JPH10223312A - コネクタ装置 - Google Patents

コネクタ装置

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JPH10223312A
JPH10223312A JP2070397A JP2070397A JPH10223312A JP H10223312 A JPH10223312 A JP H10223312A JP 2070397 A JP2070397 A JP 2070397A JP 2070397 A JP2070397 A JP 2070397A JP H10223312 A JPH10223312 A JP H10223312A
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JP
Japan
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male
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Application number
JP2070397A
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English (en)
Inventor
Seiji Kozono
誠二 小園
Kazuto Otaka
一人 大▲高▼
Hitoshi Saito
仁 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸送中のロックレバーの変形防止と、コネク
タ嵌合力の上昇を最小限に抑えながらの嵌合検知を可能
にする。 【解決手段】 ロックレバー13で雌雄コネクタハウジ
ング51、11をロックし、嵌合検知部材Cで嵌合検知
を行うコネクタ装置において、雌コネクタハウジングに
嵌合操作に応じて嵌合検知部材を押し戻す突当部54を
設け、嵌合検知部材に突当部に衝合する可撓アーム73
と突部71a、71bを設ける。突部は、嵌合検知部材
が前進位置に押し込まれているときロックレバーの撓み
を阻止し、嵌合検知部材が中間位置に押し戻されたとき
ロックレバーの撓みを許し、ロックレバーが撓み変形し
ている状態で中間位置より後方から嵌合検知部材を前進
させようとしたときロックレバーと干渉して嵌合検知部
材の前進を阻止する。また、雄コネクタハウジングに、
完全嵌合状態で、嵌合検知部材を中間位置より後退させ
た位置から再押し込みするとき、可撓アームの先端75
を突当部との衝合を回避する位置に誘導する衝合回避手
段17を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雌雄コネクタハウ
ジングが正常に嵌合されているか否かを、嵌合検知部材
の押し込み位置によって検知し得るようにしたコネクタ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実開平2−56371号公報に、この種
のコネクタ装置の例が示されている。図13、図14は
同公報に記載のコネクタ装置を示す。
【0003】このコネクタ装置は、雄コネクタハウジン
グ1と雌コネクタハウジング2と嵌合検知部材6とを有
する。雄コネクタハウジング1にはロックレバー3が突
設され、ロックレバー3には、雌コネクタハウジング2
の内面に設けたロック受部5と係合するロック突起4が
設けられている。
【0004】雌コネクタハウジング2には、雌雄コネク
タハウジング1、2の嵌合操作に応じて、予め前進位置
に押し込まれている嵌合検知部材6を押し戻す突当突起
7が設けられている。また、嵌合検知部材6の先端側に
は、突当突起7と衝合する不完全嵌合確認突起8Aと、
脱落防止突起8Bとが設けられている。また、雄コネク
タハウジング1には、不完全嵌合時に嵌合検知部材6の
押し込みを阻止する押し込み阻止部8Cと、脱落防止突
起ストッパ部8Dとが設けられている。
【0005】作用を説明する。
【0006】図13に示すように、雌雄コネクタハウジ
ング2、1を嵌合する場合、その嵌合操作に応じて、突
当突起7が嵌合検知部材6の先端の不完全嵌合確認突起
8Aに衝合し、嵌合検知部材6を押し戻す。
【0007】完全嵌合の直前には、図14に示すよう
に、ロック突起4とロック受部5が衝合してロックレバ
ー3が撓み変形し、同時に、嵌合検知部材6が脱落防止
突起8Bと脱落防止突起ストッパ部8Dの係合により後
退を阻止されているので、突当突起7が嵌合検知部材6
の先端の不完全嵌合確認突起8Aに乗り上げ、嵌合検知
部材6の先端が撓み変形する。
【0008】さらに、嵌合を進めて完全嵌合状態にする
と、ロック受部5がロック突起4を乗り越えると共に、
突当突起7が不完全嵌合確認突起8Aを乗り越え、ロッ
クレバー3と嵌合検知部材6の先端部が撓みから復帰す
る。このように嵌合が完了して、ロック受部5とロック
突起4によるロックが正しくなされた後では、嵌合検知
部材6を再び押し込むことができるので、それをもっ
て、ロックが正しくなされたことを確認することができ
る。なお、脱落防止突起8Bと突当突起7は干渉しない
位置にあるため、嵌合検知部材6を前記のように再押し
込みできる。
【0009】一方、図14に示すような不完全嵌合状態
では、嵌合検知部材6の先端が撓んでいるので、その状
態で嵌合検知部材6を押し込もうとすると、不完全嵌合
確認突起8Aが押し込み阻止部8Cに突き当たり、それ
以上押し込めなくなる。従って、嵌合検知部材6を押し
込めないことをもって、不完全嵌合状態を検知すること
ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のコネ
クタ装置では、コネクタ嵌合前の状態において、嵌合検
知部材6がロックレバー3を拘束するようなことがな
く、ロックレバー3がフリーになっているから、輸送中
に外力がかかった場合、ロックレバー3が変形するおそ
れがあった。また、コネクタ嵌合時に、ロック受部5が
ロック突起4に乗り上げるのと同じタイミングで、突当
突部7が不完全嵌合確認突起8Aに乗り上げるので、嵌
合力が上昇するという問題があった。
【0011】本発明は、上記事情を考慮し、輸送中のロ
ックレバーの変形を防止し得ると共に、コネクタ嵌合力
の上昇を最小限に抑えながら、雌雄コネクタハウジング
の嵌合検知を行うことのできるコネクタ装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、相互
に嵌合される雌コネクタハウジング及び雄コネクタハウ
ジングと、雄コネクタハウジングに設けられ、雌雄コネ
クタハウジングの嵌合途中で撓み変形すると共に、完全
嵌合時に撓み前の位置に復帰し、それにより雌雄コネク
タハウジングをロックするロックレバーと、雄コネクタ
ハウジングに押し込み可能に装着され、雌雄コネクタハ
ウジングの嵌合操作に応じて、予め押し込まれた前進位
置より押し戻され、嵌合操作終了後の再押し込み位置に
応じて雌雄コネクタハウジングの嵌合状態を検知する嵌
合検知部材とを備えたコネクタ装置において、前記雌コ
ネクタハウジングに設けられ、雌雄コネクタハウジング
の嵌合操作に応じて前記嵌合検知部材に衝合し、前進位
置に押し込まれている嵌合検知部材を中間位置まで押し
戻す突当部と、前記嵌合検知部材に設けられ、先端が前
記雌コネクタハウジングの突当部に衝合する可撓アーム
と、前記嵌合検知部材に設けられ、該嵌合検知部材が前
進位置に押し込まれているとき前記ロックレバーの撓み
を阻止し、嵌合検知部材が中間位置に押し戻されたとき
ロックレバーの撓みを許し、ロックレバーが撓み変形し
ている状態で中間位置より後方から嵌合検知部材を前進
させようとしたときロックレバーと干渉して嵌合検知部
材の前進を阻止する突部と、前記雌雄コネクタハウジン
グが完全嵌合した状態で、嵌合検知部材を中間位置より
後退させた位置から再押し込みするとき、可撓アームの
先端を前記突当部との衝合を回避する位置に誘導する衝
合回避手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】このコネクタ装置では、嵌合検知部材を前
進位置に押し込んだ状態で、嵌合検知部材の突部がロッ
クレバーの撓みを阻止する。従って、輸送時のロックレ
バーの変形防止を図ることができる。また、雌雄コネク
タハウジングを嵌合すると、嵌合操作に応じて嵌合検知
部材が押し戻され、嵌合検知部材が中間位置まで押し戻
されると、ロックレバーが撓み可能となる。そして、そ
のまま嵌合を進めることによりロックレバーが撓み始
め、さらに嵌合することにより、ロックレバーが撓み前
の位置に復帰して、雌雄コネクタハウジングが完全嵌合
状態でロックされる。
【0014】従って、その状態で嵌合検知部材を再押し
込みすると、嵌合検知部材の突部がロックレバーに干渉
しないので、嵌合検知部材を前進位置まで押し込むこと
ができ、それにより雌雄コネクタハウジングが完全嵌合
状態にあることを検知することができる。また、そのと
き突部がロックレバーの撓みを阻止するので、二重ロッ
クの機能を果たすことができる。
【0015】一方、不完全嵌合状態にある場合は、ロッ
クレバーが撓み変形したままであるので、嵌合検知部材
を再押し込みしようとしても、突部がロックレバーに干
渉して、それ以上押し込めなくなる。従って、そのこと
で不完全嵌合状態にあることを検知することができる。
【0016】請求項2の発明は、請求項1記載のコネク
タ装置であって、前記嵌合検知部材を前進位置にて雄コ
ネクタハウジングに係止する係止手段を設けたことを特
徴とする。
【0017】このコネクタ装置では、前進位置にて嵌合
検知部材を係止できるので、不用意に嵌合検知部材が脱
落しない。また、完全嵌合状態にて嵌合検知部材を前進
位置に再押し込みした際の二重ロック状態を確実に維持
できるようになる。
【0018】請求項3の発明は、請求項1または2記載
のコネクタ装置であって、前記嵌合検知部材を中間位置
より後退させたとき、雄コネクタハウジングからの嵌合
検知部材の脱落を阻止する脱落防止用係止部を設けたこ
とを特徴とする。
【0019】このコネクタ装置では、嵌合検知部材を後
退させた場合にも、嵌合検知部材が雄コネクタハウジン
グから不用意に外れなくなる。
【0020】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載のコネクタ装置であって、前記衝合回避手段
は、嵌合検知部材を後退位置から前進させるとき可撓ア
ームの先端が当接することにより可撓アームの先端を前
記突当部との衝合を回避する位置まで変位させる第1斜
面を有した凸部からなり、該凸部の前側に、嵌合検知部
材を中間位置から後退させるとき可撓アームの先端を、
凸部を乗り越えられるように誘導する第2斜面を設けた
ことを特徴とする。
【0021】このコネクタ装置では、中間位置から嵌合
検知部材を後退させると、可撓アームの先端が第2斜面
に乗り上げて凸部を乗り越えることで、第1斜面の後側
に位置するようになる。従って、その状態で、嵌合検知
部材を前進させることで、可撓アームの先端を第1斜面
の作用で、突当部との衝合を回避する位置に誘導するこ
とができ、そのまま嵌合検知部材を押し込むことができ
るようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0023】このコネクタ装置は、雄コネクタと、雌コ
ネクタと、雌雄コネクタの嵌合検知部材とからなる。図
1は雄コネクタAと嵌合検知部材Cの構成を示し、図
2、図3、図4は嵌合前のコネクタ装置における雌型コ
ネクタBの要部と雄コネクタA及び嵌合検知部材Cの関
係を示す。
【0024】雄コネクタAは、雄コネクタハウジング1
1の上面11aにロックレバー13を有するもので、端
子収容室11bに雌端子金具(図示略)を収容セットす
ることで構成される。雌コネクタBは、雌コネクタハウ
ジング51の前部に相手コネクタ嵌合筒部52を有する
もので、図示略の端子収容室に雄端子を収容セットする
ことで構成される。
【0025】雌コネクタハウジング51の嵌合筒部52
の前端内面にはロック受部53が突設され、嵌合筒部5
2の内部には嵌合検知部材Cと衝合する突当部54が設
けられている。
【0026】雄コネクタハウジング11の上面11aに
は、左右一対の支持壁12が前後方向に沿って形成さ
れ、それら左右の支持壁12間に、前端が支持壁12に
連結された形の前記ロックレバー13が、後方に自由端
を延ばして上下方向撓み可能に設けられている。ロック
レバー13の上面には、雌型コネクタハウジング51の
ロック受部53と係合するロック突起14が設けられ、
ロック突起14の前側には、ロック受部53が乗り上げ
るための斜面14aが設けられている。従って、ロック
レバー13は、雌雄コネクタハウジング51、11の嵌
合途中で撓み変形すると共に、完全嵌合時に撓み前の位
置に復帰し、それにより雌雄コネクタハウジング51、
11をロックする。また、ロックレバー13の幅方向中
央にはスライド溝15が設けられ、ロックレバー13の
後端にはロックレバー13を押し下げるための解除操作
部16が設けられている。雄コネクタハウジング11の
上面の後端部左右には立壁20が設けられ、これら立壁
20が解除操作部16を左右から保護している。
【0027】ロックレバー13と雄コネクタハウジング
11の上面11aとの間には、嵌合検知部材Cのスライ
ドスペース19が確保され、そのスライドスペース19
に嵌合検知部材Cが挿入可能となっている。また、雄型
コネクタハウジング11の上面11aには、嵌合検知部
材Cに対応させて衝合回避凸部17と脱落防止用係止部
18が左右一対ずつ突設されている。
【0028】衝合回避凸部17は、前端に上方を向いた
前斜面(第2斜面)17aを有し、後端に外側方を向い
た横斜面(第1斜面)17bを有している。前斜面17
aは前方から後方に上り傾斜した斜面よりなり、横斜面
17bは後方から前方に行くに従い内方から外方に向か
う斜面よりなる。
【0029】嵌合検知部材Cは、図1に示すように、直
方体形状の本体71の左右に翼部72を設け、翼部72
の側部より前方に左右一対の可撓アーム73を延ばし、
翼部72の両側方に、後向きに自由端を延ばしたロック
アーム74を設けたものである。本体71の上面には、
前端から第1突部71a、第2突部71b、操作部71
cが設けられている。これらはロックレバー13のスラ
イド溝15に案内されるもので、嵌合検知部材Cを前進
位置に押し込んだとき、第1突部71aはロックレバー
13のロック突起14のちょうど下側に位置し、第2突
部71bはロックレバー13の解除操作部16のちょう
ど下側に位置し、それによりロックレバー13の撓みを
阻止するようになっている。
【0030】また、可撓アーム73の先端側は左右方向
に拡開可能且つ上下方向に撓み可能となっており、自由
状態のときに、凸部として形成された先端75が、雌コ
ネクタハウジング51の突当部54の先端と、衝合回避
凸部17と、脱落防止用係止部18とを結ぶ直線に沿っ
てスライドするようになっている。また、ロックアーム
74の後端側面には、図2に示すように嵌合検知部材C
を前端位置に押し込んだときに、雄コネクタハウジング
11の被係止部21に係止して、嵌合検知部材Cをその
位置に止どめる係止突起(係止手段)76が設けられて
いる。
【0031】次に作用を説明する。
【0032】輸送に先立って、嵌合検知部材Cを雄コネ
クタハウジング11のロックレバー13の下側のスライ
ドスペース19に挿入し、前進位置まで押し込む。この
状態で、図3に示すように、嵌合検知部材Cの本体71
がロックレバー13の下側に位置し、第1突部71aが
ロック突起14の下側に嵌まり、第2突部71bが解除
操作部16の下側に嵌まることで、ロックレバー13の
下方への撓みが阻止される。従って、この状態で輸送し
た場合、外力によるロックレバー13の変形を防止する
ことができる。また、図2に示すように嵌合検知部材C
は、係止部76と被係止部21の係合により脱け止めさ
れる。
【0033】次に、雌雄コネクタハウジング51、11
(雌雄コネクタA、B)を嵌合すると、雌コネクタハウ
ジング51の突当部54の先端が嵌合検知部材Cの可撓
アーム73の先端75に衝合し、図5に示すように嵌合
操作に応じて、前進位置に押し込まれている嵌合検知部
材Cを押し戻す。そして、ロック受部53がロック突起
14に当たる前に、第1突部71aをロック突起14の
下から、また第2突部71bを解除操作部16の下から
外れた位置まで移動する。これにより、ロックレバー1
3が撓み可能となる。
【0034】そして、そのまま嵌合を進めることによ
り、図6に示すように、ロック受部53がロック突起1
4に乗り上げることでロックレバー13が撓み始め、さ
らに嵌合を進めることにより、図7に示すように、ロッ
ク受部53がロック突起14を乗り越え、ロックレバー
13が撓み前の位置に復帰することで、ロック受部53
がロック突起14と係合する。これにより、雌雄コネク
タハウジング51、11が完全嵌合状態でロックされ
る。
【0035】この間、嵌合検知部材Cは嵌合の進行に応
じて中間位置に押し戻され、嵌合が終了した時点で、可
撓アーム73の先端75が、突当部54に押されて衝合
回避凸部17の前斜面17aに乗り上げる。この場合、
嵌合終了時点つまりロックレバー13の撓み増加のピー
クを通過した後で、衝合回避凸部17の前斜面17aに
可撓アーム73の先端75が乗り上げる。従って、嵌合
力が上昇しない。
【0036】その後、図9、図10に示すように、嵌合
検知部材Cを後方に引く。そうすると、可撓アーム73
の先端75が衝合回避凸部17の後部の横斜面17bの
後側に落ち、その後側にある脱落防止用係止部18によ
って抜け止めされる。
【0037】この状態で、嵌合検知部材Cを再押し込み
する。そうすると、雌雄コネクタハウジング51、11
が完全嵌合してロックレバー13が撓みから復帰した状
態にあれば、嵌合検知部材Cの第1、第2突部71a、
71bがロックレバー13と干渉しないので、図11、
図12に示すように、嵌合検知部材Cをそのまま前進位
置まで押し込むことができる。このとき、可撓アーム7
3の先端75は、衝合回避凸部17の横斜面17bに沿
って摺動することで外方に変位させられ、突当部54の
先端との衝合を回避する位置まで誘導される。従って、
そのまま嵌合検知部材Cを押し込むことで、可撓アーム
73の先端75が、衝合回避凸部17の側面からそれに
続く突当部54の側面に支障なく誘導される。
【0038】従って、一旦後退させた嵌合検知部材C
を、再び前端位置まで再押し込みすることができれば、
そのことによって雌雄コネクタハウジング51、11が
完全嵌合状態にあると確認することができる。また、そ
のとき係止部76の作用で抜け止めされた嵌合検知部材
Cの第1、第2突部71a、71bが、ロックレバー1
3の撓みを確実に阻止するので、二重ロックの機能を果
たすようになる。なお、嵌合を解除するには、嵌合検知
部材Cを引きぬき、ロックレバー13を押し下げてロッ
クを外せばよい。
【0039】一方、不完全嵌合状態にある場合、つまり
図6に示すように中途嵌合状態にある場合は、ロックレ
バー13が撓み変形したままであるので、嵌合検知部材
Cを再押し込みしようとしても、第1、第2突部71
a、71bがロックレバー13に干渉して、それ以上押
し込めなくなる。従って、そのことで不完全嵌合状態に
あることを検知することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、嵌合検知部材に設けた突部によって、輸送時の
ロックレバーの変形防止を図ることができる。また、撓
み変形しているロックレバーに直接、嵌合検知部材の突
部が干渉することで不完全嵌合状態を検知するようにし
ているので、ロックレバーを撓ませるのと同じタイミン
グで、ロックレバー以外の部分を撓み変形させる必要が
なくなる。従って、コネクタ嵌合力を上昇させずに嵌合
検知を行うことができる。
【0041】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、嵌合検知部材の脱落防止と二重ロック
の確実化を図ることができる。
【0042】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加えて、嵌合検知部材の後退時の脱落
防止を図ることができ、嵌合検知部材の操作時の取り扱
い作業性の向上が図れる。
【0043】請求項4の発明によれば、第1斜面と第2
斜面を有する凸部を設けることで、簡単に請求項1〜3
のいずれかの発明の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のコネクタ装置における雄コ
ネクタ側の構成を、一部破断して示す分解斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施形態のコネクタ装置の嵌合前の状
態を示す平面図である。但し、雌コネクタ側は要部のみ
示し、雄コネクタ側は図の上半部と下半部で別の面を示
している。
【図3】本発明の実施形態のコネクタ装置の嵌合前の状
態を示す側断面図である。但し、雌コネクタ側は要部の
み示している。
【図4】本発明の実施形態のコネクタ装置における雄コ
ネクタ側の構成を示す背面図である。
【図5】本発明の実施形態のコネクタ装置の作用説明図
で、嵌合初期の状態を示す図3と同様の側断面図であ
る。
【図6】本発明の実施形態のコネクタ装置の作用説明図
で、嵌合途中の状態を示す図3と同様の側断面図であ
る。
【図7】本発明の実施形態のコネクタ装置の作用説明図
で、嵌合終了時の状態を示す図3と同様の側断面図であ
る。
【図8】図7に示す状態のときの図4と同様の平面図で
ある。
【図9】本発明の実施形態のコネクタ装置の作用説明図
で、雌雄コネクタの嵌合終了後に嵌合検知部材を後方に
引いた状態を示す図3と同様の側断面図である。
【図10】図9に示す状態のときの図4と同様の平面図
である。
【図11】本発明の実施形態のコネクタ装置の作用説明
図で、雌雄コネクタの嵌合終了後に、後方に引いた嵌合
検知部材を再押し込みした状態を示す図3と同様の側断
面図である。
【図12】図11に示す状態のときの図4と同様の平面
図である。
【図13】従来のコネクタ装置の嵌合初期の状態を示す
側断面図である。
【図14】従来のコネクタ装置の嵌合途中の状態を示す
側断面図である。
【符号の説明】
11 雄コネクタハウジング 13 ロックレバー 17 衝合回避凸部(衝合回避手段) 17a 前斜面(第2斜面) 17b 横斜面(第1斜面) 18 脱落防止用係止部 C 嵌合検知部材 51 雌コネクタハウジング 54 突当部 71a,71b 突部 73 可撓アーム 75 先端

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に嵌合される雌コネクタハウジング
    及び雄コネクタハウジングと、 雄コネクタハウジングに設けられ、雌雄コネクタハウジ
    ングの嵌合途中で撓み変形すると共に、完全嵌合時に撓
    み前の位置に復帰し、それにより雌雄コネクタハウジン
    グをロックするロックレバーと、 雄コネクタハウジングに押し込み可能に装着され、雌雄
    コネクタハウジングの嵌合操作に応じて、予め押し込ま
    れた前進位置より押し戻され、嵌合操作終了後の再押し
    込み位置に応じて雌雄コネクタハウジングの嵌合状態を
    検知する嵌合検知部材とを備えたコネクタ装置におい
    て、 前記雌コネクタハウジングに設けられ、雌雄コネクタハ
    ウジングの嵌合操作に応じて前記嵌合検知部材に衝合
    し、前進位置に押し込まれている嵌合検知部材を中間位
    置まで押し戻す突当部と、 前記嵌合検知部材に設けられ、先端が前記雌コネクタハ
    ウジングの突当部に衝合する可撓アームと、 前記嵌合検知部材に設けられ、該嵌合検知部材が前進位
    置に押し込まれているとき前記ロックレバーの撓みを阻
    止し、嵌合検知部材が中間位置に押し戻されたときロッ
    クレバーの撓みを許し、ロックレバーが撓み変形してい
    る状態で中間位置より後方から嵌合検知部材を前進させ
    ようとしたときロックレバーと干渉して嵌合検知部材の
    前進を阻止する突部と、 前記雌雄コネクタハウジングが完全嵌合した状態で、嵌
    合検知部材を中間位置より後退させた位置から再押し込
    みするとき、可撓アームの先端を前記突当部との衝合を
    回避する位置に誘導する衝合回避手段とを備えたことを
    特徴とするコネクタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタ装置であって、 前記嵌合検知部材を前進位置にて雄コネクタハウジング
    に係止する係止手段を設けたことを特徴とするコネクタ
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のコネクタ装置で
    あって、 前記嵌合検知部材を中間位置より後退させたとき、雄コ
    ネクタハウジングからの嵌合検知部材の脱落を阻止する
    脱落防止用係止部を設けたことを特徴とするコネクタ装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のコネク
    タ装置であって、 前記衝合回避手段は、嵌合検知部材を後退位置から前進
    させるとき可撓アームの先端が当接することにより可撓
    アームの先端を前記突当部との衝合を回避する位置まで
    変位させる第1斜面を有した凸部からなり、 該凸部の前側に、嵌合検知部材を中間位置から後退させ
    るとき可撓アームの先端を、凸部を乗り越えられるよう
    に誘導する第2斜面を設けたことを特徴とするコネクタ
    装置。
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