JPH10222550A - 論理合成方法及び装置並びに論理合成プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

論理合成方法及び装置並びに論理合成プログラムを記録した記録媒体

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JPH10222550A
JPH10222550A JP9022914A JP2291497A JPH10222550A JP H10222550 A JPH10222550 A JP H10222550A JP 9022914 A JP9022914 A JP 9022914A JP 2291497 A JP2291497 A JP 2291497A JP H10222550 A JPH10222550 A JP H10222550A
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JP
Japan
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circuit
information
operation specification
logic
initial
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JP9022914A
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Hiroaki Nishi
宏晃 西
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存すべき情報量の膨大化及び該情報の解析
に必要とされる計算機リソースの増大化を回避しながら
も、与えられた動作仕様と合成された論理回路との対応
関係を容易に認識することである。 【解決手段】 与えられた動作仕様に基づいて初期回路
を生成すると共に、前記動作仕様に関する特定の情報を
抽出し、該情報をそれぞれが対応する前記初期回路の各
部分に添付する。前記初期回路の簡単化を行うと共に、
前記初期回路に添付された情報をそれぞれが対応する簡
単化後の回路の各部分に添付する。前記簡単化後の回路
に対してテクノロジマッピングを行うと共に、前記簡単
化後の回路に添付された情報をそれぞれが対応するテク
ノロジマッピング後の回路の各部分に添付する。このよ
うに、特定の情報を順次伝播することにより、合成され
た論理回路と該動作仕様とを前記情報を介して対応づけ
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理回路の自動設
計に利用される論理合成方法及び装置並びに論理合成プ
ログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、動作仕様(機能仕様)から論理回
路を合成する方法が広く研究されている。論理合成と
は、与えられた動作仕様を具体的なハードウェアである
論理回路を生成することであり、その論理合成を実現す
る手段としてCAD(Computer Aided Design:計算機支
援設計)ツールが存在する。CADツールには大別して
合成ツールと解析ツールとがあり、一般的には、合成ツ
ールで作り上げたものを解析ツールで検証・最適化しつ
つ設計を実行する。
【0003】例えば、上記合成ツールとして、特開平2
−148268号公報に記載されている論理合成装置が
知られている。図14は、この論理合成装置を示すブロ
ック図である。
【0004】この論理合成装置では、図14に示すよう
に、動作仕様(機能仕様)を入力するための回路情報入
力部101と、この入力部101により入力された動作
仕様を複数の要素の接続情報の形で格納する回路情報記
憶部103と、所定の要素を論理回路に変換するための
変換ルールが格納された変換ルール群記憶部105と、
回路情報記憶部103に格納された各要素に対し変換ル
ール群記憶部105に格納された変換ルールの該当する
ルールを適用して、各要素を論理回路に変換する論理合
成処理部107と、適用した変換ルールを該ルールが適
用された要素に対応させて格納する適用ルール記憶部1
09と、論理合成処理部107により合成された論理回
路の解析すべき要素を指定するための解析要素指定入力
部113と、この入力部113により指定された要素に
対し、適用ルール記憶部109に格納された情報を基に
該要素に適用された変換ルールを解析する適用ルール解
析部115と、この適用ルール解析部115における解
析結果を格納する解析結果記憶部117と、この解析結
果記憶部117に格納された解析結果を出力するための
出力部111とを具備したものである。
【0005】この論理合成装置は、まず、回路情報入力
部101に入力された設計すべき論理回路の動作仕様を
回路情報記憶部103に複数の要素の接続情報の形で格
納する。そして、論理合成処理部107は回路情報記憶
部103に格納された動作仕様の各要素と変換ルール群
記憶部105に予め記憶されている変換ルールとを入力
し、各要素を該当する変換ルールに基づき順次回路に合
成する。ここで、適用された変換ルール(以下、「適用
ルール」と記す)及び変換前後の要素は適用ルール記憶
部109で保持される。回路情報記憶部103に格納さ
れている全ての要素の合成が終了した時点で、与えられ
た動作仕様に対応した論理回路が合成されることにな
る。
【0006】さらに、この論理合成装置は、論理回路を
合成した後に、最終的に合成された論理回路と与えられ
た動作仕様とがどのように対応しているかを容易に探索
することができる。すなわち、論理合成終了後に、解析
すべき要素を解析要素指定入力部113に入力すると、
適用ルール解析部115はその要素と関係のある情報を
適用ルール記憶部109から解析結果記憶部117に出
力する。解析結果記憶部117に格納された情報(適用
ルールと変換前後の要素)及び変換ルール群記憶部10
5に記憶されている変換ルール自体の情報を出力部11
1が出力することにより、予め与えられた動作仕様と最
終的に合成された論理回路との対応を認識することが可
能となる。
【0007】このように、この論理合成装置において
は、変換前後の要素及びその適用ルールを全て記憶して
おくことにより、該要素及び適用ルールに基づいて解析
することで、解析すべき要素の変換前後の対応関係を論
理合成の終了後でも知ることができる。従って、回路シ
ミュレータ等の解析ツールを用いて合成された論理回路
を検証した結果、目的とする動作仕様を満たすものでな
かった場合、その原因の判断を簡易に行うことができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の論理合成装置にあっては、合成する論理回路の
規模が大きいと、それに伴い、記憶しなければならない
変換前後の要素及び適用ルールの数は必然的に増えると
いう問題点がある。そのため、これらの情報を格納する
図14の適用ルール記憶部109に利用される記憶装置
は膨大な記憶容量を持つ必要があり、コストの上昇を招
くのは必至である。また、これらの情報を圧縮して保存
することにより記憶容量を小さくすることも考えられる
が、実用的であるとは言えない。さらに保存した合成途
中の情報を解析して対応関係を求めるには多大な計算機
リソースが必要となるおそれもある。
【0009】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
のであり、その目的とするところは、保存すべき情報量
の膨大化及び該情報の解析に必要とされる計算機リソー
スの増大化を回避しながらも、与えられた動作仕様と合
成された論理回路との対応関係を容易に認識することが
できる論理合成方法及び装置並びに論理合成プログラム
を記録した記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、与えられた動作仕様から複数の変換を経
て論理回路を合成する論理合成方法において、前記動作
仕様のデータフローを表す情報、制御の順番を表す情報
及び該仕様を表す情報のうち少なくとも1つを抽出し、
この抽出された情報を前記複数の変換の際に順次伝播す
ることにある。
【0011】すなわち、まず、動作仕様を動作仕様入力
部が入力する。ここで、通常、この動作仕様は、例えば
図1に示すような動作仕様記述解釈部3により解析・解
釈され、論理回路合成部が読込み可能な形式である中間
データに変換される。そして、この中間データは一時的
に図1に示すような回路データ記憶部5に格納される。
その後、論理回路合成部により複数回の変換がなされ目
的の論理回路を合成するが、その途中段階の回路データ
もこの中間データ記憶部に格納される。また、不要とな
る回路データは削除される。
【0012】次に、前記中間データを論理回路合成部が
入力し、論理回路の合成を行う。最初に、初期回路生成
部が前記中間データに基づいて初期回路を生成すると共
に、前記動作仕様のデータフローを表す情報、制御の順
番を表す情報及び該仕様を表す情報のうち少なくとも1
つを抽出し、該情報をそれぞれが対応する前記初期回路
の各部分に添付する。
【0013】ここで、該動作仕様がハードウェア記述言
語で記述されている場合には、例えば、前記データフロ
ーを表す情報、制御の順番を表す情報としてはそのファ
イルの行番号がある。また、前記仕様を表す情報として
は存在する変数、信号名である。これらの情報は、合成
後の論理回路に添付されるものなので、対応関係を別の
データ形式で保存する必要は無く、回路データと一緒に
保管することが可能である。さらに、そのデータ量は従
来と比べて非常に小さく、解析も容易である。
【0014】次に、論理簡単部が前記初期回路の簡単化
を行うと共に、前記初期回路に添付された情報をそれぞ
れが対応する簡単化後の回路の各部分に添付する。
【0015】次に、テクノロジマッピング部が前記簡単
化後の回路に対してセルライブラリに格納された標準セ
ルを割り付けるテクノロジマッピングを行うと共に、前
記簡単化後の回路に添付された情報をそれぞれが対応す
るテクノロジマッピング後の回路の各部分に添付する。
【0016】このようにして合成された論理回路には上
述した情報が添付されているので、該情報を介して合成
前後の対応関係を容易に認識することができるのであ
る。具体的には、前記動作仕様のうち指定された部分の
前記情報を前記合成された論理回路から取り出し、この
取り出された情報に対応する前記合成された論理回路の
部分と前記動作仕様のうち指定された部分とを画面表示
することにより行われる。また、前記合成された論理回
路のうち指定された部分の前記情報を取り出し、この取
り出された情報に基づいて前記動作仕様にうち該情報に
対応する部分と前記合成された論理回路のうち指定され
た部分とを画面表示することにより行われる。この際、
これら情報は少量のデータであるので、画面表示するた
めに要する処理時間は短時間で済む。
【0017】なお、前記動作仕様が図形で表示されてい
る場合には、対応する前記合成された論理回路の部分と
前記動作仕様の部分とをその他の部分と異なる形で表示
される。その表示方法としては、例えば、対応する部分
をその他の部分と比べて太い線で描いて表示したり、色
を変え浮き彫りして表示する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る論理合成方法
及び装置並びに論理合成プログラムを記録した記録媒体
の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態に係る論理合
成装置の構成を示すブロック図であり、(a)がこの論
理合成装置の論理回路合成部周辺の構成を示す図、
(b)がこの論理合成装置の合成前後対応表示部周辺の
構成を示す図である。また、図2は、この論理合成装置
の動作を示すフローチャートである。
【0020】図1(a)において、この論理合成装置
は、設計すべき論理回路の動作仕様記述1を入力し、該
動作仕様記述1を解釈して回路データに変換する動作仕
様記述解釈部3と、動作仕様記述解釈部3が出力する前
記回路データを一時的に保持する回路データ記録部5
と、セルライブラリ15として登録された標準セルを用
いて回路データ記録部5に保持された回路データから具
体的なハードウェアである論理回路17を合成する論理
回路合成部7とを少なくとも具備している。また、論理
合成部7は、少なくとも、初期回路生成部9と、論理簡
単部11と、テクノロジマッピング部13とから構成さ
れる。
【0021】さらに、この論理合成装置は、図1(b)
に示す、予め与えられた設計すべき論理回路の動作仕様
記述1と上記論理回路合成部から出力された上記動作仕
様記述の具体的なハードウェアである論理回路17とを
入力して、合成前後の対応を取る合成前後対応表示部1
9と、合成前後対応表示部19から出力される合成前後
の対応関係を画面に表示する画面表示部21を具備する
場合もある。
【0022】動作仕様記述1は、回路動作すなわち入力
信号に応じて出力信号を回路内部記憶状態が変化する様
子を記述することで設計すべき論理回路の仕様を表現す
るものであり、通常、論理回路のハードウェハの仕様を
記述するための専用言語であるハードウェア記述言語に
より記述される。ハードウェア記述言語としては、CD
L、DDL、FDL、VHDL、Verilog−HD
L、UDL/I等がある。本実施の形態の形態では、設
計すべき論理回路の動作仕様記述は予め与えられてお
り、例えば、図3に示すようなVHDL(VHSIC hardwa
re description language )で記述された動作仕様記述
である。なお、VHDLは、IEEE標準に制定された
ハードウェア記述言語である。
【0023】動作仕様記述解釈部3は、入力した動作仕
様記述1の構文や意味を解析することでその仕様を解釈
し、該動作仕様記述1を論理回路合成部7が読込み可能
な形式である中間データに変換する。例えば、図3に示
す動作仕様記述を動作仕様記述解釈部3が解釈を行う
と、図4に示す中間データとなる。中間データは、素子
間の接続データ、文のデータ及び条件接続データから構
成され、図4(a)が素子間の接続データを、図4
(b)が文のデータ(図中Aで示す箇所)及び条件接続
データ(図中Bで示す箇所)をそれぞれ示している。素
子間の接続データと文のデータとの間には、双方向に存
在するリンク情報が張られている。また、条件接続デー
タは、文のデータのif文の選択肢で実行される文を示
している。なお、図形で表された動作仕様記述1が与え
られた場合には、図形データを図形のもつ意味を表すデ
ータ、例えば上述したハードウェア記述言語に一旦変換
した後、上記と同様に中間データに変換する。
【0024】回路データ記憶部5は、随時読み出し、書
き込みが可能である記憶装置である。この回路データ記
憶部5は、まず、動作仕様記述解釈部3から出力される
上記中間データを格納し、その後、かかる中間データを
基に論理回路合成部7により実施される種々の設計段階
で形成される回路データを随時格納し、必要に応じて削
除する。
【0025】論理回路合成部7は、回路データ記憶部5
に格納された上記中間データから具体的なハードウェア
である論理回路17を合成するものである。上述したよ
うに、この論理回路合成部7は、初期回路生成部9と、
論理簡単部11と、テクノロジマッピング部13とから
構成されるが、必要に応じて、合成される論理回路の消
費電力の低減化・最適化を行う消費電力最適化部、遅延
時間の短縮化・最適化を行う遅延時間最適化部も構成に
含まれる。なお、初期回路生成部9、論理簡単部11及
びテクノロジマッピング部13の処理については後述す
る。
【0026】セルライブラリ15は、基本論理回路を組
み合わせて作られた論理回路を最適設計し、標準セルと
してコンピュータに登録したものである。標準セルは、
最も小さな占有面積で最も高い性能が得られるように設
計されている。標準セルは、テクノロジマッピング部1
3によるテクノロジマッピング処理において使用され
る。
【0027】論理回路17は、上記動作仕様記述1を基
に論理合成された具体的なハードウェア記述である。動
作仕様記述1と同様に、ハードウェア記述言語により記
述される。
【0028】合成前後対応表示部19は、合成前である
動作仕様記述1と合成後である論理回路17とを入力
し、合成前の動作仕様記述1上で指定された行や信号、
変数名に対応する情報を合成後の論理回路17の記述か
ら取り出し、その対応関係を出力する。
【0029】画面表示部21は、上記合成前後対応表示
部19に入力される動作仕様記述1と論理回路17の記
述、及び、合成前後対応表示部19から出力される上記
対応関係を画面に表示する。
【0030】次に、本実施の形態に係る論理合成装置の
論理回路合成動作(すなわち、論理合成方法)について
図2のフローチャートを参照しつつ説明する。ここで
は、予め与えられる設計すべき論理回路の動作仕様記述
として図3に示すものを例として用いて説明する。
【0031】まず、図3に示す動作仕様記述1が動作仕
様記述解釈部3に入力される。図3に示す動作仕様記述
は、設計すべき論理回路の仕様の一部をVHDL記述で
表したものである。6行目の条件文(if文)で7行目
と9行目の信号代入文を選択する。11行目は選択され
た信号の内、8行目だけをzに代入する。また、信号
a、b、c、d、eは外部入力である。動作仕様記述解
釈部3は、この動作仕様記述1を、上述したように、論
理回路合成部7が読込み可能な形式である中間データに
変換する。図4は、図3に示す動作仕様記述1を動作仕
様記述解釈部3が変換した中間データを示す図である。
この中間データは、上述したように、素子間の接続デー
タ、文のデータ及び条件接続データから構成される。こ
の中間データは回路データ記憶部5に格納される(ステ
ップ1)。
【0032】次に、ステップ1で生成された図4に示す
中間データを論理回路合成部7が回路データ記憶部5か
ら読み出し、論理合成が行われる。
【0033】具体的には、まず最初に、中間データに基
づき初期回路生成部9が外部端子、論理素子、機能素子
間の結線情報を表した初期回路を生成する(ステップ
2)。図5は、図4に示す中間データに基づいて初期回
路生成部9が生成した初期回路を示す図である。この初
期回路では、図4(図3)の信号a、b、c、d、eが
入力端子a、b、c、d、eで構成される入力端子群2
3、さらに図4のzとoが出力端子z及び出力端子oで
構成される出力端子群25となっている。図4の6行目
の条件文(if c)は条件信号cの値でthenとe
lseの代入を選択するので選択器(SEL素子)27
となり、一方、図4の7行目の加算(t<=a+b)が
加算器(+素子)29、9行目の加算(t<=d+e)
が加算器(+素子)31となっている。また、図4のt
は端子を表す素子t(TER素子)33となり、出力端
子zと出力端子oそれぞれに接続されている。ここで、
各素子間を接続する線分はそれぞれの結線を示してい
る。また、各素子に設けられた小さな四角は各素子のピ
ンを示し、各ピンにはそのピンを識別するタイプやビッ
ト幅などが格納される。例えば、線分35は加算器29
と選択器27との結線を表している。また、四角37が
前記結線関係についての加算器29のピンであり、四角
39は同様に前記結線関係についての選択器27のピン
を表している。本実施の形態では、次の情報がさらに上
述したピンに添付される。すなわち、各ピンには図3に
示す動作仕様記述の各文のデータの行番号や信号名が添
付され、これらの情報が上記動作仕様記述から上記初期
回路に伝播されることになる。例えば、選択器27と入
力端子cとの間を接続する線分41が示す結線関係は図
3の6行目に対応するものなので、選択器27のピン4
3には上記6行目を意味するフラグ45が添付されてい
る。また、素子t33と選択器27との間を接続する線
分47が示す結線関係は図3の7行目及び9行目に対応
するものであり、従って、素子t33のピン49には上
記7行目及び9行目を意味するフラグ51が添付されて
いる。同様に、素子t33のピン53にはフラグ55
が、ピン57にはフラグ59がそれぞれ添付されてい
る。
【0034】次に、上記ステップ2で求められた図5に
示す初期回路に対して論理簡単部11が簡単化・最適化
を実施する(ステップ3)。ここでは、上記選択器や加
算器等の抽象素子から構成されたネットワークである初
期回路を論理ゲートを用いたネットワークに展開し、そ
の際に論理式の簡単化・最適化の処理を行うのである。
図6は、図5に示す初期回路に論理簡単部11が簡単化
・最適化処理を施した結果を示す図である。なお、図6
では、最上位桁(most significant bit:msb)のみ
が示されている。図6において、この簡単化・最適化が
施された回路(以下、「簡単化回路」と記す)では、図
5の加算器29がフルアダー(full adder:FA)61
に、加算器31がフルアダー63にそれぞれ展開され、
また、選択器27はORゲート(論理和)65、AND
ゲート(論理積)67、69及びインバータ71から構
成される論理ゲート73に展開されている。一方、素子
t33は削除されている。ここで、上記ステップ2と同
様に、図3に示す動作仕様記述の各文のデータの行番号
や信号名が図5の初期回路から図6の簡単化回路に伝播
される。すなわち、図6の簡単化回路を構成する論理ゲ
ートのピンに、それぞれが対応する図5の素子のピンに
添付されている行番号をフラグとして添付するのであ
る。ここでは、図6の簡単化回路を構成する論理ゲート
の出力ピンに添付しているが、入力ピン若しくはその両
方に添付しても構わない。例えば、入力端子a、bを入
力するとフルアダー61は図5の加算器29に対応する
ので、その出力ピン75には行番号7を意味するフラグ
77が添付され、入力端子d、eを入力とするフルアダ
ー63は図5の加算器31に対応するので、その出力ピ
ン79には行番号9を意味するフラグ81が添付され
る。また、図5の選択器27を展開して合成された上記
論理ゲート73を構成するORゲート65、ANDゲー
ト67、69及びインバータ71の出力ピン83、8
5、87及び89には図5の選択器27のピンが有して
いた行番号6、7、9を意味するフラグ91、93、9
5及び97がそれぞれ添付される。また、図5の素子t
33は本ステップにおいて削除されるが、この情報につ
いても、次のように伝播される。すなわち、図5におい
て、素子t33が接続されていた素子、例えば素子t3
3の1つ前に接続されている選択器27に対応する論理
ゲート73の出力ピンに素子t33の名前であるtが信
号名として添付される。従って、図6に示すORゲート
65、ANDゲート67、69及びインバータ71の出
力ピン83、85、87及び89には行番号6、7、9
及び上記信号名tを意味するフラグ91、93、95及
び97が添付されることになる。なお、ここでは、素子
の削除を行う場合、その名前を示す信号名は1つ前に接
続している素子の出力ピンに添付する規則を用いている
が、1つ後に接続している素子の入力ピン若しくはその
両方に添付しても良い。
【0035】次に、上記ステップ3で簡単化・最適化さ
れた論理回路に対してテクノロジマッピング部13がテ
クノロジマッピング処理を行う(ステップ4)。ここで
は、簡単化・最適化された論理回路を上述した図1のセ
ルライブラリ15に格納されている標準セルを割り付け
て新たに組み直される。図7は、図6に示す簡単化回路
に上記セルライブライ15を用いてテクノロジマッピン
グ処理を施した結果を示す図である。図7において、こ
のテクノロジマッピング処理が施された回路(以下、
「テクノロジマッピング化回路」と記す)では、例え
ば、図6の選択回路73には、図1のセルライブラリ1
5に標準セルとして登録されたマルチプレクサ(MUX
21)99及び該マルチプレクサ(MUX21)99の
出力の極性を反転させるインバータ(IVP)101と
が割り付けられている。ここで、かかるテクノロジマッ
ピング処理の際、図6の論理ゲートにどの標準セルを割
り付けるかという対応関係を利用し、テクノロジマッピ
ング処理前の論理ゲートに添付されている上記行番号や
信号名をテクノロジマッピング処理により割り付けられ
た標準セルに添付することによりそれらの情報を伝播す
る。従って、図7のマルチプレクサ99の出力ピン10
3及びインバータ101の出力ピン105には図6の選
択回路73が有していた行番号6、7、9及び信号名t
を意味するフラグ107及び109が添付され、その結
果、それらの情報がテクノロジマッピング処理前後にお
いて伝播されることになる。
【0036】最後に、上記ステップ4で算出されたテク
ノロジマッピング処理後の回路が上述したハードウェア
記述言語で再び記述され、図1の論理回路17として論
理回路合成部7から出力される(ステップ5)。図8
は、図7に示すテクノロジマッピング処理後の回路をハ
ードウェア記述言語の1つであるVHDLで記述した論
理回路記述を示す図である。図8に示すように、図3の
動作仕様記述は2つの1ビットフルアダー(G3:FA
1、G4:FA1)、1つの2入力1出力マルチプレク
サ(G2:MUX21)、1つのパワーインバータ(G
1:IVP)から構成される論理回路として合成された
ことになる。ここで、上述したステップで順次伝播され
たきた上記行番号及び信号名はコメント111の形とし
て付加される。VHDLでは、コメント111は各行の
記述におけるハイフン、ハイフン(−−)以下と規定さ
れている。例えば、マルチプレクサ(G2:MUX2
1)のコメントは「line:6,7,9 node:t 」であり、「li
ne:6,7,9」が行番号6、7、9を意味し、「node:t」が
信号名tを意味するものである。従って、このコメント
を見れば、かかるマルチプレクサ(G2:MUX21)
が、最初に与えられた図3に示す動作仕様記述の行番号
6、7、9の記述及び端子tに対応するものであること
を容易に認識することができる。
【0037】次に、本実施の形態に係る論理合成装置の
合成前後対応表示動作について説明する。
【0038】図1(b)において、合成前後対応表示部
19は、予め与えられた設計すべき論理回路の動作仕様
記述1と上記論理回路合成部7により合成された、前記
動作仕様記述1の具体的なハードウェアである論理回路
17の記述を取り込む。そして、画面表示部21は、上
記合成前後対応表示部19が取り込んだ2つの記述を同
時にそれぞれ別のウィンドウに行番号付きで表示する。
図9は、画面表示部21が図3に示す動作仕様記述と図
8に示す論理回路の記述を表示したときの図である。図
9において、ウィンドウ113には合成前である図3の
動作仕様記述がエディタを用いて行番号と一緒に表示さ
れており、またコントロールパネルとコマンド入力サブ
ウィンドウがついている。一方、ウィンドウ115には
同様に合成後である図8の論理回路の記述が表示されて
いる。ウィンドウ113内の動作仕様記述上でマウスや
トラックボール等のポインティングデバイスにより指定
された行や信号、変数名に対応する情報をウィンドウ1
15内の論理回路の記述のコメントから取り出し、上記
2つの記述の関連ある行と行若しくは行と信号名を背景
の色を変えて表示する。例えば、上記ポインティングデ
バイスによりウィンドウ113に表示されている合成前
の動作仕様記述の7行目を反転させ、コントロールパネ
ルのボタンを押すと、ウィンドウ115に表示されてい
る合成後の論理回路の記述の7行目から9行目の色が変
わる。すなわち、合成前の動作仕様記述の所定の行番号
の記述に対応する記述を合成後の論理回路の記述から探
し出すことができる。
【0039】上記コントロールパネルのボタンには合成
前の行番号から合成後の行を探す機能のもののほか、合
成前の記述の信号名から合成後の行を探すもの、合成後
の行から合成前の記述の行を探すものや、合成後の信号
名から対応する合成前の記述の信号名を探し出す、それ
らの背景の色を変えて表示させるもの等がある。同様に
ウィンドウ下のコマンド入力ウィンドウから、例えばコ
マンド“gtafs 7 ”を入力して合成後の記述の7行目か
ら9行目の黒いハッチのかかったところが対応する記述
として表示される。上記ボタンと同様にコマンドにも、
合成前の行番号から合成後の行をとるものや、合成後の
信号名から対応する合成前の記述の信号名をとりそれぞ
れ背景の色を変えて表示させる機能を持ったものもあ
る。
【0040】上述した実施の形態においては、最初に与
えられる動作仕様記述が図3に示すようなハードウェア
記述言語により記述されている場合について説明した
が、以下では合成前の動作仕様と合成後の論理回路が共
に図形を用いて表示されている場合について説明する。
図10は、合成前の動作仕様を図形を用いて表示したも
のの一例を示す図であり、ハードウェア記述言語(VH
DL)で記述した場合に図3に示す動作仕様記述となる
ものである。例えば、図形117と119は加算器を表
し、図形121はif文の機能を有するマルチプレクサ
を表している。
【0041】図10に示す図形を用いた動作仕様が与え
られた場合、まず最初にハードウェア記述言語により図
4に示す動作仕様記述に一旦変換される。ここで、図1
1は、図10の各図形と図4の動作仕様記述との対応関
係を表す情報を示す図である。図11において、「Elem
ent 」は素子の情報を表すキーワードであり、それに続
いて順に識別子、タイプ、結線している線の識別名(入
力:出力)、行番号、信号名が記載される。例えば、
「Element_3 」は、図10の図形(マルチプレクサ)1
21に対応しており、「_3」が識別子、「SEL 」がタイ
プ、「$7 $6 $5 $8 」が結線している線の識別名(入
力)、「$9」が結線している線の識別名(出力)「[6、
7、8、9]」が図4の動作仕様記述の行番号、「{ } 」が
図4の動作仕様記述の信号名をそれぞれ示している。な
お、説明上、図10中には「_3」や「$9」が表示されて
いるが、これらは本実施の形態に係る論理合成装置によ
っては自動的に振られた識別名であり、実際には画面上
には表示されない。
【0042】上述したように一旦変換されると、その後
上記と同様に初期回路の生成、簡単化・最適化、テクノ
ロジマッピングが順次行われ、図7に示す回路が合成さ
れる。そして、図形を用いた論理回路が表示される。図
12は、図形を用いて表した論理合成後の回路を示す図
である。また、図13は、図12の各図形と図4の動作
仕様記述との対応関係を表す情報を示す図である。図1
3において、上記図11と同様に、「Element 」は素子
の情報を表すキーワードであり、それに続いて順に識別
子、タイプ、結線している線の識別名(入力:出力)、
行番号、信号名が記載される。例えば、「Element G2」
は、図12の図形(MUX21)123に対応してお
り、「G2」が識別子、「MUX21 」がタイプ、「t2 t3 c
」が結線している線の識別名(入力)、「t1」が結線
している線の識別名(出力)「[6、7、9] 」が図4の動作
仕様記述の行番号、「{t} 」が図4の動作仕様記述の信
号名をそれぞれ示している。なお、ここでも、説明上、
図12中には「G2」や「t1」が表示されているが、これ
らは本実施の形態に係る論理合成装置によっては自動的
に振られた識別名であり、実際には画面上には表示され
ない。
【0043】そして、例えば図12の図形(MUX2
1)123をマウス等で指定すると、その図形を構成す
る線が太くなる。それと共に、図13から図形123に
対応する「Element G2」に記載されている図4の動作仕
様記述の行番号「[6、7、9] 」及び信号名「{t} 」が取り
出される。そして、得られた行番号「[6、7、9] 」及び信
号名「{t} 」に関連する合成前の図形を図11から探し
出す。その結果、「Element_3 」及び「Element_4 」が
探し出され、「Element_3 」及び「Element_4 」に対応
する図10の図形(SEL)121と図形(IV)12
5が太線で画面表示される。
【0044】なお、上述した論理合成方法を実現するた
めのプログラムはコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に保存することができる。この記録媒体をコンピュータ
システムによって読み込ませ、前記プログラムを実行し
てコンピュータを制御しながら上述した論理合成方法を
実現することができる。ここで、前記記録媒体とは、メ
モリ装置、磁気ディスク装置、光ディスク装置等、プロ
グラムを記録することができるような装置が含まれる。
【0045】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、予め
与えられた動作仕様とそれに基づいて合成された論理回
路の対応関係を容易に認識することができる。従って、
回路シミュレータ等の解析ツールで検証した結果、動作
仕様を満足するものでなかった場合に、その原因の判断
を容易に行うことができ、それにより、効率的に最適化
しながら設計を進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る論理合成装置の構成
を示すブロック図であり、(a)がこの論理合成装置の
論理回路合成部周辺の構成を示す図、(b)がこの論理
合成装置の合成前後対応表示部周辺の構成を示す図であ
る。
【図2】図1の論理合成装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】図1の動作仕様記述の一例を示す図である。
【図4】図3の動作仕様記述を図1の動作仕様記述解釈
部により解釈された結果を示す図である。
【図5】図3の動作仕様記述に基づいて図1の初期回路
生成部が生成した初期回路を示す図である。
【図6】図5の初期回路に対して図1の論理簡単部が簡
単化・最適化を実施した結果を示す図である。
【図7】図6の簡単化回路に図1のセルライブライを用
いてテクノロジマッピング処理を施した結果を示す図で
ある。
【図8】図7のテクノロジマッピング処理後の回路をハ
ードウェア記述言語の1つであるVHDLで記述した論
理回路記述を示す図である。
【図9】図1の画面表示部が図3の動作仕様記述と図8
の論理回路の記述を表示したときの図である。
【図10】合成前の動作仕様を図形を用いて表示したも
のの一例を示す図である。
【図11】図10の各図形と図4の動作仕様記述との対
応関係を表す情報を示す図である。
【図12】図形を用いて表した論理合成後の回路を示す
図である。
【図13】図12の各図形と図4の動作仕様記述との対
応関係を表す情報を示す図である。
【図14】従来の論理合成装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 動作仕様記述 3 動作仕様解釈部 5 回路データ記憶部 7 論理回路合成部 9 初期回路生成部 11 論理簡単部 13 テクノロジマッピング部 15 セルライブラリ 17 論理回路 19 合成前後対応表示部 21 画面表示部 23 入力端子群 25 出力端子群 27 選択器 29、31 加算器 33 素子t 35、41、47 線分 37、39、43、49、53、57、75、79、8
3、85、87、89ピン 45、51、55、59、77、81、91、93、9
5、97、107、109 フラグ 61、63 フルアダー 65 ORゲート 67、69 ANDゲート 71、101 インバータ 73 論理ゲート 99 マルチプレクサ 103、105 出力ピン 111 コメント 113、115 ウィンドウ 117、119、121、、123、125 図形 201 回路情報入力部 203 回路情報記憶部 205 変換ルール群記憶部 207 論理合成処理部 209 適用ルール記憶部 211 出力部 213 解析要素指定入力部 215 適用ルール解析部 217 解析結果記憶部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた動作仕様から複数の変換を経
    て論理回路を合成する論理合成方法において、 前記動作仕様のデータフローを表す情報、制御の順番を
    表す情報及び該仕様を表す情報のうち少なくとも1つを
    抽出し、 この抽出された情報を前記複数の変換の際に順次伝播す
    ることを特徴とする論理合成方法。
  2. 【請求項2】 与えられた動作仕様を入力し、 この入力された動作仕様に基づいて初期回路を生成する
    と共に、前記動作仕様のデータフローを表す情報、制御
    の順番を表す情報及び該仕様を表す情報のうち少なくと
    も1つを抽出し、該情報をそれぞれが対応する前記初期
    回路の各部分に添付し、 前記初期回路の簡単化を行うと共に、前記初期回路に添
    付された情報をそれぞれが対応する簡単化後の回路の各
    部分に添付し、 前記簡単化後の回路に対してセルライブラリに格納され
    た標準セルを割り付けるテクノロジマッピングを行うと
    共に、前記簡単化後の回路に添付された情報をそれぞれ
    が対応するテクノロジマッピング後の回路の各部分に添
    付することを特徴とする論理合成方法。
  3. 【請求項3】 与えられた動作仕様を入力し、 この入力された動作仕様に基づいて初期回路を生成する
    と共に、前記動作仕様のデータフローを表す情報、制御
    の順番を表す情報及び該仕様を表す情報のうち少なくと
    も1つを抽出し、該情報をそれぞれが対応する前記初期
    回路の各部分に添付し、 前記初期回路の簡単化を行うと共に、前記初期回路に添
    付された情報をそれぞれが対応する簡単化後の回路の各
    部分に添付し、 前記簡単化後の回路に対してセルライブラリに格納され
    た標準セルを割り付けるテクノロジマッピングを行うと
    共に、前記簡単化後の回路に添付された情報をそれぞれ
    が対応するテクノロジマッピング後の回路の各部分に添
    付し、 前記動作仕様から合成された論理回路と該動作仕様とを
    前記情報を介して対応づけすることを特徴とする論理合
    成方法。
  4. 【請求項4】 前記対応づけステップは、 前記動作仕様のうち指定された部分の前記情報を前記合
    成された論理回路から取り出し、 この取り出された情報に対応する前記合成された論理回
    路の部分と前記動作仕様のうち指定された部分とを画面
    表示することを特徴とする請求項3記載の論理合成方
    法。
  5. 【請求項5】 前記動作仕様のデータフローを表す情
    報、制御の順番を表す情報は、該動作仕様がハードウェ
    ア記述言語で記述されている場合には、そのファイルの
    行番号であることを特徴とする請求項1、2、3又は4
    記載の論理合成方法。
  6. 【請求項6】 前記動作仕様を表す情報は、該動作仕様
    がハードウェア記述言語で記述されている場合には、そ
    の記述に存在する変数、信号名であることを特徴とする
    請求項1、2、3又は4記載の論理合成方法。
  7. 【請求項7】 与えられた動作仕様を入力する動作仕様
    入力部と、 前記動作仕様に基づいて初期回路を生成すると共に、前
    記動作仕様のデータフローを表す情報、制御の順番を表
    す情報及び該仕様を表す特徴的な情報のうち少なくとも
    1つを抽出し、該情報をそれぞれが対応する前記初期回
    路の各部分に添付する初期回路生成部、前記初期回路の
    簡単化を行うと共に、前記初期回路に添付された情報を
    それぞれが対応する簡単化後の回路の各部分に添付する
    論理簡単部、及び前記簡単化後の回路に対してセルライ
    ブラリに格納された標準セルを割り付けるテクノロジマ
    ッピングを行うと共に、前記簡単化後の回路に添付され
    た情報をそれぞれが対応するテクノロジマッピング後の
    回路の各部分に添付するテクノロジマッピング部から構
    成される論理回路合成部とを少なくとも有することを特
    徴とする論理合成装置。
  8. 【請求項8】 与えられた動作仕様を入力する動作仕様
    入力部と、 前記動作仕様に基づいて初期回路を生成すると共に、前
    記動作仕様のデータフローを表す情報、制御の順番を表
    す情報及び該仕様を表す特徴的な情報のうち少なくとも
    1つを抽出し、該情報をそれぞれが対応する前記初期回
    路の各部分に添付する初期回路生成部、前記初期回路の
    簡単化を行うと共に、前記初期回路に添付された情報を
    それぞれが対応する簡単化後の回路の各部分に添付する
    論理簡単部、及び前記簡単化後の回路に対してセルライ
    ブラリに格納された標準セルを割り付けるテクノロジマ
    ッピングを行うと共に、前記簡単化後の回路に添付され
    た情報をそれぞれが対応するテクノロジマッピング後の
    回路の各部分に添付するテクノロジマッピング部から構
    成される論理回路合成部と、 前記論理回路合成部により前記動作仕様から合成された
    論理回路と該動作仕様とを前記情報を介して対応づけす
    る対応づけ部とを少なくとも有することを特徴とする論
    理合成装置。
  9. 【請求項9】 与えられた動作仕様を入力する動作仕様
    入力ステップと、 前記動作仕様に基づいて初期回路を生成すると共に、前
    記動作仕様のデータフローを表す情報、制御の順番を表
    す情報及び該仕様を表す特徴的な情報のうち少なくとも
    1つを抽出し、該情報をそれぞれが対応する前記初期回
    路の各部分に添付する初期回路生成ステップと、 前記初期回路の簡単化を行うと共に、前記初期回路に添
    付された情報をそれぞれが対応する簡単化後の回路の各
    部分に添付する簡単化ステップと、 前記簡単化後の回路に対してセルライブラリに格納され
    た標準セルを割り付けるテクノロジマッピングを行うと
    共に、前記簡単化後の回路に添付された情報をそれぞれ
    が対応するテクノロジマッピング後の回路の各部分に添
    付するテクノロジマッピングステップと、 前記初期回路生成ステップ、簡単化ステップ及びテクノ
    ロジマッピングステップにより前記動作仕様から合成さ
    れた論理回路と該動作仕様とを前記情報を介して対応づ
    けする対応づけステップとを含み、これらステップをコ
    ンピュータに実行させることを特徴とする論理合成プロ
    グラムを記録した記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6243852B1 (en) 1997-08-29 2001-06-05 Nec Corporation Method of and an apparatus for logic circuit synthesis
JP2010527476A (ja) * 2007-05-09 2010-08-12 シノプシス インコーポレイテッド 自動回路設計及びシミュレーションに使用するための技術

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