等により、個
々のチップ状コイルに分離するようにすれば、高い生産
能率において実現できる。
【0017】例えば、コイル基板1の集合基板上に蒸
着、スパッタリング等により金属等導電性製薄膜を形成
し、フォトリソグラフィにより複数組の下部薄膜コイル
導体2aおよびコイル端子5aを形成する。次に、この
上に蒸着又はCVD(Chemical Vapor
Deposition)により、二酸化珪素又は窒化珪
素等よりなる絶縁被膜を形成し、フォトリソグラフィに
より、前記のスルーホール4を設け、前記絶縁層3を形
成する。次に、この上に蒸着等により金属等導電性薄膜
を取付け、フォトリソグラフィにより複数の上部薄膜コ
イル導体2bを形成する。次に更にその上に上記と同様
にして絶縁被膜を形成した後、又はスピンナーによりポ
リイミド膜を形成した後、フォトリソグラフィによりパ
ターニングを行い複数の前記保護膜7を形成する。この
ようにして複数組のチップ状コイルの構成要素を形成し
た後、上記の分割により個々のチップ状コイルを形成す
る。このように本実施例のチップ状コイルについては、
薄膜コイル導体、絶縁層やスルーホール等を形成する
際、半導体集積回路の製造に用いられているような、薄
膜の蒸着、スパッタリング、CVD等とフォトリソグラ
フィによるパターニングを行うことにより、パターン精
度を上げパターンの微細化ができるので、小型で巻数の
大なるチップ状コイルを製造することが容易となる。
【0018】図3は本実施例の変形例を示す上面図であ
る。本例に於いては、基板1の板面に並行なコイル心2
cはジグザグ形状をなしている。他の点は図1に示した
実施と同様であり、符号も同様である。又、図示は省略
するが、他の変形例として、コイル心が円弧形状又は渦
巻形状をなしているものもある。このような変形例によ
れば、チップ状コイルにおいて、更に巻数を上げること
ができる。
【0019】(実施例2)次に図面に基づいて本発明の
実施の形態を第2の実施例について説明する。図4は本
実施例の表面実装型コイルの構造を示す斜視図であり、
図5は図4に示す表面実装型コイルの部分断面図であ
り、図1示したチップ状コイルのC−C断面の断面図を
含むものである。本実施例は前記第1の実施例のチップ
状コイルを用いた表面実装型コイルに関する。図4およ
び図5に於いて、10は絶縁板を備えた取付基板であ
り、11aおよび11bは取付基板10の下面に設けら
れた一対の半田電極、12aおよび12bは取付基板1
0の上面に設けられた一対の接続電極、13aおよび1
3bはそれぞれ前記半田電極11aと接続電極12aお
よび半田電極11bと接続電極12baを接続する引き
出し線である。引き出し線13a、13bは後述するよ
うな公知の配線技術により設けられた取付基板10の側
面部の配線を経て上面部と下面部が導通する配線となっ
ている。
【0020】取付基板10上には図1に示した前記実施
例1のチップ状コイルのコイル基板1に設けられたコイ
ル端子5aが前記接続電極12a、12bに、半田等の
導電性接着剤15により接続されている。そして更に前
記チップ状コイル8および導電接着材15は前記取付基
板10上に形成された絶縁性の樹脂よりなるモールド部
材17により被覆され、保護されている。図5に示すよ
うに本実施例の表面実装型コイルにおいては、半田電極
11a、11bはそれぞれ引き出し線13a、13bお
よびコイル端子5aを経て、下部薄膜コイル導体2aと
下部薄膜コイル導体2baが絶縁層3を介して積層され
て形成された積層コイル5の両端に接続される。このよ
うにして表面実装手段を備えたコイルユニットが構成さ
れる。前記積層コイル5は保護膜7により、被覆され、
更にその上をモールド部材17により被覆されている。
保護膜7は積層コイル5が形成された後、外気による変
質、ゴミの付着の阻止等を目的とするものであり、モー
ルド部材17は外力による破壊の防止等を目的とするも
のである。
【0021】このような本実施例によれば、取付基板1
0およびモールド部材17の寸法を適切に選択すること
により、外力に強く、自動化のハンドリングに適し、
又、下面の半田電極により実装の半田付けが容易な表面
実装型コイルを提供することができる。即ち、チップ状
コイルそのものは、巻数も多く、生産能率も高いのであ
るが、そのままでは、機械的強度も十分でなく、取扱い
性も悪く、実装ができないわけではないが、実装作業中
に問題を起こし易い。本実施例のように表面実装型とす
ることにより、前記チップ状コイルの長所を生かし、且
つ実装も確実で容易にできる薄膜コイルユニットが実現
されたのである。
【0022】次に本実施例の表面実装型コイルに於いて
は必要に応じ、以下に述べるように磁気シールド手段を
付加することもできる。図6は本実施例の表面実装型コ
イルの前記モールド部材17を囲むようにしてに磁性材
又は導電材よりなる磁気シールドカバー19が取り付け
られた状態を示す。図6に示すように、磁気シールドカ
バー19は四角いキャップ状をなし、一対の側壁が突出
し、突出部19aがコイル基板1の一対の端面を挟み係
合し、圧入又は接着により装着、固定される。前記磁気
シールドカバー19により、外部の電磁波又は磁界が前
記チップ状コイルから遮断され、ノイズの発生が阻止さ
れる。
【0023】次に本実施例の表面実装型コイルの製造方
法につき説明する。図7(a)は本実施例の表面実装型
コイルの製造方法を示す上面図であり、図7(b)は図
7(a)のAーA断面図である。図に於いて20は分離
されて前記取付基板10となる絶縁性の母材を有する集
合基板であり、該集合基板20には前記の半田電極11
a、11b、接続電極12a、12bおよび引き出し線
13a、13bよりなる配線セットの複数の組がマトリ
ックス状に所定間隔で設けられている。6は集合基板2
0に設けられたスルーホールであり、その内壁に前記引
き出し線13a、13bが互いに分離されて設けられて
いる。集合基板20の上面の各配線セットの対応する位
置にそれぞれ図1および図2に示したチップ状コイル8
を載置しコイル導体端子5aを前記接続電極12a、1
2bに、図示しない半田等の導電性接着剤により接続す
る。
【0024】次に前記各チップ状コイル8を被覆するモ
ールド部材17の縦方向の連続体を成形型等を用いて集
合基板20上に形成する。次に、カッターにより前記ス
ルーホール6を切断する位置に於いて集合基板20に縦
方向切断線pおよび横方向の切断線qに沿って切断スリ
ット入れ、分割することにより図4示す個々の表面実装
型コイルを形成する。このようにして本実施例において
は、高い生産性において、表面実装型コイルを製造する
ことができる。すなわち、チップ状コイルの製造におい
てはすでに述べたように多数個取りが出来、これを用い
た表面実装型コイルの製造においても多数個取りができ
るので、全体として生産性を顕著に高めることができ
る。
【0025】図8は本実施例の表面実装型コイルの製造
方法の変形例を示す上面図である。図8(a)は集合基
板20上形成された表面実装型コイルの集合体を示し、
図8(b)は前記集合体を切断して分離された表面実装
型コイルの帯状の連続体を示す。図8(a)において、
集合基板20には導通用のスルーホール6はマトリック
ス状に配置された各配線セットのマトリクスの4隅に設
けられ、折り欠き用孔6bはスルーホール6の縦方向の
中間の位置に設けられている。集合基板20の配線の構
造は図7に示した集合基板と同様である。図7に示した
実施例と同様にして集合基板20の上に表面実装型コイ
ルとなる構成要素を形成した後、カッターにより前記ス
ルーホール6を切断する位置に於いて横方向の切断線q
に沿って切断スリット入れ、分割することにより、図8
(b)に示すような折り欠き用孔6bを挟んで接続され
てなる表面実装型コイルの帯状の連続体が形成される。
【0026】実装に際しては表面実装型コイルを単数又
は複数の必要個数だけ折り欠いて使用する。即ち、回路
に必要とされるインダクタンスの状況に応じ、複数の表
面実装型コイルが互いに電気的に接続され又は分離され
て他の回路要素と接続されるようにマザーボードの配線
を形成し、一回の実装により、複数個の表面実装型コイ
ルの実装を行うこともできる。
【0027】(実施例3)本発明の他の実施の形態の一
つである第3の実施例として、他の一つのチップ状コイ
ルおよびこのチップ状コイルを用いた表面実装型コイル
につき図面を用いて説明する。図9(a)は本実施例に
おけるチップ状コイルを示す斜視図であり、図9(b)
は図9(a)のAーA断面図である。図9(a)におい
ては図9(b)に示す絶縁層3および保護膜7の図示は
省略してある。図9(a)および図9(b)において、
1は絶縁性のコイル基板であり、5aはコイル基板1の
上面に設けられた導電材よりなるコイル端子である。2
e、2f、2gはそれぞれ1層目、2層目、3層目の金
属等の導電性薄膜よりなる薄膜コイル導体である。
【0028】1層目の薄膜コイル導体2eは方形の空間
を囲み、一部にスリット22aが設けられて非閉鎖型と
なり、巻出し部には外方に延びる接続部2hを有する略
方形のループ状のパターン形状をなしている。2層目の
薄膜コイル導体2fは同様の方形の空間を囲み、一部に
スリット22bが設けられて非閉鎖型となる略方形のル
ープ状のパターン形状をなしている。3層目の薄膜コイ
ル導体2gは同様の空間を囲み、一部にスリット22c
が設けられて非閉鎖型となり、巻出し部には内方に延び
る接続部2jを有する略方形のるループ状のパターン形
状をなしている。1層目の薄膜コイル導体2eは前記コ
イル端子5aを予め設けてあるコイル基板1の上に形成
されている。前記薄膜コイル導体2eの接続部2hは前
記コイル端子5aと一部が重なって形成され導通がなさ
れる。
【0029】3aは1層目の薄膜コイル導体2eの上に
形成された1層目の絶縁層であり、該1層目の絶縁層3
aの上に前記2層目の薄膜コイル導体2fが形成されて
いる。3bは1層目の薄膜コイル導体2fの上に形成さ
れた2層目の絶縁層であり、該2層目の絶縁層3bの上
に前記3層目の薄膜コイル導体2gが形成されている。
1層目の絶縁層3aには薄膜コイル導体2eと薄膜コイ
ル導体2fが平面的に重なる位置で、且つ薄膜コイル導
体2eの時計周りの巻き終わりの位置に近く、薄膜コイ
ル導体2fの時計周りの巻き始めの位置に近い位置にス
ルーホール4aが設けられている。そして、2層目の薄
膜コイル導体2fが形成される際にその導電材がスルー
ホール4a内に充填され、この部分において1層目の薄
膜コイル導体2eとの導通がなされる。2層目の絶縁層
3bにも同様の役割をなすスルーホール4bが設けられ
ており、、このスルーホール4bの部分において、3層
目の薄膜コイル導体2gと2層目の薄膜コイル導体2f
との導通がなされる。
【0030】このようにして、方形の空間の周りに時計
方向に略3回回巻する立体的な薄膜コイルとして積層コ
イル5が形成される。この積層コイル5の上に3層目の
薄膜コイル導体2gの前記接続部2jおよびコイル端子
5aの端部を残してコイル基板1にかけて全体を覆う保
護膜膜7が形成されている。接続部2jの表面には金メ
ッキ等が施され、ワイヤーボンデイングの為の接続用の
パッド端子5bとなる。このようにしてチップ状コイル
8が構成されている。本実施例のチップ状コイルは図1
に示した第1の実施例に示したのと同様の方法により、
半導体集積回路の製造にも用いられている蒸着、スパッ
ター、CVD、フォトリソグラフィ等の技術を用いるこ
とにより製造することができる。従って小型のものを多
数個取りにより、高い生産性において製造することがで
きる。
【0031】図10は図9(a)、図(9b)に示した
チップ状コイル8を用いた本実施例の表面実装型コイル
を示す斜視図である。図10に於いて、10は絶縁材よ
りなる取付基板であり、11aおよび11bは取付基板
10の下面に設けられた一対の半田電極、12は取付基
板10の上面に設けられた接続電極、25はワイヤーボ
ンデイングの為の接続用パッドである。5bはチップ状
コイル8の上面に露出している前記パッド端子である。
13aおよび13cはそれぞれ前記半田電極11aと接
続電極12および半田電極11bと接続用パッド25を
接続する引き出し線である。引き出し線13a、16c
はすでに述べた公知の配線技術により設けられた取付基
板10の側面部の配線を経て上面部と下面部が接続され
た配線となっている。取付基板10上には図9(a)に
示したチップ状コイルのコイル基板1に設けられた前記
コイル端子5aが前記接続電極12に半田等の導電性接
着剤15により接続されている。
【0032】一方、前記パッド端子5bと取付基板10
に設けられた接続用パッド25とはワイヤーボンデイン
グによりワイヤー17により接続される。そして更に前
記チップ状コイル8、導電接着材15、ワイヤー27お
よび接続用パッド25は前記取付基板10上に形成され
た絶縁性の樹脂よりなるモールド部材17により被覆さ
れ、保護されている。このような構成の本実施例の表面
実装型コイルは図4に示した第2の実施例の表面実装型
コイルと同様に、容易で確実な実装ができるとともに、
同様にして多数個取りにより、能率よく製造することが
できる。
【0033】(実施例4)本発明の他の実施の形態の一
つである第4の実施例として、他の一つのチップ状コイ
ルにつき図面を用いて説明する。図11は本実施例のチ
ップ状コイルの薄膜コイル導体の平面形状を示す上面図
である。図11において2mは奇数層目の薄膜コイル導
体を、2nは偶数層目の薄膜コイル導体を示す。奇数層
目の薄膜コイル導体2mは左巻きの渦巻形状をなし、偶
数層目の薄膜コイル導体2nは右巻きの渦巻形状をなし
ている。薄膜コイル導体2mと薄膜コイル導体2nはす
でに説明したのと同様にして絶縁層を介して交互に積層
されている。そして内端B又は外端Aの一方又は両方に
おいて、絶縁層に設けたスルーホールを介して互いに接
続される。
【0034】例えば、1層目の薄膜コイル導体2mと2
層目の薄膜コイル導体2nは内端Bm、Bnにおいて接
続される。これにより、1層目の薄膜コイル導体2mの
外端Amから流入した電流は時計方向に複数回巻してそ
の内端Bmを経て2層目のコイル2nの内端Bnから時
計方向に複数回回巻してその外端Anから流出する。更
に3層目のコイル2mが積層された場合には2層目の外
端Anから流出した電流は3層目のコイル2mの外端A
mを経て時計方向に複数回回巻してその内端Bmから流
出する。このようにして、各層において複数の巻数を有
し、全体として同一方向に加算的に複数回回巻する積層
コイルが構成される。本実施例のチップ状コイルについ
ては、すでに述べた製膜技術とフォトリソグラフィによ
る微細なパターニングにより、小さな面積において巻数
の多い薄膜コイル導体を形成することができる。
【0035】(実施例5)本発明の他の実施の形態の一
つである第5の実施例として、他の一つのチップ状コイ
ルにつき図面を用いて説明する。図12は本実施例とし
て、積層コイルを有するモノリシック集積回路の構成の
一部を示す断面図である。本実施例のチップ状コイルは
単一の半導体チップ上に構成されたモノリシック集積回
路の一構成要素として他の構成要素とともに形成された
積層コイルを有するものである。図12に於いて30は
n型シリコンを母材とする半導体基板である。32、3
4および36はそれぞれ半導体基板30に設けられた積
層コイル、MOSFETおよびキャパシタであり、一体
として作りこまれている。
【0036】前記積層コイル32は図1および図2に示
した第1の実施例のチップ状コイルに於ける積層コイル
5と同様の構造をなす。ここで2aはAlの下部薄膜コ
イル導体であり、3は該下部薄膜コイル導体2aの上に
形成されたSiO2 の絶縁層であり、2bは該絶縁層3
の上に形成されたAlの上部薄膜コイル導体である。4
は薄膜コイル導体間を接続するスルーホールである。
【0037】41、42、43、はそれぞれMOSFE
T34のp+のソース、SiO2 のゲート絶縁層、p+
のドレインであり、45、46、47はそれぞれAlの
ソース電極、ゲート電極、ドレイン電極である。これら
の要素により、公知のpーMOSFETが構成されてい
る。51、52、53はそれぞれキャパシタ36を構成
するp+の下部電極、SiO2 のキャパシタ絶縁層、A
lの上部電極である。56は前記の各構成要素を被覆す
るポリイミドよりなる絶縁性の保護膜である。
【0038】以下、本実施例のモノリシック集積回路の
製造プロセスについて略述する。図12に於いて、まず
n型シリコン基板にp+のイオン打ち込みを行い、MO
SFET34のソース41、ドレイン43とキャパシタ
36の下部電極51等を形成する。次に、Al膜をスパ
ッタし、エッチングすることにより、積層コイル32の
下部薄膜コイル導体2aを形成する。次に、MOSFE
T34のSiO2 のゲート絶縁層42を、蒸着、エッチ
ングにより形成する。この過程において、シリコン基板
30上の引き出し用の電極のスペースを除き多くの部分
も同時に絶縁層SiO2 によって覆う、即ち、積層コイ
ル32の絶縁層3、キャパシタ36のキャパシタ絶縁層
52等もこのとき形成される。
【0039】続いて、この絶縁層の上にAl膜をスパッ
タしエッチングすることにより、積層コイル32の上部
薄膜コイル導体2b、MOSFET34のソース電極4
5、ゲート電極46、ドレイン電極47、キャパシタ3
6の上部電極53、図示しない接続パッド下地電極、そ
の他の配線を形成する。次に、前記の構成要素および前
記半導体基板30同時に形成された図示しない能動素子
および受動素子よりなる他の構成要素も含め、それらの
上にポリイミド樹脂の保護膜56をスピンナーで塗布
し、エッチングにより図示しない接続用パッドの部分を
除去する。その後、接続用パッドの下地のAl膜の上に
Auをメッキし接続用パッドを形成する。
【0040】このようにして本実施例におけるモノリシ
ック集積回路においては、共通の半導体基板30のチッ
プ上に巻数の多い積層コイルをMOSFET、キャパシ
タおよびその他の能動素子又は受動素子と一体として共
通のプロセスにより作り込むことができる。従って、イ
ンダクター要素を必要とする受信回路、発振回路、高周
波測定回路等をワンチップで極めて小型に構成すること
ができる。このため、特性的には外部雑音を拾いにくく
なり、感度、信頼性に優れた回路ユニットを提供するこ
とができる。又、製造の面に於いては、コイルを接続す
るための個別の接合作業を必要とせず、且つ多数個取り
により回路ユニットが形成できるので極めて生産能率が
高くなる。なお、本実施例のモノリシック集積回路を一
般の回路基板に取り付けるには、前記接続用パッドをワ
イヤーボンデイングにより、ワイヤーを介して、リード
フレーム又は前記のような表面実装用の取付基板に接続
し、必要に応じ保護部材を被覆する等して、実装部材を
構成して取り付けを行う。
【0041】本実施例に於いては、モノリシック集積回
路におけるインダクター要素として図1に示した第1の
実施例の積層コイルを用いたが、本発明はこれに限ら
ず、図9に示した第3の実施例のチップ状コイルに於け
る積層コイル又は図11に示した第4の実施例のチップ
状コイルに於ける積層コイルと同様の積層コイルを構成
要素としてモノリシック集積回路を構成することもでき
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
(1)平面寸法が小さくて巻線数の大なるチップ状コイ
ルを提供することができる。(2)平面寸法が小さくて
巻線数の大なる積層コイルを有し平面寸法が小さいモノ
リシック集積回路のチップを提供することができる。
(3)コイル巻線数の十分大なる表面実装型コイルを提
供することができる。(4)かかるチップ状コイル、モ
ノリシック集積回路のチップおよび表面実装型コイルを
いわゆる多数取りにより、高い生産能率により製造する
製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップ状コイルを示す上面図である。
【図2】図1の断面図であり、(a)はAーA断面図、
(b)はB−B断面図である。
【図3】図1に示した本発明のチップ状コイルの変形例
を示す上面図である。
【図4】図1に示したチップ状コイルを用いた本発明の
表面実装型コイルを示す斜視図である。
【図5】図4に示す表面実装型コイルの部分断面図であ
る。
【図6】本発明の表面実装型コイルを示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の表面実装型コイルの製造方法を示す図
であり、(a)は上面図、(b)は(a)のAーA断面
図である。
【図8】本発明の表面実装型コイルの製造方法を示す上
面図であり、(a)は集合基板の切断前の状態を示す
図、(b)は切断後の状態を示す図である。
【図9】本発明のチップ状コイルを示す図であり、
(a)は斜視図、(b)は(a)のAーA断面図であ
る。
【図10】図9に示したチップ状コイルを用いた本発明
の表面実装型コイルを示す斜視図である。
【図11】本発明のチップ状コイルに於ける薄膜コイル
導体を示す上面図である。
【図12】本発明のチップ状コイルとしてのモノリシッ
ク集積回路を示す断面図である。
【図13】従来の表面実装型コイルを示す斜視図であ
る。
【図14】従来の表面実装型コイルを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 コイル基板 2 薄膜コイル導体 3 絶縁層 4、6 スルーホール 5、32 積層コイル 5a コイル端子 7 保護膜 8 チップ状コイル 10 取付基板 12 接続電極 13 引き出し線 15 導電接着材 17 モールド部材 19 磁気シールドカバー 20 集合基板 25 接続用パッド 30 半導体基板 34 MOSFET

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材又は半導体材よりなるコイル基板
    と該コイル基板上に絶縁層を介して薄膜コイル導体が多
    層に形成、配線されてなる積層コイルを有するチップ状
    コイルに於いて、前記薄膜コイル導体は上下2層よりな
    り、各層の薄膜コイル導体は、互いに分離されて直線又
    は曲線に沿って配列された複数の分離電極を有し、上層
    の各分離電極の少なくとも一部については個々の分離電
    極がその両端部に於いて下層の互いに隣り合う分離電極
    の端部と重なる位置に配置され、前記絶縁層に設けられ
    たスルーホールを介して上下に互いに接続されて、全体
    として前記コイル基板の板面と並行なコイル軸の回りに
    複数回回巻する前記積層コイルが構成されることを特徴
    とするチップ状コイル。
  2. 【請求項2】 絶縁材又は半導体材よりなるコイル基板
    と該コイル基板上に絶縁層を介して薄膜コイル導体が多
    層に形成、配線されてなる積層コイルを有するチップ状
    コイルに於いて、各層の前記薄膜コイル導体は一部が解
    放されたループの形状をなし、そのループの少なくとも
    一方の端部付近に於いて互いに上下の関係にある薄膜コ
    イル導体同士が重なり合う位置に配置され、前記絶縁層
    に設けられたスルーホールを介して上下に互いに接続さ
    れて、全体として前記コイル基板の板面に垂直なコイル
    軸の回りに複数回回巻する前記積層コイルが構成される
    ことを特徴とするチップ状コイル。
  3. 【請求項3】 絶縁材又は半導体材よりなるコイル基板
    と該コイル基板上に絶縁層を介して薄膜コイル導体が多
    層に形成、配線されてなる積層コイルを有するチップ状
    コイルに於いて、各層の前記薄膜コイル導体として左巻
    き渦巻形状のものと右巻き渦巻形状のものとが交互に積
    層され、これら渦巻形状の少なくとも一方の端部に於い
    て互いに上下の関係にある薄膜コイル導体同士が重なり
    合う位置に配置され、前記絶縁層に設けられたスルーホ
    ールを介して上下に互いに接続されて、全体として前記
    コイル基板の板面に垂直なコイル軸の回りに複数回回巻
    する前記積層コイルが構成されることを特徴とするチッ
    プ状コイル。
  4. 【請求項4】 絶縁材又は半導体材よりなるコイル基板
    と該コイル基板上に絶縁層を介して薄膜コイル導体が多
    層に形成、配線されてなる積層コイルを有するチップ状
    コイルおよび絶縁材よりなる基板の下面又は側面に半田
    電極が設けられ、上面に接続電極、パッド等の接続端子
    手段が設けられ、該接続端子手段と前記半田電極を接続
    する引き出し線が設けられて構成される取付基板を備
    え、該取付基板上に前記チップ状コイルが配置され、そ
    の積層コイルが前記接続端子手段に電気的に接続され、
    前記チップ状コイルが前記取付基板上に形成されたモー
    ルド部材により被覆された構成を有することを特徴とす
    る表面実装型コイル。
  5. 【請求項5】 前記チップ状コイルは請求項1、請求項
    2又は請求項3に記載のチップ状コイルであることを特
    徴とする請求項4に記載の表面実装型コイル。
  6. 【請求項6】 前記チップ状コイルを前記モールド部材
    の外側から被覆する磁気シールドカバーを備えているこ
    とを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の表面実装
    型コイル。
  7. 【請求項7】 複数組の前記半田電極、接続電極、接続
    端子手段が設けられた前記取付基板の集合基板上に複数
    の前記チップ状コイルを配置し、その積層コイルを対応
    する前記接続端子手段に電気的に接続する工程、前記集
    合基板上に前記の複数のチップ状コイルを被覆するモー
    ルド部材を形成する工程および前記集合基板に形成され
    た複数のチップ状コイルを分割し、1または2以上のチ
    ップ状コイルとする工程を有することを特徴とする請求
    項4、請求項5、又は請求項6に記載の表面実装型コイ
    ルの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004342814A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Murata Mfg Co Ltd 表面実装型インダクタ

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