JPH10224659A - 直交周波数分割多重伝送方式及びそれに用いる送受信装置 - Google Patents

直交周波数分割多重伝送方式及びそれに用いる送受信装置

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JPH10224659A
JPH10224659A JP9025501A JP2550197A JPH10224659A JP H10224659 A JPH10224659 A JP H10224659A JP 9025501 A JP9025501 A JP 9025501A JP 2550197 A JP2550197 A JP 2550197A JP H10224659 A JPH10224659 A JP H10224659A
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JP
Japan
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block
frequency
transmission
bandwidth
band
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Application number
JP9025501A
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English (en)
Inventor
Masanori Saito
正典 斉藤
Tetsuomi Ikeda
哲臣 池田
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JISEDAI DIGITAL TELE HOSO SYS
JISEDAI DIGITAL TELEVISION HOSO SYST KENKYUSHO KK
Original Assignee
JISEDAI DIGITAL TELE HOSO SYS
JISEDAI DIGITAL TELEVISION HOSO SYST KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送チャンネルの周波数帯域幅の取り得る値
と、隣接チャンネル間干渉を軽減するためのガードバン
ドの所要帯域幅が与えられた場合に、最適な周波数ブロ
ック帯域幅を決定して周波数資源を最大限有効利用す
る。 【解決手段】 周波数帯域幅の差Wを整数で割った値
Bと、伝送チャンネル帯域幅のうち任意の1つからガー
ドバンド幅を引いた値をBで割ったときの剰余Aの2種
類の値を求め、各周波数ブロックの周波数帯域幅の取り
得る値をpA+qB(pは0または1、qは0または正
の整数)によって与えられる値に限定し、各チャンネル
にはAを構成要素とするブロックが1個以上含まれるよ
うにする。伝送チャンネル帯域幅が6MHz、7MHz、8MHzの
場合、各ブロックの帯域幅を150kHzと500kHzの2種とす
ると、各伝送チャンネル帯域幅は500kHzブロックを11
個、13個、15個と150kHzブロックを1個用いて利用可能
な帯域幅を完全に使い切れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディジタル
テレビジョン放送の伝送方式に係り、特に直交周波数分
割多重(以下、OFDM(Orthogonal Frequency Divis
ion Multiplexing)と称する)方式によるディジタル変
復調処理によりデータ伝送を行う直交周波数分割多重伝
送方式(以下、OFDM伝送方式と称する)及びそれに
用いる送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テレビジョン放送サービスを
より一層充実させていくため、地上放送等でもディジタ
ル化の要望が高まりつつある。特に地上ディジタル放送
の伝送方式にあっては、マルチパス(放送においてはゴ
ースト)に強いOFDM伝送方式が有望視されている。
【0003】このOFDM伝送方式は、多数の搬送波を
用いるマルチキャリア変調方式の一種であり、送信信号
は数十ないし数千のディジタル変調波を加え合わせたも
のである。周波数軸上では、各搬送波周波数は等間隔に
並んでおり、OFDM信号の周波数スペクトルは全体と
して矩形に近い形となる。
【0004】OFDM伝送方式をテレビジョン放送に用
いる場合、信号全体を複数の部分に分け、各部分に異な
る機能あるいは異なる伝送特性を持たせる階層化が必要
となる場合がある。例えば、ある特定階層を低ビットレ
ートとする代わりに低C/N時でも受信可能とし、別の
階層を高ビットレートとする代わりに所要C/Nを高い
値とすることが望ましい場合が考えられる。また、利用
可能な伝送チャンネルの帯域幅に応じて、OFDM伝送
信号全体の周波数帯域幅を柔軟に設定可能な機能が必要
とされる場合もある。
【0005】上記のような要求条件を満たすために、従
来より、OFDMの信号伝送帯域を周波数軸上で複数の
周波数ブロックに分割し、各周波数ブロックごとに、例
えば誤り訂正方式、インタリーブ方式、各搬送波の変調
方式、伝送される情報の内容等をそれぞれ独立に設定可
能とし、さらに必要に応じてOFDM伝送信号を構成す
る周波数ブロックの個数を変更することにより、OFD
M伝送信号の周波数帯域幅を柔軟に設定可能とする方式
が検討されている。
【0006】しかしながら、従来のOFDM伝送方式に
あっては、上記周波数ブロックの周波数帯域幅を設定す
るに当たって、利用可能な周波数帯域を最大限有効に活
用するための周波数ブロック帯域幅設定方法、考慮対象
とすべき伝送チャンネル帯域幅が複数存在する場合の最
適な周波数ブロック帯域幅設定方法の2点について、ほ
とんど検討されていない。
【0007】特に、伝送チャンネルの周波数帯域幅の取
り得る値と、隣接チャンネル間干渉を軽減するためのガ
ードバンドの所要帯域幅が与えられた場合に、最適な周
波数ブロック帯域幅を決定する方法については、これま
で全く提案が行われていない。
【0008】従来のブロック帯域幅設定方法の1例とし
て、例えば考慮対象とすべき伝送チャンネル帯域幅が6
MHz、7MHz、8MHzの3種類、ガードバンドの
所要帯域幅が350kHzの場合を考える。
【0009】この場合、各チャンネルの利用可能な帯域
幅はそれぞれ5.65MHz、6.65MHz、7.6
5MHzの3種類となる。ブロック帯域幅としては、利
用可能帯域幅をできる限り有効に活用でき、さらに周波
数軸上のインタリーブ効果を考えてある程度以上大きな
値とすることが望ましい。
【0010】このため、従来では、例えば5.6MH
z、6.6MHz、7.6MHzの最大公約数として、
ブロック帯域幅を100kHzとする等の方法が考えら
れている。しかしながら、この方法では、以下のような
問題点がある。
【0011】(1)ブロック帯域幅を比較的小さな値に
設定しても、各チャンネルの利用可能な帯域幅を全て有
効に使いきることは困難である。
【0012】(2)各周波数ブロックごとに周波数イン
タリーブを行う場合、地上ディジタル放送においては、
100kHz程度のブロック帯域幅では十分なインタリ
ーブ効果が得られない可能性が大きい。
【0013】(3)ブロック帯域幅を小さな値にするほ
ど、OFDM伝送信号は多くの周波数ブロックに区切ら
れ、送受信装置が複雑になる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来からOFDMの信号伝送帯域を周波数軸上で複数の周
波数ブロックに分割し、各周波数ブロックごとに変調方
式等をそれぞれ独立に設定可能とし、さらに必要に応じ
てOFDM伝送信号の周波数帯域幅を柔軟に設定可能と
する方式が検討されているが、利用可能な周波数帯域を
最大限有効に活用しつつ、考慮対象とすべき伝送チャン
ネル帯域幅が複数存在する場合の最適な周波数ブロック
帯域幅を設定することに関してほとんど検討されていな
い。
【0015】特に、伝送チャンネルの周波数帯域幅の取
り得る値と、隣接チャンネル間干渉を軽減するためのガ
ードバンドの所要帯域幅が与えられた場合に、最適な周
波数ブロック帯域幅を決定する方法については、これま
で全く提案が行われていない。
【0016】本発明の課題は、上記の問題を解決し、伝
送チャンネルの周波数帯域幅の取り得る値と、隣接チャ
ンネル間干渉を軽減するためのガードバンドの所要帯域
幅が与えられた場合に、最適な周波数ブロック帯域幅を
決定して周波数資源を最大限有効利用することが可能な
OFDM伝送方式を提供し、さらにはその方式を用いる
送信装置と受信装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のOFDM伝送方
式は、以下のように構成することで上記の課題を解決す
る。
【0018】(1)1つの伝送チャンネルで送られる複
数の搬送波を複数の周波数ブロックに分割し、各周波数
ブロックごとに誤り訂正方式、インタリーブ方式、各搬
送波の変調方式、伝送される情報の内容のうち少なくと
も1つをそれぞれ独立に設定し、伝送チャンネルの周波
数帯域幅の取り得る値をW、W、…、Wのm種
類、それぞれの周波数間隔をW−W(n−1)=W
(Wdは正の実定数、n=2、3、…、m)とし、隣接
チャンネル間干渉を軽減するためのガードバンドの所要
周波数帯域幅を1つの伝送チャンネル当たりGとし、隣
接した搬送波間の周波数間隔をfとしたとき、ガード
バンドの周波数帯域幅GがGに等しいかGより大き
な値となり、さらにW−G(kは1、2、…、mの中
から任意に選んだ整数)及びWの両方がfの整数倍
となるようにG及びfの値を定め、Wを丁度割り切
る任意の周波数帯域幅をB(WはBの整数倍)とし、
−Gの値をBで割り、商を整数としたときの剰余を
Aとし、B及びAを共にfの整数倍とし、前記各周波
数ブロックの周波数帯域幅の取り得る値をpA+qB
(pは0または1、qは0または正の整数)によって与
えられる値に限定し、各周波数ブロックの周波数帯域幅
をpA+qBの形で表現したとき、Aが非零の場合に
は、1つの伝送チャンネルの中に、p=1となる周波数
ブロックが必ず1個以上含まれるようにする。
【0019】(2)(1)の構成において、前記の各周
波数ブロックの周波数帯域幅の取り得る値を前記AとB
に限定するようにする。
【0020】(3)(1)の構成において、前記の各周
波数ブロックの周波数帯域幅の取り得る値をA+BとB
に限定するようにする。
【0021】(4)(1)、(2)、(3)のいずれか
の構成において、各周波数ブロックの周波数帯域幅をp
A+qB(pは0または1、qは0または正の整数)の
形で表現したとき、p=1となる周波数ブロックの数が
1つの伝送チャンネルの中で1個であるようにする。
【0022】(5)(4)の構成において、各周波数ブ
ロックの周波数帯域幅をpA+qB(pは0または1、
qは0または正の整数)の形で表現したとき、p=1と
なる周波数ブロックを基本ブロック、p=0となる周波
数ブロックを帯域拡張用ブロックと定義し、受信機の動
作を制御するために送信側から受信側へ送られる制御情
報に、各伝送チャンネルにおける周波数ブロックの構
成、各周波数ブロックで伝送される情報の内容、各周波
数ブロックにおける誤り訂正方式、インタリーブ方式、
各搬送波の変調方式に関する情報のうち少なくとも1つ
を含め、前記制御情報を基本ブロックのみに含め、帯域
拡張用ブロックには含めないようにする。
【0023】(6)(5)の構成において、前記基本ブ
ロックの周波数軸上での位置、その基本ブロックの各搬
送波の変調方式、その基本ブロックで用いられている誤
り訂正方式及びインタリーブ方式に関する情報を受信側
で既知とし、受信側で、前記帯域拡張用ブロックの復
調、デインターリーブ、誤り訂正復号に先立ち、まず前
記基本ブロックの復調、デインターリーブ、誤り訂正復
号を行うようにする。
【0024】(7)(5)の構成において、テレビジョ
ン放送に用いる場合には、前記基本ブロックの周波数帯
域幅を、前記テレビジョン放送の映像に付随する主音声
信号を伝送するのに十分な値とし、前記主音声信号を前
記基本ブロックのみを用いて伝送するようにする。
【0025】(8)(5)の構成において、前記伝送チ
ャンネル内で、信号伝送帯域の最も端に前記基本ブロッ
クを位置させるようにする。
【0026】(9)(1)に記載のOFDM伝送方式に
用いられる送信装置であっては、(5)に記載のOFD
M伝送方式で定義される基本ブロックに、各伝送チャン
ネルにおける周波数ブロックの構成、各周波数ブロック
で伝送される情報の内容、各周波数ブロックにおける誤
り訂正方式、インタリーブ方式、各搬送波の変調方式に
関する情報のうち少なくとも1つを含む制御情報を挿入
する基本ブロック生成手段と、被伝送情報を前記制御情
報に規定される方式に基づいて信号処理し、(5)に記
載のOFDM伝送方式で定義される帯域拡張用ブロック
に挿入する帯域拡張用ブロック生成手段と、前記基本ブ
ロック生成手段及び帯域拡張用ブロック生成手段の各出
力を合わせてOFDM信号を生成するOFDM信号生成
手段とを具備するようにする。
【0027】(10)(1)に記載のOFDM伝送方式
に用いられる受信装置であっては、受信されたOFDM
信号から(5)に記載のOFDM伝送方式で定義される
基本ブロックと帯域拡張用ブロックを分離するブロック
分離手段と、この手段で分離された基本ブロック内の、
各伝送チャンネルにおける周波数ブロックの構成、各周
波数ブロックで伝送される情報の内容、各周波数ブロッ
クにおける誤り訂正方式、インタリーブ方式、各搬送波
の変調方式に関する情報のうち少なくとも1つを含む制
御情報を取り出す制御情報取得手段と、この手段で取り
出された制御情報に基づいて前記ブロック分離手段で得
られた帯域拡張用ブロック内の情報を信号処理すること
で被伝送情報を得る被伝送情報取得手段とを具備するよ
うにする。
【0028】すなわち、本発明に係るOFDM伝送方式
では、伝送チャンネル帯域幅の差Wdを整数で割った値
Bと、対象とする伝送チャンネル帯域幅のうち任意の1
つからガードバンド幅を引いた値(任意のチャンネルの
利用可能帯域幅)をBで割ったときの剰余Aの2種類の
値を求め、各周波数ブロックの周波数帯域幅の取り得る
値を、pA+qB(pは0または1、qは0または正の
整数)によって与えられる値に限定するとともに、各チ
ャンネルには、剰余Aを構成要素とするブロックが必ず
1個以上含まれるようにする。
【0029】その結果、対象とする全ての伝送チャンネ
ル帯域幅において、各チャンネルの利用可能な帯域幅を
全て有効に使い切ることが可能となると同時に、各周波
数ブロックの周波数帯域幅を、十分な周波数インタリー
ブ効果が得られる値まで大きくすることができるように
なる。また、ブロック帯域幅を大きめの値に設定するこ
とにより、ブロック帯域幅を小さな値とした場合に比
べ、送受信装置を簡略化することができるようになる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0031】本実施形態では、説明を簡単にするため、
一例として、伝送チャンネル帯域幅の取り得る値が6M
Hz、7MHz、8MHzの3種類の場合を考える。こ
の場合、伝送チャンネル帯域幅の取り得る値は1MHz
間隔となっている。
【0032】ガードバンドは、隣接するチャンネル間の
相互干渉を軽減するための周波数帯域であり、伝送信号
としてOFDMを使用する場合、ガードバンド幅として
は、通常300kHz〜400kHz程度の値が用いら
れる。OFDMにおいては、所要のガードバンド幅は伝
送チャンネル帯域幅に依存しない。
【0033】本発明による周波数ブロック帯域幅の設定
方法においては、まず、各チャンネルの利用可能な帯域
幅(各チャンネルの帯域幅からガードバンド幅を引いた
値)、及び伝送チャンネル帯域幅の差の値が、両方とも
隣接する搬送波間の周波数間隔fdの整数倍となるよう
にガードバンド幅及びfを定める。上記の例では、例
えばガードバンドの所要帯域幅を350kHz、f
5kHzと定めると、各チャンネルの利用可能な帯域幅
は5.65MHz、6.65MHz、7.65MHzの
3種類となり、上記の条件を満足する。
【0034】次に、伝送チャンネル帯域幅の差の値を適
当な整数で割り、その結果をBとする。但し、Bはf
の整数倍となるように選ぶ。Bの値を定めるに当たって
は、想定する伝送路において十分な性能を得るための周
波数インターリーブの深さ、階層化を行う場合の所要階
層数等を考慮する必要がある。ここでは、十分なインタ
ーリーブ効果を得るためには約400kHz以上の深さ
が必要であると仮定する。本例におけるBの値として
は、1MHzを整数で割った値の中から400kHz以
上でf=5kHzの整数倍となるものを選び、例えば
500kHzと定める。
【0035】次に、各チャンネルの利用可能な帯域幅か
ら任意に1つを選び、その値をBで割って、商を整数と
したときの剰余の値をAとする。上記の例では、例えば
5.65MHzを500kHzで割ると、商は11、剰
余は150kHzとなるので、A=150kHzと定ま
る。各チャンネルの利用可能な帯域幅及びBの値が共に
の整数倍となっているので、Aの値もfの整数倍
となる。
【0036】本発明においては、各周波数ブロックの周
波数帯域幅の取り得る値を、pA+qB(pは0または
1、qは0または正の整数)によって与えられる値に限
定する。すなわち、上記の例では、各周波数ブロックの
帯域幅の取り得る値は、150p+500q[kHz]
(pは0または1、qは0または正の整数)に限定され
る。
【0037】図1は、本発明のOFDM伝送方式による
周波数ブロックの第1の構成例として、伝送チャンネル
帯域幅が6MHz、7MHz、8MHzの場合に、各周
波数ブロックの帯域幅に150kHzと500kHzの
2種類を用いた場合を示すものである。この場合、伝送
チャンネル帯域幅6MHz、7MHz、8MHzでは、
それぞれ500kHzブロックを11個、13個、15
個と、150kHzブロックを1個用いることにより、
利用可能な帯域幅を完全に使いきることができる。
【0038】図2は、本発明のOFDM伝送方式による
周波数ブロックの第2の構成例として、伝送チャンネル
帯域幅が6MHz、7MHz、8MHzの場合に、各周
波数ブロックの帯域幅に650kHzと500kHzの
2種類を用いた場合を示すものである。この場合、伝送
チャンネル帯域幅6MHz、7MHz、8MHzでは、
それぞれ500kHzブロックを10個、12個、14
個と、650kHzブロックを1個用いることにより、
利用可能な帯域幅を完全に使いきることができる。
【0039】図1と図2のどちらの場合においても、剰
余150kHzを構成要素とする周波数ブロックを1個
用いることにより、対象とする全ての伝送チャンネル帯
域幅において、利用可能な帯域幅を全て有効に使いきる
ことが可能となっている。
【0040】OFDM伝送方式において、信号伝送帯域
を複数の周波数ブロックに区切った場合には、誤り訂正
方式、インタリーブ方式、各搬送波の変調方式、伝送さ
れる情報の内容等を、各ブロックごとに独立に設定する
ことが可能である。そこで、これらの周波数ブロックを
複数種類とし、各設定内容に対応して複数の伝送モード
を設け、各モードを用途に応じて使い分けることができ
る。
【0041】このように周波数ブロックごとに伝送モー
ドを使い分ける場合には、どのモードが使用されている
かを受信機に知らせるための制御情報を送信側から受信
側へ送る必要がある。尚、制御情報は、各伝送チャンネ
ルにおける周波数ブロックの構成を指定する目的にも使
用することができる。
【0042】伝送モードの設定を各チャンネルごとに行
うとすると、制御情報はどれか1個の周波数ブロックで
伝送されていれば十分である。本発明で各周波数ブロッ
クの帯域幅をpA+qB(pは0または1、qは0また
は正の整数)の形で表現したとき、p=1となる周波数
ブロックを基本ブロック、p=0となる周波数ブロック
を帯域拡張用ブロックと定義すると、本発明において
は、1つの伝送チャンネルの中に必ず1個以上の基本ブ
ロックが含まれるので、制御情報の伝送には基本ブロッ
クを用いるのが最も適している。
【0043】この場合、受信側では、まず始めに基本ブ
ロックで伝送されている情報を復元し、制御情報の内容
からどの伝送モードが用いられているかを判断した後
に、他の周波数ブロックの受信を行うことになる。
【0044】図3は基本ブロックを用いて制御情報を伝
送する場合のブロック構成例を示すものである。図3に
おいて、基本ブロック(650kHz)では制御情報が
伝送され、帯域拡張用ブロック(500kHz)では映
像信号、音声信号、データサービス用の信号等が伝送さ
れる。尚、基本ブロックの伝送容量に余裕がある場合
は、図に示すように、制御情報以外に映像、音声、デー
タも伝送することが可能である。
【0045】一般に、ディジタルテレビジョン放送にお
いては、音声用の所要伝送容量は、映像用の所要伝送容
量よりはるかに少ない。そこで、本発明において基本ブ
ロックの帯域幅が主音声信号(テレビジョンの映像に付
随する音声信号)を伝送するのに十分な値であるとすれ
ば、基本ブロック1個だけを用いて主音声信号を送るこ
とができる。
【0046】例として、主音声信号の所要伝送容量を2
56kbit/secとし、図1及び図2と同じ数値を
用いてAとBの値をそれぞれ150kHzと500kH
zとして、基本ブロックにおける各搬送波の変調方式を
QPSK、誤り訂正符号の符号化率を1/2とする場合
を考える。
【0047】この場合、主音声信号の伝送には256〜
320kHz程度の帯域幅が必要となるので、基本ブロ
ックの帯域幅はA+B=650kHzとすればよい。受
信側では、この基本ブロックを受信するだけで主音声信
号が受信できるため、主音声信号だけの部分受信が容易
となる。
【0048】また、この基本ブロックを音声信号伝送専
用とすれば、このブロックをディジタル音声放送の伝送
信号と見なすこともでき、ディジタルテレビジョン放送
とディジタル音声放送の伝送方式を共通のものとして規
定することが可能となる。
【0049】図4は基本ブロックを主音声信号の伝送に
使用する場合のブロック構成例を示すものである。図4
において、基本ブロック(650kHz)では主音声信
号が伝送され、帯域拡張用ブロック(500kHz)で
は映像信号、多チャンネル音声用の付加音声信号、独立
音声信号、データサービス用の信号等が伝送される。
尚、基本ブロックの伝送容量に余裕がある場合は、図に
示すように、主音声信号以外に他の音声信号、映像、デ
ータも伝送することが可能である。
【0050】上記のように基本ブロックに他の周波数ブ
ロックとは異なる機能を持たせる場合は、受信側での基
本ブロックの識別を容易にするために、基本ブロックの
周波数軸上での位置を、各伝送チャンネル内の信号伝送
帯域の最も端(最も低周波数寄りあるいは最も高周波数
寄り)とすると都合がよい。
【0051】このように基本ブロックの位置を定めてお
けば、各伝送チャンネル内で基本ブロックが伝送される
周波数位置を予め指定しておかなくても、受信機は、信
号伝送帯域の最も端に位置する部分をまず始めに受信す
ることにより、基本ブロックを容易に捕捉することがで
きる。図3と図4に示す例では、どちらも基本ブロック
を伝送帯域の最も端に位置させる構成となっている。
【0052】上記のような本発明のOFDM伝送方式に
用いられる送信装置及び受信装置の実施形態について以
下に説明する。
【0053】図5は本発明による送信装置の一実施形態
として、基本ブロックを用いて制御情報を伝送する場合
のブロック回路構成を示すものである。
【0054】図5において、当該送信装置に入力された
映像、音声、データ等の番組情報は、誤り訂正符号化回
路51により誤り訂正符号化され、インタリーブ回路5
2によって適当なインタリーブを施されて帯域拡張用ブ
ロック送信データ変換回路53に供給される。
【0055】この帯域拡張用ブロック送信データ変換回
路53は、インタリーブ後のデータを一定のビット数ご
とに区切り、この一定のビット数ごとに複素数に変換す
る。何ビットごとに区切るか、及びビットパターンと変
換後の複素数値との対応は、各搬送波の変調方式により
定まる。
【0056】例えば各搬送波の変調方式がQPSKの場
合には、インタリーブ後のデータは2ビットごとに区切
られ、1+j、1−j、−1+j、−1−jの内いずれ
かの複素数値に変換される。これらの複素数値は各搬送
波の振幅と位相を表わす。
【0057】一方、当該送信装置に入力された制御情報
に対しても、誤り訂正符号化回路54、インタリーブ回
路55、基本ブロック送信データ変換回路56によっ
て、番組情報と同様な処理が行われる。さらに制御情報
は、誤り訂正符号化回路51、インタリーブ回路52、
帯域拡張用ブロック送信データ変換回路53へも供給さ
れ、誤り訂正方式、インタリーブ方式、変調方式として
どのような方式を使用するかについての制御を行う。
【0058】上記帯域拡散用ブロック、基本ブロック送
信データ変換回路53,56で得られた番組情報、制御
情報の送信データ(複素数値)は、共に逆離散フーリエ
変換(IDFT)回路57に供給される。
【0059】この逆離散フーリエ変換回路57は、各搬
送波周波数ごとに複素数値を受け取り、一定時間ごとに
時間軸上のサンプル値系列を出力する。このとき、逆離
散フーリエ変換回路57の入力においては、帯域拡張用
ブロック送信データ変換回路53から出力された複素数
値は、帯域拡張用ブロックに含まれる搬送波周波数に割
り当てられ、基本ブロック送信データ変換回路56から
出力された複素数値は、基本ブロックに含まれる搬送波
周波数に割り当てられる。
【0060】このようにして生成された時間サンプル値
系列はD/A(ディジタル/アナログ)変換回路58で
アナログ信号に変換され、低域通過フィルター59で不
要な高域成分が取り除かれてベースバンドOFDM信号
となり、さらに周波数変換回路60によって中間周波数
または無線周波数へアップコンバートされ、送信信号と
して出力される。
【0061】図6は本発明による受信装置の一実施形態
として、図5に示した基本ブロックを用いて制御情報を
伝送する送信装置に対応させた場合のブロック回路構成
を示すものである。
【0062】図6において、図示しない空中線系で受信
された中間周波数または無線周波数のOFDM信号は、
帯域通過フィルター61によって帯域外成分が除去され
た後、周波数変換回路62でベースバンドへダウンコン
バートされ、さらにA/D(アナログ/ディジタル)変
換回路63で標本化されてディジタルのサンプル値系列
に変換される。そのA/D変換出力は離散フーリエ変換
回路64へ供給される。
【0063】この離散フーリエ変換回路64は、ディジ
タルの時間サンプル値系列を、各搬送波周波数ごとの周
波数スペクトルに変換するものである。このスペクトル
は各搬送波の振幅と位相を表わす。離散フーリエ変換回
路64から出力された各搬送波周波数ごとのスペクトル
は、各搬送波が帯域拡張用ブロックに含まれるか基本ブ
ロックに含まれるかにより、帯域拡張用ブロック受信デ
ータ復調回路65または基本ブロック受信データ復調回
路68に供給される。
【0064】基本ブロック受信データ復調回路68は、
基本ブロックに含まれる各搬送波の周波数スペクトルか
ら、各搬送波の振幅と位相を推定し、基本ブロックで送
られた受信データの値を求めるものである。その受信デ
ータは、デインタリーブ回路69で送信側とは逆のデイ
ンタリーブが施され、誤り訂正復号回路70で誤り訂正
復号処理され、これによって制御情報が得られる。
【0065】尚、上記のように受信装置が、離散フーリ
エ変換後、まず基本ブロックを受信し、制御情報を復元
できるためには、基本ブロックの周波数軸上での位置、
基本ブロックの各搬送波の変調方式、基本ブロックで用
いられている誤り訂正方式、インタリーブ方式に関する
情報が、予め受信装置内に記憶されている必要がある。
【0066】復元された制御情報は、帯域拡張用ブロッ
ク受信データ復調回路65、デインタリーブ回路66、
誤り訂正復号回路67に供給され、各帯域拡張用ブロッ
クの復調方式、デインタリーブ方式、誤り訂正方式とし
てどのような方式を使用するかについての制御を行う。
【0067】帯域拡張用ブロック受信データ復調回路6
5、デインタリーブ回路66、誤り訂正復号回路67
は、帯域拡張用ブロックに含まれる各搬送波について、
基本ブロックと同様の処理を行い、番組情報を復元す
る。
【0068】上記構成による送信装置及び受信装置によ
れば、送信側で各帯域拡張用ブロックの復調方式、デイ
ンタリーブ方式、誤り訂正方式を示す制御情報を基本ブ
ロックに乗せて送信することができ、受信側で基本ブロ
ック内の制御情報から各帯域拡張用ブロックの復調方
式、デインタリーブ方式、誤り訂正方式を識別すること
ができる。
【0069】尚、図5と図6では、基本ブロックが制御
情報だけを伝送する構成としてあるが、基本ブロックの
伝送容量に余裕がある場合には、制御情報に加えて番組
情報も伝送可能であることは言うまでもない。
【0070】以上のように本実施形態によれば、対象と
する全ての伝送チャンネル帯域幅において、各チャンネ
ルの利用可能な帯域幅を全て有効に使いきるという条件
を満たしながら、各周波数ブロックの周波数帯域幅を柔
軟に設定することが可能となる。
【0071】すなわち、具体的には、各周波数ブロック
の周波数帯域幅を、十分な周波数インタリーブ効果が得
られる値まで大きくすることができる。また、ブロック
帯域幅を大きめの値に設定することにより、ブロック帯
域幅を小さな値とした場合に比べ、送受信装置を簡略化
することができる。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、伝送
チャンネルの周波数帯域幅の取り得る値と、隣接チャン
ネル間干渉を軽減するためのガードバンドの所要帯域幅
が与えられた場合に、最適な周波数ブロック帯域幅を決
定するアルゴリズムを与え、周波数資源を最大限有効利
用することが可能なOFDM伝送方式を提供し、さらに
はその方式を用いる送信装置と受信装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態において、OFDMの周
波数ブロック構成例として、各周波数ブロックの帯域幅
を150kHzと500kHzの2種類とした場合を示
す図。
【図2】 本発明の実施の形態において、OFDMの周
波数ブロック構成例として、各周波数ブロックの帯域幅
を650kHzと500kHzの2種類とした場合を示
す図。
【図3】 本発明において基本ブロックを用いて制御情
報を伝送する場合のブロック構成例を示す図。
【図4】 本発明において基本ブロックを用いて主音声
信号を伝送する場合のブロック構成例を示す図。
【図5】 本発明による送信装置の構成例を示す図。
【図6】 本発明による受信装置の構成例を示す図。
【符号の説明】
51…誤り訂正符号化回路 52…インターリーブ回路 53…帯域拡張用ブロック送信データ変換回路 54…誤り訂正符号化回路 55…インターリーブ回路 56…基本ブロック送信データ変換回路 57…逆離散フーリエ変換(IDFT)回路 58…D/A変換回路 59…低域通過フィルター 60…周波数変換回路 61…帯域通過フィルター 62…周波数変換回路 63…A/D変換回路 64…離散フーリエ変換回路 65…帯域拡張用ブロック受信データ復調回路 66…デインタリーブ回路 67…誤り訂正復号回路 68…基本ブロック受信データ復調回路 69…デインタリーブ回路 70…誤り訂正復号回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの伝送チャンネルで送られる複数の
    搬送波を複数の周波数ブロックに分割し、各周波数ブロ
    ックごとに誤り訂正方式、インタリーブ方式、各搬送波
    の変調方式、伝送される情報の内容のうち少なくとも1
    つをそれぞれ独立に設定し、 伝送チャンネルの周波数帯域幅の取り得る値をW、W
    、…、Wのm種類、それぞれの周波数間隔をW
    (n−1)=W(Wは正の実定数、n=2、3、
    …、m)とし、隣接チャンネル間干渉を軽減するための
    ガードバンドの所要周波数帯域幅を1つの伝送チャンネ
    ル当たりGとし、隣接した搬送波間の周波数間隔をf
    としたとき、 ガードバンドの周波数帯域幅GがGに等しいかG
    り大きな値となり、 さらにW−G(kは1、2、…、mの中から任意に選
    んだ整数)及びWの両方がfの整数倍となるように
    G及びfの値を定め、 Wを丁度割り切る任意の周波数帯域幅をB(WはB
    の整数倍)とし、 W−Gの値をBで割り、商を整数としたときの剰余を
    Aとし、 B及びAを共にfの整数倍とし、 前記各周波数ブロックの周波数帯域幅の取り得る値をp
    A+qB(pは0または1、qは0または正の整数)に
    よって与えられる値に限定し、 各周波数ブロックの周波数帯域幅をpA+qBの形で表
    現したとき、Aが非零の場合には、1つの伝送チャンネ
    ルの中に、p=1となる周波数ブロックが必ず1個以上
    含まれることを特徴とする直交周波数分割多重伝送方
    式。
  2. 【請求項2】 前記の各周波数ブロックの周波数帯域幅
    の取り得る値を前記AとBに限定することを特徴とする
    請求項1に記載の直交周波数分割多重伝送方式。
  3. 【請求項3】 前記の各周波数ブロックの周波数帯域幅
    の取り得る値をA+BとBに限定することを特徴とする
    請求項1に記載の直交周波数分割多重伝送方式。
  4. 【請求項4】 各周波数ブロックの周波数帯域幅をpA
    +qB(pは0または1、qは0または正の整数)の形
    で表現したとき、p=1となる周波数ブロックの数が1
    つの伝送チャンネルの中で1個であることを特徴とする
    請求項1、2及び3のいずれかに記載の直交周波数分割
    多重伝送方式。
  5. 【請求項5】 各周波数ブロックの周波数帯域幅をpA
    +qB(pは0または1、qは0または正の整数)の形
    で表現したとき、p=1となる周波数ブロックを基本ブ
    ロック、p=0となる周波数ブロックを帯域拡張用ブロ
    ックと定義し、 受信機の動作を制御するために送信側から受信側へ送ら
    れる制御情報に、各伝送チャンネルにおける周波数ブロ
    ックの構成、各周波数ブロックで伝送される情報の内
    容、各周波数ブロックにおける誤り訂正方式、インタリ
    ーブ方式、各搬送波の変調方式に関する情報のうち少な
    くとも1つを含め、 前記制御情報を基本ブロックのみに含め、帯域拡張用ブ
    ロックには含めないことを特徴とする請求項4に記載の
    直交周波数分割多重伝送方式。
  6. 【請求項6】 前記基本ブロックの周波数軸上での位
    置、その基本ブロックの各搬送波の変調方式、その基本
    ブロックで用いられている誤り訂正方式及びインタリー
    ブ方式に関する情報を受信側で既知とし、 受信側で、前記帯域拡張用ブロックの復調、デインター
    リーブ、誤り訂正復号に先立ち、前記前記基本ブロック
    の復調、デインターリーブ、誤り訂正復号を行うことを
    特徴とする請求項5に記載の直交周波数分割多重伝送方
    式。
  7. 【請求項7】 テレビジョン放送に用いられ、前記基本
    ブロックの周波数帯域幅を、前記テレビジョン放送の映
    像に付随する主音声信号を伝送するのに十分な値とし、
    前記主音声信号を前記基本ブロックのみを用いて伝送す
    ることを特徴とする請求項5に記載の直交周波数分割多
    重伝送方式。
  8. 【請求項8】 前記伝送チャンネル内において、信号伝
    送帯域の最も端に前記基本ブロックを位置させることを
    特徴とする請求項5に記載の直交周波数分割多重伝送方
    式。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の直交周波数分割多重伝
    送方式に用いられる送信装置であって、 請求項5に記載の直交周波数分割多重伝送方式で定義さ
    れる基本ブロックに、各伝送チャンネルにおける周波数
    ブロックの構成、各周波数ブロックで伝送される情報の
    内容、各周波数ブロックにおける誤り訂正方式、インタ
    リーブ方式、各搬送波の変調方式に関する情報のうち少
    なくとも1つを含む制御情報を挿入する基本ブロック生
    成手段と、 被伝送情報を前記制御情報に規定される方式に基づいて
    信号処理し、請求項5に記載の直交周波数分割多重伝送
    方式で定義される帯域拡張用ブロックに挿入する帯域拡
    張用ブロック生成手段と、 前記基本ブロック生成手段及び帯域拡張用ブロック生成
    手段の各出力を合わせてOFDM信号を生成するOFD
    M信号生成手段とを具備することを特徴とする送信装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の直交周波数分割多重
    伝送方式に用いられる受信装置であって、 受信されたOFDM信号から請求項5に記載の直交周波
    数分割多重伝送方式で定義される基本ブロックと帯域拡
    張用ブロックを分離するブロック分離手段と、 この手段で分離された基本ブロック内の、各伝送チャン
    ネルにおける周波数ブロックの構成、各周波数ブロック
    で伝送される情報の内容、各周波数ブロックにおける誤
    り訂正方式、インタリーブ方式、各搬送波の変調方式に
    関する情報のうち少なくとも1つを含む制御情報を取り
    出す制御情報取得手段と、 この手段で取り出された制御情報に基づいて前記ブロッ
    ク分離手段で得られた帯域拡張用ブロック内の情報を信
    号処理することで被伝送情報を得る被伝送情報取得手段
    とを具備することを特徴とする受信装置。
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