JPH10225484A - 車椅子 - Google Patents

車椅子

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JPH10225484A
JPH10225484A JP9030852A JP3085297A JPH10225484A JP H10225484 A JPH10225484 A JP H10225484A JP 9030852 A JP9030852 A JP 9030852A JP 3085297 A JP3085297 A JP 3085297A JP H10225484 A JPH10225484 A JP H10225484A
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JP
Japan
Prior art keywords
wheelchair
gear
wheel
main wheel
hand
Prior art date
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Pending
Application number
JP9030852A
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English (en)
Inventor
Hiroshige Shindo
廣重 進藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子を使用する人の中で片手が不自由で普
通の車椅子を自分で動かすことのできない人に片手でも
走行でき、かつ不使用時には折り畳むことのできる車椅
子を提供する。 【解決手段】 左側主車輪3及び左側補助車輪5を回転
自在に取り付けた左側フレーム1と、右側主車輪4及び
右側補助車輪6を回転自在に取り付けた右側フレーム2
と、これらの両フレーム1、2を結合する折り畳み可能
な連結構造とを有する車椅子において、左側主車輪3及
び右側主車輪4のリム内側に内歯歯車11、12を設
け、左側フレーム1及び右側フレーム2にそれぞれ支持
され、中央部が折曲可能な継手21で連結されている駆
動軸15、16の一端に、内歯歯車11に噛み合う外歯
歯車17を取り付け、駆動軸の他端にクラッチ機構19
を介して内歯歯車12に噛み合う外歯歯車18を取り付
け、クラッチ機構19を操作する操作レバー31を車椅
子の手元部に設けた車椅子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片手が不自由な人
手も、他方の手で車輪を動かして直進することのできる
車椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常の車椅子は、両手が健常である人向
けに提供されているので、一方の車輪だけを回しても、
他方の車輪は駆動されないので車椅子は回転するだけで
前方には進まない。したがって、片手が不自由な人のた
めの車椅子は、もう一方の手だけで車輪を動かして車椅
子が前進するような構造としなければならない。
【0003】特開平7−51316号公報には、車椅子
の左右それぞれの車輪に車軸を設け、車椅子の骨組みの
間に軸受を設け、一方の車軸の一端には外周面歯車を設
け、他方の車軸の一端には軸方向の溝を設け、その溝に
噛み合う溝を内周面に有した摺動歯車を噛み合わせ、手
元連結レバーを操作することにより連結ワイヤー、バ
ネ、移動金具を介して摺動歯車を車軸の溝上を摺動させ
外周面歯車と噛み合わせ左右の車輪を連結した車椅子が
開示されている。
【0004】しかしながら、この車椅子は、両方の車輪
の車軸を歯車で連結しているため、折畳み式の車椅子に
は適用できず、不使用時に場所を取りすぎて、スペース
の有効利用ができないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、車椅子を使用する人の中で片手が不自由で
普通の車椅子を自分で動かすことのできない人に片手で
も走行でき、かつ不使用時には折り畳むことのできる車
椅子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、左側主車輪及び左側補助車輪を回転自在
に取り付けた左側フレームと、右側主車輪及び右側補助
車輪を回転自在に取り付けた右側フレームと、これらの
両フレームを結合する折り畳み可能な連結構造とを有す
る車椅子において、前記左側主車輪及び右側主車輪のリ
ム内側に内歯歯車を設け、前記左側フレーム及び右側フ
レームにそれぞれ支持され、中央部が折曲可能な継手で
連結されている駆動軸の一端に、前記内歯歯車の一方に
噛み合う外歯歯車を取り付け、前記駆動軸の他端にクラ
ッチ機構を介して前記内歯歯車の他方に噛み合う外歯歯
車を取り付け、前記クラッチ機構を操作する操作レバー
を車椅子の手元部に設けたものである。前記クラッチ機
構と操作レバーを、ワイヤーで連結することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施例
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実施例を
示す背面図、図2はその側面図である。本実施例では、
右手が不自由で、左手が健常である人用の車椅子の例を
示している。
【0008】これらの図において、1は左側フレーム、
2は右側フレーム、3は左側主車輪、4は右側主車輪、
5は左側補助車輪、6は右側補助車輪である。左右のフ
レーム1、2は図示していないが、折り畳み可能な機構
により連結されている。
【0009】左側主車輪3及び右側主車輪4はそれぞれ
軸受7、8により左側フレーム1及び右側フレーム2に
取り付けられており、両主車輪3、4には駆動用のホイ
ール9、10が設けられている。両主車輪3、4のリム
の内側には内歯歯車11、12が取り付けられている。
【0010】左側フレーム1及び右側フレーム2にはま
た軸受13、14によって第1駆動軸15及び第2駆動
軸16が取り付けられており、これらの駆動軸15、1
6には前記の内歯歯車11、12に噛み合う外歯歯車1
7、18が取り付けられている。第2駆動軸16と第1
駆動軸15との間にはクラッチ機構19及び連結軸20
が設けられており、第1駆動軸15と連結軸20は、車
椅子の幅方向のほぼ中央の位置で継手部21により連結
されており、回転力は伝達されるが、継手部21で折り
畳むことができるようになっている。継手部21は本実
施例では長方形の輪を直交するように組み合わせたもの
で示しているが、自在継手のような他の機構でも実現す
ることができ、要は回転力を伝達することができ且つ折
り畳めるものであればよい。
【0011】クラッチ機構19の詳細を図3及びそのA
−A断面図である図4に示す。図に示すように、第2駆
動軸には外歯リング22が固着され、連結軸20には内
歯リング23が軸方向に摺動自在に構成されている。内
歯リング23はキーなどにより、連結軸20に回転力を
伝達できる構成となっている。内歯リング23の外周に
はフランジ24が設けられていて、内歯リング23の外
側に、連結軸20に平行に配置されたガイド軸25、2
6に摺動自在に設けられた移動駒27、28のコ字状切
り欠きの間に位置するように配置されている。そして、
移動駒27、28は、通常は内歯リング23の内歯が外
歯リング22の外歯に噛み合うようにスプリング29、
30により弾性力が与えられている。移動駒27、28
の移動、すなわちスプリング29、30の弾性力に抗し
て内歯リング23が外歯リング22の噛み合いを外すた
めの移動は、左フレーム1の手元位置に取り付けたレバ
ー31を操作することにより行われ、レバー31と移動
駒27、28との間はフレキシブルワイヤー32で行わ
れるようになっている。これは、自転車のギヤチェンジ
やブレーキ操作用のワイヤーと同様の機構を用いること
により容易に実現できる。
【0012】図5は、レバー31の操作部分を示す斜視
図である。
【0013】以上の構成の車椅子は、一方の手のみ健常
で他方の手が不自由な人が一方の手で車輪のホイール9
を回して前進しようとするとき、レバー31を「連動」
の位置に操作すれば、ワイヤー32が緩められてスプリ
ング29、30の弾性力で連結駒27、28が図3の右
方向に移動し、内歯リング23が外歯リング22と噛み
合い、これにより連結軸20を介して第1駆動軸15と
第2駆動軸16が連結されることになり、左側主車輪3
の駆動力は右側主車輪4の伝達されて車椅子は前方に真
っ直ぐ進むことになる。
【0014】連動を外す場合は、レバー31を「分離」
の位置に操作すれば、ワイヤ32により内歯リング23
と外歯リング22の噛み合いが外れ、左側主車輪3と右
側主車輪4は通常の独立した動きとなる。
【0015】使用後に折り畳む場合は、第1駆動軸15
と連結軸20を連結している継手部21は自由に折れる
ため、折り畳みに何ら支障はない。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、車椅子を使用する人の
中で片手が不自由で普通の車椅子を自分で動かすことの
できない人に片手でも走行でき、かつ不使用時には折り
畳むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す背面図である。
【図2】 本発明の実施例を示す側面図である。
【図3】 クラッチ機構の詳細を示す拡大平面図であ
る。
【図4】 図3のA−A断面図である。
【図5】 レバーの操作部分を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 左側フレーム、2 右側フレーム、3 左側主車
輪、4 右側主車輪、5左側補助車輪、6 右側補助車
輪、7,8 軸受、9,10 ホイール、11,12
内歯歯車、13,14 軸受、15 第1駆動軸、16
第2駆動軸、17,18 外歯歯車、19 クラッチ
機構、20 連結軸、21 継手部、22外歯リング、
23 内歯リング、24 フランジ、25,26 ガイ
ド軸、27,28 移動駒、29,30 スプリング、
31 レバー、32 フレキシブルワイヤー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左側主車輪及び左側補助車輪を回転自在
    に取り付けた左側フレームと、右側主車輪及び右側補助
    車輪を回転自在に取り付けた右側フレームと、これらの
    両フレームを結合する折り畳み可能な連結構造とを有す
    る車椅子において、 前記左側主車輪及び右側主車輪のリム内側に内歯歯車を
    設け、前記左側フレーム及び右側フレームにそれぞれ支
    持され、中央部が折曲可能な継手で連結されている駆動
    軸の一端に、前記内歯歯車の一方に噛み合う外歯歯車を
    取り付け、前記駆動軸の他端にクラッチ機構を介して前
    記内歯歯車の他方に噛み合う外歯歯車を取り付け、前記
    クラッチ機構を操作する操作レバーを車椅子の手元部に
    設けたことを特徴とする車椅子。
  2. 【請求項2】 クラッチ機構と操作レバーをワイヤーで
    連結したことを特徴とする請求項1記載の車椅子。
JP9030852A 1997-02-14 1997-02-14 車椅子 Pending JPH10225484A (ja)

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JP9030852A JPH10225484A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 車椅子

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JP9030852A JPH10225484A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 車椅子

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JP9030852A Pending JPH10225484A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 車椅子

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006055630A (ja) * 2004-07-21 2006-03-02 Ehime Univ 車椅子および車椅子の操作部材
JP2010012010A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Ehime Univ 車椅子および車椅子の操作部材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006055630A (ja) * 2004-07-21 2006-03-02 Ehime Univ 車椅子および車椅子の操作部材
JP4729689B2 (ja) * 2004-07-21 2011-07-20 国立大学法人愛媛大学 車椅子および車椅子の操作部材
JP2010012010A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Ehime Univ 車椅子および車椅子の操作部材

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