JPH10223756A - コンタクトホールの形成方法 - Google Patents

コンタクトホールの形成方法

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JPH10223756A
JPH10223756A JP2411697A JP2411697A JPH10223756A JP H10223756 A JPH10223756 A JP H10223756A JP 2411697 A JP2411697 A JP 2411697A JP 2411697 A JP2411697 A JP 2411697A JP H10223756 A JPH10223756 A JP H10223756A
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JP
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contact hole
film
sidewall
etching
insulating film
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JP2411697A
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Keiji Shinohara
啓二 篠原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リソグラフィー解像度を超える微細または高
アスペクト比のコンタクトホールを好適に形成できるコ
ンタクトホールの形成方法を提供する。 【解決手段】 所望のコンタクトホール径よりも大きな
開口部を有する多結晶シリコン膜3をシリコン酸化膜2
上に形成し、この開口部の内壁面に多結晶シリコン膜か
らなるサイドウォール8を形成する。次に、全面にアル
ゴン等をイオン注入してエッチング耐性の小さいダメー
ジ層9を形成する。このダメージ層9の膜厚は所望のコ
ンタクトホールの大きさに応じて定める。次に、ダメー
ジ層9を含むサイドウォール8および多結晶シリコン膜
3をマスクとしてシリコン酸化膜2をエッチングする。
このとき、シリコン酸化膜2のエッチング進行と共にダ
メージ層9も徐々にエッチングされてマスク領域が後退
するため、良好な順テーパ形状のコンタクトホール10
が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造に
用いられるコンタクトホールの形成方法に係り、特に、
ULSI(Ultra Large Scale Integrated Circuit)等の半
導体装置において、微細なコンタクトホールを形成する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置のデザインルールが益
々微細化するに伴い、シリコン酸化膜等の層間絶縁膜に
コンタクトホールを形成する際のパターンサイズも非常
に小さくなってきており、特にULSIの分野においては、
リソグラフィー工程における解像度を超えるような微細
なサイズのコンタクトホール(例えば、数μmの開口)
の形成が要求されている。
【0003】このような微細加工には、通常、RIE(Reac
tive Ion Etching)等の異方性ドライエッチングが使わ
れているが、最近のコンタクトホールの加工において
は、開口径が微細化すると同時に深さもより深くなって
きていることから、より高いアスペクト比が要求される
に至っている。このアスペクト比が高くなると、コンタ
クトホールの形状を適切に制御することが今まで以上に
困難となってくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ドライエッチングを用
いてコンタクトホールを形成する場合、その形状が逆テ
ーパ状(上部が狭く下部が広い形状)となるのは好まし
くない。逆テーパ状のコンタクトホールを形成した場合
には、これを後に金属プラグなどで埋め込んだときにボ
イドと呼ばれるスリット状の埋め込み不良が発生し、半
導体装置の特性が劣化したり、信頼性上の不良になるこ
とが考えられるからである。一方、順テーパ形状(上部
が広く下部が狭い形状)を形成した場合には、上記のよ
うな埋め込み不良は発生せず、良好な金属プラグが形成
されるものの、テーパの程度が大きすぎると、今度はコ
ンタクトホール底部の面積が小さくなってコンタクト抵
抗が大きくなるという別の問題が発生する。従って、コ
ンタクトホールの内壁面は、なるべく垂直に近く、か
つ、わずかに順テーパとなるように形成するのが望まし
い。
【0005】コンタクトホールを順テーパ状に形成する
技術としては、エッチングとデポジション(堆積)の競
合反応を用いることが多く、デポジションが生ずる雰囲
気下でエッチングを行うことによって容易に順テーパ形
状を得ることができる。しかしながら、デポジション雰
囲気のエッチング条件では、マイクロローディング効果
と呼ばれる現象が顕著となり、特にコンタクトホールの
アスペクト比が高くなるとエッチングが停止するという
問題が発生する。したがって、エッチングとデポジショ
ン(堆積)の競合反応を利用して高アスペクト比のコン
タクトホールを加工することは困難である。
【0006】一方、フォトレジスト等のマスク材料がエ
ッチングにより後退することを利用し、コンタクトホー
ル上部の開口がより広がるようにして順テーパ形状を形
成する方法もあるが、開口の開き方のコントロールが難
しく、制御性が問題になる。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、リソグラフィーの解像度を超える微
細なサイズのコンタクトホールを精度よく形成すること
ができ、しかも高アスペクト比のコンタクトホールであ
っても良好な形状を確保することができるコンタクトホ
ールの形成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンタクト
ホールの形成方法は、被コンタクト領域を覆うように形
成された絶縁膜に、前記被コンタクト領域に達するコン
タクトホールを形成するための方法であって、絶縁膜の
上に、形成しようとするコンタクトホールよりも大きな
開口部を有すると共に前記絶縁膜よりもエッチング耐性
の大きい薄膜を形成する工程と、薄膜の開口部の内壁面
にサイドウォールを形成する工程と、薄膜および前記サ
イドウォールをマスクとして前記絶縁膜のエッチングを
行うことによりコンタクトホールを形成する工程とを含
んでいる。この場合において、サイドウォールの形成
後、絶縁膜のエッチングの前に、少なくともサイドウォ
ールの所定深さの表層部分のエッチング耐性を、絶縁膜
よりも大きくかつ表層部分以外のサイドウォール部分よ
りも小さくなるように改質するように構成することも可
能である。このサイドウォールの表層部分の改質は、例
えば所定の不純物のイオン注入によって行うことが可能
である。また、サイドウォールの形成後、絶縁膜のエッ
チングの前に、少なくともサイドウォールの表面を、エ
ッチング耐性が絶縁膜よりも大きくかつサイドウォール
よりも小さい被膜によって被覆する工程を含むように構
成することも可能である。
【0009】本発明に係るコンタクトホールの形成方法
では、絶縁膜の上に、形成予定のコンタクトホールより
も大きな開口部を有しエッチング耐性が絶縁膜より大き
い薄膜が形成されると共に、この薄膜の開口部の内壁面
にサイドウォールが形成される。このサイドウォールの
存在により、エッチング対象である絶縁膜が露出してい
る実質的な開口部が元の開口部よりも小さくなる。この
ため、薄膜およびサイドウォールをマスクとして絶縁膜
のエッチングを行うことにより、最初に薄膜に形成した
開口部よりも微細なサイズのコンタクトホールの形成が
可能となる。特に、サイドウォールの所定深さの表層部
分のエッチング耐性を、絶縁膜よりも大きくかつ表層部
分以外のサイドウォール部分よりも小さくなるように改
質し、あるいは、サイドウォールの表面を、エッチング
耐性が絶縁膜よりも大きくかつサイドウォールよりも小
さい被膜によって被覆したうえでエッチングを行うよう
にした場合には、絶縁膜のエッチングの進行に伴ってマ
スク領域が後退(マスクの開口部が拡大)するため、良
好な順テーパ形状のコンタクトホールの形成が可能とな
る。このマスク領域の後退量は、サイドウォールの表層
の改質層の厚さ、あるいはサイドウォールを被覆する被
膜の厚さによって調整可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0011】図1ないし図3は本発明の一実施の形態に
係るコンタクトホールの形成方法を説明するための工程
ごとの素子断面図である。図1(a)に示したように、
シリコン基板1の表層近傍には、例えば不純物を導入し
て形成された被コンタクト領域6が形成されている。シ
リコン基板1の上には、埋込領域6を覆うようにして、
本発明における絶縁膜としてのシリコン酸化膜2が形成
されている。本実施の形態では、このシリコン酸化膜2
の上に多結晶シリコン膜3を形成する。この多結晶シリ
コン膜3は、シリコン酸化膜2よりもドライエッチング
耐性の高い(エッチングされにくい)素材であり、本発
明における薄膜に対応する。この多結晶シリコン膜3上
にリソグラフィー法によってレジストパターンニングを
行い、図示のように、予定のコンタクトホール径より大
きい開口部5を有するレジスト膜4を形成する。
【0012】次に、図1(b)に示したように、このレ
ジスト膜4をマスクとして多結晶シリコン膜3のエッチ
ングを行い、予定しているコンタクトホール径より大き
い開口部7を形成する。このエッチングは、例えばEC
R(Electron Cyclotron Resonance)タイプのドライエッ
チング装置を用いて、塩素系ガス雰囲気下で行う。その
後、レジスト膜4を除去する。
【0013】次に、図2(a)に示したように、開口部
7の内部をも覆うようにして全面に多結晶シリコン膜1
6を形成する。この多結晶シリコン膜16の膜厚は目的
とするコンタクトホール径に応じて調整する。次に、E
CRタイプのドライエッチング装置により、塩素系ガス
を用いた異方性エッチングを全面に行い、開口部7の内
壁面に、多結晶シリコン膜からなるサイドウォール8を
形成する。これにより、シリコン酸化膜2が露出してい
る実質的な開口部7′は、元の開口部7よりも小さいサ
イズとなる。したがって、元の開口部7のサイズが現状
のリソグラフィー技術の解像度限界となるようにしたと
すると、実際のエッチングの際のマスク径(開口部7′
の径)は、その解像度限界を超える微細なサイズとな
る。
【0014】次に、図3(a)に示したように、イオン
インプランテーション(イオン注入)法により、全面に
例えばアルゴンイオン(Ar+ )を打ち込む。このとき
の条件は、例えば次のように設定する。 打ち込みエネルギー:50keV ドーズ量:1×1015個/cm2
【0015】このようなイオン注入処理により、多結晶
シリコン膜3およびサイドウォール8の表面から約50
nm程度の深さまでの結晶構造にダメージが生じ、図示
のようなダメージ層9が形成される。ダメージ層9の厚
さはイオン注入のエネルギーによって調整できる。ま
た、ダメージ層8の厚さは目的とするコンタクトホール
径に応じて定める。このダメージ層9のエッチング耐性
は、シリコン酸化膜2よりは大きいが、ダメージを受け
ていない元の多結晶シリコン膜(サイドウォール8)よ
りは小さくなる。
【0016】次に、図3(b)に示したように、ダメー
ジ層9を含むサイドウォール8および多結晶シリコン膜
3をマスクとして、例えばマグネトロンタイプのエッチ
ング装置により全面エッチングを行う。このときの条件
は、マイクロローディング効果によるエッチストップが
生じにくいように、例えば次のように設定する。 ガス流量:C4 8 /CO/Ar/O2 =14/150
/200/5sccm 圧力 :5.3Pa RFパワー:1600W
【0017】この場合、シリコン酸化膜2とダメージ層
9とのエッチレート比は例えば約7となる。したがっ
て、まず、ダメージ層9を含む多結晶シリコン膜3およ
びサイドウォール8をマスクとして、最もエッチング耐
性の小さい開口部7′底部のシリコン酸化膜2のエッチ
ングが進行するが、それと同時に、エッチング耐性が元
の多結晶シリコン膜よりも小さくなっているダメージ層
9のエッチングもまた徐々にではあるが進行する。すな
わち、マスク(ダメージ層9を含むサイドウォール8)
が徐々に後退してマスク開口径(開口部7′の径)が拡
がっていく。そして、ダメージ層9が完全にスパッタエ
ッチングされて下地のサイドウォール8が露出すると、
マスクの耐プラズマ性(エッチング耐性)が本来のレベ
ル(ダメージを受けていない多結晶シリコン膜の耐プラ
ズマ性レベル)にまで回復するので、それ以降はマスク
開口径は拡大しない。そして、その後もエッチングを続
行することにより、図3(b)に示したように、シリコ
ン酸化膜2には、被コンタクト領域6に達する順テーパ
形状のコンタクトホール10が形成される。しかも、こ
の場合、上記したようにマスクの開口径はダメージ層9
がなくなるところまで拡大するので、その間にシリコン
酸化膜2のエッチングは縦横方向に十分に進行する。こ
のため、最終的に形成されるコンタクトホール10の形
状が極端な順テーパ状になることはなく、比較的垂直に
近い順テーパ状となる。このため、コンタクトホール1
0の底部における面積、すなわち被コンタクト領域6と
のコンタクト面積が極端に小さくなるという事態が回避
され、コンタクト抵抗の増大を防止することができる。
【0018】なお、本実施の形態では、イオン注入に用
いるイオン種をアルゴン(Ar+ )としたが、本発明は
これに限定されるものではなく、マスク材料としての多
結晶シリコン膜(サイドウォール8)にダメージを与え
得るものであれば他のイオン種であってもよく、例えば
ボロン(B+ )、フッ化ボロン(BF2 + )、リン(P
+ )、ヒ素(As+ )等の不純物や、他の希ガスも採用
することができる。
【0019】このように本実施の形態では、被エッチン
グ層であるシリコン酸化膜2の上に予定のコンタクトホ
ール径よりも大きい開口部7をもつ多結晶シリコン膜3
を形成すると共に、その開口部7の内壁面に多結晶シリ
コン膜からなるサイドウォール8を形成し、しかるの
ち、多結晶シリコン膜3およびサイドウォール8をマス
クとしてシリコン酸化膜2のエッチングを行うようにし
たので、現状のリソグラフィー技術における解像度を超
える微細なサイズ(0.1μm程度)のコンタクトホー
ルを形成することが可能となる。
【0020】さらに、本実施の形態では、マスクである
サイドウォール8の表層部分を改質してエッチング耐性
の小さいダメージ層9を形成したうえでエッチングを行
うようにしたので、マスクのエッチング耐性が2段階に
変化するように制御することができる。すなわち、マス
クであるサイドウォール8のダメージ層9の厚さを適宜
設定することでマスクのエッチング後退量を調整するこ
とができ、制御性よく、かつ、高精度に、順テーパ状の
コンタクトホールを形成することができる。
【0021】なお、マスクのエッチング耐性は2段階の
みならず、それ以上の段階で制御するようにしてもよ
い。そのためには、例えば、図3(a)に示したイオン
注入の際に、打ち込みエネルギーとドーズ量とを段階的
に変化させてダメージの度合いを深さ方向で異ならせれ
ばよい。
【0022】また、本実施の形態によれば、マイクロロ
ーディング効果の生じにくいエッチング条件の採用によ
り、エッチング途中でエッチングが停止するというエッ
チストップ現象を避けることができる。
【0023】次に、図1,図2,図4および図5を参照
して本発明の他の実施の形態を説明する。
【0024】図1及び図2に示した形成工程は上記の実
施の形態の前半部分と同じであり、その説明は省略す
る。また、上記の実施の形態における構成要素と同一構
成要素には同一の符号を付す。以下、図4からの工程を
説明する。
【0025】本実施の形態では、図2(b)に示したよ
うに、多結晶シリコン膜3の開口部7に多結晶シリコン
膜からなるサイドウォール8を形成して、より小さい開
口部7′を形成したのち、図4(a)に示したように、
全面にシリコン窒化膜11を薄く形成する。このシリコ
ン窒化膜11は、一般にSiX Y (X,Yは整数)の
形で表されるものである。
【0026】次に、図4(b)に示したように、異方性
エッチングを行うことにより、サイドウォール8の表面
にのみ、シリコン窒化膜からなるサイドウォール被膜1
2を形成する。このサイドウォール被膜12は、本発明
における被膜に対応するもので、そのエッチング耐性
は、多結晶シリコン膜3より小さく、シリコン酸化膜2
より大きい。このサイドウォール被膜12の膜厚は、目
的とするコンタクトホールの大きさに応じて定める。
【0027】次に、図5に示したように、サイドウォー
ル被膜12で覆われたサイドウォール8および多結晶シ
リコン膜3をマスクとして、例えばマグネトロンタイプ
のエッチング装置を用いてエッチングを行う。このとき
の条件は、マイクロローディング効果によるエッチスト
ップが生じにくいように、上記実施の形態と同様に例え
ば次のように設定する。 ガス流量 :C4 8 /CO/Ar/O2 =14/15
0/200/5sccm 圧力 :5.3Pa RFパワー:1600W
【0028】この場合、シリコン酸化膜2とシリコン窒
化膜(サイドウォール被膜12)とのエッチレート比は
約5である。このため、シリコン酸化膜2がエッチング
されると同時に、サイドウォール被膜12も徐々にエッ
チングされて後退し、上記の実施の形態(図3)の場合
と同様のメカニズムにより、被コンタクト領域6に達す
る良好な順テーパ状のコンタクトホール13が形成され
る。
【0029】このように、本実施の形態によれば、被エ
ッチング層であるシリコン酸化膜2の上に予定のコンタ
クトホール径よりも大きい開口部7をもつ多結晶シリコ
ン膜3を形成し、その開口部7の内壁面に多結晶シリコ
ン膜からなるサイドウォール8を形成すると共に、この
サイドウォール8の表面を、エッチング耐性がサイドウ
ォール86より小さくかつシリコン酸化膜2より大きい
サイドウォール被膜12で被覆したうえでシリコン酸化
膜2のエッチングを行うようにしたので、スクのエッチ
ング耐性が2段階に変化するように制御することができ
る。そして、サイドウォール被膜12の厚さを適宜設定
することでマスクのエッチング後退量を調整することが
でき、高アスペクト比のコンタクトホールであっても、
制御性よく、かつ、高精度に、良好な順テーパ形状を形
成することができる。
【0030】なお、現状のリソグラフィー技術における
解像度を超えるような微細なサイズのコンタクトホール
が得られる点、および、マイクロローディング効果が生
じにくいエッチング条件の採用によりエッチストップを
避けることができる点は、上記の実施の形態と同様であ
る。
【0031】以上、いくつかの実施の形態を挙げて本発
明を説明したが、本発明はこれらに限定されるものでは
なく、その均等の範囲内において適宜変更可能である。
例えば、上記の実施の形態では、サイドウォール被膜1
2としてシリコン窒化膜を用いたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、被エッチング材料(ここではシ
リコン酸化膜2)よりもエッチレート比が小さく(エッ
チング耐性が大きく)、かつ本来のマスク材料である多
結晶シリコン膜よりもエッチレートが大きい(エッチン
グ耐性が小さい)材料であれば他の材料でもよく、例え
ば、酸素と窒素とを含有するシリコン膜(SiON)等
を採用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項6のいずれか1に記載のコンタクトホールの形成方
法によれば、絶縁膜の上に、形成予定のコンタクトホー
ルよりも大きな開口部を有しエッチング耐性が絶縁膜よ
り大きい薄膜を形成すると共に、この薄膜の開口部の内
壁面にサイドウォールを形成したうえで絶縁膜をエッチ
ングするようにしたので、実際にエッチングに供される
マスク径が、リソグラフィーによって形成されたマスク
径よりも小さくなる。このため、現状のリソグラフィー
技術における解像度を超える微細なサイズのコンタクト
ホールを形成することが可能となる。
【0033】特に、請求項2または請求項3に記載のコ
ンタクトホールの形成方法によれば、サイドウォールの
所定深さの表層部分のエッチング耐性を、絶縁膜よりも
大きくかつ表層部分以外のサイドウォール部分よりも小
さくなるように改質し、あるいは、サイドウォールの表
面を、エッチング耐性が絶縁膜よりも大きくかつサイド
ウォールよりも小さい被膜によって被覆したうえでエッ
チングを行うようにしたので、絶縁膜のエッチングの進
行に伴ってマスク領域が後退し、良好な順テーパ形状の
コンタクトホールの形成が可能となる。しかも、マスク
領域の後退量は、サイドウォールの表層の改質層の厚
さ、あるいはサイドウォールを被覆する被膜の厚さによ
って調整可能なので、コンタクトホールのテーパ形状を
適切に制御することが可能である。したがって、特に微
細なコンタクトホールや高アスペクト比のコンタクトホ
ールの形成に好適であり、安定した高品質の半導体装置
の製造を実現できるという効果を奏する。また、本発明
に係るコンタクトホールの形成方法は従来のようなエッ
チングと堆積との競合反応を利用したものではないた
め、マイクロローディング効果に起因したエッチストッ
プを回避できるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るコンタクトホール
の形成方法における一部工程を説明するための素子断面
図である。
【図2】図1に続く工程を説明するための素子断面図で
ある。
【図3】図2に続く工程を説明するための素子断面図で
ある。
【図4】本発明の他の実施の形態に係るコンタクトホー
ルの形成方法の一部工程を説明するための素子断面図で
ある。
【図5】図4に続く工程を説明するための素子断面図で
ある。
【符号の説明】
1…シリコン基板、2…シリコン酸化膜、3…多結晶シ
リコン膜、4…レジスト膜、6…被コンタクト領域、
7,7′,7″…開口部、8…サイドウォール、9…ダ
メージ層、10…コンタクトホール、11…シリコン窒
化膜、12…サイドウォール被膜、13…コンタクトホ
ール、16…多結晶シリコン膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被コンタクト領域を覆うように形成され
    た絶縁膜に、前記被コンタクト領域に達するコンタクト
    ホールを形成するための方法であって、 前記絶縁膜の上に、形成しようとするコンタクトホール
    よりも大きな開口部を有すると共に前記絶縁膜よりもエ
    ッチング耐性の大きい薄膜を形成する工程と、 前記薄膜の開口部の内壁面にサイドウォールを形成する
    工程と、 前記薄膜および前記サイドウォールをマスクとして前記
    絶縁膜のエッチングを行うことによりコンタクトホール
    を形成する工程とを含むことを特徴とするコンタクトホ
    ールの形成方法。
  2. 【請求項2】 前記サイドウォールの形成後、前記絶縁
    膜のエッチングの前に、少なくとも前記サイドウォール
    の所定深さの表層部分のエッチング耐性を、前記絶縁膜
    よりも大きく、かつ前記表層部分以外のサイドウォール
    部分よりも小さくなるように改質する工程を含むことを
    特徴とする請求項1記載のコンタクトホールの形成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記サイドウォールの形成後、前記絶縁
    膜のエッチングの前に、少なくとも前記サイドウォール
    の表面を、エッチング耐性が前記絶縁膜よりも大きくか
    つ前記サイドウォールよりも小さい被膜によって被覆す
    る工程を含むことを特徴とする請求項1記載のコンタク
    トホールの形成方法。
  4. 【請求項4】 前記絶縁膜をシリコン酸化膜で形成する
    場合においては、前記薄膜およびサイドウォールは、多
    結晶シリコンによって形成することを特徴とする請求項
    1記載のコンタクトホールの形成方法。
  5. 【請求項5】 前記サイドウォールの表層部分の改質
    は、所定の不純物のイオン注入によって行うことを特徴
    とする請求項4記載のコンタクトホールの形成方法。
  6. 【請求項6】 前記被膜は、シリコン窒化膜によって形
    成することを特徴とする請求項3記載のコンタクトホー
    ルの形成方法。
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