JPH10226266A - 脱着可能なコンテナを有する車両の油圧カプラ自動接続装置 - Google Patents

脱着可能なコンテナを有する車両の油圧カプラ自動接続装置

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JPH10226266A
JPH10226266A JP3222297A JP3222297A JPH10226266A JP H10226266 A JPH10226266 A JP H10226266A JP 3222297 A JP3222297 A JP 3222297A JP 3222297 A JP3222297 A JP 3222297A JP H10226266 A JPH10226266 A JP H10226266A
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JP
Japan
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container
hydraulic
coupler
female
chassis
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Pending
Application number
JP3222297A
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English (en)
Inventor
Kaneo Komagome
金男 駒込
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HIGASHIHOTSUKAIDOU ISUZU JIDOS
HIGASHIHOTSUKAIDOU ISUZU JIDOSHA KK
Original Assignee
HIGASHIHOTSUKAIDOU ISUZU JIDOS
HIGASHIHOTSUKAIDOU ISUZU JIDOSHA KK
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Filing date
Publication date
Application filed by HIGASHIHOTSUKAIDOU ISUZU JIDOS, HIGASHIHOTSUKAIDOU ISUZU JIDOSHA KK filed Critical HIGASHIHOTSUKAIDOU ISUZU JIDOS
Priority to JP3222297A priority Critical patent/JPH10226266A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車台上にコンテナを着脱可能に積載できるよ
うにした車両において、車台側の油圧源に連なる油圧回
路と、コンテナ側の油圧機器に接続される油圧回路と
が、コンテナの積載により自動的に接続できるようにす
る。 【解決手段】 車台上の傾動フレームFに、車台側の油
圧回路に接続される雌カプラCfを接続状態保持手段H
により接続可能状態に設け、一方コンテナCの底面に、
コンテナ側の油圧回路に接続される雄カプラCmを設
け、コンテナCの傾動フレームF上への積載時に、雄カ
プラCmを、雌カプラCfに自動的に接続させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱着可能なコンテ
ナを有する車両において、車台側の、油圧源に連なる油
圧回路と、コンテナ側の油圧駆動機器に連なる油圧回路
とをコンテナの積み卸し作動に関連して自動的に接続・
離脱できるようにした、脱着可能なコンテナを有する車
両の油圧カプラ自動接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来車台上に、コンテナを脱着可能に積
載できるようにした車両は良く知られている(たとえば
特公昭56−6890号公報参照)。
【0003】ところでかかる車両において、車台側に走
行エンジンにより駆動される油圧ポンプ等の油圧源に連
なる油圧回路を設ける一方コンテナ側に油圧モータ、油
圧シリンダ等の油圧駆動機器に連なる油圧回路を設け、
コンテナが車台上に積載されるときは、それら油圧源と
油圧駆動機器との間の油圧回路を接続状態に保持し、ま
たコンテナが車台より卸されるときは、前記油圧回路の
接続状態を解除する必要があるが、従来では、コンテナ
の車台への積み卸しの都度、作業員が油圧回路の途中に
接続される油圧カプラの接続・分離操作を手動により行
なうようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが作業員による
前記油圧回路の接続・離脱操作は、労力と時間とを要し
て非能率的であるばかりでなく操作忘れを招くことがあ
るという課題がある。
【0005】本発明はかかる事情にかんがみてなされた
もので、コンテナが車体上に積載されると、前記油圧回
路の油圧カプラは自動的に接続され、またコンテナが車
台より卸されるときは、前記油圧カプラは自動的に分離
されるようにして、前記課題を解決してなる、新規な脱
着可能なコンテナを有する車両の油圧カプラ自動接続装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、本
発明は、車台上にコンテナを脱着可能に搭載し、車台側
の油圧ポンプ等の油圧源に連通される油圧源側油圧回路
と、コンテナ側の油圧駆動機器に連通される油圧駆動機
器側油圧回路とを油圧カプラを介して接続し、前記油圧
源からの作動油を前記油圧駆動機器に送給できるように
した、脱着可能なコンテナを有する車両において、前記
油圧カプラは、抜差自在に接続される雌、雄カプラより
なり、それらの何れか一方を車台側に、またその他方を
コンテナ側にそれぞれ設け、前記コンテナが車台上に積
載されるとき、前記雌、雄カプラが自動的に接続され、
またコンテナが車台から卸されるとき、前記雌、雄カプ
ラが自動的に離脱されるように、前記雌カプラには、該
雌カプラを接続可能状態に保持する、カプラ接続状態保
持手段が設けられており、これにより人手を煩わすこと
なしに、車台上へのコンテナの積み卸しに応じて油圧回
路の油圧カプラを自動的に接続あるいは分離することが
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例について説明する。
【0008】この実施例は、本発明を、堆肥運搬・散布
車両に実施した場合であって、図1は、本発明装置を備
えた堆肥運搬・散布車両のコンテナ搭載状態を示す側面
図、図2は、その堆肥運搬・散布車両のコンテナ卸ろし
状態を示す側面図、図3は、その堆肥運搬・散布車両の
コンテナのダンプ時の状態を示す側面図、図4は、図1
の4矢視の、油圧カプラの接続状態を示す拡大断面図、
図5は油圧カプラの分離状態を示す拡大断面図、図6
は、油圧カプラの単体の要部縦断側面図、図7は、油圧
回路である。
【0009】堆肥運搬・散布車両Vの車台1上には、傾
動フレームFが後方に傾動できるように支持される。こ
の傾動フレームFは、車台1の後端に起伏自在に軸支2
される起伏フレーム3と、この起伏フレーム3の先端に
前後方向に屈曲自在に連結5される伸縮フレーム4とよ
り構成され、さらにこの伸縮フレーム4は、案内部材6
にL字状の摺動部材7を摺動自在に嵌合し、それらの間
にスライドシリンダ8を連結して構成されている。
【0010】前記傾動フレームFの上端部すなわち摺動
部材7の上端部にはフック9が車台1の前後方向に揺動
自在に軸支されており、このフック9と前記摺動部材7
間には、開閉シリンダ11が連結され、この開閉シリン
ダ11の伸縮作動により前記フック9を車台1の前後方
向に揺動させることができ、このフック9に、前記傾動
フレームF上に積載し得るコンテナCの前壁に設けた係
合部材12が係脱される。
【0011】車台1と傾動フレームF間には、リフトシ
リンダ13が連結され、このリフトシリンダ13の伸縮
作動によって傾動フレームFは後述するように後方に屈
曲し、あるいは後方に傾動できるようになっている。前
記起伏フレーム3の枢支2部と同軸上に案内ローラ10
が転動自在に軸支されており、この案内ローラ10上を
前記コンテナCが移動できるようになっている。
【0012】前記コンテナCの底面と傾動フレームF間
には、それらを一体に結合し、あるいはそれらを離脱す
るための係脱機構Eが設けられる。この係脱機構Eは、
コンテナCの底面に固着される係合鈎14と、傾動フレ
ームFに設けられ、前記係合鈎14と係脱し得る被係合
鈎15とより構成されており、コンテナCが傾動フレー
ムF上に引上げられたとき、係合鈎14が被係合鈎15
に係合でき、またコンテナCが傾動フレームF上を滑り
降りるとき、係合鈎14は被係合鈎15から離脱できる
ようになっている。
【0013】車台1の前部には走行用エンジンEnが支
持されており、このエンジンEnの出力軸は、プロペラ
軸Pおよびデフ装置Dを介して前部後車輪W1 に連結さ
れ、該前部後車輪W1 を強制回転駆動される。
【0014】前記エンジンEnには、動力取出装置(P
TO)を介して車台1に支持される油圧源すなわち油圧
ポンプPoが駆動されるようになっており、この油圧ポ
ンプPoにより、車台1側の、前記スライドシリンダ
8、開閉シリンダ11、リフトシリンダ13の外、後述
するコンテナC側のビータモータ22、ゲートシリンダ
28、コンベアモータ35等の油圧駆動機器が駆動され
る。
【0015】コンテナCの開放後面の上部には、ビータ
ーBが上下方向に開閉自在にヒンジ連結17され、伸縮
シリンダ18の伸縮作動によりヒンジ連結17部回りに
上下方向に開閉可能である。前記ビーターBは、ビータ
ー本体19内に攪拌羽根を設けた駆動軸20と、同じく
攪拌羽根を設けた従動軸21が上下に間隔をあけて回転
可能に支持されており、前記駆動軸20はビータモータ
22により駆動され、また従動軸21は、その駆動軸2
0に連動機構23を介して連動されるようになってい
る。
【0016】なお、大型車の場合のみビーターBは、伸
縮シリンダ18により開閉可能とされるが、中型車以下
の場合には伸縮シリンダ18はなく、ビータBはコンテ
ナCに固定されている。このビーターBは従来公知のも
のであるのでその詳細な説明を省略する。
【0017】また前記ビーターBの前方において、コン
テナCの後部には、このコンテナCの開放後面を開閉し
得るパワーゲートGが装備される。このパワーゲートG
は、コンテナCの上部に上下方向に揺動可能に軸支26
されるアーム25と、その先端に支持されて、コンテナ
Cの開口後部を開閉するゲート本体27と、アーム25
の途中とコンテナCの上部との間に連結されるゲートシ
リンダ28とを備え、このゲートシリンダ28の伸縮作
動によりゲート本体27は、上下動可能であり、コンテ
ナCの開放後面を開閉することができる。なお、このパ
ワーゲートGも従来公知のものであるので、その詳細な
説明を省略する。
【0018】さらにコンテナCの床面には、コンベアC
vが装備されており、このコンベアCvは、コンベアモ
ータ35によりチエン駆動機構を介して車両の前後方向
に移動駆動される。なお、このコンベアCvも従来公知
のものであるので、その詳細な説明を省略する。
【0019】図1に示すように、傾動フレームFが車台
1上に伏倒されていて、その上にコンテナCが積載され
ている状態では、この堆肥運搬・散布車両Vは走行姿勢
にあり、コンテナC内に堆肥を収容して運搬する堆肥運
搬用として、また図1鎖線に示すように、パワーゲート
Gを上昇し、ビーターBおよびコンベアCvを作動して
コンテナC内の堆肥を散布する堆肥散布用として使用さ
れる。
【0020】また図2に示すように、コンテナCを地上
に卸すには、スライドシリンダ8を収縮してL字状の摺
動部材7を後方に収縮移動してその後部を車台1より後
方に突出させる。これによりコンテナCの重心が車台1
の後方に移動するとともに係脱機構Eが係合解除される
ので、コンテナCと、傾動フレームFとの連結が断たれ
る。この状態よりリフトシリンダ13を伸長作動すれ
ば、伸縮フレーム4は連結5点回りにく字状に屈曲して
コンテナCをその自重により案内ローラ10上を滑らせ
地上に卸すことができる。そしてフック9を係合部材1
2より離脱すれば、コンテナCを車台1より分離するこ
とができる。
【0021】また地上に卸されたコンテナCを車台1上
に積載するには前記と逆の操作を行なえばよい。
【0022】また図3に示すように、コンテナCを車台
1上に積載したまま、これをダンプすることもできるも
のであってこの場合、コンテナCを傾動フレームFに結
合したままリフトシリンダ13を伸長作動すると傾動フ
レームFは屈折することなく後方に傾動し、その上のコ
ンテナCも傾動してコンテナC内の堆肥等の積載物を排
出することができる。またコンテナCを車台1上に伏倒
するには、前記と逆の操作を行なえばよい。
【0023】図1に示すようにコンテナCが傾動フレー
ムFを介して車台上に搭載されている状態では、車台1
側に設けられる油圧源たる油圧ポンプPoに連なる油圧
回路と、コンテナC側に設けられる油圧駆動機器たるビ
ータモータ22、ゲートシリンダ28、コンベアモータ
35等に連なる油圧回路とが、後述する油圧カプラCp
の接続により油圧的に接続されて、それらの油圧駆動機
器に作動油を供給することができ、図2に示すようにコ
ンテナCが車台1から卸された状態では、前記油圧カプ
ラCpの接続解除(分離)により、前記油圧駆動機器へ
の作動油の供給が遮断されるようになっている。
【0024】次に前記油圧カプラCpの構造を、主に図
4〜6を参照して説明するに、前記油圧カプラCpは、
雌カプラCfと、雄カプラCmとより構成されており、
雌カプラCfは、傾動フレームF上に後述する接続状態
保持手段Hを介して取り付けられていて、車台1側の、
油圧ポンプPoに接続される油圧回路の送油管61に接
続されており、一方雄カプラCmは、コンテナCの底面
にブラケット58を介して取り付けられてコンテナC側
の油圧回路の給油管68に接続されている。
【0025】次に雌カプラCfと雄カプラCmとよりな
る前記油圧カプラCpの構造を図6を参照して説明する
に、この油圧カプラCpは従来公知の構造のものであっ
て、前記雌カプラCfは、内部に油通路41を形成した
中空円筒状の雌カプラ本体40の外周前部に、外周面に
ローレットを刻設したスリーブ42が摺動自在に嵌合さ
れており、このスリーブ42は、雌カプラ本体40の外
周とそのスリーブ42の内周間に介在した圧縮ばね43
の弾発力により、その前面が雌カプラ本体40の前端に
設けたストッパリング44に当たるまで前方に移動する
ように付勢され、スリーブ42の前面内周縁には、断面
円弧状の周溝45が形成されている。また雌カプラ本体
40の前部には、ロックボール46が設けられており、
このロックボール46は図6に示すようにスリーブ42
が前方に移動したとき、その内周面によって雌カプラ本
体40の内周面より内方に突出され、また後方(左方)
に移動したとき、前記周溝45に係合してその内周面よ
り没入される。さらに雌カプラ本体40内には、弁体4
7と、この弁体47を閉弁位置に付勢して、油通路41
を遮断する弁ばね48とが設けられる。さらに雌カプラ
Cfの前部内周面には、Oリング49が嵌着されてお
り、このOリング49は、前記雄カプラCmの接続時に
それら間を油密に封緘する。
【0026】一方雄カプラCmは、内部に油通路51を
形成した中空円筒状の雄カプラ本体50を備え、その前
部外周面には、前記ロックボール46の嵌合し得る断面
半円状の周溝52が形成されており、またその内部には
弁体53と、この弁体53を閉弁位置に付勢して油通路
51を遮断する弁ばね54とが設けられる。
【0027】図4,5に示すように、前記雌カプラCf
は、車台1上の傾動フレームF上に、後述する接続状態
保持手段Hを介して取り付けられ、一方雄カプラCm
は、前記コンテナCの底面にブラケット58を介して取
り付けられる。そして傾動フレームF上にコンテナCが
積載されて所定の走行位置に設置されると、雌カプラC
fに、雄カプラCmが嵌入接続される。
【0028】前記接続状態保持手段Hは、図5に示すよ
うに雌カプラCfのスリーブ42を後退位置(左方位
置)に保持して雄カプラCmを自動的に接続できるよう
に接続可能な状態に保持するためのものであって、傾動
フレームFにカプラ保持枠60が固着され、このカプラ
保持枠60により雌カプラCfが、その接続側を車台1
の後方に向けて支持される。雌カプラCfに接続される
送油管61は、カプラ保持枠60より車台1の前方に延
長されて、前記油圧ポンプPoに油圧回路を介して接続
される(図7参照)。送油管61の内端に固着したフラ
ンジ62とカプラ保持枠60の前壁63間には、圧縮ば
ね65が縮設されており、このばね65の弾発力は、送
油管61を雌カプラCfとともに後方(図5、右方)に
移動するように付勢して、そのスリーブ42の外端面を
カプラ保持枠60の後端面に設けたストッパ部64に衝
接させる。そして圧縮ばね65の弾発力とストッパ部6
4との協働により、カプラ保持枠60に支持される雌カ
プラCfは、図5に示すようにそのスリーブ42が後退
位置(図5左方位置)に保持され、これによりロックボ
ール46は周溝45に係合して雌カプラ本体40の内周
面より没入して、この雌カプラCfは雄カプラCmを接
続できる状態に保持される。
【0029】一方接続側を前方(図5、左方)に向けた
雄カプラCmの後部には、前記油圧駆動機器に連通され
る給油管68が接続されており、この給油管68の端部
には、フランジ69が固着され、このフランジ69はコ
ンテナCの下面に一体に垂下した前記ブラケット58に
固着されている。
【0030】コンテナCが傾動フレームF上にその後方
より積載されて、図1に示すように所定の走行位置に設
置されると、前記雌、雄カプラCf,Cmは自動的に接
続されて、給油管68と送油管61とが連通接続され、
車台1側の油圧源すなわち油圧ポンプPoに連なる油圧
回路は、コンテナC側の油圧駆動機器に連なる油圧回路
に連通接続される。いまコンテナCが地上より傾動フレ
ームF上に積載されてその前方に移動する過程で、雄カ
プラCmの雄カプラ本体50は、雌カプラCfの雌カプ
ラ本体40内に挿嵌される。このとき雌カプラCfのス
リーブ42は後退位置に保持されているので、雄カプラ
本体50は難なく雌カプラ本体40に挿嵌可能である。
そしてその過程で弁体47,53同士が衝合して開弁方
向に移動され、それらは開弁されて油通路41,51は
連通状態とされ、さらに雌カプラ本体40は、スリーブ
42に対して圧縮ばね65の弾発力に抗して後退(図
4、左方)し、これにより雄カプラ本体50の周溝52
にロックボール46が係合して雌、雄油圧カプラCf,
Cmは接続状態に保持される。
【0031】また図4においてコンテナCを傾動フレー
ムFより卸すべく右方に移動すれば、スリーブ42の前
端はカプラ保持枠60のストッパ部64に係合されて図
5、右方への移動が抑止されたまま雌、雄カプラ本体4
0,50が接続状態のまま右方へ移動する。これにより
ロックボール46が周溝45に係合して雄カプラCm
は、雌カプラCfから自動的に分離可能となる。そして
雌カプラCfは、圧縮ばね65の弾発力により右方に押
し出されて図5の状態に保持され、雌、雄カプラCf,
Cmの弁体47,53はそれぞれ閉弁される。
【0032】図7には、油圧回路の全体が示される。油
圧源たる油圧ポンプPoは、互いに並設される、2つの
油圧ポンプPo1 ,Po2 よりなり、一方の油圧ポンプ
Po 1 と油タンクTとを接続する油圧回路には、二方電
磁弁よりなる第1切換弁71、車台側油圧機器作動用の
第1弁ユニット72およびコンテナ側油圧機器作動用の
第2弁ユニット73とが直列に接続されており、第1弁
ユニット72は、2つの3位置電磁弁よりなる切換制御
弁74,75を備えており、一方の切換制御弁74は、
前記リフトシリンダ13に、また他方の切換制御弁75
は、前記スライドシリンダ8にそれぞれ接続されてい
る。切換制御弁74および75と、リフトシリンダ13
およびスライドシリンダ8間は通常のジョイント76,
76により接続される。そして前記切換制御弁74およ
び75の切換制御によればリフトシリンダ13およびス
ライドシリンダ8を伸縮作動させることができる。また
第2弁ユニット73は、2つの3位置電磁弁よりなる切
換制御弁77,78を備えており、一方の切換制御弁7
7は、前記ビータモータ22に、また他方の切換制御弁
78は、前記ゲートシリンダ28にそれぞれ接続されて
いる。而して前記切換制御弁77とビータモータ22間
および前記切換弁78とゲートシリンダ28間にはそれ
ぞれ前記油圧カプラCp,Cpが接続されており、コン
テナCの傾動フレームFへの積載時にそれらの油圧カプ
ラCp,Cpが接続される。そして前記切換制御弁77
の切換制御によりゲートシリンダ28を伸縮作動し、ま
た切換弁78の切換制御によりビータモータ22を正逆
回転作動させることができる。さらに前記他方の油圧ポ
ンプPo2 は、3位置電磁弁よりなる第2切換弁79を
介して前記コンベアモータ35に接続されている。そし
て第2切換弁79の切換制御によりコンベアモータ35
を正逆回転作動させることができる。而してこの切換制
御弁79とコンベアモータ35間にも前記油圧カプラC
pが接続されており、コンテナCの傾動フレームFへの
積載時に、この油圧カプラCpが接続される。なお、複
数の雌カプラCf…は、前記カプラ保持枠60に並列し
て取り付けられ、またそれらに対応する複数の雄カプラ
Cm…は、前記ブラケット58に並列して取り付けられ
る。なお、図7において、伸縮シリンダ18(大型車の
み装備)を作動するための油圧回路は省略されている。
【0033】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば前記実
施例では、本発明を堆肥運搬・散布車両に実施した場合
を説明したが、これを他の車両にも実施することができ
ることは勿論であり、また前記実施例では、コンテナの
車台に対する積み卸し時に、コンテナの前後作動を利用
してし油圧カプラを自動接続・離脱させるようにしてい
るが、コンテナをクレーン等の荷揚機器により吊り上げ
ることにより、そのコンテナの車台に対する積み卸しを
行ない、その際のコンテナの上下作動を利用して油圧カ
プラを自動接続・離脱させるようにしてもよい。さらに
前記実施例では、雌カプラを車台上の傾動フレームに、
また雄カプラをコンテナに設けているが、雌カプラをコ
ンテナに、雄カプラを傾動フレームに設けてもよく、雌
カプラは傾動フレームに設ける代わりに車台に設けるよ
うにしてもよい。また油圧カプラ自体は、従来公知の他
の同効のものに代えてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車台上に
コンテナを積載すれば、油圧カプラが自動的に接続され
て車台側の油圧源に連なる油圧回路と、コンテナ側の油
圧機器に連なる油圧回路とを接続してその油圧機器を作
動することができ、また車台上よりコンテナを卸せば油
圧カプラは自動的にその接続が解除されるので、コンテ
ナの脱着の都度油圧カプラの着脱作業を手動により行な
うようにしていた従来のものに比べて作業能率を大幅に
向上させることができ、また油圧カプラの接続・離脱の
操作忘れのおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を備えた堆肥運搬・散布車両のコン
テナ搭載状態を示す側面図
【図2】堆肥運搬・散布車両のコンテナ卸ろし状態を示
す側面図
【図3】堆肥運搬・散布車両のコンテナダンプ時の側面
【図4】図1の4矢視の、油圧カプラの接続状態を示す
拡大断面図
【図5】油圧カプラの分離状態を示す拡大断面図
【図6】油圧カプラの単体の要部縦断側面図
【図7】油圧回路図
【符号の説明】
1・・・・・・車台 22・・・・・油圧駆動機器(ビーターモータ) 28・・・・・油圧駆動機器(ゲートシリンダ) 35・・・・・油圧駆動機器(コンベアモータ) C・・・・・・コンテナ Cf・・・・・雌カプラ Cm・・・・・雄カプラ Cp・・・・・油圧カプラ H・・・・・・接続状態保持手段 Po・・・・・油圧ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車台(1)上にコンテナ(C)を脱着可
    能に搭載し、車台側の油圧ポンプ(Po)等の油圧源に
    連通される油圧源側油圧回路と、コンテナ側の油圧駆動
    機器(22,28,35)に連通される油圧駆動機器側
    油圧回路とを油圧カプラ(Cp)を介して接続し、前記
    油圧源からの作動油を前記油圧駆動機器(22,28,
    35)に送給できるようにした、脱着可能なコンテナを
    有する車両において、 前記油圧カプラ(Cp)は、抜差自在に接続される雌、
    雄カプラ(Cf,Cm)よりなり、それらの何れか一方
    を車台側に、またその他方をコンテナ(C)にそれぞれ
    設け、前記コンテナ(C)が車台(1)上に積載される
    とき、前記雌、雄カプラ(Cf,Cm)が自動的に接続
    され、またコンテナ(C)が車台(1)から卸されると
    き、前記雌、雄カプラ(Cf,Cm)が自動的に離脱さ
    れるように、前記雌カプラ(Cf)には、該雌カプラ
    (Cf)を接続可能状態に保持する、カプラ接続状態保
    持手段(H)が設けられることを特徴とする、脱着可能
    なコンテナを有する車両の油圧カプラ自動接続装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002274249A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Shin Meiwa Ind Co Ltd 脱着車両の油圧カプラ自動接続装置
JP2011251655A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 Suzuken Kogyo Kk 脱着ダンプボディを備えた車両

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