JPH10227386A - 樹脂複合管継手 - Google Patents
樹脂複合管継手Info
- Publication number
- JPH10227386A JPH10227386A JP3055797A JP3055797A JPH10227386A JP H10227386 A JPH10227386 A JP H10227386A JP 3055797 A JP3055797 A JP 3055797A JP 3055797 A JP3055797 A JP 3055797A JP H10227386 A JPH10227386 A JP H10227386A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- vinyl chloride
- layer
- chloride resin
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】耐候性と可撓性を備え接着剤で簡単に接合でき
るガス用および上水用にも適した樹脂製管継手を提供す
るものである。 【構成】ポリエチレン樹脂層の内外面に塩化ビニル樹脂
層を形成し、端部内面の前記塩化ビニル樹脂層に接続樹
脂管を受け入れる受け口を設け、受け口の奥部に接続樹
脂管の突き当たり壁を設けた樹脂複合管継手で、上記受
け口に外層が塩化ビニル樹脂層で内層がポリエチレン樹
脂層からなる複合管を挿入し接着剤によって接合するこ
とができ、また上記塩化ビニル樹脂層は塩化ビニル樹脂
基材にゴム系の可塑剤を混合した樹脂を用いることがで
きる。
るガス用および上水用にも適した樹脂製管継手を提供す
るものである。 【構成】ポリエチレン樹脂層の内外面に塩化ビニル樹脂
層を形成し、端部内面の前記塩化ビニル樹脂層に接続樹
脂管を受け入れる受け口を設け、受け口の奥部に接続樹
脂管の突き当たり壁を設けた樹脂複合管継手で、上記受
け口に外層が塩化ビニル樹脂層で内層がポリエチレン樹
脂層からなる複合管を挿入し接着剤によって接合するこ
とができ、また上記塩化ビニル樹脂層は塩化ビニル樹脂
基材にゴム系の可塑剤を混合した樹脂を用いることがで
きる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、耐候性を有し接合容易
な樹脂製管継手に関するものである。
な樹脂製管継手に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から広く使用されている管および管
継手として、ポリエチレン樹脂製の管および管継手があ
る。このものはメカニカル接合や熱融着接合およびエレ
クトロヒュージョン接合によって配管が行なわれ、ガス
および水用の主として埋設配管に用いられている。又ポ
リエチレン樹脂そのものは元来紫外線劣化が激しいの
で、水道用などではポリエチレンに黒色カーボンを配合
した樹脂が用いられているが、長期間使用すると水道水
中の塩素によってカーボンが発泡現象を起こし、更には
内壁が剥離する現象がある。このため内層のみカーボン
を含有しないポリエチレンで、外層のみカーボンを含有
したポリエチレン樹脂を用いる複合管が用いられてい
る。又一方で屋内外の水道および排水用として、管およ
び管継手を接着剤により接合して配管する塩化ビニル樹
脂製の管および管継手が用いられている。
継手として、ポリエチレン樹脂製の管および管継手があ
る。このものはメカニカル接合や熱融着接合およびエレ
クトロヒュージョン接合によって配管が行なわれ、ガス
および水用の主として埋設配管に用いられている。又ポ
リエチレン樹脂そのものは元来紫外線劣化が激しいの
で、水道用などではポリエチレンに黒色カーボンを配合
した樹脂が用いられているが、長期間使用すると水道水
中の塩素によってカーボンが発泡現象を起こし、更には
内壁が剥離する現象がある。このため内層のみカーボン
を含有しないポリエチレンで、外層のみカーボンを含有
したポリエチレン樹脂を用いる複合管が用いられてい
る。又一方で屋内外の水道および排水用として、管およ
び管継手を接着剤により接合して配管する塩化ビニル樹
脂製の管および管継手が用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の内前者のポ
リエチレン製の場合は、可撓性を有するので埋設配管に
用いて耐震性を有する配管として有効であるが、接合手
段が上記のように高価な管継手を用いなければならず、
比較的面倒な接合方法によらねばならなかった。又ポリ
エチレン樹脂そのものは元来紫外線劣化が激しく上記外
層のみカーボンを含有したポリエチレン樹脂複合管を用
いて耐候性を向上したものがあるが、やはり接着接合が
行なえず、上記同様面倒な接合手段であった。また後者
の塩化ビニル樹脂製の場合は、接着剤で容易に接続でき
るので接合手段が簡単でしかも耐候性が有り、屋内外の
上水や排水用配管に広く用いられているが、可撓性の面
で劣るため本配管等の埋設管用には用いられなかった。
そこで本発明は、耐候性と可撓性を備え接着剤で簡単に
接合できるガス用および上水用にも適した樹脂製管継手
を提供することを目的とするものである。
リエチレン製の場合は、可撓性を有するので埋設配管に
用いて耐震性を有する配管として有効であるが、接合手
段が上記のように高価な管継手を用いなければならず、
比較的面倒な接合方法によらねばならなかった。又ポリ
エチレン樹脂そのものは元来紫外線劣化が激しく上記外
層のみカーボンを含有したポリエチレン樹脂複合管を用
いて耐候性を向上したものがあるが、やはり接着接合が
行なえず、上記同様面倒な接合手段であった。また後者
の塩化ビニル樹脂製の場合は、接着剤で容易に接続でき
るので接合手段が簡単でしかも耐候性が有り、屋内外の
上水や排水用配管に広く用いられているが、可撓性の面
で劣るため本配管等の埋設管用には用いられなかった。
そこで本発明は、耐候性と可撓性を備え接着剤で簡単に
接合できるガス用および上水用にも適した樹脂製管継手
を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、ポリエ
チレン樹脂層の内外面に塩化ビニル樹脂層を形成し、端
部内面の前記塩化ビニル樹脂層に接続樹脂管を受け入れ
る受け口を設け、受け口の奥部に接続樹脂管の突き当た
り壁を設けたことを特徴とする樹脂複合管継手である。
また上記受け口に、外層が塩化ビニル樹脂層で内層がポ
リエチレン樹脂層からなる複合管を挿入し接着剤によっ
て接合する樹脂複合管継手である。また上記塩化ビニル
樹脂層は塩化ビニル樹脂基材にゴム系の可塑剤を混合し
た樹脂を用いるのが良い。
チレン樹脂層の内外面に塩化ビニル樹脂層を形成し、端
部内面の前記塩化ビニル樹脂層に接続樹脂管を受け入れ
る受け口を設け、受け口の奥部に接続樹脂管の突き当た
り壁を設けたことを特徴とする樹脂複合管継手である。
また上記受け口に、外層が塩化ビニル樹脂層で内層がポ
リエチレン樹脂層からなる複合管を挿入し接着剤によっ
て接合する樹脂複合管継手である。また上記塩化ビニル
樹脂層は塩化ビニル樹脂基材にゴム系の可塑剤を混合し
た樹脂を用いるのが良い。
【０００５】
【作用】本発明は上記の構成であって、外層の塩化ビニ
ル樹脂層が中間層のポリエチレン樹脂層を紫外線から守
るので耐候性を有し屋外配管も行なえる。また内層の塩
化ビニル樹脂層に樹脂管との接続受け口を設けてあるの
で、塩化ビニル樹脂管や外層が塩化ビニルで内層がポリ
エチレンの樹脂複合管と容易に接着剤で接合することが
できる。また中間層がポリエチレン樹脂層であるから、
その外層と内層を例えば塩化ビニル基材に可塑剤として
ゴム等を混合した軟質塩化ビニルを用いることができ可
撓性のある管継手にできでき、管と管継手共に全体を可
撓性がある配管にすることができる。またカーボン等が
含有してなく、水質に対する影響や水質に影響を与える
ようなことがないので、ガス、水道用他更に地上及び埋
設用等幅広い分野の配管に適用でき、耐候性と可撓性を
備え接着剤で簡単に接合できる管継手が得られる。また
受け口の突き当り壁に樹脂管の端部が当るので、例えば
複合樹脂管を接合する場合、管の内層と外層の境目から
流体が伝わって流出することが防止される。
ル樹脂層が中間層のポリエチレン樹脂層を紫外線から守
るので耐候性を有し屋外配管も行なえる。また内層の塩
化ビニル樹脂層に樹脂管との接続受け口を設けてあるの
で、塩化ビニル樹脂管や外層が塩化ビニルで内層がポリ
エチレンの樹脂複合管と容易に接着剤で接合することが
できる。また中間層がポリエチレン樹脂層であるから、
その外層と内層を例えば塩化ビニル基材に可塑剤として
ゴム等を混合した軟質塩化ビニルを用いることができ可
撓性のある管継手にできでき、管と管継手共に全体を可
撓性がある配管にすることができる。またカーボン等が
含有してなく、水質に対する影響や水質に影響を与える
ようなことがないので、ガス、水道用他更に地上及び埋
設用等幅広い分野の配管に適用でき、耐候性と可撓性を
備え接着剤で簡単に接合できる管継手が得られる。また
受け口の突き当り壁に樹脂管の端部が当るので、例えば
複合樹脂管を接合する場合、管の内層と外層の境目から
流体が伝わって流出することが防止される。
【０００６】
【発明の実施形態】以下本発明の一実施例を図面を参照
して説明する。図１は樹脂複合管継手１０の樹脂管と接
続した状態を示す断面図である。１１は中間層で中密度
ポリエチレン樹脂を射出成形して設けた。この中間層１
１の内層１２と外層１３に軟質塩化ビニル樹脂を射出成
形して中間層１１の全体を包み込み成形した。内外層の
軟質塩化ビニル樹脂は塩化ビニル基材に可塑剤としてゴ
ム系のものを混合したもので、長期に亘って粘性を有す
る。外層１３の肉厚は中間層１１の肉厚より薄く、内層
１２の肉厚は中間層１１の肉厚とほぼ同等である。両端
部内面には塩化ビニル樹脂内層１２によって接続樹脂管
２０の受け口１４を設けてある。受け口１４は樹脂管２
０の外径とほぼ同じ内径で、端部に向かって僅かに広が
るテーパ内面である。また奥部には管の端面が突き当た
る突き当たり壁１５を設けてある。
して説明する。図１は樹脂複合管継手１０の樹脂管と接
続した状態を示す断面図である。１１は中間層で中密度
ポリエチレン樹脂を射出成形して設けた。この中間層１
１の内層１２と外層１３に軟質塩化ビニル樹脂を射出成
形して中間層１１の全体を包み込み成形した。内外層の
軟質塩化ビニル樹脂は塩化ビニル基材に可塑剤としてゴ
ム系のものを混合したもので、長期に亘って粘性を有す
る。外層１３の肉厚は中間層１１の肉厚より薄く、内層
１２の肉厚は中間層１１の肉厚とほぼ同等である。両端
部内面には塩化ビニル樹脂内層１２によって接続樹脂管
２０の受け口１４を設けてある。受け口１４は樹脂管２
０の外径とほぼ同じ内径で、端部に向かって僅かに広が
るテーパ内面である。また奥部には管の端面が突き当た
る突き当たり壁１５を設けてある。
【０００７】配管は単に塩化ビニル樹脂管を用いても良
いが、図示のごとく内層２１のポリエチレン樹脂管に外
層２２の薄肉塩化ビニル樹脂管を押し出し成形した複合
樹脂管２０を用いるとができる。この場合、配管全体と
して可撓性があり耐候性がある配管が行なえる。また複
合樹脂管２０の外層２２は塩化ビニル樹脂管であるか
ら、上記複合管継手１０の内層１２の軟質塩化ビニル樹
脂による受け口１４内に挿入して接着剤で簡単に接合す
ることができる。受け口１４に複合樹脂管２０を挿入し
た状態で、図示のごとく管２０の外層２２は受け口の突
き当たり壁１５に覆われるようになっており、管２０内
を流れる流体が管２０の内層２１と外層２２間から伝わ
って流れることがない。
いが、図示のごとく内層２１のポリエチレン樹脂管に外
層２２の薄肉塩化ビニル樹脂管を押し出し成形した複合
樹脂管２０を用いるとができる。この場合、配管全体と
して可撓性があり耐候性がある配管が行なえる。また複
合樹脂管２０の外層２２は塩化ビニル樹脂管であるか
ら、上記複合管継手１０の内層１２の軟質塩化ビニル樹
脂による受け口１４内に挿入して接着剤で簡単に接合す
ることができる。受け口１４に複合樹脂管２０を挿入し
た状態で、図示のごとく管２０の外層２２は受け口の突
き当たり壁１５に覆われるようになっており、管２０内
を流れる流体が管２０の内層２１と外層２２間から伝わ
って流れることがない。
【０００８】
【発明の効果】以上説明のように本発明は、外層の塩化
ビニル樹脂層が中間層のポリエチレン樹脂層を紫外線劣
化から守り、また内層の塩化ビニル樹脂層に設けた受け
口に塩化ビニル樹脂管や外層が塩化ビニル樹脂の複合管
と接着剤で接合できる。また中間層がポリエチレン樹脂
層であるから、配管全体を可撓性のあるものとすること
ができる。またカーボン等が含有してなく、ガス、水道
用他更に地上及び埋設用等幅広い分野の配管に適用で
き、耐候性と可撓性を備え接着剤で簡単に接合できる管
継手が得られる。
ビニル樹脂層が中間層のポリエチレン樹脂層を紫外線劣
化から守り、また内層の塩化ビニル樹脂層に設けた受け
口に塩化ビニル樹脂管や外層が塩化ビニル樹脂の複合管
と接着剤で接合できる。また中間層がポリエチレン樹脂
層であるから、配管全体を可撓性のあるものとすること
ができる。またカーボン等が含有してなく、ガス、水道
用他更に地上及び埋設用等幅広い分野の配管に適用で
き、耐候性と可撓性を備え接着剤で簡単に接合できる管
継手が得られる。
【図１】 本発明の一実施例を示す官途接続した状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
１０ 樹脂複合管継手 １１ 管継
手１０の中間層 １２ 管継手１０の内層 １３ 管継
手１０の外層 １４ 管継手１０の受け口 １５ 受け口内の樹脂管との突き当たり壁 ２０ 複合樹脂管 ２１ 樹脂
管２０の内層 ２２ 樹脂管２０の外層
手１０の中間層 １２ 管継手１０の内層 １３ 管継
手１０の外層 １４ 管継手１０の受け口 １５ 受け口内の樹脂管との突き当たり壁 ２０ 複合樹脂管 ２１ 樹脂
管２０の内層 ２２ 樹脂管２０の外層
Claims (3)
- 【請求項１】 ポリエチレン樹脂層の内外面に塩化ビニ
ル樹脂層を形成し、端部内面の前記塩化ビニル樹脂層に
接続樹脂管を受け入れる受け口を設け、該受け口の奥部
に接続樹脂管の突き当たり壁を設けたことを特徴とする
樹脂複合管継手。 - 【請求項２】 前記受け口に、外層が塩化ビニル樹脂層
で内層がポリエチレン樹脂層からなる複合管を挿入して
接着剤によって接合することを特徴とする請求項１記載
の樹脂複合管継手。 - 【請求項３】 前記塩化ビニル樹脂層は、塩化ビニル樹
脂基材にゴム系の可塑剤を混合した樹脂からなる請求項
１ないし２記載の樹脂複合管継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3055797A JPH10227386A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 樹脂複合管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3055797A JPH10227386A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 樹脂複合管継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10227386A true JPH10227386A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12307116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3055797A Pending JPH10227386A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 樹脂複合管継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10227386A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008281167A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Evuc Kk | 両端部に継手部を有する合成樹脂製管 |
| JP2012057724A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ガス輸送用可撓管 |
| JP2014080864A (ja) * | 2014-02-12 | 2014-05-08 | Sekisui Jushi Co Ltd | 道路用標示体 |
| JP2019095047A (ja) * | 2017-11-17 | 2019-06-20 | 積水化学工業株式会社 | 多層管の接続方法 |
| JP2019095048A (ja) * | 2017-11-17 | 2019-06-20 | 積水化学工業株式会社 | 多層管の接続方法 |
| JP2020165528A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | 積水化学工業株式会社 | 管継手および配管システム |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP3055797A patent/JPH10227386A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008281167A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Evuc Kk | 両端部に継手部を有する合成樹脂製管 |
| JP2012057724A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ガス輸送用可撓管 |
| JP2014080864A (ja) * | 2014-02-12 | 2014-05-08 | Sekisui Jushi Co Ltd | 道路用標示体 |
| JP2019095047A (ja) * | 2017-11-17 | 2019-06-20 | 積水化学工業株式会社 | 多層管の接続方法 |
| JP2019095048A (ja) * | 2017-11-17 | 2019-06-20 | 積水化学工業株式会社 | 多層管の接続方法 |
| JP2020165528A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | 積水化学工業株式会社 | 管継手および配管システム |
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